JP3239658B2 - 正荷電性トナー - Google Patents

正荷電性トナー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録お
よび静電印刷等における静電潜像を現像するためのトナ
ー、さらに詳しくは正荷電性に優れたトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】静電潜像の現像は、種々な方式で感光体
上に形成された正または負の電荷を有する静電潜像に対
し、負または正に摩擦帯電されたトナーを静電的に吸着
させることにより行われ、次いで転写紙上にトナー画像
を転写し、定着させることにより現像画像の定着が行わ
れる。本発明はそのようなトナーのうち、正に摩擦帯電
されて使用される正荷電性トナーに関する。
【0003】従来より正荷電性トナーとしては、例えば
スチレン−アクリル系樹脂にニグロシン系染料等の正荷
電制御剤を添加した正荷電性トナーが知られ、かかるト
ナーには流動化剤等の後処理剤として、ジメチルジクロ
ルシラン等のシランカップリング剤で疎水化処理された
シリカが外添されている。
【0004】近年では、複写機等の画像形成装置の低温
定着化、高速化を達成するためのトナーの定着性も要求
されるため、トナーに使用するバインダー樹脂の分子量
を小さくする必要がある。しかしながら、従来の正荷電
性トナーに分子量の小さいバインダー樹脂を使用する
と、特に高温下に保管後に使用した場合に、トナーの帯
電量が最初に設定された値から減衰し、その結果トナー
飛散が多くなり地肌カブリや白紙部分へのトナー飛散、
および現像装置周辺にトナー汚れが生ずる等の問題が発
生する。そのため、帯電量に経時変化がなく、環境変
化、例えば湿度変化等により、著しい帯電量の減衰や固
化等の変化を生じないトナーが要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、環境
安定性、帯電安定性、定着性に優れ、さらにカブリ等の
ない鮮明な現像画像を高速複写においても形成できる正
荷電性トナーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナーバイン
ダー樹脂が酸価1〜10.0KOHmg/gのスチレン−アクリル系
樹脂であり、アミノ系カップリング剤および疎水化剤で
表面処理されたpH6.5〜9.0および疎水化度55以上の疎水
性シリカ微粉体を外添してなる正荷電性トナーに関す
る。
【0007】本発明はバインダー樹脂に所定の酸価をも
たせたバインダー樹脂で正荷電性トナーを構成させ、バ
インダー樹脂と外添混合する後処理剤(シリカ微粉体)
に所定のpHをもたせることで、バインダー樹脂および
後処理剤の混合分散性を向上させ、実機内での後処理剤
の離脱を防止し、画像ノイズの軽減をはかると共に安定
した帯電特性を有する正荷電性トナーとすることができ
る。
【0008】本発明によるスチレン−アクリル共重合体
樹脂を構成するスチレン系モノマーの例としては、スチ
レン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−
tert−ブチルスチレン、p−クロルスチレン等のス
チレン系単量体およびその誘導体を用いることができ
る。
【0009】また、スチレン系モノマーに共重合させる
モノマー成分としては、アクリル酸およびメタクリル酸
等のモノマーに加えてメタクリル酸メチル、メタクリル
酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸t−ブチル、メタクリル酸n−ペンチル、メタクリル
酸イソペンチル、メタクリル酸ネオペンチル、メタクリ
ル酸3−(メチル)ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メ
タクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニル、メタクリル
酸デシル、メタクリル酸ウンデシルおよびメタクリル酸
ドデシル等のメタクリル酸モノマー;アクリル酸メチ
ル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸t−ブチル、アクリル酸n−ペンチル、アクリ
ル酸イソペンチル、アクリル酸ネオペンチル、アクリル
酸3−(メチル)ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリ
ル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、
アクリル酸ウンデシルおよびアクリル酸ドデシル等のア
クリル酸モノマー;アクリロニトリル、マレイン酸、マ
レイン酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸
ビニル、ビニルメチルエチルケトン、ビニルヘキシルケ
トン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルお
よびビニルイソブチルエーテル等のビニル系モノマーを
用いることができる。
【0010】バインダー樹脂としてのスチレン−アクリ
ル系樹脂の酸価は、(メタ)アクリル酸の量を調節して
スチレン−アクリル共重合体に含有させることにより制
御し、1〜10.0KOHmg/g、好ましくは3〜1
0KOHmg/gとする。
【0011】適度の酸価をもったバインダー樹脂に後述
する所定のpHを示す後処理剤を外添することにより、
双方の混合分散性が向上し、後処理剤の離脱が防止さ
れ、画像カブリの軽減および帯電量の安定化がはかられ
る。
【0012】バインダー樹脂の酸価が1KOHmg/g
より小さいと後処理剤の離脱防止の効果が不十分となる
ばかりでなく、トナー帯電量が高くなり易く帯電量安定
化も不十分となる。バインダー樹脂の酸価が10.0K
OHmg/gより大きいとトナー帯電量が低下したりト
ナーの環境安定性が低下してしまう。
【0013】本発明に用いるバインダー樹脂の分子量と
しては、通常使用されている値を有するように調製され
たものを用いることができ、高速複写に対応させて低分
子量化させた樹脂を用いても本発明の効果を十分に享受
することができる。
【0014】本発明のトナーは、上記したバインダー樹
脂を主成分として、少なくとも着色剤およびオフセット
防止剤等の添加剤と混合、混練した後、粉砕、分級する
ことにより得られる粒子にpH6.5〜9.0、好まし
くは7.5〜8.5を示すシリカ微粉体を外添混合して
製造される。
【0015】本発明ではシリカ微粉体をアミノ系カップ
リング剤および疎水化剤で表面処理したpH6.5〜
9.0を示すようにした疎水性シリカ微粉体が用いられ
る。ジメチルジクロルシラン等の疎水化剤により疎水化
処理されているシリカは、そのpH値は通常3〜6であ
る。本発明においてはpHが6.5より小さいシリカ微
粉体を使用すると、負荷電性が強くなり逆帯電成分が発
生し易くなるため、高温下保管後のカブリ等の問題を有
効に防止することができなくなる。pHの上限を9.0
としているのは、製造上の困難性のためである。
【0016】本発明で用いるのに好ましいアミノ系カッ
プリング剤は次のような構造式で示されるものである。
【化1】
【0017】疎水化剤としての有機ケイ素化合物の例
は、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、トリ
メチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメ
チルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリル
ジメチルクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラ
ン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメ
チルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラ
ン、ρ−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチル
ジメチルクロルシラン、トリオルガノシリルメルカプタ
ン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオルガノシリ
ルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシシラン、さ
らに、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシ
ロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサ
ン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン、お
よび1分子当たり2から12個のシロキサン単位を有し
末端に位置する単位にそれぞれ1個までのSiに結合し
た水酸基を含有するジメチルポリシロキサン等がある。
これらは1種または2種以上の混合物で用いられる。
【0018】また、本発明に用いられるシリカ微粉体を
表面処理するには、従来公知の表面処理方法が用いられ
る。例えばシリカ微粉体と反応または物理吸着する有機
ケイ素化合物等で化学的に処理することにより疎水化さ
れる。好ましい方法としては、ケイ素ハロゲン化合物の
蒸気相酸化により生成されたシリカ微粉体を前記したア
ミノ系カップリング剤で処理した後、またはアミノ系カ
ップリング剤で処理すると同時に有機ケイ素化合物で処
理する。
【0019】アミノ系カップリング剤と疎水化剤の使用
量は、最終的に得られる無機微粉体がpH6.5〜9.
0を有し、疎水化度として55以上を有するものであれ
ば特に限定されないが、通常シリカ微粉体をアミノ系カ
ップリング剤と疎水化剤を3:1〜1:3、好ましくは
2:1〜1:2の使用割合で処理すればよい。
【0020】アミノ系カップリング剤と疎水化剤の合計
量は無機微粉体に対して5〜20重量%、好ましくは1
0〜15重量%である。
【0021】本発明においてシリカ微粉体のpHは、シ
リカ微粉体の試料4重量部を水とアセトンの混合溶媒
(1:1)96重量部に懸濁させ、pHメーターで測定
した値である。
【0022】また、疎水化度はメタノール試験滴定によ
り測定され、その値が55以上、好ましくは60以上示
すことが好ましい。疎水化度が55より小さいと、外気
の湿度変化による帯電リーク幅が大きくなり帯電量の環
境安定性が損なわれる。
【0023】メタノール試験滴定の具体的方法は、20
0ccのビーカーに蒸留水50ccを入れ、さらにシリ
カ微粉体を0.2g入れる。そしてこの溶液を撹拌しな
がらメタノールを滴下し、シリカ微粉体の全量が湿潤さ
れた際のメタノールおよび水の混合物中のメタノールの
百分率として表される。
【0024】本発明のシリカ微粉体は、前述の粉砕、分
級して得られた粒子100重量部に対して0.05〜
0.3重量部、好ましくは0.1〜0.2重量部外添さ
れる。外添の方法は、該粒子にシリカ微粉体を混ぜ合わ
せて、混合処理すればよく、通常の方法を採用すればよ
い。シリカ微粉体の添加量が0.05重量部より小さい
と添加の効果がほとんどなく流動性が低下し、0.3重
量部より多いとキャリアに対するスペントが増加し現像
剤の耐久性低下の原因となる。
【0025】本発明のトナーには、その他に必要に応じ
て荷電制御剤(ニグロシン系あるいはトリフェニルメタ
ン系等の正荷電制御剤等)、クリーニング助剤としての
樹脂ビーズ(テフロン、ポリエチレン、シリコーン、ス
チレン系樹脂、アクリル系樹脂等)等を添加してもよ
い。以上のように得られるトナーは、正荷電性で使用す
ることのできる現像方式であればいずれのものにも適用
可能であり、環境安定性、帯電安定性、定着性に優れカ
ブリ等のない優れた画質の画像を形成することができ
る。
【0026】
【合成例】シリカ微粉体Aの合成 シリカLot.200(デグサ社製)100gを窒素雰
囲気下のフラスコに入れ、これを十分に撹拌しながらア
ミノシラン4gおよびヘキサメチルジシラザン6gをス
プレー注入し、140℃で2時間還流させ、乾燥させ
た。そして、放冷後シリカ微粉体A(pH8.5、疎水
化度60)を得た。
【0027】シリカ微粉体Bの合成 シリカ微粉体Aの合成において、ヘキサメチルジシラザ
ン6gに代えて、10gのヘキサメチルジシラザンを用
いた以外は、シリカ微粉体Aの合成法と同様にしてシリ
カ微粉体B(pH7.5、疎水化度80)を得た。
【0028】シリカ微粉体Cの合成 シリカ微粉体Aの合成において、ヘキサメチルジシラザ
ン6gに代えて、10gのジメチルジクロルシランを用
いた以外は、シリカ微粉体Aの合成法と同様にしてシリ
カ微粉体C(pH4、疎水化度40)を得た。
【0029】シリカ微粉体Dの合成 シリカ微粉体Aの合成において、ヘキサメチルジシラザ
ン6gに代えて、10gのオクチルトリメトキシシラン
を用いた以外は、シリカ微粉体Aの合成法と同様にして
シリカ微粉体D(pH5.5、疎水化度50)を得た。
【0030】実施例1 ・熱可塑性スチレン−アクリル樹脂(酸価5KOHmg/g、Tg60℃) (Mn:4000、Mw:200000) 100重量部 スチレン 70重量% アクリル酸ブチル 14重量% メタクリル酸ブチル 14重量% メタクリル酸 2重量% ・カーボンブラック(モーガルl(エル)、キャボット製) 10重量部 ・ニグロシン染料(ニグロシンベースEX、オリエント化学社製) 5重量部 ・ポリプロピレンワックス(ビスコール550P、三洋化成社製) 5重量部
【0031】上記材料をヘンシェルミキサーで充分混合
した後、PCM30(1/d=32.5)で連続押し出
し混練した。混練物を冷却後、フェザーミルを用い粗粉
砕した。粗粉砕物を機械式粉砕機(クリプトロンKTM
−O型、川崎重工業社製)で微粉砕した。微粉砕物を風
力分級し、さらに機械式分級機(50ATP分級機、ホ
ソカワミクロン社製)で分級し、平均粒径11μmの微
粉末を得た。得られた微粉末にシリカ微粉体A(pH
8.5、疎水化度60)0.2重量%を添加混合処理
し、トナー1を得た。
【0032】実施例2 実施例1において、シリカ微粉体Aに代えて、シリカ微
粉体B(pH7.5、疎水化度80)を用いた以外は、
実施例1と同様にしてトナー2を得た。
【0033】実施例3 カーボンブラックとして、モーガルl(エル)10重量
部に代えて♯50(三菱化成社製)7重量部を用いた以
外は、実施例1と同様にしてトナー3を得た。
【0034】実施例4 バインダー樹脂として、酸価10KOHmg/g、Tg
58℃のスチレン−アクリル樹脂(Mn:4500、M
w:250000、スチレン60%;アクリル酸ブチル
19%;メタクリル酸ブチル18%;メタクリル酸3
%)を用いた以外は、実施例1と同様にしてトナー4を
得た。
【0035】比較例1 バインダー樹脂として、酸価0KOHmg/g、Tg5
7℃のスチレン−アクリル樹脂(Mn:5000、M
w:300000、スチレン70%;アクリル酸ブチル
15%;メタクリル酸ブチル15%)を用いた以外は、
実施例3と同様にしてトナーaを得た。
【0036】比較例2 実施例1において、シリカ微粉体Aに代えて、シリカ微
粉体D(pH5.5、疎水化度50)を用いた以外は、
実施例1と同様にしてトナーbを得た。
【0037】比較例3 バインダー樹脂として、酸価30KOHmg/g、Tg
60℃のスチレン−アクリル樹脂(Mn:4000、M
w:250000、スチレン60%;アクリル酸ブチル
15%;メタクリル酸ブチル15%;メタクリル酸10
%)を用いた以外は、実施例3と同様にしてトナーcを
得た。
【0038】比較例4 実施例1において、シリカ微粉体Aに代えて、シリカ微
粉体C(pH4.0、疎水化度40)を用いた以外は、
実施例1と同様にしてトナーdを得た。
【0039】比較例5 実施例1において、シリカ微粉体Aに代えて、シリカ微
粉体C(pH4.0、疎水化度40)を用いたことと、
スチレン−アクリル樹脂中のメタクリル酸含量を調整し
てスチレン−アクリル樹脂の酸価を0KOHmg/gに
したことを除いて、実施例1と同様にしてトナーeを得
た。
【0040】比較例6 実施例1において、シリカ微粉体Aに代えて、シリカ微
粉体C(pH4.0、疎水化度40)を用いることと、
スチレン−アクリル樹脂中のメタクリル酸含量を調整し
てスチレン−アクリル樹脂の酸価を30KOHmg/g
にしたことを除いて、実施例1と同様にしてトナーfを
得た。
【0041】評価 上述の実施例および比較例で得られたトナーを以下の様
にして耐環境性、カブリ、黒斑点およびフィルミングの
項目について評価した。
【0042】(1)耐環境性 上記トナーを高温高湿環境下(30℃、85%)および
低温低湿環境下(10℃、15%)でEP9765複写
機(ミノルタ社製)を用いて、その時の帯電量を測定
し、両者の差を以下のようにランク付けした。 ○:±2.5μC/g未満 △:±2.5μC/g以上5.0μC/g未満 ×:±5.0μC/g以上 尚、トナー帯電量の測定は、図1に示した装置を用い、
その測定方法については以下の条件で行った。
【0043】トナー帯電量(平均帯電量)の測定は、マ
グネットロール(3)の回転数を500rpmにセット
し、現像剤1gを精密天秤で計量し、導電性スリーブ
(2)表面全体均一になるよう乗せる。次にバイアス電
源(4)により、バイアス電圧をトナーの帯電電位と逆
に2KV印加し、60秒間スリーブを回転させ、スリー
ブ停止時の電位を読み取る。その時の円筒電極(1)に
付着した分離トナー(5)の重量を精密天秤で計量して
平均トナー帯電量を求めた。
【0044】(2)画像上のカブリ 50℃で24時間保管した上記トナーについて、EP9
765複写機(ミノルタ社製)(複写スピード76枚/
分)を用いて5千枚の画出しを行った。5千枚後の複写
画像におけるトナーカブリを評価し、ランク付けを行っ
た。 ○:カブリは殆ど観察されなかった。 △:カブリが若干認められた。 ×:カブリが多く認められた。 △ランク以上で実用上使用可能であるが、○が望まし
く、×は実用上問題となることを意味する。
【0045】(3)画像上の黒斑点 50℃で24時間保管した上記トナーについて、EP8
605複写機(ミノルタ社製)(複写スピード60枚/
分)を用いて5千枚の画出しを行った。5千枚後の複写
画像における黒班点を目視で確認することにより評価
し、ランク付けを行った。 ○:黒斑点は殆ど観察されなかった。 △:黒斑点が若干認められた。 ×:黒斑点が多く認められた。 △ランク以上で実用上使用可能であるが、○が望まし
く、×は実用上問題となることを意味する。
【0046】(4)画像上のフィルミング (2)で画像上のカブリを評価した際、5千枚後の複写
画像における感光体上のフィルミングを目視で確認する
ことにより評価し、ランク付けを行った。 ○:フィルミングは観察されなかった。 △:フィルミングが若干認められた。 ×:フィルミングが多く認められた。 △ランク以上で実用上使用可能であるが、○が望まし
く、×は実用上問題となることを意味する。
【0047】以上の結果を表1中に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明による正荷電性トナーは、環境安
定性、帯電安定性、定着性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トナー帯電量測定装置。
【符号の説明】
1:円筒電極、2:導電性スリーブ、3:マグネットロ
ール、4:バイアス電源、5:トナー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−231060(JP,A) 特開 平2−110572(JP,A) 特開 平4−70671(JP,A) 特開 平5−80585(JP,A) 特開 平2−6985(JP,A) 特開 平3−33755(JP,A) 特開 平5−173355(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーバインダー樹脂が酸価1〜10.0KOH
    mg/gのスチレン−アクリル系樹脂であり、アミノ系カッ
    プリング剤および疎水化剤で表面処理されたpH6.5〜9.0
    および疎水化度55以上の疎水性シリカ微粉体を外添して
    なる正荷電性トナー。
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