JPH08237889A - 電力系統監視制御装置 - Google Patents

電力系統監視制御装置

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JPH08237889A
JPH08237889A JP6002395A JP6002395A JPH08237889A JP H08237889 A JPH08237889 A JP H08237889A JP 6002395 A JP6002395 A JP 6002395A JP 6002395 A JP6002395 A JP 6002395A JP H08237889 A JPH08237889 A JP H08237889A
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JP
Japan
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control device
control
delay time
delay
signal
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JP6002395A
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Inventor
Isao Shimokawa
勲 下川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力系統の電気所における制御機器の操作を
遠方監視制御装置を介して行う場合に、機器選択完了後
に一定時間の遅延が必要な制御機器に対しても、正常な
系統操作を行うことができるようにする。 【構成】 遠方監視制御装置3から機器選択完了信号を
受信してから制御信号を出力するまでの遅延時間を予め
各種制御機器の各々につき処理遅延時間記憶手段7に記
憶させておき、記憶手段7に記憶された遅延時間に基づ
き処理遅延手段9から遅延して制御信号を出力させるの
で、機器操作の制御が確実となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の各種制御機
器を遠方監視制御装置を介して監視制御する電力系統監
視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力系統監視制御装置は、遠方
監視制御装置を介して電力系統における電気所の各種制
御機器の状態を監視すると共に、必要に応じて各種制御
機器に制御信号を送信して操作を行うものである。これ
によって、電力系統の安定な運用を支援している。
【0003】電力系統監視制御装置を用いて、電気所に
おける各種制御機器の一連の機器操作を順次行う場合、
電力系統監視制御装置は制御機器ごとに、まず機器選択
要求信号を遠方監視制御装置を介して出力する。すなわ
ち、電力系統の各種制御機器のうち操作しようとする制
御機器に対し、遠方監視制御装置を介して機器選択要求
信号を出力する。そして、遠方監視制御装置から機器選
択要求信号を受信したことを知らせる機器選択完了信号
を受信した後に、操作しようとする制御機器に制御信号
を出力するようにしている。
【0004】図16は、その場合の制御シーケンスの説
明図である。まず、電力系統監視制御装置は、操作しよ
うとする制御機器に対し機器選択要求信号を出力する。
機器選択要求信号を受信した遠方監視制御装置は、制御
機器を選択完了すると機器選択完了信号を電力系統監視
制御装置に対し返送する。電力系統監視制御装置はこの
機器選択完了信号を受信すると、遠方監視制御装置を介
して制御機器に対して制御信号を送信し制御機器を操作
する。そして、制御機器の操作が完了すると制御機器の
状態が変化するので、その状態変化は制御機器状態信号
として電力系統監視制御装置に送信される。電力系統監
視制御装置は、この制御機器状態信号の変化を受信する
と、機器選択要求信号を復帰させ、機器選択要求信号が
復帰すると遠方監視制御装置は機器選択完了信号を復帰
する。
【0005】このように、操作しようとする制御機器
に、いきなり制御信号を送信するのではなく、一旦機器
選択要求信号を送信し、機器選択完了信号を受信してか
ら制御信号を送信するようにしている。これによって、
選択した制御機器が誤りなく操作されるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各種制御機
器の中には機器選択完了信号が返送された状態であっ
も、それだけでは制御信号を受け付けないものがある。
たとえば、同期検定付き遮断器は、機器選択が完了して
も接続しようとする双方の系統の電気状態が同期した状
態にならない限りは投入することができないので、機器
選択完了信号が返送されその状態で制御信号を送信して
も、その制御信号を受け付けないことがある。
【0007】したがって、このような場合には、各種制
御機器の一連の機器操作を順次行う系統操作に支障を来
す場合がある。
【0008】本発明の目的は、操作を行う場合に、機器
選択完了後に一定時間の遅延が必要な制御機器に対して
も、正常な系統操作を行うことができる電力系統監視制
御装置を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、機器
選択完了信号を受信してから制御信号を出力するまでの
遅延時間を予め各種制御機器の各々につき記憶するため
の処理遅延時間記憶手段と、この処理遅延時間記憶手段
に記憶された遅延時間に基づき遅延して制御信号を出力
する処理遅延手段とを備えている。
【0010】請求項2の発明は、制御信号を出力した後
に制御機器が応動したか否かを判定し制御機器が応動し
ていないときは、処理遅延時間記憶手段に記憶された遅
延時間を補正更新するための処理遅延情報更新手段を、
請求項1の発明に追加して設けている。
【0011】請求項3の発明は、制御機器を操作するに
あたって遅延時間が必要な制御方向を、予め各種制御機
器の各々につき記憶するための遅延制御方向記憶手段
を、請求項1の発明に追加して設けている。
【0012】請求項4の発明は、請求項2の処理遅延情
報更新手段と、請求項3の遅延制御方向記憶手段との双
方を、請求項1の発明に追加して設けている。
【0013】請求項5の発明は、制御信号を出力した後
に制御機器の操作条件が成立しているか否かを判定し、
制御機器の操作条件が成立しているときに制御信号の出
力を許可するための制御可能判定手段を、請求項1乃至
請求項4の発明に対し設けている。
【0014】
【作用】請求項1の発明では、電力系統の各種制御機器
のうち操作しようとする制御機器に対し遠方監視制御装
置を介して機器選択要求信号を出力し、遠方監視制御装
置から機器選択要求信号を受信したことを知らせる機器
選択完了信号を受信した後に、処理遅延手段は、処理遅
延時間記憶手段に予め記憶された遅延時間に基づき、遅
延して操作しようとする制御機器に制御信号を出力す
る。したがって、操作に遅延を必要とする制御機器であ
っても正常な操作が可能となる。
【0015】請求項2の発明では、処理遅延情報更新手
段が、制御信号を出力した後に制御機器が応動したか否
かを判定し、制御機器が応動していないときは、処理遅
延時間記憶手段に記憶された遅延時間を補正更新する。
したがって、操作に失敗した場合に次回の操作時に備え
て適切な遅延時間を設定できるので、より正常な操作が
可能となる。
【0016】請求項3の発明では、遅延制御方向記憶手
段が、制御機器を操作するにあたって遅延時間が必要な
制御方向を、予め各種制御機器の各々につき記憶してい
るので、遅延を必要とする制御方向についてのみ遅延し
て制御信号を出力する。したがって、より確実な操作が
可能となる。
【0017】請求項4の発明では、処理遅延情報更新手
段及び遅延制御方向記憶手段を設け、遅延を必要とする
制御機器の遅延方向に適切に遅延させることができるの
で、その操作がさらに確実となる。
【0018】請求項5の発明では、制御可能判定手段
は、制御信号を出力した後に制御機器の操作条件が成立
しているか否かを判定し、制御機器の操作条件が成立し
ているときに制御信号の出力を許可する。したがって、
遅延を必要とする制御機器が操作可能の場合にのみ制御
信号を出力でき、その操作は確実になる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の第1の実施例を示す構成図である。本発明の電力
系統監視制御装置1は電子計算機で構成され、遠方監視
制御装置3を介して遮断器や断路器等の監視制御機器2
に対して入操作や切操作を行う。また、この操作結果と
して制御機器2の状態を遠方監視制御装置3を介して入
力している。すなわち、電力監視制御装置1の機器状態
入力手段4は、監視制御対象である制御機器2の状態を
遠方監視制御装置3を介して入力し、この制御機器2の
状態を機器情報記憶手段5に記憶する。
【0020】系統操作手段8は電力系統の一連の操作時
に起動され、系統操作情報記憶手段6に予め記憶された
系統操作情報を取り出し、その系統操作情報に基づいて
操作の溜めの制御信号を遠方監視制御装置3に出力す
る。図2は、系統情報記憶手段6に記憶された系統操作
情報テーブルの説明図である。系統操作情報テーブルに
は、制御機器2の一連の操作の順番ごとに、操作すべき
操作機器と操作方向とが記憶されている。操作方向は入
り切りのいずれかの情報である。図2に示したもので
は、一連の操作はNステップからなっており、そのNス
テップに対応して制御機器2が操作されることになる。
系統操作手段8はこの系統操作情報に基づき、順次、制
御機器に対する操作方向の内容の制御信号を出力するこ
とになる。
【0021】処理遅延手段9は系統操作手段8が制御信
号を出力する際に、処理遅延時間記憶手段7に記憶され
た遅延処理時間に基づき、制御出力を遅延して出力する
ようにするためのものである。図3に処理遅延時間記憶
手段7に記憶された遅延時間テーブルを示す。図3に示
すように、この遅延時間は全ての制御機器2に対応して
設けられている。すなわち、制御機器2の個数Mだけ有
しており、遅延を必要としない制御機器に対しては、ゼ
ロが設定されることになる。また、遅延時間はその遅延
時間中に該当の制御機器2の操作条件が成立するよう
に、制御機器ごとに定められる。
【0022】次に、図4は本発明の制御シーケンスの説
明図である。まず、電力系統監視制御装置1は、操作し
ようとする制御機器2に対し機器選択要求信号を出力す
る。機器選択要求信号を受信した遠方監視制御装置3
は、制御機器2を選択完了すると機器選択完了信号を電
力系統監視制御装置1に対し返送する。
【0023】電力系統監視制御装置1はこの機器選択完
了信号を受信すると、その制御機器2に対する制御信号
を出力するにあたり、処理遅延手段9からの遅延時間だ
け送らせて制御信号を出力すべく、遅延時間のカウント
を開始する。この遅延時間分だけ遅延した後に遠方監視
制御装置3を介して制御機器2に対して制御信号を送信
し制御機器2を操作する。
【0024】通常、遅延時間はその遅延時間中に該当の
制御機器2の操作条件が成立するように定められるの
で、図4に示すように、この遅延時間中に該当の制御機
器2の操作条件が成立する。つまり、操作条件が成立し
ている状態で制御信号を受信することになる。
【0025】そして、制御機器2の操作が完了すると制
御機器2の状態が変化するので、その状態変化は制御機
器状態信号として電力系統監視制御装置3に送信され
る。電力系統監視制御装置3は、この制御機器状態信号
の変化を受信すると、機器選択要求信号を復帰させ、機
器選択要求信号が復帰すると遠方監視制御装置3は機器
選択完了信号を復帰する。
【0026】図5は、このような系統操作を行う場合の
電力系統監視制御装置1の系統操作手段8の演算フロー
チャートである。制御機器2に対する処理が開始される
と、まず操作の処理番号を1とし(101)、系統操作
情報を系統操作情報記憶手段6より取り出す(10
2)。取り出した系統操作情報に基づいて処理番号が1
の制御機器に対して機器選択要求信号を出力する(10
3)。そして、この機器選択に対する機器選択完了を確
認する(104)。この確認は遠方監視制御装置3から
の機器選択完了信号に基づいて行われる。
【0027】次に、処理遅延手段9による遅延時間だけ
の遅延を行う(105)。遅延後、制御機器2に対して
制御信号を出力し(106)、制御信号による制御機器
2の応動を確認する(107)。この確認は、制御機器
2が応動しているときは正常応動確認し、応動がなかっ
たときは応動なしを確認して系統操作の中断処理を行
う。つまり、その操作を中断する。ここまでで、一つの
制御機器の操作が終了する。系統操作としてまた次の操
作があるか否かを判断し(108)、次の操作がある場
合には次の操作を繰返し行う(109)。次の操作がな
い場合には、そこでこの処理は終了する。
【0028】図6は、処理遅延手段9の処理内容を示す
演算フローチャートである。図5のステップ105で処
理遅延手段9が起動されると、操作しようとする制御機
器2に対応した遅延時間を処理遅延時間記憶手段7より
取り出し(201)、取り出した遅延時間だけ処理を遅
延する(202)。
【0029】次に、図7に本発明の第2の実施例の構成
図を示す。この第2の実施例は図1に示した第1の実施
例に対し、処理遅延時間記憶手段7に記憶された遅延時
間を補正更新するための処理遅延情報更新手段10を追
加して設けたものである。この処理遅延情報更新手段1
0は、系統操作手段8が制御信号を出力した後に制御機
器2が応動したか否かを判定し、制御機器2が応動して
いないと判定されたときに起動される。その他の構成は
図1に示したものと同一であるので、同一要素には同一
符号を付しその説明は省略する。
【0030】ここで、制御機器2の取替えにてその制御
機器2の操作条件が変化し、制御可能状態となる時間が
大きくなるように変化する場合がある。その場合、遅延
時間が適切でなくなる。すなわち、系統操作手段8にて
処理遅延手段9を用いて処理の遅延を行ったにもかかわ
らず、図5のステップ107での操作制御応動確認にて
制御応動を確認できない場合がある。このような場合
に、系統操作手段8は処理遅延時間情報更新手段10を
起動する。この処理遅延時間情報更新手段10では処理
遅延時間記憶手段7の遅延時間に一定時間を加算して遅
延時間を更新する。この場合の一定時間は1秒単位で可
変とする。
【0031】図8に、この第2の実施例における操作制
御応動確認の演算フローチャートを示す。図5に示した
ステップ107の処理においては、制御機器2が応動し
ているときは正常応動確認し、応動がなかったときは応
動なしを確認して系統操作の中断処理を行うものであっ
たが、この第2の実施例では応動なしを確認したときは
遅延時間を更新し、その後に操作中断処理を行うように
したものである。すなわち、系統操作手段8は、制御信
号を出力した制御機器2が応動したか否かを判定し(3
01)、制御機器2が応動しているときは正常応動確認
して(302)、図5のステップ108に戻る。応動が
なかったときは応動なしを確認し(303)遅延時間を
更新する(304)。そして、系統操作の中断処理を行
い系統操作中断とする(305)。ここで、更新された
遅延時間は次の系統操作時に用いられる。
【0032】次に、図9は本発明の第3の実施例を示す
構成図である。この第3の実施例は、図1に示した第1
の実施例に対し、遅延制御方向記憶手段11を設けたも
のである。その他の構成は図1に示した第1の実施例と
同一であるので、同一要素には同一符号を付しその説明
は省略する。この遅延制御方向記憶手段11は、制御機
器2を操作するにあたって遅延時間が必要な遅延制御方
向を、予め各種制御機器の各々につき記憶したものであ
る。
【0033】すなわち、この第3の実施例では、処理遅
延手段9を用いて処理の遅延を行う際に、処理遅延時間
記憶手段7からの遅延時間と共に、遅延制御方向記憶手
段11から遅延を行う遅延制御方向を取り出し、制御機
器2の操作方向がこの遅延制御方向と同じ方向である場
合に遅延時間だけ遅延を行う。
【0034】遅延制御方向記憶手段11の遅延制御方向
テーブルを図10に示す。この遅延制御方向は、図10
に示すように、全ての制御機器2に対応して設けられ
る。また、この遅延制御方向は制御信号の出力時に遅延
を必要とする制御方向であり、以下の3種類のもののう
ちいずれか一つが制御機器2の特性に応じて設定され
る。なお、操作時に遅延を必要としない制御機器に対し
ては遅延制御方向は設定されない。
【0035】(a) 入り方向制御時遅延 (b) 切り方向制御時遅延 (c) 入り切り両方向制御時遅延 図11は、この第3の実施例における処理遅延手段9の
演算内容を示すフローチャートである。図5に示した系
統操作手段8でのステップ105において、この第3の
実施例では図11に示した演算を行う。すなわち、起動
がかけられると、操作しようとする制御機器2に対応し
た遅延時間を処理遅延時間記憶手段7より取り出し(4
01)、操作しようとする制御機器2に対応した遅延制
御方向を遅延制御方向記憶手段11より取り出し(40
2)、取り出した遅延制御方向と操作方向とが同じか否
か判定する(403)。同法であるときは、取り出した
遅延時間だけ処理を遅延する(404)。遅延を必要と
しない方向であるときは遅延は行わない(405)。
【0036】図12は、本発明の第4の実施例を示す構
成図である。この第4の実施例は、図1に示した第1の
実施例に対し、第2の実施例における処理遅延情報更新
手段10及び第3の実施例における遅延制御方向記憶手
段11の双方を設けたものである。
【0037】次に、図13は、本発明の第5の実施例を
示す構成図である。この第5の実施例は、図1に示した
第1の実施例に対し、制御機器の操作条件を予め記憶し
た制御可能判定情報記憶手段13と、この制御可能判定
情報記憶手段13に記憶された制御機器の操作条件と遠
方監視制御装置3を介して入力した制御機器の状態とが
一致するときに制御信号の出力を許可するための制御可
能判定手段12とを追加して設けている。
【0038】制御可能判定手段12は、系統操作手段8
にて処理の遅延を行った後に起動される。制御可能判定
手段12は、制御可能判定情報記憶手段13から制御可
能判定情報を取り出し、機器情報記憶手段5からその制
御機器2の状態を取り出し、操作しようとする制御機器
2の状態が操作可能か否かを判定し、操作可能であると
きに制御信号の出力を許可する。
【0039】図14に制御可能判定情報記憶手段13の
制御可能判定情報テーブルを示す。この制御可能判定情
報は、図14に示すように、全ての制御機器2に対応し
て設けられる。制御可能判定情報の制御可能情報位置
は、制御機器2の操作条件が機器選択完了以外に存在す
る場合に定義されるもので、その操作条件の状態が機器
情報記憶手段5のどの位置に記憶されているかを示すも
のである。制御機器2が同期検定付き遮断器である場
合、同期が取れた状態であることを示す情報がこの場合
の操作条件となる。この操作条件は、遠方監視制御装置
3を介して機器状態記憶手段5に記憶されることにな
る。一方、制御可能判定情報の制御可能状態は、オフ
「0」、オン「1」の2値で示される。なお、操作時に
機器選択完了以外に他の操作条件が存在しない制御機器
に対しては、この制御可能判定情報は設定されない。
【0040】図15に、制御可能判定情報記憶手段13
の演算処理内容を示すフローチャートを示す。制御可能
判定情報記憶手段13が起動されると、制御可能判定情
報記憶手段13から制御可能判定情報の制御可能情報位
置と制御可能状態を取り出し(501)、取り出した制
御可能情報位置に基づいて機器情報記憶手段5内の操作
条件の現在状態を取り出す(502)。そして、それら
を比較し(503)、同じであるときは制御信号の出力
を許可する状態にする(504)。一方、一致しないと
きは制御信号の出力を不許可とする状態にし(50
5)、系統操作の中断処理を行う(506)。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の発明に
よれば、操作時に遅延を必要とする制御機器を操作する
に当たっては、機器選択完了から制御可能状態となる一
定時間遅延後に制御信号を出力するので機器操作の制御
が確実となる。
【0042】請求項2の発明によれば、機器選択完了か
ら制御可能状態となる一定時間遅延後に制御信号を出力
し、さらに指定の遅延時間が適切でなく制御操作を失敗
したとしても、遅延時間の更新を行うので、次回の系統
操作で機器操作の制御が可能となる。
【0043】請求項3の発明によれば、操作機器の操作
方向が遅延の必要な制御方向である場合にのみ、機器選
択完了から一定時間遅延後に制御信号を出力するように
しているので、必要な遅延が行われ機器操作の制御が確
実となる。したがって、一連の系統操作が短い時間で終
了することになる。
【0044】請求項4の発明によれば、操作機器の操作
方向が遅延の必要な制御方向である場合にのみ、機器選
択完了から一定時間遅延後に制御信号の出力を行うの
で、必要な遅延が行われ、機器操作の制御が確実とな
る。したがって、一連の系統操作が短い時間で終了する
ことになる。さらに、指定の遅延時間が適切でなく制御
操作を失敗したとしても、遅延時間の更新を行うので、
次回の系統操作で機器操作の制御が可能となる。
【0045】請求項5の発明によれば、機器選択完了か
ら制御可能状態となる一定時間遅延後、制御可能判定情
報をもとに機器操作条件を確認して制御信号を出力する
ので、機器操作の制御が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図2】本発明の系統操作情報記憶手段における系統操
作情報テーブルの説明図
【図3】本発明の処理遅延時間記憶手段おける遅延時間
テーブルの説明図
【図4】本発明の制御シーケンスの説明図
【図5】本発明の電力系統監視制御装置における系統操
作手段の演算フローチャート
【図6】本発明の電力系統監視制御装置における処理遅
延手段の演算フローチャート
【図7】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図8】本発明の第2の実施例での操作制御応動確認演
算のフローチャート
【図9】本発明の第3の実施例を示す構成図
【図10】本発明の遅延制御方向記憶手段における遅延
制御方向テーブルの説明図
【図11】本発明の第3の実施例における処理遅延手段
の演算内容を示すフローチャート
【図12】本発明の第4の実施例を示す構成図
【図13】本発明の第5の実施例を示す構成図
【図14】本発明の制御可能判定情報記憶手段における
制御可能判定情報テーブルの説明図
【図15】本発明の制御可能判定情報記憶手段の演算処
理内容を示すフローチャート
【図16】従来の制御シーケンスの説明図
【符号の説明】
1 電力系統監視制御装置 2 監視制御対象機器 3 遠方監視制御装置 4 機器状態入力手段 5 機器情報記憶手段 6 系統操作情報記憶手段 7 処理遅延時間記憶手段 8 系統操作手段 9 処理遅延手段 10 処理遅延情報更新手段 11 遅延制御方向記憶手段 12 制御可能判定手段 13 制御可能判定情報記憶手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の各種制御機器のうち操作しよ
    うとする制御機器に対し遠方監視制御装置を介して機器
    選択要求信号を出力し、前記遠方監視制御装置から前記
    機器選択要求信号を受信したことを知らせる機器選択完
    了信号を受信した後に前記操作しようとする制御機器に
    制御信号を出力するようにした電力系統の監視制御装置
    において、前記機器選択完了信号を受信してから前記制
    御信号を出力するまでの遅延時間を予め前記各種制御機
    器の各々につき記憶するための処理遅延時間記憶手段
    と、この処理遅延時間記憶手段に記憶された前記遅延時
    間に基づき遅延して前記制御信号を出力する処理遅延手
    段とを備えたことを特徴とする電力系統監視制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御信号を出力した後に前記制御機
    器が応動したか否かを判定し前記制御機器が応動してい
    ないときは、前記処理遅延時間記憶手段に記憶された前
    記遅延時間を補正更新するための処理遅延情報更新手段
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力系統監
    視制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御機器を操作するにあたって遅延
    時間が必要な制御方向を、予め前記各種制御機器の各々
    につき記憶するための遅延制御方向記憶手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電力系統監視制御装
    置。
  4. 【請求項4】 電力系統の各種制御機器のうち操作しよ
    うとする制御機器に対し遠方監視制御装置を介して機器
    選択要求信号を出力し、前記遠方監視制御装置から前記
    機器選択要求信号を受信したことを知らせる機器選択完
    了信号を受信した後に前記操作しようとする制御機器に
    制御信号を出力するようにした電力系統の監視制御装置
    において、前記機器選択完了信号を受信してから前記制
    御信号を出力するまでの遅延時間を予め前記各種制御機
    器の各々につき記憶するための処理遅延時間記憶手段
    と、この処理遅延時間記憶手段に記憶された前記遅延時
    間に基づき遅延して前記制御信号を出力する処理遅延手
    段と、前記制御信号を出力した後に前記制御機器が応動
    したか否かを判定し前記制御機器が応動していないとき
    は、前記処理遅延時間記憶手段に記憶された前記遅延時
    間を補正更新するための処理遅延情報更新手段と、前記
    制御機器を操作するにあたって遅延時間が必要な制御方
    向を、予め前記各種制御機器の各々につき記憶するため
    の遅延制御方向記憶手段とを備えたことを特徴とする電
    力系統監視制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御信号を出力した後に前記制御機
    器の操作条件が成立しているか否かを判定し前記制御機
    器の操作条件が成立しているときに前記制御信号の出力
    を許可するための制御可能判定手段を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項4に記載の電力系統監視制御
    装置。
JP6002395A 1995-02-24 1995-02-24 電力系統監視制御装置 Pending JPH08237889A (ja)

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JP6002395A JPH08237889A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 電力系統監視制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103501057A (zh) * 2013-10-22 2014-01-08 国家电网公司 实现电网可视化控制的方法及系统

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