JPH0823781A - 選花機における下葉落し装置 - Google Patents

選花機における下葉落し装置

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JPH0823781A
JPH0823781A JP18080494A JP18080494A JPH0823781A JP H0823781 A JPH0823781 A JP H0823781A JP 18080494 A JP18080494 A JP 18080494A JP 18080494 A JP18080494 A JP 18080494A JP H0823781 A JPH0823781 A JP H0823781A
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JP
Japan
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flower
stem
lower leaf
rotary shaft
selector
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Pending
Application number
JP18080494A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Kenji Yuki
賢二 結城
Waichiro Matsuda
和一郎 松田
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Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選花機Aに供給する花卉5の茎50の基端側
から、そこに植生している下葉51…を、回転軸60に
より回転する歯杆61…によって掻き落す作動が、花卉
5の茎50に与える損傷を極く少なく抑えて行なえ、か
つ、下葉51の一部や葉柄52が残ったりすることなく
きれいに下葉51を掻き落とせるようにする。 【構成】 回転軸60を、それの駆動により回動する歯
杆61…が、供給装置Bにより搬送される花卉5の茎5
0に対し、その供給装置Bの搬送速度に見合う推進速度
で、その供給装置Bの搬送方向wに推進力を与えるよう
その搬送方向wに対し所定の傾斜角度θに傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菊等の花卉を、重量・
長さ等により等級別に選別する選花機において、該選花
機に供給して選別する花卉の茎の基端側から下葉を掻き
落すように該選花機に装備せしめる下葉落し装置につい
ての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】花卉の選別は、図1および図2に示して
いる如く、台枠状に形成せる機枠aに、供給する菊等の
花卉5…の等級を検知する等級検知装置1を装架すると
ともに、その等級検知装置1で等級が検知された花卉5
…を移送しながら等級別に分別する移送分別体2…を多
連に並列させて装架するなどで、選花機Aを適宜構成
し、これに、下方の搬送ベルト3とそれの上面側に対向
する上方の搬送ベルト4等で適宜構成して前記選花機A
に組合わせて機枠aに装架する供給装置Bにより、選別
すべき花卉5を、一本づつ順次供給することで行なう。
そして、このとき、供給する花卉5の茎50の基端側の
下葉51…を、下葉落し装置Cにより掻き落すようにす
る。
【0003】この下葉落し装置Cは、図2に示している
如く、通常、選花機Aの機枠aに軸支せる駆動プーリー
30と受動プーリー31とにエンドレスにかけまわす下
方の搬送ベルト3と、それに上面側に対向するよう機枠
aに軸支した駆動プーリー40と受動プーリー41とに
エンドレスにかけまわす上方の上方の搬送ベルト4等に
より個々の花卉5…を上下から挟持して搬送するよう構
成される供給装置Bの左右の一側で、搬送する花卉5の
茎50の基端側に位置する側に、図3および図4に示し
ている如く、モーターMにより回転する回転軸60を、
それの軸方向が、供給装置Bによる花卉5の搬送方向w
と平行する姿勢として配設し、その回転軸60の周面
に、ゴム材などの柔軟な資材よりなる棒状またはロープ
状の多数の歯杆61…を放射状に設けて、回転軸60の
回転により、この歯杆61…が、供給装置Bの搬送方向
wと直交する姿勢で搬送されてくる花卉5の茎50の長
手方向に対して、平行して回転する回転体6となるよう
に構成してある。
【0004】そして、この回転軸60により多数の歯杆
61…が回転する回転体6は、図4および図5にあるよ
うに、供給装置Bにより搬送される花卉5の茎50の移
動軌跡を上下から挟むように上下に一対に装設して、移
動してくる花卉5の茎50の下葉51…を、回転体6の
歯杆61…の先端部の回転軌跡と花卉5の茎50とが交
叉する部位y・y(図5)において掻き落していくよう
になる。
【0005】このとき、回転軸60に軸方向に整列させ
て設ける多数の歯杆61の長さが一様に揃えてあるとす
れば、その歯杆61…の先端部の回転軌跡と花卉5の茎
50との交叉する部位y・yが、茎50の長手方向にお
いて図5にあるように二点になることから、回転軸60
の周面に植設する多数の歯杆61…の突出長さLを、図
6および図7にあるように多段に変化させておき、前述
の交点y…が花卉5の茎50の長手方向に対し多数の個
所に位置してくるようにする例もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従前の選花機に
おける下葉落し装置は、選花機Aの供給装置Bの側方に
配設される下葉落し装置Cの回転体6が、図8に示して
いる如く、供給装置Bの上下の主搬送ベルト3と副搬送
ベルト4とで挟持されて搬送される花卉5に対し、それ
の搬送方向の前面側に位置するようになることから、そ
の花卉5が上下の搬送ベルト3・4で搬送されるときの
茎50の進行に対して抵抗となって、この茎50の進行
を妨げ、花卉5の主体部が図8において鎖線に示してい
る如く進行しても、茎50の基端側が停滞し勝ちになっ
て、その茎50の基端側に植生している下葉51…を叩
いて掻き落す回転体6の歯杆61…が、繰り返して茎5
0の基端側を叩くようになり、茎50の基端側に傷みを
生ぜしめるようになる問題がある。
【0007】また、回転体6の歯杆61…が、花卉5の
茎50と平行して回転することで、茎50の基端側の下
葉51を叩き落すときに、図9に示している如く、その
下葉51の一部を残したり、また葉柄52を残すように
なって、下葉51の掻き落しがきれいに行なわれない場
合がでてくる問題がある。
【0008】本発明は、従前手段に生じている上述の問
題を解消せしめるためになされたものであって、選花機
Aに供給する花卉5の茎50の基端側から、そこに植生
している下葉51…を、回転軸60により回転する歯杆
61…によって掻き落す作動が、花卉5の茎50に与え
る損傷を極く少なく抑えて行なえ、かつ、下葉51の一
部や葉柄52が残ったりすることなくきれいに下葉51
を掻き落とせるようにする新たな手段を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、上述
の目的を達成するための手段として、モーターにより回
転する回転軸を、選花すべき花卉を一本づつ供給する供
給装置の側方で供給する花卉の茎の基端側となる側に、
該回転軸の軸線方向が供給装置の搬送方向と平行する姿
勢に配位して、選花機の機枠に装架し、その回転軸の周
面に、ゴム材等の柔軟な資材よりなる棒状乃至ロープ状
の歯杆を放射状に設けてなる選花機における下葉落し装
置において、回転軸を、それの駆動により回動する歯杆
が、供給装置により搬送される花卉の茎に対し、その供
給装置の搬送速度に見合う推進速度で、その供給装置の
搬送方向に推進力を与えるようその搬送方向に対し所定
の傾斜角度に傾斜させたことを特徴とする選花機におけ
る下葉落し装置を提起するものである。
【0010】
【作用】上述の如く構成せる本発明手段は、供給装置B
により搬送される花卉5の茎50の基端側から、そこに
植生している下葉51を掻き落す回転体6が、それの棒
状またはロープ状の歯杆61…を放射状に設ける回転軸
60を、供給装置Bの搬送方向wに対して、図10に示
している如く、平面視において所定の傾斜角度θで傾斜
する状態に配設してあることで、その歯杆61…の先端
部の回転軌跡が、供給装置Bの花卉5の搬送方向wに対
して前述の回転軸60の傾斜角度θに対応する傾斜角度
θに傾斜するようになる。
【0011】そして、これにより、この回転体6の回動
する歯杆61…により下葉51…が叩かれるようになる
花卉5の茎50の基端側が、搬送方向wに対して傾斜角
度θで傾斜する歯杆61…の回動軌跡により、その傾斜
で形成される搬送方向wに対するピッチP分の推進力が
搬送方向に与えられるようになる。そして、この花卉5
の茎50に搬送方向の推進力を与えるための回転体6の
回転軸60の傾斜角度θは、それにより、歯杆61…が
花卉5の茎50を搬送方向に送り出す推進速度が供給装
置Bの搬送速度に見合う速度となるように設定してある
ことから、回転軸60により回転する歯杆61…が搬送
されてくる花卉5の茎50の基端側に接当していくとき
に、その花卉5の茎50の外面に沿い、それに倣って摺
接しながら回転するようになるので、茎50の外面を磨
くようになって下葉51をそぎ落していき、下葉51の
一部を残したり葉柄52を残したりすることがなくな
る。
【0012】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0013】図10は、本発明による選花機における下
葉落し装置の要部の平面図で、同図において、Bは供給
装置、5はこの供給装置Bにより搬送される花卉、Cは
前記供給装置Bの一側で、その供給装置Bにより搬送さ
れる花卉5の茎50の基端側が位置する側に配設した下
葉落し装置を示す。
【0014】供給装置Bは、図3および図4にあるよう
に、外周面に花卉5を一本づつ巾方向に横切る姿勢とし
て嵌入させる溝状の窪部32…が長手方向に整列させて
形成してあって、図2にあるように、選花機Aの機枠a
に軸支される駆動プーリー30と受動プーリー31とに
エンドレスにかけまわされる主搬送ベルト3と、それの
上面側に対向するよう機枠aに軸支した駆動プーリー4
0と受動プーリー41とにエンドレスにかけまわされる
副搬送ベルト4とにより構成される従来公知のもので、
図10においては、鎖線によりそれの一部を示してい
る。
【0015】下葉落し装置Cは、モーターMにより回転
する回転軸60の周面に、ゴム材等の柔軟な資材よりな
る棒状乃至ロープ状の歯杆61…を、図5および図6に
あるように放射状に設け、かつ、それら歯杆61…が、
図4および図7にあるように回転軸60の軸方向に整列
させて設けることで、モーターMの駆動により多数の歯
杆61…が回転軸60中心に回転する回転体6を構成す
るようにし、この回転体6を、供給装置Bの側方で、そ
の供給装置Bにより搬送される花卉5の茎50の基端側
の側に、回転軸60が花卉5の茎50の搬送方向wに平
行する姿勢として配設して、供給装置Bにより搬送され
てくる花卉5の茎50の基端側の下葉51…を回転軸6
0中心に回転する歯杆61…により叩き落していくよう
にすることについては従前の選花機における下葉落し装
置Cと変わりがない。
【0016】しかし、本発明における下葉落し装置C
は、供給装置Bの側方に回転体6を配設する際に、回転
軸60の軸線が、平面視において、花卉5の茎50の搬
送方向wに対し所定の傾斜角度θで傾斜する姿勢として
配設し、これにより、モーターMの駆動で回転軸60が
回動して、それの周面に放射状に設けた歯杆61…の回
転により花卉5の茎50の基端側の下葉51…を叩き落
していくときに、回転する歯杆61…が、花卉5の茎5
0の移動方向に対して傾斜角度θで傾斜する回転軸60
により回転することで、この傾斜角度θによる搬送方向
wに対するピッチP分だけ、花卉5の茎50を供給装置
Bの搬送方向wに推進させるようにしてある。
【0017】そして、この花卉5の茎50に推進力を与
えるための歯杆61…の回動軌跡の傾斜角度θは、それ
により花卉5の茎50を供給装置Bの搬送方向に送り出
す推進速度が、供給装置Bの搬送速度に見合う速度にな
るように設定する。これには、回転軸60に設ける歯杆
61…の回動速度を、下葉51の叩き落しが効果的に行
なわれるようにかなり早い速度に設定することから、こ
の回転軸60の傾斜角度θは5度乃至10度程度の角度
範囲において調整しながら、それの推進速度が供給装置
Bの搬送速度に見合う速度となる角度に設定してよい。
また、このことから、回転体6を駆動するモーターMを
機枠aに組付け支架する取付機枠には、回転軸60の軸
線方向と供給装置Bの搬送方向wとの傾斜角度θを調節
自在とする調節機構を組込んでおくことが望ましい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による選花
機における下葉落し装置は、供給装置Bにより搬送され
る花卉5の茎50の基端側から下葉51…を叩き落すよ
う回動する歯杆61…が、回転軸60を供給装置Bの搬
送方向wに対し傾斜角度θに傾斜させることで、供給装
置Bで搬送される花卉5の茎50に対して、供給装置B
の搬送速度に見合う推進速度をもって供給装置Bの搬送
方向に送り出すように推進力を与えるようにしているの
だから、花卉5の茎50の基端側が、それから下葉51
…を叩き落すよう回動する歯杆61…により、供給装置
Bの搬送方向wへの移動が阻害されることで停滞し勝ち
になることが解消されて、歯杆61…が繰返して茎50
を叩くようになることで生ずる傷みを少なくする。ま
た、回動する歯杆61…が搬送方向wに順次移動してく
る茎50に対して、その茎50の外面に倣って摺接して
いくようになるので、下葉51の一部や葉柄52を残さ
ずに、茎50の外面を磨いたようにきれいに掻き落して
いくようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】選花機の全体の概要平面図である。
【図2】同上選花機の全体の概要側面図である。
【図3】同上選花機の下葉落し装置を組付けた部分の平
面図である。
【図4】同上選花機の下葉落し装置を組付けた部分の側
面図である。
【図5】同上部分の一部破断した正面図である。
【図6】同上部分の別の実施例の正面図である。
【図7】同上実施例の平面図である。
【図8】選花機における下葉落し装置の作用の説明図で
ある。
【図9】選花機における下葉落し装置で下葉を掻き落し
た花卉の茎の平面図である。
【図10】本発明による下葉落し装置を組付けた状態の
選花機の部分の平面図である。
【符号の説明】
A…選花機、a…機枠、B…供給装置、C…下葉落し装
置、M…モーター、P…ピッチ、w…搬送方向、y…部
位、θ…傾斜角度、L…突出長さ、1…等級検知装置、
2…移送分別体、3…主搬送ベルト、30…駆動プーリ
ー、31…受動プーリー、32…溝状の窪部、4…副搬
送ベルト、40…駆動プーリー、41…受動プーリー、
5…花卉、50…茎、51…下葉、52…葉柄、6…回
転体、60…回転軸、61…歯杆。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターMにより回転する回転軸60
    を、選花すべき花卉5を一本づつ供給する供給装置Bの
    側方で供給する花卉5の茎50の基端側となる側に、該
    回転軸60の軸線方向が供給装置Bの搬送方向wと平行
    する姿勢に配位して、選花機Aの機枠aに装架し、その
    回転軸60の周面に、ゴム材等の柔軟な資材よりなる棒
    状乃至ロープ状の歯杆61…を放射状に設けてなる選花
    機における下葉落し装置において、回転軸60を、それ
    の駆動により回動する歯杆61…が、供給装置Bにより
    搬送される花卉5の茎50に対し、その供給装置Bの搬
    送速度に見合う推進速度で、その供給装置Bの搬送方向
    wに推進力を与えるようその搬送方向wに対し所定の傾
    斜角度θに傾斜させたことを特徴とする選花機における
    下葉落し装置。
JP18080494A 1994-07-08 1994-07-08 選花機における下葉落し装置 Pending JPH0823781A (ja)

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JP18080494A JPH0823781A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 選花機における下葉落し装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100738045B1 (ko) * 2000-11-17 2007-07-12 주식회사 엘지이아이 밀폐형 압축기의 축평형유지 구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100738045B1 (ko) * 2000-11-17 2007-07-12 주식회사 엘지이아이 밀폐형 압축기의 축평형유지 구조

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