JPH08238602A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

化粧板及びその製造方法

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Publication number
JPH08238602A
JPH08238602A JP7070914A JP7091495A JPH08238602A JP H08238602 A JPH08238602 A JP H08238602A JP 7070914 A JP7070914 A JP 7070914A JP 7091495 A JP7091495 A JP 7091495A JP H08238602 A JPH08238602 A JP H08238602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
decorative
decorative sheet
substrate
uneven pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP7070914A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sakai
剛 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP7070914A priority Critical patent/JPH08238602A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプリングバック等の発生を低減させること
ができ、更には下層の基板等が表面から露出することが
ない化粧板及びその製造方法を提供する。 【構成】 木質基板10の表面が所望の形状に切削加工
され、この切削加工面に化粧シート13が貼着されてい
る化粧板16、及び表面に所望の形状の凹凸模様11が
形成された木質基板10を用意し、凹凸模様11が形成
された木質基板10の少なくとも表面に接着剤を塗布
し、その上に化粧シート13を載置し、型押し盤15で
圧締貼着してなる化粧板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物、家具等に使用可
能な化粧板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】木質繊維板等からなる木質基板の表面に
接着剤を塗布した後、塗布面に化粧シートを載置し、上
部から所定の凹凸模様が下面に形成された型押し盤で圧
締成型して、表面に装飾性を有する立体的な凹凸模様を
形成した化粧板が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比較的
硬い基板(例えば、MDF)面に型押し盤を用いて高圧
で強制的に凹凸を成型しようとするため、製造後周囲の
湿気を吸収したり、内部の湿気を放出するなどして元に
戻ろうとする現象(スプリングバック)が発生する問題
があった。また、型押し盤の凸部が鋭い形状をしている
場合、成型される凹部に位置する化粧シートが裁断され
て内部の基板が露出し、この部分を着色塗装する必要が
あり、製造に手間を要し、更にはこの部分は水には弱い
という問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたもので、スプリングバック等の発生を低減させるこ
とができ、更には下層の基板等が表面から露出すること
がない化粧板及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の化粧板は、木質基板の表面が所望の形状に切削加
工され、この切削加工面に化粧シートが貼着されてい
る。請求項2記載の化粧板は、請求項1記載の化粧板に
おいて、前記木質基板と化粧シートの間に樹脂含浸紙が
介されている。そして、請求項3記載の化粧板の製造方
法は、表面に所望の形状の凹凸模様が形成された木質基
板を用意し、該凹凸模様が形成された木質基板の少なく
とも表面に接着剤を塗布し、その上に化粧シートを載置
し、型押し盤で圧締貼着している。請求項4記載の化粧
板の製造方法は、請求項3記載の方法において、前記木
質基板の表面の凹凸模様は、切削加工によって形成され
ている。また、請求項5記載の化粧板の製造方法は、請
求項3記載の方法において、前記木質基板は木質繊維板
又は木片成型板からなって、成型時に表面の凹凸模様が
形成されている。以上において、木質基板には、木質繊
維板(ファイバーボード)、木片成型板(パーティクル
ボード)、及び場合によっては合板を含むものである。
【0005】
【作用】請求項1、2記載の化粧板においては、切削加
工によって表面の凹凸模様が形成され、その加工面に化
粧シートが貼着されているので、凹凸模様成型時の残留
応力によるスプリングバックを防止できる。そして、化
粧シートは凹凸模様が形成された後に貼着されるので、
化粧シートの一部に無理な荷重がかかって破れ内部の木
質基板が露出することもない。特に、請求項2記載の化
粧板においては、木質基板と化粧シートの間に樹脂含浸
紙が配置されているので、化粧シートの補強がなされる
と共に、化粧シートの表面が滑らかに補強される。従っ
て、木質基板に木片成型板等のように粗い表面のものを
使用することもできる。そして、請求項3〜5記載の化
粧板の製造方法においては、所望の形状の凹凸模様が表
面に形成された木質基板を用意し、該木質基板の表面に
接着剤を塗布し、その上に化粧シートを載置し、型押し
盤で熱圧締貼着しているので、木質基板を高圧で圧締す
る必要がない。従って、木質基板に無理な荷重がかから
ず、結果として湿気等の吸排出によって凹凸模様がスプ
リングバックしたり、あるいは表面に貼着した化粧シー
トが裁断されることがなく、表面から木質基板への水の
浸入を防止できる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る化粧板の製
造方法を示す説明図である。
【0007】図1(A)に示すように、木質基板10と
して木質繊維板(ファイバーボード)を用い、この表面
に図1(B)に示すように切削加工を行って表面に立体
的な凹凸模様11を形成する。この上に、図1(C)に
示すように、スプレーコーター12で接着剤を噴霧処理
する。ここで、使用する接着剤としては酢酸ビニル樹脂
エマルジョン、変性ラテックス、ユリア・メラミン共縮
合樹脂等を使用し、塗布量は120〜150g/m2
する。
【0008】次に、図1(D)に示すように、裏面に樹
脂含浸紙(バッカー)が積層され、表面には所望の模様
(例えば、木目模様、タイル模様)が印刷された化粧シ
ート13を貼着する。この場合、バッカーが積層されて
いない化粧シートを用いる場合、あるいはバッカーが積
層されている化粧シート13を用いる場合であっても、
別に1又は複数枚の樹脂含浸紙を木質基板10と、化粧
シートの中間に介在させることもでき、これによって、
製造後の化粧板の表面をより滑らかにし、更には表面硬
度をより向上させることができる。ここで、樹脂含浸紙
としては、例えはフェノール樹脂、メラミン樹脂、ジア
リルフタレート樹脂を含浸した紙を複数枚積層したもの
を使用するのが好ましい。
【0009】そして、図1(E)に示すように、ホット
プレス14を用いて化粧シート13を凹凸模様11が形
成された木質基板10に熱圧締貼着する。この場合、木
質基板10の表面に形成された凹凸模様11の反転凹凸
模様が形成された型押し盤15を、化粧シート13の上
に載せて熱圧締を行う。前記型押し盤15としては化粧
シート13に傷等を付けないゴム系等の弾力性のあるも
のを用いるのが好ましい。また、凹凸模様11の窪みが
小さいものであれば、前記型押し盤15としてはゴム
(合成ゴムを含む)等からなり下部が平面状の弾性部材
によって構成することも可能である。熱圧締条件は、温
度が150〜170℃で、圧力が5〜8kg/cm2
度が好ましい。以上の処理によって、図1(F)に示す
ような、化粧板16が製造される。
【0010】前記実施例においては、木質基板として木
質繊維板を使用したが、木片成型板(パーティクルボー
ド)や合板を用いることも可能である。この場合には、
化粧シートと木質基板との間に樹脂含浸シートを介在さ
せることが好ましい。これによっても木片成型板又は合
板に凹凸模様を形成した場合の粗肌面を隠して滑らかに
する他、表面を硬化して製品の質を高めることができ
る。また、前記実施例においては、切削によって木質基
板の表面に凹凸模様を形成したが、木質繊維板又は木片
成型板を製造する過程(熱圧締工程)において、予め凹
凸模様を形成しておくことも可能である。
【0011】
【発明の効果】請求項1、2記載の化粧板及び請求項3
〜5記載の化粧板の製造方法においては、化粧シートを
貼着する場合に高圧で圧締しないので、木質基板にかか
る荷重が少なくなり、爾後のスプリングバック等の発生
を低減させることができる。また、凹凸模様の窪みに位
置する化粧シートも圧締時に裁断されにくいので、成型
後に着色塗装を施す手間を省略でき、更には木質基板が
露出しないので、表面からの水の浸入等を防止でき、表
面諸物性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る化粧板の製造方法の説
明図である。
【符号の説明】
10 木質基板 11 凹凸模様 12 スプレーコーター 13 化粧シート 14 ホットプレス 15 型押し盤 16 化粧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 B32B 33/00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質基板の表面が所望の形状に切削加工
    され、この切削加工面に化粧シートが貼着されているこ
    とを特徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】 前記木質基板と化粧シートの間に樹脂含
    浸紙が介されている請求項1記載の化粧板。
  3. 【請求項3】 表面に所望の形状の凹凸模様が形成され
    た木質基板を用意し、該凹凸模様が形成された木質基板
    の少なくとも表面に接着剤を塗布し、その上に化粧シー
    トを載置し、型押し盤で圧締貼着することを特徴とする
    化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記木質基板の表面の凹凸模様は、切削
    加工によって形成されている請求項3記載の化粧板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記木質基板は木質繊維板又は木片成型
    板からなって、成型時に表面の凹凸模様が形成されてい
    る請求項3記載の化粧板の製造方法。
JP7070914A 1995-03-03 1995-03-03 化粧板及びその製造方法 Pending JPH08238602A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142638A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Aica Kogyo Co Ltd 樹脂塗布オーバーレイ化粧合板
JP2006142636A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Aica Kogyo Co Ltd 樹脂塗布オーバーレイ化粧合板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142638A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Aica Kogyo Co Ltd 樹脂塗布オーバーレイ化粧合板
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