JPH0823514A - ディジタル映像信号復号装置 - Google Patents

ディジタル映像信号復号装置

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JPH0823514A
JPH0823514A JP15569594A JP15569594A JPH0823514A JP H0823514 A JPH0823514 A JP H0823514A JP 15569594 A JP15569594 A JP 15569594A JP 15569594 A JP15569594 A JP 15569594A JP H0823514 A JPH0823514 A JP H0823514A
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Hiroki Mizozoe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回路規模が小さいディジタル映像信号復号装置
を実現する。また、消費電力を小さく抑える。 【構成】ディジタル映像信号の符号化データの復号処理
と再生された画像データを出力する表示処理を行うディ
ジタル映像信号復号装置において、表示処理回路におけ
る表示クロックと所定の比率の関係にある周波数の処理
クロックを設定し、さらに復号処理回路の動作を表示処
理回路の動作に同期させて動作させるように、各ブロッ
クの復号処理を行うタイムスロットを固定的に割り当て
る。1フレームの符号化データの復号処理を1フレーム
表示期間内で必ず終了させるように、1フレームを構成
する総ブロック数よりも多い所定個数の固定タイムスロ
ットを1フレーム表示期間内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高能率符号化によりデ
ータ圧縮されたディジタル映像信号の符号化データを復
号し、その結果再生されたディジタル映像信号の画像デ
ータを表示処理するディジタル映像信号復号装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル映像信号の高能率符号化方式
としては、高いデータ圧縮率を実現するためのフレーム
間符号化方式が知られている。これは、ディジタル映像
信号では通常フレーム間の相関が高いことを利用して、
データ圧縮率を高める方式である。例えば、動き補償フ
レーム間予測符号化方式が知られている。これは、前フ
レームと現在のフレームとを所定サイズのブロック単位
で比較して動きベクトルを求めた後、その動きベクトル
によりシフトさせた位置から前フレームのブロックの画
像データを読み出し、符号化すべき現在のフレームの画
像データからその予測値を減算して、動き補償予測誤差
を所定の方式でデータ圧縮する方式である。動き補償予
測誤差をデータ圧縮する方式としては、画像データその
ものを符号化するフレーム内符号化方式と同等の方式が
用いられる。
【0003】フレーム内符号化方式は、フレームごとに
独立に画像データそのものを符号化する方式であり、例
えば、変換符号化方式が知られている。これは、フレー
ムを所定サイズのブロックに分割した後に、ブロック単
位で所定の直交変換を行い、周波数成分に相当する変換
後の係数データを量子化、および可変長符号化して符号
化データを生成する方式である。これは、ディジタル映
像信号の各フレームにおいて、通常フレーム内の画像デ
ータには高い相関があることを利用してデータ圧縮する
方式である。
【0004】ディジタル映像信号符号化装置では、ディ
ジタル映像信号をデータ圧縮した符号化データをデータ
記録媒体に記録する、または通信回線を介して送信す
る。それに対して、ディジタル映像信号復号装置では、
データ記録媒体から再生した、または通信回線を介して
受信した符号化データを復号し、再生されたディジタル
映像信号を表示装置に出力する。ディジタル映像信号復
号装置において、受け取った符号化データの復号を正常
に開始できるのは、基本的にフレーム内符号化されたデ
ータからであるので、ディジタル映像信号符号化装置に
おいては、このようなフレーム内符号化されたフレーム
を適当な間隔で設けるのが普通である。すなわち、フレ
ーム内符号化フレーム(以下、Iフレームと呼ぶ)とフ
レーム間符号化フレーム(以下、Pフレームと呼ぶ)と
を織り交ぜながら符号化することになる。
【0005】データ記録媒体に符号化データを記録する
システムにおいては、その再生時に多少の遅延時間は許
容されるため、データ圧縮率をさらに高めるためにフレ
ーム内挿符号化方式も併用されることがある。このフレ
ーム内挿符号化方式は、前フレームだけでなく後フレー
ムとの相関も利用してデータ圧縮率を高める方式であ
る。例えば、双方向動き補償フレーム間予測符号化方式
が知られている。これは、表示順で前のフレームと現在
のフレームとを所定サイズのブロック単位で比較して動
きベクトルを求めると同時に、表示順で後のフレームに
対しても同様にしてブロック単位で動きベクトルを求め
た後、それぞれの動きベクトルによりシフトさせた位置
から前フレーム、および後フレームのブロックの画像デ
ータを読み出して平均値を生成し、符号化すべき現在の
フレームの画像データからそのフレーム内挿値を減算し
て動き補償予測誤差を所定の方式でデータ圧縮する方式
である。例えば、第1フレームに対してフレーム内符号
化を行った後に、第4フレームに対して第1フレームを
参照画面としてフレーム間符号化を行い、その後に第2
フレームと第3フレームに対して第1フレームと第4フ
レームの両方を参照画面としてフレーム内挿符号化する
ことになる。このフレーム内挿符号化されたフレーム
(以下、Bフレームと呼ぶ)がその後の符号化において
参照画面として用いられることはない。
【0006】特にデータ記録媒体への符号化データの記
録を行うシステムにおいて、ディジタル映像信号符号化
装置は、以上説明したIフレームとPフレーム、Bフレ
ームとを適宜織り交ぜながら符号化を行うことで、高い
データ圧縮率とランダムアクセスや編集等の機能の両立
を実現することが可能となる。Bフレームを含めて符号
化した場合には符号化側でフレーム順の並び換えが行わ
れる。なお、インターレース走査されている映像信号
を、IフレームとPフレーム、Bフレームとを適宜織り
交ぜながら符号化する動画像符号化方式としては、テレ
ビジョン学会誌、第48巻、第1号(1994年)、第
44頁から第49頁において概説されている方式が知ら
れている。
【0007】現行TVの映像信号はインターレース走査
された信号であるため、ライン数が半分でライン位置が
交互にずれている2枚のフィールドから、1枚のフレー
ムは構成される。1フレームを構成する各フィールドの
間には時間のずれもある。したがって、ディジタル映像
信号復号装置においては、このインターレース走査され
た映像信号を表示処理する必要がある。しかしながら、
データ圧縮の際には、各フレームが所定サイズのブロッ
クに分割されフレーム単位で符号化処理されることが一
般的であるので、ディジタル映像信号復号装置における
復号処理において、復号した結果再生された画像データ
の出力は、フレームの中で左上から右下へ向かうブロッ
ク単位での順次走査の順番となる。したがって、ディジ
タル映像信号復号装置においては、ブロック単位の順次
走査と画素単位のインターレース走査との走査変換の処
理が必要となる。また、Bフレームが含まれる場合に
は、再生側で正常な順番で各フレームの表示を行うため
には、符号化データの復号を行った後にフレーム順の並
び換えの処理も必要となる。
【0008】従来のディジタル映像信号復号装置として
は、入力されたディジタル映像信号の符号化データを所
定の処理クロックに従って復号処理して、その結果再生
された画像データを所定フレーム数分の容量を備えるフ
レームメモリに一旦書き込む復号処理回路と、走査変換
とフレーム順並び換えの処理を行いながらフレームメモ
リから画像データを読み出し、所定の表示クロックに従
ってディジタル映像信号として表示処理する表示処理回
路から成るものが知られている。復号処理回路がPフレ
ームやBフレームの復号処理を行う場合には、フレーム
メモリから参照画面の画像データも読み出される。
【0009】復号処理回路における処理クロックは、各
フレームの符号化データを復号する場合に要求される処
理量のばらつきの大きさを考慮して、各フレームの符号
化データの復号処理を1フレーム期間内に必ず終了させ
ることが可能な周波数に設定されている。一般的に、各
フレームの符号化データを復号する場合に要求される処
理量は、そのフレームがどのような符号化方式で符号化
されているか、すなわちIフレームかPフレームかBフ
レームかに応じて変化する。また、そのフレームの符号
化データのデータ量に応じて変化する。
【0010】表示処理回路における表示クロックは、デ
ィジタル映像信号のサンプリング周波数と等しい周波数
である。現行TVのディジタル映像信号の場合は13.
5MHzが標準的である。復号処理回路における処理ク
ロックは、この表示処理回路における表示クロックとは
無関係に設定される場合もあるし、また表示クロックと
所定の比率の関係にある周波数が設定される場合もあ
る。ただし、いずれの場合も復号処理回路と表示処理回
路は独立に非同期で動作する。また、復号処理回路を構
成する様々な処理回路も基本的には非同期で動作する。
【0011】フレームメモリに対して、復号処理回路で
は復号した結果の再生画像データを書き込み、表示処理
回路では表示のために再生画像データを読み出すことに
なる。したがって、従来のディジタル映像信号復号装置
においては、復号処理回路の書き込みと表示処理回路の
読み出しに関してメモリアクセスの調停を行う調停処理
回路が備えられている。
【0012】このような従来のディジタル映像信号復号
装置としては、例えば日経エレクトロニクス、第603
号(1994年3月14日)、第93頁から第100頁
に記載されているディジタル映像信号復号装置が挙げら
れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、復号処理回路と表示処理回路、およ
び復号処理回路を構成する様々な処理回路が非同期で動
作するので、ディジタル映像信号復号装置の全体を破綻
なく動作させるためには、全ての処理回路の動作を監視
しながら複雑な制御を行う動作制御回路を設けたり、あ
るいは全ての処理回路がその関連処理回路との間でハン
ドシェークにより動作を制御し合う必要があった。ま
た、メモリアクセスの調停処理回路も必須となってい
た。したがって、全体の動作を制御するために必要とな
る付加回路の回路規模が大きいという課題があった。
【0014】また、各フレームの符号化データを復号す
る場合に要求される処理量のばらつきが大きい場合、各
フレームの符号化データの復号処理が1フレーム期間内
に必ず終了することを保証するためには、処理量のばら
つきが大きくなればなる程、復号処理回路における処理
クロックの周波数を高く設定しなければならなかった。
したがって、その場合には消費電力が増大してしまうと
いう課題があった。
【0015】本発明の目的は、回路規模と消費電力が小
さいディジタル映像信号復号装置を実現することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、表示処理回路における表示クロックと
所定の比率の関係にある周波数の処理クロックを設定
し、さらに復号処理回路の動作を表示処理回路の動作に
同期させて動作させる。表示走査のタイミングに従っ
て、各ブロックの復号処理を行うタイムスロットを固定
的に割り当て、そのタイミング信号を生成するタイミン
グ回路を設ける。表示の1フレーム期間に対して、1フ
レームを構成する総ブロック数よりも多い所定個数のタ
イムスロットを割り当て、表示処理回路と復号処理回路
を同期させて動作させる。復号処理回路を構成する様々
な処理回路は全て、固定タイムスロットに従いブロック
単位で処理を行う。
【0017】
【作用】復号処理回路と表示処理回路、および復号処理
回路を構成する様々な処理回路が同期して動作するの
で、ディジタル映像信号復号装置の全体の動作を司る固
定タイムスロットのタイミング信号を生成するタイミン
グ回路は簡単な回路となり、回路規模は小さく抑えられ
る。
【0018】各フレームの符号化データを復号する場合
に要求される処理量のばらつきが大きい場合でも、再生
された画像データのデータ量は各フレームで同一であ
る。したがって、1フレームを構成する各ブロックを一
個または複数個の固定タイムスロットで処理を行うこと
により、1フレームの符号化データの復号処理を1フレ
ームの表示期間以内で必ず終了させられる。
【0019】また、各フレームの符号化データを復号す
る場合に要求される処理量のばらつきが大きい場合で
も、復号処理回路における処理クロックの周波数を高め
る必要はなく、したがって消費電力は小さく抑えられ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。まず、本発明の第一の実施例について説明す
る。
【0021】図1は、本発明の第一の実施例であるディ
ジタル映像信号復号装置のブロック図である。1は符号
化データの復号処理と表示処理を行うデコーダLSI
(大規模集積回路)、2はデコーダLSIと接続された
メモリ、3は符号化データの入力端子、4は出力画像デ
ータの出力端子である。デコーダLSI1において、1
1は入力バッファメモリ、12は復号バッファメモリ、
13は可変長復号ユニット、14はIQ(逆量子化)・
IDCT(逆ディスクリートコサイン変換)ユニット、
15は動き補償ユニット、16は表示ユニット、17は
メモリコントローラ、18はタイミングユニットであ
る。
【0022】本実施例のディジタル映像信号復号装置
は、IフレームとPフレームとBフレームが適宜織り交
ぜられて符号化されたディジタル映像信号の符号化デー
タを復号して、再生されたディジタル映像信号の画像デ
ータを出力するものである。米国や日本で用いられてい
る525/60方式の現行TVに対応したディジタル映
像信号復号装置である。映像信号は輝度信号と2種類の
色差信号とから成り、2種類の色差信号の解像度は輝度
信号に対して水平も垂直も1/2倍である。これは通常
[4:2:0]フォーマットと呼ばれるものである。フ
レーム周波数は約30フレーム/秒で、輝度信号のサン
プリング周波数は13.5MHzである。輝度信号も2
種類の色差信号も、画像データのビット数は8ビットで
ある。
【0023】1フレームの有効画素数は、輝度信号では
水平720画素×垂直480ライン、2種類の色差信号
では水平360画素×垂直240ラインである。したが
って、1フレーム分の画像データのデータ量は(720
×480+360×240×2)×8=4,147,2
00ビット、すなわち約4Mビットである。1秒間に表
示処理すべき画素数の合計、すなわち画素レートは、輝
度信号に関して720×480×30=10,368,
000画素/秒である。2種類の色差信号に関しては、
それぞれこの数値の1/4倍となる。
【0024】デコーダLSI1には、外部から表示出力
のタイミングを指定する垂直同期信号と水平同期信号が
入力される。また、表示処理のための表示クロックとし
て使用されるクロック信号も入力される。このクロック
信号の周波数は輝度信号のサンプリング周波数と等し
く、13.5MHzである。
【0025】タイミングユニット18は、入力された垂
直同期信号と水平同期信号、およびクロック信号とか
ら、デコーダLSI1を構成する入力バッファメモリ1
1、復号バッファメモリ12、可変長復号ユニット1
3、IQ・IDCTユニット14、動き補償ユニット1
5、表示ユニット16、およびメモリコントローラ17
の各々の動作タイミングを指示する複数のタイミング制
御信号を生成する。すなわち、表示タイミングに対して
予め定められている固定タイムスロットに従って、これ
らのタイミング制御信号を生成するものである。
【0026】図5にタイミングユニット18の詳細なブ
ロック図を示す。181は水平タイミング発生回路、1
82は垂直タイミング発生回路、183は論理ゲート回
路である。水平タイミング発生回路181は、入力され
た水平同期信号によってリセットされ、13.5MHの
クロック信号に従って一つづつカウント動作を行う水平
画素カウンタである。水平帰線期間を含めた1ラインの
全画素数分、すなわち858画素分のカウント動作を繰
り返し行う。垂直タイミング発生回路182は、入力さ
れた垂直同期信号によってリセットされ、水平タイミン
グ生成回路181が1ラインを構成する全画素数分のカ
ウント動作を完了するたびに、一つづつカウント動作を
行う垂直ラインカウンタである。垂直帰線期間を含めた
1フィールドの全ライン数分、すなわち263ライン分
または262ライン分のカウント動作を行う。1フレー
ムを構成する第1フィールドでは263ライン分、第2
フィールドでは262ライン分といった形でカウント動
作を交互に行う。
【0027】論理ゲート回路183は、入力された1
3.5MHzの入力クロックを表示クロックとして出力
するとともに、その29/6倍の周波数である65.2
5MHzのメモリクロック、および29/18倍の周波
数である21.75MHzの処理クロックを生成して出
力する。表示クロックは輝度信号のサンプリング周波数
と等しく、表示ユニット16における表示処理のタイミ
ングの基本となるクロック信号である。また、メモリク
ロックはメモリコントローラ17がメモリ2に対するデ
ータアクセスのタイミングの基本となるクロック信号で
ある。さらに、処理クロックは、入力バッファメモリ1
1、復号バッファメモリ12、可変長復号ユニット1
3、IQ・IDCTユニット14、および動き補償ユニ
ット15における復号処理のタイミングの基本となるク
ロック信号である。
【0028】また、論理ゲート回路183は、水平タイ
ミング生成回路181で生成された水平画素カウント値
と、垂直タイミング生成回路182で生成された垂直ラ
インカウント値とから、所定のタイムスロットに従って
各種のタイミング制御信号を生成して出力する。タイム
スロットは、1フレーム期間において固定のパターンで
定められている。なお、水平同期信号と垂直同期信号の
外部入力がない場合には、水平タイミング生成回路18
1と垂直タイミング生成回路182がこれらの信号によ
ってリセットされることなく、タイミングユニット18
は内部同期モードで動作することになる。
【0029】図8は、固定タイムスロットの割り当てパ
ターンを示す説明図である。1フレームは全525ライ
ンから成り、1フレームを構成する第1フィールドは2
62ライン、第2フィールドは263ラインとなる。本
実施例のディジタル映像信号復号装置では、1フレーム
期間においてタイムスロットの割り当てパターンが図8
の通り定められている。65.25MHzのメモリクロ
ックを基準とした場合、1ライン期間は858×29/
6=4147クロック分の時間となる。1ライン期間は
1380クロックずつ三個のタイムスロットに分けら
れ、残りの7クロックはダミースロットとなっている。
ダミースロットでは、メモリ2に対するデータアクセス
は休止される。
【0030】第293ラインから第524ライン、およ
び第0ラインから第253ラインにおいて割り当てられ
ている1458個のタイムスロットが、1フレーム分の
符号化データの復号処理のために使用される。また、第
285ラインから第524ラインでは既に前で復号済み
のフレームの第2フィールドの画像データの表示処理
が、第22ラインから第261ラインでは現在復号され
ているフレームの第1フィールドの画像データの表示処
理が行われる。各タイムスロットにおいては、1マクロ
ブロックの復号処理に関係するメモリ2への各種のデー
タアクセス、および表示すべき再生画像データのメモリ
2からの読み出しが時分割で行われる。このタイムスロ
ットに従い、そのマクロブロックの復号処理も実行され
る。
【0031】ここで、マクロブロックとは、16×16
画素の領域についての画像データの集まりである。ブロ
ックの大きさを8×8画素とすると、輝度信号について
は16×16画素の領域は4ブロックから成る。また、
2種類の色差信号については、解像度が水平方向も垂直
方向も輝度信号と比べて1/2倍であるので、対応する
領域は8×8画素の領域であり各1ブロックから成る。
したがって、1マクロブロックは合計6ブロックから構
成される。1フレームは720画素×480ラインであ
るから、1フレームは(720/16)×(480/1
6)=1350マクロブロックから構成されることにな
る。1フレーム分の符号化データの復号処理のために
は、1フレーム期間において1458個のタイムスロッ
トが割り当てられているので、基本的に各タイムスロッ
トにおいて1マクロブロックの復号処理を実行すれば、
1フレーム期間で1フレーム分の復号処理が実現できる
ことになる。
【0032】図8に示す通り、各タイムスロットにおい
ては、(a)表示画像データ読み出し、(b)参照画像
データ読み出し、および(c)符号化データ読み出しと
いう、メモリ2からの読み出しのための2種類の期間を
設けている。次に、(d)メモリリフレッシュのための
期間がある。ダイナミックメモリ素子で構成されるメモ
リ2に対しては周期的なリフレッシュ処理が必要である
ため、(d)メモリリフレッシュにおいては、順番にア
ドレスを増加させながらメモリ2のダミー読み出しが行
われる。その後、(e)符号化データ書き込み、および
(f)再生画像データ書き込みという、メモリ2への書
き込みのための2種類の期間を設けている。以上が終了
した後の残り期間はマージン領域であり、メモリアクセ
スは基本的に休止される。なお、(a)表示画像データ
読み出し、(b)参照画像データ読み出し、(c)符号
化データ読み出し、(e)符号化データ書き込み、およ
び(f)再生画像データ書き込みの各々の処理について
は詳しく後述する。
【0033】メモリ2は、16Mビット(1Mビット=
1,048,576ビット)の容量を持ち、データ幅は
16ビットのダイナミックメモリ素子が一個で構成され
ている。65.25MHzのメモリクロックに従って動
作し、約15nsごとにメモリアクセスが可能となって
いる高速なダイナミックメモリ素子である。図2は、4
種類の領域に分割されたメモリ2のアドレス空間を示し
ている。メモリ2には、各1フレーム分の画像データを
記憶保持可能な容量を持つ3枚のフレームメモリ(フレ
ームメモリ1〜フレームメモリ3)の領域が割り当てら
れている。各フレームメモリの容量は約4Mビットであ
り、網かけされていない前半部分が輝度信号(Y)の画
像データ用の領域であり、後半の網かけされている部分
が2種類の色差信号(Cb,Cr)の画像データ用の領
域である。また、残りの約4Mビットの領域は、符号化
データを一時格納する符号化データ用バッファメモリ、
および後述するOSD(On Screen Display )データ格
納領域として用いられる。
【0034】図7は本発明によるディジタル映像信号復
号装置の全体動作の概念図である。IフレームとBフレ
ーム、Pフレームとから成る符号化データを復号処理、
および表示処理する全体動作を示している。各フレーム
の符号化データの復号処理は、表示の1フレーム期間で
実行される。IフレームとPフレームとを復号した結果
の再生画像データはフレームメモリ1とフレームメモリ
2とに交互に格納される(I−W,P1−W)。また、
Bフレームを復号した結果の再生画像データはフレーム
メモリ3に格納される(B1−W,B2−W,B3−
W)。Pフレームの復号処理の際には、その前に復号さ
れたIフレームまたはPフレームの再生画像データが、
フレームメモリ1またはフレームメモリ2からフレーム
間予測のための参照画像データとして読み出される(I
ref−R)。同様にして、Bフレームの復号処理の際
には、その前に復号された2枚のIフレームまたはPフ
レームの再生画像データが、フレームメモリ1とフレー
ムメモリ2とからフレーム間内挿のための2種類の参照
画像データとして読み出される(Iref−R,P0r
ef−R,P1ref−R)。
【0035】各フレームの符号化データの表示処理は、
復号処理からは1フィールド期間遅延された表示の1フ
レーム期間で実行される。Bフレームについては、復号
処理の1フィールド後に、フレームメモリ3からBフレ
ームの再生画像データが表示画像データとして読み出さ
れる(B0−R,B1−R,B2−R,B3−R)。ま
た、IフレームとPフレームについては、フレーム順の
並び換えが行われながら、フレームメモリ1またはフレ
ームメモリ2から各再生画像データが表示画像データと
して読み出される(P0−R,I−R)。
【0036】さて、入力バッファメモリ11は、入力さ
れた符号化データを、図8の(e)符号化データ書き込
みの期間において、メモリ2内に割り当てられた符号化
データ用バッファメモリに書き込む。また、復号バッフ
ァメモリ12は、復号しようとする符号化データを、図
8の(c)符号化データ読み出しの期間において、メモ
リ2内に割り当てられた符号化データ用バッファメモリ
から読み出す。入力バッファメモリ11と復号バッファ
メモリ12は、それぞれFIFO(先入れ先出し)メモ
リを内部に備えるものである。
【0037】図3に入力バッファメモリ11と復号バッ
ファメモリ12の詳細なブロック図を示す。入力バッフ
ァメモリ11において、111は並列化回路、112は
FIFOメモリ、113はメモリ空き容量演算回路、1
14はFIFOコントローラである。並列回路111
は、8ビットのデータ幅で入力される符号化データを順
番に三個ずつ並列化し、48ビットのデータ幅の符号化
データに変換して出力するものである。FIFOメモリ
112は、並列化回路111の出力である符号化データ
が書き込まれるともに、メモリ2に対する(e)符号化
データ書き込みのために符号化データが読み出される、
比較的小さな容量のFIFOメモリである。48ビット
のデータ幅を持つ。書き込みと読み出しのタイミングが
ずれていて、かつ必要なデータアクセスの速度も異なる
点を解決するためのものである。
【0038】FIFOコントローラ114は、図8に示
したメモリ2に対する(e)符号化データ書き込みの期
間において、メモリ2内の符号化データ用バッファメモ
リにまだ符号化データを格納する余裕がある場合にメモ
リコントローラ17から与えられるデータリクエスト信
号に従って、FIFOメモリ112から記憶保持されて
いる符号化データを読み出し、データバスを介してメモ
リコントローラ17に渡す。また、メモリ空き容量演算
回路113は、FIFOメモリ112内に記憶保持され
ている符号化データのデータ量を監視し、FIFOメモ
リ112の空き容量を計算してFIFOコントローラ1
14に伝える。FIFOコントローラ114は、FIF
Oメモリ112が符号化データでほとんど一杯となり空
き容量が非常に少なくなっている場合には、FIFOメ
モリ112への符号化データの書き込みを一時停止させ
るために、符号化データの入力を一時停止してくれるよ
うに外部に対して要求を出す。
【0039】復号バッファメモリ12において、121
はFIFOメモリ、122はメモリ空き容量演算回路、
123はFIFOコントローラである。FIFOメモリ
121は、メモリ2に対する(c)ビットバッファ読み
出しのために符号化データが書き込まれるとともに、可
変長復号ユニット13へ出力する符号化データが読み出
されるFIFOメモリである。1マクロブロック分の符
号化データのデータ量の最大値に相当する容量を備え、
48ビットのデータ幅を持つ。書き込みと読み出しのタ
イミングがずれていて、かつ必要なデータアクセスの速
度も異なる点を解決するためのものである。
【0040】メモリ空き容量演算回路122は、FIF
Oメモリ121内に記憶保持されている符号化データの
データ量を監視し、FIFOメモリ121の空き容量を
計算してFIFOコントローラ123に伝える。これに
従って、FIFOコントローラ123は、図8に示した
メモリ2に対する(c)符号化データ読み出しの期間に
おいて、FIFOメモリ121にまだ符号化データを格
納する余裕がある場合には、メモリ2の符号化データ用
バッファメモリに記憶保持されている符号化データを読
み出すようにメモリコントローラ17に対してデータリ
クエスト信号を出す。それに応じて、データバスを介し
てメモリ2から読み出された符号化データをFIFOメ
モリ121に書き込む。FIFOコントローラ114
は、可変長復号ユニット13から与えられるデータリク
エスト信号に従って、FIFOメモリ112から符号化
データを読み出し、可変長復号ユニット13に渡す。
【0041】可変長復号ユニット13、IQ・IDCT
ユニット14、および動き補償ユニット15は、符号化
データの復号処理をマクロブロック単位で順次実行する
処理回路である。タイミングユニット18から与えられ
るタイミング制御信号に従って、それぞれの処理回路は
動作する。
【0042】可変長復号ユニット13は、復号バッファ
メモリ12に対してデータリクエスト信号を出力し、復
号バッファメモリ12からその内部のFIFOメモリ1
21に記憶保持されていた符号化データを受け取る。そ
して、1マクロブロックに割り当てられた固定タイムス
ロットに従って、1マクロブロック分の符号化データに
ついて可変長符号の復号を行い、ヘッダに含まれる付加
情報やヘッダに続く量子化係数データを再生する。2
1.75MHzの処理クロックに従って、一つずつこれ
らのデータの復号処理を行っていくので、新たな符号化
データの入力が必要となる都度、復号バッファメモリ1
2に対してデータリクエスト信号を出力する。
【0043】なお、可変長復号ユニット13で復号され
た付加情報には、逆量子化処理で必要となる量子化パラ
メータや、動き補償処理で必要となる差分動きベクト
ル、復号している画像がIフレーム、Pフレーム、Bフ
レームのいずれであるかを示す画像符号化タイプ等があ
る。例えば、量子化パラメータはIDCTユニット14
に、差分動きベクトルは動き補償ユニット15に、画像
符号化タイプはメモリコントローラ17に与えられる。
符号化データの復号処理のために使用されるタイムスロ
ット以外、例えば第262ラインから第284ラインに
割り当てられているタイムスロット等においても、この
可変長復号ユニット13はヘッダ解析処理を適宜実行
し、ヘッダに含まれるその他の様々な付加情報を出力す
る。
【0044】IQ・IDCTユニット14は、可変長復
号ユニット13で復号された量子化係数データを受け
て、1マクロブロックに割り当てられた固定タイムスロ
ットに従って、1マクロブロック分の量子化係数データ
について逆量子化と逆DCTを行い、予測誤差データを
再生する。まず、逆量子化の処理において、可変長復号
ユニット13から与えられた量子化パラメータに応じ
て、量子化係数データがスケーリングされる。そして、
その結果の係数データが逆DCT処理され予測誤差デー
タが生成される。
【0045】動き補償ユニット15は、可変長復号ユニ
ット13から与えられたマクロブロックごとの差分動き
ベクトルから動きベクトルを再生し、その動きベクトル
をメモリコントローラ17に対して出力する。直前に再
生した動きベクトルの値を記憶保持し、その値を差分動
きベクトルの値の加算することで動きベクトルを再生す
る。それに応じて、メモリコントローラ17は、(b)
参照画像データ読み出しの期間において、メモリ2内の
フレームメモリから参照画面の再生画像データを読み出
して参照画像データとして動き補償ユニット15に与え
る。メモリ2内のフレームメモリ(フレームメモリ1と
フレームメモリ2)に、参照画面として用いる既に復号
済みのIフレームまたはPフレームが記憶保持されてい
る。ただし、Iフレームの場合には、参照画像データは
必要ないので(b)参照画像データ読み出しは停止され
る。また、Bフレームの場合には、必要となる1種類ま
たは2種類の参照画像データが読み出される。
【0046】動き補償ユニット15は、IQ・IDCT
ユニット14で再生された予測誤差データを受けて、1
マクロブロックに割り当てられた固定タイムスロットに
従って、1マクロブロック分の予測誤差データと読み出
された参照画像データとから再生画像データを再生す
る。ここでは平均や加算の処理が行われる。以上の処理
によって再生された再生画像データは、(f)再生画像
データ書き込みの期間において、メモリ2内のフレーム
メモリに書き込まれる。IフレームまたはPフレームの
再生画像データは、フレームメモリ1とフレームメモリ
2のどちらかに対して書き込まれる。2枚のフレームメ
モリが順次交互に選択される。また、Bフレームの再生
画像データは、フレームメモリ3に対して書き込まれ
る。
【0047】表示ユニット16は、メモリ2内のフレー
ムメモリから読み出された再生画像データを受けて、順
次13.5MHzの表示クロックに従って、表示画像デ
ータとしてデコーダLSI1の出力端子から出力する。
1マクロブロックに割り当てられた固定タイムスロット
における(a)表示画像データ読み出しの期間で、1ラ
インの1/3に相当する画素数分の再生画像データがメ
モリ2から読み出される。すなわち、1ラインに表示す
る720画素の輝度信号、および各360画素の2種類
の色差信号の再生画像データが、三個のタイムスロット
の先頭で1/3ずつ読み出される。480バイトの再生
画像データがメモリ2から読み出されることになる。図
8において、第22ラインから第261ラインでは、第
1フィールドの表示のための(a)表示画像データ読み
出しが行われる。同様にして、第285ラインから第5
24ラインでは、第2フィールドの表示のための(a)
表示画像データ読み出しが行われる。
【0048】図6に表示ユニット16の詳細なブロック
図を示す。表示ユニット16において、161は輝度用
ラインメモリ、162はインタポレーション回路、16
3・164は二個の色差用ラインメモリ、165は直列
化回路、166はタイミング制御回路、167はOSD
発生回路、168はマルチプレクサである。直列化回路
165は、48ビットのデータ幅のデータバスを経由し
て入力される表示画像データを、8ビットのデータ幅に
変換して順番に出力するものである。輝度信号の表示画
像データは輝度用ラインメモリ161に書き込まれ、2
種類の色差信号の表示画像データは色差用ラインメモリ
162・163のそれぞれに書き込まれる。輝度用ライ
ンメモリ161は240バイトの容量を持つFIFOメ
モリである。また、色差用ラインメモリ162・163
はそれぞれ120バイトの容量を持つFIFOメモリで
ある。
【0049】輝度用ラインメモリ161からは、水平帰
線期間と垂直帰線期間を除いた表示期間において、1
3.5MHzの表示クロックに従って、輝度信号の表示
画像データが順次読み出される。同時に、色差用ライン
メモリ162・163からは、表示クロックの1/2倍
の周波数の6.75MHzのクロックに従って、2種類
の色差信号の表示画像データが順次読み出される。各ラ
インメモリ161・162・163に対する書き込みと
読み出しのタイミングは、タイミングユニット18から
与えられるタイミング制御信号に従ってタイミング制御
回路166が制御する。
【0050】インタポレーション回路162は、[4:
2:0]フォーマットではなく[4:2:2]フォーマ
ットの形式とするために、2種類の色差信号の表示画像
データに関してそれぞれ垂直方向のインタポレーション
処理を行い、その後で画素単位で2種類の色差信号の表
示画像データを交互に時分割多重する。各フィールドに
おいて、復号処理して再生した120ラインの色差信号
を2倍の240ラインに変換することになる。そのため
にインタポレーション回路162の中には、前ラインの
2種類の色差信号の再生画像データを記憶保持するライ
ンメモリが含まれている。
【0051】なお、表示ユニット16は、メモリ2内の
OSDデータ格納領域から読み出されたOSDデータを
受けて、それから文字やグラフィックのビットマップ画
像データを生成し、デコーダLSI1から出力する表示
画像データにスーパーインポーズする機能もある。1マ
クロブロックに割り当てられた固定タイムスロットにお
ける(a)表示画像データ読み出しの期間で、1ライン
の1/3に表示すべきOSDデータが表示画像データと
ともにメモリ2から読み出される。なお、図1には明示
していないが、CPU(中央演算処理ユニット)がこの
OSDデータをメモリ2内のOSDデータ格納領域へ書
き込む。符号化データの復号処理のために使用されるタ
イムスロット以外、例えば第262ラインから第284
ラインに割り当てられているタイムスロットにおいて、
このCPUのOSDデータ書き込みは実行される。
【0052】OSD発生回路167は、メモリ2から読
み出したOSDデータを一旦内部に記憶保持した後に、
表示画像データの表示出力タイミングに合わせて、文字
やグラフィックのビットマップ画像データを生成して出
力する。マルチプレクサ168は、ラインメモリ161
から出力された輝度信号の再生画像データに、OSD発
生回路167から出力された輝度信号のビットマップ画
像データをスーパーインポーズする。同様に、色差信号
の再生画像データには、ビットマップ画像データがスー
パーインポーズされる。その結果の輝度信号と色差信号
の表示画像データは、デコーダLSI1の出力端子から
出力画像データとして出力される。
【0053】メモリコントローラ17は、メモリ2に対
するデータアクセスを制御する処理回路である。(c)
符号化データ読み出し、(e)符号化データ書き込み、
(b)参照画像データ読み出し、(f)再生画像データ
書き込み、(a)表示画像データ読み出しの各メモリア
クセスについて、アドレスと制御信号を生成してメモリ
2に出力する。また、内部のデータバスから書き込みデ
ータを入力してメモリ2に出力し、逆にメモリ2からデ
ータを読み出して内部のデータバスに読み出しデータを
出力する。タイミングユニット18から与えられるタイ
ミング制御信号により、固定タイムスロットの中で各ア
クセスを切り換えることになる。
【0054】図4にメモリコントローラ17の詳細なブ
ロック図を示す。メモリコントローラ17において、1
71は直列化回路、172は並列化回路、173はメモ
リ空き容量演算回路、174は符号化データ書き込みア
ドレス発生ユニット、175は符号化データ読み出しア
ドレス発生ユニット、176は参照画像データ読み出し
アドレス発生ユニット、177は再生画像データ書き込
みアドレス発生ユニット、178は表示画像データ読み
出しアドレス発生ユニットである。直列化回路171と
並列化回路172は、データ幅が48ビットの内部のデ
ータバスと、データ幅が16ビットのメモリ2と接続さ
れたデータ線との間で、データ幅の変換を行う回路であ
る。
【0055】符号化データ書き込みアドレス発生ユニッ
ト174は、(e)符号化データ書き込みにおけるアド
レスと制御信号を順次発生させ、メモリ2への符号化デ
ータの書き込みを制御する。符号化データ読み出しアド
レス発生ユニット175は、(c)符号化データ読み出
しにおけるアドレスと制御信号を順次発生させ、メモリ
2からの符号化データの読み出しを制御する。ただし、
復号バッファメモリ12からデータリクエスト信号が与
えられていない場合には、固定タイムスロット内の
(c)符号化データ読み出しの期間であっても、メモリ
2からの符号化データの読み出しは一時停止される。な
お、メモリ空き容量演算回路173は、符号化データ書
き込みアドレス発生ユニット174で生成された書き込
みアドレスと、符号化データ読み出しアドレス発生ユニ
ット175で生成された読み出しアドレスから、メモリ
2に割り当てられている符号化データ用バッファメモリ
の空き容量を算出し、符号化データを格納する空きが存
在する場合に、データリクエスト信号を入力バッファメ
モリ11に出力する。
【0056】参照画像データ読み出しアドレス発生ユニ
ット176は、(b)参照画像データ読み出しにおける
アドレスと制御信号を順次発生させ、メモリ2からの参
照画像データの読み出しを制御する。ここで、(b)参
照画像データ読み出しにおけるアドレスには、動き補償
ユニットから与えられる動きベクトルの値に応じてオフ
セット値が加えられる。読み出すべき参照画像データの
種類は1種類または2種類であり、かつ読み出しの必要
のない場合もあるから、その状況に応じて固定タイムス
ロット内の(b)参照画像データ読み出しの期間であっ
ても、メモリ2からの参照画像データの読み出しは途中
で終了することがある。再生画像データ書き込みアドレ
ス発生ユニット177は、(f)再生画像データ書き込
みにおけるアドレスと制御信号を順次発生させ、メモリ
2への再生画像データの書き込みを制御する。表示画像
データ読み出しアドレス発生ユニット178は、(a)
表示画像データ読み出し(さらにOSDデータの読み出
しを含む場合もある)におけるアドレスと制御信号を順
次発生させ、メモリ2からの表示画像データの読み出し
を制御する。その際、可変長復号ユニット13から出力
されている画像符号化タイプに応じて、メモリ2内の3
枚のフレームメモリのいずれかを選択し、それに対応し
たアドレスを生成する。
【0057】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。
【0058】図9は、本発明の第二の実施例であるディ
ジタル映像信号復号装置における、固定タイムスロット
の割り当てパターンを示す説明図である。本実施例のデ
ィジタル映像信号復号装置のブロック図は、図1に示し
た本発明の第一の実施例の場合と同じである。また、デ
コーダLSI1を構成する各処理回路の動作は、基本的
に本発明の第一の実施例の場合と同じである。
【0059】本実施例のディジタル映像信号復号装置
は、欧州で主に用いられている625/50方式の現行
TVに対応したものであり、ディジタル映像信号の符号
化データを復号して、再生されたディジタル映像信号の
画像データを出力するものである。映像信号は輝度信号
と2種類の色差信号とから成り、[4:2:0]フォー
マットである。フレーム周波数は25フレーム/秒で、
輝度信号のサンプリング周波数は13.5MHzであ
る。1フレームの有効画素数は、輝度信号では水平72
0画素×垂直576ライン、2種類の色差信号では水平
360画素×垂直288ラインである。したがって、1
フレーム分の画像データのデータ量は(720×576
+360×288×2)×8=4,976,640ビッ
ト、すなわち約4.75Mビットである。1秒間に表示
処理すべき画素数の合計、すなわち画素レートは、輝度
信号に関して720×576×25=10,368,0
00画素/秒である。2種類の色差信号に関しては、そ
れぞれこの数値の1/4倍となる。以上の画素レート
は、本発明の第一の実施例の場合と同じである。
【0060】1フレームは全625ラインから成り、1
フレームを構成する第1フィールドは312ライン、第
2フィールドは313ラインとなる。本実施例のディジ
タル映像信号復号装置では、1フレーム期間においてタ
イムスロットの割り当てパターンが図9の通り定められ
ている。65.25MHzのメモリクロックを基準とし
た場合、1ライン期間は864×29/6=4176ク
ロック分の時間となる。1ライン期間は1380クロッ
クずつ三個のタイムスロットに分けられ、残りの36ク
ロックはダミースロットとなっている。ダミースロット
では、メモリ2に対するデータアクセスは休止される。
【0061】第345ラインから第624ライン、およ
び第0ラインから第303ラインにおいて割り当てられ
ている1752個のタイムスロットが、1フレーム分の
符号化データの復号処理のために使用される。また、第
337ラインから第624ラインでは既に前で復号済み
のフレームの第2フィールドの画像データの表示処理
が、第24ラインから第311ラインでは現在復号され
ているフレームの第1フィールドの画像データの表示処
理が行われる。各タイムスロットにおいては、1マクロ
ブロックの復号処理に関係するメモリ2への各種のデー
タアクセス、および表示すべき再生画像データのメモリ
2からの読み出しが時分割で行われる。このタイムスロ
ットに従い、そのマクロブロックの復号処理も実行され
る。
【0062】1フレームは720画素×576ラインで
あるから、1フレームは(720/16)×(576/
16)=1620マクロブロックから構成されることに
なる。1フレーム分の符号化データの復号処理のために
は、1フレーム期間において1752個のタイムスロッ
トが割り当てられているので、基本的に各タイムスロッ
トにおいて1マクロブロックの復号処理を実行すれば、
1フレーム期間で1フレーム分の復号処理が実現できる
ことになる。
【0063】各タイムスロットにおいては、図8に示し
た本発明の第一の実施例の場合と同じく、(a)表示画
像データ読み出し、(b)参照画像データ読み出し、
(c)符号化データ読み出し、(d)メモリリフレッシ
ュ、(e)符号化データ書き込み、および(f)再生画
像データ書き込みという複数種類の期間を設けている。
以上が終了した後の残り期間はマージン領域であり、メ
モリアクセスは基本的に休止される。
【0064】図2に示した本発明の第一の実施例の場合
と同じく、メモリ2には、各1フレーム分の画像データ
を記憶保持可能な容量を持つ3枚のフレームメモリ(フ
レームメモリ1〜フレームメモリ3)の領域が割り当て
られている。各フレームメモリの容量は約4.75Mビ
ットであり、網かけされていない前半部分が輝度信号
(Y)の画像データ用の領域であり、後半の網かけされ
ている部分が2種類の色差信号(Cb,Cr)の画像デ
ータ用の領域である。また、残りの約1.75Mビット
の領域は、符号化データを一時格納する符号化データ用
バッファメモリ、およびOSDデータ格納領域として用
いられる。
【0065】なお、本実施例における各タイムスロット
の時間の長さ、およびタイムスロット内のメモリアクセ
スの切り換えのタイミング等は、本発明の第一の実施例
の場合と同じである。したがって、525/60方式と
625/50方式の現行TVに対応した2種類の動作モ
ードを備え、本実施例の動作と本発明の第一の実施例の
動作とを切り換えて動作する、ディジタル映像信号復号
装置も容易に実現できることは明らかである。
【0066】また、本実施例の場合も本発明の第一の実
施例の場合も、1マクロブロックに対して復号処理を行
うタイムスロットを固定的に割り当てていたが、例えば
2ブロック単位のように、より小さな単位でタイムスロ
ット割り当てを行うことも可能である。この場合には、
メモリアクセスの種類切り換えの頻度が多くなるので、
タイミングユニットやメモリコントローラの処理は多少
複雑になるが、復号処理を行う各処理回路で必要となる
作業用メモリのサイズを削減することができる。
【0067】なお、以上示した実施例は、フレーム内符
号化と動き補償を利用したフレーム間符号化やフレーム
内挿符号化との組み合わせにより、フレーム単位で符号
化された符号化データに対応したものであるが、例えば
フレーム内符号化のみで符号化された符号化データの場
合でも本発明は同様に適用できる。また、フレーム単位
で符号化されるだけでなく、フィールド単位で符号化さ
れることがあり、両者の符号化データが混在している場
合にも同様に適用できる。さらに、符号化方式として
は、実施例で示したようなDCTを利用した方式でなく
ても、所定サイズのブロック単位で処理を行う他の方
式、例えばベクトル量子化を利用した方式であってもよ
い。
【0068】ディジタル映像信号復号装置に入力される
符号化データに関しては、固定ビットレートで連続的に
入力される場合だけでなく、可変ビットレートで入力さ
れる場合や、バースト的に入力される場合も考えられる
が、いずれの場合においても、本発明は同様に適用でき
る。
【0069】現行TVとは解像度が異なるHDTVに対
応したディジタル映像信号復号装置に対しても、本発明
が適用できることは明らかである。525/60方式の
現行TV、625/50方式の現行TV、HDTV等の
複数の映像信号に対応して処理を切り換えるディジタル
映像信号復号装置であってもよい。さらに、インターレ
ース走査の表示出力だけでなく、順次走査の表示出力も
可能なディジタル映像信号復号装置に対しても、本発明
は同様に適用できる。
【0070】ディジタル映像信号符号化装置に関して
も、そのディジタル映像信号符号化装置が符号化処理を
行うとともに復号処理も行って再生画像データを表示出
力する構成であるのならば、本発明はディジタル映像信
号符号化装置に含まれるディジタル映像信号復号回路に
対して適用可能である。
【0071】以上示した実施例では、フレームメモリと
して割り当てていないメモリ2の中の一部分を符号化デ
ータ用バッファメモリとして使用していたが、バッファ
メモリ容量が不足する場合等においては、さらに符号化
データの入力端子とデコーダLSI1の入力の間に別の
バッファメモリを付加してもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、復号処理回路と表示処
理回路、および復号処理回路を構成する様々な処理回路
が同期して動作するので、ディジタル映像信号復号装置
の全体の動作を司る固定タイムスロットのタイミング信
号を生成するタイミング回路は簡単な回路となり、回路
規模は小さく抑えられる。また、1フレームを構成する
各ブロックを一個または複数個の固定タイムスロットで
処理を行うことにより、1フレームの符号化データの復
号処理を1フレームの表示期間以内で必ず終了させるこ
とができる。したがって、復号処理回路における処理ク
ロックの周波数を低くして、消費電力を小さく抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル映像信号復号装置の第
一の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディジタル映像信号復号装置にお
けるメモリ2の領域割り当てを示す説明図である。
【図3】図1に示したディジタル映像信号復号装置にお
ける入力バッファメモリ11と復号バッファメモリ12
の詳細なブロック図である。
【図4】図1に示したディジタル映像信号復号装置にお
けるメモリコントローラ17の詳細なブロック図であ
る。
【図5】図1に示したディジタル映像信号復号装置にお
けるタイミングユニット18の詳細なブロック図であ
る。
【図6】図1に示したディジタル映像信号復号装置にお
ける表示ユニット16の詳細なブロック図である。
【図7】図1に示したディジタル映像信号復号装置の全
体動作を示す説明図である。
【図8】図1に示したディジタル映像信号復号装置にお
ける固定タイムスロットの割り当てパターンを示す説明
図である。
【図9】本発明によるディジタル映像信号復号装置の第
二の実施例における固定タイムスロットの割り当てパタ
ーンを示す説明図である。
【符号の説明】
1 デコーダLSI 2 メモリ 11 入力バッファメモリ 12 復号バッファメモリ 13 可変長復号ユニット 14 IQ・IDCTユニット 15 動き補償ユニット 16 表示ユニット 17 メモリコントローラ 18 タイミングユニット 112,121 FIFOメモリ 113,122,173 メモリ空き容量演算回路 174 符号化データ書き込みアドレス発生ユニット 175 符号化データ読み出しアドレス発生ユニット 176 参照画像データ読み出しアドレス発生ユニット 177 再生画像データ書き込みアドレス発生ユニット 178 表示画像データ読み出しアドレス発生ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24 H04N 7/13 Z (72)発明者 溝添 博樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の画像符号化方式によりデータ圧縮さ
    れたディジタル映像信号の符号化データを復号して再生
    画像データを生成し、所定の表示タイミングに従って該
    再生画像データを表示出力するディジタル映像信号復号
    装置であって、ディジタル映像信号の各フレームの符号
    化データの復号処理を、該表示タイミングに同期させて
    行うことを特徴とするディジタル映像信号復号装置。
  2. 【請求項2】該表示タイミングに従って所定個数のタイ
    ムスロットを1フレーム表示期間に対して割り当て、デ
    ィジタル映像信号の複数画素から成る各ブロックの復号
    処理を、1個または複数個の該タイムスロットにおいて
    行うことを特徴とする請求項1記載のディジタル映像信
    号復号装置。
  3. 【請求項3】所定の画像符号化方式によりデータ圧縮さ
    れたディジタル映像信号の符号化データを復号して再生
    画像データを生成し、所定の表示タイミングに従って該
    再生画像データを表示出力する復号処理回路と、該復号
    処理回路において生成された再生画像データを一時記憶
    保持するメモリとを備えるディジタル映像信号復号装置
    であって、ディジタル映像信号の各フレームの符号化デ
    ータの復号処理に伴う該メモリに対するデータアクセス
    を、該表示タイミングに同期させて行うことを特徴とす
    るディジタル映像信号復号装置。
  4. 【請求項4】該表示タイミングに従って所定個数のタイ
    ムスロットを1フレーム表示期間に対して割り当て、デ
    ィジタル映像信号の複数画素から成る各ブロックの復号
    処理に伴う該メモリに対するデータアクセスを、1個ま
    たは複数個の該タイムスロットにおいて行うことを特徴
    とする請求項3記載のディジタル映像信号復号装置。
  5. 【請求項5】該メモリは、該復号処理回路において生成
    された再生画像データに加え、該復号処理回路において
    復号処理されるディジタル映像信号の符号化データも一
    時記憶保持することを特徴とする請求項4記載のディジ
    タル映像信号復号装置。
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US08/490,237 US5880786A (en) 1994-06-15 1995-06-14 Apparatus for picture decoding having frame memories commonly connected to one data bus and one address bus
CN95108331A CN1093353C (zh) 1994-06-15 1995-06-15 图象解码装置
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