JPH08239803A - 高架道路等構造物における伸縮目地構造 - Google Patents

高架道路等構造物における伸縮目地構造

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JPH08239803A
JPH08239803A JP7928395A JP7928395A JPH08239803A JP H08239803 A JPH08239803 A JP H08239803A JP 7928395 A JP7928395 A JP 7928395A JP 7928395 A JP7928395 A JP 7928395A JP H08239803 A JPH08239803 A JP H08239803A
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JP
Japan
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floor slab
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plate
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JP7928395A
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Inventor
Hirona Akana
弘名 赤名
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ONE A T KK
Original Assignee
ONE A T KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工が容易で、コストが安価であり、かつ騒
音、振動の発生が少なく、耐久性に富み、維持管理が容
易な伸縮目地構造を提供する。 【構成】 高架道路等構造物における伸縮目地構造であ
って、前記伸縮目地部にて対向する各床版端部に、床版
の巾方向に亘って波形状に形成したエンドプレートを一
体に設け、前記各エンドプレートの波形状の凹凸部を相
互に所要の遊間部を形成して噛合状態に配設するととも
に前記床版の下面および前記エンドプレートの下端内側
面に接して補強部材を一体的に設け、さらに前記補強部
材の内側面および前記床版の下面に接して端対傾構材を
一体的に設け、かつ前記各補強部材に跨り遊間部の下方
部に排水用弾性体を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高架道路、高架橋等の
構造物における伸縮目地構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来この種高架道路等構造物における伸縮
目地構造として、例えば特開昭61−282503号公
報の如く、伸縮目地部に櫛形のスライドプレートとフェ
ースプレートを設けるとともに、前記スライドプレート
とフェースプレートの上層部に、前記スライドプレート
とフェースプレートに連続する道路部分の表面層とほぼ
同一の摩耗度および硬度を有する上層部材を設けること
により、道路の舗装部分に轍堀れが生じた場合には、道
路と同様に、前記スライドプレートとフェースプレート
の上層部にも連続的に轍堀れが生じるようにして前記ス
ライドプレートまたはフェースプレートが道路から突出
しないようにし、走行車両へのショツクを緩らげ、かつ
また車輪および両プレートの損傷や騒音の発生を防止す
るようにしたもの、あるいは特開平1−214604号
公報の如く、櫛形伸縮継手の下部の目地遊間に路面上方
からの作業によって弾性シール材を容易に注入すること
ができるようにしたもの等が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術において前者の場合は、スライドプレートとフェース
プレートの上層部に道路部分の表面層とほぼ同一の摩耗
度および硬度を有する上層部材を設けなければならない
ため、その分コスト高となる問題点があったばかりでな
く、平板状のスライドプレートとフェースプレートを水
平状に、しかも面一の状態に噛合せしめて配設しなけれ
ばならないため、両プレートと路面との平坦性の維持が
難しく、そのため床版、桁等への特殊な固定構造を必要
とする等の問題点があったものであり、また後者の場合
は、目地遊間を弾性シール材で充填してしまうため、目
地部の自由度が低下するという問題点があったとともに
伸縮継手自体の構造も前者と同様であるため、前者の場
合と同様の問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決することを目的とし、高架道路等構造物における伸縮
目地構造であって、前記伸縮目地部にて対向する各床版
端部に、床版の巾方向に亘って波形状に形成したエンド
プレートを一体に設け、前記各エンドプレートの波形状
の凹凸部を相互に所要の遊間部を形成して噛合状態に配
設するとともに前記床版の下面および前記エンドプレー
トの下端内側面に接して補強部材を一体的に設け、さら
に前記補強部材の内側面および前記床版の下面に接して
端対傾構材を一体的に設け、かつ前記各補強部材に跨り
遊間部の下方部に排水用弾性体を設けたことを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】本発明の施工に際しては、周知の型枠コンクリ
ート打設工法によるものであり、特に図示してないが、
あらかじめ本発明伸縮目地構造を構成すべき橋脚上に設
置した主桁上面に所要の型枠を組み、前記型枠内の所定
個所に本発明における波形状のエンドプレート、補強部
材、端対傾構材、補強鉄筋等を組込み、この状態でコン
クリート打設し、コンクリートの硬化をまって型枠を外
すことにより容易に本発明の伸縮目地構造を構成するこ
とができるものである。なお、各床版端部間の遊間部の
下方部に設けられる排水用弾性体の取付け作業はコンク
リート打設前、もしくは打設後いずれでもよい。
【0006】
【実施例】図1乃至図4は、本発明の一実施例を示すも
のであって、図1は橋脚および主桁の設置状態の一例を
示す正面図、図2は伸縮目地構造構成部の概略を示す一
部拡大正面図、図3は伸縮目地部の一部拡大正面図、図
4は同一部拡大平面図である。
【0007】図において、1は橋脚、2は主桁、3は床
版であってコンクリート製である。4は前記各床版3の
端部に一体に設けられた波形状のエンドプレートであっ
て、凹凸部5を相互に所要の遊間部6を形成して噛合状
態に配設されている。
【0008】なお前記エンドプレート4の剛性は路面の
変形に追従できるような形状と材質を使用することが望
ましい。7は前記床版3の下面3aおよび前記エンドプ
レート4の下端内側面4aに接して一体的に設けられた
板状の補強部材であって、前記床版3の巾方向に亘って
所要間隔をもって設けられている。8は前記補強部材7
の内側面7aおよび前記床版3の下面3aに接して一体
的に設けられた端対傾構材であって、断面C型のチャン
ネル鋼材で形成されている。
【0009】9は例えばゴム、プラスチック等の薄板で
形成された排水用弾性体であって、前記各補強部材7,
7間に跨り、遊間部6の下方部に張設されている。7
b,7bは前記各補強部材7,7に設けた排水用弾性体
取付板であるが、本実施例のものに限定されるものでな
い。10はスタッドジベルであって、前記エンドプレー
ト4および補強部材7と床版3の一体性を高めるための
ものである。11は補強鉄筋であって、床版3内に適宜
設けられている。12は板状のリブ材であって、前記補
強鉄筋11と同じく前記床版3内に適宜設けられるもの
である。13は路面、14は舗装面である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、高架道路等構造物にお
ける伸縮目地構造であって、前記伸縮目地部にて対向す
る各床版端部に、床版の巾方向に亘って波形状に形成し
たエンドプレートを一体に設け、前記各エンドプレート
の波形状の凹凸部を相互に所要の遊間部を形成して噛合
状態に配設するとともに前記床版の下面および前記エン
ドプレートの下端内側面に接して補強部材を一体的に設
け、さらに前記補強部材の内側面および前記床版の下面
に接して端対傾構材を一体的に設け、かつ前記各補強部
材に跨り遊間部の下方部に排水用弾性体を設けたもので
あるから、現場施工において床版と一体施工ができるの
で、コスト的にきわめて安価なものであり、また床版端
部のエンドプレートは前記エンドプレートの下端内側面
および前記床版の下面に一体的に設けられた補強部材と
一体的に連結されているので、従来のような特殊な固定
構造を必要とすることなく、床版に強固に取付けること
ができ、容易に脱落するような惧れは全くないものであ
る。また、本発明の伸縮目地構造は従来のスライドプレ
ートとフェースプレートによるものに比して路面との平
坦性の維持が容易であり、そのため走行車両の衝撃によ
る騒音、振動の発生が少なく、耐久性に優れたものであ
り、また遊間部における排水は各補強部材に誇って排水
用弾性体を設けることにより、伸縮目地部の自由度を妨
げることなく、下方への落下を防止し得るとともに、掃
除等の維持管理および取替え作業を容易に行うことがで
きる等、種々の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】橋脚および主桁の設置状態の一例を示す正面図
である。
【図2】伸縮目地構造構成部の概略を示す一部拡大正面
図である。
【図3】伸縮目地部の一部拡大正面図である。
【図4】同一部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 橋脚 2 主桁 3 床版 3a 下面 4 エンドプレート 4a 下端内側面 5 凹凸部 6 遊間部 7 補強部材 7a 内側面 7b 排水用弾性体取付板 8 端対傾構材 9 排水用弾性体 10 スタッドジベル 11 補強鉄筋 12 板状のリブ材 13 路面 14 舗装面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高架道路等構造物における伸縮目地構造
    であって、前記伸縮目地部にて対向する各床版端部に、
    床版の巾方向に亘って波形状に形成したエンドプレート
    を一体に設け、前記各エンドプレートの波形状の凹凸部
    を相互に所要の遊間部を形成して噛合状態に配設すると
    ともに前記床版の下面および前記エンドプレートの下端
    内側面に接して補強部材を一体的に設け、さらに前記補
    強部材の内側面および前記床版の下面に接して端対傾構
    材を一体的に設け、かつ前記各補強部材に跨り遊間部の
    下方部に排水用弾性体を設けたことを特徴とする高架道
    路等構造物における伸縮目地構造。
  2. 【請求項2】 前記エンドプレートおよび補強部材をス
    タッドジベルを介して床版と一体に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の高架道路等構造物における伸縮目地
    構造。
  3. 【請求項3】 前記床版を補強鉄筋入りコンクリート製
    となしたことを特徴とする請求項1,2記載の高架道路
    等構造物における伸縮目地構造。
JP7928395A 1995-02-28 1995-02-28 高架道路等構造物における伸縮目地構造 Pending JPH08239803A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2027340A1 (en) 2006-06-12 2009-02-25 Hengelhoef Concrete Joints NV Structural joint

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2027340A1 (en) 2006-06-12 2009-02-25 Hengelhoef Concrete Joints NV Structural joint
EP2027340B1 (en) * 2006-06-12 2015-05-13 Hengelhoef Concrete Joints Manufacturing NV Floor provided with structural joint

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