JPH08236353A - 小型インダクタ及びその製造方法 - Google Patents

小型インダクタ及びその製造方法

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Publication number
JPH08236353A
JPH08236353A JP3515895A JP3515895A JPH08236353A JP H08236353 A JPH08236353 A JP H08236353A JP 3515895 A JP3515895 A JP 3515895A JP 3515895 A JP3515895 A JP 3515895A JP H08236353 A JPH08236353 A JP H08236353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
hole
spiral inductance
output terminal
inductor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3515895A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunetaro Nose
恒太郎 能勢
Akikazu Toyoda
明和 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH08236353A publication Critical patent/JPH08236353A/ja
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 絶縁基板1のスルーホール2上にスパイラル
インダクタンス6を配置し、その外周側の端部及び中央
の端部をそれぞれ入出力端子3,4に対し接続してイン
ダクタ7とする。 【効果】 30GHz以上の高周波領域まで使用でき
る。このインダクタは数百mA以上の大電流容量を有す
る。このインダクタを用いることにより、高周波回路の
小型化、集積化が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型インダクタ及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の小型インダクタとして、SiやG
aAs、ガラス、セラミックス等の基板の上にスパイラ
ルインダクタンス等の導体配線を絶縁体の柱を介して浮
かせるように配置したものがある。
【0003】別の従来例としては、厚膜や薄膜基板上に
導体でスパイラルインダクタンスパターンを形成したも
のがある。
【0004】さらに別の従来例として、ボンディングワ
イヤーを空中に浮かせることによりインダクタンスとし
て利用するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のインダクタは3
0GHz以上の高周波領域で用いることが困難である。
また、従来のインダクタではインダクタンス及び電流容
量がいずれも小さい。さらに、製造も容易ではなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のインダクタ
は、絶縁基板にスルーホールが設けられ、この絶縁基板
の該スルーホールの両側に入出力端子が形成され、スル
ーホールに配置されたスパイラルインダクタンスがボン
ディングにより該入出力端子に導通されているものであ
る。
【0007】請求項2のインダクタの製造方法は、スル
ーホール及び複数の入出力端子を有する絶縁基板内にチ
ップを挿入し、このチップの先端にスパイラルインダク
タンスを載せ、該入出力端子に対しボンディングにより
スパイラルインダクタンスを導通させ、その後チップを
抜き去ることを特徴とするものである。
【0008】請求項3のインダクタの製造方法は、スル
ーホール及び複数の入出力端子を有する絶縁基板上にス
パイラルインダクタンスを載せ、該スパイラルインダク
タンスをファーストボンディングした後、該スパイラル
インダクタンスをスルーホール上に移動させて該絶縁基
板の一方の入出力端子にセカンドボンディングし、次い
でスパイラルインダクタンスを他方の入出力端子に対し
ボンディングするものである。
【0009】
【作用】本発明のインダクタで用いるスパイラルインダ
クタンスは、Cu等の薄板をエッチングで打ち抜くこと
により小型化できる。この薄板の厚さを大きくすること
により、電流容量も数十mA以上の大きなものとなる。
【0010】このインダクタは、スパイラルインダクタ
ンスをスルーホールに配置するため、絶縁基板の誘電率
の影響を受けにくい。従って、自己共振周波数を30G
Hz以上にすることができる。スパイラルインダクタン
スとしてCuを用いることにより、導体抵抗による高周
波損失も無視できるものとなる。
【0011】入出力端子をAuとしたり、このスパイラ
ルインダクタンスをAuめっきすることにより信頼性も
高いものとなる。しかも、構造がシンプルであり、製造
が容易であり、製造コストも低い。
【0012】
【実施例】図1を参照して実施例について説明する。
【0013】まず、(1)図の通り、絶縁基板1の板央
にスルーホール2をレーザ等を用いてあける。このスル
ーホール2は、後述するスパイラルインダクタンスより
もやや大きい径のものとされる。次に、絶縁基板1の両
辺の縁部に好ましくはAuよりなる導体パターンを付け
て入出力端子ポート3,4を形成する。(2)図の通
り、このスルーホール2にセラミックチップ5を入れ
る。このセラミックチップ5は、絶縁基板1と同じ厚さ
であり、上端面が絶縁基板1の上面と面一となるように
挿入される。
【0014】これとは別に、(2)図に示すスパイラル
インダクタンス6を作成しておく、このスパイラルイン
ダクタンス6は、厚さ数μm〜数十μmのCu薄板をエ
ッチングで抜くことにより作成される。
【0015】このスパイラルインダクタンス6をセラミ
ックチップ5の上に載せる。次いで、(3)図の通り、
該スパイラルインダクタンスの外周側の端部をボンディ
ングツールにより入出力端子ポート3にボンディング
し、中央の端部をワイヤーボンディングツールにより入
出力端子ポート4にワイヤボンディングする。Wはボン
ディングワイヤーを示す(なお、外周側の端部をポート
3に対しワイヤボンディングしても良い。)。
【0016】しかる後、スルーホール2内からチップ5
を抜き出し、(3),(4)図に示すインダクタ7が完
成する。なお、(4)図は(3)図のIV−IV線に沿う断
面図であり、(5)図はこのインダクタ7の等価回路図
である。
【0017】上記実施例ではチップ5を用い、その上に
スパイラルインダクタンス6を載せているが、このチッ
プ5を省略し、スパイラルインダクタンス6をスルーホ
ール2近傍の絶縁基板1の上面に載せてワイヤーボンデ
ィングしても良い。この場合、例えばスパイラルインダ
クタンス6の中央の端部にファーストボンディングし、
この状態でスパイラルインダクタンス6をスルーホール
2の中央に移動させ、スパイラルインダクタンス6の中
央付近をピンセット等で押さえ、この状態で入出力端子
ポート4にセカンドボンディングする。しかる後、スパ
イラルインダクタンス6の外周側の端部を入出力端子ポ
ート3に対しボンディングする。これにより、同様のイ
ンダクタ7が完成する。
【0018】このインダクタ7に対し、(6)図の如
く、絶縁基板1の裏面に金属板8(AuめっきしたCu
板)をハンダにより接着し、セラミックキャップ9で上
面を覆い、不活性ガスで気密に封止しても良い。
【0019】上記のスパイラルインダクタンス6は円形
コイル状であるが、角形コイル状などであっても良い。
【0020】なお、基板1を厚さ0.25mmのアルミ
ナ96%基板とし、スルーホール2を直径0.5mmと
し、スルーホール2の縁と入出力端子ポート3,4の端
辺との距離を0.05mmとし、スパイラルインダクタ
ンスを線間線幅20μm、厚さ20μmとした。入出力
端子ポート3,4の特性インピーダンスは50Ωであっ
た。このインダクタについてネットワークアナライザで
測定したところ、30GHz以上まで使用できることが
認められた。インダクタンスは約10nHであった。
【0021】
【発明の効果】本発明によって提供されるインダクタ
は、30GHz以上の高周波領域まで使用できる。この
インダクタは数百mA以上の大電流容量を有する。この
インダクタを用いることにより、高周波回路の小型化、
集積化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 スルーホール 3,4 入出力端子ポート 5 セラミックチップ 6 スパイラルインダクタンス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板にスルーホールが設けられ、こ
    の絶縁基板の該スルーホールの両側に入出力端子が形成
    され、スルーホールに配置されたスパイラルインダクタ
    ンスがボンディングにより該入出力端子に導通されてい
    る小型インダクタ。
  2. 【請求項2】 スルーホール及び複数の入出力端子を有
    する絶縁基板内にチップを挿入し、このチップの先端に
    スパイラルインダクタンスを載せ、該入出力端子に対し
    ボンディングによりスパイラルインダクタンスを導通さ
    せ、その後チップを抜き去ることを特徴とする小型イン
    ダクタの製造方法。
  3. 【請求項3】 スルーホール及び複数の入出力端子を有
    する絶縁基板上にスパイラルインダクタンスを載せ、該
    スパイラルインダクタンスをファーストボンディングし
    た後、該スパイラルインダクタンスをスルーホール上に
    移動させて該絶縁基板の一方の入出力端子にセカンドボ
    ンディングし、次いでスパイラルインダクタンスを他方
    の入出力端子に対しボンディングする小型インダクタの
    製造方法。
JP3515895A 1995-02-23 1995-02-23 小型インダクタ及びその製造方法 Withdrawn JPH08236353A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7169684B2 (en) 2002-03-05 2007-01-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Device having inductors and capacitors and a fabrication method thereof
JP2019186255A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
US11551845B2 (en) 2018-04-02 2023-01-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
US11646151B2 (en) 2018-04-02 2023-05-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component

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JP2019186255A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
JP2021153195A (ja) * 2018-04-02 2021-09-30 株式会社村田製作所 積層型コイル部品
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US11646151B2 (en) 2018-04-02 2023-05-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component
US11721467B2 (en) 2018-04-02 2023-08-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer coil component

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