JP3311533B2 - ラッチクロック発生回路 - Google Patents
ラッチクロック発生回路Info
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Description
平走査期間に重畳されたキャプションデータを確実に抜
き取り信号処理するのに好適なラッチクロック発生回路
に関する。
て、テレビ画面上に文字情報を希望に応じて表示したり
無表示としたりできる所謂クローズドキャプションシス
テムが実施されている。このシステムは、テレビ放送局
からキャプションデータを送信してリアルタイムでテレ
ビ画面上に文字情報を表示させたり、或いは、ビデオデ
ィスク又はビデオテープ等の記録媒体に予めキャプショ
ンデータを記録させておき前記記録媒体を再生すること
によりテレビ画面上に文字情報を表示させたりするもの
である。
を実現するには、映像信号の21番目の水平走査期間
(21H)に重畳されているキャプションデータを抜き
取り解読する必要がある。21Hの情報について図2の
aを用いて説明する。図2のaにおいて、21Hの水平
走査期間には、期間t0にランインクロックが重畳され
る。該ランインクロックはキャプションデータが21H
に重畳されることを知らせる為の情報であり、水平走査
周波数fHの32倍の周波数である503KHzのクロ
ックが7周期分連続して重畳したものである。また、期
間t1には3ビットのスタートビットが重畳される。該
スタートビットは規格上「0」「0」「1」と定められ
ており、各ビットの発生期間を1周期とする周波数はラ
ンインクロックと同様に503KHzである。更に、期
間t2には16ビットのキャプションデータが重畳され
る。該キャプションデータの各ビットの発生期間を1周
期とする周波数も503KHzと定められている。
ら抜き取る場合、発振器から得られた発振クロックを所
定分周して503KHzの分周クロックを作成し、該分
周クロックをランインクロックと位相合わせしていた。
前記分周クロック及び前記ランインクロックの位相が一
致しているということは、前記分周クロックは前記キャ
プションデータとも位相が一致しているということであ
り、前記キャプションデータの各ビットの状態が安定す
る位置即ち前記キャプションデータの各ビット情報の中
間付近で変化する前記分周クロックの立ち上がり又は立
ち下がりに同期して、前記キャプションデータをシフト
レジスタ(図示せず)に順次保持し、16ビットのキャ
プションデータが前記シフトレジスタに保持された後前
記キャプションデータを前記シフトレジスタから取り出
して解読することにより、テレビ画面上への文字情報表
示を可能としていた。
映像信号の場合、水平同期信号とランインクロックとの
間にカラーバースト信号が重畳しており、21Hの水平
走査期間から確実にキャプションデータを抜き取る為に
は、事前に前記カラーバースト信号を取り除いておかな
ければならない。従来は、前記カラーバースト信号を取
り除く為にフィルタ回路を使用している。
固定であるが、キャプションデータは「1」又は「0」
のデータを16個組み合わせて並べたデータである為、
最も高い周波数を有するキャプションデータでも「1」
及び「0」のデータを交互に組み合わせた503/2K
Hzの周波数となり、ランインクロックの周波数に比べ
て1/2と低い。コンポジット映像信号を前記フィルタ
回路に通した場合、周波数の高いランインクロックが影
響を受け、該ランインクロックが21Hに正常に重畳し
てこない場合がある。また、レンタルビデオテープの再
生時におけるコピーガード処理やCATVのディスクラ
ンブル処理等によりランインクロックが消去される場合
もある。これらの場合、503KHzの前記分周クロッ
クがランインクロックの位相に合わなくなり、この結
果、16ビットのキャプションデータを正しく前記シフ
トレジスタに保持できなくなり即ち正しい文字情報をテ
レビ画面に表示できなくなる問題があった。
間にランインクロックが正常に重畳していない場合であ
っても、キャプションデータを正しく抜き取ることので
きるラッチクロック発生回路を提供することを目的とす
る。
解決するために鑑みなされたものであり、その特徴とす
るところは、映像信号の特定の1水平走査期間に重畳さ
れた文字情報を表すキャプションデータを抜き取る為の
ラッチクロック発生回路において、前記1水平走査期間
の中でラインクロックと前記キャプションデータとの間
に存在するスタートビットの変化を検出する検出手段
と、前記検出手段の検出出力を受けることにより、前記
キャプションデータの各ビットと同一周波数であると共
に前記各ビットと位相が合致したラッチクロックを発生
するクロック発生手段と、水平同期信号によってリセッ
トされると共に該水平同期信号に位相同期した第1のク
ロックを計数するカウンタと、このカウンタの出力によ
ってセット及びリセットされる第1のRSフリップフロ
ップを含み、前記スタートビットの変化を含む所定期間
だけ、前記検出手段を動作可能にするための制御信号を
出力する制御手段と、を備える点である。
て、ランインクロックとキャプションデータとの間に存
在するスタートビットの変化を検出し、この検出出力を
用いてキャプションデータの各ビットと同一周波数であ
ると共に前記各ビットと位相が合致したラッチクロック
を発生できる。
る。図1は本発明のラッチクロック発生回路を示す図で
ある。図1において、(1)はコンポジット映像信号か
ら21Hの水平走査期間に重畳した情報(7周期のラン
インクロック、3ビットのスタートビット及び16ビッ
トのキャプションデータ)を抜き取る21H抜取回路で
ある。尚、コンポジット映像信号はカラーバースト信号
を除去する為にフィルタ回路(図示せず)を通過した状
態にある。21H抜取回路(1)は、例えば、水平同期
信号Hsyncを計数するカウンタと、該カウンタが2
1個のHsyncを計数したことを検出する検出部を有
し、該検出部の検出出力により21Hの情報のみを通過
させる構成となっている。(2)は16ビットのシフト
レジスタであり、21H抜取回路(1)から出力された
情報の内、16ビットのキャプションデータのみを後述
するラッチクロックLCKに同期して順次シリアルに保
持するものである。
syncの立ち下がりでリセットされ、クロックCK0
(例えば14MHz)を計数するものである。ここで、
クロックCK0は水平同期信号Hsyncの周波数に位
相同期しているものとする。該カウンタ(3)は、図2
のaに示す水平同期信号Hsyncの立ち下がりから6
周期目のランインクロックの立ち下がりまでの時間t0
に対応する計数値になった時に「1」を出力し、且つ、
スタートビットが終了するまでの時間t0+t1に対応
する計数値になった時に「0」を出力する。(4)はR
Sフリップフロップであり、カウンタ(3)から出力さ
れる「1」出力によりセットされ、また、「0」出力に
よりリセットされるものである。即ち、RSフリップフ
ロップ(4)からはランインクロックの7周期目からス
タートビットの終了までの期間t1のみ「1」となる出
力が得られる。(11)は3ビット構成のシフトレジス
タであり、RSフリップフロップ(4)のQ端子出力b
が「1」の時にイネーブル状態となり、出力bが「0」
の時にディセーブル状態となってリセット状態となる。
該シフトレジスタ(11)はクロックCK0の2倍の周
波数を有するクロックCK1の立ち上がりに同期してシ
フト動作を行う。該シフトレジスタ(11)へのシフト
データ入力は、21H抜取回路(1)にて抜き取られた
情報aをインバータ(12)で反転したものである。該
シフトレジスタ(11)の図示左側を最下位ビット、図
示右側を最上位ビットとすると、該シフトレジスタ(1
1)の3ビット出力mは、図4に示す通りとなり、時刻
T1で「111」となる。(13)はANDゲートであ
り、シフトレジスタ(11)の3ビット出力mとクロッ
クCK1がインバータ(14)を介して印加される。即
ち、ANDゲート(13)の出力はクロックCK1が立
ち下がるタイミングT2でハイレベルとなる。(15)
はRSフリップフロップであり、S端子にはANDゲー
ト(13)の出力が印加され、R端子にはRSフリップ
フロップ(4)の出力bがインバータ(16)を介して
印加される。即ち、RSフリップフロップ(15)の出
力dは、クロックCK1の立ち下がるタイミングT2か
ら出力bが立ち下がるタイミングT3までハイレベルに
立ち上がる。以上より、制御手段が構成される。尚、出
力bをハイレベルとした期間の中で更に出力dをハイレ
ベルとする理由は、スタートビットの最初の2ビットが
本来ローレベルであるところを何らかの要因(ノイズの
重畳等)によりハイレベルに変化していないかどうかを
判定する為である。勿論、スタートビットの最初の2ビ
ットの所定期間が誤ってローレベルからハイレベルに反
転していると、時刻T1においてシフトレジスタ(1
1)の3ビット出力mは「111」にならない為、出力
dが時刻T2〜T3の間にハイレベルに立ち上がること
はない。
リップフロップであり、初段のDフリップフロップ
(5)のD(データ)端子には21H抜取回路(1)か
ら出力された21Hの情報aが印加され、Dフリップフ
ロップ(5)(6)のC(クロック)端子にはクロック
CK0が印加される。ANDゲート(7)には、Dフリ
ップフロップ(5)のQ(出力)端子の出力Xと、イン
バータ(8)を介したDフリップフロップ(6)のQ端
子出力Yと、RSフリップフロップ(15)のQ端子出
力dが印加され、各入力の論理積が演算される。従っ
て、RSフリップフロップ(15)の出力dが「1」と
なる期間T2〜T3において、スタートビットが「0」
から「1」に立ち上がると、Dフリップフロップ(5)
の出力X、インバータ(8)の出力Y及びANDゲート
(7)の出力cは図3に示す波形となり、即ちANDゲ
ート(7)からスタートビットの立ち上がりを検出した
検出パルスcが出力される。上記したDフリップフロッ
プ(5)(6)、インバータ(8)及びANDゲート
(7)より検出手段が構成される。
セットされ、14MHzのクロックCK0’を28分周
して、キャプションデータの各ビットの発生時間を1周
期とした場合の周波数である503KHzのラッチクロ
ックLCKを発生するものである。つまり、スタートビ
ットの各ビットの発生期間を1周期とすると、この1周
期も503KHzであり、ラッチクロックLCKがスタ
ートビットに同期していることから、ラッチクロックL
CKはキャプションデータにも同期していることにな
り、ラッチクロックLCKの立ち上がりに同期して16
ビットのキャプションデータをシフトレジスタ(2)に
順次保持することができる。この状態を図2に示す。
尚、分周器(9)が発生手段を構成する。
フトレジスタ(2)に保持された16ビットのキャプシ
ョンデータを基に、テレビ画面上に文字表示可能な状態
となる様に信号処理を行うものである。以上より、21
Hに重畳するランインクロックが正常に重畳されてこな
くても、該ランインクロックの状態に関係なくスタート
ビットの変化(立ち上がり)を検出してキャプションデ
ータとラッチクロックLCKとを同期させる様にした
為、キャプションデータとラッチクロックLCKとを確
実に同期させることができ、即ち、テレビ画面上への確
実な文字表示を実現できる。
に重畳するランインクロックに異常が生じた場合でも、
該ランインクロックの状態に関係なくスタートビットの
変化を検出してキャプションデータとラッチクロックと
を同期させる様にした為、キャプションデータとラッチ
クロックLCKとを確実に同期させることができ、即
ち、テレビ画面上への確実な文字表示を実現できる利点
が得られる。
る。
る。
ある。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 映像信号の特定の1水平走査期間に重畳
された文字情報を表すキャプションデータを抜き取る為
のラッチクロック発生回路において、 前記1水平走査期間の中でランインクロックと前記キャ
プションデータとの間に存在するスタートビットの変化
を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出出力を受けることにより、前記キャ
プションデータの各ビットと同一周波数であると共に前
記各ビットと位相が合致したラッチクロックを発生する
クロック発生手段と、 前記スタートビットの変化を含む所定期間だけ、前記検
出手段を動作可能にするための制御信号を出力する制御
手段と、を備え、 前記制御手段は、水平平同期信号によってリセットされ
ると共に該水平同期信号に位相同期した第1のクロック
を計数するカウンタと、このカウンタの出力によってセ
ット及びリセットされる第1のRSフリップフロップ
と、前記第1のRSフリップフロップによってイネーブ
ル状態となると共に、前記第1のクロックの2倍の周波
数を有する第2のクロックに同期して前記ランインクロ
ック、スタートビット及びキャプションデータの反転デ
ータをシフトするシフトレジスタと、このシフトレジス
タの各ビット出力及び前記第2のクロックの反転クロッ
クが印加されたゲート回路と、このゲート回路の出力に
よってセットされると共に第1のRSフリップフロップ
の反転出力によってリセットされる第2のRSフリップ
フロップと、を含み、該第2のRSフリップフロップの
出力を前記制御信号としたことを特徴とするラッチクロ
ック発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01431095A JP3311533B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ラッチクロック発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01431095A JP3311533B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ラッチクロック発生回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08205098A JPH08205098A (ja) | 1996-08-09 |
JP3311533B2 true JP3311533B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=11857531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01431095A Expired - Fee Related JP3311533B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | ラッチクロック発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3311533B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP01431095A patent/JP3311533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08205098A (ja) | 1996-08-09 |
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