JPH08234510A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH08234510A
JPH08234510A JP7038367A JP3836795A JPH08234510A JP H08234510 A JPH08234510 A JP H08234510A JP 7038367 A JP7038367 A JP 7038367A JP 3836795 A JP3836795 A JP 3836795A JP H08234510 A JPH08234510 A JP H08234510A
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JP
Japan
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image
density
toner
image forming
forming apparatus
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Application number
JP7038367A
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English (en)
Inventor
Masumi Sato
眞澄 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光書込に用いられる画素密度の変化に拘らず
常に安定した現像剤の濃度を維持することにより画像品
質を低下させないようにすることが可能な画像形成装置
を提供すること。 【構成】 静電潜像形成に際し、特定の画素密度によっ
て静電潜像形成のための光書込を行う複写モードと、画
素密度を切り換えて上記光書込を行うプリンタモードと
を選択可能であって、二成分系現像剤を用いて潜像の可
視像処理を行うに際し、複写モード時、像担持体2上で
所定間隔を以て基準トナー像を形成し、その基準トナー
像の濃度に応じてトナー補給手段1Bの補給制御を実施
する画像濃度制御手段30を備えていることを特徴とし
ている。これにより、画素密度が異なる画像形成モード
が選択されても、現像剤中のトナー濃度を一定に維持す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
さらに詳しくは、二成分系現像剤を用いて画素密度の異
なる画像形成を行う場合の現像剤濃度制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンタあるいはファ
クシミリ装置等の画像形成装置には、電子写真複写方式
を用いるものがある。電子写真複写方式は、一様帯電さ
れた像担持体をなす感光体上に露光あるいは光書込み等
によって静電潜像を形成し、この静電潜像を、例えば磁
性キャリアとトナーとを混合した二成分系現像剤を用い
た場合のトナーにより可視像処理した画像を記録紙等に
転写して複写物を得るようになっている。従来、光書込
には、レーザやLED等を用いて予め設定されている走
査密度を以て静電潜像を形成する構成がある。ところ
で、近年、1台の画像形成装置において、異なる画像入
力源、例えば、コンピュータ、スキャナー、ファクシミ
リ装置、画像ファイル等と接続されて異なる機能を兼用
するようにした装置が提案されている。
【0003】このため、画像形成装置における光書込装
置では、記録速度を選択可能にし、走査密度を切り換え
て光書込を行い、所望する解像力の画像が得られる装置
が望まれてきている。一例として、画像形成装置の機能
として、所定の画素密度による光書込を行う複写モード
と画素密度を切り換えて光書込を行うプリンタモードと
を備えた場合を説明すると、この場合には、走査密度に
よって光ビームを変調する周波数とともに、光書込装置
での走査系の移動速度を切り換えることが行われている
(例えば、特開平2ー134258号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置では、経時、使用環境の変化に拘らず、常に安定した
画像形成濃度を維持して画像品質を一定化させることが
必要とされている。そのため、従来では、所定回数の画
像形成間隔毎に、基準濃度を有する基準トナー像に相当
するパッチ画像を像担持体である感光体上に形成し、そ
のパッチ画像の濃度が基準値と合致するように可視像処
理装置である現像装置側での現像剤の濃度を制御するこ
とが行われている。
【0005】しかし、上述したように、画素密度が選択
可能な画像形成装置の場合では、画素密度毎でパッチ画
像の形成条件が異なるために画像濃度の制御作業が複雑
化してしまうという問題があった。このような現象は、
画素密度を変更しない複写モードではさほど顕著でない
ものの、複数の画素密度が選択された場合に感光体の線
速を変えて画素密度を変えるようにした場合において顕
著である。例えば、画素密度を400dpiから600
dpiに変更した場合で説明すると、後者の画素密度を
得るためには、前者の画素密度を得るために設定されて
いた感光体の線速を2/3倍に変更することが必要とな
る。しかし、線速の変更に対し、書込条件の一つである
走査速度を変更しないとすると、書込時に得られる露光
エネルギーが3/2倍以上となり、前者の画素密度によ
る画像形成時において画像濃度制御に用いられるパッチ
画像の濃度が変化してしまい、画素密度を変更した場合
の画像濃度制御に用いる基準濃度を有するパッチ画像の
濃度が変化し、これによって、画素密度の変更に伴う画
像濃度制御条件が変化することにより、常に安定した画
像の度を得るための現像剤濃度の制御が行えなくなる虞
がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来の画像
形成装置における問題に鑑み、簡単な構成により、光書
込に用いられる画素密度の変化に拘らず常に安定した現
像剤の濃度を維持することにより画像品質を低下させな
いようにすることが可能な画像形成装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体と、走査光を照
射、投影することにより上記像担持体上に形成された静
電潜像をトナーとキャリアとからなる二成分系現像剤に
より可視像処理する手段とを備え、上記静電潜像形成に
際し、特定の画素密度によって静電潜像形成のための光
書込を行う複写モードと、上記画素密度を切り換えて上
記光書込を行うプリンタモードとを選択可能な画像形成
装置において、上記複写モード時、上記像担持体上で所
定間隔を以て基準トナー像を形成する基準トナー像形成
手段と、上記基準トナー像の濃度検知を行う濃度検知セ
ンサが入力側に接続され、出力側に上記可視像処理手段
に有するトナー補給手段の駆動部が接続され、上記基準
トナー像の濃度に応じて可視像処理のための画像濃度を
制御する画像濃度制御手段と、を備えていることを特徴
としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記可視像処理手段は、トナーと
キャリアとの混合比を検出するトナー濃度検出手段を有
するとともに、そのトナー濃度検知手段による濃度検知
結果と所定のトナー濃度基準値との対比結果に応じてト
ナーの補給を制御するトナー補給制御手段を有し、上記
トナー補給制御手段は、上記複写モード時に形成された
基準トナー像の濃度検知結果に応じて上記トナーの補給
制御に用いられるトナー濃度基準値を上記画像濃度制御
手段により設定されることを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、上記画像濃度制御手段
は、プリンタモード時、強制的に上記基準トナー像を形
成して画像濃度制御を行うことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、上記画像濃度制御手段は、プリン
タモード時、強制的に複写モード時での画素密度に応じ
た基準トナー像を形成し、その基準トナー像の濃度と複
写モード時での基準トナー濃度とを対比して上記トナー
補給制御手段によるトナーの補給制御を実行させること
を特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、画素密度が異なる画
像形成モードが混在している場合、その画像形成モード
のうちで、画素密度が一定状態にある複写モード時に形
成される基準トナー像の濃度に応じて可視像処理のため
の画像濃度が制御される。
【0012】請求項2記載の発明では、複写モード時に
形成された基準トナー像の濃度を基準として現像剤中の
トナーの補給制御が実行される。
【0013】請求項3および4記載の発明では、プリン
タモード時、強制的に複写モードによると同じ条件によ
り基準トナー像が形成され、その基準トナー像の濃度を
基にして画像濃度制御が実行される。
【0014】
【実施例】以下図面に示した実施例により本発明の詳細
を説明する。
【0015】図1は、本発明実施例による画像形成装置
の全体構成を概略的に示す模式図であり、同図におい
て、画像形成装置20は、符号AOで示す方向に回転可
能な像担持体をなすドラム状の感光体(以下、感光体ド
ラムという)2を備えている。
【0016】感光体ドラム2の周囲には、回転方向に沿
って、電子写真複写プロセスを実行するための帯電装置
21、書込装置(図では、便宜上、光ビームを示す矢印
のみが表示してある)22、現像装置1、転写装置2
3、クリーニング装置24およびランプからなる除電装
置25がそれぞれ配置されている。
【0017】このような各装置を有する画像形成装置2
0では、帯電装置21により一様帯電された感光体ドラ
ム2に対して図示されないレーザ光源を有する光書込装
置から出射される光ビームにより静電潜像が形成され、
その静電潜像が現像装置1により可視像処理される。可
視像処理された像は、図示しない給紙装置から繰り出さ
れてレジストローラ26により転写タイミングを設定さ
れて転写装置23に向け給送される転写紙Sに静電転写
され、その後、図示されない定着装置によって転写紙上
に定着される。転写を終えた感光体ドラム2は、クリー
ニング装置24および除電装置25によって残留トナー
および残留電荷を除去されて次の作像に備えられる。本
実施例では、帯電装置21による帯電極性が負極であ
り、現像装置2において用いられる現像剤が負極性に帯
電したトナーとこれが静電的に付着するキャリアとを混
合した二成分系現像剤であり、さらに、転写装置23に
おいて印加される転写バイアスは正極に設定されてい
る。
【0018】感光体ドラム2の移動方向における転写装
置23を通過した後方には、光学センサ27が配置され
ている。光学センサ27は、感光体ドラム2上での非画
像形成領域にて所定間隔を以て形成される基準トナー像
からの反射光量に応じた出力電位(VSP)を出力すると
ともに、感光体ドラム2の表面における地肌部での反射
光量に応じた出力電位(VSG)を出力し、その比である
SP/VSGを割出すためのデータを後述する画像濃度制
御手段30に出力するようになっている。基準トナー像
は、特定の画素密度による画像形成が行われる際に用い
られる画像のうちでベタ黒画像に相当する濃度に対応し
た現像ポテンシャルに対し1/2〜1/3の値を以て形
成される中間調画像(ハーフトーン画像)の濃度に設定
された画像であり、転写装置23による転写工程を実施
されることなく、感光体ドラム2の回転に伴って光学セ
ンサ27に対向するようになっている。
【0019】図2は、上記現像装置1の全体構成を示す
ための断面図であり、同図において現像装置1の構成を
機能と共に説明する次の通りである。
【0020】図2に示す現像装置1は、潜像担持体であ
る感光体に対する現像領域を拡大するために、感光体の
移動方向に沿って複数の現像ローラを設けた構成を対象
としている。
【0021】図2において、現像装置1は、現像容器1
Aとトナー補給部1Bとで構成されており、そのうち、
現像容器1Aは、感光体ドラム2の近傍に配置され、そ
して、トナー補給部1Bは現像容器1Aに搭載されてい
る。
【0022】現像容器1Aの内部には、撹拌ローラ3お
よびパドルホィール4が設けられており、撹拌ローラ3
により撹拌混合されて互いに逆極性に摩擦帯電させられ
た磁性あるいは非磁性のトナーと磁性キャリアとからな
る二成分系現像剤がパドルホィール4によって汲み上げ
られるようになっている。また、トナー補給部1Bは、
感光体ドラム2に供給されるトナーの濃度が低下した場
合に、トナーTを撹拌ローラ3に向け繰り出すためのト
ナー補給制御手段を構成している。トナー補給制御手段
は、上記したトナー補給部1Bに加えて、トナーTを撹
拌ローラ3に向け繰り出すことができる方向に回転可能
なトナー補給ローラ1B1とこのトナー補給ローラ1B
1に連結されて回転駆動制御を行うトナー補給クラッチ
1B2とこのトナー補給クラッチ1B2に対して回転駆
動力を伝達する駆動モータ(図示されず)とで構成され
ており、トナー補給クラッチ1B2が後述する画像濃度
制御手段30によって動作態位を設定されるようになっ
ている。本実施例では、駆動モータが一定の回転数に設
定されていることを前提とし、トナー補給ローラ1B1
の回転時間が制御対象とされてトナーの補給量が設定さ
れるようになっている。
【0023】パドルホィール4によって現像剤が汲み上
げられる位置には、感光体ドラム2に近接させて複数の
現像ローラ5、6が設けられている。
【0024】現像ローラ5、6は、感光体ドラム2の移
動方向に沿って上流側および下流側に配置されており、
上流側に位置するものが第1の現像ローラ5とされ、そ
して、下流側に位置するものが第2の現像ローラ6とさ
れている。
【0025】これら第1、第2の現像ローラ5、6は、
図示しない駆動部により図中、反時計方向に回転可能な
スリーブとこのスリーブの内部に固定されているマグロ
ーラとを主要部として備えている。このうちスリーブ
は、アルミニュームあるいはステンレス鋼等の非磁性体
で構成され、また、マグローラは、フェライト磁石ある
いはゴム磁石さらにはナイロン粉末とフェライト粉末と
を混練して成形した磁極を周方向に沿って複数配置され
た構成を有している。
【0026】現像容器1A内において、第1の現像ロー
ラ5の周面における任意の箇所が感光体ドラム2と対向
する前に到達する位置には、現像ローラ5に担持される
磁気ブラシの層厚を規制するための金属製部材で形成さ
れているドクターブレード7が設けられている。また、
このドクターブレード7の近傍には、延長方向一端をド
クターブレード7の近傍に位置させ、延長方向他端を撹
拌ローラ3の上位に位置させたセパレータ8が配置され
ている。このセパレータ8における延長方向他端には、
回転可能な搬送スクリュー9が配置されている。
【0027】このような構成の現像容器1Aにおいて
は、パドルホィール4の回転時に発生する遠心力によっ
て現像剤が汲み上げられ、第1の現像ローラ5に向け放
出される。放出された現像剤の一部は、図中、矢印A1
で示すように、直接、第1の現像ローラ5に供給されて
第1の現像ローラ5の表面に担持される。また、放出さ
れる現像剤の他の一部は、第2の現像ローラ6に突き当
たることにより跳ね返ると第1の現像ローラ5側の磁力
により第1の現像ローラ5の表面に担持される。
【0028】第1の現像ローラ5への現像剤の供給を第
2の現像ローラ6側からも行なうようにするためには、
第2の現像ローラ6からの跳ね返り量を多くする目的で
パドルホィール4の回転速度を比較的高速化し、遠心力
を増大させておく必要がある。
【0029】第1の現像ローラ5に担持された現像剤
は、現像スリーブの回転に伴ってローラ表面を移動し、
ドクターブレード7によって層厚を規制されたうえで、
現像ローラ5と感光体ドラム2とが対向する第1の現像
領域D1に達する。現像領域D1に達した現像剤は、第
1の現像ローラ5側での磁力の作用が弱まる位置に移動
すると、第2の現像ローラ6側での現像スリーブの回転
およびマグローラからの磁力によって、図中、破線で示
すように、第2の現像ローラ6と感光体ドラム2とが対
向する第2の現像領域D2に向け移送される。第2の現
像ローラ6の磁力が作用しなくなる位置で現像容器1A
の底部に落下し、再度、パドルホィール4により撹拌さ
れる。
【0030】ドクターブレード7によって掻き取られた
現像剤は、セパレータ8によってその延長方向他端に位
置する搬送スクリュー9に向け案内され、搬送スクリュ
ー9により撹拌ローラ3上に降り落されるようになって
いる。このため、セパレータ8における延長方向他端に
は、現像剤を落下させるためのスリットが撹拌ローラ3
と対向する位置に形成されている。
【0031】第1、第2の現像ローラ5、6に設けられ
ているマグローラは、第1、第2の現像ローラ5、6同
士の最も接近している位置の間に同極同士による反発磁
界が形成できる磁極の配置を設定され、現像剤の移送方
向が第2の現像ローラ6に向かう方向に強制的に設定さ
れるようになっている。これにより、現像剤は、第2の
現像ローラ6側の磁極の磁力によって第2の現像ローラ
6に受け渡されることになる。
【0032】現像容器1A内の撹拌ローラ3の近傍に
は、トナーとキャリアとの混合比を検出するためのトナ
ー濃度検出手段をなすトナー濃度センサ10が配置され
ている。トナー濃度センサ10は、現像剤中に位置する
コイルのインダクタンス変化を利用して、現像剤中での
トナーの含有量からトナー濃度を検出する方式が一例と
して用いられ、そのトナー濃度に関するデータ(VT
を後述する画像濃度制御手段30に出力するようになっ
ている。
【0033】画像濃度制御手段30は、図3に示すよう
に、マイクロコンピュータを主要部として備え、図示し
ないI/Oインターフェースを介して入力側には、本実
施例に関係するものとして、後述する基準トナー像の濃
度検知センサをなす光学センサ27およびトナー濃度検
知手段をなすトナー濃度センサ10が接続され、出力側
には、感光体ドラム駆動部2A、光書込装置23におけ
る半導体レーザ(図では、符号LDで示してある)の光
強度を設定するための変調部29およびトナー補給部1
Bの駆動部を構成する部材の一つをなすトナー補給ロー
ラ1B1への駆動力の断接に用いられるトナー補給クラ
ッチ1B2が接続されている。上記駆動部の構成部材の
他のものとしては、駆動源となる駆動モータ(図示され
ず)があり、これら駆動モータおよびトナー補給クラッ
チ1B2は、トナーの補給を制御する手段として構成さ
れている。
【0034】画像濃度制御手段30では、本実施例の場
合、400dpiの画素密度で1ドット256階調にて
光書込が実行される複写モードにおいて基準トナー像を
形成し、その基準トナー像からの反射光量に応じた出力
電位(VSP)と、感光体ドラム2の表面における地肌部
での反射光量に応じた出力電位(VSG)との比である
(VSP/VSG)を割出し、(VSP/VSG)の値を所定の
トナー濃度制御基準値(VREF)と比較し、トナー補給
制御手段の駆動状態を制御する。この場合のトナー濃度
制御基準値(VREF)は、所定面積あたりでのトナーの
付着量に影響する感光体の表面電位のうちで、トナー濃
度の適性値が得られる感光体の表面電位と所定濃度のト
ナー濃度が得られる画像濃度との比に相当させてある。
【0035】画像濃度制御手段30は、上記(VSP/V
SG)の値がトナー濃度制御基準値(VREF)より大きく
なった時に、トナー補給クラッチ1B2をオンさせて駆
動源からの駆動力をトナー補給ローラ1B1に伝達でき
る状態を設定し、この状態で所定時間だけ強制的にトナ
ー補給ローラ1B1を回転させ、トナー補給部1Bから
現像容器1A内にトナーを補給するようになっている。
この場合のトナー補給クラッチ1B2のオン時間の設定
は、A3サイズの画像形成領域で全黒時での階調を25
5としたときの書込データの面積比を画素カウント数と
して求め、この画素カウント数と、上記トナー濃度制御
基準値(VREF)に対するトナー濃度センサ10からの
検出電位(VT)との差を矯正するために必要なトナー
補給ローラ1B1の回転時間が割り当てられたゲイン
(GAIN)と、単位面積あたりに必要なトナーの付着
量と、トナー補給ローラ1B1の1回転あたりのトナー
補給量に相当する補給能力とをパラメータとして、次の
式により求められる。 本実施例においては、上記複写モードにおける画素密度
として400dpiを標準としたが、プリンタモードで
の画素密度が、240、300、360および600d
piの各画素密度から所望の画素密度を選択できるよう
になっている。このため、画像濃度制御手段30では、
400dpi以下の場合、クロック周波数を主走査方向
および副走査方向での記録密度に比例させ、光書込装置
に用いられる回転多面鏡(ポリゴンミラー)の回転速度
を副走査方向の記録密度に比例させて画素密度を切り換
えるようになっている。この場合の主走査方向は、感光
体ドラム2の軸方向に相当し、副走査方向は主走査方向
と直角方向で転写紙の移動方向に相当している。このよ
うな切り換え手順により、例えば、300dpiの場合
には、クロック周波数が400dpiの場合に対して9
/16倍の関係とされ、また、ポリゴンミラーの回転速
度が同じく400dpiの場合に対して3/4倍にされ
る。600dpiの場合には、上記した300dpiの
場合と同じ条件とすると、クロック周波数およびポリゴ
ンミラーの回転速度がいずれも非常な高速値になるの
で、この場合には、感光体ドラム2の回転速度を変更す
ることが必要となる。上記の場合、ポリゴンミラーの回
転速度を変更しないで感光体ドラム2の回転速度を副走
査方向の記録密度に反比例させ、クロック周波数を主走
査方向の記録密度に比例させる。つまり、感光体ドラム
2の回転速度を400dpiの場合に対して2/3倍に
設定し、クロック周波数を同じく400dpiの場合に
対して3/2倍に設定する。
【0036】画像濃度制御手段30では、複写モードの
場合、所定枚数、本実施例では200枚の複写が実行さ
れた時点で再度、基準トナー像を形成し、その基準トナ
ー像の濃度を検出することにより、現像剤中でのトナー
濃度を監視するようになっている。複写モードで200
枚の複写が行われ後に、再度、基準トナー像を形成する
ようになっていることから、一例として、複写モードに
より100枚の複写が行われた後、プリンタモードが選
択され、その画素密度が600dpiとして選択されて
150枚のプリントアウトが実行された場合であって
も、上記した複写モードでの200枚の複写回数に該当
していないので、当初設定された画像濃度基準値(V
REF)の値は変更されないままで画像形成が行われるこ
とになる。このようなモードの混在において、プリンタ
モードから再度、複写モードに切り換えられ、複写モー
ドでの複写枚数が上記所定枚数である200枚に達した
場合には、再度、複写モードにおいて基準トナー像が形
成され、この基準トナー像からの反射光量に応じた出力
電位(VSP)を用いて、上記した(VSP/VSG)を割出
し、この値が所定値(本実施例では、0.4/4.0)
となるように上記した画像濃度制御基準値(VREF)を
変更する。これにより、複写モードでは、少なくとも2
00枚以下の複写回数において画像濃度制御基準値が見
直しされるので、安定した画像濃度を維持することがで
きる。しかも、プリンタモードでは、上記画像濃度制御
基準値(VREF)に応じた現像剤中のトナー濃度がトナ
ー濃度センサ10によって監視されるようになっている
ので、現像剤中のトナー濃度変化を来すことがないよう
にされる。
【0037】さらに画像濃度制御手段30は、上記した
複写モードとプリンタモードとが混在して選択された場
合だけを対象として、現像剤の濃度維持を行うのではな
く、プリンタモードのみが選択された場合を対象として
現像剤の濃度維持を行うようにもなっている。この場合
には、プリンタモードによりプリントアウト枚数が20
0枚に達した時点でプリンタジョブ終了等のフラグ判別
により、強制的に複写モード時での画素密度400dp
iにて基準トナー像を形成し、複写モード時と同様に、
基準トナー像からの反射光量に応じた出力電位(VSP
を用いて、上記した(VSP/VSG)を割出し、この値が
所定値(本実施例では、0.4/4.0)となるように
上記した画像濃度制御基準値(VREF)を変更する。
【0038】本実施例は以上のような構成であるから、
画像濃度制御手段30の動作を示すフローチャトにより
作用を説明すると、図4に示す通りである。図4におい
て、画素カウントが実行される(S1)と共に、トナー
濃度センサ10(図4では、便宜上、Tセンサとして示
してある)により現像剤中のトナー濃度が検出される
(S2)。トナー濃度(VT)が出力されると、トナー
濃度制御基準値(VREF)に対するトナー濃度センサ1
0からの検出電位(VSP)との差を矯正するために必要
なトナー補給ローラ1B1の回転時間に割り当てられた
ゲイン(GAIN)が割出され(S3)、これら各パラ
メータを基にしてトナー補給クラッチ1B2のオン時間
が演算される(S4)。これらの各ステップは、画像形
成回数が200回に達するまでの間継続される。このた
め、複写枚数カウンタ(図示されず)は、画像形成回数
をカウントアップし(S5)、画像濃度制御手段30に
対してその回数を出力する。画像濃度制御手段30で
は、画像形成回数が200枚に達したかどうかが判別さ
れ(S6)、200枚に達した場合には、その回数が複
写モードであるかどうかを判別し(S7)、複写モード
である場合には、400dpiの画素密度による基準ト
ナー像が形成される(S8)。
【0039】基準トナー像が形成されると、その濃度が
光学センサ27によって検出され、そのトナー像からの
反射光量に応じた出力電位(VSP)が画像濃度制御手段
30に出力され、画像濃度制御手段30にて(VSP/V
SG)が演算される(S9)。ステップ9にて求められた
(VSP/VSG)の値が所定値になるようにトナー濃度制
御基準値(VREF)が変更され(S10)、画像形成カ
ウンタのフラグがリセットされる(S11)。
【0040】上記画像形成回数が200回に達した際、
その回数がプリンタモードである場合には、回数判別の
結果が終了した時点で、図4中、二点鎖線で示すフロー
に移行してモード判別が、プリンタジョブフラグのセッ
ト、リセット状態の判別により実施され(S12)、プ
リンタモードであることを判別すると、強制的に複写モ
ードでの基準トナー像形成時と同じ条件である400d
piの画素密度による基準トナー像を形成し(S8)、
以下、上記ステップS9〜S11の処理が実行される。
【0041】本実施例によれば、基準トナー像が、通常
のベタ画像における現像ポテンシャルの1/2〜1/3
程度の値が選択される中間調画像(ハーフトーン)であ
るので、この基準トナー像の濃度を基準とすることで、
中間調画像に対する濃度制御がより確実に行えることに
なる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、画素密度が異なる画像形成モードが混在
している場合、その画像形成モードのうちで、画素密度
が一定状態にある複写モード時に形成される基準トナー
像の濃度に応じて可視像処理のための画像濃度が制御さ
れるので、画素密度の変化に拘らず、簡単な制御により
像担持体に供給される現像剤のトナー濃度を安定化させ
ることができる。特に、基準トナー像が中間調に相当す
る画像により構成されているので、写真等の中間調画像
の再現性を悪化させないようにして画像品質を低下させ
ないようにすることも可能になる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、複写モード
時に形成された基準トナー像の濃度を基準として現像剤
中のトナーの補給制御が実行されるので、複写モードと
プリンタモードとが混在して選択された場合において、
プリンタモード時においても、一旦設定されたトナー濃
度を維持することが可能になり、これによって、画像品
質の低下を来さないようにすることができる。
【0044】請求項3および4記載の発明によれば、プ
リンタモード時、強制的に複写モードによると同じ条件
により基準トナー像が形成され、その基準トナー像の濃
度を基にして画像濃度制御が実行されるので、基準トナ
ー像を画像形成モードに関係なく形成することによっ
て、現像剤中でのトナー濃度を常に一定した状態で維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による画像形成装置の全体構成
を概略的に示す模式図である。
【図2】図1に示した画像形成装置に用いられる現像装
置の構成を示す断面図である。
【図3】図1に示した画像形成装置に用いられる画像濃
度制御手段の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】図3に示した画像濃度制御手段の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 可視像処理手段および基準トナー像形成手段で
ある現像装置 1A 現像部 1B トナー補給部 1B1 トナー補給ローラ 1B2 トナー補給制御手段の一つをなすトナー補給ク
ラッチ 2 像担持体のひとつである感光体ドラム 10 トナー濃度検知手段をなすトナー濃度センサ 20 画像形成装置 22 光書込装置 27 濃度検知センサに相当する光学センサ 30 画像濃度制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、走査光を照射、投影すること
    により上記像担持体上に形成された静電潜像をトナーと
    キャリアとからなる二成分系現像剤により可視像処理す
    る手段とを備え、上記静電潜像形成に際し、特定の画素
    密度によって静電潜像形成のための光書込を行う複写モ
    ードと、上記画素密度を切り換えて上記光書込を行うプ
    リンタモードとを選択可能な画像形成装置において、 上記複写モード時、上記像担持体上で所定間隔を以て基
    準トナー像を形成する基準トナー像形成手段と、 上記基準トナー像の濃度検知を行う濃度検知センサが入
    力側に接続され、出力側に上記可視像処理手段に有する
    トナー補給手段の駆動部が接続され、上記基準トナー像
    の濃度に応じて可視像処理のための画像濃度を制御する
    画像濃度制御手段と、を備えていることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記可視像処理手段は、トナーとキャリアとの混合比を
    検出するトナー濃度検出手段を有するとともに、そのト
    ナー濃度検知手段による濃度検知結果と所定のトナー濃
    度基準値との対比結果に応じてトナーの補給を制御する
    トナー補給制御手段を有し、 上記トナー補給制御手段は、上記複写モード時に形成さ
    れた基準トナー像の濃度検知結果に応じて上記トナーの
    補給制御に用いられるトナー濃度基準値を上記画像濃度
    制御手段により設定されることを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、 上記画像濃度制御手段は、プリンタモード時、強制的に
    上記基準トナー像を形成して画像濃度制御を行うことを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、 上記画像濃度制御手段は、プリンタモード時、強制的に
    複写モード時での画素密度に応じた基準トナー像を形成
    し、その基準トナー像の濃度と複写モード時での基準ト
    ナー濃度とを対比して上記トナー補給制御手段によるト
    ナーの補給制御を実行させることを特徴とする画像形成
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002221833A (ja) * 2001-01-24 2002-08-09 Canon Inc 画像形成装置およびカートリッジ
JP2008102411A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Ricoh Printing Systems Ltd 電子写真印刷装置
US8130409B2 (en) 2003-06-11 2012-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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