JPH08235469A - 非常呼出器、及びこれを用いた非常連絡システム、多機能報知ランプ、及びこれを用いた非常通報報知システム、ワイヤレス紐付き救急発信器 - Google Patents

非常呼出器、及びこれを用いた非常連絡システム、多機能報知ランプ、及びこれを用いた非常通報報知システム、ワイヤレス紐付き救急発信器

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JPH08235469A
JPH08235469A JP6698695A JP6698695A JPH08235469A JP H08235469 A JPH08235469 A JP H08235469A JP 6698695 A JP6698695 A JP 6698695A JP 6698695 A JP6698695 A JP 6698695A JP H08235469 A JPH08235469 A JP H08235469A
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毅 上田
Katsunori Kitagawa
勝則 北川
Toshiaki Tanaka
敏明 田中
Akiko Ishida
晶子 石田
Tetsushi Iino
徹志 飯野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2度押しによる不用意な復帰動作がない非常呼
出器、及びこれを用いた非常連絡システム、同一表示報
知ランプで、報知の種類によって点灯態様を異ならせ
て、種々の情報表示の出来る多機能報知ランプ及びこれ
を用いた非常通報報知システム、更に、誤動作がなく、
指先が不自由な人でも簡単に操作できるワイヤレス紐付
き救急発信器を提供する。 【構成】押圧操作されたときに、信号線L1〜L3を通
じて、非常音発生装置55に非常呼出信号を送出するた
めのラッチ型の非常呼出ボタン51と、非常呼出ボタン
51が押圧操作された後、非常音発生装置55からの非
常音の出力を停止させ、非常呼出器Aを元の状態に復帰
させる復帰スイッチ52とを備えた構成となっている。
また、ワイヤレス紐付き救急発信器1は、IDコードを
付加した緊急信号を発信するワイヤレス発信回路を内蔵
したペンダント型の発信器本体2の上部にプルスイッチ
3を設け、このプルスイッチ3に首紐4を取り付けた構
造となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂場などに設置し
て、緊急連絡用に使用される新規な構成の非常呼出器、
及びこの非常呼出器を用いた非常連絡システムに関す
る。また、本発明は、住宅情報盤に付設された種々の情
報機器の動作を表示するための多機能報知ランプに関
し、特に、耳が聞こえにくい高齢者や難聴者に電話の着
信、来客報知音、非常警報音の発生を点灯することによ
って知らせることが可能な多機能報知ランプに関する。
【0002】更に、本発明は、ペンダント型の発信器本
体を有し、首等に紐を掛け、緊急時に引き下げることに
よって、緊急信号を出力するようにしたワイヤレス紐付
き救急発信器に関する。
【0003】
【従来の技術】この種の非常呼出器は、風呂場やトイレ
などに設置され、老人や病人などが緊急呼出用に使用し
ているが、従来構成のものは、非常呼出ボタンを押圧操
作しているときにのみ非常呼出音を鳴動させており、例
えば、風呂場で倒れた人が、非常呼出ボタンを操作して
呼出しを行う場合、家人に気付いてもらうまで押圧操作
し続ける必要があった。
【0004】また、非常呼出ボタンをプッシュオンさせ
て非常呼出音を鳴動させ、同じ非常呼出ボタンをプッシ
ュオフさせて鳴動音を停止させるものにあっては、あせ
って2度押ししてしまった場合、接点が開放されて呼出
を停止させ、初期状態に復帰させるなどの問題があっ
た。更に、このような非常呼出器は動作確認灯を設けた
構成になっているが、分かりにくく見落としてしまうこ
とが多く、清掃時に誤って押圧操作して非常音を出力さ
せるなどの問題があった。
【0005】また、従来、耳が聞こえない高齢者や難聴
者に電話の着信、来客報知音、非常警報音の発生を点灯
することによって知らせるようにした報知ランプとして
は、例えば、図16に示すように、電話の着信のみを知
らせるために、電話回線aと電話機bに接続された表示
灯cや、図17に示すように、ドアホンdとチャイムe
とに接続された表示灯f等がある。
【0006】そして、電話の着信の場合は、電話機bの
鳴動と同時に表示灯cを点灯させて、電話がかかってき
たことを表示灯cを点灯させて視認によって知らせるこ
とができ、来訪者がドアホンdを押したときに、チャイ
ムeの鳴動と同時に表示灯fを点灯させて来訪者の訪問
を視認によって知らせることができるようになってい
る。
【0007】ところが、上記従来の視認用の表示灯c,
fは、電話の着信用、来客報知用、非常警報用など、個
別に設けられているために、視認用の表示灯を数多く設
置しなければならないといった問題があった。この種の
ワイヤレス紐付き救急発信器は、緊急信号を出力するた
めの押釦を有し、この押釦を指で押すことによってスイ
ッチをオンさせて、緊急信号を出力する構成となってい
た。
【0008】ところが、上記のように、従来のワイヤレ
ス紐付き救急発信器は、押釦を指で押して緊急信号を発
信する構成となっているので、不用意に誤って押釦を押
すことがあり、誤動作することが多いという問題があっ
た。また、指先が不自由な人は、押釦の押操作が困難
で、使用し難いという問題があった。
【0009】また、緊急の場合に操作するときに、操作
する人が心理的に動揺していることもあり、更に、裏返
しになっている場合などには押釦の押操作が特に行い難
いという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に鑑みてなされたもので、押ボタンを押圧操作し
なければ非常呼出音が出力できないという不便さをなく
し、2度押し操作によって不用意に復帰させてしまうと
いう不具合のない非常呼出器と、これを用いた非常連絡
システムを提案するものである。
【0011】また、本発明は、非常呼出器の操作性を改
善するもので、非常呼出ボタンを操作すれば、操作者に
は、目や耳や確認できるようにした非常呼出器と、これ
を用いた非常連絡システムを提案するものである。した
がって、本発明の第1の目的は、押ボタンを一度押圧操
作すれば、非常呼出音を継続して出力できる非常呼出器
と、これを用いた非常連絡システムを提供することにあ
る。
【0012】また、第2の目的は、慌てて2度押し操作
した場合にも不用意に非常音の出力を停止させることの
ない非常呼出器と、これを用いた非常連絡システムを提
供することにある。更に、第3の目的は、非常呼出の
際、呼出を行った操作者が、目や耳で容易に確認出来る
ようにした非常呼出器と、これを用いた非常連絡システ
ムを提供することにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、同一表示報知ラ
ンプで、報知の種類によって点灯態様を異ならせること
によって、電話の着信、来訪者によるドアホンの呼出
し、非常警報音の発生を知らせることができ、機器の数
を削減することができ、且つ報知の種類を正確に知らせ
ることができる多機能報知ランプ及びこれを用いた非常
通報報知システムを提供することにある。
【0014】更に別の目的は、誤動作を少なくすること
ができ、引き下げるだけで操作することができるので指
先が不自由な人でも簡単に操作することができ、緊急の
場合に確実に操作して緊急信号を発信することができる
ワイヤレス紐付き救急発信器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は、次のような構成を特徴としてい
る。請求項1において提案された本発明の非常呼出器
は、押圧操作されたときに上記非常音発生装置に非常呼
出信号を送出して電気的にラッチさせて非常音を発生さ
せるための呼出ボタンと、この非常呼出ボタンが操作さ
れたときに、点灯あるいは点滅する呼出確認表示灯と、
スピーカを有し、上記非常呼出ボタンが操作されたとき
に、呼出確認音を鳴動させる呼出確認音発生手段と、上
記非常呼出ボタンが操作された後、上記呼出確認表示灯
の点灯あるいは点滅動作と、呼出確認音発生手段による
呼出確認音の鳴動を停止し、初期状態に戻すための復帰
スイッチとを備えた構成となっている。
【0016】請求項2において提案された本発明の非常
呼出器は、非常呼出器本体の下方には、握玉を取り付け
た吊り下げ式の引き紐スイッチを、非常呼出スイッチと
して設けた構成となっている。請求項3において提案さ
れた本発明の非常呼出器は、吊り下げ式の引き紐スイッ
チは、1度引き下げられたときには、非常呼出スイッチ
として機能し、2度引き下げられたときには復帰スイッ
チとして機能する構成となっている。
【0017】請求項4において提案された本発明の非常
連絡システムは、非常呼出ボタンと、復帰スイッチと、
呼出確認表示灯とを備え、この非常呼出ボタンが押圧操
作されたときに、非常呼出信号を送出するようにした非
常呼出器と、この非常呼出器と信号線を通じて接続さ
れ、上記非常呼出器の非常呼出ボタンが押圧操作された
ときに非常呼出音を、所定時間の間継続的に出力させる
タイマ回路を備えた非常音発生手段と、非常呼出音の出
力を停止する警報停止スイッチとを備えた非常音発生装
置とを組み合わせて構成されている。
【0018】請求項5において提案された本発明の非常
連絡システムは、非常呼出器は、押圧操作されたとき
に、上記信号線を通じて、上記非常音発生装置に非常呼
出信号を送出するための瞬時復帰型の非常呼出ボタン
と、非常呼出ボタンが押圧操作された後、非常呼出器と
上記非常音発生装置とを元の状態に復帰させる復帰スイ
ッチとを備えており、非常音発生装置は、非常呼出器の
非常呼出ボタンの操作によって、非常呼出信号を受けた
ときに、非常呼出信号をラッチするラッチ回路と、スピ
ーカなどの音発生手段を備え、上記ラッチ回路が非常呼
出信号を出力保持している間、非常呼出音を出力する非
常呼出音発生手段と、この非常呼出音発生手段から出力
される非常呼出音を停止するための警報停止スイッチと
を備えた構成となっている。
【0019】請求項6において提案された本発明の非常
連絡システムは、請求項7において、非常呼出器の非常
呼出ボタンは、押圧操作されたときに、上記信号線を通
じて、上記非常音発生装置に非常呼出信号を送出保持す
るラッチ構造となっており、非常音発生装置は、非常呼
出器の非常呼出ボタンの操作によって、非常呼出信号を
受けたときに、非常呼出信号を出力する非常呼出音発生
手段と、この非常呼出音発生手段から出力された非常呼
出音を停止させるための警報停止スイッチとを備えた構
成となっている。
【0020】請求項7において提案された本発明の非常
連絡システムは、請求項6において、非常呼出器は、動
作確認表示灯を更に備えており、上記非常呼出ボタンが
操作されたときには、音発生装置からの電源供給を受け
て、上記動作確認灯を点灯あるいは点滅させる構成とし
ている。請求項8において提案された本発明の非常連絡
システムは、請求項7において、非常呼出器は呼出確認
音発生手段を更に備えており、上記非常呼出ボタンが操
作されたときには、音発生装置からの電源供給を受け
て、上記動作確認灯を点灯あるいは点滅させると同時
に、上記呼出確認音発生手段を駆動して呼出確認音を出
力させる構成としている。
【0021】請求項9において提案された本発明の非常
連絡システムでは、請求項7〜8において、非常呼出器
には非常呼出ボタンとは別に復帰スイッチを設けてお
り、この復帰スイッチを操作すれば、非常音発生装置か
らの非常音を停止させるだけではなく、非常呼出器の動
作確認灯を消灯させ、呼出確認音を停止させて、初期状
態に復帰できる。
【0022】請求項10の多機能報知ランプは、住宅情
報盤に付設された種々の情報機器の動作を表示するため
の多機能報知ランプであって、住宅情報盤に付設された
ドアホン子器の呼出、外線からの電話機の呼出、セキュ
リティーセンサの動作に対応して、点灯態様を異ならせ
て識別出来るようにしたものである。請求項11の多機
能報知ランプは、外部より送出される電圧レベルの異な
る有電圧信号を判別する電圧判別回路と、この電圧判別
回路によって判別された電圧レベルに応じて、発光色の
異なる複数のランプを選択的に駆動させるランプ制御回
路とを備えたものである。
【0023】請求項12の多機能報知ランプは、外部よ
り送出される接点信号を判別する接点切換回路と、この
接点切換回路によって、発光色の異なる複数のランプを
選択的に駆動させるランプ制御回路とを備えたものであ
る。請求項13の多機能報知ランプのワイヤレス表示シ
ステムは、住宅情報盤に付設された種々の情報機器の動
作を表示するための多機能報知ランプのワイヤレス表示
システムであって、上記住宅情報盤にはワイヤレス発信
器を付設し、上記多機能報知ランプには、上記ワイヤレ
ス発信器からの電波信号を受信処理するワイヤレス受信
器を内蔵させたており、この多機能報知ランプによっ
て、住宅情報盤に付設されたドアホン子器の呼出、外線
からの電話機の呼出、セキュリティーセンサの動作に対
応して、点灯態様を異ならせて識別出来るようにしたも
のである。
【0024】請求項14の多機能報知ランプは、ドアホ
ン子器、チャイム呼出器、インターホン、電話機に接続
され、これらの動作に応じて、複数のランプを選択的に
点灯あるいは点滅出来る構成となっている。本発明は、
上記目的を達成するためになされたものであって、請求
項15のワイヤレス紐付き救急発信器は、IDコードを
付加した緊急信号を発信するワイヤレス発信回路を内蔵
したペンダント型の発信器本体の上部にプルスイッチを
設け、このプルスイッチに首紐を取り付けた構造となっ
ている。
【0025】請求項16のワイヤレス紐付き救急発信器
は、上記プルスイッチが、一度引っ張り上げれば、ラッ
チされ、再度引っ張り上げればラッチが解除される構造
となっている。請求項17のワイヤレス紐付き救急発信
器は、上記プルスイッチが、アンラッチ式の構造となっ
ている。
【0026】請求項18のワイヤレス紐付き救急発信器
は、上記プルスイッチがアンラッチ式の構造とされ、上
記プルスイッチは一度引っ張り上げられれば、上記発信
器本体に内蔵した保持タイマを起動させ、そのタイマが
タイムアップするまでの時間は、リセットスイッチが操
作されるまで緊急信号を出力保持する構成となってい
る。
【0027】請求項19のワイヤレス紐付き救急発信器
は、上記発信器本体の適所に、上記プルスイッチが引っ
張り上げられたときに、点灯あるいは点滅する発信表示
灯を設けた構造となっている。
【0028】
【作用】本発明の非常呼出器によれば、次のような作用
が奏される。非常呼出器について請求項1に記載の非常
呼出器によれば、非常呼出器の非常呼出ボタンを押圧操
作すれば、ラッチ回路が非常呼出信号を出力保持する。
非常音発生装置は、ラッチ回路の非常呼出信号が出力保
持されている限り非常呼出音を出力する。
【0029】このとき、非常呼出器では、呼出動作を報
知するため呼出確認表示灯が点灯あるいは点滅し、同時
に呼出確認音が出力される。非常音発生装置の警報停止
スイッチを操作すれば、非常呼出音の鳴動は停止する
が、非常呼出音の鳴動を停止させた後は、非常呼出器の
復帰スイッチを操作すれば、非常呼出音発生装置はリセ
ットされ、非常呼出器からの呼出確認音の鳴動は停止
し、同時に呼出確認表示灯の点滅、点灯動作も停止し、
元の初期状態に復帰する。
【0030】また、非常呼出器の復帰スイッチを操作す
れば、非常音発生装置の鳴動を停止させ、非常呼出器の
呼出確認灯は消灯し、呼出確認音も停止して、初期状態
に復帰する。請求項2に記載の非常呼出器によれば、非
常呼出スイッチの代わりに、吊り下げ式の引き紐スイッ
チを引き下げれば、請求項1と同様に、非常音発生装置
から非常呼出音が出力できる。また、吊り下げ式の引き
紐スイッチを引き下げれば、非常音発生装置の非常呼出
音を停止させ、呼出確認灯を消灯し、呼出確認音の出力
を停止できる。
【0031】請求項3に記載の非常呼出器によれば、非
常呼出ボタンを押圧操作する代わりに、吊り下げ式の引
き紐スイッチを1度引き下げれば、非常音発生装置から
非常呼出音が出力でき、2度引き下げれば、非常音発生
装置の非常呼出音の出力を停止させ、非常呼出器を初期
状態に復帰させることができる。このような構成におい
て、非常呼出器の引き紐をラッチ構造にしている場合に
は、2度引き下げたときにラッチは解除される。また、
引き紐をラッチ構造にせず、非常音発生装置側で電気的
にラッチする場合には、引き紐を1度引き下げればセッ
トとなり、2度引き下げればリセットとなる。
【0032】また、このような構造であれば、非常音発
生装置の警報停止スイッチを操作しなくても、引き紐を
2度引き下げるだけで、非常音発生装置の非常音を停止
させ、非常呼出器側で初期状態に復帰できるので、復帰
操作が容易となり、誤操作によって非常呼出音を出力さ
せた場合にも容易に適用できる。請求項4に記載の非常
連絡システムによれば、非常呼出ボタンを押圧操作すれ
ば、呼出確認表示灯が点灯あるいは点滅し、信号線を介
して非常音発生装置に非常呼出信号を出力する。
【0033】非常呼出ボタンは、アンラッチ構造になっ
ているが、非常呼出器から非常呼出信号を受けた非常音
発生装置では、非常音発生手段が作動する。タイマ回路
の設定時間が経過するまでの間は非常音発生手段が作動
され、非常呼出音が継続して出力されるが、タイマ回路
の設定時間が経過すれば自動的に停止する。また、タイ
マ回路の設定時間が経過するまでの間に、非常音発生装
置の警報停止スイッチを操作すれば非常呼出音が停止す
るが、非常呼出器の呼出確認表示灯を消灯させ、初期状
態に復帰させるには、復帰スイッチを操作する。
【0034】請求項5に記載の非常連絡システムによれ
ば、非常呼出ボタンを押圧操作すれば、呼出確認表示灯
が点灯あるいは点滅し、信号線を介して非常音発生装置
に非常呼出信号を出力する。この非常呼出信号を受けた
非常音発生装置では、ラッチ回路がセットされ、非常呼
出音を継続的に出力させる。非常呼出信号を受けた非常
音発生装置は、非常音発生装置の警報停止スイッチを操
作するまで非常音を継続して出力する。
【0035】非常呼出器の呼出確認表示灯を消灯させ、
初期状態に復帰させるには、非常呼出器の復帰スイッチ
を操作する。請求項6に記載の非常連絡システムによれ
ば、ラッチ構造の非常呼出ボタンを操作することによっ
て、信号線の一部を閉じて非常呼出信号が出力できる。
非常音発生装置は、非常呼出器の非常呼出ボタンが押圧
操作によってラッチされ、非常呼出信号を受けている限
り、非常音を鳴動させるが、警報停止スイッチを操作す
れば、非常音を停止する。非常呼出器を使用可能な初期
状態に戻すには、非常呼出ボタンのラッチを解除すれば
よい。
【0036】このような本発明の非常連絡システムによ
れば、非常呼出ボタンをあわてて2度押圧操作しても、
非常音を停止させたり、初期状態に復帰させることがな
い。このため、緊急時にあわてて、非常呼出音を停止さ
せることがない。請求項7に記載の非常連絡システムに
よれば、非常音発生装置は、非常呼出器の非常呼出ボタ
ンが押圧操作され、ラッチされて非常呼出信号が送出さ
れている限り、非常音を鳴動させる。非常呼出器の非常
呼出ボタンを操作すると、動作確認灯が点灯あるいは点
滅するので、操作者は正しく呼出されていることが目で
確認出来る。また、警報停止スイッチを操作すれば、非
常音が停止できる。
【0037】非常呼出器を使用可能な初期状態に戻すに
は、非常呼出ボタンのラッチを解除すればよく、これに
よって、非常呼出器の動作確認表示灯の点灯あるいは点
滅は停止する。請求項8に記載の非常連絡システムによ
れば、非常呼出器には、ラッチ構造の非常呼出ボタン、
動作確認表示灯に加えて、呼出確認音発生手段を設けて
いるので、非常呼出ボタンを押圧操作すれば、動作確認
表示灯が点灯あるいは点滅し、同時に呼出確認音が出力
されて、非常呼出信号が信号線に送出される。このた
め、非常呼出ボタンを押圧操作した者は、目と耳の両方
で非常呼出が確認できる。非常音発生装置は、非常呼出
器より非常呼出信号を受けている限り、非常音を鳴動さ
せ、警報停止スイッチを操作すれば、非常音が停止でき
る。
【0038】請求項9に記載の非常連絡システムによれ
ば、非常呼出器には非常呼出ボタンとは別に復帰スイッ
チを設けているので、この復帰スイッチを操作すれば、
非常音発生装置からの非常音を停止させるだけではな
く、非常呼出器の動作確認灯を消灯させ、呼出確認音を
停止させて、初期状態に復帰できる。請求項10の多機
能報知ランプによれば、住宅情報盤に付設されたドアホ
ン子器の呼出、外線からの電話機の呼出、セキュリティ
ーセンサの動作に対応して、点灯態様を異ならせて識別
出来るようにしたので、この点灯を視認することによっ
て、耳が聞こえ難くなった高齢者や難聴者でも、ドアホ
ン子器の呼出、外線からの電話機の呼出、セキュリティ
ーセンサの動作を確認することができる。
【0039】また、同一の多機能報知ランプにより点灯
態様を異ならせて識別出来るようにしたので、報知ラン
プが一つですみ、電話の着信、来訪者によるドアホンの
呼出し、非常警報音の発生を知らせることができ、機器
の数を削減することができ、且つ報知の種類を正確に知
らせることができる。請求項11の多機能報知ランプに
よれば、電圧判別回路によって判別された電圧レベルに
応じて、発光色の異なる複数のランプを選択的に駆動さ
せるようにしたので、報知の種類に応じて発光色を異な
らすことができ、その報知の種類を容易に識別すること
ができる。
【0040】請求項12の多機能報知ランプによれば、
外部より送出される電圧レベルの異なる有電圧信号を判
別する電圧判別回路によって判別された電圧レベルに応
じて、発光色の異なる複数のランプをランプ制御回路に
よって選択的に駆動させるようにしたので、報知の種類
に応じて発光色を異ならすことができ、その報知の種類
を容易に識別することができる。
【0041】請求項13の多機能報知ランプのワイヤレ
ス表示システムによれば、住宅情報盤に付設したワイヤ
レス発信器から、ドアホン子器の呼出、外線からの電話
器の呼出、セキュリティーセンサの動作に対応して、電
波信号を発信し、多機能報知ランプに内蔵されたワイヤ
レス受信器でこの電波信号を受信することによって、多
機能報知ランプが報知の種類に応じて異なった点灯態様
となる。
【0042】このように、ワイヤレス発信器とワイヤレ
ス受信器とを用いたので、配線の必要がなく、多機能報
知ランプを所望の場所に設置することができる。請求項
14の多機能報知ランプによれば、ドアホン子器、チャ
イム呼出器、インターホン、電話機に接続され、これら
の動作に応じて、複数のランプを選択的に点灯あるいは
点滅出来る構成となっているので、選択されたランプの
点灯あるいは点滅によって、報知の種類を正確に識別で
きる。
【0043】請求項15のワイヤレス紐付き救急発信器
によれば、通常は、ペンダントのように首紐を首に掛け
て携帯する。そして、緊急時に、ペンダント型の発信器
本体を掴んで引き下げると、プルスイッチがオンとな
り、ワイヤレス発信回路が作動して、IDコードの付加
された緊急信号が出力される。
【0044】このとき出力される緊急信号は、保持タイ
マのないものでは、再度引き下げれば、発信は停止す
る。保持タイマを設けたものでは、保持タイマがタイム
アップするまで発信は停止せず、リセットスイッチを操
作して停止させる。請求項16のワイヤレス紐付き救急
発信器によれば、プルスイッチが、一度引っ張り上げら
れれば、その状態にラッチされ、再度引っ張り上げれば
ラッチが解除されるようになっているので、プルスイッ
チの操作を正確に行え、誤動作した場合にも、再度引っ
張り上げてラッチをすぐに解除し、キャンセルできる。
【0045】請求項17のワイヤレス紐付き救急発信器
によれば、プルスイッチがアンラッチ式となっているの
で、引下げ操作による緊急信号は、受信器側で受信され
てラッチされる。請求項18のワイヤレス紐付き救急発
信器によれば、保持タイマを内蔵しているので、プルス
イッチが一度オンになると、所定時間緊急信号が出力さ
れる。
【0046】また、本体側でラッチするので、誤操作に
対しても、リセットスイッチを操作するだけでキャンセ
ル出来る。請求項19のワイヤレス紐付き救急発信器に
よれば、緊急時に操作したときに、発信表示灯が点灯あ
るいは点滅するので、これを視認することによって、緊
急信号が発信されたことを確認することができる。
【0047】
【実施例】以下に添付図を参照して、本発明の一実施例
を説明する。図1,図2は請求項5に対応した本発明の
非常呼出器の一実施例を示しており、図1は正面図、図
2は側面図である。また、図7は基本動作手順の説明図
である。
【0048】非常呼出器Aは、これらの図に見るよう
に、壁面などに設置されるボックス型に形成されてお
り、正面には傾斜部51aを設けて、その中央に押ボタ
ン構造の非常呼出ボタン51を設けている。また、傾斜
部51aの上部には、呼出確認表示灯54が設けられ、
傾斜部51aの上方には、押込み操作構造の復帰スイッ
チ52とスピーカ53が設けられている。
【0049】更に、本体の下方には、先端に握玉6を取
り付けた吊り下げ式の引き紐61を吊り下げている。引
き紐61は非常呼出ボタン51としても使用され(請求
項2)、更に1度引き下げられたときには、非常呼出ス
イッチとして機能し、2度引き下げられたときには、復
帰スイッチとして機能させてもよい(請求項3)。
【0050】図3は、非常呼出器と非常音発生装置とを
組合わせて構成された非常連絡システムの基本構成をブ
ロック図として示している。コール用押釦として示され
た非常呼出器Aと、非常音発生装置Bを構成する住宅情
報盤とは、3本の信号線L1〜L3と共通線Lcで接続
されている。非常呼出器Aは、瞬時復帰型の非常呼出ボ
タン51と、復帰スイッチ52と、呼出確認表示灯54
aを構成する発光ダイオードLED、呼出確認音発生手
段55を構成するスピーカSPを備えている。
【0051】他方の非常音発生装置Bは、信号処理部と
してCPUを備え、このCPU100には、抵抗R1,
R2でプルアップされたセット、リセット入力端子を設
け、抵抗R3でプルアップされ、アンプAMP1、アン
プAMP2を設けた動作音、動作表示出力端子と、アン
プ101の出力側にスピーカSPを接続した警報出力端
子を設けている。
【0052】3本の信号線L1〜L3は、L1は非常呼
出ボタン51の接点に、L2は復帰スイッチの接点にそ
れぞれ接続されており、動作音、動作表示端子は、抵抗
R3によって信号線L3に共通に接続され、この信号線
L3には、更に呼出確認表示灯54aとなる発光ダイオ
ードLEDを接続したパルス回路103と、呼出音発生
手段55となるスピーカSPとを並列に接続している。
なお、R4は発光ダイオードLEDの電流制限抵抗、C
はスピーカSPに供給される電源から直流成分をカット
するためのコンデンサである。
【0053】このような非常呼出器Aによれば、非常呼
出ボタン51を押圧操作すれば、非常音発生装置BのC
PU100がセットされ、CPU100は警報出力端子
より警報信号を出力するので、スピーカSPからは警報
が出力される。このCPU100は、動作音、動作表示
端子より呼出確認音信号に電源の重畳された駆動制御信
号が出力され、この駆動制御信号によってパルス回路1
03が作動して、発光ダイオード54aが点滅し、スピ
ーカSPからは動作確認音が出力される。これによっ
て、非常呼出ボタン51を押圧操作した操作者は、非常
呼出が正常に行われていることが分かる。
【0054】このようにして、非常呼出しを行った後、
復帰スイッチ52を操作すると、CPU100はリセッ
トされ、CPU100は警報信号の出力を停止し、この
結果、スピーカSPから出力されていた警報は停止され
る。また、CPU100は動作音、動作表示端子からの
駆動制御信号の出力を停止するので、発光ダイオード5
4aは消灯し、スピーカSPからの動作確認音も停止さ
れる。
【0055】このようにして、瞬時復帰型の非常呼出ボ
タンを操作した後は、非常音発生装置側で非常呼出信号
がラッチされるので、非常呼出ボタンを常時押圧操作し
なくてもよく、しかも2度押圧操作した場合にも、不用
意に復帰することがない。以上の例では、瞬時復帰型の
非常呼出ボタンを操作して、非常音発生装置側に設けた
ラッチ回路によって警報音の出力を保持し、同時に非常
呼出器の呼出確認表示と呼出確認音の出力を保持する構
成にしているが、非常音発生装置にタイマ回路を設け
て、タイマ回路の設定時間だけ非常音が出力されるよう
にしてもよい(請求項4)。また、非常呼出器A側にラ
ッチ回路を設けて、警報音の出力を保持し、同時に非常
呼出器の呼出確認表示と呼出確認音の出力を保持する構
成にしてもよい(請求項1)。
【0056】図4は、この場合の非常呼出器Aの一実施
例を示しており、非常呼出ボタン51はセット釦、復帰
スイッチ52はリセット釦を示している。また、電源回
路108は非常音発生装置Bから送出される電源を受け
て、ラッチ回路104、発信回路105に内部電源を供
給している。表示回路106は、呼出確認表示灯を構成
する発光ダイオードLEDを点滅駆動し、スピーカSP
は、発信回路106から供給された呼出確認音を出力さ
せている。なお、出力回路107は、ラッチ回路104
の出力を不図示の非常音発生装置に送出するもので、こ
のような構成のものでは、非常呼出を非常呼出器側で電
気的にラッチする構成のため、非常音発生装置の警報停
止スイッチを操作するなどして電源供給を遮断すれば、
非常呼出器と非常音発生装置の双方を同時に初期状態に
復帰できる。
【0057】図5は本発明の非常連絡システムの他例を
示している。このシステムでは、非常呼出器Aには、非
常呼出ボタン51と呼出確認表示灯としての発光ダイオ
ード54aを設け、2本の信号線Lと共通線Lcによっ
て非常音発生装置Bから電源が供給される簡易な構成と
している。非常呼出ボタン51を押圧操作すれば、発光
ダイオード54aは通電され、非常音発生装置B側に設
けたフリッカ制御回路102が動作して点滅し、CPU
100は、このとき同時にアンプ101によってスピー
カSPを駆動し、警報音を出力する。非常呼出器Aには
復帰スイッチは設けていないので、非常音発生装置Bの
警報停止スイッチ(不図示)を操作すれば、非常呼出音
の鳴動は停止する。
【0058】以上の例では、非常呼出ボタンはアンラッ
チ構造としているが、ラッチ構造にしてもよい、この場
合、非常呼出信号は機構的にラッチされるので、ラッチ
を解除するためには、ラッチを機構的に解除する必要が
ある。図6は、請求項6〜9に適用される非常呼出ボタ
ンのラッチ機構の断面構造を示しており、(a)は非常
呼出ボタンを押圧操作する前の縦断面構造図、(b)は
非常呼出ボタンをラッチしている状態の縦断面構造図を
示している。
【0059】非常呼出ボタン51の枠縁にはロック孔5
1bが穿孔され、本体部52の対応した箇所に形成した
孔部52aより、鍔部7aを形成してバネ71で付勢さ
れたロックピン7を突出させてラッチする構造になって
いる。非常呼出ボタン51が押圧されない状態では、ロ
ックピン7はバネ71の弾性力を受けて、孔部52aよ
り突出するようになっているが、非常呼出ボタン51を
押圧すれば、ロック孔51bと孔部52aとが整合し、
ロックピン7がロック孔51bに嵌入されて、ラッチさ
れる。
【0060】ラッチを解除する場合には、非常呼出器に
設けた復帰スイッチ(不図示)を操作して、ロックピン
7を元の状態に復帰させればよい。図8は、非常呼出器
Aを、非常音発生装置を構成する住宅情報盤Bに接続付
加して本発明の非常連絡システムを他の情報システムに
組み込んだ構成図を示している。非常呼出器Aは、操作
確認機能付防沫型押釦として示されている。
【0061】このシステムでは、後述するワイヤレス引
き紐式発信器、多機能表示ランプが組み込まれている。
以下、本発明に係る多機能報知ランプ及びこれを用いた
非常通報報知システムの実施例について、図面を参照し
つつ説明する。図9は第1実施例の多機能報知ランプを
用いた非常通報報知システムの基本構成を示し、図10
は非常通報報知システムの外観を示し、図11は電圧レ
ベルに応じて、発光色の異なる複数のランプを選択的に
駆動させるランプ制御回路と多機能報知ランプを示し、
図12は外部より送出される接点信号を判別する接点切
換回路と多機能報知ランプを示している。
【0062】図9に示すように、非常用押釦11が接点
入力検出部12を介して信号処理部(CPU)13に接
続され、ドアホン子器14がドアホン着信検出部15を
介して信号処理部(CPU)13に接続され、電話回線
16が外線着信検出部17を介して信号処理部(CP
U)13に接続されている。更に、電話回線16は電話
機18に接続され、この電話機18はドアホンアダプタ
9を介して信号処理部(CPU)13に接続され、ドア
ホン子器14は通話制御部110を介してインターホン
111に接続されている。
【0063】信号処理部(CPU)13には、接点出力
部112を介してチャイム113が接続され、更に報知
表示部114が接続されている。この報知表示部114
は、ドアホン子器14の呼出、外線からの電話機18の
呼出、非常用押釦11からの入力に対応して、信号処理
部(CPU)13を介して点灯態様を異ならせて識別で
きるようになっている。
【0064】図10においては、信号処理部(CPU)
13を内蔵したセキュリティインターホン115に、電
話回線16とドアホン子器14と電話機18と火災報知
器116が接続され、天井に取付けられ報知表示部11
4を構成する表示灯114Aがセキュリティインターホ
ン115に接続されている。非常用押釦11の押操作に
よってその警報信号が接点入力検出部12を介して信号
処理部(CPU)13に送信されて報知表示部114に
よって、例えば赤色の点灯あるいは点滅がなされる。
【0065】また、ドアホン子器14からの呼出がある
と、ドアホン着信検出部15を介して信号処理部(CP
U)13に呼出信号が送信されて報知表示部114によ
って、例えば青色の点灯あるいは点滅がなされ、電話回
線16を通じて外線から呼出があると、外線着信検出部
17を介して信号処理部(CPU)13に呼出信号が送
信され、報知表示部114によって、例えば緑色の点灯
あるいは点滅がなされる。
【0066】図10では、火災報知器116がセキュリ
ティインターホン115に接続されているので、火災報
知器116で火災が検知された場合には、警報信号がセ
キュリティインターホン115に送信され、表示灯11
4Aが例えば、赤色の点灯あるいは点滅する。このよう
に、ドアホン子器14の呼出、外線からの電話機18の
呼出、セキュリティーセンサ(例えば火災感知器11
6)の動作又は非常用押釦11の押操作による警報に対
応して、点灯態様を異ならせて識別出来る。
【0067】図11は、表示灯114Aには、電圧判別
回路125と、トランジスタを用いたランプ制御回路1
26,127によって構成されており、セキュリティイ
ンターホン1115の検知回路部から送出される電圧レ
ベルに応じて、ランプ制御回路126,127が選択的
あるいは同時に駆動されるようになっている。ドアホン
子器からの呼出に対しては、15Vの電圧が供給される
ので、ランプ制御回路126のトランジスタはオン、オ
フを繰り返して、赤のLEDを点滅させるが、電話機の
呼出に対しては、10Vの電圧が供給されるので、ラン
プ制御回路127のトランジスタはオン、オフを繰り返
して、青のLEDを点滅させる。また、セキュリティー
インターホンからの警報信号、非常呼出に対しては、ラ
ンプ制御回路126,127が同時に駆動され、このと
き各々のランプ制御回路126,127のトランジスタ
は交互にオン、オフされ、赤と青のLEDが交互に点滅
する。
【0068】図12は、セキュリティーインターホンに
検知回路部を設けて、接点切換回路128の制御接点を
開閉させることによって、リレーの制御接点をオン、オ
フさせて赤、青ランプを選択的に点滅させる例を示して
いる。ドアホン子器からの呼出に対しては、赤のランプ
を点滅させるが、電話機の呼出に対しては、青ランプを
点滅させる。また、セキュリティーインターホンからの
警報信号、非常呼出に対しては、赤、青ランプを同時に
交互に点滅させている。
【0069】図13は第2実施例の多機能報知ランプを
用いた非常通報報知システムの外観を示すものであっ
て、表示灯120に、電話回線16とドアホン子器14
とチャイム押釦121とチャイム122とインターホン
123とテレホンモジュラ−ジャック124とが接続さ
れ、それぞれの報知信号に対応して、表示灯120の点
灯態様(例えば色別)を異ならせるようにしたものであ
る。
【0070】図14は第3実施例の多機能報知ランプを
用いた非常通報報知システムの基本構造を示すものであ
って、無線送信部130が信号処理部(CPU)13に
接続され、各種の報知信号が送信された場合に、無線送
信部130によって、ワイヤレス送信するように構成さ
れ、天井に設置された表示灯(図示略)のワイヤレス受
信部(図示略)でワイヤレス送信を受信して表示灯を点
灯し、この点灯態様を報知信号に対応して異ならせるよ
うになっている。
【0071】尚、図14において、符号31は各種スイ
ッチを示し、符号32はID番号を書き込むためのEE
−PROMを示し、符号33は電池を示し、符号34は
ワイヤレス送信の周波数を変更設定するためのPLL制
御部を示し、符号35は報知/表示部を示している。図
15は第4実施例の多機能報知ランプを用いた非常通報
報知システムの基本構造を示すものであって、セキュリ
ティインターホン115に、ワイヤレス発信器140が
接続され、表示灯114Bにワイヤレス受信器(図示
略)が設けられ、ワイヤレス送信によって、各種の報知
信号を送信して、この報知信号に対応して表示灯114
Bの点灯対応を異ならせて識別できるようにしてある。
【0072】尚、他の部分の構成は、図11に示す非常
通報報知システムの基本構成とほぼ同様なので、符号を
付して説明を省略する。この第4実施例の非常通報報知
システムによれば、ワイヤレス発信器140とワイヤレ
ス受信器とを用いたので、配線の必要がなく、表示灯
(多機能報知ランプ)114Bを所望の場所に設置する
ことができる利点がある。
【0073】以下、本発明に係るワイヤレス紐付き救急
発信器の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図18はワイヤレス紐付き救急発信器の外観を示し、図
19は第1例のワイヤレス紐付き救急発信器の要部の内
部構造を示し、図20はワイヤレス紐付き救急発信器を
首に掛けている状態を示している。
【0074】このワイヤレス紐付き救急発信器1は、I
Dコードを付加した緊急信号を発信するワイヤレス発信
回路(図示略)を内蔵したペンダント型の発信器本体2
の上部にプルスイッチ3を設け、このプルスイッチ3に
首紐4を取り付けた構造となっている。プルスイッチ3
には、図19に示すように、発信器本体2の内壁に取り
付けられ、リミットスイッチ3Aと、このリミットスイ
ッチ3Aをオン・オフする操作部3Bとが設けられてい
る。
【0075】この操作部3Bは、上端部に首紐4を挿入
して取り付けるための取付孔3aが形成され、発信器本
体2の上端部に穿設された凹部2aに引上げ可能に嵌入
された引上げ部3bと、この引上げ部3bから下方に延
設され、発信器本体2の凹部2aの底壁2bに形成され
た貫通孔2cに上下移動可能に挿入された径小の移動杆
部3cと、この移動杆部3cの下端部に形成された鍔部
3dと、この鍔部3dの下方に延設され、リミットスイ
ッチ3Aをオン・オフするための接触突部3eが下端部
に形成されたスイッチ作動部3fと、発信器本体2の凹
部2aの下側位置の上内面2dと鍔部3dとの間に介在
され、操作部3Bを下方向即ちリミットスイッチ3Aを
オフする方向に付勢する圧縮バネ3gとから構成されて
いる。
【0076】また、発信器本体2の前面の上端近傍箇所
には、プルスイッチ3が引っ張り上げられたときに点灯
あるいは点滅する発信表示灯5が設けられている。尚、
図19において符号3Cは、リミットスイッチ3Aと乾
電池等からなる電源(図示略)とを接続するための配線
である。次に、このワイヤレス紐付き救急発信器1の操
作時における動作について説明する。
【0077】このワイヤレス紐付き救急発信器1は、通
常、図21に示すように、首紐4を首Kに掛けて発信器
本体2をペンダントのように吊り下げて携帯する。そし
て、緊急時に、発信器本体2を掴んで引き下げると、操
作部3Bが圧縮バネ3gの付勢力に抗して上方へ引っ張
り上げられて移動する。すると、操作部3Bの下端のス
イッチ作動部3fによって、リミットスイッチ3Aの作
動片3hが押されてオン状態となり、緊急信号が発信さ
れる。
【0078】これと同時に、発信表示灯5が点灯あるい
は点滅される。緊急信号が発信された後、手を離して発
信器本体2の引下げ状態を解除すると、圧縮バネ3gの
付勢力によって、操作部3Bが下方へ移動し、リミット
スイッチ3Aの作動片3hが復帰してこのリミットスイ
ッチ3Aがオフ状態となり、緊急信号の発信が停止され
る。
【0079】また、プルスイッチ3を、上記したような
アンラッチ式の構造とし、プルスイッチ3は一度引っ張
り上げられれば、発信器本体2に内蔵した保持タイマ
(図示略)を起動させ、そのタイマがタイムアップする
までの時間は、リセットスイッチが操作されるまで緊急
信号を出力保持する構成としてもよい。この場合、保持
タイマを内蔵しているので、プルスイッチ3が一度オン
になると、所定時間緊急信号が出力される。
【0080】また、本体側でラッチするようにすると、
誤動作に対してもリセットスイッチ(図示略)を操作す
るだけでキャンセル出来る。更に、緊急信号を発信して
いるときには、発信表示灯5が点灯あるいは点滅するの
で、これを視認することによって、緊急信号が発信され
たことを確認することができる。
【0081】図22,図23,図24は第2例のワイヤ
レス紐付き救急発信器の内部構造を示しており、図25
はラッチ機構の外嵌部を断面し、図26はラッチ機構の
中嵌部を断面し、図27はラッチ機構の内嵌部の断面し
たものを示している。このワイヤレス紐付き救急発信器
1Aには、発信器本体2A内に、例えば、プルスイッチ
7の操作部3Cの一部を構成するラッチ機構6が設けら
れている。
【0082】このラッチ機構6は、例えば、ボールペン
のラッチ機構と同様の構造となっており、外嵌部6Aと
中嵌部6Bと内嵌部6Cから構成されている。そして、
外嵌部6Aの側部から、上端近傍箇所に、首紐4が取付
けられた操作部3Bの逆U字形の引上げ部3kが上向き
に延設され、この引上げ部3kが、発信器本体2の上端
部に穿設された凹部2aに引上げ可能に嵌入されてい
る。
【0083】ラッチ機構6の外嵌部6Aの側部には、ス
イッチリミットスイッチ3Aが取付けられ、中嵌部6B
の上部には、一部を発信器本体2Aの上端内面に一部が
係止された径小の突出杆6aが上向きに突設され、この
突出杆6aに、リミットスイッチ3Aをオン・オフする
ための逆L字形の作動部3mの上端筒部3nが嵌合され
ている。
【0084】また、外嵌部6Aの下部には、バネ配設用
の凹状空隙部6bが形成され、この凹状空隙部6bに、
中嵌部6Bと内嵌部6Cとを上向きに付勢するための圧
縮バネ6cが配入されている。ラッチ機構6について、
概略説明すると、外嵌部6Aには、図25に示すよう
に、三方に延び、上端部近傍箇所の一部に係止用段部6
mが形成されたそれぞれ3つの縦溝6dを有する内孔部
6eが形成され、中嵌部6Bには、図26に示すよう
に、外周面の6方に外向きに嵌入係止片6fが突設さ
れ、これらの嵌入片6fが外嵌部6Aの縦溝6d内嵌入
されるようになっており、内嵌部6Cには、図27に示
すように、その外周面の三方に突出片6gが延設されて
いる。
【0085】内嵌部6Cは引き上げによって、60度ず
つ回転するように構成され、この回転によって中嵌部6
Bが一体に60度回転し、その嵌入係止片6fが縦溝6
dの係止用段部6mに係止され、それ以上上向きに移動
しないように構成されている。次に、上記構成の第2例
のワイヤレス紐付き救急発信器の緊急時における操作と
主な動作とについて説明する。
【0086】通常は、図21に示すように、リミットス
イッチ3Aがオフ状態にあり、緊急時に、発信器本体2
Aを引き下げると、図22に示すように、突出杆6aを
除いたラッチ機構6の全体が上方に移動し、リミットス
イッチ3Aが、突出杆6aの垂直部に当接してオン状態
となり、緊急信号が発信される。この状態で、発信器本
体2Aを離すと、図23に示すように、操作部3Cが下
方に若干移動するとともに、中嵌部6Bが60度回転さ
れ、その嵌入係止片6fが、外嵌部6Aの縦溝6dの係
止用段部6mに係止され、中嵌部6Bが移動を阻止され
てラッチされ、リミットスイッチ3Aのオン状態が保持
される。
【0087】このオン状態を解除するには、再度、操作
部3Cを少し引っ張り上げると、中嵌部6Bが更に60
度回転され、係止状態が解除される。係止状態が解除さ
れると、操作部3Cの全体が下降して、図21に示すよ
うに、リミットスイッチ3Aがオフ状態となる。尚、上
記のラッチ機構6は、ボールペン等に設けられた従来の
ラッチ機構とほぼ同様の構造と作用をなすものであるか
ら、詳細な説明は省略する。
【0088】このように、プルスイッチ7が一度引っ張
り上げられれば、その状態でラッチされ、再度引っ張り
上げればラッチが解除されるようになっているので、プ
ルスイッチ7の操作を簡単に行え、誤動作した場合に
も、再度引っ張り上げてラッチを解除し、キャンセルで
きる。
【0089】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の非常呼出器によれ
ば、非常呼出器の非常呼出ボタンを押圧操作すれば、非
常音発生装置側で電気的にラッチされ、非常音が鳴動す
る。また、非常呼出を行った非常呼出器では、呼出確認
表示灯が点灯あるいは点滅し、呼出確認音が鳴動するの
で、非常呼出しを行ったことが直ちに判明する。このた
め、非常呼出時に呼出ボタンを常時押圧操作する必要が
なく、2度押による不用意な復帰はなくなる。更に、復
帰スイッチを操作すれば、非常音発生装置の非常音の出
力を停止でき、非常呼出器の呼出確認表示灯を消灯し、
呼出確認音を停止して、初期状態に復帰できるので便利
である。
【0090】請求項4,5に記載の非常連絡システムに
よれば、簡易な構成によって非常呼出時に呼出ボタンを
常時押圧操作する必要がなく、2度押による不用意な復
帰はなくなる。特に、請求項4に記載の非常連絡システ
ムによれば、非常呼出器の非常呼出ボタンを押圧操作す
れば、タイマ回路によって設定された時間の間、非常音
が鳴動する。このため、予めタイマ回路による設定時間
を設定しておけば、その設定時間の間、非常音を鳴動さ
せることが出来る。
【0091】また、請求項5に記載の非常連絡システム
によれば、非常呼出器の非常呼出ボタンを押圧操作すれ
ば、ラッチ回路によって電気的にラッチされ、非常音が
鳴動する。請求項6〜8に記載の非常連絡システムによ
れば、非常呼出ボタンをラッチ構造にしている。このた
め、非常呼出ボタンを一度押圧操作すれば、非常音発生
装置に非常呼出信号を送出し続けることができ、非常呼
出ボタンを押圧し続ける必要はなく、2度押しによる不
用意な復帰動作が回避できる簡易で安価なシステムが提
供できる。
【0092】特に、請求項7のシステムでは動作確認表
示灯を備えており、請求項8のシステムでは、動作確認
表示灯に加えて、呼出確認音発生手段を備えているの
で、目や目、耳の両方で呼出の確認が出来き、便利であ
る。また、請求項9に記載の非常連絡システムによれ
ば、非常呼出器に設けた復帰スイッチを操作すれば、非
常音の出力を停止と同時に、呼出確認表示灯を消灯し、
呼出確認音の出力を停止し、初期状態に復帰できるので
便利である。
【0093】また、請求項10〜13に記載の本発明に
よれば、ドアホン子器の呼出、外線からの電話機の呼
出、セキュリティーセンサの動作に対応して、点灯態様
を異ならせて識別出来るようにしたので、この点灯を視
認することによって、耳が聞こえ難くなった高齢者や難
聴者でも、ドアホン子器の呼出、外線からの電話機の呼
出、セキュリティーセンサの動作を確認することができ
る。
【0094】また、同一の多機能報知ランプにより点灯
態様を異ならせて識別出来るようにしたので、報知ラン
プが一つですみ、電話の着信、来訪者によるドアホンの
呼出し、非常警報音の発生を知らせることができ、機器
の数を削減することができ、且つ報知の種類を正確に知
らせることができる。特に、請求項13の多機能報知ラ
ンプを用いた非常通報報知システムでは、ワイヤレス送
信によって、多機能報知ランプを報知信号の種別に対応
して点灯態様を異ならせて識別できるようにし、配線を
必要としないので、多機能報知ランプを所望の場所に設
置できる。
【0095】また、請求項15のワイヤレス紐付き救急
発信器では、ペンダント型の発信器本体を掴んで引き下
げるだけで、緊急信号を発信できるので、押ボタン式の
ペンダント型発信器と異なり、誤って押操作するなどの
誤操作がない。 発信器本体を首に掛けたまま掴んで引
き下げるので、指先が不自由な人でも使いやすい。更
に、緊急、とっさの場合にも、操作しやすく、タオル掛
けや把手などに引っかけて使用できる。
【0096】請求項16のワイヤレス紐付き救急発信器
では、プルスイッチが、一度引っ張り上げれば、ラッチ
され、再度引っ張り上げればラッチが解除される構造と
なっているので、誤動作の場合にも、すぐにキャンセル
できる。請求項17のワイヤレス紐付き救急発信器で
は、プルスイッチがアンラッチ式の構造となっているの
で、構造を簡単化することができる。
【0097】請求項18のワイヤレス紐付き救急発信器
では、プルスイッチを引っ張り上げたときに保持タイマ
を起動させ、タイマがタイムアップするまでの時間は、
リセットスイッチが操作されるまで緊急信号を出力保持
する構成となっているので、プルスイッチがアンラッチ
式であっても、緊急信号を所定時間発信することができ
る。
【0098】請求項19のワイヤレス紐付き救急発信器
では、発信器の発信動作が発信表示灯によって容易に確
認出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非常呼出器の一実施例を示す外観構成
図(正面図)である。
【図2】本発明の非常呼出器の一実施例を示す外観構成
図(側面図)である。
【図3】本発明の非常連絡システムの一実施例を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の非常呼出器の他例を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の非常連絡システムの他例を示すブロッ
ク図である。
【図6】(a),(b)は非常呼出ボタンのラッチ機能
の構造説明図である。
【図7】本発明の非常連絡システムの基本動作の説明図
である。
【図8】非常呼出器、多機能表示ランプ、ワイヤレス引
き紐式発信器を用いた情報連絡表示システムの基本構成
を示す図である。
【図9】本発明に係る多機能報知ランプを用いた非常通
報報知システムの第1実施例の基本構成を示すブロック
図である。
【図10】実施例の非常通報報知システムの配線と外観
を示す説明図である。
【図11】電圧レベルに応じて、発光色の異なる複数の
ランプを選択的に駆動させるランプ制御回路と多機能報
知ランプを示す説明図である。
【図12】外部より送出される接点信号を判別する接点
切換回路と多機能報知ランプを示す説明図である。
【図13】第2実施例の非常通報報知システムの配線と
外観を示す説明図である。
【図14】第3実施例の非常通報報知システムの基本構
成を示すブロック図である。
【図15】第4実施例の非常通報報知システムの配線と
外観を示す説明図である。
【図16】従来の非常通報報知システムの一例を示す説
明図である。
【図17】従来の非常通報報知システムの別例を示す説
明図である。
【図18】本発明に係るワイヤレス紐付き救急発信器の
外観を示す正面図である。
【図19】第1例のワイヤレス紐付き救急発信器の要部
の内部構造を示す部分断面図である。
【図20】実施例のワイヤレス紐付き救急発信器を首に
掛けた状態を示す説明図である。
【図21】第2例のワイヤレス紐付き救急発信器の内部
構造を示す要部の部分断面図である。
【図22】第2例のワイヤレス紐付き救急発信器の発信
器本体を引き下げた状態を示す要部の部分断面図であ
る。
【図23】第2例のワイヤレス紐付き救急発信器の発信
器本体のラッチ状態を示す要部の部分断面図である。
【図24】ラッチ機構の外嵌部の断面図である。
【図25】ラッチ機構の中嵌部の断面図である。
【図26】ラッチ機構の内嵌部の断面図である。
【符号の説明】
A・・・非常呼出器 B・・・非常音発生装置 51・・・非常呼出ボタン 52・・・復帰スイッチ 54a・・・呼出確認表示灯 55・・・呼出確認音発生手段 104・・・ラッチ回路 14 ドアホン子器 16 電話回路(外線) 18 電話器 114 報知表示部(多機能報知ランプ) 114A,114B 表示灯(多機能報知ランプ) 116 火災感知器(セキュリティセン
サ) 120 表示灯(多機能報知ランプ) 121 チャイム押釦(チャイム呼出器) 125 電圧判別回路 126 ランプ制御回路 127 ランプ制御回路 128 接点切換回路 129 ランプ制御回路 140 ワイヤレス発信器 1,1A ワイヤレス紐付き救急発信器 2,2A 発信器本体 3,3A プルスイッチ 4 首紐 5 発信表示灯 6 ラッチ機構
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項17
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項19
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 晶子 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 飯野 徹志 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非常音発生装置に信号線を介して接続さ
    れ、非常音を出力するための非常呼出器であって、 瞬時復帰型の非常呼出ボタンと、 この非常呼出ボタンが押圧操作されたときに、上記信号
    線に送出する非常呼出信号を出力保持するラッチ回路
    と、 上記非常呼出ボタンが操作されたときに、呼出確認表示
    灯を点灯あるいは点滅させる呼出確認表示灯制御回路
    と、 スピーカを有し、上記非常呼出ボタンが操作されたとき
    に、呼出確認音を鳴動させる呼出確認音発生手段と、 上記ラッチ回路による非常呼出信号の出力保持を解除
    し、非常音発生装置による非常音の出力を停止するとと
    もに、上記呼出確認表示灯の点灯あるいは点滅動作と、
    呼出確認音発生手段による呼出確認音の鳴動を停止し、
    初期状態に戻すための復帰スイッチとを備えた非常呼出
    器。
  2. 【請求項2】上記非常呼出器本体の下方には、握玉を取
    り付けた吊り下げ式の引き紐スイッチを、非常呼出スイ
    ッチとして更に設けた構成とした請求項1に記載の非常
    呼出器。
  3. 【請求項3】上記吊り下げ式の引き紐スイッチは、1度
    引き下げられたときには、非常呼出スイッチとして機能
    し、2度引き下げられたときには復帰スイッチとして機
    能する構成とした請求項1に記載の非常呼出器。
  4. 【請求項4】非常呼出ボタンと、復帰スイッチと、呼出
    確認表示灯とを備え、この非常呼出ボタンが押圧操作さ
    れたときに、非常呼出信号を送出するようにした非常呼
    出器と、 この非常呼出器と信号線を通じて接続され、上記非常呼
    出器の非常呼出ボタンが押圧操作されたときに、非常呼
    出音を、所定時間の間継続的に出力させるタイマ回路を
    備えた非常音発生手段と、非常呼出音の出力を停止する
    警報停止スイッチとを備えた非常音発生装置とを組み合
    わせて構成された非常連絡システム。
  5. 【請求項5】非常呼出ボタンを備えた非常呼出器と、こ
    の非常呼出器と信号線を通じて接続され、警報停止スイ
    ッチを備えた非常音発生装置とを組み合わせて構成され
    た非常連絡システムにおいて、 上記非常呼出器は、 押圧操作されたときに、上記信号線を通じて、上記非常
    音発生装置に非常呼出信号を送出するための非常呼出ボ
    タンと、 上記非常呼出ボタンが押圧操作された後、上記非常音発
    生装置からの非常音の出力を停止させ、非常呼出器を元
    の状態に復帰させる復帰スイッチとを備えており、 上記非常音発生装置は、 上記非常呼出器の非常呼出ボタンの操作によって、非常
    呼出信号を受けたときに、非常呼出信号をラッチするラ
    ッチ回路と、 スピーカなどの音発生手段を備え、上記ラッチ回路が非
    常呼出信号の出力を保持している間、非常呼出音を出力
    する非常呼出音発生手段と、 この非常呼出音発生手段から出力される非常呼出音を停
    止するための警報停止スイッチとを備えた構成とした非
    常連絡システム。
  6. 【請求項6】非常呼出ボタンを備えた非常呼出器と、こ
    の非常呼出器と信号線を通じて接続され、警報停止スイ
    ッチを備えた非常音発生装置とを組み合わせて構成され
    た非常連絡システムにおいて、 上記非常呼出器の非常呼出ボタンは、押圧操作されたと
    きに、上記信号線を通じて、上記非常音発生装置に非常
    呼出信号を送出保持するラッチ構造となっており、 上記非常音発生装置は、 上記非常呼出器の非常呼出ボタンの操作によって、非常
    呼出信号を受けたときに、非常呼出信号を出力する非常
    呼出音発生手段と、この非常呼出音発生手段から出力さ
    れた非常呼出音を停止させるための警報停止スイッチと
    を備えた構成とした非常連絡システム。
  7. 【請求項7】上記非常呼出器は、動作確認表示灯を更に
    備えており、上記非常呼出ボタンが操作されたときに
    は、音発生装置からの電源供給を受けて、上記動作確認
    灯を点灯あるいは点滅させる構成としている請求項6に
    記載の非常連絡システム。
  8. 【請求項8】上記非常呼出器は呼出確認音発生手段を更
    に備えており、上記非常呼出ボタンが操作されたときに
    は、音発生装置からの電源供給を受けて、上記動作確認
    灯を点灯あるいは点滅させると同時に、上記呼出確認音
    発生手段を駆動して呼出確認音を出力させる構成として
    いる請求項7に記載の非常連絡システム。
  9. 【請求項9】上記非常呼出器には、上記非常呼出ボタン
    によるラッチを解除し、上記非常音発生装置からの非常
    音の出力を停止すると同時に、初期状態に復帰させる復
    帰スイッチを更に設けた構成とした請求項7〜8のいず
    れかに記載の非常連絡システム。
  10. 【請求項10】住宅情報盤に付設された種々の情報機器
    の動作を表示するための多機能報知ランプであって、 住宅情報盤に付設されたドアホン子器の呼出、外線から
    の電話機の呼出、セキュリティーセンサの動作に対応し
    て、点灯態様を異ならせて識別出来るようにした多機能
    報知ランプ。
  11. 【請求項11】外部より送出される電圧レベルの異なる
    有電圧信号を判別する電圧判別回路と、この電圧判別回
    路によって判別された電圧レベルに応じて、発光色の異
    なる複数のランプを選択的に駆動させるランプ制御回路
    とを備えた多機能報知ランプ。
  12. 【請求項12】外部より送出される接点信号を判別する
    接点切換回路と、この接点切換回路によって、発光色の
    異なる複数のランプを選択的に駆動させるランプ制御回
    路とを備えた多機能報知ランプ。
  13. 【請求項13】住宅情報盤に付設された種々の情報機器
    の動作を表示するための多機能報知ランプのワイヤレス
    表示システムであって、 上記住宅情報盤にはワイヤレス発信器を付設し、上記多
    機能報知ランプには、上記ワイヤレス発信器からの電波
    信号を受信処理するワイヤレス受信器を内蔵させたてお
    り、この多機能報知ランプによって、住宅情報盤に付設
    されたドアホン子器の呼出、外線からの電話機の呼出、
    セキュリティーセンサの動作に対応して、点灯態様を異
    ならせて識別出来るようにした多機能報知ランプのワイ
    ヤレス表示システム。
  14. 【請求項14】ドアホン子器、チャイム呼出器、インタ
    ーホン、電話機に接続され、これらの動作に応じて、複
    数のランプを選択的に点灯あるいは点滅出来る構成とし
    た多機能ランプ。
  15. 【請求項15】IDコードを付加した緊急信号を発信す
    るワイヤレス発信回路を内蔵したペンダント型の発信器
    本体の上部にプルスイッチを設け、このプルスイッチに
    首紐を取り付けた構造としたワイヤレス紐付き救急発信
    器。
  16. 【請求項16】上記プルスイッチは、一度引っ張り上げ
    れば、ラッチされ、再度引っ張り上げればラッチが解除
    される構造とした請求項1に記載のワイヤレス紐付き救
    急発信器。
  17. 【請求項17】上記プルスイッチは、アンラッチ式の構
    造とした請求項2に記載のワイヤレス紐付き救急発信
    器。
  18. 【請求項18】上記プルスイッチはアンラッチ式の構造
    とされ、上記プルスイッチは一度引っ張り上げられれ
    ば、上記発信器本体に内蔵した保持タイマを起動させ、
    そのタイマがタイムアップするまでの時間は、リセット
    スイッチが操作されるまで緊急信号を出力保持する構成
    とした請求項3に記載のワイヤレス紐付き救急発信器。
  19. 【請求項19】上記発信器本体の適所には、上記プルス
    イッチが引っ張り上げられたときに、点灯あるいは点滅
    する発信表示灯を設けた構造とした請求項1に記載のワ
    イヤレス紐付き救急発信器。
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Cited By (6)

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CN110302449A (zh) * 2019-08-05 2019-10-08 海门奥凯圣贸易有限公司 一种多功能输液呼叫器
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