JP3650087B2 - 魚揃え装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はいわし、さんま、さば等の鮮魚類を加工するために魚を並べ揃えて移送する魚揃え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大量に漁獲されたいわし、さんま、さば等の鮮魚類を魚体選別装置や魚体処理装置で機械的に加工処理するには、魚を傷めないようにかつ方向を揃えて送り込まなければならないため、現在では供給された魚を多くの作業員が一尾宛キャタピラコンベヤの溝部に嵌入して並び揃えて魚体処理装置等に移送するようしているのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが魚体選別装置や魚体処理装置の性能が向上し魚類を高速で処理できるようになるに従い毎分200〜400尾の魚を搬送するには5〜8人の作業員を必要とすると共にこの作業員配置のスペースも確保しなければならないためキャタピラコンベヤの長さも必然的に長くなり、搬送装置自体も長大化する等の問題点がある。
【0004】
本発明はこれらの欠陥を改善して、魚を傷めることなく並び揃える作業を機械化し、労力の省力化を図ると共に装置のコンパクト軽量化も図るようにした魚揃え装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、魚供給装置を設けた溝部付キャタピラコンベヤの上部に、円筒状ブラシと両端から中央部に向け方向の異なる螺旋状ブラシとの組合せからなる整列機構を各ブラシがキャタピラコンベヤの進行方向と反対方向に回動するようにかつブラシ先端がキャタピラコンベヤの上面から離間するように設けたことを特徴とするものであり、特に前記整列機構の螺旋状ブラシは複数設けると共に夫々偏心回動するようにすると一層整列効果を向上することができ、また整列機構の円筒状ブラシと螺旋状ブラシのキャタピラコンベヤ上面に対する離間間隔を上下調節可能に形成することにより魚種又は魚の大きさの大小に応じて適宜調節することにより各種の魚類の整列作用を円滑確実に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例の図面について説明すると、始端部に傾斜した魚類搬送ベルト等の魚供給装置1を設けたキャタピラコンベヤ2には魚を収容する溝部2′がその進行方向と直行する方向に並設されていると共にその上部には整列機構3が設置されている。
【0007】
前記整列機構3は、機枠4・4間に夫々架設された円筒状ブラシ5と同径で両端から中央に向け異なる左巻き方向と右巻き方向の螺旋状ブラシ6・7との組合せで構成され、何れもキャタピラコンベヤ2の移送方向と逆方向に回動するように駆動されており、前記円筒状ブラシ5の回転軸5′は円筒状の中心部に位置しているが、螺旋状ブラシ6・7の回転軸6′・7′は10mm程度の偏心回動するように偏心して取付けられていると共に機枠4・4に対する各回転軸5′・6′・7′の軸支持部8は夫々調節螺杆9によって上下調節可能に固着されている。
【0008】
即ち円筒状ブラシ5及び螺旋状ブラシ6・7がキャタピラコンベヤ2の溝部2′に嵌合された魚には接触しないようにその上面から離間するように形成されており、その離間間隔は魚種や魚の大小により上下調節できるように形成されていると共に通常は回転ブラシ5の離間間隔が最も大きく次いで螺旋状ブラシ6・7と順次小さくなるように前記調節螺杆9によって調節するように構成されている。なお図中10は円筒状ブラシ5及び螺旋状ブラシ6・7の駆動チェーン、11はその駆動モーター、12は並び揃えられた魚の搬出コンベヤである。
【0009】
本発明の実施例は上記のように構成されているから、魚供給装置1で連続して順次キャタピラコンベヤ2上に供給された魚Aのうち丁度その溝部2′内に嵌合するように供給された一部の魚以外の大部分の魚はキャタピラコンベヤ2の上面に支持された状態で移送されて円筒状ブラシ5により魚の最初に接触する部分が進行方向と逆方向に逆送されて魚の方向か溝部2′に平行になるように向きが変えられて溝部2′内に嵌入され、この円筒状ブラシ5の回動によっても溝部2′に嵌入しない魚Aは更に螺旋状ブラシ6・7による中央部に向ける寄せ作用と偏心回動作用で向きを変えられながら溝部2′に嵌入され、略全ての魚Aを溝部2′に揃え並べて搬送するようにして、これを順次魚類選別装置や魚種処理装置に移送するものである。
【0010】
なお、実験によれば毎分350尾の魚を並べ揃えるには従来方式ではキャタピラコンベヤに7〜8名の作業員を必要としたが、本発明においては、50mm径の軸部に太さ0.3〜0.4mm、長さ150mmナイロンを植毛した円筒状ブラシと、6cm幅のナイロンブラシ条部を4cmの間隔をおいて螺旋状に植毛した螺旋状ブラシ2個で構成した整形機構をキャタピラコンベヤに利用することによって、さんまを毎分350尾を並び揃えて整列させることができ、作業員はこれらの作用を見守る1人の監視者で充分であり、大幅な省力化できることが確認された。
【0011】
【発明の効果】
本発明は供給時にキャタピラコンベヤの溝部に供給されて搬送される魚は傷めることなく、溝部に嵌入しない魚だけを整列機構の円筒状ブラシと端部から中央部に向け方向の異なる螺旋状ブラシの協同作用によって円滑に魚を溝部を嵌入するようにして多量に供給された魚を労力を要することなく迅速容易に並べ揃えて魚体処理装置や魚体選別装置に搬送でき、その処理能率を向上できると共にキャタピラコンベヤの長大化を防止してその規模の小型コンパクト化も図ることができる。
【0012】
また本発明は整列機構の螺旋状ブラシを前後一対設けたり偏心回動したりすることにより、円筒状ブラシではキャタピラコンベヤの溝部に嵌入しない魚も溝部に誘導嵌入することができ、一層迅速かつ確実に魚を並べ揃えることができる。
【0013】
更に整列機構の円筒状ブラシ及び螺旋状ブラシのキャタピラコンベヤに対する離間間隔を上下調節可能に形成したことにより、いわし、さんま、さば等の魚種又はその大きさに応じて最適の状態で使い分けることができ、その利用価値を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明全体説明正面図。
【図2】本発明要部の縦断正面図。
【図3】本発明要部の平面図。
【図4】本発明の調節部の正面図。
【符号の説明】
1 魚供給装置
2 キャタピラコンベヤ
2′ 溝部
3 整列機構
5 円筒状ブラシ
6・7 螺旋状ブラシ
9 調節螺杆
Claims (4)
- 魚供給装置を設けた溝部付キャタピラコンベヤの上部に、円筒状ブラシと両端から中央部に向け方向の異なる螺旋状ブラシとの組合せからなる整列機構を各ブラシがキャタピラコンベヤの進行方向と反対方向に回動するようにかつブラシ先端がキャタピラコンベヤの上面から離間するように設けたことを特徴とする魚揃え装置。
- 整列機構の螺旋状ブラシを複数設けたことを特徴とする請求項1記載の魚揃え装置。
- 整列機構の螺旋状ブラシを偏心回動するようにしたことを特徴とする請求項1乃至2何れか記載の魚揃え装置。
- 整列機構の円筒状ブラシと螺旋状ブラシのキャタピラコンベヤの上面に対する離間間隔を上下調節可能に形成したことを特徴する請求項1乃至3何れか記載の魚揃え装置。
Priority Applications (1)
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JP2002205478A JP3650087B2 (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 魚揃え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004041134A JP2004041134A (ja) | 2004-02-12 |
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ID=31710775
Family Applications (1)
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JP2002205478A Expired - Fee Related JP3650087B2 (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | 魚揃え装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3650087B2 (ja) |
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2002
- 2002-07-15 JP JP2002205478A patent/JP3650087B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004041134A (ja) | 2004-02-12 |
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