JPH08237560A - Pll回路の基準信号発生回路 - Google Patents

Pll回路の基準信号発生回路

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JPH08237560A
JPH08237560A JP7035653A JP3565395A JPH08237560A JP H08237560 A JPH08237560 A JP H08237560A JP 7035653 A JP7035653 A JP 7035653A JP 3565395 A JP3565395 A JP 3565395A JP H08237560 A JPH08237560 A JP H08237560A
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JP
Japan
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signal
circuit
pulse
horizontal synchronizing
frequency
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JP7035653A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Koyama
博 小山
Hiroyasu Shindo
博康 新藤
Masaya Ota
昌也 太田
Kazumasa Chiaki
一雅 千明
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号の水平同期パルスをPLL回路の位
相比較の為の基準信号として使用する場合、前記PLL
回路が集積化されていても集積回路の端子数を増やすこ
となくPLL動作を実現できるPLL回路の基準信号発
生回路を提供することを目的とする。 【構成】 映像信号の水平同期パルスを位相比較の為の
基準信号として使用するPLL回路8を集積化した場
合、映像信号から水平同期パルスを抜き取る同期分離回
路を前記PLL回路8と同一チップ上に集積化した為、
集積回路に基準信号入力の為の専用の入力端子は不要と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PLL回路の基準信号
発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、米国では聾唖者向けを目的とし
て、文字情報をTV画面上に表示したり或いは表示を消
したり切換表示できる所謂クローズドキャプション放送
が開始されている。この放送とは、映像信号の奇数フィ
ールドの21番目の水平走査期間(21H)に文字情報
をコード化したデジタルデータを放送局側から送信する
ものであり、受信機(TV受像機、VTR等)で送信さ
れてきたデジタルデータを解読することによりTV画面
上への文字情報の表示を可能としている。
【0003】ところで、実際にTV画面上に文字情報を
表示する為には、21Hに重畳しているデジタルデータ
を映像信号から抜き取り信号処理する必要がある。この
デジタルデータは水平走査周波数fHの32倍の503
KHzに規格上決定されており、16ビットのシリアル
データから成る。このデジタルデータを映像信号から抜
き取るには、このデジタルデータに同期した503KH
zのクロック信号(切り出し信号)が必要となる。デジ
タルデータは水平走査周波数fHの32倍に同期してい
る為、前記クロック信号を得るには、水平同期パルスに
位相ロックしたfHと同一周波数信号を得るPLL回路
を設ける必要がある。
【0004】また、TV画面上に文字をドット表示する
場合にも、水平同期パルスに同期した周波数信号を得る
必要がある為、PLL回路が必要となる。従来は、上記
したPLL回路を実現する為に、PLL回路を構成する
位相比較器の基準信号として、発振器の発振クロック、
TV受像機のフライバックから得られる水平同期パルス
等を使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近では、上記した文
字情報をコード化したデジタルデータを抜き取る回路、
上記PLL回路等は、集積回路の状態で受信機に内蔵さ
れている。その際、発振器の発振クロックを使用する
と、集積回路の外部に発振振動子及びコンデンサを設け
なければならず、これより集積回路に発振クロックを取
り込む為の専用の入力端子が必要となった。また、フラ
イバックから得られる水平同期パルスを使用する場合で
も、集積回路に新たに水平同期パルス入力用の専用の入
力端子を設けなければならず、何れにしても集積回路チ
ップが大型化してしまう問題があった。
【0006】そこで、本発明は、映像信号の水平同期パ
ルスをPLL回路の位相比較の為の基準信号として使用
する場合、前記PLL回路が集積化されていても集積回
路の端子数を増やすことなくPLL動作を実現できるP
LL回路の基準信号発生回路を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、基準信号と電圧制御発振器の出力信号とを位相比
較し、前記基準信号に位相同期した前記出力信号を得る
PLL回路を集積化する場合において、映像信号を同期
分離する同期分離回路を集積回路内部に設け、該同期分
離回路から得られる水平同期パルスを基準信号として使
用する点である。
【0008】具体的には、電圧制御発振器の発振周波数
を所定分周して映像信号の水平走査周波数と同一の第1
分周信号を発生し、該第1分周信号を位相比較器に帰還
するPLL回路と、前記映像信号から等化パルス、垂直
同期パルス、及び水平同期パルスを抜き取る抜取手段
と、前記抜取手段の出力から前記垂直同期パルス期間を
検出する検出手段と、前記検出手段の出力でリセットさ
れ、前記電圧制御発振器の発振周波数を所定分周した第
2分周信号を基に計数を行い、前記水平同期パルスの発
生期間に対応する計数範囲だけ第1制御信号を発生する
第1計数手段と、前記抜取手段から出力される1水平走
査期間毎のパルス変化でリセットされ、前記電圧制御発
振器の発振周波数を所定分周した第3分周信号を計数
し、前記水平同期パルスを発生すべき位置に対応する計
数範囲だけ第2制御信号を発生する第2計数手段と、前
記第1分周信号及び前記第2制御信号を基に疑似水平同
期パルスを発生する発生手段と、前記第1制御信号が発
生している期間に前記抜取手段から出力される前記水平
同期パルスをそのまま出力し、且つ、前記第1制御信号
が発生しない期間に前記発生手段にて作成された前記疑
似水平同期パルスを出力する切換手段と、を備え、前記
切換手段から出力される前記水平同期パルス及び前記疑
似水平同期パルスを前記PLL回路の位相比較器の基準
信号として帰還し、前記PLL回路から前記水平同期パ
ルス及び前記疑似水平同期パルスに位相同期した周波数
信号を得ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、映像信号の水平同期パルスを
位相比較の為の基準信号として使用するPLL回路を集
積化した場合、映像信号から水平同期パルスを抜き取る
同期分離回路を前記PLL回路と同一チップ上に集積化
した為、集積回路に基準信号入力の為の専用の入力端子
は不要となる。
【0010】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は本発明のPLL回路の基準信号発生回路を示
す図である。尚、図1回路は同一チップ上に集積化され
ているものとする。図1において、(1)はコンポジッ
ト映像信号CVIDEOが印加される映像信号入力端子
である。(2)はクランプ回路であり、コンポジット映
像信号がカップリングコンデンサ(3)を介して印加さ
れるものであり、コンポジット映像信号のペデスタルレ
ベルをVdd/2にクランプするものである。(4)は
ピークホールド回路であり、該ピークホールド回路
(4)はコンデンサ(図示せず)を含み、図2に示すコ
ンポジット映像信号CVIDEOの等化パルス、垂直同
期パルス及び水平同期パルスの下側のピーク電圧を保持
するものである。尚、図2は一例として奇数フィールド
のコンポジット映像信号を取り上げている。該ピークホ
ールド回路(4)の出力と電源Vdd/2との間には抵
抗値の等しい抵抗(5)(6)が直列接続され、即ち、
抵抗(5)(6)の接続中点からはペデスタルレベルと
前記下側ピーク電圧の中間電圧が出力される。(7)は
比較器であり、ペデスタルレベルがVdd/2にクラン
プされたコンポジット映像信号が+(非反転入力)端子
に印加され、コンポジット映像信号の等化パルス、垂直
同期パルス及び水平同期パルスの下側ピーク電圧とペデ
スタルレベルとの中間電圧が−(反転入力)端子に印加
される。即ち、等化パルス、垂直同期パルス及び水平同
期パルスが発生する期間では、比較器(7)の−端子入
力の方が+端子入力より大きくなる為、比較器(7)か
らは等化パルス、垂直同期パルス及び水平同期パルスの
みが抜き取られた形のパルス列CSYNCが出力され
る。比較器(7)の電源が5ボルトであるとすると、パ
ルス列CSYNCのハイレベルは5ボルト、ローレベル
は0ボルトとなる。
【0011】一方、一点鎖線の(8)はPLL回路であ
る。該PLL回路(8)内部において、(9)は位相比
較器であり、基準信号として後述するマルチプレクサか
ら切換出力される水平同期パルス及び疑似水平同期パル
スが印加され、位相合わせを行う他方の入力として後述
する1/2分周器から出力されるデューティ50%の信
号FH(水平同期パルスと同一周波数)が帰還される。
該位相比較器(9)は、信号FHの位相が前記水平同期
パルス及び前記疑似水平同期パルスの位相より進んでい
る時に位相進みに応じた幅のハイレベルを出力し、反対
に位相が遅れている時に位相遅れに応じた幅のローレベ
ルを出力する。(10)はローパスフィルタであり、位
相比較器(9)から出力されたハイレベル及びローレベ
ルのパルスを積分してアナログ電圧を出力するものであ
る。(11)は電圧制御発振器であり、ローパスフィル
タ(10)から出力されたアナログ電圧に応じた周波数
信号を発生するものである。例えば電圧制御発振器(1
1)から14MHzの周波数信号が出力されるものとす
る。(12)は1/28分周器であり、14MHzを1
/28分周し、32FH(第3分周信号)を出力するも
のである。また(13)は1/16分周器であり、32
FHを1/16分周し、2FH(第2分周信号)を出力
するものである。また(14)は1/2分周器であり、
2FHを1/2分周してFH(第1分周信号)を出力す
るものである。1/2分周器(14)の分周出力は位相
比較器(9)の他方入力に帰還される。これより、1/
2分周器(14)から出力されるFHの位相は水平同期
信号及び疑似水平同期信号の位相に一致する。
【0012】(15)は垂直同期パルスの検出回路(検
出手段)である。該検出回路(15)は、等化パルス及
び垂直同期パルスのハイからローへのレベル変化を検出
し、その時点から所定時間(例えば14μsec)だけ
変化がない時に、等化パルス期間から垂直同期パルス期
間となったものと判断し、該検出回路(15)内部でロ
ーからハイに立ち上がる内部信号を生成する。因みに各
等化パルスは14μsec未満で必ず変化する。前記内
部信号がハイレベルとなると、その直後の2FHの立ち
下がりから該2FHの1周期だけハイレベルとなる検出
信号が検出回路(15)から出力される。尚、2FHを
使用して前記検出信号を作成する理由は、映像信号の奇
数フィールドと偶数フィールドとでは、水平走査期間が
fH/2だけずれる為、両フィールドに対応できる様に
2FHを使用している。
【0013】(16)はカウンタであり、R(リセッ
ト)端子には検出回路(15)の検出信号が印加されて
そのハイレベル期間だけリセットされ、C(クロック)
端子には2FHが印加される。該カウンタ(16)内部
において、図示はしていないが、2FHを1/2分周す
る分周器が設けられており、その分周出力FH’は、図
2に示す如く、検出信号がローレベルになった時点でカ
ウンタ(16)がリセット解除される為に分周され始め
る。該カウンタ(16)は分周出力FH’の立ち下がり
に同期してカウンタアップしていく。具体的には、コン
ポジット映像信号の5H目でカウンタ(16)の計数値
は0となる。(17)は21H検出回路であり、カウン
タ(16)の計数値がコンポジット映像信号の21H目
を計数したことを検出するものである。具体的には、コ
ンポジット映像信号の21H目では、カウンタ(16)
の計数値は16であり(5H目で0だから)、21H検
出回路(17)内部には、10進数の16を2進数にし
たバイナリデータが保持されたレジスタ(又はハード的
にマスクで前記バイナリデータを焼き付けてもよい)
と、カウンタ(16)の計数値が16になって前記レジ
スタの値と一致した時にハイレベルの一致信号を出力す
る一致検出回路とが含まれている。同様に、(18)は
225H検出回路であり、カウンタ(16)の計数値が
コンポジット映像信号の225H目を計数したことを検
出するものである。具体的には、コンポジット映像信号
の225H目では、カウンタ(16)の計数値は10進
数の220であり、225H検出回路(18)内部に
は、10進数の220を2進数にしたバイナリデータが
保持されたレジスタ(又はハード的にマスクで前記バイ
ナリデータを焼き付けてもよい)と、カウンタ(16)
の計数値が220になって前記レジスタの値と一致した
時にハイレベルの一致信号を出力する一致検出回路とが
含まれている。(19)はRSフリップフロップであ
り、21H検出回路(17)の一致信号でセットされ、
225H検出回路(18)の一致信号でリセットされる
ものである。即ち、RSフリップフロップ(19)から
は、コンポジット映像信号の21H目から225H目ま
でハイレベルとなる第1制御信号が出力される。尚、本
実施例では、第1制御信号がコンポジット映像信号の2
1Hから225Hまでハイレベルとなる様に設定してい
るが、別段これに限定されることなく、水平同期パルス
が正常に発生する水平走査期間(10H〜262H)で
あれば、第1制御信号の発生期間を任意に設定可能であ
ることは言うまでもない。
【0014】一方、(20)は立下り検出回路であり、
等化パルス、垂直同期パルス及び水平同期パルスの立ち
下がりを検出して該立ち下がり毎にハイレベルのパルス
を出力するものである。(21)はカウンタであり、R
端子にはANDゲート(22)を介して立下り検出回路
(20)のハイレベル出力が印加されてリセットされ、
C端子には1/28分周器(12)の分周出力32FH
が印加されてカウントアップを行う。(23)は1D検
出回路であり、カウンタ(21)の計数値が1D(ヘキ
サデシマル)になったことを検出するものである。具体
的には、1D検出回路(23)内部には、1Dを示すバ
イナリデータが保持されたレジスタ(又はハード的にマ
スクで前記バイナリデータを焼き付けてもよい)と、カ
ウンタ(21)の計数値が1Dになって前記レジスタの
値と一致した時に一致信号を出力する一致検出回路とが
含まれている。同様に、(24)は03検出回路であ
り、カウンタ(21)の計数値が03(ヘキサデシマ
ル)になったことを検出するものである。具体的には、
03検出回路(24)内部には、03を示すバイナリデ
ータが保持されたレジスタ(又はハード的にマスクで前
記バイナリデータを焼き付けてもよい)と、カウンタ
(21)の計数値が03になって前記レジスタの値と一
致した時に一致信号を出力する一致検出回路とが含まれ
ている。(25)はRSフリップフロップであり、1D
検出回路(23)の一致信号によりセットされ、03検
出回路(24)の一致信号によりリセットされるもので
ある。即ち、RSフリップフロップ(25)からは、1
H間隔のパルス発生期間を含む範囲でハイレベルとなる
第2制御信号Aが出力される。
【0015】ここで、図2に示す様に、パルス列CSY
NCは、等化パルス期間及び垂直同期パルス期間では、
H/2毎に発生し、各水平走査期間の中間のパルスは前
記疑似水平同期パルスを発生する上で不要である。そこ
で、RSフリップフロップ(25)の第2制御信号Aを
ANDゲート(22)の一方の入力に印加し、立下り検
出回路(20)がパルス列CSYNCの各水平走査期間
の中間のパルスの立ち下がりを検出しても、その検出出
力でカウンタ(21)がリセットされない様にしてい
る。(26)はセット優先型のRSフリップフロップで
あり、S端子にはインバータ(27)を介してRSフリ
ップフロップ(25)の第2制御信号Aが印加され、R
端子にはインバータ(28)を介して1/2分周器(1
4)の分周出力FHが印加される。RSフリップフロッ
プ(26)からは前記疑似水平同期パルスが発生する
が、この動作について図3のタイムチャートを用いて説
明する。
【0016】図3におけるパルス列CSYNCは例えば
1Hの等化パルスであるものとする。1/2分周器(1
4)の分周出力FHは水平同期パルスに同期している
為、1Hの等化パルス期間でも同期している。まず、1
Hの最初の等化パルスが立ち下がると、この時点ではR
Sフリップフロップ(25)の第2制御信号Aがハイレ
ベルとなっている為、ANDゲート(22)はゲートを
開き、14MHzに同期した立下り検出回路(20)の
検出出力によりカウンタ(21)はリセットされる。そ
して、該カウンタ(21)は32FHの立ち上がりを計
数し始める。1Hの中間即ちH/2経過した時点で再び
等化パルスが発生し、該等化パルスの立ち下がりを立下
り検出回路(20)にて検出され検出出力が発生する
が、RSフリップフロップ(25)の第2制御信号Aが
ローレベルとなっている為にANDゲート(22)はゲ
ートを閉じており、立下り検出回路(20)の検出出力
はANDゲート(22)を通過できず、この時にカウン
タ(21)がリセットされることはない。そして、カウ
ンタ(21)の計数値が1Dになると、RSフリップフ
ロップ(25)がセットされる為に該RSフリップフロ
ップ(25)の第2制御信号Aはハイレベルとなる。そ
の後、2H目の等化パルスが発生すると、出力Aがハイ
レベルになっていることから立下り検出回路(20)の
検出出力によりカウンタ(21)がリセットされ、再び
32FHの立ち上がりを0から計数し始める。そして、
カウンタ(21)の計数値が03になると、03検出回
路(24)の検出出力によりRSフリップフロップ(2
5)がリセットされる為に該RSフリップフロップ(2
5)の第2制御信号Aはローレベルになる。後段のRS
フリップフロップ(26)には、S端子に出力Aの反転
が印加されると共にR端子にはFHの反転が印加される
為、図3に示す様に、等化パルス期間及び垂直同期パル
ス期間でH/2間隔で存在する中間パルスが削除された
状態の所謂疑似水平同期パルスがRSフリップフロップ
(26)から発生する。
【0017】(29)(30)はANDゲート、(3
1)はORゲートであり、マルチプレクサを構成する。
ANDゲート(29)の一方の入力にはパルス列CSY
NCが印加され、他方の入力にはRSフリップフロップ
(19)から出力される、コンポジット映像信号の21
Hから225Hまでハイレベルとなる第1制御信号が印
加される。また、ANDゲート(30)の一方の入力に
はRSフリップフロップ(26)の出力である疑似水平
同期信号が印加され、他方の入力には第1制御信号がイ
ンバータ(32)を介して反転して印加される。即ち、
ANDゲート(29)(30)はお互いに相補的にゲー
トを開閉する。
【0018】従って、ORゲート(31)からは、21
Hから225Hまではパルス列CSYNCの1H間隔の
水平同期パルスがそのまま出力され、それ以外の水平走
査期間では1H間隔の疑似水平同期パルスが出力され、
結果的に、等化パルス期間及び垂直同期パルス期間がH
/2間隔でパルスを発生しているにも関わらず、1H間
隔の水平同期パルスが常に出力されることになる。この
水平同期パルスはPLL回路(8)内部の基準信号とし
て帰還され、この水平同期パルスに同期したFHが得ら
れる。
【0019】これより、電圧制御発振器(11)の出力
周波数を所定分周することにより、キャプションデータ
を映像信号から抜き取ったり、TV画面表示用のドット
クロックを作成したりできる。以上より、図1回路を集
積化した場合に、映像信号の水平同期パルスを基準信号
としてPLL動作を行う際には、コンポジット映像信号
を印加する映像信号入力端子(1)を設けておき、この
映像信号入力端子(1)入力を用いてPLL動作を実現
できる為、集積回路の端子の増加を防止でき、集積回路
の大型化を防止できる。また、PLL動作を行うのに集
積回路への外付部品が削減できる為、コストダウンも可
能となる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、映像信号の水平同期パ
ルスを基準信号としてPLL動作を行う回路を集積化す
る場合に、映像信号を印加する端子を設けるだけで済
み、集積回路の小型化を実現でき、更には集積回路の外
付部品を削減してコストダウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路の基準信号発生回路を示す
図である。
【図2】図1の動作を示すタイムチャートである。
【図3】図1の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
(7) 比較器 (8) PLL回路 (15) 検出回路 (16)(21) カウンタ (19)(25)(26) RSフリップフロップ
フロントページの続き (72)発明者 千明 一雅 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号と電圧制御発振器の出力信号と
    を位相比較し、前記基準信号に位相同期した前記出力信
    号を得るPLL回路において、映像信号を同期分離する
    同期分離回路を設け、該同期分離回路から得られる水平
    同期パルスを基準信号として使用することを特徴とする
    PLL回路の基準信号発生回路。
  2. 【請求項2】 前記PLL回路及び前記同期分離回路を
    集積化し、水平同期パルスを印加する端子を不要とした
    ことを特徴とする請求項1記載のPLL回路の基準信号
    発生回路。
  3. 【請求項3】 電圧制御発振器の発振周波数を所定分周
    して映像信号の水平走査周波数と同一の第1分周信号を
    発生し、該第1分周信号を位相比較器に帰還するPLL
    回路と、 前記映像信号から等化パルス、垂直同期パルス、及び水
    平同期パルスを抜き取る抜取手段と、 前記抜取手段の出力から前記垂直同期パルス期間を検出
    する検出手段と、 前記検出手段の出力でリセットされ、前記電圧制御発振
    器の発振周波数を所定分周した第2分周信号を基に計数
    を行い、前記水平同期パルスの発生期間に対応する計数
    範囲だけ第1制御信号を発生する第1計数手段と、 前記抜取手段から出力される1水平走査期間毎のパルス
    変化でリセットされ、前記電圧制御発振器の発振周波数
    を所定分周した第3分周信号を計数し、前記水平同期パ
    ルスを発生すべき位置に対応する計数範囲だけ第2制御
    信号を発生する第2計数手段と、 前記第1分周信号及び前記第2制御信号を基に疑似水平
    同期パルスを発生する発生手段と、 前記第1制御信号が発生している期間に前記抜取手段か
    ら出力される前記水平同期パルスをそのまま出力し、且
    つ、前記第1制御信号が発生しない期間に前記発生手段
    にて作成された前記疑似水平同期パルスを出力する切換
    手段と、を備え、 前記切換手段から出力される前記水平同期パルス及び前
    記疑似水平同期パルスを前記PLL回路の位相比較器の
    基準信号として帰還し、前記PLL回路から前記水平同
    期パルス及び前記疑似水平同期パルスに位相同期した周
    波数信号を得ることを特徴とするPLL回路の基準信号
    発生回路。
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