JPH08238694A - 多色刷りシールの製造方法 - Google Patents
多色刷りシールの製造方法Info
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- JPH08238694A JPH08238694A JP4415095A JP4415095A JPH08238694A JP H08238694 A JPH08238694 A JP H08238694A JP 4415095 A JP4415095 A JP 4415095A JP 4415095 A JP4415095 A JP 4415095A JP H08238694 A JPH08238694 A JP H08238694A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 図柄が外形線に対してゆがむことを防止した
多色刷りシールの製造方法を提供する。 【構成】 多色刷りされた媒体シートを所定の外形に切
断して多色刷りシールを製造する多色刷りシールの製造
方法において、シール外形線に最も近い印刷パターンの
色以外の色を前記媒体シートに印刷する第１の印刷工程
（ステップＳ２）と、前記第１の印刷工程の後でシール
外形線に最も近い印刷パターンの色と位置決め用ガイド
マーカーとを同時に前記媒体シートに印刷する第２の印
刷工程（ステップＳ３）と、前記ガイドマーカにより位
置決めを行ってシール外形線を切断する工程（ステップ
Ｓ４及びステップＳ５）と、を備えたことを特徴とする
多色刷りシールの製造方法である。
多色刷りシールの製造方法を提供する。 【構成】 多色刷りされた媒体シートを所定の外形に切
断して多色刷りシールを製造する多色刷りシールの製造
方法において、シール外形線に最も近い印刷パターンの
色以外の色を前記媒体シートに印刷する第１の印刷工程
（ステップＳ２）と、前記第１の印刷工程の後でシール
外形線に最も近い印刷パターンの色と位置決め用ガイド
マーカーとを同時に前記媒体シートに印刷する第２の印
刷工程（ステップＳ３）と、前記ガイドマーカにより位
置決めを行ってシール外形線を切断する工程（ステップ
Ｓ４及びステップＳ５）と、を備えたことを特徴とする
多色刷りシールの製造方法である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多色刷りシールの製造
方法に関し、特に、スクリーン印刷されたシールの印刷
パターンと外形線とのズレを防止することができる多色
刷りシールの製造方法に関する。
方法に関し、特に、スクリーン印刷されたシールの印刷
パターンと外形線とのズレを防止することができる多色
刷りシールの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の多色刷りシールの例を図４に示
す。図４は、印刷媒体の１枚のシート１１にシールが８
面付けで文字と図柄とが異なる色で印刷される場合であ
る。最初のスクリーン印刷では、ＡＢＣで示される文字
１２と、丸に十字のガイドホールマーカー１４とが同じ
色で（例えば黒色）印刷され、次のスクリーン印刷で
は、破線で輪郭を示す図柄１３が異なる色で印刷されて
いた。そして、ガイドホールマーカー１４に孔を開け
て、プレスにより各シールの外形線を切り出して、２１
（面付け番号１）から２８（面付け番号８）までの８面
のシールを形成していた。
す。図４は、印刷媒体の１枚のシート１１にシールが８
面付けで文字と図柄とが異なる色で印刷される場合であ
る。最初のスクリーン印刷では、ＡＢＣで示される文字
１２と、丸に十字のガイドホールマーカー１４とが同じ
色で（例えば黒色）印刷され、次のスクリーン印刷で
は、破線で輪郭を示す図柄１３が異なる色で印刷されて
いた。そして、ガイドホールマーカー１４に孔を開け
て、プレスにより各シールの外形線を切り出して、２１
（面付け番号１）から２８（面付け番号８）までの８面
のシールを形成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多色刷りシールの製造方法においては、スクリーン
印刷を複数回行うため、すでにガイドホールマーカーの
印刷が終了した印刷媒体シートが次の版によるスクリー
ン印刷時のスキージ圧力により伸びることがある。この
印刷媒体の伸びの影響は、印刷開始側から印刷方向に向
かって大きくなる傾向があり、特に印刷終了側の行に並
ぶ２５（面付け番号５）から２８（面付け番号８）のシ
ールに対して特に大きくなっていた。
来の多色刷りシールの製造方法においては、スクリーン
印刷を複数回行うため、すでにガイドホールマーカーの
印刷が終了した印刷媒体シートが次の版によるスクリー
ン印刷時のスキージ圧力により伸びることがある。この
印刷媒体の伸びの影響は、印刷開始側から印刷方向に向
かって大きくなる傾向があり、特に印刷終了側の行に並
ぶ２５（面付け番号５）から２８（面付け番号８）のシ
ールに対して特に大きくなっていた。
【０００４】例えば、それぞれ等間隔に印刷されたガイ
ドホールマーカー１４−１と１４−２との間隔をｗ１、
ガイドホールマーカー１４−７と１４−８との間隔をｗ
２とすれば、次の版の印刷による伸びによりｗ１＜ｗ２
となっていた。
ドホールマーカー１４−１と１４−２との間隔をｗ１、
ガイドホールマーカー１４−７と１４−８との間隔をｗ
２とすれば、次の版の印刷による伸びによりｗ１＜ｗ２
となっていた。
【０００５】そして、先に印刷されたガイドホールマー
カーと後で印刷された図柄との相対的位置関係にずれが
生じるため、このガイドホールマーカーを基準にして孔
を開けてプレスを行うと、図４の２８（面付け番号８）
に相当する多色刷りシールは、図５に示すように、ａ＝
ｂとなるべき図柄の左右の余白の幅がａ＞ｂとなり、図
柄が外形線に対してゆがむという問題点があった。
カーと後で印刷された図柄との相対的位置関係にずれが
生じるため、このガイドホールマーカーを基準にして孔
を開けてプレスを行うと、図４の２８（面付け番号８）
に相当する多色刷りシールは、図５に示すように、ａ＝
ｂとなるべき図柄の左右の余白の幅がａ＞ｂとなり、図
柄が外形線に対してゆがむという問題点があった。
【０００６】同様に図４の２５（面付け番号５）に相当
する多色刷りシールは、ａ＝ｂとなるべき図柄の左右の
余白の幅がａ＜ｂとなり、図柄が外形線に対してゆがむ
という問題点があった。
する多色刷りシールは、ａ＝ｂとなるべき図柄の左右の
余白の幅がａ＜ｂとなり、図柄が外形線に対してゆがむ
という問題点があった。
【０００７】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、図
柄が外形線に対してゆがむことを防止した多色刷りシー
ルの製造方法を提供することである。
柄が外形線に対してゆがむことを防止した多色刷りシー
ルの製造方法を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次の構成を有する。すなわち、本発明は、
多色刷りされた媒体シートを所定の外形に切断して多色
刷りシールを製造する多色刷りシールの製造方法におい
て、シール外形線に最も近い印刷パターンの色以外の色
を前記媒体シートに印刷する第１の印刷工程と、前記第
１の印刷工程の後でシール外形線に最も近い印刷パター
ンの色と位置決め用ガイドマーカーとを同時に前記媒体
シートに印刷する第２の印刷工程と、前記ガイドマーカ
により位置決めを行ってシール外形線を切断する工程
と、を備えたことを特徴とする多色刷りシールの製造方
法である。
に、本発明は次の構成を有する。すなわち、本発明は、
多色刷りされた媒体シートを所定の外形に切断して多色
刷りシールを製造する多色刷りシールの製造方法におい
て、シール外形線に最も近い印刷パターンの色以外の色
を前記媒体シートに印刷する第１の印刷工程と、前記第
１の印刷工程の後でシール外形線に最も近い印刷パター
ンの色と位置決め用ガイドマーカーとを同時に前記媒体
シートに印刷する第２の印刷工程と、前記ガイドマーカ
により位置決めを行ってシール外形線を切断する工程
と、を備えたことを特徴とする多色刷りシールの製造方
法である。
【０００９】
【作用】上記構成により、本発明においては、シール外
形線に最も近い印刷パターンの色以外の色を先に印刷
し、最後にシール外形線に最も近い印刷パターンの色と
プレス位置決め用ガイドマーカーとを同時に印刷する。
これにより、外形に最も近い印刷パターンとガイドマー
カーとが精度よく印刷される。そして、このガイドマー
カにより位置決めを行ってシール外形線を打ち抜くこと
により、シール外形に最も近い印刷パターンとシールの
外形とのゆがみを防止することができ、完成したシール
の精度及び品質が向上する。
形線に最も近い印刷パターンの色以外の色を先に印刷
し、最後にシール外形線に最も近い印刷パターンの色と
プレス位置決め用ガイドマーカーとを同時に印刷する。
これにより、外形に最も近い印刷パターンとガイドマー
カーとが精度よく印刷される。そして、このガイドマー
カにより位置決めを行ってシール外形線を打ち抜くこと
により、シール外形に最も近い印刷パターンとシールの
外形とのゆがみを防止することができ、完成したシール
の精度及び品質が向上する。
【００１０】
【実施例】次に図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図１は、本発明に係る多色刷りシールの製
造方法の実施例を示す工程フローチャートである。
に説明する。図１は、本発明に係る多色刷りシールの製
造方法の実施例を示す工程フローチャートである。
【００１１】まず、シールに印刷すべき文字と図柄とを
含めた印刷パターンの色分解を行い、各色ごとに刷版を
作成する（ステップＳ１）。この時、シール外形に最も
近い色の刷版にガイドホールマーカーを含める。次い
で、ガイドホールマーカーを含まない刷版により印刷媒
体をスクリーン印刷する（ステップＳ２）。次いで、ガ
イドホールマーカーを含む刷版により印刷媒体をスクリ
ーン印刷する（ステップＳ３）。次いで、ガイドホール
マーカーに孔を開ける（ステップＳ４）。この孔を型抜
きプレスのガイドとして型抜きを行い、シールの外形を
切断する（ステップＳ５）。
含めた印刷パターンの色分解を行い、各色ごとに刷版を
作成する（ステップＳ１）。この時、シール外形に最も
近い色の刷版にガイドホールマーカーを含める。次い
で、ガイドホールマーカーを含まない刷版により印刷媒
体をスクリーン印刷する（ステップＳ２）。次いで、ガ
イドホールマーカーを含む刷版により印刷媒体をスクリ
ーン印刷する（ステップＳ３）。次いで、ガイドホール
マーカーに孔を開ける（ステップＳ４）。この孔を型抜
きプレスのガイドとして型抜きを行い、シールの外形を
切断する（ステップＳ５）。
【００１２】図２は、実施例における印刷終了時（ステ
ップＳ３）の印刷媒体の様子を示す図である。印刷媒体
シート１には、８面付けで文字（ＡＢＣ）２と破線の枠
で示された図柄３とが印刷されている。さらに、８か所
にガイドホールマーカー４が図柄３と同色で印刷されて
いる。
ップＳ３）の印刷媒体の様子を示す図である。印刷媒体
シート１には、８面付けで文字（ＡＢＣ）２と破線の枠
で示された図柄３とが印刷されている。さらに、８か所
にガイドホールマーカー４が図柄３と同色で印刷されて
いる。
【００１３】図３は、図２の印刷媒体シートに孔開け、
プレスを行って完成した多色刷りシールを示す図であ
る。本実施例によれば、８面付け全てのシールにおい
て、図柄の右余白の幅ａと、左余白の幅ｂのばらつき
が、｜ａ−ｂ｜≦０．５ｍｍの交差内に入り、図柄と外
形とがずれる不良品の発生がなくなることが確認され
た。
プレスを行って完成した多色刷りシールを示す図であ
る。本実施例によれば、８面付け全てのシールにおい
て、図柄の右余白の幅ａと、左余白の幅ｂのばらつき
が、｜ａ−ｂ｜≦０．５ｍｍの交差内に入り、図柄と外
形とがずれる不良品の発生がなくなることが確認され
た。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
クリーン印刷により多色刷りシールを製造する際に、図
柄が外形線に対してゆがむことを防止し、高品質の多色
刷りシールを製造することができるという効果がある。
クリーン印刷により多色刷りシールを製造する際に、図
柄が外形線に対してゆがむことを防止し、高品質の多色
刷りシールを製造することができるという効果がある。
【図１】本発明に係る多色刷りシールの製造方法の実施
例を示す工程フローチャートである。
例を示す工程フローチャートである。
【図２】実施例における印刷終了時の印刷媒体を示す図
である。
である。
【図３】本発明に係る多色刷りシールの製造方法により
製造されたシールの図である。
製造されたシールの図である。
【図４】従来の多色刷りシールの製造方法により印刷さ
れた印刷媒体を示す図である。
れた印刷媒体を示す図である。
【図５】従来の多色刷りシールの製造方法による不良シ
ールの説明図である。
ールの説明図である。
１ 印刷媒体シート ２ 文字 ３ 図柄 ４ ガイドホールマーカー
Claims (1)
- 【請求項１】 多色刷りされた媒体シートを所定の外形
に切断して多色刷りシールを製造する多色刷りシールの
製造方法において、 シール外形線に最も近い印刷パターンの色以外の色を前
記媒体シートに印刷する第１の印刷工程と、 前記第１の印刷工程の後でシール外形線に最も近い印刷
パターンの色と位置決め用ガイドマーカーとを同時に前
記媒体シートに印刷する第２の印刷工程と、 前記ガイドマーカにより位置決めを行ってシール外形線
を切断する工程と、を備えたことを特徴とする多色刷り
シールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4415095A JPH08238694A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 多色刷りシールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4415095A JPH08238694A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 多色刷りシールの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08238694A true JPH08238694A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12683610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4415095A Pending JPH08238694A (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 多色刷りシールの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08238694A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2011067851A1 (ja) * | 2009-12-04 | 2013-04-18 | テフコ青森株式会社 | 圧着型金属製装飾プレート、金属製装飾プレートおよびこれらの製造方法 |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP4415095A patent/JPH08238694A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2011067851A1 (ja) * | 2009-12-04 | 2013-04-18 | テフコ青森株式会社 | 圧着型金属製装飾プレート、金属製装飾プレートおよびこれらの製造方法 |
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