JPH08237809A - 内燃機関のトルク制御装置 - Google Patents
内燃機関のトルク制御装置Info
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- JPH08237809A JPH08237809A JP4039695A JP4039695A JPH08237809A JP H08237809 A JPH08237809 A JP H08237809A JP 4039695 A JP4039695 A JP 4039695A JP 4039695 A JP4039695 A JP 4039695A JP H08237809 A JPH08237809 A JP H08237809A
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- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 6
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/7072—Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
Landscapes
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータ/ジェネレータ(M/G)を備える内
燃機関において、M/Gの急峻なトルク供給に伴うドラ
イバビリティの悪化を防止する。 【構成】 減速状態から加速状態、あるいは加速状態か
ら減速状態に移行する場合、ECU22はエンジン10
への燃料噴射量をなまし制御する。また、ECU20へ
制御フラグFA及びFDを出力する。ECU20は、フ
ラグFA及びFDによりエンジン10のなまし制御が行
われていると判断すると、M/G12のトルク指令値M
GTRを0とし、トルク出力を禁止する。また、他の走
行状態ではM/G12のトルク指令値MGTRを漸次変
化させる。これにより、トルクの急峻な変化によるドラ
イバビリティの悪化を防止する。
燃機関において、M/Gの急峻なトルク供給に伴うドラ
イバビリティの悪化を防止する。 【構成】 減速状態から加速状態、あるいは加速状態か
ら減速状態に移行する場合、ECU22はエンジン10
への燃料噴射量をなまし制御する。また、ECU20へ
制御フラグFA及びFDを出力する。ECU20は、フ
ラグFA及びFDによりエンジン10のなまし制御が行
われていると判断すると、M/G12のトルク指令値M
GTRを0とし、トルク出力を禁止する。また、他の走
行状態ではM/G12のトルク指令値MGTRを漸次変
化させる。これにより、トルクの急峻な変化によるドラ
イバビリティの悪化を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のトルク制御装
置、特に機関出力軸にモータ/ジェネレータ(以下M/
Gという)を備える内燃機関のM/Gのトルク制御に関
する。
置、特に機関出力軸にモータ/ジェネレータ(以下M/
Gという)を備える内燃機関のM/Gのトルク制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の機関出力軸にM/Gを
設け、加速時にはM/Gをモータとして機能させてトル
クアシストを行い、減速時にはジェネレータとして機能
させて回生制動を行うシステムが提案されている。
設け、加速時にはM/Gをモータとして機能させてトル
クアシストを行い、減速時にはジェネレータとして機能
させて回生制動を行うシステムが提案されている。
【0003】例えば、特開昭64−66431号公報に
は、スロットル開度の変化を検出し、スロットル開度の
変化量が大きい程モータの出力トルクを増大させる構成
が開示されている。これによれば、モータから供給され
るトルクによりエンジンのトルク変動が抑制されるとと
もに、加速時には空燃比が一時的にリーンとなることに
よるエンジン出力トルクの不足を補うことができる。
は、スロットル開度の変化を検出し、スロットル開度の
変化量が大きい程モータの出力トルクを増大させる構成
が開示されている。これによれば、モータから供給され
るトルクによりエンジンのトルク変動が抑制されるとと
もに、加速時には空燃比が一時的にリーンとなることに
よるエンジン出力トルクの不足を補うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両運転者
がアクセルを踏み込んで減速状態から加速状態に移行す
る場合等のように車両のR/L(ロード/負荷)前後の
トルク変化が大きい場合、トランスミッションのバック
ラッシュの影響で加減速ショックが生じるため、一般に
ディーゼル機関では燃料噴射量のなまし制御を行って加
減速ショックを抑制している。一方、M/Gの動作はア
クセル開度やキャパシタ電圧で一義的に決定され、アク
セル開度の変化が生じた場合には直ちにトルクを出力す
るため、機関側での燃料噴射量のなまし制御の効果が薄
れてしまう問題があった。
がアクセルを踏み込んで減速状態から加速状態に移行す
る場合等のように車両のR/L(ロード/負荷)前後の
トルク変化が大きい場合、トランスミッションのバック
ラッシュの影響で加減速ショックが生じるため、一般に
ディーゼル機関では燃料噴射量のなまし制御を行って加
減速ショックを抑制している。一方、M/Gの動作はア
クセル開度やキャパシタ電圧で一義的に決定され、アク
セル開度の変化が生じた場合には直ちにトルクを出力す
るため、機関側での燃料噴射量のなまし制御の効果が薄
れてしまう問題があった。
【0005】さらに、M/Gではキャパシタ電圧が低下
するとジェネレータとして機能させてトルク回収を行う
が、ドライバビリティを一定に保持するためには機関か
ら回収トルクに見合うトルクを出力する必要がある。し
かし、機関側ではM/Gのように瞬時にトルクを変化さ
せることができないため、ドライバビリティが悪化して
しまう問題もあった。
するとジェネレータとして機能させてトルク回収を行う
が、ドライバビリティを一定に保持するためには機関か
ら回収トルクに見合うトルクを出力する必要がある。し
かし、機関側ではM/Gのように瞬時にトルクを変化さ
せることができないため、ドライバビリティが悪化して
しまう問題もあった。
【0006】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、機関のトルク出力と
M/Gのトルク出力に整合性を持たせ、機関のトルク供
給タイミングとM/Gのトルク供給タイミングのずれに
より生じるドライバビリティの悪化を防止できる内燃機
関のトルク制御装置を提供することにある。
なされたものであり、その目的は、機関のトルク出力と
M/Gのトルク出力に整合性を持たせ、機関のトルク供
給タイミングとM/Gのトルク供給タイミングのずれに
より生じるドライバビリティの悪化を防止できる内燃機
関のトルク制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の内燃機関のトルク制御装置は、加速
時に機関へトルク供給し、減速時にトルク回収するM/
Gを機関出力軸に設けた内燃機関のトルク制御装置であ
って、減速状態から加速状態、または加速状態から減速
状態に変化したか否かを判定する判定手段と、前記状態
変化時は、前記M/Gによるトルク出力を禁止する制御
手段とを有することを特徴とする。
に、請求項1記載の内燃機関のトルク制御装置は、加速
時に機関へトルク供給し、減速時にトルク回収するM/
Gを機関出力軸に設けた内燃機関のトルク制御装置であ
って、減速状態から加速状態、または加速状態から減速
状態に変化したか否かを判定する判定手段と、前記状態
変化時は、前記M/Gによるトルク出力を禁止する制御
手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するために、請求項
2記載の内燃機関のトルク制御装置は、加速時に機関へ
トルク供給し、減速時にトルク回収するM/Gを機関出
力軸に設けた内燃機関のトルク制御装置であって、機関
加速時及び機関減速時の前記M/Gによるトルク供給/
回収量を漸次変化させる制御手段とを有することを特徴
とする。
2記載の内燃機関のトルク制御装置は、加速時に機関へ
トルク供給し、減速時にトルク回収するM/Gを機関出
力軸に設けた内燃機関のトルク制御装置であって、機関
加速時及び機関減速時の前記M/Gによるトルク供給/
回収量を漸次変化させる制御手段とを有することを特徴
とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の内燃機関のトルク制御装置で
は、減速状態から加速状態、あるいは加速状態から減速
状態へ移行する際にM/Gによるトルク供給/回収を禁
止する。すなわち、移行状態におけるM/Gのトルク出
力値を0とする。
は、減速状態から加速状態、あるいは加速状態から減速
状態へ移行する際にM/Gによるトルク供給/回収を禁
止する。すなわち、移行状態におけるM/Gのトルク出
力値を0とする。
【0010】これにより、M/Gによる加減速ショック
を防止するとともに、機関側で行われるなまし制御を意
義あらしめることができる。
を防止するとともに、機関側で行われるなまし制御を意
義あらしめることができる。
【0011】請求項2記載の内燃機関のトルク制御装置
では、従来のようにM/Gによるトルク供給/回収を急
峻に行うのではなく、機関出力に合わせて漸次変化させ
るように制御する。
では、従来のようにM/Gによるトルク供給/回収を急
峻に行うのではなく、機関出力に合わせて漸次変化させ
るように制御する。
【0012】このように、M/Gのトルク出力もなまし
制御することで、ドライバビリティの悪化を防止でき
る。
制御することで、ドライバビリティの悪化を防止でき
る。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0014】図1には本実施例の構成ブロック図が示さ
れている。エンジン10の出力軸に誘導モータ等のモー
タ/ジェネレータM/G12が設けられ、さらにトラン
スミッションT/M14が接続されている。M/G12
にはインバータ16が接続され、このインバータ16に
よりキャパシタ(あるいはバッテリ)18からの直流電
力を交流電力に変換してM/G12に供給する。インバ
ータ16の動作はM/G用電子制御装置ECU20から
の制御信号により制御され、M/G用ECU20は、走
行状況に応じてM/G12をモータあるいはジェネレー
タとして機能させる。すなわち、加速時や定速走行時に
はモータとして機能させてトルクアシストを行い、減速
時やキャパシタ18の端子間電圧が低い場合にはジェネ
レータとして機能させて回生する。具体的には、M/G
用ECU20は、エンジン回転数NE 、アクセル開度
θ、キャパシタ18の端子間電圧Vに基づいてモータの
トルク指令値MGTRを算出し、磁束演算を行ってイン
バータ16のスイッチングを制御する。一方、エンジン
10のトルクはエンジン用ECU22により制御され、
ECUは、加減速ショックを抑制するために燃料噴射量
をなまし制御する。
れている。エンジン10の出力軸に誘導モータ等のモー
タ/ジェネレータM/G12が設けられ、さらにトラン
スミッションT/M14が接続されている。M/G12
にはインバータ16が接続され、このインバータ16に
よりキャパシタ(あるいはバッテリ)18からの直流電
力を交流電力に変換してM/G12に供給する。インバ
ータ16の動作はM/G用電子制御装置ECU20から
の制御信号により制御され、M/G用ECU20は、走
行状況に応じてM/G12をモータあるいはジェネレー
タとして機能させる。すなわち、加速時や定速走行時に
はモータとして機能させてトルクアシストを行い、減速
時やキャパシタ18の端子間電圧が低い場合にはジェネ
レータとして機能させて回生する。具体的には、M/G
用ECU20は、エンジン回転数NE 、アクセル開度
θ、キャパシタ18の端子間電圧Vに基づいてモータの
トルク指令値MGTRを算出し、磁束演算を行ってイン
バータ16のスイッチングを制御する。一方、エンジン
10のトルクはエンジン用ECU22により制御され、
ECUは、加減速ショックを抑制するために燃料噴射量
をなまし制御する。
【0015】ここで、本実施例における第1の特徴点
は、エンジン10の燃料噴射量がなまし制御を行ってい
る間は、たとえ運転者がアクセルを操作して加速あるい
は減速を望んでも、一定時間内はM/G12によるトル
ク供給を禁止することにある。これは、なまし制御を行
っている間にM/G12から瞬時にトルクを供給する
と、なまし制御の意味がなくなるからであり、また、な
まし制御中の燃料噴射量はエンジンのトルクを考慮して
決定されているものであるため、M/G12のトルクが
出力軸に付加されると、この燃料噴射量のなまし制御が
最適値から外れるためである。
は、エンジン10の燃料噴射量がなまし制御を行ってい
る間は、たとえ運転者がアクセルを操作して加速あるい
は減速を望んでも、一定時間内はM/G12によるトル
ク供給を禁止することにある。これは、なまし制御を行
っている間にM/G12から瞬時にトルクを供給する
と、なまし制御の意味がなくなるからであり、また、な
まし制御中の燃料噴射量はエンジンのトルクを考慮して
決定されているものであるため、M/G12のトルクが
出力軸に付加されると、この燃料噴射量のなまし制御が
最適値から外れるためである。
【0016】図2にはエンジン用ECU22にて行われ
る燃料噴射量制御及びM/G12の動作を制御するため
のフラグの決定の処理フローチャートが示されている。
まず、ECU22はアクセル開度θ、エンジン回転数N
E 等に基づいて必要な燃料噴射量QFin 、R/L時の燃
料噴射量QRL及び加減速判定用燃料噴射量QFinAを算出
する(S101)。QRLは回転数の関数として予め決定
され、例えば(NE 、QRL)=(800、5)、(16
00、10)、(2400、18)、(3200、3
0)のように決定され、マップとしてメモリに格納され
る。そして、QFinAは、
る燃料噴射量制御及びM/G12の動作を制御するため
のフラグの決定の処理フローチャートが示されている。
まず、ECU22はアクセル開度θ、エンジン回転数N
E 等に基づいて必要な燃料噴射量QFin 、R/L時の燃
料噴射量QRL及び加減速判定用燃料噴射量QFinAを算出
する(S101)。QRLは回転数の関数として予め決定
され、例えば(NE 、QRL)=(800、5)、(16
00、10)、(2400、18)、(3200、3
0)のように決定され、マップとしてメモリに格納され
る。そして、QFinAは、
【数1】QFinA=QFin −QRL により算出される。QRLは負荷下で定速走行するために
要求される燃料噴射量であるから、QFinAが正の場合に
は加速、負の場合には減速となる。
要求される燃料噴射量であるから、QFinAが正の場合に
は加速、負の場合には減速となる。
【0017】このようにしてQFinAが算出されると、次
にECU22はQFinAが正か否かを判定する(S10
2)。正である場合には、上述したように加速状態を意
味するから、さらに一制御前のQFinAであるQFinAOLが
正か否かを判定する(S103)。そして、前回も加速
状態(正)で現在も加速状態(正)である場合には、供
給許可フラグFAをON(1)とする(S104)。一
方、QFinAOLが負の場合には、前回は減速状態で現在は
加速状態、すなわち減速状態から加速状態に移行したと
判定され、フラグFAをOFF(0)とする(S10
5)。また、現在のQFinAが負である場合には、次に前
回のQFinAOLも負であるか否かが判定される(S10
6)。そして、前回も減速状態(負)で現在も減速状態
(負)である場合には、回収許可フラグFDをON
(1)とし(S107)、前回は加速状態(正)で現在
は減速状態、すなわち加速状態から減速状態に移行した
場合にはフラグFDをOFF(0)とする(S10
8)。
にECU22はQFinAが正か否かを判定する(S10
2)。正である場合には、上述したように加速状態を意
味するから、さらに一制御前のQFinAであるQFinAOLが
正か否かを判定する(S103)。そして、前回も加速
状態(正)で現在も加速状態(正)である場合には、供
給許可フラグFAをON(1)とする(S104)。一
方、QFinAOLが負の場合には、前回は減速状態で現在は
加速状態、すなわち減速状態から加速状態に移行したと
判定され、フラグFAをOFF(0)とする(S10
5)。また、現在のQFinAが負である場合には、次に前
回のQFinAOLも負であるか否かが判定される(S10
6)。そして、前回も減速状態(負)で現在も減速状態
(負)である場合には、回収許可フラグFDをON
(1)とし(S107)、前回は加速状態(正)で現在
は減速状態、すなわち加速状態から減速状態に移行した
場合にはフラグFDをOFF(0)とする(S10
8)。
【0018】以上まとめると、 加速状態継続:FA=ON 減速状態継続:FD=ON 加速状態から減速状態:FA=OFF 減速状態から加速状態:FD=OFF となる。
【0019】このようにしてフラグFA、FDの値が決
定されると、ECU22はこれらフラグの値に基づいて
燃料噴射量のなまし制御を行うととともに、ECU20
にフラグの値を出力する。そして、FAまたはFDがO
FF(0)である場合には、ECU22は燃料噴射量を
なまし制御して加減速ショックを抑制するとともに、M
/G用ECU20がM/G12のトルク出力を禁止す
る。なお、なまし制御の方法は種々考えられ、例えば前
回の燃料噴射量QFinOL と現在の燃料噴射量QFin の中
間値を算出し、まず中間の燃料噴射量で噴射した後、Q
Fin で噴射することが考えられる。
定されると、ECU22はこれらフラグの値に基づいて
燃料噴射量のなまし制御を行うととともに、ECU20
にフラグの値を出力する。そして、FAまたはFDがO
FF(0)である場合には、ECU22は燃料噴射量を
なまし制御して加減速ショックを抑制するとともに、M
/G用ECU20がM/G12のトルク出力を禁止す
る。なお、なまし制御の方法は種々考えられ、例えば前
回の燃料噴射量QFinOL と現在の燃料噴射量QFin の中
間値を算出し、まず中間の燃料噴射量で噴射した後、Q
Fin で噴射することが考えられる。
【0020】図3にはM/G用ECU20で行われるM
/G12の動作制御の処理フローチャートが示されてい
る。まず、ECU20はアクセル開度θ、回転数NE 、
キャパシタ電圧Vに基づいてトルク指令値MGTRを算
出する(S201)。そして、ECU22から供給され
たフラグFA及びFDの値をチェックし、FAまたはF
DがOFFか否かを判定する(S202)。なお、チェ
ックするフラグは走行状態に応じて決定されており、加
速時にはFAフラグをチェックし、減速時にはFDフラ
グをチェックする。そして、加速時のフラグFAがOF
Fまたは減速時のフラグFDがOFFである場合には、
上述したように燃料噴射量のなまし制御が行われるか
ら、M/G12のトルク供給を禁止すべくトルク指令値
MGTRを0に設定する(S207)。すなわち、S2
01で決定されたMGTRを強制的に0に設定する。こ
れにより、出力軸へのトルク供給はエンジン10からの
トルクのみとなり、従ってなまし制御により加減速時の
ショックが確実に抑制され、ドライバビリティの悪化を
防止できる。
/G12の動作制御の処理フローチャートが示されてい
る。まず、ECU20はアクセル開度θ、回転数NE 、
キャパシタ電圧Vに基づいてトルク指令値MGTRを算
出する(S201)。そして、ECU22から供給され
たフラグFA及びFDの値をチェックし、FAまたはF
DがOFFか否かを判定する(S202)。なお、チェ
ックするフラグは走行状態に応じて決定されており、加
速時にはFAフラグをチェックし、減速時にはFDフラ
グをチェックする。そして、加速時のフラグFAがOF
Fまたは減速時のフラグFDがOFFである場合には、
上述したように燃料噴射量のなまし制御が行われるか
ら、M/G12のトルク供給を禁止すべくトルク指令値
MGTRを0に設定する(S207)。すなわち、S2
01で決定されたMGTRを強制的に0に設定する。こ
れにより、出力軸へのトルク供給はエンジン10からの
トルクのみとなり、従ってなまし制御により加減速時の
ショックが確実に抑制され、ドライバビリティの悪化を
防止できる。
【0021】一方、加速時のフラグFAがON、減速時
のフラグFDがONである場合には、従来と同様にS2
01で決定されたトルク指令値MGTRでM/G12を
駆動することが考えられるが、例えば定速走行中にM/
G12がキャパシタ電圧低下のためトルク回収モードに
瞬時に移行すると、エンジン10ではこのような瞬時の
トルク変化に対応できずドライバビリティが悪化すると
ともに、エンジン10でも急峻にトルクを出力しようと
してエンジン回転数やエンジン音が急変して運転者を不
必要に困惑させることになる。
のフラグFDがONである場合には、従来と同様にS2
01で決定されたトルク指令値MGTRでM/G12を
駆動することが考えられるが、例えば定速走行中にM/
G12がキャパシタ電圧低下のためトルク回収モードに
瞬時に移行すると、エンジン10ではこのような瞬時の
トルク変化に対応できずドライバビリティが悪化すると
ともに、エンジン10でも急峻にトルクを出力しようと
してエンジン回転数やエンジン音が急変して運転者を不
必要に困惑させることになる。
【0022】そこで、本実施例では、第2の特徴として
M/G12をモータあるいはジェネレータとして機能さ
せる場合にも、従来のようにステップ的(不連続的)に
動作させるのではなく、トルク供給あるいは回収を漸次
変化させるように制御する。すなわち、燃料噴射量のみ
ならず、M/G12にもなまし制御を行うのである。
M/G12をモータあるいはジェネレータとして機能さ
せる場合にも、従来のようにステップ的(不連続的)に
動作させるのではなく、トルク供給あるいは回収を漸次
変化させるように制御する。すなわち、燃料噴射量のみ
ならず、M/G12にもなまし制御を行うのである。
【0023】このための処理がS203〜S206であ
り、FA及びFDがともにONである場合(加速状態あ
るいは減速状態が続行している場合)には、まず前回の
トルク指令値MGTROLと現在のトルク指令値MGTR
の大小比較を行い(S203)、現在のトルク指令値M
GTRが前回の値より一定値C以上大きい場合には、直
ちにMGTRを出力するとドライバビリティが悪化する
可能性があるので、前回の値より微小量C1だけ増大し
たトルク指令値
り、FA及びFDがともにONである場合(加速状態あ
るいは減速状態が続行している場合)には、まず前回の
トルク指令値MGTROLと現在のトルク指令値MGTR
の大小比較を行い(S203)、現在のトルク指令値M
GTRが前回の値より一定値C以上大きい場合には、直
ちにMGTRを出力するとドライバビリティが悪化する
可能性があるので、前回の値より微小量C1だけ増大し
たトルク指令値
【数2】MGTR=MGTROL+C1 として漸増する(S206)。また、現在のトルク指令
値MGTRが前回の値より一定値C以上大きくない場合
には、さらに現在のトルク指令値MGTRが前回の値よ
り一定値C以下であるか否かが判定され(S204)、
一定値C以下である場合には、同様に直ちにMGTRを
出力するとドライバビリティの悪化を招くので、前回の
値より微小量C1 だけ減少したトルク指令値
値MGTRが前回の値より一定値C以上大きくない場合
には、さらに現在のトルク指令値MGTRが前回の値よ
り一定値C以下であるか否かが判定され(S204)、
一定値C以下である場合には、同様に直ちにMGTRを
出力するとドライバビリティの悪化を招くので、前回の
値より微小量C1 だけ減少したトルク指令値
【数3】MGTR=MGTROL−C1 として漸減する(S205)。
【0024】なお、C及びC1 は定数としたが、回転数
に応じて、あるいは回転数とアクセル開度に応じて変化
させてもよい。また、より簡易にCとC1 を同一の値と
することも可能である。
に応じて、あるいは回転数とアクセル開度に応じて変化
させてもよい。また、より簡易にCとC1 を同一の値と
することも可能である。
【0025】以上まとめると、本実施例では運転者がア
クセルを操作して減速状態、加速状態あるいは定速状態
にある場合には、M/G12の出力トルク値は漸次変化
し、減速から加速状態移行時及び加速状態から減速状態
移行時にはM/G12のトルク出力は禁止される。これ
により、燃料噴射量のなまし制御を有効に活用して加減
速時のショックを抑えることができるとともに、それ以
外の走行状態においてもM/G12によるドライバビリ
ティの悪化を防止できる。
クセルを操作して減速状態、加速状態あるいは定速状態
にある場合には、M/G12の出力トルク値は漸次変化
し、減速から加速状態移行時及び加速状態から減速状態
移行時にはM/G12のトルク出力は禁止される。これ
により、燃料噴射量のなまし制御を有効に活用して加減
速時のショックを抑えることができるとともに、それ以
外の走行状態においてもM/G12によるドライバビリ
ティの悪化を防止できる。
【0026】なお、本実施例ではディーゼル機関を例に
とり説明したが、本発明のトルク制御装置はガソリン機
関でも適用可能であることは言うまでもない。ガソリン
機関の場合には、アクセルペダルに連動してスロッルバ
ルブが開閉するが、吸入量は急峻に変化するわけではな
く、いわば自然になまし制御が行われることになる。従
って、ディーゼル機関の場合と同様にM/G12のなま
し制御を行うことにより、ドライバビリティの悪化を防
止できる。
とり説明したが、本発明のトルク制御装置はガソリン機
関でも適用可能であることは言うまでもない。ガソリン
機関の場合には、アクセルペダルに連動してスロッルバ
ルブが開閉するが、吸入量は急峻に変化するわけではな
く、いわば自然になまし制御が行われることになる。従
って、ディーゼル機関の場合と同様にM/G12のなま
し制御を行うことにより、ドライバビリティの悪化を防
止できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項2記載の内燃機関のトルク制御装置によれば、機関の
トルク供給タイミングとM/Gのトルク供給タイミング
のずれにより生じるドライバビリティの悪化を防止でき
る。
項2記載の内燃機関のトルク制御装置によれば、機関の
トルク供給タイミングとM/Gのトルク供給タイミング
のずれにより生じるドライバビリティの悪化を防止でき
る。
【図1】 本発明の実施例の構成ブロック図である。
【図2】 同実施例の処理フローチャートである。
【図3】 同実施例の処理フローチャートである。
10 エンジン、12 M/G(モータ/ジェネレー
タ)、14 T/M(トランスミッション)、16 イ
ンバータ、18 キャパシタ、20 M/GECU、2
2 エンジンECU。
タ)、14 T/M(トランスミッション)、16 イ
ンバータ、18 キャパシタ、20 M/GECU、2
2 エンジンECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 11/04
Claims (2)
- 【請求項1】 加速時に機関へトルク供給し、減速時に
トルク回収するモータ/ジェネレータを機関出力軸に設
けた内燃機関のトルク制御装置であって、 減速状態から加速状態、または加速状態から減速状態に
変化したか否かを判定する判定手段と、 前記状態変化時は、前記モータ/ジェネレータによるト
ルク出力を禁止する制御手段と、 を有することを特徴とする内燃機関のトルク制御装置。 - 【請求項2】 加速時に機関へトルク供給し、減速時に
トルク回収するモータ/ジェネレータを機関出力軸に設
けた内燃機関のトルク制御装置であって、 機関加速時及び機関減速時の前記モータ/ジェネレータ
によるトルク供給/回収量を漸次変化させる制御手段
と、 を有することを特徴とする内燃機関のトルク制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039695A JPH08237809A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 内燃機関のトルク制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4039695A JPH08237809A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 内燃機関のトルク制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08237809A true JPH08237809A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12579515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4039695A Pending JPH08237809A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 内燃機関のトルク制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08237809A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7077223B2 (en) | 2002-05-29 | 2006-07-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Hybrid vehicle |
JP2012001032A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Isuzu Motors Ltd | 内燃機関のエアコンプレッサの制御方法及び内燃機関のエアシステム |
JP2012086772A (ja) * | 2010-10-22 | 2012-05-10 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用走行制御装置及び車両用走行制御方法 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4039695A patent/JPH08237809A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7077223B2 (en) | 2002-05-29 | 2006-07-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Hybrid vehicle |
JP2012001032A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Isuzu Motors Ltd | 内燃機関のエアコンプレッサの制御方法及び内燃機関のエアシステム |
JP2012086772A (ja) * | 2010-10-22 | 2012-05-10 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用走行制御装置及び車両用走行制御方法 |
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