JPH08235652A - 情報処理装置及びそれに用いる疑似探針 - Google Patents

情報処理装置及びそれに用いる疑似探針

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JPH08235652A
JPH08235652A JP6466495A JP6466495A JPH08235652A JP H08235652 A JPH08235652 A JP H08235652A JP 6466495 A JP6466495 A JP 6466495A JP 6466495 A JP6466495 A JP 6466495A JP H08235652 A JPH08235652 A JP H08235652A
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JP
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conductivity
information processing
electrodes
layer
electrode
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JP6466495A
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English (en)
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Hideyuki Kawagishi
秀行 河岸
Takeshi Eguchi
健 江口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、表面の凹凸変化や外部振動、慣性
力等がある場合にも故障の生じることのない走査装置を
備えた情報の記録・再生や表面観察等を行う情報処理装
置及びそれに用いる擬似探針を提供することを目的とす
るものである。 【構成】 本発明は、上記目的を達成するため、走査装
置を媒体に対して走査させ情報の処理を行うようにした
情報処理装置において、外部刺激により導電率が可逆的
に変化する層を電極間に配置し、前記外部刺激により前
記層の導電率が局所的に変化させられた部位を、前記電
極表面に沿って走査しながら電極間に流れる電流を検知
するようにした走査装置を有していることを特徴とする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置、特に走
査装置を媒体に対して走査させ情報の記録・再生や表面
観察等を行う情報処理装置及びそれに用いる擬似探針に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の電子構造を直接観察できる
走査型トンネル顕微鏡(以後、STMと略す)が、開発
され[G.Binnig et al.Phys.Re
v.Lett,49,57(1982)],単結晶,非
晶質を問わず、実空間像の高い分解能の測定ができるよ
うになった。STMは、金属の探針と導電性物質間に電
圧を加えて1nm程度の距離まで近づけるとトンネル電
流が流れることを利用している。この電流は両者の距離
変化に非常に敏感である。トンネル電流を一定に保つよ
うに探針を走査することにより実空間の全電子雲に関す
る種々の情報をも読み取ることができる。従って、ST
Mの原理を応用すれば十分に原子オーダー(サブ・ナノ
メートル)での高密度記録再生を行うことが可能であ
る。例えば、特開昭61−80536号公報に開示され
ている記録再生装置では、電子ビーム等によって媒体表
面に吸着した原子粒子を取り除き書き込みを行い、ST
Mによりこのデータを再生している。記録層として電圧
電流のスイッチング特性に対してメモリ効果を持つ材
料、例えば、パイ電子系有機化合物やカルコゲン化合物
類の薄膜を用いて、記録・再生をSTMで行う方法が提
案されている[特開昭63−161552号公報、特開
昭63−161553号公報]。この方法によれば、記
録のビットサイズを10nmとすれば、1Tera b
it/cm2もの大容量記録再生が可能である。前記プ
ローブの形成手法として半導体製造プロセス技術を用
い、1つの基板上には微細な構造を作る加工技術[K.
E.Peterson,”Siliconas a M
echanical Material”,Proce
edingof IEEE,70巻,420頁,198
2年]を利用し、かかる手法により構成したSTMが特
開昭61−206148号公報に提案されている。ま
た、特開昭62−281138号公報には、前記特開昭
61−206148号公報に開示されたものと同様の舌
状部をマルチに配列した変換器アレイを備えた記録装置
が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来における
走査型顕微鏡の原理を用いたメモリー装置の探針を有す
る走査機構では、つぎのような場合に問題があった。す
なわち、基板側表面に急激な凹凸変化の存在する場合、
または大きな外部振動がある場合、あるいは装置の移動
時に大きな慣性力が生じる場合等において、探針や表面
が損傷し装置が故障するおそれがあった。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を解決し、表
面の凹凸変化や外部振動、慣性力等がある場合にも故障
の生じることのない走査装置を備えた情報の記録・再生
や表面観察等を行う情報処理装置及びそれに用いる擬似
探針を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、つぎのような特徴を有する情報処理装置及
びそれに用いる疑似探針を提供するものである。すなわ
ち、本発明の情報処理装置は、走査装置を媒体に対して
走査させ情報の処理を行うようにした情報処理装置にお
いて、外部刺激により導電率が可逆的に変化する層を電
極間に配置し、前記外部刺激により前記層の導電率が局
所的に変化させられた部位を、前記電極表面に沿って走
査しながら電極間に流れる電流を検知するようにした走
査装置を有していることを特徴としている。そして、そ
の走査は、電流検知手段により検知された電流値が略一
定となるように導電率を局所的に変化させる手段を制御
して走査するようにされている。また、前記層の導電率
が局所的に変化させられた部位を、複数有するように構
成してもよい。また、その外部刺激は、光、または熱あ
るいは圧力によることができる。また、その電極は、例
えばガラス等の基板による保持手段によって対向配置し
て構成することができ、それを、遮光マスクパターンを
有する少なくとも一方が透明な一組の電極で構成し、こ
の電極間にパイ電子共役系を有する有機超薄膜の記録媒
体及び光導電層を挟持して構成することができる。
【0006】また、本発明の情報記録装置は、記録媒体
が配された電極間へ電圧印加手段を介して情報の記録を
行うように構成されている。そして、その情報の記録
は、前記導電率が局所的に変化させられた部位を前記記
録媒体上の所望の位置に移動させ、該記録媒体のしきい
値以上の電圧を印加することによりその情報の記録が行
われるように構成することができる。さらに、本発明の
情報再生装置は、記録媒体が配された電極表面への前記
走査装置の走査によってその再生が行われるように構成
されている。さらにまた、本発明の観察装置は、電極間
に流れる電流を画像情報に変換する手段を設けることに
より構成されている。また、上記したこれらの情報処理
装置に用いられる本発明の疑似探針は、外部刺激により
導電率が可逆的に変化する層に該外部刺激により導電率
が局所的に変化させられた部位を形成し、前記外部刺激
として中心部の強度が周辺部の強度より強い強度分布を
有する外部刺激の全体強度を調整し、導電率が局所的に
変化させられた部位の前記膜厚方向の厚みを中心部の厚
みが周辺部の厚みより厚くなるようにしたことを特徴と
している。
【0007】
【作用】本発明は、上記した外部刺激により導電率が可
逆的に変化する層を電極間に配置し、前記外部刺激によ
り前記層の導電率が局所的に変化させられた部位を、前
記電極表面に沿って走査しながら、電極間に流れる電流
を検知する走査装置によって、従来のような先端を尖ら
した探針を用いることなく情報処理を行うことができる
から、表面の凹凸変化や外部振動、慣性力等がある場合
にも、従来のような先端を尖らした探針によって生じる
故障を防止することができる。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。 [実施例1]図1は、本発明の実施例1を示すものであ
り、本発明の情報処理装置における走査装置の特徴を最
もよく表す図である。同図において、21−22は、互
いに対向配置した一対の電極であり、23は、該電極間
に電圧を印加する手段である。また、24は、電極21
−22間に流れる電流を検知する電流検知手段であり、
1は、電極21−22間に配置された外部刺激により導
電率が可逆的に変化する層であるところの光導電層であ
る。34は、該光導電層1の導電率を局所的に変化させ
る手段(I)であり、3は、該手段(I)により導電率
が局所的に変化させられた部位であるところの高導電体
部位である。41−47は該高導電体部位3を前記電極
表面21−22に沿って走査移動させる手段(II)で
ある。この実施例1においては、前記外部刺激は、光に
よるものであるが、本発明外部刺激は、これに限定され
ることなく熱または圧力である場合を含むものである。
以下に、外部刺激が光による場合の例について述べる。
該光導電層1の導電率を局所的に変化させる手段(I)
34は、レーザー光源31と光学系33及び支持台32
から構成され、レーザー光線35はビーム中心部の光強
度がビーム周辺部の光強度より強い光強度分布をもった
ビーム系が細いレーザー光線として21を介して、光導
電層1に照射される。ここでは、たとえば、略ガウシア
ン型の光強度分布をもったビーム系が細いレーザー光線
が21を介して、光導電層1に照射されることにより、
光導電層の一部だけが釣り鐘状に導電率の高い高導電性
部位3に変化し、他の部位が導電率の低い絶縁部位2と
して残る状態が実現される。
【0009】実施例1においては、走査装置は該導電性
部位3を手段(II)41−47により前記電極表面2
1−22に沿って走査移動させるように構成されてい
る。ただし、電極21は、光が透過する程度に薄い金
(Au)の薄膜で、たとえば厚さ100オングストロー
ムのAu薄膜を用いた。また、25−26は電極を保持
する基板としてガラス基板をもちいた。51は、光導電
層と電極22との間隙を示すもので、この部分は、走査
装置の応用用途により異なり、たとえば、空気、不活性
ガスなどの気体でも良いし、記録媒体、被観察薄膜、真
空、あるいは、間隙なしの場合を含む。また、光導電層
1としては、たとえば、Siの光導電膜、Se、Cd
S、CdSe、PdSeなどの光導電膜、または、Cd
SeとCdSeO3の複合膜などを用いることができ
る。ここでは、レーザー光源31としてGaAsを主成
分とする半導体レーザーをもちい、光導電層1として
は、CdSeの厚さ5000オングストロームの薄膜を
用いた。また、レーザー光強度は、高導電体部位が光導
電層1の底に達しない程度の強度に調整した。具体的に
は、電圧印加手段23により電極21−22間に電圧を
印加しながら、電流検出手段24により検知される電極
21−22間に流れる電流が適当な値となるようにレー
ザー光強度を制御した。さらに、具体的には、間隙51
が0オングストロームの条件で、電圧印加手段23によ
り電極21−22間に500mv電圧を印加しながら、
電流検出手段24により検知される電極21−22間に
流れる電流が1nA程度となるようにレーザー光強度を
フィードバック制御した。ここで、52は、ローパスフ
ィルターで、たとえば、高周波ノイズを除去する働きを
持つ。また、44は、回転機構をそなえた粗動機構であ
り、回転テーブル45、回転用モーター47、回転軸4
6から構成される。また、41はX軸方向の粗動機構で
あり、42は、X軸方向の微動機構であるところのピエ
ゾ素子であり、43は、Y軸方向の微動機構であるとこ
ろのピエゾ素子であり、Vx、Vyはそれぞれのピエゾ
制御電圧である。そして、53は、システム全体を制御
するマイコンを含む制御機構である。
【0010】図2は、実施例1の説明図であり、主要な
部分以外は、省略してある。同図において、201は、
レーザー光線35のガウシアン型の光強度分布の模式図
であり、すでに説明したように35により光導電層の一
部に釣り鐘状の高導電性部位3が出現する。実施例1
は、該導電性部位を3から204のごとく略電極表面に
沿って移動させるものである。また、35の光強度を制
御することにより3から205のごとく導電体部位の深
さhを変えられる。それゆえ、前記電流検知手段24に
より検知された電流値が略一定値となるように前記導電
率を局所的に変化させる手段(I)を制御することによ
り、導電性部位の深さhを精密に制御しながら導電体部
位3を電極表面に略平行に走査させることが可能となっ
た。また、図2において202は導電体部位の幅を示
す。該幅202はレーザー光線の幅程度であり、レーザ
ー光線の幅はおよそ波長程度までしか絞れないことが知
られており、これが、従来、光を用いた計測手段および
記録方法の限界を示すものとされてきた。しかしなが
ら、実施例1では、レーザー光強度は、高導電体部位3
が光導電層1の底に達しない程度の強度に調整し、電極
21−22間に電圧を印加しながら、高導電体部位3を
電極表面に略平行に走査することにより、203に図示
したごとく、光線35のビーム幅よりずっと狭い幅の電
子ビームを走査できる走査装置を実現した。
【0011】図3は本発明の実施例1でのべた走査装置
の一つの駆動方法を示すタイムチャートである。この駆
動方法においては、互いに対向配置した一対の電極21
−22と、該電極間に電圧を印加する手段23と、該電
極間に流れる電流を検知する電流検知手段24と、前記
電極間に配置された外部刺激により導電率が可逆的に変
化する層1と、該層の導電率を局所的に変化させる手段
(I)34と、該手段(I)34により導電率が局所的
に変化させられた部位3を前記電極表面に沿って走査移
動させる手段(II)41−44とを有する走査装置に
おいて、前記手段(I)34により導電率が局所的に変
化させられた部位3を前記手段(II)によって、前記
電極表面に沿って走査移動させながら該電極21−22
間に流れる電流を前記電流検知手段24により検知する
ように駆動される。図3において、(a)は、X方向ピ
エゾ素子42の駆動電圧Vxを示し、(b)は、電流検
知手段24により検知される電極21−22間に流れる
電流Aを示している。また(c)は、レーザー光源31
の光強度Iであり、(d)は、電極21−22間に印加
される電圧Vbを示している。この駆動方法は、レーザ
ー光強度I及び電極間電圧Vbを一定に保ちながらVx
を時間tとともに単調に増加させることにより、該導電
性部位3を前記電極表面21−22に沿ってX軸方向に
一定速度で移動させながら電極間電流Aをモニターする
ように駆動することを特徴としている。図4は、この駆
動方法の説明図であり、主要な部分以外は、省略してあ
る。同図に置いて401は、電極21−22の界面を含
む電極21−22間の任意の摂乱を代表的に示したもの
であって、たとえば、電極界面の凹凸であったり、記録
媒体の書き込みビットであったり、被観察薄膜の導電率
むらであったりする。図4において、(a)−(c)
は、それぞれ図3(a)のt1、t2、t3に対応した
時刻での導電体部位3と任意の摂乱401の相対関係を
示す。すなわち、この駆動方法により、導電体部位3の
深さhまたは、導電体部位3と下電極基板22の距離g
を略一定に保ちながら、該導電性部位3を電極表面21
−22に沿って移動させて、電極21−22間の任意の
摂乱401を図3の301に示したような電極間電流の
変化として、精密に測定することが可能となる。特に、
導電体部位3と下電極基板22の距離gが、トンネル電
流が流れる程度に非常に短い距離であるように設定する
ことにより、感度が高く、空間分解能が高い、電子ビー
ム走査が実現される。
【0012】また、図5は本発明の実施例1でのべた走
査装置の別の駆動方法を示すタイムチャートである。こ
の駆動方法は、前記電流検知手段24により検知された
電流値が略一定値になるように前記導電率を局所的に変
化させる手段(I)34を制御することを特徴とするも
のである。図5において、(a)は、x方向ピエゾ素子
42の駆動電圧Vxをしめし、(b)は、電流検知手段
24により検知される電極21−22間にながれる電流
Aを示し、(c)は、レーザー光源31の光強度Iであ
り、(d)は、電極21−22間に印加される電圧Vb
を示す。この駆動方法は、電極間電圧Vbを一定に保ち
ながら電極間電流Aが一定となるようにレーザー光強度
Iをフィードバック制御するとともに、Vxを時間tと
ともに単調に増加させることにより、導電体部位3の深
さhをしながら、該導電性部位3を前記電極表面21−
22に沿ってX軸方向に一定速度で移動させながらレー
ザー光強度Iを情報としてモニターすることにより行わ
れる。図6は、この駆動方法の説明図であり、主要な部
分以外は、省略してある。同図において601は、レー
ザー光強度Iに対するフィードバック制御を示すループ
経路である。図6において、(a)−(c)は、それぞ
れ図5(a)のt4、t5、t6に対応した時刻での導
電体部位3と任意の摂乱401の相対関係を示す。すな
わち、この駆動方法は、電極間電流Aが一定となるよう
に導電体部位3の深さhまたは、導電体部位3と下電極
基板22の距離gを変化させながら、該導電性部位3を
電極表面21−22に沿って移動させるものであり、電
極21−22間の任意の摂乱401を図5の501に示
したようなレーザー光強度Iの変化として、精密に測定
することを可能にした。特に、導電体部位3と下電極基
板22の距離gがトンネル電流が流れる程度に非常に短
い距離であるように設定することにより、感度が高く、
空間分解能が高い、電子ビーム走査が実現される。
【0013】[実施例2]本発明の実施例2を図7に示
す。この実施例2は、実施例1で述べた本発明の走査装
置を用いて記録再生装置を構成したものである。この実
施例2は、間隙51に記録媒体701が配置されている
ことを除いて、実施例1の走査装置とほぼ同様である。
すなわち、実施例2は、記録媒体701と該記録媒体を
挟持した互いに対向配置した一対の電極21−22と、
該電極間に電圧を印加する手段23と、該電極間に流れ
る電流を検知する電流検知手段24と、前記電極間に配
置された外部刺激により導電率が可逆的に変化する層1
と、該層の導電率を局所的に変化させる手段(I)34
と、該手段(I)34により導電率が局所的に変化させ
られた部位3を前記電極表面に沿って走査移動させる手
段(II)41−44とを有することを特徴としてい
る。そして、実施例2においては外部と情報のやりとり
をおこなうための外部インターフェイス回路702を有
し、上側ガラス基板26を持たない構成となっている。
また、記録媒体701としては、有機膜を用いた。たと
えば、MIM素子を構成したときに図8に示すようなス
イッチングメモリー特性を有するパイ電子共役系を有す
る有機化合物の超薄膜、さらに具体的には、たとえばL
B法で作成された12層の単分子累積薄膜であるところ
のポリイミド薄膜を701として用いた。記録媒体70
1として、図8に示すようなスイッチングメモリー特性
を有するポリイミドLB薄膜を用いたことにより、書き
換え可能な記録装置が実現できたと同時にすでに実施例
1で説明した走査装置とその駆動方法を応用しているた
め電極21−22間の任意の摂乱としての記録媒体の記
録状態を電極21−22間電流A又は、レーザー光強度
制御量の変化として、精密に測定することを可能にし
た。特に、導電体部位3と下電極基板22の距離gが、
トンネル電流が流れる程度に非常に短い距離であるよう
に設定することにより、感度が高く、空間分解能が高
い、高密度大容量小型記録再生装置が実現された。ま
た、記録媒体701が電極基板22及び光導電層1に挟
まれた、サンドイッチ構造を有するため、記録媒体70
1が大気中の水分や誇りによる損傷の畏れから保護され
る。それ故、長期の使用において信頼性の高い高密度大
容量小型記録再生装置が実現される。
【0014】図9は本発明の実施例2における記録再生
装置の記録方法を示すタイムチャートである。この記録
方法は、記録媒体701と該記録媒体を挟持した互いに
対向配置した一対の電極21−22と該電極間に電圧を
印加する手段23と、該電極間に流れる電流を検知する
電流検知手段24と、前記電極間に配置された外部刺激
により導電率が可逆的に変化する層1と、該層の導電率
を局所的に変化させる手段(I)34と、該手段(I)
により導電率が局所的に変化させられた部位を前記電極
表面に沿って走査移動させる手段(II)41−44と
を有する記録再生装置において、該手段(I)34によ
り導電率が局所的に変化させられた部位3を前記手段
(II)41−44によって、前記記録媒体701上の
所望の位置に移動させ、該記録媒体のしきい値以上の電
圧を前記電圧印加手段23により印加することにより情
報記録を行うものである。図9において、(a)は、記
録パターン及び記録時走査パターンの模式図を示し、
(b)は、電流検知手段24により検知される電極21
−22間に流れる電流Aを示している。また(c)は、
レーザー光源31の光強度Iであり、(d)は、Y方向
ピエゾ素子43の駆動電圧Vyを示している。さらに
(e)は、X方向ピエゾ素子42の駆動電圧Vxを示
し、(f)は、電極21−22間に印加される電圧Vb
を示している。そして(g)は、記録しようとする情報
パターンの例を示すものである。この記録方法は、図9
に示したように、ピエゾ素子電圧Vx、Vyを選択し光
導電層1の導電体部位3を記録媒体701の所望の記録
位置上にアクセスさせるとともに電極間電流Aが略一定
となるようにレーザー光強度Iをフィードバック制御す
ることにより光導電層1の導電体部位3を記録媒体70
1の深さhおよび導電体部位3と下電極基板22の距離
gを適当な値に制御した後、記録媒体701に書き込み
電圧を印加することにより行われる。ここで、たとえ
ば、書き込み電圧のパルス高は、3.0V、パルス幅は
10μsec、制限電極間電流Aは、0.1nAとし
た。また、この記録方法においては、書き込み電圧を印
加中も電極間電流Aが一定となるようにレーザー光強度
Iをフィードバック制御することにより書き込み電圧印
加時に過大な電流が流れ、装置が損傷することから装置
を保護している。しかしながら、本発明は、これに限定
されることなく例えば、電極間電流Aが一定となるよう
にレーザー光強度Iをフィードバック制御することによ
り光導電層1の導電体部位3を記録媒体701の深さh
および導電体部位3と下電極基板22の距離gを適当な
値に制御した後、レーザー光強度Iへのフィードバック
制御を切った状態で、記録媒体701に書き込み電圧を
印加することも可能である。また、この記録方法では図
9(d)(e)(f)に示したように書き込み電圧を印
加中は、光導電層1の導電体部位3を記録媒体701の
走査移動を停止させたが、走査移動させながら書き込み
電圧を印加することも可能である。そして、この記録方
法において、導電体部位3と下電極基板22の距離g
が、トンネル電流が流れる程度に非常に短い距離である
ように設定することにより、ビーム幅が非常に狭い電子
ビームが照射され、直径5−10nm程度のきわめてビ
ット径の小さい、記録ビットを形成できた。また、ここ
では、高導電体部位が一つの場合について、説明した
が、上電極21を分割電極として高導電体部位が、複数
個ある場合も、同様であり複数の高導電体部位と分割電
極を有する記録再生装置では、情報の書き込み及び読み
出しを並列的におこなえるため、記録再生速度が速い記
録再生装置が実現される。
【0015】図10または図11は本発明の実施例2に
おける記録再生装置の再生方法を示すタイムチャートで
ある。この再生方法は、記録媒体701と該記録媒体を
挟持した互いに対向配置した一対の電極21−22該電
極間に電圧を印加する手段23と、該電極間に流れる電
流を検知する電流検知手段24と、前記電極間に配置さ
れた外部刺激により導電率が可逆的に変化する層1と、
該層の導電率を局所的に変化させる手段(I)34と、
該手段(I)により導電率が局所的に変化させられた部
位を前記電極表面に沿って走査移動させる手段(II)
41−44とを有する記録再生装置において、前記手段
(I)34により導電率が局所的に変化させられた部位
3を前記手段(II)41−44によって、前記電極表
面に沿って走査移動させながら該電極21−22間に流
れる電流を前記電流検知手段23により検知することに
より記録情報を再生するものである。図10において、
(a)は、記録パターン及び再生時走査パターンの模式
図を示し、(b)は、電流検知手段24により検知され
る電極21−22間に流れる電流Aを示している。また
(c)は、レーザー光源31の光強度Iであり、(d)
は、Y方向ピエゾ素子43の駆動電圧Vyを示し、
(e)は、x方向ピエゾ素子42の駆動電圧Vxを示
し、(f)は、電極21−22間に印加される電圧Vb
を示す。この再生方法は、図10に示したように、電極
間電圧Vbを一定に保ちながら電極間電流Aが一定とな
るようにレーザー光強度Iをフィードバック制御すると
共に、Vxを時間tと共に略単調に増加させることによ
り、導電体部位3の深さhを制御しながら、該導電性部
位3を前記電極表面21−22に沿ってX軸方向に一定
速度で移動させながら、レーザー光強度Iまたはその制
御量を記録媒体から再生させる再生情報としてモニター
することにより行われる。ただし、図10(a)(d)
(e)に示すように、該導電性部位3をY方向に移動さ
せる時は、X方向の移動を停止させ、またそれをX方向
に移動させる時は、Y方向の移動を停止させた。ここ
で、たとえば、VBは、0.2V1制限電極間電流Aは
0.1nAとした。 [実施例3]本発明の実施例3を図7に示す。この実施
例3は、実施例1でのべた本発明の走査装置を用いて観
察装置を構成したものである。間隙51に被観察膜21
が配置されていること、及び、該電極21−22間に流
れる電流Aを画像情報に変換する手段122とを有する
ことを除いて実施例2の記録再生装置とほぼ同様であ
る。すなわち、この装置は、互いに対向配置した一対の
電極21−22と、該電極間に電圧を印加する手段23
と、該電極21−22間に流れる電流Aを検知する電流
検知手段24と、該電流Aを画像情報に交換する手段1
22と、前記電極間に配置された外部刺激により導電率
が可逆的に変化する層1と、該層の導電率を局所的に変
化させる手段(I)34と、該手段(I)34により導
電率が局所的に変化させられた部位3を前記電極表面に
沿って走査移動させる手段(II)41−44とにより
構成されている。ここでは、被観察膜121を配置した
が、観察対象は、電極21−22の界面を含む、電極2
1−22間の任意の摂乱であって、121がなくてもよ
い。実施例3は、実施例1で説明した走査装置とその駆
動方法を応用しているため、電極21−22間の任意の
摂乱としての被観察体の空間的特性を電極21−22間
電流A又は、レーザー光強度制御量の変化として、精密
に測定し、2次元画像として視覚化することが可能であ
る。特に、導電体部位3と下電極基板22の距離gが、
トンネル電流が流れる程度に非常に短い距離であるよう
に設定することにより、感度が高く、空間分解能が高
い、観察装置が実現される。
【0016】実施例3の観察装置の駆動は、記録媒体7
01が被観察層121となっていること、及び導電体部
位3の走査中にレーザー光強度制御量の変化量を画像変
換手段122により2次元画像として視覚化することを
除いて図10(b)−(f)にしめした実施例2の駆動
方法と同様の方法により行われる。すなわち、その駆動
は、互いに対向配置した一対の電極21−22と該電極
間に電圧を印加する手段23と、該電極21−22間に
流れる電流を検知する電流検知手段24と、該電流また
は該電流に基づく制御量を画像情報に変換する手段12
2と、前記電極間に配置された外部刺激により導電率が
可逆的に変化する層1と、該層の導電率を局所的に変化
させる手段(I)34と、該手段(I)により導電率が
局所的に変化させられた部位3を前記電極表面に沿って
走査移動させる手段(II)41−44とを有する観察
装置において、該手段(I)により導電率が局所的に変
化させられた部位3を該手段(I)によって、前記電極
表面に沿って走査移動させながら該電極21−22間に
流れる電流を前記電流検知手段24により検知し、該電
流または該電流に基づく制御量にしたがって、前記画像
情報交換手段122により画像情報に変換することによ
り行われる。さらに具体的には、前記電流検知手段24
により検知された電流値が一定値になるように前記導電
率を局所的に変化させる手段34を制御することにより
行われる。
【0017】[実施例4]本発明の実施例4を図13に
示す。この実施例4は、実施例1と別の走査装置を構成
したものである。実施例4は、外部刺激により導電率が
可逆的に変化する層を有する電極(I)と該電極(I)
に対向配置させる電極(II)を保持するための手段1
31−134と、該電極間に電圧を印加する手段23
と、該電極間に流れる電流を検知する電流検知手段24
と、前記電極間に配置された導電率が可逆的に変化する
層の導電率を局所的に変化させる手段(I)34と、該
手段(I)34により導電率が局所的に変化させられた
部位を前記電極表面に沿って走査移動させる手段(I
I)41−44とを有している。図13において、13
1、133は電極接続端子でもある。また、図13にお
いて、136は、導電率を局所的に変化させる手段
(I)34をZ方向に移動させる手段であり、135は
136を支える容器である。図14は、実施例4に装着
して使う、外部刺激により導電率が可逆的に変化する層
を有する電極(I)と該電極(I)に対向配置させる電
極(II)を有する素子の例である。実施例4の走査装
置に図14の素子を装着することにより、既にのべた記
録装置、観察装置、または、走査装置を構成できる。同
図において、21Bは、透明電極であり、1Bは、外部
刺激により導電率が可逆的に変化する層であり、143
は、記録媒体層または被観察層であり、22Bは、下側
電極、25Bは、ガラス基板である。また、141−1
42は電極接続端子であり、図13の131、133で
電極接続端子に接続して使うものである。また、144
は透明電極上に配置された遮光マスクパターンであり、
トラッキング用または、アライメント用につかわれる。
ここで、記録媒体層または被観察層143としては、た
とえば、パイ電子共役系を有する有機超薄膜を用いた。
とくに、遮光マスクパターンを有する少なくとも一方
が、透明な一組の電極でパイ電子共役系を有する有機超
薄膜及び光導電層を挟持した素子を記録媒体として走査
装置に装着することにより、記録媒体の交換が容易で、
情報操作時のアライメント動作およびトラッキング動作
も容易な信頼性の高い書き換え可能な大容量小型記録再
生装置が実現された。
【0018】[実施例5]本発明の実施例5を図15に
示す。この実施例5は、実施例4とはさらに別の走査装
置を構成したものである。外部刺激により導電率が可逆
的に変化する層1を有する電極(I)21が、153に
保持された状態である点を除いて、実施例4とほぼ同様
である。すなわち、実施例5は、外部刺激により可逆的
に変化する層を有する電極(I)と、該電極(I)に対
向配置させる電極(II)を保持するための手段131
−132、153と、該電極間に電圧を印加する手段2
3と、該電極間に流れる電流を検知する電流検知手段2
4と、前記電極間に配置された導電率が可逆的に変化す
る層の導電率を局所的に変化させる手段(I)34と、
該手段(I)34により導電率が局所的に変化させられ
た部位を前記電極表面に沿って走査移動させる手段(I
I)41−44、151とを有している。そして、15
3は、ここでは、外部刺激により導電率が可逆的に変化
する層1を有する電極(I)21をZ方向に移動させる
手段でもある。図16は、実施例5に装着して使う電極
(I)に対向配置させる電極(II)22B上に記録媒
体層または被観察層143を配置した素子161の例で
ある。実施例5の走査装置に図16の素子を装着するこ
とにより、既にのべた記録装置、観察装置、または、走
査装置を構成できる。
【0019】[実施例6]本発明の実施例6を図17に
示す。この実施例6は、本発明の情報処理装置に用いる
擬似探針を構成したものである。実施例6は、外部刺激
により導電率が可逆的に変化する層1と、該層の導電率
を局所的に変化させる手段(I)34により導電率が局
所的に変化させられた部位3を有し、前記外部刺激とし
て中心部の強度が周辺部の強度より強い強度分布を有す
る外部刺激の全体強度を調整し、導電率が局所的に変化
させられた部位3の前記膜厚方向の厚みhを、中心部の
厚みが周辺部の厚みより厚くなるように構成されてい
る。ここでは、外部刺激として光を用い、その層1とし
ては、光導電層を用いた。同図において35は、レーザ
ー光線であり、レーザー光線35としては、中心部の強
度が周辺部の強度より強い光出力分布を持ったものを用
いた。ここでは、201に示したような、ガウシアン型
の光強度分布をもったレーザー光線を用いた。また、ビ
ーム幅は、波長程度のビーム幅まで絞られている。この
ように中心部の強度が周辺部の強度より強い光出力分布
を持った線幅の狭いレーザー光線を出力を制御して光導
電層に照射し、導電率が局所的に変化させられた部位3
の前記膜厚方向の厚みhを中心部の厚みが周辺部の厚み
より厚くなるようにすることにより、先端が十分に細
く、先端極率が十分小さい導電体部位を実現でき、従来
のたとえば、Wを電界研摩した探針と同様に、利用でき
るだけでなく、先端形状を可逆的に変化させることがで
きる擬似探針が実現された。
【0020】
【発明の効果】本発明の情報処理装置は、以上のように
外部刺激により導電率が可逆的に変化する層を電極間に
配置し、前記外部刺激により前記層の導電率が局所的に
変化させられた部位を、前記電極表面に沿って電極間に
流れる電流を検知しながら走査する走査装置を有してい
るから、従来のような先端を尖らした探針を用いること
なく電極間に設けられた記録媒体を走査し、情報の記録
やその再生等の情報処理を行うことができ、それによっ
て、表面の凹凸変化や外部振動、慣性力等がある場合に
も、従来のような先端を尖らした探針に起因して生じる
故障を無くすことができ、信頼性の高い情報処理装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の走査装置を示す図である。
【図2】実施例1の説明図である。
【図3】本発明の実施例1の走査装置における一つの駆
動方法を示す図である。
【図4】図3に示された駆動方法の説明図である。
【図5】本発明の実施例1の走査装置における別の駆動
方法を示す図である。
【図6】図5に示された駆動方法の説明図である。
【図7】本発明の実施例2の記録再生装置を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施例2の記録媒体のスイッチング特
性を示す図である。
【図9】本発明の実施例2の記録再生装置の記録方法を
示すタイムチャートである。
【図10】本発明の実施例2の記録再生装置の記録方法
を示すタイムチャートである。
【図11】本発明の実施例2の記録再生装置の記録方法
を示す別のタイムチャートである。
【図12】本発明の実施例3の観察装置を示す図であ
る。
【図13】本発明の別の走査装置としての施例4を示す
図である。
【図14】実施例4に装着される素子構造を示す図であ
る。
【図15】本発明の別の走査装置としての実施例5を示
す図である。
【図16】実施例5に装着される素子構造を示す図であ
る。
【図17】本発明の情報処理装置に用いられる擬似探針
としての実施例6を示す図である。
【符号の説明】
1 外部刺激により導電率が可逆的に変化する層
(光導電層) 2 絶縁部位 3 光導電体部位 21,22 電極 23 電圧印加手段 24 電流検出手段 25,26 ガラス基板 31 レーザー光源 32 支持台 33 光学系 34(31〜33) 導電率を局所的に変化させる手段 41 X軸方向の粗動機構 42 X軸方向の微動機構 43 Y軸方向の粗動機構 44 回転機構を備えた粗動機構 45 回転テーブル 46 回転軸 47 回転用モータ 51 光導電層と電極との間隙 52 ローパスフイルター 53 システム全体の制御機構 121 被観察膜 122 画像情報に変換する手段 136 Z方向への移動手段 141,142 電極接続端子 144 遮光マスクパターン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査装置を媒体に対して走査させ情報の
    処理を行うようにした情報処理装置において、外部刺激
    により導電率が可逆的に変化する層を電極間に配置し、
    前記外部刺激により前記層の導電率が局所的に変化させ
    られた部位を、前記電極表面に沿って走査しながら電極
    間に流れる電流を検知するようにした走査装置を有して
    いることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記走査装置は、電流検知手段により検
    知された電流値が略一定となるように導電率を局所的に
    変化させる手段を制御して走査されることを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記層の導電率が局所的に変化させられ
    た部位を、複数有していることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記層は、光、または熱あるいは圧力等
    の外部刺激によりその部位の導電率が局所的に変化させ
    られていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記電極は、保持手段によって対向配置
    されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記電極は、遮光マスクパターンを有す
    る少なくとも一方が透明な一組の電極で構成され、前記
    電極間にパイ電子共役系を有する有機超薄膜の記録媒体
    及び光導電層を挟持したことを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記情報処理装置は、記録媒体が配された
    電極間への電圧印加手段を介して情報の記録が行われる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に
    記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記情報の記録は、前記導電率が局所的に
    変化させられた部位を前記記録媒体上の所望の位置に移
    動させ、該記録媒体のしきい値以上の電圧を印加するこ
    とによりその情報の記録が行われることを特徴とする請
    求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】前記情報処理装置は、記録媒体が配された
    電極表面への前記走査装置の走査によって記録情報の再
    生が行われることを特徴とする請求項1〜請求項8のい
    ずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記情報処理装置は、電極間に流れる電
    流を画像情報に変換する手段を有していることを特徴と
    する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の情報処
    理装置。
  11. 【請求項11】前記請求項1〜請求項10のいずれか1
    項に記載の情報処理装置に用いられる疑似探針であっ
    て、外部刺激により導電率が可逆的に変化する層に該外
    部刺激により導電率が局所的に変化させられた部位を形
    成し、前記外部刺激として中心部の強度が周辺部の強度
    より強い強度分布を有する外部刺激の全体強度を調整
    し、導電率が局所的に変化させられた部位の前記膜厚方
    向の厚みを、中心部の厚みが周辺部の厚みより厚くなる
    ようにしたことを特徴とする疑似探針。
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