JPH08235728A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

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JPH08235728A
JPH08235728A JP7067111A JP6711195A JPH08235728A JP H08235728 A JPH08235728 A JP H08235728A JP 7067111 A JP7067111 A JP 7067111A JP 6711195 A JP6711195 A JP 6711195A JP H08235728 A JPH08235728 A JP H08235728A
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Yukio Katsuyama
幸男 勝山
Kengo Yamakawa
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スタンドアロン型で使用しているドライブユニ
ットを、ライブラリ装置のドライブユニットに変更可能
なドライブユニットを提供する。 【構成】カートリッジに収容された記憶媒体に対して情
報の記録/再生を行なう記録/再生手段と、カートリッ
ジを、記録/再生手段に対して投入・排出するためのカ
ートリッジフィーダと、カートリッジフィーダを収容可
能なハウジングとを備え、ハウジングは、カートリッジ
を格納するための格納セルを複数個備え且つ操作者が前
記カートリッジを当該格納セルに投入可能なマニュアル
マウントセルを搭載する搭載部を含み、搭載部は、前記
カートリッジフィーダが記録/再生手段に投入すべきカ
ートリッジを格納する投入セル及びカートリッジフィー
ダが記録/再生手段に排出すべきカートリッジを格納す
る排出セルを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶媒体を収容するカ
ートリッジを格納するためのセルを備えるライブラリ装
置に関する。ライブラリ装置は、磁気テープカートリッ
ジ又は光ディスクカートリッジ等の情報記録媒体を収容
するカートリッジを格納するための複数個のセルを有す
る。複数のセルの内から選択されたセルに格納されたカ
ートリッジは、ライブラリ装置内部のドライブユニット
にロードされる。カートリッジ内部に収容された媒体に
ドライブユニットにより情報が記録/再生される。
【0002】特に近年マルチメディア、グラフィックデ
ータのような大容量を必要とするデータの検索にライブ
ラリ装置の需要が増えている。ライブラリ装置は、設置
スペースが小さく、より多くのカートリッジを収容でき
るように、大容量であることが望まれる。また、ライブ
ラリ装置は、無人化システムの要求があり、電源断後の
復旧時が容易である等の高信頼性が望まれる。
【0003】
【従来の技術】磁気テープライブラリ装置等のライブラ
リ装置は、記録媒体を収容するカートリッジの投入及び
排出を行うカートリッジアクセスステーション(CA
S)と、各々カートリッジを収容する複数のセルを有す
るセルドラムと、カートリッジ内の記録媒体に対してデ
ータの記録再生を行うドライブユニットと、カートリッ
ジアクセスステーション、セルドラム及びドライブユニ
ットの間でカートリッジを搬送するアクセッサとを含ん
で構成される。
【0004】従来、テーブドライブユニットを含むスタ
ンドアロン型のドライブユニットは、カートリッジを投
入するためのマニュアルマウントセルがドライブユニッ
トに専用に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したスタンドアロ
ン型のドライブユニットは、ライブラリ装置のドライブ
ユニットとして利用することができない。従って、スタ
ンドアロン型のドライブユニットとライブラリ装置のド
ライブユニットとは、共通に製造できないので、製造コ
ストが低減できなかった。
【0006】本発明の目的は、製造コストの低減可能な
ライブラリ装置を提供することである。本発明の目的
は、スタンドアロン型で使用しているドライブユニット
を、ライブラリ装置のドライブユニットに変更可能なド
ライブユニットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための手段は、カートリッジに収容された記憶媒体に対
して情報の記録/再生を行なう記録/再生手段と、前記
カートリッジを、前記記録/再生手段に対して投入・排
出するためのカートリッジフィーダと、前記カートリッ
ジフィーダを収容可能なハウジングと、を備え、前記ハ
ウジングは、前記カートリッジを格納するための格納セ
ルを複数個備え且つ操作者が前記カートリッジを当該格
納セルに投入可能なマニュアルマウントセルを搭載する
搭載部を含み、前記搭載部は、前記カートリッジフィー
ダが前記記録/再生手段に投入すべきカートリッジを格
納する投入セル及び前記カートリッジフィーダが前記記
録/再生手段に排出すべきカートリッジを格納する排出
セルを備えると共に、カートリッジを移送するアクセッ
サが前記カートリッジを前記投入セルに投入可能で且つ
排出セルから排出可能なアクセッサマウントセルを搭載
可能であること、を特徴とする記録/再生装置である。
【0008】更に、記憶媒体を収容するカートリッジを
収納するセルを複数個備えた収容棚を含むセルユニット
と、カートリッジに収容された記憶媒体に対して情報の
記録/再生を行なう記録/再生手段と、前記カートリッ
ジを、前記記録/再生手段に対して投入・排出するため
のカートリッジフィーダと、前記カートリッジフィーダ
を収容可能なハウジングと、前記カートリッジを格納す
るための格納セルを複数個備え且つ操作者が前記カート
リッジを前記格納セルに投入可能なマニュアルセルに設
けられ、前記マニュアルセルを前記ハウジングへ固定す
るための第1の固定部材及び前記カートリッジフィーダ
が前記記録/再生手段に投入すべきカートリッジを格納
する投入セル及び前記カートリッジフィーダが前記記録
/再生手段に排出すべきカートリッジを格納する排出セ
ルを備え且つ前記カートリッジを移送するアクセッサが
前記カートリッジを前記投入セルに投入可能で且つ前記
排出セルから排出可能なアクセッサマウントセルに設け
られ、前記アクセッサマウントセルを前記ハウジングへ
固定するための第2の固定部材とを、前記ハウジングに
対して取り付け/取り外しするための共通の取り付け手
段を備えてなるドライブユニットと、前記カートリッジ
を把持する把持機構と、前記把持機構を、前記セルユニ
ットと前記ドライブユニットとの間で移送する移送機構
を含むアクセッサユニットと、前記移送機構をガイドす
るガイド部材を含む通路ユニットと、前記通路ユニット
に前記セルユニットと前記ドライブユニットと前記アク
セッサユニットとを夫々結合するための結合手段と、を
含んでなることを特徴とするライブラリ装置である。
【0009】
【作用】本発明によれば、ドライブユニットのカートリ
ッジを搭載するマウントセルがマニュアルマウントセル
とアクセッサマウントセルとに交換可能になっているの
で、ドライブユニットの共通化を図ることができる。ま
た、スタンドアロンで設置済のドライブユニット単体か
ら、ライブラリ装置へのシステム変更が可能となる。
【0010】
【実施例】以下本発明に係るライブラリ装置の実施例を
図面と共に説明する。図1は、ライブラリ装置の透視図
である。図において、2つのカートリッジアクセスステ
ーション(CAS)5がライブラリ装置2の左アクセッ
サハウジング7の前面側及び右アクセッサハウジング9
の前面側に設けられている。
【0011】各カートリッジアクセスステーション5
は、カートリッジ投入口6とカートリッジ排出口8を有
している。カートリッジ投入口6とカートリッジ排出口
8は、それぞれ垂直軸線回りに180°回転可能であ
る。ドラムユニット10a、10bは、夫々複数のセル
を有するセルドラム15a,15bを有している。セル
ドラム15a,15bは、各々7つのセルセグメント1
7a〜17fから構成されている。各セルドラム15
a,15bの各セルセグメント17a〜17fは、3列
n段のセルを有する。各セルは、磁気テープを収容する
カートリッジを格納する。このカートリッジは、I34
80型磁気テープカートリッジである。4つのドライブ
ユニット12a,12b,12c,12dは、夫々カー
トリッジ内に収容された記憶媒体である磁気テープへの
情報の記録/再生を行なう。このライブラリ装置2の各
ドライブユニット12a,12b,12c,12dは、
それぞれ複数台のテープドライブユニットを有してい
る。例えば、4台のテープドライブユニットが各ドライ
ブユニット12a,12b,12c,12d内に設けら
れている。これらののテープドライブユニットは、カー
トリッジの投入・排出口を有している。カートリッジの
投入・排出口は、X軸を含む平面であり且つY軸と垂直
な平面に対して、5.5度傾斜している。
【0012】ハウジング4は、カートリッジアクセスス
テーション5、ドラムユニット10a、10b、ドライ
ブユニット12a,12b,12c,12d、2つのア
クセッサ14を制御するための制御プリント板が設けら
れている。アクセッサ14は、垂直コラム18に沿って
上下方向(図中、矢印Y方向)に移動可能なアクセッサ
ハンド機構16を具備している。アクセッサ14は、ガ
イドレール20に沿って横方向(図中、矢印X方向)に
移動可能である。このように、アクセッサ14は、X−
Y移動機構となっている。
【0013】図2は、ライブラリ装置のシステム構成を
示す透視図である。図2において、ライブラリ装置2
は、基準セルユニット11を基準にして各ユニットが配
置されている。基準セルユニット11は、ライブラリ装
置2の中央に配置される。アクセッサユニット9が右側
端部に配置される。アクセッサユニット7が左側端部に
配置される。基準セルユニット11とアクセッサユニッ
ト7との間には、通路ユニット13が配置される。通路
ユニット13は、基準ユニット11とアクセッサユニッ
ト7との間に配置されるドラムユニット10の個数に応
じた個数が配置される。図2に示されるライブラリ装置
2は、ドラムユニット10が4個配置されるので、通路
ユニット13の個数は、2個である。また、基準セルユ
ニット11とアクセッサユニット9との間に配置される
通路ユニット13の数は、同様に、基準セルユニット1
1とアクセッサユニット9との間に配置されるドラムユ
ニット10の個数が4個であるので、2個である。ドラ
ムユニット10aは、セルドラム15のセルに、カート
リッジを、オペレータが直接投入排出するためのDEE
扉64を備えている。セルドラム10bは、マガジンド
ラム175のマガジン搭載棚にマガジン200を投入排
出するためのDEE扉64(図示されない)を備えてい
る。通路ユニット13は、各ユニットの結合のための基
準ユニットとなる。通路ユニット13は、Xレール20
を保持している。上側レール21は、アクセッサ14を
ガイドする。上側レール21は、ドラムユニット10に
固定される。
【0014】図3は、アクセッサ側面図である。図にお
いて、アクセッサハンド機構16は、アクセッサ14の
垂直コラム18に形成されたガイドレール22に沿って
上下方向に移動される支持ベース24上に搭載されてい
る。この支持ベース24は、モータ25を搭載してい
る。更に、支持ベース24は、モータ25を制御するた
めの制御回路を搭載するプリント板29を搭載してい
る。この支持ベース24は、モータ25及びプリント板
29と一緒に、Y軸方向に沿ってガイドレール22に案
内されつつ移動する。
【0015】モータ25が駆動されると、モータ25の
出力軸に連結されたタイミングベルト26により、アク
セッサハンド機構16のマウントベース27が、垂直軸
(Y軸と平行な軸)線回りに旋回する。つまり、モータ
25及びアクセッサハンド機構16及びマウントベース
27は、カートリッジを移動するθ方向移動機構を構成
する。
【0016】また、マウントベース27は、アクセッサ
ハンド機構16及びこのアクセッサハンド機構16に組
み込まれたモータやセンサの制御を行なうための制御回
路を搭載するプリント板29と一緒に移動する。このプ
リント板29は、アクセッサハンド機構16をベース2
7の軸60回りに回動するためのモータを制御する制御
回路を搭載している。
【0017】垂直コラム18は、上側レール21により
ガイドされるローラ31a,31bを支持する支持プレ
ート23を保持している。図4は、X方向移動機構の説
明図である。図4において、垂直コラム18は、支持ベ
ース24をガイドレール22に沿って往復移動させるた
めのY軸モータ46を支持している。この垂直コラム1
8は、レールベース32に支持されている。レールベー
ス32は、ローラ34aと34b、及びローラ36aと
36b、をそれぞれ回転可能に支持している。ローラ3
4aと34bは、レールベース32の一端で、Xレール
20を挟持している。ローラ36aと36bは、レール
ベース32の他端で、Xレール20を挟持している。ロ
ーラ38は、Xレール20と当接するように、レールベ
ース32に支持されている。ローラ38は、摩擦力調整
機構を構成している。
【0018】X軸モータ42は、レールベース32をX
レール20に沿って移動するためのものである。X軸モ
ータ42は、レールベース32上に固定されている。X
軸モータ42の出力軸には、ピニオン41が固定されて
いる。このピニオン41は、Xレール20が固定される
ハウジングに取り付けられた図示されないラックと係合
している。
【0019】プリント板40は、レールベース32上に
固定されている。プリント板40は、Xケーブル44を
介して、ハウジング4内に設けられた図示しない制御装
置に接続されている。プリント板40は、Y軸モータ4
6及びX軸モータ42を制御するための制御回路を搭載
している。レールベース32のローラ34a、34bを
支持するベース先端部32bの位置は、ベース中央部3
2aから距離Lだけ離れた位置となっている。つまり、
ベース先端部32bは、ハンドアセンブリ機構16の回
転中心Oを中心とする回転半径Rの外側に位置付けられ
ている。ベース先端部32b及びローラ34aは、ハン
ドアセンブリ機構16の移動領域に干渉しない位置に設
けられている。レールベース32は、ロングホイールベ
ースとなっている。ハンドアセンブリ機構16のY軸方
向の移動範囲は、ベース先端部32bがハンドアセンブ
リ機構16の移動領域内に設けられる場合に比較して、
拡大されている。従って、セルドラム10a,10bの
セルセグメント中のセルの段数を増すことができるの
で、その結果としてライブラリ装置2は、カートリッジ
収容巻数を増やせる。
【0020】図5は、ハンドアセンブリ概略斜視図であ
る。図5において、ハンドアセンブリ16は、ベース2
8を備えている。このベース28は、上ハンド346と
下ハンド348を有するハンドユニット330が、前進
位置と後退位置の間で移動可能に搭載されている。ベー
ス28は、ベース27に支持された回転軸360回りに
回動可能に設けられている。ベース27は、図示されな
いモータを搭載しており、ベース28を回転軸360回
りに回動する。つまり、ハンドユニット330を搭載し
たベース28は、ベース27に対して、5.5度傾斜し
た第1傾斜位置と、12度傾斜した第2傾斜位置の間で
軸360を中心に回動される。
【0021】ベース28の後端部には、ハンドユニット
330を移動するためのモータ332が搭載されてい
る。モータ332の出力軸には、図示されないプーリが
固定されている。ベース28の前端部には、プーリ33
4が回転可能に取り付けられている。モータ332の出
力時に固定されたプーリとプーリ334との間に渡って
タイミングベルト336が掛け回されている。タイミン
グベルト336はハンドユニット330に連結されてい
る。
【0022】モータ332が回転されると、モータの駆
動力はタイミングベルト336を介してハンドユニット
330に伝達され、ハンドユニット330が動かされ
る。ハンドユニット330は、ベース28に設けられた
ガイドレール338に沿って前進位置と後退位置の間で
スライド運動をする。タイミングベルト336がハンド
ユニット330に連結されているため、モータ332が
回転するとハンドユニット330が矢印Aで示すように
前進位置と後退位置の間でレール338に案内されて移
動させられる。
【0023】ハンドアセンブリ16のベース28の先端
には、センサ362が設けられている。このセンサ36
2は、セル内のカートリッジ有無等の検出を行なうため
に用いられる。また、アクセッサ14のレールベース3
2は、センサ363が設けられている。このセンサ36
3は、アクセッサユニット9に設けられた位置フラグ3
65を検出する。
【0024】図6は、アクセッサユニットの側面図であ
る。アクセッサユニット7とアクセッサユニット9は、
アクセッサ14が左右反転して取付けられている点を除
いて、同じ構成となっている。図6は、アクセッサユニ
ット9の構成を示している。図において、Xレール20
は、ベース51に固定されている。ベース51は、台足
33a,33bで床面に支持される。ベース51は、柱
35a,35bを支持している。柱35aと柱35b
は、補強バー37で連結される。柱35aと柱35b
は、上端部で天板39で連結されている。天板39の上
部には、カバー41が取付けられている。ベース51の
端面51aが通路ユニット13との結合のための基準面
となる。
【0025】図7は、アクセッサユニットの背面図であ
る。図7において、アクセッサユニット9のベース51
に支持されたXレール20は、レールベース32に支持
されたローラ36a,36bにより挟持される。このレ
ールベース32は、垂直コラム18が取付けられてい
る。垂直コラム18は、ハンドアセンブリ16を垂直コ
ラム18のガイドレール22に沿って上下移動するため
のモータ46を含むユニットが固定されている。モータ
46の出力軸46aは、一端に電磁ブレーキ(ミネベア
製の乾式負作動型電磁ブレーキTB・TBK型)502
が固定されている。この電磁ブレーキ502は、モータ
46に電力を供給する電源がオン状態の時は、モータ4
6の出力軸46aを回転自在とする。一方、この電磁ブ
レーキ502は、モータ46に電力を供給する電源がオ
フ状態の時は、モータ46の出力軸46aの回転を固定
する。モータ46の出力軸46aは、ベルト504を介
してプーリ506に結合されている。プーリ506の回
転力は、プーリ506と同じ軸508に固定されたプー
リ510に伝達される。プーリ510の回転力は、プー
リ510と、プーリ512との間に掛け渡されたベルト
514を介してハンドアセンブリ16に伝達される。プ
ーリ512は、垂直コラム18に支持された軸516回
りに回転可能に支持されている。ベルト514は、ハン
ドアセンブリ16のベース24に固定されている。
【0026】垂直コラム18の下端部には、ネオプレン
ゴム等の弾性ストッパ518を支持するアーム520が
取付けられている。また、垂直コラム18の下端部に
は、ネオプレンゴム等の弾性ストッパ522を支持する
アーム524が取付けられている。これらの弾性ストッ
パ518,522は、モータ46が暴走した時のハンド
アセンブリ16のストッパとして機能する。
【0027】更に、ハンドアセンブリ16は、ライブラ
リ装置2の電源断が発生しても、電磁ブレーキ502の
ブレーキ作用により垂直コラム18上に固定される。電
磁ブレーキ502が設けられていない場合は、ハンドア
センブリ16が重力により下方に落下し、弾性ストッパ
518と衝突してしまう。電磁ブレーキが設けられてい
ると、電源断時にハンドアセンブリ16と弾性ストッパ
518との衝突を回避できる。電源断時におけるハンド
アセンブリ16からのカートリッジの脱落が防止され
る。
【0028】図8は、基準セルユニットとドライブユニ
ットとの結合方法の説明図である。図8において、基準
セルユニット11は、ベース530と柱532a,53
2b,532c,532dを含んで構成される。柱53
2a〜532dは、その上部で、天板534で結合され
ている。この基準セルユニット11は、ライブラリ装置
2の基準ユニットとなる。基準セルユニット11のベー
ス530は、通路ユニット13が取付けられる。通路ユ
ニット13は、ドラムユニット10の基準面と接続され
る基準面を構成する基準板536a,536bを備えて
いる。また、通路ユニット13の端面538は、他の通
路ユニット13との接合基準面又は基準セルユニット1
1の接合基準面である。
【0029】また、基準セルユニット11は、ドライブ
ユニット12が接続される。ドライブユニット12は、
4台のテープドライブユニット540a,540b,5
40c,540dが設けられている。このドライブユニ
ット12は、取付け金具板542a,542bを備えて
いる。一方、基準セルユニット11は、両側部に取付け
金具板544a〜544dを備えている。ドライブユニ
ット12の取付け金具板542a,542bは、基準セ
ルユニット11の取付け金具板544a,544bに夫
々螺子546a,546b,546c,546dにより
結合される。基準セルユニット11のドライブユニット
12の反対側には、別のドライブユニット12が結合さ
れる。基準セルユニット11とこの別のドライブユニッ
ト12との結合は、基準セルユニット11の取付け金具
板544c,544dとこの別のドライブユニット12
の取付け金具板542a,542bとが別の螺子546
a〜546dにより取付けられる。
【0030】図9は、ドライブユニット内のテープドラ
イブユニットのカートリッジマウントセルの説明図であ
る。図9において、ドライブユニット12内の一つのテ
ープドライブユニット540aの構成が示される。他の
テープドライブユニット540b〜540dは、同様の
構成を有する。
【0031】図9において、テープドライブユニット5
40aは、カートリッジに収容された磁気テープに対し
て記録/再生処理を行なうテープドライブ550と、こ
のテープドライブ550にカートリッジの投入・排出を
行なうカートリッジフィーダユニット552を含んで構
成される。カートリッジフィーダ552ユニットは、マ
ニュアルマウントセル554とアクセッサマウントセル
556のいずれか一方がハウジング558に取付けられ
る。マニュアルマウントセル554又はアクセッサマウ
ントセル556は、ハウジング558の開口部560か
ら挿入される。開口部560近傍のハウジング558
は、マウントセル554又は556を固定するための螺
子孔562a〜562dが形成されている。
【0032】マニュアルマウントセル554は、取付け
金具564a〜564dを備えている。取付け金具56
4a〜564dは、マニュアルマウントセル554をカ
ートリッジフィーダユニット552のハウジング558
に固定するための螺子孔566a〜566dを有する。
螺子孔566dは、長孔である。このマニュアルマウン
トセル554は、ハウジング558の開口部560に挿
入された後に、ハンジング558に螺子で固定される。
【0033】マニュアルマウントセル554は、ハウジ
ング554aの内部に、カートリッジを収容するための
12段のセル568b〜568mを有する。このセル5
68b〜568mへのテープカートリッジの挿入がオペ
レータによって行なわれるので、マニュアルマウントセ
ル554の12段のセル568b〜568mの間隔は短
く設定可能である。
【0034】一方、アクセッサマウントセル556は、
カートリッジを収容するための2段のセル570a〜5
70bを有する。このセル570a,570bは、アク
セッサマウントセル556のハウジング556aに設け
られた棚プレート572a,572b,572c,57
2dにより、アクセッサマウントセル556に形成され
ている。セル570aは、アクセッサ14がカートリッ
ジを投入するためのエントリセルである。セル570b
は、カートリッジフィーダユニット552から排出され
るべきカートリッジを保持するエグジットセルである。
エグジットセル570bに保持されたカートリッジは、
アクセッサ14が取り出す。
【0035】このアクセッサマウントセル556は、取
り付け金具板574a,574b,574c,574d
を備えている。これらの取り付け金具板574a,57
4b,574c,574dは、カートリッジフィーダユ
ニット552のハウジング558に設けられた螺子孔5
62a〜562dの位置と一致した位置に設けられた螺
子孔576a〜576dが形成されている。螺子孔56
2dは、長孔である。アクセッサマウントセル556
は、取り付け金具板574a〜574dを介して、カー
トリッジフィーダユニット552に螺子止めされる。
【0036】このように、ドライブユニット12は、テ
ーブドライブユニット540aがマニュアルマウントセ
ル554とアクセッサマウントセル556とを交換可能
に設けられている。それ故、既にドライブユニット12
のみが設置されているシステムのライブラリ装置2のシ
ステムへのバージョンアップは、テーブドライブユニッ
ト540aのマニュアルマウントセル554をアクセッ
サマウントセル556に入れ換えにより実現可能とな
る。また、ドライブユニット12は、マニュアルマウン
トセル554とマニュアルマウントセル556とを除い
て共通構造とすることができるので、ドライブユニット
12の製造費が低減され得る。
【0037】図10は、テープドライブユニット内のカ
ートリッジ自動交換機構の説明図である。図10におい
て、カートリッジ自動交換機構は、カートリッジフィー
ダユニット552の内部に配置されている。このカート
リッジフィーダ552は、マニュアルマウントセル55
4が取り付けられている。マニュアルマウントセル55
4の取り付け金具板564a,564cが螺子578
a,578dにより、カートリッジフィーダ552のハ
ウジング558の取り付けフランジ558a,558b
に固定される。ハウジング558は、カートリッジフィ
ーダ580を移送する移送力を与えるためのスクリュ5
82とカートリッジフィーダ580を案内するためのガ
イドレール584を支持している。スクリュ582は、
モータ586により回転駆動されることで、カートリッ
ジフィーダ580をガイドレール584に沿って上下方
向に往復移動可能にする。
【0038】カートリッジフィーダ580は、セル56
8からテーブドライブ550のカートリッジ投入・排出
口へカートリッジ588を移送、及びテーブドライブ5
50からセル568へカートリッジ588を移送する。
マニュアルマウントセル554の各セル568b〜56
8mは、水平面に対して5.5度傾斜して設けられた棚
プレート590により、マニュアルマウントセル554
のハウジング554aに形成されている。カートリッジ
フィーダ580は、同様に、水平面に対して5.5度傾
斜して設けられている。
【0039】図11は、カートリッジ収納体であるマニ
ュアルマウントセル554の側面図である。マニュアル
マウントセル554は、カートリッジ588を位置決め
するためのラッチ機構592と、カートリッジ588の
誤挿入を防止する機構594と、カートリッジ588の
投入・排出時に回動する扉596が設けられている。ラ
ッチ機構592、誤挿入防止機構59、扉596は、夫
々図示しないコイルスプリングによりセルの内方に付勢
されている。
【0040】図12は、カートリッジフィーダの平面図
であり、図13は、カートリッジフィーダの側面図であ
る。カートリッジフィーダ580は、モータにより回転
駆動される無端状ベルト600a,600bを備える。
無端状ベルト600a,600bは、夫々アーム602
a,602bに回転可能に支持されたプーリ604a,
604b間に掛け渡されている。アーム602aは、プ
レート606aの取り付け部608aに螺子により固定
されている。アーム602bは、プレート606bの取
り付け部608bに螺子により固定されている。プレー
ト606aとプレート606bは、軸610で、相互に
回転可能に結合されている。
【0041】軸610は、プレート612の一端に設け
られた孔を貫通するように設けられている。このプレー
ト612の他端に設けられた孔は、円板614上に設け
られた軸618が貫通している。この円板614は、モ
ータ616の出力軸に固定されたギア620、ギア62
2を介して、モータ616の回転力が伝達される。円板
614が図12に示される位置に位置付けられている時
は、無端状ベルト600a,600bのマニュアルマウ
ントセル554側が閉じられるので、マニュアルマウン
トセル554のセルに搭載されたカートリッジ588が
テーブドライブユニット550へ移送される。他方、円
板616が図12に示される位置から180度ずれた位
置に移動すると、プレート612が左方向に引っ張られ
る。このプレート612が左方向に移動すると、支軸6
22を支点として、プレート606a,606bが回動
する。従って、無端状ベルト600a,600bのテー
ブドライブユニット550側が閉じられるので、カート
リッジ558がテーブドライブユニット550からマニ
ュアルマウントセル554へ移送される。
【0042】図14は、通路ユニットの説明図であり、
図14(a)は、平面図であり、図14(b)は、側面
図である。図15は、通路ユニットの斜視図である。通
路ユニット13は、ドラムユニット10と結合される基
準面を構成する側板536a,536bを備えている。
この側板536a,536bは、連結板624a〜62
4eを介して結合されている。側板536a,536b
は、夫々ドラムユニット10との結合時の位置決めを行
なうための位置決め突起626a,626b,626c
を備えている。通路ユニット13の底板628には、4
つのキャスタ630a,630b、及び4つの台足63
2a,632bが固定されている。通路ユニット13の
連結板624a〜624eの上部には、Xレール20を
支持するレール支持体626が螺子628a,628b
で固定されている。Xレール20は、螺子630でレー
ル支持体626に固定されている。
【0043】通路ユニット13の前面部及び後面部に
は、基準セルユニット11との結合面又は他の通路ユニ
ット13との結合面となる面板632が取り付けられて
いる。この面板632は、基準面538を構成してい
る。この面板632及び連結板624a〜624eを貫
通するように配線された信号ケーブルのコネクタ634
a〜634eが前面側の面板632の開口部632aに
配置されている。また、コネクタ634a〜634eが
後面側の面板632の開口部632bに配置されてい
る。
【0044】また、通路ユニット13内を配線される信
号ケーブルのうち、ドラムユニット10に電源を供給す
るための電源コネクタ636a,636bと、ドラムユ
ニット10に制御信号を伝達するためのコネクタ638
a,638bが連結板624a〜624eの間から引き
出される。図16は、通路ユニット内の信号ケーブルの
配線状態及びドラムユニットとの配線状態の説明図であ
る。
【0045】図において、通路ユニット13は、両側に
ドラムユニット10,10が結合された状態を示してい
る。ドラムユニット10,10は、夫々交流電源640
a,640b、電源シーケンス制御回路642a,64
2b、及びドラム制御回路644a,644bを備えて
いる。通路ユニット13のコネクタ634a,634b
は、ライブラリ装置2のハウジング4内に設けられた電
源からの電力を、交流電源640a,640bに供給す
る。コネクタ634cは、ライブラリ装置2のハウジン
グ4内に設けられた電源制御部からの電源制御信号を、
電源シーケンス制御回路642a,642bに伝達す
る。コネクタ634dは、アクセッサユニット9に設け
られたアクセッサ14の制御を行なう制御部からの制御
信号を、ドラム制御回路644a,644bに伝達す
る。コネクタ634eは、アクセッサユニット7に設け
られたアクセッサ14の制御を行なう制御部からの制御
信号を、ドラム制御回路644a,644bに伝達す
る。コネクタ636bは、交流電源640aと接続さ
れ、コネクタ636aは、交流電源640bに接続され
る。コネクタ638aは、コネクタ634c〜634e
に連結される信号ケーブルを電源シーケンス制御回路6
42a及びドラム制御回路644aに接続する。コネク
タ638bは、コネクタ634c〜634eに連結され
る信号ケーブルを電源シーケンス制御回路642b及び
ドラム制御回路644bに接続する。
【0046】図17は、ドラムユニットと通路ユニット
との結合状態を示す図である。図18は、ドラムユニッ
トの平面図である。図19は、ドラムユニットの側断面
図である。図20は、ドラムユニットの上部ユニットと
下部ユニットの連結機構の説明図である。図21は、連
結機構の位相合わせ方法の説明図である。図22は、連
結機構の結合部の説明図である。
【0047】ドラムユニット650a,650bは、基
準セルユニット11に通路ユニット13を結合された後
に、通路ユニット13の両側に結合される。尚、ドラム
ユニット650aとドラムユニット650bは、同一の
構成を有するので、両者の説明は、ドラムユニット65
0aで代表する。ドラムユニット650bの説明は、必
要に応じて追加される。
【0048】図において、通路ユニット13が中央に配
置される。通路ユニット13の両側には、ドラムユニッ
ト650a,650bが配置される。ドラムユニット6
50aは、下部ユニット652aのベース654aの前
端面646a(646b)が通路ユニット13の側板5
36bと接合させられる。一方、ドラムユニット650
bは、下部ユニット652bのベース654bの前端面
656bが通路ユニット13の側板536aと接合させ
られる。通路ユニット13とドラムユニット650aと
の位置決めは、通路ユニット13の位置決め突起626
d,626cがドラムユニット650aの位置決め孔6
58a,658bに挿入されることで行なわれる。ま
た、ドラムユニット650aに設けられたコネクタ66
0a,660bは、夫々通路ユニット13のコネクタ6
36a,638bに結合される。コネクタ660aは、
コネクタ支持板662aを介してドラムユニット650
aのベース654aに支持されている。
【0049】ドラムユニット650bと通路ユニット1
3との間の位置決め、及び通路ユニット13とのコネク
タ結合は、ドラムユニット650と同様にして行なわれ
る。また、ドラムユニット650bのコネクタは、コネ
クタ支持板662bを介してドラムユニット650bの
ベース654bに支持されている。ドラムユニット65
0aの下部ユニット652aは、複数の柱664a,6
66a,668a,670a,672a,674a,6
76a,678aがベース654aに支持されている。
柱664a,666a,668aは、梁670a,67
2aで連結されている。また、ドラムユニット650a
の下部ユニット652aの上部には、天板655aが設
けられている。ドラムユニット650aは、回転ドラム
15を備えている。回転ドラム15は、7面体である。
各面は、3列のセルを備えている。各セルは、磁気テー
プを収容するI3480型の磁気テープカートリッジ5
88を収容する。ドラムユニット580aは、この回転
ドラム15の他に、固定セル680aを備える。柱66
8a,678aは、後述する右セルユニットと左セルユ
ニットから作られる複数のセル680aを支持する。
【0050】ドラムユニット650aは、電源640
と、電源シーケンス制御回路642及びドラム制御部6
44を搭載するプリント板682aを備えている。この
電源640とプリント板682aは、柱664aに固定
される。電源640は、電源線641aを介してコネク
タ660aに接続されている。プリント板682aは、
信号線643aを介してコネクタ660bに接続されて
いる。
【0051】ドラムユニット650aの上部ユニット6
84aは、柱686a,688a,690a,692a
と、上カバー694aを含んでいる。ドラムユニット6
50a,650bとは、ドラムユニット650aの柱6
86aとドラムユニット650bの柱692bとが一体
的に取り付けられた連結バー696aと、ドラムユニッ
ト650aの柱692aとドラムユニット650bの柱
686bとが一体的に取り付けられた連結バー696b
とにより連結される。連結バー696a,696bで連
結された後に、上カバー698が連結バー696a,6
96bにねじ止めされる。その後、上カバー694a
が、柱686aと柱692aに螺子止めされる。
【0052】ドラムユニット650bは、アクセッサ1
4の垂直コラム18をガイドするための上部レール21
を支持している。ドラムユニット650aの下部ユニッ
ト652aは、回転ドラム700を支持している。ま
た、ドラムユニット650aの上部ユニット684a
は、回転ドラム700と一体的に回転する上部回転ドラ
ム702を備えている。
【0053】ドラムユニット650の下部ユニット65
2aのベース654aは、4つの台足704a〜704
dを備える。ベース654aは、ドラムモータ50を備
えている。ドラムモータ50の出力軸は、ドラムベース
706に結合されている。ドラムベース706は、カッ
プ形状である。このカップ形状のドラムベース706
は、ひっくり返しされた形態で、ドラモータ50に結合
されている。従って、ドラムベース706は、ドラムモ
ータ50を、ドラムベース706の高さhの範囲内に収
容することができる。この高さhは、セルの個数の増大
に寄与する。
【0054】ドラムベース706は、その一部に切り欠
き706aを備えている。ベース654は、ロックレバ
ー708を軸710回りに回動可能に支持している。ド
ラムユニット150aの輸送時に、ロックレバー708
は、ドラムベース706の切り欠き部706aと係合す
る位置に位置付けられる。ドラムユニット150aの使
用時は、ロックレバー708と切り欠き706aとの係
合は、解除される。
【0055】ドラムベース706のフランジ706b
は、7枚の平板が螺子止めされる。平板54は、下部に
フランジ部54aを備えている。このフランジ部54a
は、ドラムベース706のフランジ部706bに螺子7
12により固定される。平板54は、一方の側辺にフラ
ンジ部54bを備えている。このフランジ部54bは、
他の平板の端面と重ね合わせられた状態で、他の平板に
螺子止めされる。この平板54−2は、セルを形成する
ための左セルユニット240,2つの中央セルユニット
242a,242b,及び右セルユニット244が取り
付けられる。これらのセルユニットの背面に設けられた
位置決め突起が平板54bの孔列714a,714b,
714c,714dに挿入される。カートリッジ52c
−1〜52c−nは、平板54上に支持される3列のセ
ルのうちの中央列のセルの中に収容される。
【0056】7枚の平板54−1〜54−7は、夫々ド
ラムベース706のフランジ部706bに結合されると
共に、上板716に固定される。このようにして回転ド
ラム700が組立てられる。この組立は、工場の内部で
行なわれる。ドラムユニット150aの上部ユニット6
84aの回転ドラム702は、連結機構720を介して
下部ユニット652aの回転ドラム700に連結され
る。この回転ドラム702は、上板722と下板724
とを含む。この上板722と下板724は、7枚の平板
726−1〜726−7で結合されている。回転ドラム
702は、回転ドラム700と同様に7面体である。こ
の回転ドラム702の平板726は、回転ドラム700
と同様に、セルを形成するための左セルユニット24
0,2つの中央セルユニット242a,242b,及び
右セルユニット244が取り付けられる。カートリッジ
52c−o〜52c−uは、平板726上に支持される
3列のセルのうちの中央列のセルの中に収容される。回
転ドラム700と回転ドラム702は、連結機構720
を介して結合され、一体的に回転する。回転ドラム70
0の上板716は、回転ドラム702の下板724の孔
724aに挿入される先端部728aが一体的に形成さ
れた軸728が螺子730で固定される。軸受け328
は、ベアリングホルダ734を介して螺子736により
天板655aに固定されている。軸728は、軸受け7
32により回転可能である。この軸728は、連結アー
ム738が螺子740a,740bで固定されている。
連結アーム738は、アーム738a,738b,73
8cを備えている。アーム738aの一端に軸742が
固定されている。この軸724は、下板724の孔に挿
入される。軸742の先端は、ねじ746で固定される
板バネ744を備える。この板バネ744は、地震の振
動等が加わった際に、上板724が軸728から抜け出
さないようにするために設けられる。更に、天板655
aは、三つのコロ748a〜748cが取り付られてい
る。このコロ748a〜748cは、回転ドラム702
の重量を支える。回転ドラム702の重量は、天板65
5aで支えられるので、ドラムモータ50に加わる重量
負荷が軽減される。
【0057】軸728の先端部728aは、下板724
の孔724zに挿入される。アーム738aの先端の軸
742aは、回転ドラム702の下板724の孔724
aに挿入される。アーム738bの先端の軸742b
は、回転ドラム702の下板724の孔724bに挿入
される。アーム738cの先端の軸742cは、回転ド
ラム702の下板724の孔724cに挿入される。ア
ーム738aとアーム738bとの間の角度、アーム7
38bとアーム738cとの間の角度、及びアーム73
8cとアーム738aとの間の角度は、相互に異なる角
度に設定されている。従って、アーム738a〜738
cの軸742a〜742cと、下板724の孔724a
〜724bとの対応関係が一致していない限り、全ての
軸742a〜742cは、孔724a〜724cに挿入
されない。尚、各孔724a〜724cは、スライド板
744a〜744cに形成されている。図22に示され
るように、スライド板744bは、下板724に設けら
れた溝744内を移動可能に挿入されている。スライド
板744bは、孔724bにアーム738bの軸742
bが挿入された後に、螺子746で固定される。螺子7
46は、長孔748内を移動可能となっている。
【0058】尚、回転ドラム700と回転ドラム702
は、回転ドラム700の平板54と回転ドラム702の
平板726の面とが同一平面内となるように治具を用い
て位相合わせされてから固定して取り付けられる。次
に、オペレータによるカートリッジの直接投入排出(D
EE)動作を可能とするドラムユニットの構成を説明す
る。このドラムユニットは、DEE扉64を有する。
【0059】図23は、DEE扉を有するドラムユニッ
トの上面図である。図24は、DEE扉を有するドラム
ユニットの側断面図である。図において、ドラムユニッ
ト10aは、その前面に、回転支軸66回りに回動可能
な扉64を有する。扉64aは、ドラムユニット10a
に対して閉じられている状態である。扉64bは、ドラ
ムユニット10aに対して開放されている状態である。
この扉64は、ドラムユニット10aの前面化粧板に備
えられたDEE窓部62に設置される。
【0060】セルドラム15aは、モータ50により回
転駆動される。セルドラム15aは、7枚の平板が結合
されている。図23においては、7枚の平板のうちの2
枚の平板54、58を示す。セルドラム15aは、7面
体である。図4は、ドラムユニット10aのセルドラム
15aの7面の内の2面を示している。セルドラム15
aの1面が1セルセグメントに対応する。平板54−
1,54−2は、3列n段のセルを備えている。平板5
3上に設けられた各セルは、カートリッジ52L,52
C,52Rを収容する。平板58上に設けられた各セル
は、カートリッジ53L,53C,53Rを収容する。
セルドラム15aのセルは、後述する図20に示される
セルの右ユニット244、中央ユニット242a、24
2b、及び左ユニット240が多数組合せられて、且つ
セルドラム15aの各平板に取り付けられて、3列n段
のセルを構成している。また、セルドラム15aの各セ
ルは、水平面から12度上向きに傾斜した状態で平板に
取り付けられている。この傾斜角度は、地震等の振動が
ライブラリ装置2に加わった場合に、セルからカートリ
ッジが飛び出すことが無いようにするために設定された
角度である。
【0061】操作者がカートリッジをセルに投入する際
には、ドラムユニット10aのDEE扉64を開放す
る。そして、セルドラム15aの各セルに、カートリッ
ジを一個ずつ投入する。尚、DEE扉64により開放さ
れるDEE窓部62よりも上方位置に配置されるカート
リッジ52a,52bは、カートリッジアクセスステー
ション5のカートリッジ投入口6から投入されたカート
リッジである。DEE窓部62よりも上方位置に配置さ
れるセルは、オプレータによりカートリッジを投入され
ることができない。
【0062】従って、オペレータがカートリッジの直接
投入排出(ダイレクト・エントリ・エグジット)動作を
実行することが可能なセルの段数は、n段のセルの内の
m段だけである。残りのセルに格納されるこれらのカー
トリッジ52a,52bは、アクセッサ14がカートリ
ッジ投入口6の位置からセルユニット10aのセルドラ
ム15a上のセルに搬送することにより、これらのセル
に収容される。
【0063】また、このドラムユニット10aは、ドラ
ムユニット150a,150bと同様に、上部ユニット
684aを備え、回転ドラム702が回転ドラム15a
に連結されている。次に、セルドラム15a上のセルに
収容されたカートリッジ52L,52C,52R,53
L,53C,53Rは、その前面にバーコードラベルが
取り付けられている。また、7枚の各平板54、58
は、DEE窓部62に対向するセルが設けられる部分
に、カートリッジの収容位置対応して、バーコード56
b,56d,56e等が取り付けられている。このバー
コード56b,56d,56eは、上記セルの各ユニッ
ト240、242、244を平板54に取り付ける前
に、平板54に取り付けられる。セルドラム15aの各
セルセグメント17a〜17fの平板に取り付けられる
バーコードラベル56b,56d,56eの番号体系
は、カートリッジ52,53に貼付されるバーコードラ
ベルの番号体系とは異なっている。
【0064】これらカートリッジ上のバーコード及び平
板上のバーコードは、バーコードリーダ68により読み
取られる。バーコードリーダ68は、スライドガイド7
6に連結されており、スライドガイド76と共に移動す
る。このスライドガイド76は、スライドレール74に
沿って往復移動させられる。スライドレール74は、垂
直コラムベース78に取り付けられている。垂直コラム
ベース78は、バーコードリーダ68、下プーリ72、
上プーリ106、パルスモータ70、位置フラグバー1
12、スライドレール74等を支持する。下プーリ72
と上プーリ106との間には、タイミングベルト108
が掛け渡されている。タイミングベルト108は、バー
コードリーダ68のスライドガイド76に固定されてい
る。タイミングベルト108は、バーコードリーダ68
の重量のカウンタバランスとしてのバランサウエイト1
10が取り付けられている。このバーコードリーダ68
は、スライドガイド76の軸回りに回動可能である。ス
ライドガイド76上に搭載されたモータ82は、バーコ
ードリーダ68を回動するためのものである。バーコー
ドリーダ68の後端側には、センサフラグ84が設けら
れている。スライドガイド76は、センサフラグ84を
検出するセンサ86が設けられている。センサ86は、
バーコードリーダ68が右に傾斜していることを検出す
る第1のバーコードリーダ位置センサと、バーコードリ
ーダ68が左に傾斜していることを検出する第2のバー
コードリーダ位置センサとを含んで構成される。
【0065】パルスモータ70は、下プーリ72を回転
駆動する。下プーリ72の回転は、タイミングベルト1
08に伝達され、バーコードリーダ68を搭載するスラ
イドガイド76をスライドレール74に沿って往復移動
する。スライドガイド76の垂直コラムベース78上の
位置は、スライドガイド76に固定されたセンサ80が
位置フラグバー112のフラグを検出し、センサ80に
より検出されたフラグの数をカウントすることにより求
められる。これらセンサ80と位置フラグバー112が
バーコードリーダ68の位置検出機構を構成する。
【0066】バーコードリーダ68やバーコードリーダ
68を往復移動する機構であるモータ70、下プーリ7
2、上プーリ106、スライドガイド76、スライドレ
ール74、及びタイミングベルト108は、垂直コラム
ベース78に搭載される。この垂直コラムベース78、
バーコードリーダ68、位置検出機構、及び往復移動機
構は、一体に構成されている。従って、これらは、バー
コードリーダユニット101を構成している。
【0067】垂直コラムベース78の下端部のフランジ
部78aは、ドラムユニット10aのベース100に、
螺子77a,77bで固定され、垂直コラムベース78
の上端部のフランジ部78bは、ドラムユニット10a
の天板104に、螺子79a,79bで固定されてい
る。尚、ベース100は、台足102を備えている。従
って、バーコードリーダユニット101は、螺子77
a、77bと螺子79a、79bを外すことにより、ド
ラムユニット10aから取り外し可能となっている。垂
直コラムベース78のフランジ部78a、フランジ部7
8b、螺子77a、77b、及び螺子79a、79b
は、バーコードリーダユニット101をドラムユニット
10aに対して、取り付け/取り外しするための手段を
構成している。また、ドラムユニット10aのベース1
00は、螺子77a,77bと螺合するナットを備えて
いる。更に、天板104は、螺子79a、79bと螺合
するナットを備えている。更には、ベース100及び天
板104は、バーコードリーダユニット101のフラン
ジ部78a、78bを位置決めするための位置決め板又
はスリットを夫々備えている。
【0068】バーコードリーダユニット101を制御す
るための制御信号は、ドラムユニット10aのコーナー
に配置された制御プリント板682上に搭載された制御
回路90から送出される。バーコードリーダユニット1
01の制御信号は、信号ケーブル94を介して制御回路
90からバーコードリーダユニット101に伝送され
る。バーコードリーダユニット101と信号ケーブル9
4は、図示されないコネクタにより結合及び分離が可能
に構成されている。制御回路90は、ドラムモータ50
を回転駆動するための駆動信号を、信号ケーブル92a
を介してセルドラム15aのドラムモータ50に伝達す
る。このドラムモータ50がセルドラム15aと共にド
ラムユニットを構成する場合は、この信号ケーブル92
aは、図示されないコネクタによりドラムモータ50と
結合及び分離が可能に構成されている。
【0069】バーコードリーダユニット101は、四角
柱であるドラムユニット10aのハウジングの右前方の
コーナーに配置される。ドラムユニット10aは、回転
するセルドラム15aを用いるので、ハウジングのコー
ナーにバーコードリーダユニット101を取り付け可能
である。アクセッサ14によるセルドラム15a上のセ
ルへのアクセスは、ドラムユニット10aの後面に設け
られた開口を通して行なわれる。
【0070】従って、バーコードリーダユニット101
は、オペレータによりカートリッジが投入排出されたセ
ルセグメントがドラムユニット10aの後方に到達する
前の箇所で、投入されたカートリッジに貼付されたバー
コードラベルの読取動作を実行することができる。この
ようなバーコードリーダユニット101は、螺子により
ドラムユニッ10aに対して後付けが可能であり、オプ
ションユニットとすることが可能である。同様に、ドラ
ムユニット10aの前面の化粧板は、DEE扉64を有
する化粧板から、DEE扉64を有しない化粧板に取り
替え可能である。この取り替えは、螺子等の締結手段を
用いることにより簡単に行なうことができる。
【0071】一方、図1に示されるドラムユニット10
bは、DEE機能を有しておらず、内部にセルドラムユ
ニットと制御回路のみを有するドラムユニットである。
つまり、このドラムユニット10bは、図18乃至図2
2を用いて説明されたようなドラムユニット150a,
150bに相当する。このドラムユニット10bは、そ
の化粧板を、DEE扉62を有する化粧板に交換し、且
つバーコードリーダユニット101が取り付けられるこ
とにより、DEE機能を有するドラムユニット10bに
変更することができる。
【0072】図25は、DEE扉を有するドラムユニッ
トに設けられるカートリッジ検出機構の側面図である。
図26は、DEE扉を有するドラムユニットに設けられ
るカートリッジ検出機構の正面図である。図において、
セルドラム15aは、複数のセル750を備えている。
セル750は、3列n段である。複数のセル750にカ
ートリッジ588が収容されているか否かを検出するた
めの光学センサ752と、セル750にカートリッジ5
88が飛び出した状態で収容されているか否かを検出す
るための光学センサ754とが設けられる。
【0073】光学センサ752は、ドラムユニット10
aのベース100に取り付けられた発光素子756と、
天板104に取り付けられた受光素子758とを含んで
構成される。発光素子756と受光素子758は、発光
素子756と受光素子758との間の光軸がセル750
に正常に収容されたカートリッジ588Sにより遮られ
るように、ベース100及び天板104に固定されてい
る。
【0074】光学センサ754は、ドラムユニット10
aのベース100に取り付けられた発光素子760と、
天板104に取り付けられた受光素子762とを含んで
構成される。発光素子760と受光素子762は、発光
素子760と受光素子762との間の光軸がセル750
に正常に収容されたカートリッジ588Sでは遮られ
ず、且つセル750から飛び出して収容されたカートリ
ッジ588Tにより遮られるように、ベース100及び
天板104に固定されている。
【0075】光学センサ752及び光学センサ754
は、各々発光素子と受光素子の組を、三組備えている。
三つの発光素子760L,760C,760Rは、取り
付け金具764を介してベース100に取り付けられて
いる。三つの受光素子762L,762C,760R
は、固定金具766を介して天板104に取り付けられ
ている。
【0076】図27は、カートリッジ検出機構を清掃す
る機構の説明図である。図28は、図27に示される清
掃機構の一部の斜視図である。図において、光学センサ
752の発光素子756L,756C,756R及び光
学センサ754の発光素子760L,760C,760
Rは、取り付け金具764に固定されている。取り付け
金具764は、三つのレバー768a,768b,76
8cを回動可能に支持している。軸770a,770
b,770cは、夫々レバー768a,768b,76
8cを支持している。レバー768aは、ブラシ772
a,774aを保持している。レバー768bは、ブラ
シ772b,774bを保持している。レバー768c
は、ブラシ772c,774cを保持している。レバー
768a〜768cは、連結バー776で連結されてい
る。レバー768aは、軸778aにより連結バー77
6の一端で連結バー776に対して回動可能に取り付け
られている。レバー768bは、軸778bにより連結
バー776の中央で連結バー776に対して回動可能に
取り付けられている。レバー768cは、軸778cに
より連結バー776の他端で連結バー776に対して回
動可能に取り付けられている。レバー768bは、引っ
張りスプリング780の矢印A方向の付勢力が与えられ
ている。コイルスプリング780は、一端がレバー76
8bの孔782に引っ掛けられており、他端が取り付け
金具764から切り起こされた板764aに引っ掛けら
れている。レバー768aは、取り付け金具764から
切り起こされた板764bで構成されるストッパで移動
が規制される。
【0077】レバー768bは、軸784回りに回動可
能なコンタクト板786が取り付けられている。コンタ
クト板786は、ドラムユニット10aのドラムベース
706のフランジ部706bに取り付けられるレバー部
材788の先端に回転可能に取り付けられたローラ79
0と当接する位置に設けられている。ローラ790が回
転ドラム15aの回転と共に矢印B方向に移動すると、
ローラ790がコンタクト板786を矢印C回りに回動
させる。コンタクト板786と共にレバー768bが軸
770b回りに回動する。このレバー768bが回動す
ると、ブラシ772a〜772c及びブラシ774a〜
774cが発光素子756L,756C,756R及び
発光素子760L,760C,760Rを表面を摺擦す
る。従って、発光素子756L,756C,756R及
び発光素子760L,760C,760Rの表面は、回
転ドラム15aの回転時に、必ず清掃される。
【0078】尚、回転ドラム15aが矢印B方向と反対
方向に回転する時には、コンタクト部材786が軸78
4回りに回動するが、レバー768bは、ストッパ76
4bに移動が規制されて、図27に示される実線位置に
保持される。また、コンタクト部材786は、ローラ7
90とコンタクト部材786との係合が外れると、スプ
リング792の付勢力により図27に示される位置に復
帰する。
【0079】図29は、DEEマガジンを用いるドラム
ユニットの構成の説明図である。図29において、ドラ
ムユニット169は、下ユニット171と上ユニット1
76を含んで構成される。下ユニット171は、台足1
72a,172bに支えられたベース170と天板17
4との間にマガジンドラム175が回転可能に設けられ
ている。上ユニット176は、マガジンドラム175と
一体的に回転可能なセルユニットを備えている。
【0080】マガジンドラム175は、フランジ178
を備えている。フランジ178がドラムモータ172に
より回転されることで、マガジンドラム175が回転駆
動される。マガジンドラム175は、図23及び図24
を用いて説明したセルドラム15aと同様に、7角柱で
ある。マガジンドラム175は、7枚の平板が組合せら
れて7角柱が形成される。図29は、ドラムユニット1
69の正面図を示しているので、マガジンドラム175
は、1面のみが示される。
【0081】マガジンドラム175の各平板は、フレー
ム板180,182が取り付けられている。フレーム板
180,182の間には、4段のマガジン搭載棚184
a〜184dが形成されている。各マガジン搭載棚18
4a〜184dは、マガジンの投入ガイドとなるガイド
プレート186a,187a,188a,189aを備
えている。ガイドプレート186a,188aは、それ
ぞれ位置補正用マーカ190a,192aが形成されて
いる。
【0082】尚、このドラムユニット169の前面は、
図23に示されるドラムユニット10aと同様に、DE
E扉64を有する化粧板が設けられている。そして、こ
のDEE扉64を開放した状態で、マガジン200がオ
ペレータによりマガジン搭載棚184a〜184dに搭
載される。図30は、マガジンとマガジン搭載棚の構成
を示す概略斜視図である。図31は、ドラムユニットの
マガジン搭載棚にマガジンを搭載する動作を説明するた
めの図である。
【0083】図において、マガジン200は、3列6段
のセルを備えている。マガジン200は、合計18個の
カートリッジ202を同時にドラムユニット169に投
入することができる。マガジン200は、上面に把手2
04を備えている。また、マガジン200は、背面に位
置決め用の孔201a,201bを備えている。マガジ
ン200は、フレーム板180,182に設けられたマ
ガジン搭載棚184aに、ガイドプレート186a,1
87a,188a,189aに沿って投入される。これ
らガイドプレート186a,187a,188a,18
9aは、ドラムユニット169の位置決め基準点170
aに対して横方向(X方向)の位置が所定の位置関係と
なるように、正確にフレーム板180,182に取付け
られている。
【0084】マガジン200は、マガジン搭載棚184
aの棚板218上に設けられたマガジン搭載プレート2
06,208上に載置される。この時、図31(a)に
示されるように、マガジン200の下部に設けられたガ
イド突起220a,220bがマガジン搭載プレート2
06,208のガイド溝206a,208aと係合す
る。マガジン200は、このガイド溝206a,208
aに沿って挿入される。マガジン200がマガジン搭載
棚184aの最奥部迄挿入されると、マガジン200の
下部のガイド突起220a,220bとガイド溝206
a,208aとの係合が外れ、図31(b)に示される
状態となる。
【0085】つまり、マガジン200の位置決め孔20
1a,201bがマガジンドラム175を構成する背面
板216に設けられた突起210,212と係合する。
これらの突起210,212の凹み部210a,212
aは、ドラムユニット169の右下端部の位置基準点1
70aに対して高さ方向(Y方向)の位置が所定の位置
関係となるように、背面板216に取り付けられてい
る。
【0086】更に、マガジン200は、マガジンの背面
がマガジンドラム175の背面板216に設けられた位
置決め用突起214a〜214dと当接することによ
り、奥行き方向の位置決めが成される。これらの突起2
14a〜214dは、ドラムユニット169の右下端部
の位置基準点170aに対して奥行き方向(Z方向)の
位置が所定の位置関係となるように、背面板216に取
り付けられている。
【0087】このようにマガジン200は、マガジンド
ラム175のマガジン搭載棚184aの所定の位置に正
確に位置決めされる。尚、このマガジン200の搭載棚
184aの位置決め位置は、マガジン200のセルの中
に収納されるカートリッジの回転軌跡が図4に示される
ドラムユニットのセルに格納されるカートリッジの回転
軌跡と同一となる位置である。つまり、マガジン200
内の各セルは、マガジン200の背面部の位置決め孔2
01a,201bを基準とした位置で、マガジン200
に形成されている。
【0088】従って、マガジンドラム175がドラムモ
ータ172により回転駆動されて、アクセッサ14と対
面する位置に位置決めされた際に、マガジン200のセ
ル内のカートリッジ202a,202bは、ドラムユニ
ット10aのセルに格納されたカートリッジ52,53
と同様に、アクセッサ14が把持することが可能とな
る。
【0089】図32は、マガジンの詳細構成を示す図で
ある。図32(a)は、平面図、図32(b)は、正面
図、図32(c)は、背面図である。図において、マガ
ジン200は、金属性のハウジング203の上部に持ち
運び用の把手20を有する。ハウジング203の前面の
上部と下部には、マガジン200をマガジン搭載棚18
4aに挿入する際に把持される把手222,232が取
り付けられている。把手222,232は、ステンレス
スティール等の金属板224,234を介してハウジン
グ203に固定されている。ハウジング203は、把手
222を把持するための開口部226を備えている。ま
た、ハウジング203は、カートリッジ有無検出用光セ
ンサの光を通過するための孔228a,228cが設け
られている。中央列のカートリッジの有無検出用の孔2
28bは、ハウジング203に把持用開口226が形成
されているので、設ける必要がない。金属板224の表
面は、マガジン有無検出位置230として使用される。
【0090】マガジン200は、カートリッジを収容す
るための3列6段のセル254a〜254f,254g
〜254l,254m〜254rを有する。これらのセ
ルは、ABS樹脂のモールド部品で構成される左ユニッ
ト240,二つの中央ユニット242a,242b,及
び右ユニット244から形成される。これら各ユニット
240,242a,242b,244は、ハウジング2
03の背面板203cとは異なる位置で取り付けられた
金属板203aに螺子止めされる。
【0091】左ユニット240は、ねじ246a,24
6bにより金属板203aに固定される。中央ユニット
242aは、ねじ248a〜248dにより金属板20
3aに固定される。中央ユニット242bは、ねじ25
0a〜250dにより金属板203aに固定される。右
ユニット244は、ねじ252a,252bにより金属
板203aに固定される。
【0092】金属板203aは、複数のバーコードラベ
ル256a〜256f,256g〜256l,256m
〜256rが貼付されている。これらのバーコードラベ
ル256a〜256f,256g〜256l,256m
〜256rは、各セル254a〜254f,254g〜
254l,254m〜254rに一対一に対応付けて設
けられている。
【0093】従って、このバーコードラベルを有するマ
ガジン200は、ドラムユニット169が図23及び図
24等を用いて説明したバーコードリーダユニット10
1が取り付けられた場合でも、カートリッジ有無検出動
作を保証している。また、このマガジン200を用いる
ことにより多量のカートリッジが一括してライブラリ装
置2に投入可能となる。更には、DEEマガジン200
を用いるドラムユニット169は、DEEマガジン20
0がマガジン搭載棚184に搭載された後は、他のドラ
ムユニットと同様に取扱うことが可能となるので、マガ
ジン搭載棚184に搭載されたDEEマガジン200内
のカートリッジ202を他のドラムユニット内のセルへ
の移送を必ずしも実行する必要はない。更には、他のド
ラムユニット内のセルへカートリッジの投入が終了した
後は、このDEEマガジン200を搭載するマガジン搭
載棚184を有するドラムユニットは、他のドラムユニ
ットと同様に取扱うことができ、カートリッジの収容巻
数を増大に寄与し得る。
【0094】尚、このドラムユニット169は、図1に
示されるライブラリ装置2のドラムユニット10bに代
えて設置されても良い。更には、図1に示されるライブ
ラリ装置2は、セルドラム15bのみを有するドラムユ
ニット10bを4台と、図23に示されるドラムユニッ
ト10aを1台と、ドラムユニット169を1台という
構成にしても良い。ドラムユニットの拡張は、図2に示
されるように種々可能である。
【0095】図33は、左セルユニットの説明図であ
る。図34は、中央セルユニットの説明図である。図3
5は、右セルユニットの説明図である。図33におい
て、左セルユニット240は、ABS樹脂を用いて、モ
ールド形成される。左セルユニット240は、セル25
4a〜254fを形成するための棚プレート241a〜
241gを備えている。各棚プレート241a〜241
gは、背面板243から斜め上方に延びるように形成さ
れる。背面板243に対する各棚プレート241a〜2
41gの傾斜角度は、水平面に対して12度である。つ
まり、背面板243からのその傾斜角度は、78度であ
る。また、各棚プレート241a〜241gは、図36
に示されるI3480型の磁気テープカートリッジ58
8の底面に形成される突起584Sと係合する段差部2
43a〜243gを備えている。この棚プレート241
a〜241gの傾斜角度と、段差部243a〜243g
がカートリッジ588の飛び出し防止機構を構成する。
【0096】背面板243は、棚プレート241a〜2
41gの形成面とは反対側の面に突起245a,245
b,245cを備えている。この突起245aは、図1
9に示される平板54−2の孔列714aの孔714a
−1に挿入される。また、突起245b,245cは、
孔714a−2,714a−3に夫々挿入される。この
ように左セルユニット240は、背面板243に三つの
突起245a〜245cが孔714a−1〜714a−
3に挿入されて螺子(図示されない)で平板54−2に
固定されると、モールド形成時の反りが矯正され得る。
尚、左セルユニット240の螺子孔が設けられる箇所
は、図32に示される。
【0097】図34において、中央セルユニット242
a,242bは、左セルユニット240と同様に、AB
S樹脂を用いて、モールド形成される。中央セルユニッ
ト242a,242bは、セル254a〜254f,2
54g〜254l,254m〜254rを形成するため
の棚プレート247a〜247g,247h〜247n
を備えている。各棚プレート247a〜247g,24
7h〜247nは、背面板249から斜め上方に延びる
ように形成される。背面板249に対する各棚プレート
247a〜247g,247h〜247nの傾斜角度
は、水平面に対して12度である。つまり、背面板24
9からのその傾斜角度は、78度である。また、各棚プ
レート241a〜241gは、図36に示されるI34
80型の磁気テープカートリッジ588の底面に形成さ
れる突起584Tと係合する段差部251a〜251g
を備えている。また、各棚プレート247h〜247n
は、カートリッジ588の底面に形成される突起584
Sと係合する段差部251h〜251nを備えている。
この棚プレート247a〜247g,247h〜247
nの傾斜角度と、段差部251a〜251g,251h
〜251nは、カートリッジ588の飛び出し防止機構
を構成している。
【0098】中央セルユニット242aの背面板249
は、棚プレート241a〜241g,247h〜247
nの形成面とは反対側の面に突起253a,253b,
253cを備えている。この突起253aは、図19に
示される平板54−2の孔列714bの孔714b−1
に挿入される。また、突起253b,253cは、孔7
14b−2,714b−3に夫々挿入される。中央セル
ユニット242bの突起は、孔列714cに挿入され
る。このように中央セルユニット242aは、背面板2
49に三つの突起253a〜253cが孔714b−1
〜714b−3に挿入されて螺子(図示されない)で平
板54−2に固定されると、モールド形成時の反りが矯
正され得る。尚、中央セルユニット242の螺子孔が設
けられる箇所は、図32に示される。
【0099】図35において、右セルユニット244
は、ABS樹脂を用いて、モールド形成される。右セル
ユニット244は、中央セルユニット242bとの間
で、セル254m〜254rを形成するための棚プレー
ト255a〜255gを備えている。各棚プレート25
5a〜255gは、背面板257から斜め上方に延びる
ように形成される。背面板257に対する各棚プレート
255a〜255gの傾斜角度は、水平面に対して12
度である。つまり、背面板257からのその傾斜角度
は、78度である。また、各棚プレート255a〜25
5gは、図36に示されるI3480型の磁気テープカ
ートリッジ588の底面に形成される突起584Tと係
合する段差部259a〜259gを備えている。この棚
プレート255a〜255gの傾斜角度と、段差部25
9a〜259gは、カートリッジ588の飛び出し防止
機構を構成している。
【0100】背面板257は、棚プレート255a〜2
55gの形成面とは反対側の面に突起261a,261
b,261cを備えている。この突起261aは、図1
9に示される平板54−2の孔列714dの孔714d
−1に挿入される。また、突起261b,261cは、
孔714d−2,714d−3に夫々挿入される。この
ように右セルユニット244は、背面板257に三つの
突起261a〜261cが孔714d−1〜714d−
3に挿入されて螺子(図示されない)で平板54−2に
固定されると、モールド形成時の反りが矯正され得る。
尚、右セルユニット244の螺子孔が設けられる箇所
は、図32に示される。
【0101】このようにして、左セルユニット240と
二つの中央セルユニット242a,242bと右セルユ
ニット244との組合せは、3列6段のセルを形成可能
としている。尚、この左セルユニット240と、2つの
中央セルユニット242a,242bと、右セルユニッ
ト244は、平板54の高さ方向に複数段積み重ねるよ
うに配列して平板54に取り付けられる。各セルユニッ
ト240,242,242b,244は、その上方に配
置されるセルユニット240,242,242b,24
4との間に、カートリッジ588を収容するための追加
のセルが形成される。図32に示されるDEEマガジン
200は、把手222が取り付けられるために、最上部
にセルを形成することができないに過ぎないので、3列
6段のセルが形成される。
【0102】また、左セルユニット240と右セルユニ
ット244との組合せによって、1列6段のセルが形成
可能である。これは、ドラムユニット650aの柱66
8aの固定セル680aを作成する場合の組合せであ
る。また、左セルユニット240と右セルユニット24
4と一つの中央セルユニット242との組合せは、2列
6段のセルを形成可能とする。
【0103】このように、左セルユニット240と右セ
ルユニット244との間に配置される中央セルユニット
242の個数に応じて、多数のセルの組合せが実現可能
となる。更に、DEEマガジンのためのセルの形成に
も、これらの左セルユニットと右セルユニットと中央セ
ルユニットが使用可能である。従って、DEEマガジ
ン、固定セル、及びセルドラムのセルを形成する際に、
左セルユニットと右セルユニットと中央セルユニットが
共通に使用可能であるので、部品の共通化が図れる。従
って、部品の量産化が可能となり、セルの製造コストの
低減が可能となる。
【0104】図37乃至図43は、ライブラリ装置の各
ユニットの結合方法を説明するための図である。図37
は、図2に示されるライブラリを例にして、ライブラリ
装置の製造方法を説明するための図である。 (a)基準セルユニットの設置 図37において、まず、ライブラリ装置を設置する部屋
の床面上に、基準ロッカである基準セルユニット11を
設置する場所を中心として、糸800を、ポール802
aとポール802bの間に張り渡す。尚、図37におい
て、糸800を床面上に張り渡す際は、各ユニットは、
ライブラリ装置を設置すべき場所には載置されていな
い。各ユニットは、ライブラリ装置を設置する部屋の一
部に置かれている。従って、図37において、各ユニッ
トは、その配置構成を仮想的に示している。
【0105】糸800を支持するポール802aと80
2bは、糸800の床面からの高さが距離L、例えば6
0mmとなるように設置する。次いで、各ユニットが設
置されるべき床面上の箇所にマーク804a〜804f
を記す。マーク箇所は、6ケ所である。そして、マーク
804a〜804fの箇所における糸800と床面との
間の距離L1〜L6を全て測定する。基準セルユニット
11が設置されるべきマーク箇所804dが基準ポイン
トとして選択される。補正値が、算出される。算出式
は、補正値=距離L−(距離L1〜L6のうちの最小
値)である。基準セルユニット11のマーク箇所4dの
床下寸法を算出する。床下寸法の算出式は、距離L3+
補正値である。
【0106】基準ロッカである基準セルユニット11
は、マーク箇所804dの位置における床下寸法が算出
値となるように設置される。マーク箇所804dは、台
足Aが設けられる基準セルユニット11のコーナーであ
る。このマーク箇所804dが基準ポイントとなる。基
準セルユニット11の基準ポイント11aをマーク箇所
804dに合わせた後、台足Aを固定した状態で、台足
B〜Dの高さが調整される。台足B〜Dの高さは、Xレ
ール20上に配置された水準器806、及び基準セルユ
ニット11の金具808から釣り下げられた糸810と
重り812を含む鉛直度測定道具とを用いて調整され
る。
【0107】(b)通路ユニットの基準セルユニットへ
の結合 まず、基準セルユニット11は、通路ユニット13と同
様の構成で、電力、電源シーケンス制御信号、ドラム制
御信号を伝達するための信号ケーブルとコネクタが内蔵
されている。基準セルユニット11のコネクタが通路ユ
ニット13a,13bのコネクタと結合される。
【0108】その後、基準セルユニット11を基準とし
て、その両側に、通路ユニット13a,13bが接合さ
れる。通路ユニット13は、通路ユニット13の面板5
38の上端面が基準セルユニット11の面板538の上
端面と一致するように通路ユニット13a,13bの台
足A,Cの高さが調整される。次に、Xレール20上に
載せられた水準器(図示しない)の水平度が許容範囲内
となるように、台足C,Dの高さが調整される。更に、
台足B,Dの高さが調整される。
【0109】更に、通路ユニット13に設けられたレー
ル支持体626と側板536bの上端面との間に治具8
22を掛け渡す。治具822は、通路ユニット13のレ
ール支持体626と側板536bの上端面とが水平とな
っている時に、治具822の上面が水平となるように予
め作成されている。この治具822上に載せられた水準
器の水平度が許容範囲内となるように、台足Aの高さが
固定された状態で、台足B,C,Dの高さが調整され
る。
【0110】そして、基準セルユニット11に設けられ
たXレール20のレール支持体に、通路ユニット13
a,13bのXレール20を結合させた後、Xレール2
0をレール支持体にねじで固定する。基準セルユニット
11のレール支持体の構造は、通路ユニット13のレー
ル支持体626と同一の構成である。基準セルユニット
11のレール支持体626aは、Xレール20aがねじ
814a,814bで固定され、且つXレール20bが
ねじ816a,816bで固定される。通路ユニット1
3aのレール支持体626bは、Xレール20aがねじ
818a,818bで固定される。通路ユニット13b
のレール支持体626cは、Xレール20bがねじ82
0a,820bで固定される。
【0111】尚、基準セルユニット11と通路ユニット
13a,13bの高さ合わせは、通路ユニット13の面
板632を用いているが、これに限られるものではな
い。例えば、レール支持体の上面同士の高さを合わせて
も良い。更には、Xモータ42のピニオンが結合される
ラックを支持するためのラックサポート部材の上面を一
致させるようにしても良い。
【0112】更に、通路ユニット13は、ライブラリ装
置2に結合されるドラムユニットの数に応じて、前述と
同様の作業を繰り返すことによって、連結される。図2
及び図37に示されるライブラリ2は、ドラムユニット
が8台連結されるので、通路ユニット13は、基準セル
ユニット11の両側に夫々2台づつ接続される。 (c)アクセッサユニットの通路ユニットへの結合 まず、アクセッサユニット9が通路ユニット13に隣接
して配置される。アクセッサユニット9のレール支持体
626の上面と通路ユニット13のレール支持体626
とが一致するように、アクセッサユニット9の台足A,
Cの高さが調整される。Xレール20上に水準器が載せ
られた状態で、水準器の水平度が許容範囲内となるよう
に、台足C,Dの高さが調整される。更に、アクセッサ
ユニット9の柱35aに取り付けられた糸と重りから成
る鉛直度測定器具を見ながら、台足Aが固定された状態
で、鉛直度が許容範囲内となるように台足B,C,Dの
高さが調整される。
【0113】台足A〜Dの高さの調整が終了した後、ア
クセッサユニット9のXレール20dをずらす。Xレー
ル20dは、通路ユニット13のレール支持体626に
ねじ832a,832bで固定される。更に、Xレール
20dは、アクセッサユニット9のレール支持体626
にねじ830a,830bで固定される。次いで、半分
の長さのXレール20eがアクセッサユニット9のレー
ル支持体626にねじ834a,834bで固定され
る。尚、通路ユニット13は、Xレール20が既にねじ
836a,836bで固定されている。
【0114】アクセッサユニット7の通路ユニット13
への取り付けは、上記と同様にして行なわれる。 (d)ドラムユニットの通路ユニットへの結合 ドラムユニット650a,650bは、下部ユニット6
52aと上部ユニット684aが分離された状態で、工
場から移送される。ライブラリ装置2が設置される部屋
の中で、下部ユニット652aと上部ユニット684a
の連結が行なわれる。この連結作業は、上部ユニット6
84aの回転ドラム702の下板724の孔が下部ユニ
ット652aの回転ドラム700の上部に設けられたア
ーム823の軸と係合することで行なわれる。
【0115】その後、ドラムユニット650a,650
bが通路ユニット13の側板536a,536bに隣接
して配置される。そして、ドラムユニット650a,6
50bの全面部の基準面646a,646bが側板53
6a,536bに接合される。更に、基準面646a,
646bの上面の高さが側板536a,536bの上端
部の高さに合わせられる。この高さ調整は、台足A,C
により行なわれる。ドラムユニット650a,650b
は、通路ユニット13へボルト840a,840b、及
びボルト842a,842bにより固定される。ドラム
ユニット650a,650bの天板655aから垂らさ
れた糸と重りから成る鉛直度測定器具を用いて、前後の
傾きが台足B,Dを用いて調整される。次に、台足C,
D又は台足A,Bを用いて、ドラムユニット650a,
650bの左右の傾きが調整される。調整終了後、ボル
ト840a〜840d、及びボルト842a〜842d
により、ドラムユニット650a,650bが通路ユニ
ット13に固定される。
【0116】このドラムユニット650a,650bの
通路ユニット13への連結は、1台づつ行なわれる。 (e)ドラムユニットの上部ユニットの連結 図42に示されるように、ドラムユニット650a,6
50bは、連結バー696a,696bで連結された後
に、上板698が螺子止めされる。更に、その後に、カ
バー694aがねじ844a,844bで柱688a,
690aに固定される。
【0117】(f)トップレールの取り付け 図43に示されるように、トップレール21が、アクセ
ッサユニット9から順に各ユニットに取り付けられる。 (g)ドライブユニットの連結 そして、図8を用いて説明したように、ドライブユニッ
ト12のテーブドライブユニット540a〜540dの
マニュアルマウントセル554aがアクセッサマウント
セル556aに交換される。そして、このドライブユニ
ット12が基準セルユニット11にねじ546a,54
6bで固定される。
【0118】(h)コネクタの連結 最後に、図14乃至図18を用いて説明したように、通
路ユニット13のコネクタ636,638がドラムユニ
ット10のコネクタ660a,660bと結合される。
以上の組立を行なうことにより、ライブラリ装置2の組
立が行なわれる。
【0119】このように、ライブラリ装置2は、ユニッ
ト単位で組立られるので、設置場所に搬入された後の組
立時間が短かくて良い。また、ユニット単位で運搬され
るので、大量のカートリッジを収容するライブラリ装置
であっても、ライブラリ装置を設置する部屋への搬入が
容易である。更に、上部ユニットが連結されるので、高
さ方向にカートリッジの収納数を増大することが可能と
なる。
【0120】また、DEEマガジンを有するドラムユニ
ット等を選択的に配置することが可能となるので、ライ
ブラリ装置2のシステム構成の自由度を大幅に向上させ
ることが可能となる。図44は、ライブラリ装置2のハ
ードウェア構成の一例を示す図である。図44におい
て、ライブラリ装置2は、4台のホストコンピュータ2
20−1〜220−4が接続される例を示している。ホ
ストコンピュータ220−1〜220−4は、夫々チャ
ネルインタフェースバス222−1〜222−4を介し
てライブラリ装置2に接続されている。
【0121】このチャネルインタフェースバス222−
1〜222−4は、例えば、ブロック・マルチプレクサ
・チャネル・インタフェースやSCSIインタフェース
が用いられる。ライブラリ装置2は、例えば4台のディ
レクタ226−1〜226−4が設置される。ディレク
タ226−1,226−3は、チャネルA,B,C,D
を有する。ディレクタ226−2,226−4は、チャ
ネルE,F,G,Hを有する。
【0122】ディレクタ226−1,226−3のチャ
ネルAには、ホストコンピュータ220−1からのチャ
ネル・インタフェースバス222−1が接続され、チャ
ネルBにはホストコンピュータ220−2からのチャネ
ル・インタフェースバス222−2が接続される。ま
た、ディレクタ226−2,226−4のチャネルEに
は、ホストコンピュータ220−3からのチャネル・イ
ンタフェースバス222−3が接続され、チャネルFに
はホストコンピュータ220−4からのチャネル・イン
タフェースバス222−4が接続される。尚、ディレク
タ226−1,226−3のチャネルC,D及びディレ
クタ226−2,226−4のチャネルG,Hは、未使
用である。
【0123】ディレクタ226−1〜226−4の端末
側には、2つのチャネルa,bが設けられる。チャネル
aは、記録再生装置用である。チャネルbは、アクセッ
サ制御用である。ディレクタ226−1,226−2
は、チャネルaからのデバイスバス236−1,236
−2を介して共通に接続される8台の記録再生装置23
4−1〜234−8を共有する。従って、ディレクタ2
26−1,226−2は、チャネルaを介して記録再生
装置234−1〜234−8に対してライト又はリード
のアクセスを行なうことができる。この8台の記録再生
装置234−1〜234−8は、ドライブユニット12
a,12cに配置されいてる。
【0124】ディレクタ226−3,226−4は、チ
ャネルaからのデバイスバス236−1,236−2を
介して共通に接続される8台の記録再生装置234−9
〜234−16を共有する。従って、ディレクタ226
−3,226−4は、チャネルaを介して記録再生装置
234−9〜234−16に対してライト又はリードの
アクセスを行なうことができる。この8台の記録再生装
置234−9〜234−16は、ドライブユニット12
b,12dに配置されいてる。
【0125】ディレクタ226−1、226−2のチャ
ネルbに接続されるデバイスインタフェースバス238
−1は、アクセッサコントローラ228のチャネルaに
接続される。また、ディレクタ226−3,226−4
のチャネルbから引き出されたデバイスインタフェース
バス238−2は、アクセッサコントローラ228のチ
ャネルbに接続される。
【0126】アクセッサコントローラ230は、予備機
であり、ディレクタ226−1,226−2のチャネル
bに接続されるデバイスインタフェースバス238−1
がチャネルaに接続され、ディレクタ226−3,22
6−4のチャネルbに接続されるデバイスインタフェー
スバス238−2がチャネルbに接続されている。アク
セッサコントローラ228,230は、ディレクタ22
6−1〜226−4のいずれかからの命令を受信して処
理を実行する。アクセッサコントローラ228の配下に
は、アクセッサユニット7のアクセッサ14及びアクセ
ッサユニット9のアクセッサ14を制御するマシンコン
トローラ232−1,232−2が設けられている。更
には、アクセッサコントローラ228の配下には、各ド
ラムユニット10a,169等のセルドラム15a,1
5bを制御するドラムコントローラ235−1,235
−2を設けている。尚、図23においては、説明の簡略
化のため、セルドラムは、2台のセルドラム15a,1
5bとしている。
【0127】マシンコントローラ232−1,232−
2及びドラムコントローラ232−1,235−2は、
アクセッサコントローラ230に対しても共通に接続さ
れている。ホストコンピュータ220−1〜220−4
の夫々は、ジョブの実行に伴うライブラリ装置2に対す
る入出力装置要求の発生に基づき、論理機番アドレスを
指定して、ディレクタ226−1,226−2に対して
自己の割当チャネルから入出力起動命令として機能する
ムーブコマンドを発行する。このムーブコマンドに対し
てディレクタ側より正常受領応答が得られると、ホスト
コンピュータは、媒体運搬情報としてのデータバイト
(コマンドパラメータ)を転送する。
【0128】このデータバイトは、カートリッジの移動
元アドレスと移動先アドレスを含み、アクセッサコント
ローラ228のキューイングテーブルに格納される。ア
クセッサコントローラ228は、アクセッサユニット7
及び9のアクセッサ14の空き状態を認識すると、キュ
ーイングテーブルからムーブコマンドの移動元アドレス
及び移動先アドレスを取出し、マシンコントローラ23
2−1,232−2に対してアクセッサ14の移動を指
示する。また、必要に応じて、ドラムコントローラ23
5−1,235−2にセルドラム15a,15bの回転
を指示する。
【0129】この場合、アクセッサコントローラ228
は、キューイングテーブルから取出した移動元と移動先
の各セルアドレスで変換テーブルを参照し、セルドラム
回転角θ、アクセッサ座標位置(X,Y)に変換し、回
転角θのセルドラム回転を指示し、また、座標位置
(X,Y)へのアクセッサ移動を指示する。図45は、
アクセッサコントローラ228のハードウェア構成の一
例を示す図である。
【0130】図において、CPU270は、バス275
を介して、ROM276,DRAM278,上位インタ
フェース制御部284,マシンコントローラインタフェ
ース制御部288,ドラムインタフェース制御部29
2,デバイスインタフェース制御部294,2102が
接続されている。CPU270は、ROM276に格納
されたプログラムに基づいて制御を実行する。DRAM
278は、キューイングテーブルと280とセルアドレ
ス変換テーブル282が設けられる。キューイングテー
ブル280は、ディレクタを経由してホストコンピュー
タから受領したムーブコマンドを格納する。セルアドレ
ス変換テーブル282は、セルアドレスをエントリとし
て、ドラム回転角度θ、アクセッサの移動先の座標
(X,Y)が格納される。
【0131】また、表示部298及びフロッピィディス
ク選択スイッチ2100を有するCEパネル96とフロ
ッピィディスク装置2104がインタフェース制御部2
94と2102を介してCPU270に接続されてい
る。図46は、マシンコントローラのハードウェア構成
の一例を示す図である。図46において、CPU400
は、コモンバス401を介してプログラム格納エリア4
24とワークエリア426を有するRAM416,不揮
発性メモリ420に接続されている。RAM416は、
バス切り換え回路418を通して、アクセッサコントロ
ーラ228に共通接続される。RAM416のプログラ
ム格納エリアは、バス切り換え回路418を介して、ア
クセッサコントローラ228のフロッピィディスク装置
2104から動作制御プログラムがインストールされ
る。アクセッサコントローラ228は、バス切り換え回
路418にバス切り換え信号を出力する信号線と、デー
タ及びアドレスを出力する信号線とをバス切り換え回路
418に接続している。
【0132】CPU400は、インタフェース部422
を介して、ドラム制御部のインタフェス部156と接続
されている。CPU400は、これらインタフェース部
422及び156を介してCPU150と情報の通信を
行なう。また、インタフェース部422は、アクセッサ
コントローラ228のマシンコントローラインタフェー
ス制御部288のポート290−1と接続されている。
【0133】CPU400は、ハンドアセンブリ16の
先端に設けられた反射型光電センサ362の検出出力が
入力される。CPU400は、アクセッサ14のX軸モ
ータ42,Y軸モータ46,θ回転モータ25を駆動す
るための駆動回路402,406,414に接続されて
いる。CPU400は、X軸モータ42に取り付けられ
たエンコーダ404の出力をカウントするハードカウン
タ410,及びY軸モータ46に取り付けられたエンコ
ーダ408の出力をカウントするハードカウンタ412
の値を読取可能で且つリセット可能にハードカウンタ4
10,412に接続される。
【0134】次に、キャリッジであるアクセッサ14の
位置補正動作が説明される。図47は、アクセッサ14
に設けられるセンサを説明するための図である。図47
(a)には、ハンドアセンブリ16上に搭載されたセン
サ362、及びレールベース32に搭載されるX方向に
沿う位置を検出するセンサ365が示される。図47
(b)には、ハンドアセンブリ16のベース24に対す
るベース27の位置を検出するセンサ367が示され
る。
【0135】アクセッサ14のX軸方向の位置決めは、
アクセッサユニット9内に設けられた原点フラグ365
を基準として行なわれる。この原点フラグ365は、セ
ンサ363により検出される。しかしながら、このセン
サ363のレールベース32上の取付け位置と、ハンド
アセンブリ330のハンドの把持中心位置との間の距離
が規定値通りに組立られていない場合がある。従って、
センサ363の出力を基準として、X軸モータ42を駆
動したとしても、ハンドの把持中心位置は、X方向にず
れを生じている可能性がある。また、ハンドアセンブリ
16は、垂直コラム18に沿ってY軸方向に往復動す
る。しかしながら、垂直コラム18がレールベース32
に対して傾斜して取付けられていると、垂直コラム18
の下方位置と上方位置との間でY方向の位置ずれが生じ
るばかりでなく、X方向の位置ずれが生じる。更に、セ
ンサ367と、センサフラグ341の検出位置とが回転
方向にずれて取付けられていると、ハンドユニット33
0がカートリッジを斜めに把持してしまう。このような
位置ずれが生じると、セルに収容されたカートリッジを
正確に把持できないばかりでなく、カートリッジをセル
やアクセッサマウントセル内に押し込むことが不可能と
なる。従って、このような位置ずれの補正が行なわれな
いアクセッサ14を用いる場合は、セルピッチを詰める
ことができず、ライブラリ装置内のカートリッジの収容
量を増大することが困難となる。
【0136】図48乃至図51は、キャリッジであるア
クセッサの位置補正動作を説明するための動作フローチ
ャートである。この動作フローチャートは、図52乃至
図53に示されるアクセッサの位置補正動作説明図と共
に、説明される。図52において、アクセッサユニット
9は、原点フラグ365が精度良く取付けられている。
アクセッサ14のレールベース32は、原点フラグ36
5を検出するための光電センサ363を備えている。更
に、アクセッサ14のベース28上に固定された光電セ
ンサ362が示されている。また、アクセッサユニット
9は、ドラムユニット内の特定のセルと同一の検出位置
となるように正確に固定された位置補正用フラグ91
0,920,930を備えている。
【0137】(1)ステップS101〜S102:CP
U400は、ステップS101で、X軸,Y軸,Z軸を
夫々ホーム位置に移動する。つまり、CPU400は、
モータ駆動回路402を介してX軸モータ42を駆動
し、光電センサ363が原点フラグ365のエッジを検
出する位置に位置つける。更に、CPU400は、モー
タ駆動回路406を介してY軸モータ46を駆動し、光
電センサ362が位置補正用フラグ910,920を検
出可能な高さにハンドアセンブリ16を移動する。そし
て、CPU400は、光電センサ367がセンサフラグ
341の原点位置を検出する検出位置に位置付けるべ
く、モータ25を回動する。センサフラグ341の原点
位置は、センサ362と位置補正用フラグ910又は9
20とが正対する位置とは異なる位置に組立てられる。
そして、ハンドアセンブリ16のベース28がベース2
7に対して回動され、ハンドアセンブリの傾斜角度が−
12度に設定される。そして、CPU400は、ステッ
プS102で、キャリッジ位置補正テーブルの内容をク
リアする。また、ハードカウンタ410,412,41
3の値がリセットされる。
【0138】(2)ステップS104〜S106:CP
U400は、センサ362を位置補正用フラグ910
(フラグA)に対面させるべく、まず、モータ25を駆
動する。そして、センサ362が位置補正用フラグ91
0と対面すると推測される角度に、ベース27が位置付
けられる。また、CPU400は、X軸モータ42を駆
動する。つまり、CPU400は、X軸モータ42を標
準値XNAだけ駆動する。この標準値は、原点フラグ3
65からの距離として与えられる。そして、センサ36
2が位置補正用フラグ910と対面すると推測されるX
方向の位置に、レールベース32が位置付けられる。こ
の状態で、CPU400は、モータ42のみを往復回転
駆動する。センサ362の光軸が位置検出用フラグ91
0上をX方向に沿って往復走査される。このセンサ36
2の光軸の往復走査中に、センサ362の検出出力がオ
ンとなった時点で、CPU400は、ハードカウンタ4
10の値を読み取る。そして、CPU400は、この値
をメモリ416のワークエリア426に格納する。CP
U400がワークエリア426に格納した値は、図50
(a)に示される実測値XAAである。
【0139】(3)ステップS108〜S110:CP
U400は、センサ362を位置補正用フラグ920
(フラグB)に対面させるべく、モータ25を駆動す
る。そして、センサ362が位置補正用フラグ920と
対面すると推測される角度に、ベース27が位置付けら
れる。次に、CPU400は、この状態で、モータ42
のみを往復回転駆動する。センサ362の光軸が位置検
出用フラグ910上をX方向に沿って往復走査される。
このセンサ362の光軸の往復走査中に、センサ362
の検出出力がオンとなった時点で、CPU400は、ハ
ードカウンタ410の値を読み取る。そして、CPU4
00は、この値をメモリ416のワークエリア426に
格納する。CPU400がワークエリア426に格納し
た値は、図50(a)に示される実測値XNBである。
【0140】(4)ステップS112〜S116:CP
U400は、実測値XNAと実測値XNBの平均値XH
を求める。次に、標準値XNAと平均値XHとの差分値
が求められる。この差分値が標準値XNAに加算され
る。この加算結果が新X目標値として設定される。CP
U400は、X軸モータ42を駆動し、新X目標値へ位
置付ける。このようにしてX方向の位置補正値が求めら
れ、このX方向の位置補正値は、ワークエリア内426
の補正値テーブルに格納される。
【0141】(5)ステップS118〜S122:CP
U400は、センサ362を位置補正用フラグ910に
対面させるべく、モータ25を駆動する。センサ362
が位置補正用フラグ910と対面すると推測される角度
に、ベース27が位置付けられる。つまり、CPU40
0は、標準値ZNAだけモータ25を駆動する。この標
準値ZNAは、センサ367がセンサフラグ341を検
出してからの回転角度で与えられる。この後、CPU4
00は、モータ25のみを往復回転駆動させる。センサ
362の光軸が位置検出用フラグ910上をX方向に往
復走査する。このセンサ362の光軸の往復走査中に、
センサ362の検出出力がオンとなった時点で、CPU
400は、ハードカウンタ413の値を読み取る。そし
て、CPU400は、この実測値ZAAをメモリ416
のワークエリア426に格納する。更に、CPU400
は、標準値ZNAと実測値ZAAとの差分値を求めて、
補正値ZHAとして、ワークエリア426に格納する。
このようにして、位置補正用フラグ910が設けられる
面におけるZ位置の補正値が求められる。このZ方向の
第1の補正値は、ワークエリア内の補正値テーブルに格
納される。
【0142】(6)ステップS124〜S126:CP
U400は、センサ362を位置補正用フラグ920に
対面させるべく、モータ25を駆動する。センサ362
が位置補正用フラグ920と対面すると推測される角度
に、ベース27が位置付けられる。つまり、CPU40
0は、標準値ZNBだけモータ25を駆動する。この
後、CPU400は、モータ25のみを往復回転駆動さ
せる。センサ362の光軸が位置検出用フラグ920上
をX方向に往復走査する。このセンサ362の光軸の往
復走査中に、センサ362の検出出力がオンとなった時
点で、CPU400は、ハードカウンタ413の値を読
み取る。そして、CPU400は、この実測値ZABを
メモリ416のワークエリア426に格納する。更に、
CPU400は、標準値ZNBと実測値ZABとの差分
値を求めて、補正値ZHBとして、ワークエリア426
に格納する。このようにして、位置補正用フラグ910
が設けられる面におけるZ位置の補正値が求められる。
このZ方向の第2の補正値は、ワークエリア内の補正値
テーブルに格納される。
【0143】(7)ステップS128:CPU400
は、標準値ZNAに補正値ZHAを加算して、新目標値
を計算する。そして、CPU400は、新目標値に基づ
いて、センサ362を位置補正用フラグ910に位置付
ける。 (8)ステップS130〜S136:次に、CPU40
0は、ハンドアセンブリ16の傾斜角度が−12度の状
態で、X方向とY方向のセンサ362の検出感度の補正
値を求める。更に、CPU400は、ハンドアセンブリ
16の傾斜角度が−5.5度の状態で、Y方向のセンサ
362の検出感度の補正値を求める。これらの検出感度
の補正を求める方法は、後述される。センサ362は、
ハンドアセンブリ16が−12度の傾斜角度で位置補正
用フラグ910と対向している時、センサ362の光軸
が水平面と一致する。従って、ハンドアセンブリの傾斜
角度が−5.5度の場合は、センサ362の光軸が水平
面からずれるので、検出感度の補正が必要とされる。
【0144】(9)ステップS138:CPU400
は、標準値ZNBに補正値ZHBを加算して、新目標値
を計算する。そして、CPU400は、新目標値に基づ
いて、センサ362を位置補正用フラグ920に位置付
ける。 (10)ステップS140〜S150:次に、CPU4
00は、ハンドアセンブリ16の傾斜角度を−12度の
状態に戻す。そして、CPU400は、X方向とY方向
のセンサ362の検出感度の補正値を求める。更に、C
PU400は、ハンドアセンブリ16の傾斜角度を−
5.5度に設定する。そして、CPU400は、この傾
斜角度で、Y方向のセンサ362の検出感度の補正値を
求める。これらの検出感度の補正を求める方法は、後述
される。また、検出感度の補正値を求めた後、CPU4
00は、傾斜角度を−12度の状態に戻す。
【0145】(11)ステップS152〜S158:次
に、CPU400は、垂直コラム18の倒れ角度の検出
を行ない、その補正値を求める。まず、CPU400
は、センサ362を位置補正用フラグ910と対面する
位置に位置付ける。次に、CPU400は、センサ36
2を位置補正用フラグ930に位置付ける。そして、C
PU400は、Y位置を保持したまま、センサ362を
X方向に沿って位置補正用フラグ930を往復走査す
る。このセンサ362の光軸の往復走査中に、センサ3
62の検出出力がオンとなった時点で、CPU400
は、ハードカウンタ410の値を読み取る。そして、C
PU400は、位置補正用フラグ930のX方向位置の
期待値と実測値の差分を求め、Y位置の上方位置と下位
位置との位置ずれ差として認識する。この差分値は、ワ
ークエリア426内の補正値テーブル内に格納される。
【0146】(12)ステップS120:CPU400
は、補正値テーブル内の格納値を不揮発性メモリ420
内に格納し、位置測定処理動作を終了する。 次に、センサ感度補正動作について説明する。図55
は、位置補正用フラグ910,920,930とセンサ
362との関係を示す図である。図56は、センサ感度
補正動作の説明図である。
【0147】図において、位置補正用フラグ910,9
20,930は、十字状の白色部950と黒色部952
a〜952dから構成される。十字状の白色部950
は、X方向に沿って延びる白色部950aとY方向に沿
って延びる白色部950bとを含んでいる。図57乃び
図58は、X方向センサ感度補正動作のフローチャート
である。
【0148】(1)ステップS162〜S166:CP
U400は、基準フラグ910の中心位置Oをセンサ3
62光軸の仮りの位置付け目標位置とする。次に、CP
U400は、この仮りの位置付け目標位置に対して、こ
の仮の目標位置と位置補正用フラグ910の走査開始点
との差分を加えて位置付け目標位置とする。この目標位
置は、黒色部952dの領域内である。そして、CPU
400は、センサ362をこの目標位置へ移動する。
【0149】(2)ステップS168〜S176:CP
U400は、Y位置を保持したまま、X方向の走査方向
(図56参照)にセンサ362を移動する。そして、
センサ362の出力がオンになったか否かを確認する。
センサ362の出力がオンとなった時点におけるハード
カウンタ410の値をX実測値Xaとしてワークエリア
426内に保存する。そして、CPU400は、センサ
362を継続してX方向に移動させる。CPU400
は、センサ362の出力がオフとなったら、センサ36
2のX方向の走行を停止する。この時のセンサ出力の変
化は、図56(a)に示される。
【0150】(3)ステップS178〜S180:CP
U400は、基準フラグ910の中心位置に対して、こ
の仮の目標位置と位置補正用フラグ910の次の走査開
始点との差分を加えて位置付け目標位置とする。この目
標位置は、黒色部952aの領域内に設定される。そし
て、CPU400は、センサ362をこの目標位置へ移
動する。
【0151】(4)ステップS182〜S190:CP
U400は、Y位置を保持したまま、X方向の走査方向
(図56参照)にセンサ362を移動する。そして、
センサ362の出力がオンになったか否かを確認する。
センサ362の出力がオンとなった時点におけるハード
カウンタ410の値をX実測値Xbとしてワークエリア
426内に保存する。そして、CPU400は、センサ
362を継続してX方向に移動させる。CPU400
は、センサ362の出力がオフとなったら、センサ36
2のX方向の走行を停止する。この時のセンサ出力の変
化は、図56(b)に示される。
【0152】(5)ステップS192〜S194:CP
U400は、X実測値XaとX実測値Xbの平均値を求
める。そして、CPU400は、計算結果をX方向のセ
ンサ362のオン位置と定義する。最後に、CPU40
0は、センサ信号のオン位置とセンサオン定義位置の差
分値を、オン補正値として補正値テーブルに格納し、X
方向の感度補正動作を終了する。
【0153】次に、Y方向のセンサ感度補正動作につい
て説明する。図59及び図60は、Y方向センサ感度補
正動作のフローチャートである。 (1)ステップS196〜S200:CPU400は、
基準フラグ910の中心位置Oをセンサ362光軸の仮
りの位置付け目標位置とする。次に、CPU400は、
この仮りの位置付け目標位置に対して、この仮の目標位
置と位置補正用フラグ910の走査開始点との差分を加
えて位置付け目標位置とする。この目標位置は、黒色部
952dの領域内である。そして、CPU400は、セ
ンサ362をこの目標位置へ移動する。
【0154】(2)ステップS202〜S210:CP
U400は、X位置を保持したまま、Y方向の走査方向
(図56参照)にセンサ362を移動する。そして、
センサ362の出力がオンになったか否かを確認する。
センサ362の出力がオンとなった時点におけるハード
カウンタ412の値をY実測値Yaとしてワークエリア
426内に保存する。そして、CPU400は、センサ
362を継続してY方向に移動させる。CPU400
は、センサ362の出力がオフとなったら、センサ36
2のY方向の走行を停止する。この時のセンサ出力の変
化は、図56(c)に示される。
【0155】(3)ステップS212〜S214:CP
U400は、基準フラグ910の中心位置に対して、こ
の仮の目標位置と位置補正用フラグ910の次の走査開
始点との差分を加えて位置付け目標位置とする。この目
標位置は、黒色部952cの領域内に設定される。そし
て、CPU400は、センサ362をこの目標位置へ移
動する。
【0156】(4)ステップS216〜S226:CP
U400は、Y位置を保持したまま、Y方向の走査方向
(図56参照)にセンサ362を移動する。そして、
センサ362の出力がオンになったか否かを確認する。
センサ362の出力がオンとなった時点におけるハード
カウンタ412の値をY実測値Ybとしてワークエリア
426内に保存する。そして、CPU400は、センサ
362を継続してY方向に移動させる。CPU400
は、センサ362の出力がオフとなったら、センサ36
2のY方向の走行を停止する。この時のセンサ出力の変
化は、図56(d)に示される。
【0157】(5)ステップS228〜S230:CP
U400は、Y実測値YaとY実測値Ybの平均値を求
める。そして、CPU400は、計算結果をY方向のセ
ンサ362のオン位置と定義する。最後に、CPU40
0は、センサ信号のオン位置とセンサオン定義位置の差
分値を、オン補正値として補正値テーブルに格納し、Y
方向の感度補正動作を終了する。
【0158】次に、Y方向のセンサ感度補正動作につい
て説明する。図61及び図62は、Z方向センサ感度補
正動作のフローチャートである。 (1)ステップS232〜S236:CPU400は、
Z=n方向のZ標準位置を設定する。nは、1又は0で
ある。「1」は、センサ362を右回転させる方向であ
る。「0」は、センサ362を左回転させる方向であ
る。CPU400は、最初、n=1を設定する。そし
て、CPU400は、次に、位置補正用フラグ910の
走査開始点との差分を加えて位置付け目標位置とする。
CPU400は、この目標位置にセンサ362を位置付
ける。
【0159】(2)ステップS238〜S246:CP
U400は、X位置及びY位置を保持したまま、Z系を
回転させ、走査方向(図55参照)にセンサ362を
移動する。そして、センサ362の出力がオンになった
か否かを確認する。センサ362の出力がオンとなった
時点におけるハードカウンタ413の値をZ実測値Za
としてワークエリア426内に保存する。そして、CP
U400は、センサ362を継続して移動させる。CP
U400は、センサ362の出力がオフとなったら、セ
ンサ362のZ方向の回転を停止する。この時のセンサ
出力の変化は、図55(a)と同様である。
【0160】(3)ステップS248〜S252:CP
U400は、Z=n方向のZ標準位置を設定する。CP
U400は、n=0を設定する。次に、CPU400
は、位置補正用フラグ920の走査開始点との差分を加
えて位置付け目標位置とする。CPU400は、この目
標位置にセンサ362を位置付ける。 (4)ステップS254〜S262:CPU400は、
X位置及びY位置を保持したまま、Z系を回転させ、走
査方向(図55参照)にセンサ362を移動する。そ
して、センサ362の出力がオンになったか否かを確認
する。センサ362の出力がオンとなった時点における
ハードカウンタ413の値をZ実測値Zbとしてワーク
エリア426内に保存する。そして、CPU400は、
センサ362を継続してZ方向に移動させる。CPU4
00は、センサ362の出力がオフとなったら、センサ
362のZ方向の走行を停止する。この時のセンサ出力
の変化は、図55(b)と同様である。
【0161】(5)ステップS264〜S230:CP
U400は、Z実測値ZaとZ実測値Zbの平均値を求
める。そして、CPU400は、計算結果をZ方向のセ
ンサ362のオン位置として補正値テーブルに格納し、
Z方向の感度補正動作を終了する。 次に、アクセッサの別の位置補正動作の説明 図63は、図1に示されるライブラリ装置の各ユニット
に割当られた論理的なアドレス配置の説明図である。ア
クセッサ14の移動方向に沿って配置された各ユニット
に対して、フレーム番号(Frame=1,2,・・・
n)が割当てられる。また、アクセッサ14の移動方向
の左右を分割して、一方に面番号(Z=0,1)が割当
てられる。
【0162】前記したように、図1に示されるライブラ
リ装置2が、セルドラム15bのみを有するドラムユニ
ット10bを4台と、図4に示されるドラムユニット1
0aを1台と、ドラムユニット169を1台という構成
の場合は、以下のようにアドレスが割り当てられる。
尚、ここでは、図1に示されるドラムユニット10bが
DEEマガジンを有するドラムユニット169である。
アクセッサユニット9は、フレーム番号が1であり、面
番号は割当てられない。ドラムユニットは、フレーム番
号が2で、面番号が1である。ドラムユニット169
は、フレーム番号が2で、面番号が0である。ドライブ
ユニット12bは、フレーム番号が3で、面番号が1で
ある。ドライブユニット12cは、フレーム番号が3
で、面番号が0である。ドライブユニット12aは、フ
レーム番号が4で、面番号が1である。ドライブユニッ
ト12bは、フレーム番号が4で、面番号が0である。
4台のドラムユニットは、夫々フレーム番号が5で、面
番号が1、フレーム番号が5で、面番号が0、フレーム
番号が6で、面番号が1、フレーム番号が6で、面番号
が0となる。最後に、アクセッサユニット7は、フレー
ム番号が7であり、面番号は割当てられない。
【0163】図64は、ドラムユニットに対して割当て
られるアドレスを示す図である。X方向のアドレスは、
アドレス「01」〜アドレス「0A」が割当てられてお
り、Y方向のアドレスは、アドレス「01」〜「35」
が割当てられている。図65は、マシンコントローラの
制御値を説明する図である。セルアドレスマップ432
は、図63に示されるアドレスマップとそのアドレスマ
ップで指定されるアドレスの座標値を格納するものであ
る。このアドレスの座標値は、ドラムユニットの基準点
O(基準原点Fso)からの寸法(X座標値,Y座標
値)である。セル位置標準値テーブル434は、図67
に示される測定開始点の座標値(X,Y)である。この
座標値(X,Y)は、アクセッサ14の移動開始原点
(位置フラグ365)の座標値(X,Y)からの距離に
相当する値である。この測定開始点の座標値は、後述す
る期待値からの差分値として格納されている。アクセッ
サ14の移動開始原点の座標値は、アクセッサユニット
7のアクセッサ14の場合は、アクセッサユニット7内
に固定された原点位置フラグ365により設定される。
これらのセルアドレスマップ432及びセル位置標準値
テーブル434は、プログラムのインストール時に、R
AM416のプログラムエリア424に格納されてい
る。また、前述したライブラリ装置2の各ユニットと、
各ユニット毎のフレーム番号と面番号との対応関係は、
セルアドレスマップ432の一部に格納される。更に、
各ユニットのX方向の設置間隔の値は、同一に設定され
ており、この寸法値は、同様にセルアドレスマップ43
2の一部に格納される。
【0164】指示アドレステーブル436は、アクセッ
サ14のハンドユニット330の上ハンド346と下ハ
ンド348の開閉中心を位置付けるべき値を格納する。
フレーム位置は、図63を用いて説明したフレーム番号
である。Xアドレス及びYアドレスは、図22を用いて
説明したドラムユニット内のセルの座標値である。Zア
ドレスは、図63を用いて説明した面番号である。目標
値テーブル438は、アクセッサ14上のハンドユニッ
ト330の開閉中心を位置付けるべき目標値を格納す
る。X目標値,Y目標値,及びZ目標値は、セルアドレ
スマップ432,セル位置標準値テーブル434,指示
アドレステーブル436の値から求められる。X目標
値,Y目標値,及びZ目標値は、各モータ42,46,
25の回転パルス数として算出される。期待値テーブル
440は、X方向の期待値とY方向の期待値を格納する
ものである。期待値テーブル440は、アクセッサの位
置測定動作を実行する際に用いられる。現在値テーブル
442は、アクセッサ14のX方向の現在位置とY方向
の現在位置を保持する。X現在値とY現在値は、ハード
カウンタ410,412の値である。位置保存テーブル
444は、特定時点のX現在値とY現在値を保存する。
位置保存テーブル444に保存されたX位置とY位置
は、アクセッサの位置測定動作を実行する際に用いられ
る。補正値テーブル446は、現在値テーブル442の
格納値と位置保存値テーブル444の格納値との差分値
を補正値として格納する。これらの各テーブル436,
438,440,442,444,446は、RAM4
16のワークエリア426に格納される。
【0165】X位置・Y位置補正値テーブル448は、
全フラグに対するX位置補正値,Y位置補正値を格納す
る。このテーブル448が格納する値は、不揮発性メモ
リ420に保持されている。図66、図67、及び図6
8は、アクセッサの位置測定動作を説明するための図で
ある。
【0166】図66は、DEEマガジンを搭載するドラ
ムユニットの基準セルの座標系を説明するための図であ
る。図66において、ドラムユニット169におけるマ
ガジンドラム175の7つのセグメントのうちの1つの
セグメントを例にして基準セルの座標系が説明される。
ドラムユニット169は、マガジンドラム175の各マ
ガジン搭載棚184a〜184dの夫々にマガジン20
0s〜200vを搭載する。各マガジン200s〜20
0vの右下のセル254mが基準セルである。ドラムユ
ニット169の右下端部170aがフレーム基準原点F
soである。このドラムユニット169の右下端部17
0aは、他のユニットとの結合の基準点として利用され
る。そして、ドラムユニット169の基準セル254m
の座標は、フレーム基準原点Fsoを原点とする直交座
標系で表される。この基準セル254mの座標値は、基
準セル254mの中心位置の座標値(Xs,Ys)で表
される。各マガジン200s〜200vの基準セル25
4mの中心位置の座標値(Xs,Ys)は、フレーム基
準原点Fsoを原点とする直交座標系の座標値で表され
る。前述したように、マガジン200s〜200vは、
ガイドプレート186a,187a,188a,189
aと、突起210,212と、位置決め用突起214a
〜214dと、及びマガジン200の位置決め孔201
a,201bとにより、ドラムユニット169の基準点
169aに対して略正確に位置決めされている。
【0167】従って、マガジン200の基準セル254
mの実位置中心点の座標値(Xs,Ys)は、位置決め
基準点169aであるフレーム基準原点Fsoを基準と
する座標値である。図67は、基準セルの実位置中心と
標準位置中心との関係を示す図である。図67におい
て、基準セル254mの実位置中心点Ppの座標値(X
p,Yp)は、位置補正用マーク190aの基準点Pm
の座標値(Xm,Ym)からX方向に距離Lx,Y方向
に距離Lyだけ離れた位置である。これらの寸法Lx,
Lyは、前述したセルアドレスマップ432の一部に格
納されている。つまり、位置補正用マーク190aは、
フレーム180に正確に取付けられているので、位置補
正用マーク190aの基準点Pmの座標値(Xm,Y
m)は、フレーム基準原点Fsoを基準とした座標値で
ある。基準セル254mの実位置中心点Ppは、フレー
ムの基準原点Fsoを原点としたときの基準セル254
mの標準位置中心点PhからX方向及びY方向に夫々オ
フセットしている。基準セル254mの標準位置中心点
Phの座標は、座標値(Xh,Yh)で表わされる。こ
の基準セル254mの標準位置中心点Phは、アクセッ
サユニット9の位置フラグ365を原点とする標準直交
座標系における基準セル254mの中心点が存在すべき
点である。ライブラリ装置2は、複数のユニット7,
9,10a,10bとが結合されて組立てられているの
で、基準セル254mの実位置中心点Ppと標準位置中
心点Phとの間にオフセットを生じている。このオフセ
ットの値は、位置補正用マーク190aを用いて測定さ
れる。
【0168】図68は、位置補正用マークと測定開始点
との関係を示す図である。図68において、位置補正用
マーク190aは、黒色部450と、Y方向の白色部4
52と、X方向の白色部454とから構成される。位置
補正用マーク190aの基準点Pmの座標は、座標値
(Xm,Ym)で表される。この位置補正用マーク19
0aの基準点Pmは、実測された座標値(Xm,Ym)
である。アクセッサ14の位置測定の開始点(センサ3
62の光軸)は、位置補正用マーク190aの測定開始
点Piの座標値(Xi,Yi)に設定される。この測定
開始点Piの座標値(Xi,Yi)は、アクセッサユニ
ット9の位置フラグ365を原点とする標準直交座標系
における座標値である。期待点Peは、測定開始点Pi
を基準として、センサ362の光軸をX方向及びY方向
に移動させた時に、位置補正用マークの基準点Pmが存
在すべきである点である。尚、測定開始点Piの座標値
(Xi,Yi)は、期待点Peの座標値(Xp,Yp)
との差分値としてセル位置標準値テーブル434に格納
されている。
【0169】この期待点Peは、座標値(Xe,Ye)
で表わされる。ライブラリ装置2の組立時の誤差が存在
するので、位置補正用マーク190aの実際の基準点P
mの座標値(Xm,Ym)は、期待点Peの座標値(X
e,Ye)からオフセットを生じている。この基準点P
mの座標値(Xm,Ym)と期待点Peの座標値(X
e,Ye)との差分が、補正値となる。このX補正値と
Y補正値が基準セル254mの実位置中心点Ppと標準
位置中心点Phとの間のオフセットを補正するための補
正値である。
【0170】図69は、マシンコントローラ232−1
の動作を説明するフローである。図において、まず、C
PU400は、電源投入後、ステップS200で、初期
化動作を実行する。この初期化動作時、CPU400
は、駆動回路402,406,412を介してモータ4
2,46,25を駆動して、アクセッサユニット7内に
設定された基準位置にアクセッサ14を位置付ける。C
PU400は、センサ363が位置フラグ365を検出
し、且つハンドアセンブリ16のセンサ362がこの位
置フラグ365を検出する位置に、アクセッサ14の各
モータ42,46,25を駆動する。
【0171】次いで、CPU400は、ステップS21
0で、不揮発性メモリ420内のX位置,Y位置補正値
テーブル448内に、位置補正値が格納されているか否
かをチェックする。CPU400は、位置補正値が格納
されていない場合は、位置補正値の測定動作を実行する
ステップS220に移行する。CPU400は、ステッ
プS220の処理が終了すると、ステップS212へ移
行する。
【0172】一方、CPU400は、位置補正値が格納
されている場合は、動作コマンドの有無を確認するステ
ップS212へ移行する。CPU400は、ステップS
212でインタフェース部422を介して動作コマンド
が受信されたならば、ステップ214へ移行する。CP
U400は、ステップS214で動作コマンドの種類が
マガジン有無チェック動作指示コマンドか否かを判別す
る。CPU400は、マガジン有無チェック動作指示コ
マンドならば、ステップS216へ移行し、マガジン有
無チェック動作を実行する。CPU400は、ステップ
S214で、それ以外のコマンドを受信した場合は、ス
テップS218でそのコマンドの処理を実行する。マガ
ジン有無チェック動作コマンド又はその他のコマンドの
処理終了後は、ステップS212に戻る。
【0173】図70乃至図72は、位置補正値の測定動
作の処理フローチャートを示す図である。 ステップS240〜S244:CPU400は、ス
テップS240で、位置補正値の測定を行うべきである
ドラムユニット169のユニットのアドレス(フレーム
番号及び面番号)を、指示アドレステーブル436に取
り込む。このドラムユニット169が図62に示される
ドラムユニット10bと仮定すると、このドラムユニッ
ト169のアドレスは、フレーム番号がFrame=2
で、面番号がZ=0となる。次に、CPU400は、ス
テップS242で、基準セル254mのアドレスを取り
込む。この基準セル254mのアドレスは、図63に示
されるドラムユニット内のセルの座標値が設定される。
基準セル254mは、各マガジン200s〜200vの
右下である。マガジン200sの基準セル254mのX
アドレスは、「04」であり、そのYアドレスは、「0
4」である。
【0174】尚、マガジン200t〜200vのXアド
レスは、マジガン200sの基準セル254mのXアド
レスと同一であり、全て「04」である。一方、マガジ
ン200tのYアドレスは、「0D」であり、マガジン
200uのYアドレスは、「16」であり、マガジン2
00vのYアドレスは、「1F」である。これらのXア
ドレス及びYアドレスは、16進数で表わされている。
【0175】そして、CPU400は、次に、ステップ
S244で、相対位置フラグポインタRPFを「N=
1」に設定する。ポインタRPFの値は、マガジン20
0t〜200vを順番に指定する。 ステップS246〜S252:次に、CPU400
は、ポインタRPFで指定されたマガジン200sの基
準セル254mのXアドレス「04」に基づいて、セル
アドレスマップ432を参照する。CPU400は、フ
レーム基準原点FsoからのX座標値(Xs)と、ドラ
ムユニットの幅寸法と、及び原点位置フラグ365の位
置からドラムユニットの基準点169a迄のX方向の寸
法差との合計から、基準セル254mの標準位置中心P
hのX座標値Xhを獲得する。そして、CPU400
は、このX座標値Xhをエンコーダ(タコメータ)40
4のカウント数に変換して、内部レジスタに保存する。
更に、CPU400は、期待点PeのX座標値と標準位
置中心点PhのX座標値の差分値に相当する寸法Lxを
セルアドレスマップ432から読み出S、X座標値Xh
から減算する。更にCPU400は、ハンドユニット3
30の中心線とセンサ362の光軸との間のX方向の差
分値をX座標値Xhから減算する。このハンドユニット
330のハンド中心線とセンサ362の光軸との間のX
方向の差分値は、前述したセルアドレスマップ432に
格納されている。CPU400は、計算結果を期待点P
eのX座標値として、期待値テーブル440に格納す
る。
【0176】 ステップS254〜S260:次に、
CPU400は、ポインタRPFで指定されたマガジン
200sの基準セル254mのYアドレス「04」に基
づいて、セルアドレスマップ432を参照する。CPU
400は、フレーム基準原点FsoからのY座標値(Y
s)と、原点位置フラグ365の位置からドラムユニッ
トの基準点169a迄のY方向の寸法差との合計から、
基準セル254mの標準位置中心PhのY座標値Yhを
獲得する。そして、CPU400は、このY座標値Yh
をエンコーダ(タコメータ)408のカウント数に変換
して、内部レジスタに保存する。更に、CPU400
は、期待点PeのY座標値と標準位置中心点PhのY座
標値の差分値に相当する寸法Lyをセルアドレスマップ
432を読み出し、Y座標値Yhから減算する。更にC
PU400は、ハンドユニット330の中心線とセンサ
362の光軸との間のY方向の差分値をY座標値Yhか
ら減算する。このハンドユニット330のハンド中心線
とセンサ362の光軸との間のY方向の差分値は、前述
のセルアドレスマップ432に格納されている。CPU
400は、計算結果を期待点PeのY座標値として、期
待値テーブル440に格納する。
【0177】 ステップS262〜S268:CPU
400は、期待値テーブル440に格納されたX期待値
に、セル位置標準値テーブル434に格納された測定開
始点Piと期待点PeのX方向の差分値を加算して、セ
ンサ362を位置付けるための目標値のX座標を算出す
る。次に、CPU400は、期待値テーブル440に格
納されたY期待値に、セル位置標準値テーブル434に
格納された測定開始点Piと期待点PeのY方向の差分
値を加算して、センサ362を位置付けるための目標値
のY座標を算出する。尚、Z目標値は、ハンドアセンブ
リ16がセルと対面する位置に位置付けるためのモータ
25の回転角である。この値は、指示アドレステーブル
436に格納されたZアドレス(Z=1又は0)から、
CPU400が算出する。CPU400は、目標値テー
ブル438に格納された目標位置へセンサ362を移送
するキャリッジであるアクセッサ14を位置付ける。つ
まり、CPU400は、モータ42,46,25を駆動
して、センサ362を測定開始点Piへ位置付ける。
尚、CPU400は、ハードカウンタ410,412の
内容を、センサ362の移動開始前にリセットする。
【0178】 ステップS268〜S276:センサ
362が測定開始点Piへ位置付けられた後、CPU4
00は、モータ46及びモータ25の駆動を停止した状
態で、レールベース32をXレール20に沿って移動す
るために、モータ42のみを駆動する。つまり、センサ
362がX測定方向に沿って、測定開始点Piから位置
測定用マーク190aの白色部454に向けて移動させ
られる。そして、CPU400は、センサ362の移動
中に、センサ362の検出出力がオンとなる時点を検出
する。センサ362が白色部454に到達した時点が検
出される。CPU400は、センサ362の検出出力が
オンとなった時点で、エンコーダ404の出力をカウン
トするハードカウンタ410の値を読み取る。このハー
ドカウンタ410の値は、X実測値(Xm)である。X
実測値Xmは、X位置保存値として、位置保存値テーブ
ル444に格納される。尚、位置測定動作の間中、CP
U400は、ハードカウンタ410,412に基づい
て、センサ362の現在位置を現在値テーブル442に
更新して保持している。センサ362の出力がオンとな
った後、CPU400は、モータ42の駆動を停止す
る。次いで、CPU400は、期待値テーブル440の
X期待値と位置保存値テーブル444に格納されたX実
測値との差分を求める。この差分値は、X補正値とし
て、補正値テーブル446に格納される。CPU400
は、モータ42を逆方向に駆動して、センサ362をX
実測値Xmの位置に位置付けて、白色部454からの反
射があることを確認する。
【0179】 ステップS280〜S292:CPU
400は、センサ362を測定開始点Piへ位置付け
る。センサ362が測定開始点Piへ位置付けられた
後、CPU400は、モータ42及びモータ25の駆動
を停止した状態で、ベース27をレールガイド22に沿
って移動するために、モータ46のみを駆動する。つま
り、センサ362がY測定方向に沿って、測定開始点P
iから位置測定用マーク190aの白色部452に向け
て移動させられる。
【0180】そして、CPU400は、センサ362の
移動中に、センサ362の検出出力がオンとなる時点を
検出する。センサ362が白色部452に到達した時点
が検出される。CPU400は、センサ362の検出出
力がオンとなった時点で、エンコーダ408の出力をカ
ウントするハードカウンタ412の値を読み取る。この
ハードカウンタ412の値は、Y実測値(Ym)であ
る。Y実測値Ymは、Y位置保存値として、位置保存値
テーブル444に格納される。センサ362の出力がオ
ンとなった後、CPU400は、モータ46の駆動を停
止する。
【0181】次いで、CPU400は、期待値テーブル
440のY期待値と位置保存値テーブル444に格納さ
れたY実測値との差分を求める。この差分値は、Y補正
値として、補正値テーブル446に格納される。CPU
400は、モータ46を逆方向に駆動して、センサ36
2をY実測値Ymの位置に位置付けて、白色部452か
らの反射があることを確認する。
【0182】 ステップS296〜S300:CPU
400は、ステップS292の処理終了後、相対位置フ
ラグポインタRPFの値が最大値か否かを判定する。つ
まり、CPU400は、マガジン200vの位置補正用
マーク190dに対する位置測定処理が終了したか否か
を判定する。ドラムユニット169のマガジンドラム1
75に搭載される搭載棚184a〜184dの個数は、
4個である。従って、CPU400は、ポインタRPF
の値が「N=4」となったか否かを確認する。ポインタ
RPFの値が最大値で無いならば、ポインタRPFの値
に1を加算する。そして、CPU400は、ステップS
246に戻り、次の位置補正用マークに対する位置測定
動作を実行する。
【0183】ポインタRPFの値が最大値と一致してい
るならば、補正値テーブル446に格納されている各位
置補正用マーク190a〜190d毎の補正値を、不揮
発性メモリ内のX位置・Y位置補正テーブル448に格
納する。CPU400は、位置測定動作を終了し、図6
9に示されるステップS212の動作コマンド受信待ち
状態に戻る。
【0184】尚、この位置測定動作は、DEEマガジン
有するドラムユニットに対して行なったが、図17乃至
図22に示されるDEE扉を有していないドラムユニッ
トに対して行なっても良い。この場合は、ドラムユニッ
ト650aの柱686a又はベース654a上に、位置
測定用マーク190aが配置される。このように、ライ
ブラリ装置2は、アクセッサユニット9とドラムユニッ
ト10との間の位置測定動作が実行されるので、各ユニ
ットが相互に結合される際に生じる組立誤差を吸収する
ことができる。それ故、ライブラリ装置2の組立精度が
緩くできるので、組立時間を短縮することが可能とな
る。
【0185】本実施例においては、記憶媒体を収容する
カートリッジとして、I3480磁気テープカートリッ
ジの例についてのみ説明したが、本発明は、これに限ら
れるものではない。本発明は、他のタイプの磁気テープ
カートリッジや光ディスクカートリッジを収納するセル
を有するライブラリ装置であっても適用することができ
るものである。
【0186】更に、本実施例においては、アクセッサが
X−Y移動機構であるが、種々の変形が可能である。例
えば、アクセッサがY−θ移動機構であっても良い。こ
の場合は、Y−θ移動機構であるアクセッサは、円筒形
状のセルドラムの内側に配置される。
【0187】
【発明の効果】ライブラリ装置の製造時間を短縮するこ
とができる。また、ライブラリ装置の設置箇所での組立
時間を短縮することができる。セルピッチを詰めること
ができるので、大量のカートリッジを収容することがで
きる。
【0188】回転ドラムを有する上部ユニットが取り付
け可能なので、更にカートリッジの収容容量を増大する
ことができる。ライブラリ装置の信頼性を向上すること
ができる。カートリッジ収容棚のセルユニットの組合せ
により、種々の個数の組合せのセルが作成可能となる。
【0189】既にドライブユニットのみを設置済のシス
テムが簡単にライブラリ装置に変更することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ライブラリ装置の概略透視図である。
【図2】ライブラリ装置のシステム構成を示す透視図で
ある。
【図3】アクセッサ側面図である。
【図4】アクセッサのX方向移動機構の説明図である。
【図5】ハンドアセンブリ概略斜視図である。
【図6】アクセッサユニットの側面図である。
【図7】アクセッサユニットの背面図である。
【図8】基準セルユニットとドライブユニットとの結合
方法の説明図である。
【図9】ドライブユニット内のテープドライブユニット
のカートリッジマウントセルの説明図である。
【図10】テープドライブユニット内のカートリッジ自
動交換機構の説明図である。
【図11】カートリッジ収納体であるマニュアルマウン
トセルの側面図である。
【図12】カートリッジフィーダの平面図である。
【図13】カートリッジフィーダの側面図である。
【図14】通路ユニットの説明図である。
【図15】通路ユニットの斜視図である。
【図16】通路ユニット内の信号ケーブルの配線状態及
びドラムユニットとの配線状態の説明図である。
【図17】ドラムユニットと通路ユニットとの結合状態
を示す図である。
【図18】ドラムユニットの平面図である。
【図19】ドラムユニットの側断面図である。
【図20】ドラムユニットの上部ユニットと下部ユニッ
トの連結機構の説明図である。
【図21】連結機構の位相合わせ方法の説明図である。
【図22】連結機構の結合部の説明図である。
【図23】DEE扉を有するドラムユニットの上面図で
ある。
【図24】DEE扉を有するドラムユニットの側断面図
である。
【図25】DEE扉を有するドラムユニットに設けられ
るカートリッジ検出機構の側面図である。
【図26】DEE扉を有するドラムユニットに設けられ
るカートリッジ検出機構の正面図である。
【図27】カートリッジ検出機構を清掃する機構の説明
図である。
【図28】図27に示される清掃機構の一部の斜視図で
ある。
【図29】DEEマガジンを用いるドラムユニットの構
成の説明図である。
【図30】マガジンとマガジン搭載棚の構成を示す概略
斜視図である。
【図31】ドラムユニットのマガジン搭載棚にマガジン
を搭載する動作を説明するための図である。
【図32】マガジンの詳細構成を示す図である。
【図33】左セルユニットの説明図である。
【図34】中央セルユニットの説明図である。
【図35】右セルユニットの説明図である。
【図36】磁気テープカートリッジの斜視図である。
【図37】図2に示されるライブラリを例にして、ライ
ブラリ装置の製造方法を説明するための図である。
【図38】基準セルユニットの設置方法の説明図であ
る。
【図39】基準セルユニットに通路ユニットを結合する
方法の説明図である。
【図40】通路ユニットにアクセッサユニットを結合す
る方法の説明図である。
【図41】通路ユニットにドラムユニットを結合する方
法の説明図である。
【図42】二つのドラムユニットの連結方法の説明図で
ある。
【図43】トップレールの取り付け方法の説明図であ
る。
【図44】ライブラリ装置2のハードウェア構成の一例
を示す図である。
【図45】アクセッサコントローラ228のハードウェ
ア構成の一例を示す図である。
【図46】マシンコントローラのハードウェア構成の一
例を示す図である。
【図47】アクセッサに設けられるセンサを説明するた
めの図である。
【図48】アクセッサの位置補正動作を説明用のフロー
チャート(その1)である。
【図49】アクセッサの位置補正動作を説明用のフロー
チャート(その2)である。
【図50】アクセッサの位置補正動作を説明用のフロー
チャート(その3)である。
【図51】アクセッサの位置補正動作を説明用のフロー
チャート(その4)である。
【図52】アクセッサの位置補正動作の説明図(その
1)である。
【図53】アクセッサの位置補正動作の説明図(その
2)である。
【図54】アクセッサの位置補正動作の説明図(その
3)である。
【図55】位置補正フラグの説明図である。
【図56】位置測定動作の説明図である。
【図57】X方向センサ感動補正動作のフローチャート
(その1)である。
【図58】X方向センサ感動補正動作のフローチャート
(その2)である。
【図59】Y方向センサ感動補正動作のフローチャート
(その1)である。
【図60】Y方向センサ感動補正動作のフローチャート
(その2)である。
【図61】Z方向センサ感動補正動作のフローチャート
(その1)である。
【図62】Z方向センサ感動補正動作のフローチャート
(その2)である。
【図63】図1に示されるライブラリ装置の各ユニット
に割当られた論理的なアドレス配置の説明図である。
【図64】ドラムユニットに対して割当てられるアドレ
スを示す図である。
【図65】マシンコントローラの制御値を説明する図で
ある。
【図66】DEEマガジンを搭載するドラムユニットの
基準セルの座標系を説明するための図である。
【図67】基準セルの実位置中心と標準位置中心との関
係を示す図である。
【図68】位置補正用マークと測定開始点との関係を示
す図である。
【図69】マシンコントローラ232−1の動作を説明
するフローチャートである。
【図70】位置補正値の測定動作の処理フローチャート
(その1)を示す図である。
【図71】位置補正値の測定動作の処理フローチャート
(その2)を示す図である。
【図72】位置補正値の測定動作の処理フローチャート
(その3)を示す図である。
【符号の説明】
2 ライブラリ
装置 10a,10b,169 ドラムユニ
ット 11 基準セルユ
ニット 12 ドライブユ
ニット 13 通路ユニッ
ト 14 アクセッサ 20 Xレール 32 レールベー
ス 200 DEEマガ
ジン 240 左セルユニ
ット 242 中央セルユ
ニット 244 左セルユニ
ット 544 テーブドラ
イブユニット 554a マニュアル
マウントセル 556a アクセッサ
マウントセル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジに収容された記憶媒体に対し
    て情報の記録/再生を行なう記録/再生手段と、 前記カートリッジを、前記記録/再生手段に対して投入
    ・排出するためのカートリッジフィーダと、 前記カートリッジフィーダを収容可能なハウジングと、
    を備え、 前記ハウジングは、前記カートリッジを格納するための
    格納セルを複数個備え且つ操作者が前記カートリッジを
    当該格納セルに投入可能なマニュアルマウントセルを搭
    載する搭載部を含み、 前記搭載部は、前記カートリッジフィーダが前記記録/
    再生手段に投入すべきカートリッジを格納する投入セル
    及び前記カートリッジフィーダが前記記録/再生手段に
    排出すべきカートリッジを格納する排出セルを備えると
    共に、カートリッジを移送するアクセッサが前記カート
    リッジを前記投入セルに投入可能で且つ排出セルから排
    出可能なアクセッサマウントセルを搭載可能であるこ
    と、 を特徴とする記録/再生装置。
  2. 【請求項2】カートリッジに収容された記憶媒体に対し
    て情報の記録/再生を行なう記録/再生手段と、 前記カートリッジを、前記記録/再生手段に対して投入
    ・排出するためのカートリッジフィーダと、 前記カートリッジフィーダを収容可能なハウジングと、
    を備え、 前記ハウジングは、前記カートリッジを格納するための
    格納セルを複数個備え且つ操作者が前記カートリッジを
    当該格納セルに投入可能なマニュアルマウントセルを搭
    載する搭載部を含み、 前記マニュアルマウントセルは、前記搭載部に当該マニ
    ュアルマウントセルを搭載するための搭載部材を備え、 前記搭載部材は、前記カートリッジフィーダが前記記録
    /再生手段に投入すべきカートリッジを格納する投入セ
    ル及び前記カートリッジフィーダが前記記録/再生手段
    に排出すべきカートリッジを格納する排出セルを備える
    と共に、カートリッジを移送するアクセッサが前記カー
    トリッジを前記投入セルに投入可能で且つ排出セルから
    排出可能なアクセッサマウントセルを前記搭載部に搭載
    するために、前記アクセッサマウントセルに設けられた
    搭載部材と共通の構造であること、 を特徴とする記録/再生装置。
  3. 【請求項3】カートリッジに収容された記憶媒体に対し
    て情報の記録/再生を行なう記録/再生手段と、 前記カートリッジを、前記記録/再生手段に対して投入
    ・排出するためのカートリッジフィーダと、 前記カートリッジフィーダを収容可能なハウジングと、 前記カートリッジを格納するための格納セルを複数個備
    え且つ操作者が前記カートリッジを前記格納セルに投入
    可能なマニュアルセルに設けられ、前記マニュアルセル
    を前記ハウジングへ固定するための第1の固定部材及び
    前記カートリッジフィーダが前記記録/再生手段に投入
    すべきカートリッジを格納する投入セル及び前記カート
    リッジフィーダが前記記録/再生手段に排出すべきカー
    トリッジを格納する排出セルを備え且つ前記カートリッ
    ジを移送するアクセッサが前記カートリッジを前記投入
    セルに投入可能で且つ前記排出セルから排出可能なアク
    セッサマウントセルに設けられ、前記アクセッサマウン
    トセルを前記ハウジングへ固定するための第2の固定部
    材とを、前記ハウジングに対して取り付け/取り外しす
    るための共通の取り付け手段と、 を備えてなることを特徴とする記録/再生装置。
  4. 【請求項4】記憶媒体を収容するカートリッジを収納す
    るセルを複数個備えた収容棚を含むセルユニットと、 カートリッジに収容された記憶媒体に対して情報の記録
    /再生を行なう記録/再生手段と、前記カートリッジ
    を、前記記録/再生手段に対して投入・排出するための
    カートリッジフィーダと、前記カートリッジフィーダを
    収容可能なハウジングと、前記カートリッジを格納する
    ための格納セルを複数個備え且つ操作者が前記カートリ
    ッジを前記格納セルに投入可能なマニュアルセルに設け
    られ、前記マニュアルセルを前記ハウジングへ固定する
    ための第1の固定部材及び前記カートリッジフィーダが
    前記記録/再生手段に投入すべきカートリッジを格納す
    る投入セル及び前記カートリッジフィーダが前記記録/
    再生手段に排出すべきカートリッジを格納する排出セル
    を備え且つ前記カートリッジを移送するアクセッサが前
    記カートリッジを前記投入セルに投入可能で且つ前記排
    出セルから排出可能なアクセッサマウントセルに設けら
    れ、前記アクセッサマウントセルを前記ハウジングへ固
    定するための第2の固定部材とを、前記ハウジングに対
    して取り付け/取り外しするための共通の取り付け手段
    を備えてなるドライブユニットと、 前記カートリッジを把持する把持機構と、前記把持機構
    を、前記セルユニットと前記ドライブユニットとの間で
    移送する移送機構を含むアクセッサユニットと、 前記移送機構をガイドするガイド部材を含む通路ユニッ
    トと、 前記通路ユニットに前記セルユニットと前記ドライブユ
    ニットと前記アクセッサユニットとを夫々結合するため
    の結合手段と、 を含んでなることを特徴とするライブラリ装置。
  5. 【請求項5】記憶媒体を収容するカートリッジを収納す
    るセルを複数個備えた収容棚を含むセルユニットと、 カートリッジに収容された記憶媒体に対して情報の記録
    /再生を行なう記録/再生手段と、前記カートリッジ
    を、前記記録/再生手段に対して投入・排出するための
    カートリッジフィーダと、前記カートリッジフィーダを
    収容可能なハウジングと、前記カートリッジを格納する
    ための格納セルを複数個備え且つ操作者が前記カートリ
    ッジを前記格納セルに投入可能なマニュアルセルに設け
    られ、前記マニュアルセルを前記ハウジングへ固定する
    ための第1の固定部材及び前記カートリッジフィーダが
    前記記録/再生手段に投入すべきカートリッジを格納す
    る投入セル及び前記カートリッジフィーダが前記記録/
    再生手段に排出すべきカートリッジを格納する排出セル
    を備え且つ前記カートリッジを移送するアクセッサが前
    記カートリッジを前記投入セルに投入可能で且つ前記排
    出セルから排出可能なアクセッサマウントセルに設けら
    れ、前記アクセッサマウントセルを前記ハウジングへ固
    定するための第2の固定部材とを、前記ハウジングに対
    して取り付け/取り外しするための共通の取り付け手段
    を備えてなるドライブユニットと、 前記カートリッジを把持する把持機構と、前記把持機構
    を、前記セルユニットと前記ドライブユニットとの間で
    移送する移送機構を含むアクセッサユニットと、 前記移送機構をガイドするガイド部材を含む通路ユニッ
    トと、 前記通路ユニットに前記セルユニットと前記ドライブユ
    ニットと前記アクセッサユニットとを夫々結合するため
    の結合手段と、を備え、 前記ドライブユニットから前記マニュアルマウントセル
    を取り外し、 前記マニュアルマウントセルが取り外された前記ドライ
    ブユニットへ前記アクセッサマウントセルを取り付け、 複数個の前記通路ユニットを結合して配置し、 その後に、前記セルユニットを前記通路ユニットに結合
    すること、 を特徴とするライブラリ装置の製造方法。
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