JPH0824038B2 - 電 池 - Google Patents

電 池

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JPH0824038B2
JPH0824038B2 JP1058313A JP5831389A JPH0824038B2 JP H0824038 B2 JPH0824038 B2 JP H0824038B2 JP 1058313 A JP1058313 A JP 1058313A JP 5831389 A JP5831389 A JP 5831389A JP H0824038 B2 JPH0824038 B2 JP H0824038B2
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JP
Japan
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battery
hydroperoxide
resin
curable resin
cationic polymerization
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文夫 大尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電池の端子露出面に紫外線硬化型の樹脂を
充填して構成される電池に関するものである。
従来の技術 従来より、電池の正極端子および負極端子の同一面に
露出する端子間部分には、絶縁性部材を介在させて外部
からの金属部片の接触による短絡、あるいは結露などに
よる液絡現象の防止が図られていた。特にリチウム電
池、アルカリ電池のような高出力電池である場合、短絡
した時には大電流が流れ、電池自身が発熱して、電池封
口部分が変形したり、内蔵電解液が漏出し使用機器を損
傷させたり、あるいは水分などが両極端子間に介在して
液絡状態になった時、リチウム電池のような3V級の電位
を示す電池にあっては水の電気分解が起こり、端子金属
を腐食させるなどの問題があった。これらの問題を解決
する絶縁部材としては、従来より金属との密着性,接着
性に優れる高分子材料が用いられてきた。これらの接着
剤は溶剤可溶型、あるいは二液混合型の接着組成物が主
なものであるが、硬化するまでに長時間を要したり、溶
剤可溶型のものにあっては生産ラインの中で溶剤を飛散
させる工程が必要となり電池製造コストが高くなるもの
であった。
反面紫外線硬化型の接着組成物は主成分として、分子
中に二重結合などの反応基を有した光重合性プレポリマ
ー、希釈剤としての光重合性モノマー、ならびに光反応
開始剤からなる無溶剤型接着組成物であり紫外線を照射
することにより瞬時に接着硬化するため多用されつつあ
る。
発明が解決しようとする課題 紫外線硬化型樹脂の接着硬化反応は前述したように紫
外線を照射されることによって光重合性プレポリマーと
光重合性モノマーの重合反応が開始され接着硬化され
る。しかし電池の端子部分は第2図の端子部拡大断面図
に示すように、双方の端子部材2,3の間に絶縁性パッキ
ング4が圧接挟持されて介在しており、このため絶縁パ
ッキングの下面に充填された紫外線硬化型樹脂には紫外
線が照射されない部分Cが少なからず存在していた。こ
の場合、一般的に紫外線硬化型樹脂は硬化前の液性とし
て弱酸性を呈しており、このため未硬化の樹脂が電池端
子面に介在した場合、鉄製の端子材料を腐食させ端子表
面にサビを発生したり、時にはガス発生によって硬化し
ている樹脂部分を押し上げて樹脂に亀裂を発生させるこ
とがあった。
課題を解決するための手段 本発明は前述した問題点をカチオン重合性の紫外線硬
化型樹脂を使用するとともに紫外線を照射されることに
よってカチオン重合開始剤を発生する光重合開始剤を添
加することによって解決したものである。
作用 紫外線が照射されることによってカチオン重合を開始
するような光重合開始剤を添加することで、紫外線が照
射されなかった未反応の樹脂も、その後生成したカチオ
ン重合開始剤によってカチオン重合が進行し、未反応の
樹脂が反応硬化して前述のような問題の発生を防止する
ものである。
実施例 第1図は本発明の実施例を示す電池の要部断面図であ
り、1は紫外線硬化型樹脂よりなる絶縁部材であり、こ
れは正極の端子を兼ねる端子板2と、発電要素Aを内蔵
し負極の端子を兼ねる金属容器3と、双方の端子間を電
池内部で絶縁、ならびに内蔵発電要素Aが外部に漏出す
るのを防止する絶縁パッキング4によって形成されるく
ぼみ部Bに充填接着硬化されている。5は発電要素の正
極の活物質から導出されたリード線で正極の端子2の内
面に電気的に接続されている。カチオン重合性の紫外線
硬化型樹脂としてはプレポリマーとしてエポキシアクリ
レート,ポリエステルアクリレート,不飽和アクリレー
ト,ポリエン−ポリチオール,ポリビニルエーテル樹
脂,モノマーとしては1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート,ネオペンチルグリコールジアクリレート,テト
ラエチレングリコールジアクリレートなどのカチオン重
合性を付与した多官能性アクリル樹脂、通常の光重合開
始剤としてベンゾフェノン,ジエトキシアセトフェノン
などのカルボニル化合物、本発明に関するカチオン重合
開始剤としての光重合開始剤として、t−ブチルハイド
ロパーオキサイド,ジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド等のハイドロパーオキサイドが用いられ
る。なおこれ等の物質の配合量としてはプレポリマー樹
脂が20〜40重量部、モノマー樹脂が50〜80重量部、光重
合開始剤が0.5〜1.0重量部、カチオン重合開始剤が0.5
〜2.0重量部の配合量のものである。このような配合量
の範中であれば作業性も良く通常の紫外線硬化条件で十
分硬化し得るものである。次に本発明の実効についてカ
チオン重合開始剤を添加しなかったものと比較を行なっ
た結果を表1に示す。なお実験に際して使用した紫外線
は高圧水銀灯を光源として1500〔mJ/cm2〕の光量で30秒
間照射し硬化させたものである。表1に示す数字は紫外
線硬化型樹脂を円筒形リチウム電池の端子くぼみ部Bに
塗布し硬化させたものを温度70℃の高温槽に保存した時
の樹脂の割れについて各々200個のサンプルについて調
査比較した結果であり、電池を常温下で6ケ月間放置し
た時に電池端子面にサビの発生した率を表わしたもので
ある。
発明の効果 以上、表−1の実験結果から明らかなように本発明の
カチオン重合開始剤を添加したカチオン重合性の紫外線
硬化型樹脂は、紫外線を照射されない部分があるような
場合でも、紫外線を照射された部分が一部でもあればそ
の部分に発生したカチオン重合開始剤によって樹脂の重
合反応が進行し樹脂を完全に接着硬化できるものであ
り、未反応部分が存在することに起因する端子部のサ
ビ、あるいは腐食によるガス発生に起因する樹脂の亀裂
発生を未然に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の紫外線硬化型樹脂を絶縁性部材として
用いた電池の要部断面図、第2図はその要部拡大図であ
る。 1……紫外線硬化型樹脂、2,3……正,負極端子、4…
…絶縁パッキング、A……発電要素、B……くぼみ、C
……紫外線の照射されない部分。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一面に露出する正極端子、および負極端
    子の間に形成されたくぼみ部分に、カチオン重合性の紫
    外線硬化型樹脂を絶縁部材として充填した電池であっ
    て、紫外線硬化型樹脂中に紫外線によってカチオン重合
    開始剤を生成する光重合開始剤を含有させたことを特徴
    とする電池。
  2. 【請求項2】カチオン重合性の紫外線硬化型樹脂がプレ
    ポリマーとしてエポキシアクリレート,ポリエステルア
    クリレート,不飽和アクリル,ポリエン−ポリチオー
    ル,ポリビニルエーテル樹脂,モノマーとしては1,6−
    ヘキサンジオールジアクリレート,ネオペンチルグリコ
    ールジアクリレート,テトラエチレングリコールジアク
    リレートである請求項1記載の電池。
  3. 【請求項3】紫外線によってカチオン重合開始剤を生成
    する光重合開始剤がハイドロパーオキサイドである請求
    項1記載の電池。
  4. 【請求項4】ハイドロパーオキサイドがt−ブチルハイ
    ドロパーオキサイド,ジイソプロピルベンゼンハイドロ
    パーオキサイドである請求項1記載の電池。
JP1058313A 1989-03-10 1989-03-10 電 池 Expired - Fee Related JPH0824038B2 (ja)

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JPS61165842A (ja) * 1985-01-16 1986-07-26 Fuji Photo Film Co Ltd 光情報記録媒体
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JPS634546A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 Fuji Elelctrochem Co Ltd 乾電池

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