JPH08237907A - ギヤードアクチュエータ - Google Patents

ギヤードアクチュエータ

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JPH08237907A
JPH08237907A JP6200495A JP6200495A JPH08237907A JP H08237907 A JPH08237907 A JP H08237907A JP 6200495 A JP6200495 A JP 6200495A JP 6200495 A JP6200495 A JP 6200495A JP H08237907 A JPH08237907 A JP H08237907A
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JP
Japan
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motor
housing
output
elastic member
abutting portion
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JP6200495A
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Kazuo Noguchi
一男 野口
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Denso Corp
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ構造を改良することなく簡単な構成に
よって騒音や振動を防止することにより、極めて品質の
優れたギヤードアクチュエータを提供する。 【構成】 ハウジング内に搭載されたモータ(2)と、
このモータ(2)の動力を伝達するために前記モータ
(2)に設けられた出力部(6)と、前記ハウジングの
一部に設けられ前記出力部(6)の先端部が当接する突
き当て部(11)とを有するギヤードアクチュエータに
おいて、前記突き当て部(11)の、少なくとも前記先
端部が当接する面を傾斜させるとともに、前記突き当て
部(11)と前記ハウジングとで構成された空間内に弾
性部材(12,13)を配した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギヤードアクチュエー
タに係るもので、具体的にはモータ駆動時に発生する騒
音や振動を防止することに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のギヤードアクチュエータとして図
6に示すようなものがあった。図6は上ケース(図示せ
ず)を除いた平面図で、21は樹脂成形からなる下ケー
スであり、上ケースとともにハウジングHを構成し、こ
のハウジングH内にはモータ22が搭載されている。こ
のモータ22は、下ケース21に形成されたモータ位置
決め用突部23によって、その位置が固定されるように
なっている。そして、モータ22の出力軸24にはウォ
ームギヤ25が嵌合されており、この出力軸24とウォ
ームギヤ25とでモータ22の出力部26を構成してい
る。また、27は第1のギヤであり、この第1のギヤ2
7はウォームギヤ25に噛み合って連動するように取り
付けられている。モータ22の動力は出力部26からこ
の第1のギヤ27に伝達され、さらに第2、第3のギヤ
28、29を介して最終的に出力ギヤ30で所定の動力
に変換されて外部装置へ供給されるものである。
【0003】このような構成において、同図で示すよう
に、従来ではモータ22のスラスト方向のガタつきを抑
えるために、下ケース21と共に成形され出力部26の
先端部を当接させるようにした突き当て部31を設けた
り、また、モータ22内での出力軸24とその軸24を
回転自在に支承する軸受とのクリアランスによるガタつ
き(以下、ラジアル方向のガタつきと云う。)を抑える
ために、弾性を有する側圧部材32を設けたりしてい
た。そして、このように構成することによって、それぞ
れの方向でのガタつきが原因で発生する騒音や振動を防
止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、モータ22のスラスト方向およびラジ
アル方向のそれぞれのガタつきを防止するためには、別
々に付勢手段を設けておかなければならず、その分、装
置本体の構造が複雑化してしまうものであった。しか
も、図のように側圧部材32を設けた場合には、必要以
上に負荷がかかってしまうため摩耗されやすく、そのた
め安定した側圧をかけることができなかった。また、こ
れらの問題をモータ側で解決しようとすると、モータ構
造を複雑化してしまうことになり、生産性あるいはコス
ト的に考えると更に難しいものであった。
【0005】そこで、本発明では、上記のような問題を
解決して、モータ構造を改良することなく簡単な構成に
よって騒音や振動を防止することにより、極めて品質の
優れたギヤードアクチュエータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のギヤードアクチ
ュエータは、ハウジング内に搭載されたモータと、この
モータの動力を伝達するために前記モータに設けられた
出力部と、前記ハウジングの一部に設けられ前記出力部
の先端部が当接する突き当て部とを有するギヤードアク
チュエータにおいて、前記突き当て部の、少なくとも前
記先端部が当接する面を傾斜させるとともに、前記突き
当て部と前記ハウジングとで構成された空間内に弾性部
材を配したものである。また、前記弾性部材は曲線状に
形成された板ばねであるとよい。また、前記弾性部材は
コイルばねであってもよい。
【0007】
【作用】突き当て部の、少なくとも先端部が当接する面
を傾斜させるとともに、その突き当て部とハウジングと
で構成された空間内に弾性部材を配することにより、弾
性部材は、突き当て部とハウジングとの内壁によってそ
の位置が固定されることとなり、突き当て部の肉厚の影
響による付勢力のばらつきを低減して、安定した付勢力
でもってモータのスラスト方向及びラジアル方向のガタ
つきを抑える。
【0008】
【第1の実施例】図1は、本発明の第1の実施例におけ
るギヤードアクチュエータの構成を示す平面図である。
また、図2は図1における要部拡大図であり、図3は図
2を側面から見た場合の断面図である。図1において、
1は例えば、樹脂等を成形してなる下ケースであり、後
述する上ケース14とともにハウジングHを構成し、こ
のハウジングH内にはモータ2が搭載されている。この
モータ2は、下ケース1に形成されたモータ位置決め用
突部3によって、その位置が固定されるようになってい
る。そして、モータ2の出力軸4にはウォームギヤ5が
嵌合されており、この出力軸4とウォームギヤ5とでモ
ータ2の出力部6を構成している。また、7は第1のギ
ヤであり、この第1のギヤ7はウォームギヤ5に噛み合
って連動するように取り付けられている。モータ2の出
力は出力部6からこの第1のギヤ7に伝達され、さらに
第2、第3のギヤ8、9を介して最終的に出力ギヤ10
で所定の動力に変換されて外部装置へ供給されるもので
ある。
【0009】ここまでは従来と同様である。ここで従来
と異なるのは、モータ2の出力部6の先端部が当接する
突き当て部11を、図2に示す如く、モータ2のスラス
ト方向に対して直角ではなく傾斜させて配するととも
に、突き当て部11とハウジングとで構成された空間a
を設け、図3で示すように、この空間a内に曲線状に形
成された板ばね12を配するようにしたことである。こ
の突き当て部11は、弾性を有するように、例えば、ハ
ウジングを構成する下ケース1と一体に成形して出力部
6の先端部が当接する部分の肉厚を薄く形成することに
より構成することができる。なお、図中14は樹脂等か
らなる上ケースであり、この上ケース14によって板ば
ね12は脱落しないようになっている。
【0010】このように構成すれば、モータ2の出力部
6の先端部が突き当て部11の傾斜面11aに当接する
ことによって、図2の矢印で示すような力Fが働くこと
になる。この力Fは、モータ2のスラスト方向の力F
1、ラジアル方向の力F2のそれぞれの成分に分解さ
れ、この力F1の作用によってモータ2のスラスト方向
のガタつきを抑えることができ、さらに力F2の作用に
よってモータ2の出力部6には側圧が働くため、ラジア
ル方向のガタつきを抑えることもできる。また、上記の
ように空間a内に板ばね12を配するようにすれば、こ
の板ばね12はハウジングと突き当て部11とで囲まれ
た状態となり、それらの内壁によって位置が固定される
とともに、横方向のずれが防止のできる。しかも、突き
当て部11の弾性力のみで出力部6を付勢するのに比べ
て、突き当て部11の肉厚の影響による付勢力のばらつ
きを低減でき、突き当て部11の肉厚を厳しく管理する
必要がなく、安定した付勢力を得ることができる。
【0011】なお、傾斜面11aの傾斜角を任意に変更
することにより、簡単に力Fを調整できるので、適度な
付勢力を得ることができる。また、本実施例では、突き
当て部11を傾斜させて配することにより出力部6の先
端部が当接する面を傾斜させるように構成したものであ
るが、少なくともその先端部が当接する面を傾斜させて
おけばよく、その他の部分について特にその構成は問わ
ないものである。そして、このように構成すれば、従来
のようにモータのスラスト方向並びにラジアル方向に別
々に付勢手段を設ける必要がなく、装置本体の簡素化が
図れる。
【0012】
【第2の実施例】図4は、本発明の第2の実施例におけ
るギヤードアクチュエータを側面から見た場合の要部断
面図である。図4においては、板ばね12の代わりにコ
イルばね13を空間a内に配したものであり、その他の
構成については前述した第1の実施例と同様である。こ
のように構成してモータ2のスラスト方向並びにラジア
ル方向のガタつきを抑えることもできる。
【0013】
【第3の実施例】図5は、本発明の第3の実施例におけ
るギヤードアクチュエータの構成を示す平面図である。
図1と同様な部分には同じ符号を用いて示している。図
5においては、ウォームギヤ5は出力軸4が嵌通するよ
うに挿着されたものであり、このようにして構成された
出力部6の先端部を突き当て部11に当接させたもので
ある。このようにしてモータ2のスラスト方向並びにラ
ジアル方向のガタつきを抑えることもできる。なお、本
発明は上記の各実施例を適宜組み合わせることにより、
また、本発明の主旨を脱しない範囲で適宜変更して実施
可能である。また、上記の各実施例では出力軸4とウォ
ームギヤ5とをモータの出力部6として構成している
が、これに限らず、出力軸4に直接スクリュー溝を形成
して出力部としてもよい。要するに、本発明におけるモ
ータの出力部とは、そのモータの動力を外部に伝達する
部分を述べたものであり、適宜変更して実施可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、突き
当て部の、少なくとも先端部が当接する面を傾斜させる
とともに、その突き当て部とハウジングとで構成された
空間内に弾性部材を配することにより、突き当て部の肉
厚の影響による付勢力のばらつきを低減して、突き当て
部の肉厚を厳しく管理しなくとも、安定した付勢力でも
ってモータのスラスト方向及びラジアル方向のガタつき
を抑えることができる。また、弾性部材は下ケースと上
ケースからなるハウジングと突き当て部とで囲まれてそ
れらの内壁によって位置が固定されるので、落下等の衝
撃があってもはずれない。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるギヤードアクチ
ュエータの構成を示す平面図である。
【図2】図1における要部拡大図である。
【図3】図2を側面から見た場合の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるギヤードアクチ
ュエータを側面から見た場合の要部断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例におけるギヤードアクチ
ュエータの構成を示す平面図である。
【図6】従来のギヤードアクチュエータの構成を示す平
面図である。
【符号の説明】
1,21‥‥下ケース 2,22‥‥モータ 4,24‥‥出力軸 5,25‥‥ウォームギヤ 6,26‥‥出力部 11‥‥突き当て部 11a‥‥傾斜面 12‥‥板ばね 13‥‥コイルばね 14‥‥上ケース a‥空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に搭載されたモータと、こ
    のモータの動力を伝達するために前記モータに設けられ
    た出力部と、前記ハウジングの一部に設けられ前記出力
    部の先端部が当接する突き当て部とを有するギヤードア
    クチュエータにおいて、前記突き当て部の、少なくとも
    前記先端部が当接する面を傾斜させるとともに、前記突
    き当て部と前記ハウジングとで構成された空間内に弾性
    部材を配したことを特徴とするギヤードアクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は曲線状に形成された板ば
    ねである請求項1記載のギヤードアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材はコイルばねである請求項
    1記載のギヤードアクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1035632A1 (en) * 1998-09-29 2000-09-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Motor supporting device
JP2006174529A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Canon Inc モータ出力軸の保持装置、光学部材の駆動装置、および光学機器
JP2021044882A (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 東京パーツ工業株式会社 モータアクチュエータ

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