JP2007110042A - 受動素子及びその製造方法、受動素子の実装構造及びその実装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】封止材25の一方の面に一方向に沿って互いに分離して配置された複数の薄膜導体10と、前記一方向に沿って互いに分離して配置され、封止材25に少なくとも一部分が埋設された複数のワイヤ導体12−1とを有し、薄膜導体10とワイヤ導体12−1とが接続されてコイル状導体を形成したインダクタ部品34。この受動素子では、外部に露出する薄膜導体10のいずれかを端子として選択することによって、特性値を可変にできる。
【選択図】図1
Description
即ち、モジュールパッケージにインダクタ部品を搭載する場合、インダクタンス値、Q値の大きいインダクタは、通常性能を確保するため巻線インダクタが使用されるが、その構造上、小型化が非常に難しく、モジュール全体の小型化のネックになっている。
本実施の形態は、可変インダクタ部品を実現するための基本的な技術思想を含み、後述する他の実施の形態の基本となるものである。
次に、上記した第1の実施の形態の変形例によるインダクタ部品(リード線型インダクタであり面実装型にも応用できる。)について説明する。薄膜導体による配線パターンの形状が上記した第1の実施の形態と大きく異なるが、その他については基本的に同じであるので、以下、相違点について説明する。
本実施の形態によって得られるインダクタ部品は、実質的にリード線でのみ形成されたチップインダクタである点が、上記した第1及び第2の実施の形態と大きく異なる。
横方向で0.3mm、縦方向で0.4mmであり、高さは、上記した第1の実施の形態によるインダクタ部品34の高さよりも、第3のワイヤ導体12−3による半周のループの高さ(150μm〜250μm)分だけ増大するが、従来技術で得られる最も小さい巻線インダクタの高さ(0.5mm程度)以下である。この増大分だけインダクタ部品35、35−1の取付け高さが増大する。しかし、金属ワイヤ12−2、12−3によって形成されるループ径は第1の実施の形態よりも大きくなるので、インダクタンス値、Q値を大きくすることができる。
本実施の形態によるインダクタ部品は面実装型チップインダクタであり、第1及び第2の実施の形態を変形して、リード線型チップインダクタであるインダクタ部品34、34−1を、面実装型チップインダクタであるインダクタ部品34−2に変更するものである。即ち、金属ワイヤ26によるワイヤボンディング方式ではなくはんだ付け方式によって、実装基板等に半田付け接続して実装できるようにしたものである。以下、第1の実施の形態との相違点について説明する。
図14は、本発明の第5の実施の形態を示し、インダクタ部品(リード線型チップインダクタ)をモジュール基板に搭載(実装)した状態の概略を例示説明する図であり、図14(A)は平面図、図14(B)はN−N部の断面図である。
図15は、本発明の第6の実施の形態を示し、リードフレーム40のタブ41上に絶縁性(又は導電性)接着剤31によって固定されたICチップ24上に、インダクタ部品(リード線型チップインダクタ)35を絶縁性接着剤28によって固定した状態の概略を例示して説明する図であり、図15(A)は平面図、図15(B)はM−M部の断面図である。
12−1…ワイヤ導体、12−2…第2のワイヤ導体、12−3…第3のワイヤ導体、
13…接続用薄膜導体、19…Au、20…基板、21…Ni、
22、22−1…パッド、24…ICチップ、25…封止材、26…金属ワイヤ、
27…金属板、28…絶縁性接着剤、29…レジスト、30…モジュール基板、
33…絶縁性封止材、32…セラミックパッケージ、
34、34−1、34−2、35、35−1、36、37…インダクタ部品、
40…リードフレーム、41…タブ
Claims (24)
- 封止材の一方の面に、一方向に沿って互いに分離して配置された複数の薄膜導体と、
前記一方向に沿って互いに分離して配置され、前記封止材に少なくとも一部分が埋設 された複数のワイヤ導体と
を有し、前記薄膜導体と前記ワイヤ導体とが接続されてコイル状導体を形成している受動素子。 - 前記薄膜導体が前記封止材に埋設された側で、前記薄膜導体と前記ワイヤ導体とが接続される、請求項1に記載の受動素子。
- 前記一方向において互いに隣接した一方の前記薄膜導体と他方の前記薄膜導体とが、前記一方向と交差する方向において互いに異なる位置で前記ワイヤ導体によって接続されている、請求項1に記載の受動素子。
- 前記薄膜導体が前記封止材の前記一方の面に固着されている、請求項1に記載の受動素子。
- 前記薄膜導体は前記一方向と交差する方向においても互いに分離して第1及び第2の薄膜導体の対を構成し、これらの第1及び第2の薄膜導体が前記ワイヤ導体の一部としての第2のワイヤ導体によって接続され、この第2のワイヤ導体が前記封止材に埋設されると共に、前記第1の薄膜導体と前記第2の薄膜導体とが、前記封止材に埋設されない前記ワイヤ導体の一部としての第3のワイヤ導体によって接続され、前記第2及び第3のワイヤ導体が前記コイル状導体を形成している、請求項1に記載の受動素子。
- 前記第1及び第2の薄膜導体は、前記交差する方向において前記第2のワイヤ導体によって接続されると共に、前記交差する方向において互いに異なる位置で前記第3のワイヤ導体によって接続される、請求項5に記載の受動素子。
- 前記封止材に少なくとも磁性体が含有されている、請求項1に記載の受動素子。
- 前記複数の薄膜導体の任意の位置から、前記コイル状導体の端子が取り出される、請求項1に記載の受動素子。
- 前記端子以外の領域が絶縁体によって覆われている、請求項8に記載の受動素子。
- 前記コイル状導体を有するインダクタ部品である、請求項1に記載の受動素子。
- 薄膜導体を一方向に沿って互いに分離して基体上に形成する第1の工程と、
前記薄膜導体をワイヤ導体で接続する第2の工程と、
前記ワイヤ導体の少なくとも一部を封止材に埋設してコイル状導体を形成する第3の 工程と、
前記基体を除去する第4の工程と
を有する、受動素子の製造方法。 - 前記第2の工程は、前記一方向において互いに隣接した一方の前記薄膜導体と他方の前記薄膜導体とを、前記一方向と交差する方向において互いに異なる位置で前記ワイヤ導体によって接続する工程を有する、請求項11に記載の受動素子の製造方法。
- 前記第1の工程は、前記一方向と交差する方向においても互いに分離している第1及び 第2の薄膜導体の対を構成している前記薄膜導体を形成する工程を有し、
前記第2の工程は、対を構成する前記第1及び第2の薄膜導体を前記ワイヤ導体の一 部としての第2のワイヤ導体によって接続する工程を有し、
前記第3の工程は、前記第2のワイヤ導体を前記封止材に埋設する工程を有し、
前記第3の工程の後に、前記第1の薄膜導体と前記第2の薄膜導体とを、前記ワイヤ 導体の一部としての第3のワイヤ導体によって接続する工程を有し、
前記第2及び第3のワイヤ導体によって前記コイル状導体を形成する、請求項11に記載の受動素子の製造方法。 - 前記第1及び第2の薄膜導体を接続する工程では、前記交差する方向において前記第2のワイヤ導体によって接続すると共に、前記交差する方向において互いに異なる位置で前記第3のワイヤ導体によって接続する、請求項13に記載の受動素子の製造方法。
- 前記第3の工程において、少なくとも磁性体が含有されている前記封止材を使用する、請求項11に記載の受動素子の製造方法。
- 前記複数の薄膜導体の任意の位置から、前記コイル状導体の端子を選択する工程を有する、請求項11に記載の受動素子の製造方法。
- 選択された前記端子以外の領域を絶縁体によって覆う工程を有する、請求項16に記載の受動素子の製造方法。
- 前記第4の工程の後に、前記一方向に沿う前記薄膜導体の列間において少なくとも前記封止材を切断して、個片化した受動素子を得る工程を有する、請求項11に記載の受動素子の製造方法。
- 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の受動素子が実装基板に固定されている実装構造であって、前記封止材の前記一方の面に前記複数の薄膜導体のいずれかが露出しており、これらの露出個所の任意の位置に存在する前記コイル状導体の端子が、前記実装基板の導体に接続固定されている実装構造。
- 前記端子の位置選択によって前記受動素子の特性値が所望の値に設定される、請求項19に記載の実装構造。
- 前記端子がワイヤボンディング又ははんだ付け方式によって前記実装基板に接続される、請求項19に記載の実装構造。
- 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の受動素子を実装基板に固定する実装方法であって、前記封止材の前記一方の面に前記複数の薄膜導体のいずれかを露出させ、これらの露出個所の任意の位置に存在する前記コイル状導体の端子を、前記実装基板の導体に接続固定する実装方法。
- 前記端子の位置選択によって前記受動素子の特性値が所望の値に設定する、請求項22に記載の実装方法。
- 前記端子をワイヤボンディング又ははんだ付け方式によって前記実装基板に接続する、請求項22に記載の実装方法。
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