JPH08240841A - 閃光調光装置 - Google Patents

閃光調光装置

Info

Publication number
JPH08240841A
JPH08240841A JP7333825A JP33382595A JPH08240841A JP H08240841 A JPH08240841 A JP H08240841A JP 7333825 A JP7333825 A JP 7333825A JP 33382595 A JP33382595 A JP 33382595A JP H08240841 A JPH08240841 A JP H08240841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
flash
time
limit time
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7333825A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sato
佐藤  修
Nobuhiko Matsudo
伸彦 松戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP7333825A priority Critical patent/JPH08240841A/ja
Publication of JPH08240841A publication Critical patent/JPH08240841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 適正なストロボの発光光量制御ができる閃光
調光装置を提供する。 【構成】 ストロボ30と、閃光撮影用のフォトダイオ
ード131と、ストロボ30を発光させたときにフォト
ダイオード131の出力を積分する積分回路132と、
絞り値、撮影距離データおよびフィルム感度を入力し、
フィルム感度に応じたストロボ30の適正発光量に対応
するフォトダイオード131の積分レベルを算出し、さ
らに絞り値及び撮影距離データに基づいたストロボ30
の適正発光時間よりも所定時間短い第1のリミット時間
t1 および所定時間長い第2のリミット時間t2 を算出
するCPU11を備え、CPU11がストロボ30を発
光させると、上記第1のリミット時間t1 経過前に上記
フォトダイオード131の積分レベルが適正積分レベル
に達したときには第1のリミット時間t1 経過時に前記
外付けストロボ30の発光を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのストロボなど
の閃光装置の発光を制御する閃光調光装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ストロボ撮影時に、被写
体で反射して撮影レンズに入射したストロボ光を測光し
てストロボの調光(発光の停止制御)を行なういわゆる
TTL測光方式のカメラ(以下「TTL調光カメラ」と
いう)がある。この種のTTL調光カメラは、ストロボ
撮影時には、ストロボを発光させ、被写体で反射して撮
影レンズから入射したストロボ光の内、フィルム面の撮
影画面全体または一部からの反射光を測光センサで受光
し、その受光光量を積分して、受光光量がフィルム感度
に応じたレベル(TTL−DAレベル)に達した時点
で、ストロボの発光を停止させて、適正光量を得る構成
である。
【0003】しかし、従来のTTL調光カメラは、被写
体中に反射率が大きく異なる被写体が存在すると適正露
出での撮影ができないことがあった。例えば、高反射率
の被写体が存在すると、この高反射率の被写体で反射し
たストロボ光を受光して調光する場合があり、この場合
にはストロボの照射時間が短くなり、全体として露出不
足になる。逆に低反射率の被写体が存在したときに、こ
の低反射率で反射したストロボ光を受光して調光する場
合があり、この場合にはストロボの照射時間が長くな
り、全体として露出過度になる。
【0004】また、いわゆるマルチ測光センサを備えて
いるTTL調光カメラの中には、ストロボ撮影時にはい
わゆるストロボのプリ発光を行なって、各測光センサの
測光領域の被写体の反射率を測定し、反射率に基づいて
使用するセンサを選択してから本発光を行ない、選択し
たセンサを利用して調光制御(TTL−ASL制御)す
る閃光調光装置を備えたカメラが知られている。しか
し、この従来のTTL調光カメラは、プリ発光によって
被写体の反射率は考慮するが、フィルターの有無、影響
などの判断はできないので、フィルターによって透過光
量が減少する場合は適正値が得られず、露出不足になる
ことがある。
【0005】さらに、いわゆるマルチ測距(マルチA
F)およびマルチ測光が可能なカメラにおいて、マルチ
測距により選択したAFセンサに対応した測光センサを
利用して調光を行なう閃光調光装置を備えたカメラが知
られている。しかし、この場合も、測光領域内に高反射
率、あるいは低反射率の被写体が存在すると、適正な発
光量が得られないことがある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、撮影画面内に高反射率または
低反射率の物体が存在しても、透過光量が減少するフィ
ルターが装着されていても、ストロボがバウンスになっ
ていても、適正なストロボの発光量制御ができる閃光調
光装置を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】この目的を達成する請求項1に記載の本
発明は、閃光手段から発光され、被写体で反射した反射
光を撮影レンズを介して受光する受光手段;絞り値情報
を入力する手段;撮影距離情報を入力する手段;フィル
ム感度情報を入力する手段;前記フィルム感度情報に基
づいた前記閃光手段の適正発光光量に対応する前記受光
手段の適正受光光量および前記絞り値情報と前記撮影距
離情報に基づいて、前記閃光手段の適正発光時間よりも
所定時間短い第1のリミット時間および所定時間長い第
2のリミット時間を算出する演算手段;および、前記閃
光手段を発光させたときには、前記第1のリミット時間
経過前に前記受光光量が適正受光光量に達した場合は第
1のリミット時間経過時に前記閃光手段の閃光を停止さ
せ、前記第1のリミット時間経過時に前記受光光量が適
正受光光量に達していない場合は、前記受光光量が適正
受光光量に達した時、または前記第2のリミット時間経
過時のいずれか早い時に前記閃光手段の閃光を停止させ
る閃光制御手段;を備えたことに特徴を有する。請求項
2に記載の本発明は、閃光手段から発光され、被写体で
反射した反射光を撮影レンズを介して受光する受光手
段;絞り値情報を入力する手段;撮影距離情報を入力す
る手段;フィルム感度情報を入力する手段;前記フィル
ム感度情報に基づいた前記閃光手段の適正発光光量に対
応する前記検出手段の適正受光光量および前記絞り値情
報と前記撮影距離情報に基づいて、前記閃光手段の適正
発光時間よりも所定時間長い第2のリミット時間を算出
する演算手段;および、前記閃光手段を発光させたとき
には、前記受光手段の受光光量が前記適正受光光量に達
した時、または前記第2のリミット時間経過時のいずれ
か早い時に前記閃光手段の閃光を停止させる閃光制御手
段;を備えたことに特徴を有する。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、閃光撮影用の受光手段が、異なる領域
の被写体光を受光する複数の受光手段を備え、前記閃光
制御手段は、前記閃光手段を発光させたときには、前記
第1のリミット時間経過前に、前記すべての受光手段の
受光光量が適正受光光量に達したときには前記第1のリ
ミット時間経過時に前記閃光手段の閃光を停止させ、前
記第1のリミット時間経過前に、前記一以上の受光手段
の受光光量が適正受光光量に達していないときには、前
記受光手段のうち、特定の受光手段の受光光量が所定受
光光量に達した時、または前記第2のリミット時間経過
時のいずれか早い時に前記閃光手段の閃光を停止させる
こと、を備えたことに特徴を有する。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載の発明において、閃光調光装置が
バウンスか否かを検出するバウンス検出手段を備え、前
記閃光制御手段は、バウンス検出手段がバウンス閃光で
あることを検出したときには、前記第2のリミット時間
による発光停止制御は行なわないこと、に特徴を有す
る。請求項6に記載の発明は、請求項1から3のいずれ
か一項に記載の発明において、撮影レンズにフィルター
が装着されているか否かを検出するフィルター検出手段
を備え、前記閃光制御手段は、前記フィルター検出手段
がフィルターが装着されていることを検出したときに
は、前記第2のリミット時間による発光停止制御は行な
わないこと、に特徴を有する。
【0010】
【実施の形態】以下図示実施の形態に基づいて本発明を
説明する。図1は、本発明の閃光調光装置を搭載した一
眼レフカメラの制御系の主要部をブロックで示した図で
ある。カメラボディ10には、着脱可能なズームレンズ
20および外付けストロボ30が装着されている。カメ
ラボディ10はメイン(ボディ)CPU11を、ズーム
レンズ20はレンズCPU21を、外付けストロボ30
はストロボCPU31をそれぞれ備えていて、メインC
PU11は、図示しないコネクタを介して接続されるバ
スを介してレンズCPU21およびストロボCPU31
と相互に所定のデータ授受を行なう。
【0011】カメラボディ10には、詳細は図示しない
が、符号SWで総称する、電源のON/OFFを行なうメイン
スイッチ、露出モードの選択などカメラの機能を選択す
るスイッチ、測光スイッチ、レリーズスイッチなどが設
けられていて、メインCPU11は、これらのスイッチ
のON/OFFをチェックしてそれらの状態に応じた処理を実
行する。
【0012】さらにこのカメラボディ10には、ズーム
レンズ20から入射した被写体光を受光する測光センサ
ユニット12、13、フィルムのISO感度に関するD
Xコードを読み込むDXコード読み込み回路(フィルム
感度入力手段)14が設けられていて、これらの出力信
号はそれぞれ、メインCPU11に入力される。また、
カメラボディ10内には、露出制御系としてシャッター
・絞り制御回路15が設けられ、ストロボ制御系として
調光回路17が設けられている。メインCPU11は、
このシャッター・絞り制御回路15を介してシャッター
16およびズームレンズ20の絞り24を制御し、調光
回路17およびストロボCPU31を介して外付けスト
ロボ30の発光を制御する。
【0013】ズームレンズ20には、現在の焦点距離を
検出するズームコード板22と、現在のフォーカシング
レンズ(図示せず)位置の撮影距離を検出する距離コー
ド板23が設けられ、これらのコード板22、23を介
して、レンズCPU21が現焦点距離データおよび現撮
影距離データを読み込み、メインCPU11に送る。な
お、図示しないが、フォーカシングレンズは、カメラボ
ディ10に搭載されたAFモータおよびレンズ駆動機構
を介して駆動される。
【0014】さらに、ズームレンズ20は、その先端に
フィルターが装着されたことを検出するフィルター検出
スイッチ25を備えている。なお、レンズCPU21の
内部ROMには、ズームレンズ20の焦点距離に応じた
最大Fナンバー(Fmax )および開放Fナンバー(Fmi
n )データなどのレンズ情報がメモリされている。
【0015】ストロボ30は、発光用のチャージコンデ
ンサ、バッテリを含む発光回路32、クセノンランプ、
反射傘、フレネルレンズなどを含む発光管ユニット3
3、発光管ユニット33をバウンスさせてバウンス撮影
するバウンス機構(図示せず)およびバウンスか否かを
検出するバウンス検出スイッチ34を備えている。スト
ロボCPU31のROMには、ガイドナンバー、照射角
および照射特性データなどのストロボ調光に必要な各種
データがメモリされていて、これらのデータは、撮影の
際にメインCPU11に転送される。ここで、照射特性
データとは、図3に示したように、ストロボ30をフル
充電状態から発光させたときの発光時間と発光光量との
関係に関するデータである。本実施の形態では、図8に
示すように、テーブルデータとしてメモリされている。
なお、このストロボ30は、フル発光時のガイドナンバ
ーが14である。
【0016】図2には、カメラボディ10の測光、測距
光学系の構成を示してある。ズームレンズ(図2には示
さず)から入射した被写体光束は、メインミラー41で
反射し、フォーカシングスクリーン42上に結像する
(合焦時)。このフォーカシングスクリーン42上に形
成された像を撮影者は、ペンタプリズム43およびアイ
ピース44を介して、正立実像として観察する。また、
フォーカシングスクリーン42を透過した被写体光束の
一部は、アイピース44の近傍に配置された測光センサ
ユニット12の受光素子に入射する。この測光センサユ
ニット12は、メインミラー41が観察位置にある露光
前(レリーズ前)の被写体輝度を測定するためのもので
ある。露光開始後、つまりストロボ30を発光させたと
きは、被写体で反射したストロボ光を、後述のTTLダ
イレクト調光センサユニット13で受光する。
【0017】一方、メインミラー41の中央のハーフミ
ラー部を透過した被写体光束は、サブミラー46で反射
されて、公知のAFユニット47に導かれる。AFユニ
ット47は、被写体光束を二分割、あるいはそれ以上に
分割して結像する分割光学系および分割された被写体光
束を受光するCCDセンサを備えている。なお、図示し
ないが、このカメラボディ10は、AFユニット47で
測定したデフォーカス量に基づいてズームレンズ20の
フォーカシングレンズを駆動するAF装置を備えてい
る。
【0018】また、メインミラー41がアップした露光
時には、被写体光束はフィルム(シャッター幕45)上
に入射する。そして、フィルムまたはシャッター幕45
で反射した被写体光がTTLダイレクト調光センサユニ
ット13の受光素子(フォトダイオード)131に入射
する。
【0019】この実施の形態のメインCPU11、スト
ロボ撮影時には、AF処理後に、距離コード板23を介
して入力した撮影距離データおよび絞り値から適正ガイ
ドナンバーを算出し、適正ガイドナンバーよりも所定値
小さい第1のガイドナンバーおよび所定値大きい第2の
ガイドナンバーを求める。そして、これらのガイドナン
バーに対応したストロボ発光時間を、図8に示した変換
テーブルデータから求める。
【0020】図4には、ストロボ30の発光をメインC
PU11と協働して制御する調光回路17のより詳細な
回路を示してあり、図5には、調光回路17のタイミン
グチャートを示してある。TTLダイレクト調光センサ
ユニット13のフォトダイオード131は、積分手段
(受光光量検出手段)としての積分回路(オペアンプ)
132の反転、非反転入力端子間に接続されている。な
お積分回路132は、オペアンプと、その出力端子と反
転入力端子との間に積分コンデンサCと、積分コンデン
サCをリセットする(電荷を放電させる)常閉のリセッ
トスイッチSWRESを備えている。メインCPU11
から積分スタート信号が出力されると、リセットスイッ
チSWRESが開成するので、積分回路132が、フォ
トダイオード131の出力の積分を開始する。そして積
分回路132が積分した積分値(電圧)は、コンパレー
タ173の反転入力端子に入力される。本実施例におけ
る「積分値」あるいは「積分レベル」とは、積分回路1
32(521〜525)の積分出力電圧を意味する。し
たがって、フォトダイオード131(511〜515)
の受光光量である積分値は、受光光量が増加すると減少
する(図5、図10参照)。
【0021】メインCPU11は、距離コード板23か
ら入力した撮影距離情報、DXコード読み込み回路14
が読み取ったフィルム感度、レンズCPU21から入力
した絞り情報、およびストロボCPU31から入力した
ストロボ特性データなどに基づいて、外付けストロボ3
0の適正発光時間を算出する。そしてメインCPU11
は、フィルム感度に基づいた適正積分レベルを算出す
る。算出した適正積分値は、D/Aコンバータ172に
よってアナログ信号(TTL−DAレベル)に変換さ
れ、コンパレータ173の非反転入力端子に入力され
る。
【0022】コンパレータ173は、積分回路132か
ら出力された積分レベルをTTL−DAレベルと比較
し、積分レベルがTTL−DAレベルよりも低くなった
ときに、積分終了信号(“H”(ハイ)レベル信号)を
出力する。
【0023】コンパレータ173の出力は、AND回路
174に入力されている。AND回路174の他の入力
には、メインCPU11からクエンチ許可信号が入力さ
れている。つまり、メインCPU11からクエンチ許可
信号が出力され、かつコンパレータ173が積分終了信
号を出力したときに、AND回路174の出力が“H”
レベルに反転する。
【0024】AND回路174の出力は、OR回路17
5に入力されている。OR回路175の他の入力には、
メインCPU11から強制クエンチ信号が入力されてい
る。つまり、メインCPU11からクエンチ許可信号が
出力され、かつコンパレータ173が積分終了信号を出
力したとき、またはメインCPU11から強制クエンチ
信号が出力されたときにOR回路175の出力が“H”
レベルに反転する。
【0025】OR回路175の出力は、NOR回路17
6に入力されている。一方、NOR回路176の他方の
入力には、メインCPU11から発光信号がインバータ
を介して入力されている。つまり、OR回路175の出
力が“L”(ロー)レベルかつ発光信号が“H”レベル
のときに、NOR回路176の出力、つまりストロボ制
御信号は“H”レベルのトリガー信号になり、それ以外
のときのストロボ制御信号は“L”レベルのクエンチ信
号になる。
【0026】発光回路32は、NOR回路176から出
力されるストロボ制御信号を受けて、ストロボ制御信号
が“H”レベルのときに発光し、“L”レベルのときに
は発光を停止する。
【0027】以上の調光回路17のストロボ発光時の動
作の概要は、次の通りである。 『発光開始』CPU11からストロボ発光信号が出力さ
れると、NOR回路176の出力が“H”レベルに反転
して、発光回路32が発光動作を開始する。 『発光停止1』CPU11からクエンチ許可信号が出力
され、かつフォトダイオード131の受光光量(積分回
路132の積分値)が、CPU11から出力されている
適正TTL−DAレベルを下回ると、NOR回路176
の出力が“L”レベルに反転して発光回路32が発光動
作を停止する。 『発光停止2』CPU11から強制クエンチ信号が出力
されると、OR回路175の出力が“H”レベルに反転
し、NOR回路176の出力が“L”レベルに反転して
発光回路32が発光動作を停止する。
【0028】一方、メインCPU11は、ストロボ発光
時には下記のように動作する。メインCPU11は、D
Xコード読み込み回路14を介して読み込んだフィルム
のISO感度に基づいて、ストロボ30の適正発光光量
に対応した積分回路132の適正積分レベルに対応する
適正TTL−DAレベルを演算し、出力する。
【0029】さらにメインCPU11は、AF処理後
に、距離コード板23を介して入力した撮影距離デー
タ、および所定の補正を施した設定絞り値に基づいて第
1、第2のガイドナンバーを算出し、これらのガイドナ
ンバーに対応した第1のリミット時間t1 および第2の
リミット時間t2 を、図8に示した変換テーブルデータ
から求める。なお、撮影距離データおよび設定絞り値に
基づいた適正ストロボ発光時間よりも、第1のリミット
時間t1 は短く、第2のリミット時間t2 は長い。
【0030】ストロボ発光処理において、メインCPU
11はクエンチ許可信号を、適正ストロボ発光時間経過
前の第1のリミット時間t1 経過時に出力し、強制クエ
ンチ信号は、適正ストロボ発光時間経過後の第2のリミ
ット時間t2 経過時に出力する。したがって本実施の形
態の調光回路17は、メインCPU11が、適正発光時
間よりも所定時間短い第1のリミット時間t1 経過前は
クエンチ許可信号を出さないので、積分回路132の積
分レベルがTTL−DAレベルを下回ってもストロボ3
0の発光を継続し、第1のリミット時間t1 が経過して
クエンチ許可信号が出力されたときにストロボ30の発
光を停止するので、過度なアンダーになることがない。
【0031】また、第1のリミット時間t1 経過後に積
分回路132の積分レベルがTTL−DAレベルを下回
ったときには、既にメインCPU11からクエンチ許可
信号が出力されていて直ちにストロボ30の発光を停止
するので、適正な露出になる。
【0032】さらに、適正ストロボ発光時間よりも所定
時間長い第2のリミット時間t2 経過時前に積分回路1
32の積分レベルがTTL−DAレベルよりも低くなら
なかったときには、メインCPU11から第2のリミッ
ト時間t2 経過時に強制クエンチ信号が出力され、スト
ロボ30の発光を停止するので、過度なオーバーになる
ことがない。
【0033】本実施の形態のストロボ発光制御につい
て、図6に示したフローチャートを参照してより詳細に
説明する。このフローチャートには、測光スイッチがオ
ンされたことを条件に入る。また、この処理は、メイン
CPU11のROMにメモリされたプログラムに基づい
てメインCPU11によって実行される。なお、この処
理は、メインCPU11による制御が可能なストロボの
発光を前提とした処理である。メインCPU11による
制御が不能のストロボを発光させるとき、あるいはスト
ロボを発光させないときには別の処理を行なうが、本発
明の理解には不要なので説明を省略する。
【0034】この処理に入ると、先ず、レンズCPU2
1と通信してから絞り値データおよび焦点距離データを
入力し、さらにストロボCPU31から外付けストロボ
30のストロボ情報(ガイドナンバーデータ、テーブ
ル)を入力する。そして、自動焦点調整処理(AF)処
理を実行して合焦させ、撮影距離データ、ストロボ情
報、ISO感度、および絞り値データに基づいてストロ
ボ30の適正発光時間と、適正TTL−DAレベルと、
適正発光時間よりも所定時間短い第1のリミット時間t
1 (リミット1)および所定時間長い第2のリミット時
間t2 (リミット2)を算出する(S101)。ここで
の所定時間は、ガイドナンバー1(1EV)程度に相当す
る時間が適当であるが、この時間以上でも以下でもよ
く、また二つの所定時間の絶対値は同一でも、相違して
もよい。
【0035】次にレリーズスイッチSWRがオンされて
いるかどうかをチェックし、レリーズスイッチSWRが
オンされていなければレリーズスイッチがオンされるの
を待つ(S103、S101)。レリーズスイッチSW
Rがオンされると、ストロボ30の発光準備が完了して
いることを条件に、ミラー41のアップ、絞り24の絞
り込みを行ない、シャッター16の先幕を走行させると
同時に、積分スタート信号を出力してTTL積分をスタ
ートさせる(S105、S107、S109)。なお、
発光準備が完了していないとき、例えば電荷のチャージ
が完了していないときには、ストロボを発光させないA
E処理を実行する(S123)。
【0036】そして、ストロボ発光信号、積分スタート
信号を出力してストロボ30(発光回路32)に発光を
開始させると同時に、発光時間のカウンターをスタート
させる(S111)。
【0037】メインCPU31は、カウンターがリミッ
ト1(発光時間が第1のリミット時間t1 )に達するの
を待ってからクエンチ許可信号を出力する(S113、
S115)。これにより、積分回路132の出力レベル
が適正TTL−DAレベル以下になって積分が終了した
ときに、外付けストロボ30の発光が停止する。つま
り、AND回路174の二つの入力レベルが共に“H”
レベルになり、NOR回路176からストロボ発光停止
信号(“L”レベル)が出力されるので、発光回路32
は発光処理を停止する。
【0038】クエンチ許可信号を出力したら、バウンス
撮影またはフィルター付きでなければ、カウンターがリ
ミット2(発光時間が第2のリミット時間t2 )に達し
たかどうかをチェックし、リミット2に達していれば強
制クエンチ信号を出力する(S117、S119、S1
21)。この強制クエンチ信号が出力されると、OR回
路175の出力が“H”レベルに変わり、NOR回路1
76の出力、つまりストロボ制御信号が“L”レベルの
クエンチ信号になってストロボ30の発光が止まる。ま
た、バウンス撮影またはフィルター付きであれば、第2
のリミット時間t2 による発光停止処理は行なわないの
で、S119、S121をスキップしてレリーズ後処理
に進む(S117、S125)。レリーズ後処理には、
シャッター後幕の走行、ミラーダウン、絞り復帰、フィ
ルム巻き上げ、シャッターチャージなどが含まれる。
【0039】ステップS101のサブルーチンの詳細に
ついて、図7に示したフローチャートを参照して説明す
る。レンズCPU21からレンズ情報として開放絞り
値、最小絞り値、焦点距離データ、フィルター付きかど
うかの情報を入力する(S201)。そして、AFセン
サ47からデフォーカス情報を入力し、デフォーカス量
を検出(算出)する(S203)。さらに、検出したデ
フォーカス量に基づいてフォーカシングレンズ(図示せ
ず)を駆動する(S205)。以上のS201〜S20
7の処理を、合焦するまで繰り返す(S201〜S20
7)。
【0040】合焦したら、ズームレンズ20から撮影距
離データを入力し、撮影距離データを、アペックス演算
用の撮影距離データDv 値に変換する(S209、S2
11)。
【0041】ストロボCPU31からストロボ情報とし
てガイドナンバー、テーブル、充電完了かどうか、バウ
ンスかどうかを入力する(S213)。
【0042】次に、測光センサユニット12から被写体
輝度データを入力してBv 値に変換し、DXコード読み
込み回路14からDXコード(ISO感度)、あるいは
図示しないが、マニュアル設定ISO感度情報を入力し
て、フィルム感度Sv 値に変換する(S215、21
7)。さらに、露出補正値Xv を入力し、露出モード、
例えばプログラム、絞り優先、シャッター優先、マニュ
アル露出モードかを入力し(S219、S221)、設
定絞り値Av および設定シャッタースピードTvを入力
する(S223、S225)。なお、本実施の形態はス
トロボ発光モードであるから、絞り値Av およびシャッ
タースピードTv は、予めメモリされた値をメインCP
U11が設定する。
【0043】所定のデータ入力が終了すると、露出モー
ドに応じてシャッター速度Tv および絞り値Av を、B
v +Sv −Xv =Tv +Av を基本式として演算する
(S227)。
【0044】次に、式、 Av1=Av +Sv −SvISO100 −Xv −A SvISO100 :ISO100のアペックス換算値 により第1のアペックス演算用絞り値Av1を算出する
(S229)。これを第1のFナンバーFNo1 に変換
し、アペックス演算用の撮影距離データDv を撮影距離
D(m)に変換し、第1のガイドナンバーGNo1 を式、 GNo1 =FNo1 ×D によって算出する(S231、S233、S235)。
そして、図8に示したテーブルデータによって、第1の
ガイドナンバーGNo1 に対応する第1のリミット時間t
1 (リミット1)を設定する(S237)。
【0045】同様にして、式、 Av2=Av +Sv −SvISO100 −Xv +B によって第2のアペックス演算用絞り値Av2を算出する
(S239)。これをFナンバーである第2のFナンバ
ーFNo2 に変換し、第2のガイドナンバーGNo2を式、 GNo2 =FNo2 ×D によって算出する(S241、S243)。そして、図
8に示したテーブルデータによって、第2のガイドナン
バーGNo2 に対応する第2のリミット時間t2 (リミッ
ト2)を設定する(S245)。なお、以上の式におい
て、Aは適正発光時間よりも所定時間短い第1のリミッ
ト時間t1 およびBは適正発光時間よりも所定時間長い
第2のリミット時間t2を設定するためのアペックス値
である。
【0046】以上の処理により、適正発光時間よりもア
ペックス値A相当分だけ短い第1のリミット時間t1 お
よびアペックス値B相当分だけ長い第2のリミット時間
t2が設定される。
【0047】本実施の形態によると、以上のように求め
た第1、第2のリミット時間t2 を利用して、適正発光
時間よりも所定時間短い第1のリミット時間t1 経過前
にフォトダイオード131の受光光量が適正受光光量に
達しても、第1のリミット時間t1 経過時まで発光を維
持するので、過度な露出不足になることがない。しか
も、第1のリミット時間t1 が経過した後は、適正受光
光量に達するか、適正発光時間よりも所定時間長い第2
のリミット時間t2 経過時のいずれか早いときにストロ
ボの発光を停止するので、過度な露出過度になることが
ない。
【0048】さらに、バウンス撮影、あるいは撮影レン
ズにフィルターを装着しての撮影で通常撮影と同一のス
トロボの調光を行なうと、露出不足になり易い。そこで
本実施の形態では、バウンス撮影、またはフィルター装
着時には、第2のリミット時間t2 によるリミットはか
けない構成にしてある。
【0049】以上は、TTLダイレクト調光センサユニ
ット13が単一のフォトダイオード131を備えた実施
の形態であった。図9には、複数のフォトダイオードま
たは独立した複数の受光エリアを有する測光センサユニ
ットを使用した第2の実施の形態の調光回路を示してあ
る。
【0050】測光センサユニットは、5個の測光エリ
ア、つまり5個のフォトダイオード511〜515を備
えている。各フォトダイオード511〜515の出力を
それぞれ独立して積分する積分回路521〜525それ
ぞれの構成は、図4に示した第1の実施の形態の構成と
同様である。また、メインCPU11が算出し、D/A
コンバータ61でアナログ信号に変換した適正TTL−
DAレベルと、各積分回路521〜525が出力する積
分レベルとをそれぞれ独立してコンパレータ621〜6
25で比較し、積分レベルの方が低くなったときに、コ
ンパレータ621〜625の出力が“H”レベルに反転
する。つまり、コンパレータ621〜625が積分終了
信号を出力する。
【0051】各コンパレータ621〜625の出力はそ
れぞれ、独立したDフリップフロップ641〜645の
CK入力に入力されている。各Dフリップフロップ64
1〜645のD入力には、常時“H”レベルのVddが入
力され、R入力には、メインCPU11のクエンチ許可
信号が、インバータで反転されて入力されている。Dフ
リップフロップ641〜645のQ出力は、OR回路6
5に入力されている。
【0052】つまり、各Dフリップフロップ641〜6
45は、クエンチ許可信号が出力された後に、積分が終
了してコンパレータ621〜625の出力が“H”レベ
ルに立ち上がると、その立ち上がりでQ出力が“H”レ
ベルに変わる。したがって、クエンチ許可信号が出力さ
れる前に、いずれかの積分回路511〜515の積分レ
ベルが適正TTL−DAレベルよりも下がってコンパレ
ータ621〜625の出力が“H”レベルに立ち上がっ
ても、Dフリップフロップ641〜645のQ出力は
“H”レベルに反転しない。
【0053】メインCPU11が出力するクエンチ信号
はまた、AND回路63に入力されている。このAND
回路63にはさらに、各コンパレータ621〜625の
出力も入力されている。したがってAND回路63の出
力は、CPU11からクエンチ許可信号が出力され、か
つすべてのコンパレータ621〜625の出力が“H”
レベルになったときに、“L”レベルから“H”レベル
に変わる。そしてこのAND回路63の出力は、Dフリ
ップフロップ641〜645のQ出力と同様に、OR回
路65に入力されている。
【0054】OR回路65の出力は、NOR回路66の
入力に接続されている。このNOR回路66の入力には
さらに、メインCPU11から出力される発光信号がイ
ンバータを介して反転されて入力されている。NOR回
路66の出力は、ストロボ制御信号(トリガー/クエン
チ信号)として、発光回路32に入力される。
【0055】この調光回路の動作を、さらに図10に示
したタイミングチャートを参照して詳細に説明する。N
OR回路66の出力は、通常は“L”レベルである。こ
こで、発光信号が出力されると、NOR回路66の出力
が“H”レベルの発光信号(トリガー信号)に変わる。
これにより、発光回路32が発光動作を開始する。
【0056】一方、各積分回路521〜525は、CP
U11からの積分スタート信号によってリセットスイッ
チSWRESが開成され、積分を開始する。ここでは、
第2積分回路522、第4積分回路524、第1積分回
路521、第5積分回路525、第3積分回路523の
順番で積分レベルが適正TTL−DAレベルを下回った
ものとする。つまり、コンパレータ622、624、6
21、625、623の順で積分終了信号が出力された
とする。
【0057】本実施の形態では、第2、第4および第1
コンパレータ622、624、621が積分終了信号を
出力した後に、CPU11からクエンチ許可信号が出力
されている。したがって、コンパレータ622、62
4、621が積分終了信号を出力しても、ストロボ30
は発光を継続している。そして、クエンチ許可信号が出
力された後、最初に出力された積分終了信号(第5コン
パレータ625の積分終了信号)によって、NOR回路
66がクエンチ信号を出力する。このクエンチ信号が出
力されると、ストロボ30は発光を停止する。
【0058】以上の動作において、メインCPU11
は、図6および図7に示した第1実施の形態と同様に、
クエンチ許可信号を第1のリミット時間t1 経過時に出
力し、強制クエンチ信号を第2のリミット時間t2 経過
時に出力する。
【0059】この第2実施の形態によると、適正露光時
間よりも所定時間短い第1のリミット時間t1 が経過す
るまではストロボの発光を停止しないので、過度な露出
不足が避けられる。
【0060】第1のリミット時間t1 が経過すると、最
初に積分レベルが適正TTL−DAレベルに達したダイ
レクト測光センサに同期して発光を停止するので、その
撮影距離に存在する被写体について適正露出で撮影でき
る。なお、第2のリミット時間t2 が経過してもいずれ
のダイレクト測光センサの積分レベルも適正TTL−D
Aレベルに達していないときには、第1の実施の形態同
様に強制クエンチ信号が出力され、発光を停止するの
で、過度な露出オーバーが避けられる。ただし、第1の
実施の形態同様に、バウンス撮影時、フィルター装着時
には強制クエンチ信号は出力しない。
【0061】本第2実施の形態では、第1のリミット経
過後、最初の積分終了に同期してストロボの発光を停止
しているが、撮影者が選択した測光センサが露光を終了
したときにストロボの発光を停止する構成にしてもよ
い。本実施の形態では外付けストロボについて説明した
が、本発明は、内蔵ストロボにも、内蔵ストロボと外付
けストロボの併用時にも適用できる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り請求項1に
記載の発明は、閃光手段の閃光前に求めた適正発光時間
よりも所定時間短い第1のリミット時間t1 経過前に受
光手段の受光光量が適正受光光量に達しても第1のリミ
ット時間t1 経過時まで閃光を維持するので、露出不足
になり過ぎることがなく、第1のリミット時間t1 経過
時に受光光量が適正受光量に達していなかったときに
は、適正受光光量に達するか、適正閃光時間よりも所定
時間長い第2のリミット時間t2 が経過した時のいずれ
か早いときにストロボの閃光を停止するので、露出過度
になり過ぎることがない。
【0063】請求項3に記載の発明は、複数の受光手段
の受光光量にかかわらず、適正露光時間よりも所定時間
短い第1のリミット時間t1 が経過するまではストロボ
の閃光を停止しないので、過度な露出不足が避けられ
る。そして第1のリミット時間t1 経過後は、特定の受
光手段の受光光量が適正受光光量に達したときに閃光を
停止するので、全体として適正な露出となり、特定の受
光手段に対応する被写体について適正な露出になる。
【0064】請求項5、6に記載の発明は、撮影レンズ
にフィルターが装着されているとき、あるいはバウンス
撮影のときには第2のリミット値による閃光停止制御は
行なわないので、露出不足を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閃光調光装置を搭載した一眼レフカメ
ラの実施の形態の制御系の主要部をブロックで示した図
である。
【図2】同一眼レフカメラのファインダー、測光、AF
光学系を示す光路図である。
【図3】ストロボの閃光時間と閃光量(ガイドナンバ
ー)との関係をグラフで示す図である。
【図4】同一眼レフカメラの調光回路の詳細をブロック
で示す回路図である。
【図5】同調光回路のタイミングチャートを示す図であ
る。
【図6】同一眼レフカメラのストロボ閃光時の動作に関
するフローチャートを示す図である。
【図7】同フローチャートにおけるAF・測光・演算処
理に関するサブルーチンを示す図である。
【図8】同実施の形態の閃光時間とガイドナンバーとの
関係を変換テーブルにして示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態であるマルチ測光セ
ンサおよび調光回路をブロックで示す回路図である。
【図10】同第2の実施の形態のタイミングチャートを
示す図である。
【符号の説明】
10 カメラボディ 11 メインCPU 12 測光センサユニット 13 TTLダイレクト調光センサユニット 131 フォトダイオード(受光手段) 132 積分回路(受光光量検出手段) 17 調光回路 173 コンパレータ 174 AND回路 175 OR回路 176 NOR回路 20 ズームレンズ 21 レンズCPU 23 距離コード板 25 フィルター検出スイッチ 30 外付けストロボ(閃光手段) 31 ストロボCPU 32 発光回路 34 バウンス検出スイッチ 521 積分回路 522 積分回路 523 積分回路 524 積分回路 525 積分回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光手段から発光され、被写体で反射し
    た反射光を撮影レンズを介して受光する受光手段;絞り
    値情報を入力する手段;撮影距離情報を入力する手段;
    フィルム感度情報を入力する手段;前記フィルム感度情
    報に基づいた前記閃光手段の適正発光光量に対応する前
    記受光手段の適正受光光量および前記絞り値情報と前記
    撮影距離情報に基づいて、前記閃光手段の適正発光時間
    よりも所定時間短い第1のリミット時間および所定時間
    長い第2のリミット時間を算出する演算手段;および、 前記閃光手段を発光させたときには、 前記第1のリミット時間経過前に前記受光手段の受光光
    量が適正受光光量に達した場合は第1のリミット時間経
    過時に前記閃光手段の閃光を停止させ、 前記第1のリミット時間経過時に前記受光光量が適正受
    光光量に達していない場合は、前記受光光量が適正受光
    光量に達した時、または前記第2のリミット時間経過時
    のいずれか早い時に前記閃光手段の閃光を停止させる閃
    光制御手段;を備えたことを特徴とする閃光調光装置。
  2. 【請求項2】 閃光手段から発光され、被写体で反射し
    た反射光を撮影レンズを介して受光する受光手段;絞り
    値情報を入力する手段;撮影距離情報を入力する手段;
    フィルム感度情報を入力する手段;前記フィルム感度情
    報に基づいた前記閃光手段の適正発光光量に対応する前
    記検出手段の適正受光光量、および前記絞り値情報と前
    記撮影距離情報に基づいた前記閃光手段の適正発光時間
    よりも所定時間長い第2のリミット時間を算出する演算
    手段;および、 前記閃光手段を発光させたときには、前記受光手段の受
    光光量が前記適正受光光量に達した時、または前記第2
    のリミット時間経過時のいずれか早い時に前記閃光手段
    の閃光を停止させる閃光制御手段;を備えたことを特徴
    とする閃光調光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記閃光撮影用の受
    光手段は、異なる領域の被写体光を受光する複数の受光
    手段を備え、 前記閃光制御手段は、前記閃光手段を発光させたときに
    は、 前記第1のリミット時間経過前に、前記すべての受光手
    段の受光光量が適正受光光量に達したときには前記第1
    のリミット時間経過時に前記閃光手段の閃光を停止さ
    せ、 前記第1のリミット時間経過前に、前記一以上の受光手
    段の受光光量が適正受光光量に達していないときには、
    前記受光手段のうち、特定の受光手段の受光光量が所定
    受光光量に達した時、または前記第2のリミット時間経
    過時のいずれか早い時に前記閃光手段の閃光を停止させ
    ること、を特徴を有する閃光調光装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記特定の受光手段
    は、前記第1のリミット時間経過後に最初に受光光量が
    所定の受光光量に達した受光手段であること、を特徴と
    する閃光調光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    閃光調光装置はバウンス閃光か否かを検出するバウンス
    検出手段を備え、前記閃光制御手段は、バウンス検出手
    段がバウンス閃光であることを検出したときには、前記
    第2のリミット時間による発光停止制御は行なわないこ
    と、を特徴とする閃光調光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    閃光調光装置は、撮影レンズにフィルターが装着されて
    いるか否かを検出するフィルター検出手段を備え、前記
    閃光制御手段は、前記フィルター検出手段がフィルター
    が装着されていることを検出したときには、前記第2の
    リミット時間による発光停止制御は行なわないこと、を
    特徴とする閃光調光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれか一項におい
    て、前記演算手段は、前記各リミット時間を、設定絞り
    値に所定の補正を施した演算用絞り値と撮影距離とから
    得られるガイドナンバーを演算するとともに、前記閃光
    手段のガイドナンバーと発光時間との関係を示したテー
    ブルデータによって、演算したガイドナンバーを発光時
    間に変換して前記各リミット時間を求めること、を特徴
    とする閃光調光装置を備えたカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の装置
    はさらに、前記受光手段の受光出力を時間積分して受光
    光量を検出する積分手段を備え、前記適正受光光量は、
    この積分手段の積分値として設定されること、を特徴と
    する閃光調光装置。
JP7333825A 1994-12-28 1995-12-21 閃光調光装置 Pending JPH08240841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7333825A JPH08240841A (ja) 1994-12-28 1995-12-21 閃光調光装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32878394 1994-12-28
JP6-328783 1994-12-28
JP7333825A JPH08240841A (ja) 1994-12-28 1995-12-21 閃光調光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08240841A true JPH08240841A (ja) 1996-09-17

Family

ID=26572977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7333825A Pending JPH08240841A (ja) 1994-12-28 1995-12-21 閃光調光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08240841A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061802A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 キヤノン株式会社 撮像システム、照明装置及び制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061802A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 キヤノン株式会社 撮像システム、照明装置及び制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4346926B2 (ja) ストロボ撮影システムおよび撮像装置
JPH10312009A (ja) カメラシステム
US5822628A (en) Flashlight control apparatus
JP3695380B2 (ja) カメラ
JP2926597B2 (ja) カメラの自動調光制御装置
JPH11288024A (ja) カメラシステムおよび閃光撮影システム
JP3832875B2 (ja) カメラシステム、カメラ、ストロボ装置
JP3139067B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP3762573B2 (ja) 自動焦点調節装置
JPH08240841A (ja) 閃光調光装置
JP2010134091A (ja) ストロボ装置、撮像装置およびカメラシステム
JPH11109453A (ja) カメラシステム
JP2004264783A (ja) カメラ及び電子カメラ
JPH08240842A (ja) 閃光調光装置
JP3831422B2 (ja) 調光装置を備えたカメラ
JP3706659B2 (ja) カメラシステム
JPH08278540A (ja) 発光制御装置
JPH08248468A (ja) 閃光調光装置を備えたカメラ
JPH1039368A (ja) ストロボ制御カメラシステム
JP2009145712A (ja) 撮像装置およびストロボ装置
JP3704256B2 (ja) 多点自動焦点検出装置
JPH035569B2 (ja)
JP2980345B2 (ja) カメラ
JP2562197B2 (ja) カメラの制御装置
JP2000155350A (ja) 撮像機器のフラッシュライト調光方法及び装置