JPH08227213A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08227213A
JPH08227213A JP7032442A JP3244295A JPH08227213A JP H08227213 A JPH08227213 A JP H08227213A JP 7032442 A JP7032442 A JP 7032442A JP 3244295 A JP3244295 A JP 3244295A JP H08227213 A JPH08227213 A JP H08227213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image forming
forming apparatus
image
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7032442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3400588B2 (ja
Inventor
Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP03244295A priority Critical patent/JP3400588B2/ja
Publication of JPH08227213A publication Critical patent/JPH08227213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3400588B2 publication Critical patent/JP3400588B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】トナーの使用環境および現像装置や画像入力装
置の経時変化に拘らず、常に安定したトナー濃度を設定
できる画像形成装置を提供すること。 【構成】二成分系現像剤中のトナー補給に際し、現像装
置内でのトナー濃度の検出結果に対し、現像剤の減少条
件に関する情報を基にして補給するトナーの補給量、補
給時間および補給タイミングを補正する補正回路を備え
ていることを特徴としている。これにより、トナーの使
用環境の変化に拘らず、安定したトナー濃度を維持する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
さらに詳しくは、二成分系現像剤を用いる画像形成装置
に用いられるトナー補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンタあるいはファ
クシミリ装置等の画像形成装置には、電子写真複写方式
を用いるものがある。電子写真複写方式は、一様帯電さ
れた像担持体をなす感光体上に露光あるいは光書込み等
によって静電潜像を形成し、この静電潜像を、例えば磁
性キャリアとトナーとを混合した二成分系現像剤を用い
た場合のトナーにより可視像処理した画像を記録紙等に
転写して複写物を得るようになっている。二成分系現像
剤を用いた画像形成装置の一つとして、ドラム状の感光
体を用いた場合で説明すると、図20に示す構成があ
る。図20に示すプリンタは、レーザービームを用いて
感光体ドラムの主走査方向および副走査方向にドット状
のスポットを照射して静電潜像を形成するようになって
いる。
【0003】図20において、プリンタの内部には感光
体ドラム1が図示矢印方向に回転可能に設けられてい
る。感光体ドラム1の周囲には、回転方向に沿って画像
形成プロセスを実行するための手段である帯電装置2、
光書込装置3、現像装置4、転写・分離装置5およびク
リーニング装置6が配置されている。帯電装置2は、感
光体ドラムを一様帯電するために設けられている。光書
込装置3は、半導体レーザー3A、回転多面鏡3B、f
/θレンズ3Cおよび走査ミラー3Dを備えて構成され
ている。半導体レーザー3Aはレーザードライバ3Eに
よって発光制御され、半導体レーザー3Aから出射され
たレーザービームが回転多面鏡3Bに入射・反射するこ
とにより感光体ドラム1における主走査方向および副走
査方向に走査され、感光体ドラム1上に書込情報に応じ
た静電潜像をドット状スポットの組合わせによって形成
するようになっている。現像装置4は、磁性キャリアに
対し摩擦帯電したトナーを磁気的に吸着させて構成され
た二成分系現像剤を用いる磁気ブラシ現像装置で構成さ
れた可視像処理手段である。このため、現像容器4A内
には、感光体ドラム1に近い側から磁気ブラシを担持し
て感光体ドラム1上の静電潜像に磁気ブラシを接触させ
る現像スリーブ4B、トナーを撹拌して摩擦帯電させる
撹拌部材4C、4Dおよびトナー補給装置4Eが配置さ
れている。現像装置4は、図20および図21に示すよ
うに、撹拌部材4Cおよび4Dが水平方向に並列して配
置され、高さ方向での占有面積を少なくする構成とさ
れ、また、トナー補給装置4Eからのトナー補給経路も
撹拌部材4C、4Dの上方からではなく、側端部から繰
り出される方向に設定されている。これにより撹拌され
て帯電したトナーを吸着している現像剤は水平方向に移
動し、現像スリーブ4Bの周面に対向しているドクター
部材4Fにより現像スリーブ4Bでの磁気ブラシの担持
量を規制されるよになっている。
【0004】トナー補給手段をなすトナー補給装置4E
は、補給タンク4E1とそのタンク4E1の開口部に配
置された回転可能な補給用繰り出し部材4E2とで構成
されたトナー補給制御手段であり、補給タンク4E1
は、交換可能に設けられ、また、補給用繰り出し部材4
E2は後述するトナー濃度制御実施用の画像形成装置制
御回路による駆動制御によって回転量を設定されること
により所要量のトナーを繰り出すようになっている。
【0005】上記現像装置4の構造としては、一例とし
て、図22および図23に示す構造がある。図22およ
び図23において、現像装置4は、撹拌部材4C、4D
としてスクリューが用いられ、そられ各撹部材4C、4
Dが、拌互いに相反する方向に現像剤を移送することが
できる方向に回転方向が設定されている。図23におい
て、トナー補給タンク4E1に連通する開口を軸方向の
一端部に有する側に位置する撹拌スクリュー(以下、こ
のスクリューを補給用撹拌スクリューという)4Cは、
図23に示すように、他方の撹拌スクリュー(以下、こ
のスクリューを現像用撹拌スクリューという)4Dより
も軸方向の長さが長くされ、補給されたトナーを矢印F
で示すように、現像用撹拌スクリュー4Dにおける軸方
向の他端に向け移送することができるようになってい
る。現像装置4の内部は仕切壁4A1を境にして補給用
撹拌スクリュー4Cと現像用撹拌スクリュー4Dとが収
納されており、各撹拌スクリューの軸方向に平行する仕
切壁4A1の長手方向の両端が切り落とされて補給用撹
拌スクリュー4Cと現像用撹拌スクリュー4Dが収容さ
れている空間同士を連通するようになっている。これに
より、補給されたトナーは補給用撹拌スクリュー4Cに
よって開口から遠ざかる方向に撹拌されながら移送さ
れ、図23中、一点鎖線で示すように、仕切壁4A1が
切り落とされた箇所を介して現像用撹拌スクリュー4D
が収容されている空間内に入り込み、現像用撹拌スクリ
ュー4Dによって撹拌されながら、現像スリーブ4Bの
軸方向に移動する。現像用撹拌スクリュー4Dは、現像
スリーブ4Bに対向して配置されているので、撹拌され
た表面に担持されている磁気ブラシが現像スリーブ4B
の周面に付着することができるようになっている。
【0006】転写・分離装置5は、それぞれ帯電装置に
よって構成されており、転写用帯電装置は、現像装置4
において感光体ドラム1の潜像部に付着したトナーの帯
電極性と逆極性の帯電を行うことにより、図示しない給
紙装置から給送されてくる記録紙等の転写材Sに対し、
感光体ドラム1上の可視画像を静電的に吸着させて転写
するようになっている。分離用帯電装置は、転写用帯電
装置によって帯電した転写材Sを電気的に中和させるた
めの帯電を行い、感光体ドラム1からの転写材Sの剥離
を容易化にするようになっている。
【0007】クリーニング装置6は、転写後、感光体ド
ラム1表面に残留しているトナーを除去するための掻き
取り部材およびブレードを備えており、感光体ドラム1
の表面から除去したトナーを廃トナータンク(図示され
ず)に回収されたり、あるいは現像装置4や補給タンク
4E1に移送して再利用させるようになっている。
【0008】上記構成を備えたプリンタでは、帯電装置
2による感光体ドラム1の一様帯電が行われた後に、書
込装置3による走査によって感光体ドラム1上に静電潜
像が形成され、この静電潜像が現像装置4の現像スリー
ブ4Bに担持されている磁気ブラシ中のトナーによって
可視像処理されて可視画像とされ、転写・分離装置にお
ける転写帯電装置によって記録紙Sに静電転写されると
ともに分離帯電装置により感光体ドラム1から剥離され
やすい状態とされ、感光体ドラム1から図示されない分
離部材によって剥離され、図示されない定着装置によっ
て画像定着されるようになっている。
【0009】現像装置4では、感光体ドラム1上の静電
潜像を現像するために現像剤中のトナーが消費される。
このため、感光体ドラム上に形成される可視像の濃度、
所謂、トナー濃度が経時的に変化し、所定濃度に達しな
くなることがある。
【0010】そこで、従来では、現像装置4内での現像
剤中のトナー濃度を監視し、不足した場合に補給するよ
うになっていた。補給のためにトナーの濃度を検出する
ことが必要であるが、そのための方法としては、現像剤
中に設置した検出コイルのインダクタンスの変化率を測
定する方法が提案されている(例えば、特公昭63ー2
8305号公報、特開昭58ー55952号公報)。こ
の方法を用いた構成としては、図20に示すように、現
像装置4にトナー濃度検出センサ10を設置し、現像装
置4内での現像剤中のトナー濃度を電圧値VTCとして画
像形成装置制御装置11に出力するようにしたものがあ
る。この構成においては、トナー濃度制御実施用の画像
形成装置制御回路11において検出された濃度に応じて
トナーの補給を行うかどうかの判別および補給量の設定
が行われ、その結果に基づいてトナー補給装置4Eの補
給用繰り出し部材4E2への駆動信号が出力されるよう
になっている。トナー濃度制御実施用の画像形成装置制
御部をなす画像形成装置制御回路11は、トナーの補給
に関する制御だけでなく、画像形成に係る全般の制御を
行う回路であり、半導体レーザー3Aの発光制御も行う
ようになっている。このため、トナー濃度制御実施用の
画像形成装置制御回路11には、図示しない画像読み取
り装置から入力された情報信号が書込制御部12に出力
され、その信号に基づいた発光制御信号がレーザードラ
イバ3Eに出力されて半導体レーザーの発光タイミング
および発光量等が設定されるようになっている。
【0011】このような構成からなる画像形成装置にお
いて、複写が行なわれ、現像剤中のトナーが消費される
と、その消費分にみ合うトナーの補給が行なわれるが、
その補給の方法としては、図24に示す手順が実行され
る。図24において、トナー濃度が検出され、その検出
電位(VTC)が求められる。上記検出電位(VTC)が予
め設定されている補給判別電位のうちのV0以下であれ
ば、トナーの補給は行なわれず、T1(秒)後に再度、
トナーの濃度検出が実行される。上記検出電位(VTC
が、予め設定されている補給判別電位のうちのV0以上
で、かつ、V1以下である場合には、少量(L)のトナ
ー補給が実行される。その後のトナー濃度検出タイミン
グは、補給したトナーが現像在中に充分混合されると看
做される時間を考慮して、T2(秒)後に設定される。
上記検出電位(VTC)が、予め設定されている補給判別
電位のうちのV1以上で、かつ、V2以下である場合に
は、中量(M)のトナー補給が実行される。その後のト
ナー濃度検出タイミングは、補給したトナーが現像在中
に充分混合されると看做される時間を考慮して、T2
(秒)後に設定される。上記検出電位(VTC)が、予め
設定されている補給判別電位のうちのV2以上である場
合には、大量(H)のトナー補給が実行される。その後
のトナー濃度検出タイミングは、補給したトナーが現像
在中に充分混合されると看做される時間を考慮して、T
2(秒)後に設定される。しかし、一般には、仮に上記
した方法を用いてトナー濃度を検出した場合において
も、補給されたトナーが撹拌され始めてから現像スリー
ブに担持されるまでの間にある程度のタイムラグが生じ
ることから、補給が開始されたからといって感光体ドラ
ム1上での画像濃度を適性化できたとすることはできな
い。従って、単に現像剤中のトナー濃度のみを対象とし
て測定した場合、実際の画像濃度を矯正できる濃度制御
が行われたということにはならない。
【0012】そこで、トナー濃度を標準値に制御するに
あたり、特にトナー消費量を予測し、トナー補給量に補
正をかけるようにする方法が提案されている(例えば、
特開平2ー220082号公報)。上記公報記載の発明
では、原稿の黒化面積率を測定する黒化面積率検出手段
をを設け、この黒化面積率検出手段からの検出信号に基
づいてトナー濃度検出センサからの検出値を補正するよ
うになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記後
者の公報記載の発明では、原稿載置台をなすプラテンガ
ラス上の原稿の一部の反射光を、光学系を介して受光素
子により検出し、反射光量を一つ一つ判断基準と照合し
てヒストグラムを求めるようになっていることから、構
成の複雑化を招く。しかも、現像剤および現像装置での
使用環境の変化あるいは経時変化に関してはなんら考慮
されていない。このため、単に、原稿上での黒化面積率
のみを基準とした場合には、現像に適したトナーの補給
の際の実際の消費量や環境条件による現像剤の一部を構
成するキャリアや感光体の特性変化を考慮していないこ
とにより、トナーの補給量を正確に設定することが困難
である。しかも、近年、画像入力装置としてスキャナを
装備した画像形成装置が提供されるようになってきてお
り、この場合においては、スキャナの駆動時間が感光体
の経時的劣化と関係することにより、トナーの消費量に
影響することが判明している。従って、上記公報記載の
発明では、このような画像入力装置を付設した場合での
トナーの適正な補給量の設定ができないという問題があ
る。
【0014】さらに加えて、現像装置の撹拌部材とし
て、スクリュー構造を用いた場合には、補給されたトナ
ーが現像スリーブに行き着くまでの間にある程度の時間
が必要となることから、画像面積率が高い画像と低い画
像とを交互に現像するような場合には、補給タイミング
が即応できないことにより、各画像濃度に対して消費さ
れたトナーの量に応じた補給が行なわれず、現像された
画像濃度にムラが発生しやすくなるという問題があっ
た。
【0015】本発明の目的は、上記従来の画像形成装置
における問題に鑑み、画像濃度に対して消費されたトナ
ーの量に応じた補給が即応して行なえると共に、トナー
の使用環境および現像装置や画像入力装置の経時変化に
拘らず、常に安定したトナー濃度を設定できる画像形成
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、像担持体と、走査光を照
射、投影することにより上記像担持体上に形成された静
電潜像をトナーとキャリアとからなる二成分系現像剤に
より可視像処理する手段と、現像剤中のトナー濃度を検
出し、その検出結果を基にしてトナー補給制御を実行す
るトナー補給手段を備えた画像形成制御部とを備えた画
像形成装置において、上記像担持体上に上記静電潜像を
形成するための走査光照射若しくは投影する手段による
潜像書込み面積率を検出する手段と、上記面積検出手段
からの潜像書込み面積率に応じて上記現像剤の補給量、
補給時間および補給タイミングを設定する画像形成装置
制御部と、を備えていることを特徴としている。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置にておいて、上記画像形成装置制御部は、現
像により可視像とされた画像が転写される転写材の大き
さにより、上記現像材の補給量、補給時間および補給タ
イミングを補正することを特徴としている。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の画像形成装置において、上記画像形成装置制御
部は、装置内の温度検出手段が接続され、温度に応じて
上記トナーの補給量を補正することを特徴としている。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、上記画像形成装置制御部は、像担
持体に対するトナーの付着量が増加する温度の傾向に応
じて所定濃度に矯正するように上記トナーの補給量を補
正することを特徴としている。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1及至4の
うちの一つに記載の画像形成装置にておいて、上記画像
形成装置制御部は、装置内の湿度検出手段が接続され、
湿度に応じて上記トナーの補給量を補正することを特徴
としている。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、上記画像形成装置制御部は、像担
持体に対するトナーの付着量が増加する湿度の傾向に応
じて所定濃度に矯正するように上記トナーの補給量を補
正することを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1及至6の
うちの一つに記載の画像形成装置において、上記画像形
成装置制御部は、現像剤交換後からの通紙枚数をカウン
トする手段が接続され、上記カウント手段による通紙枚
数に応じて上記トナー補給量を補正することを特徴とし
ている。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項1及至7の
うちの一つに記載の画像形成装置において、上記画像形
成装置制御部は、現像剤交換後からの像担持体の駆動源
の駆動時間をカウントする手段が入力側に接続され、上
記駆動時間に応じて上記トナーの補給量を補正すること
を特徴としている。
【0024】
【作用】請求項1記載の発明では、像担持体上に上記静
電潜像を形成するための走査光照射若しくは投影する手
段による潜像書込み面積率を検出する手段による潜像書
込み面積率に応じて現像剤の補給量、補給時間および補
給タイミングが設定される。
【0025】請求項2記載の発明では、画像が転写され
る転写材の大きさにより、上記現像材の補給量、補給時
間および補給タイミングが補正される。
【0026】請求項3および4記載の発明では、像担持
体へのトナーの付着量の変化に影響する装置内の温度に
応じてトナーの補給量が補正される。
【0027】請求項5および6記載の発明では、像担持
体へのトナーの付着量の変化に影響する装置内の湿度に
応じてトナーの補給量が補正される。
【0028】請求項7記載の発明では、現像剤交換後か
らの通紙枚数のカウント数に応じてトナーの補給量が補
正される。
【0029】請求項8記載の発明では、現像剤交換後か
らの像担持体の駆動源の駆動時間に応じてトナーの補給
量が補正される。
【0030】
【実施例】以下図面に示した実施例により本発明の詳細
を説明する。
【0031】図1は、本発明の実施例を示す画像形成装
置のシステム構成を示す図である。なお、図1以降の図
面において、図20に示したものと同じ構成部品につい
ては同符号とし、その詳細な説明は省く。
【0032】図1は、本発明における画像形成装置の基
本的なシステム構成を示しており、この構成において
は、トナー濃度制御用の画像形成装置制御回路11に補
正回路20が接続されている。補正回路20は、トナー
の消費の加減に関する基準値を登録されており、この登
録されている基準値に対して、現像剤中のトナーの減少
条件を取り込んで対比することにより、現像装置4内で
のトナー濃度の検出値から求められるトナーの補給量を
補正したうえでその補正後のトナー補給量に関する信号
(SOU)を画像形成装置制御回路11に出力し、画像形
成装置制御回路11によるトナー補給装置4Eでのトナ
ーの補給量、補給時間および補給タイミングを調整する
ようになっている。補正回路20において用いられるト
ナーの減少条件としては、トナーの消費量に影響する画
像形成領域の大きさ、装置内での温度、湿度、さらに
は、感光体ドラム1の駆動回数および転写回数等がパラ
メータとして用いられる。画像形成領域の大きさを判断
するためには、レーザービームのドット数や発光時間が
パラメータとされる。
【0033】以下、各条件を用いた実施例を説明する。
【0034】図1において、補正回路20の入力側に
は、現像装置4に設置されているトナー濃度検出センサ
10および書込ドットカウント部21が接続され、出力
側には画像形成装置制御回路11が接続されている。補
正回路20には、書込ドットのカウント数STDが転送
されるようになっているとともに、トナー濃度検出セン
サ10からの検出電圧値VTCが入力されるようになって
いる。補正回路20では、トナー濃度検出センサ10か
らの検出電圧値VTCに基づくトナーの補給量に対し、図
2に示す補正処理が実施され、この処理によって決定さ
れたトナー補給量を指示するための信号(SOU)を画像
形成装置制御回路11に対して出力するようになってい
る。これにより、画像形成装置制御回路11では、補正
されたトナー補給量に見合う補給用繰り出し部材4E2
の駆動状態を制御するための信号(STA)が出力され
る。
【0035】図2において、トナー濃度検出センサ10
は、現像装置4内でのトナー濃度検出値に相当する電圧
値(VTC)を補正回路20に出力する。補正回路20で
は、この電圧値(VTC)と基準電圧値(V1)との対比
が行われる。この場合の基準電圧値(V1)は、所定面
積あたりでのトナーの付着量に影響する感光体の表面電
位のうちで、トナー濃度の適性値が得られる感光体の表
面電位に相当している。以下に挙げる基準電圧値につい
ても同じであるが、段階的に画像濃度を上げることがで
きる数値に変えられている。基準電圧値(V1)と濃度
検出電圧値(VTC)の対比において、濃度検出電圧値
(VTC)の方が小さい場合には、書込ドット数の対比が
行われる。ドット数の対比は、書込ドットカウント部2
1からの書込ドットのカウント数(STD)が補正回路2
0に登録されている基準ドット数と比較される。この場
合の基準ドット数(D1)は、上記基準電圧値に相当す
る表面電位おいて形成される画像の濃度が適性値になる
ドット数に相当している。以下に挙げる基準ドット数に
ついても同じであるが、上記基準電圧の変更とともに画
像濃度を上げることができる値に変えられている。基準
ドット数(D1)と書込ドットのカウント数(STD)と
の比較において、基準ドット数以下の場合には、トナー
の補給は行われない(トナー補給量=0)。書込ドット
のカウント数(STD)が基準ドット数(D1)以上の場
合には、トナー補給量が少量(L)に補正される(補給
量=L)。
【0036】濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
1)以上である場合には、次段の基準電圧値(V2)と
対比される。濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
2)よりも小さい場合には、書込ドットのカウント数
(STD)が基準ドット数(D2)と対比され、基準ドッ
ト数(D2)よりも少なければトナー補給量が少量
(L)に補正される(補正量=L)。書込ドットのカウ
ント数(STD)が次段の基準ドット数(D2)と対比さ
れた結果が、基準ドット数(D2)以上の場合には、ト
ナー補給量が中量(M)に補正される(補正量=M)。
【0037】濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
2)以上である場合には、次段の基準電圧値(V3)と
対比される。濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
3)よりも小さい場合には、書込ドットのカウント数
(STD)が次段の基準ドット数(D3)と対比され、基
準ドット数(D3)よりも少なければトナー補給量が中
量(M)に補正される(補正量=M)。書込ドットのカ
ウント数(STD)が基準ドット数(D3)と対比された
結果が、基準ドット数(D3)以上の場合には、トナー
補給量が無条件に大量(H)に補正される(補正量=
H)。
【0038】上記対比に用いられる基準電圧値V1〜V
3の関係は、V1<V2<V3に設定され、また、基準
ドット数D1〜D3の関係は、D1<D2<D3に設定
されている。但し、基準ドット数に関しては、画像形成
装置の構成等により、D1=D2=D3としてもよく、
さらに、基準ドット数に対して書込ドットのカウント数
がきわめて少ない場合には、トナーの飛散等の弊害を防
止するためにトナー補給量を少なくする状態に補正する
ことが可能である。
【0039】なお、本実施例に用いるトナー補給量は、
現像剤500gに対して、少量(L)は2.5g、中量
(M)は5.0g、大量(H)は10.0gに設定され
ている。しかし、この量自体は、装置固有の値であるの
で、装置の構成や現像剤の種類、さらには現像剤の量等
の型式に応じて設定できるものである。
【0040】このようにして、トナー補給量の補正量が
決定されると、トナー補給のタイミングが設定される。
トナー補給タイミングは、トナーの補給開始時期と終了
時期とを意味するものであり、次の手順が用いられる。
図3は、図23に示した構成を備えた現像装置4を示し
ており、この現像装置4において、感光体ドラム1上に
形成されている静電潜像の現像に寄与する領域は、現像
用撹拌スクリュー4Dの軸方向における符号P1および
P2で示す範囲である。このため、現像に用いられた現
像剤の濃度を一定に維持するには、上記領域での現像剤
中で消費されたトナーを補給することが前提となる。
【0041】従って、少なくとも、P2地点に位置して
いた現像剤がP1地点に移動した時点には、次に補給用
撹拌スクリュー4CによってP2地点に移動する現像剤
中に、上記領域で消費されたトナーが補給されているこ
とが領域中でのトナー濃度を一定化する上で必要とな
る。このため、少なくとも、各撹拌スクリューを収容し
ている空間が連通する開口のうち、補給用撹拌スクリュ
ー4Cの収容空間側で符号P3で示す地点に対してP1
地点に位置していた現像剤が移動する時点に、新たに補
給されたトナーが存在していれば、P2地点からP1地
点に現像剤が移動して現像に寄与している間に、上記し
たP2地点に位置していた現像剤がP1地点に移動した
後、新たにP2地点からP1地点に向け移動する現像剤
中には、補給されたトナーが含まれた状態が得られるこ
とになる。
【0042】図4は、上記前提を基にしたトナー補給開
始時期および終了時期をそれぞれ示すタイミングチャー
トであり、各符号の意味は次の通りである。 T10:P1地点からP3地点まで現像剤が移動する時
間 T11:P2地点からP3地点まで現像剤が移動する時
間 T12:補給用撹拌スクリュー4Cの軸方向における補
給用開口に対向する位置P4からP3地点まで現像剤が
移動する時間 トナー補給タイミングは、現像バイアスのオン/オフ時
を現像の開始/終了時に相当するとした場合、トナー補
給開始時期は、現像バイアスがオンされた時点から(T
10―T12>0)の関係が成立する時期に設定され
る。これにより、P1地点からP3地点に現像剤が移動
した時点には、新たな補給トナーが現像剤中に混合でき
ることになる。なお、上記関係は、T10=T13であ
ってもよく、要は、現像剤がP1地点からP3地点に移
動した時点で新たな補給トナーが現像剤中に混合できる
ようになっていればよい。
【0043】トナー補給終了時期は、現像バイアスがオ
フされた時点から(T11−T12>0)の関係が成立
する時期に設定される。これにより、P2地点に位置し
ていた現像剤が現像に寄与したトナーを消費されてP3
地点に移動した時点で次の現像時には、P2地点から新
たな補給トナーを含んだ現像剤が現像スリーブと対抗す
ることができる。なお、トナー補給開始時期に関し、T
10<T12の場合には、トナー補給が現像バイアスの
オン設定よりも先に補給を開始されることになる。上記
したトナー補給タイミングは、単純にオン/オフ制御に
より一定量を補給できるようにしてもよいが、現像開始
時期と終了時期とにおいては、トナーの消費量が一般に
少なくなる傾向にあるので、トナーの開始時および終了
時にトナーの補給量が少なくなるように補給量を変化さ
せるようにすることも、無駄な補給を行なわないことに
よるトナー濃度の一定化を実現する上で好ましい。
【0044】この場合のトナーの総補給量は、書込みド
ットカウント数から算出された量であり、総補給量を延
べ時間で除した量が単位時間あたりの補給量であるの
で、その単位時間あたりの補給量を参考にして、補給用
繰り出し部材4E2および各撹拌スクリューの回転数を
設定することになる。なお、本実施例では、現像バイア
スのオン/オフ時を現像の開始/終了時に相当させた
が、現像スリーブや現像ユニットを動作させるクラッチ
のオン/オフ等を現像の開始/終了時に相当させたりす
ることも可能であり、要は、現像に寄与するタイミング
を制御できるものであれば、そのタイミングを基準とし
て、トナーの補給タイミングを制御することが可能であ
る。
【0045】図5は、図1に示した構成の変形例を示し
ており、この例では、図1に示した書込みドットカウン
ト部に代えて書込時間カウント部22を設けたことを特
徴としている。図5において、補正回路20には、書込
時間カウント部22が接続され、書込時間のカウント数
STDが転送されるようになっている。また補正回路2
0には、トナー濃度検出センサ10からの検出電圧値V
TCも入力されるようになっている。補正回路20では、
トナー濃度検出センサ10からの検出電圧値VTCに基づ
くトナーの補給量に対し、図6に示す補正処理が実施さ
れ、この処理によって決定されたトナー補給量を指示す
るための信号(SOU)を画像形成装置制御回路11に対
して出力するようになっている。これにより、画像形成
装置制御回路11では、補正されたトナー補給量に見合
う補給用繰り出し部材4E2の駆動状態を制御するため
の信号(STA)が出力される。
【0046】図6において、トナー濃度検出センサ10
は、現像装置4内でのトナー濃度検出値に相当する電圧
値(VTC)を補正回路20に出力する。補正回路20で
は、この電圧値(VTC)と基準電圧値(V1)との対比
が行われる。この場合の基準電圧値(V1)は、前記実
施例と同様に、所定面積あたりでのトナー濃度の適性値
が得られる感光体の表面電位に相当している。以下に挙
げる基準電圧値についても同じであるが、段階的に画像
濃度を上げる値に変えられている。基準電圧値(V1)
と濃度検出電圧値(VTC)の対比において、濃度検出電
圧値(VTC)の方が小さい場合には、書込時間の対比が
行われる。書込時間の対比は、書込時間カウント部22
からの書込時間が補正回路20に登録されている基準時
間(T1)と比較される。この場合の基準時間(T1)
は、所定面積あたりでの画像域に形成される画像の濃度
が適性値になる感光体の表面電位が得られるまでの時間
に相当している。以下に挙げる基準時間についても同じ
であるが、画像濃度を上げる方向に数値が変えられてい
る。基準時間(T1)と書込時間との比較において、書
込時間が基準時間(T1)以下の場合には、トナーの補
給は行われない(トナー補給量=0)。書込時間が基準
時間(T1)以上の場合には、トナー補給量が少量
(L)に補正される(補給量=L)。
【0047】濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
1)以上である場合には、次段の基準電圧値(V2)と
対比される。濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
2)よりも小さい場合には、書込時間が基準時間(T
2)と対比され、基準時間(T2)よりも少なければト
ナー補給量が少量(L)に補正される(補正量=L)。
書込時間が次段の基準時間(T2)と対比された結果
が、基準時間(T2)以上の場合には、トナー補給量が
中量(M)に補正される(補正量=M)。
【0048】濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
2)以上である場合には、次段の基準電圧値(V3)と
対比される。濃度検出電圧値(VTC)が基準電圧値(V
3)よりも小さい場合には、書込時間が次段の基準時間
(T3)と対比され、基準時間(T3)よりも書込時間
が少なければトナー補給量が中量(M)に補正される
(補正量=M)。書込時間が基準時間(T3)と対比さ
れた結果が、基準時間(T3)以上の場合には、トナー
補給量が無条件に大量(H)に補正される(補正量=
H)。
【0049】上記対比に用いられる基準電圧値V1〜V
3の関係は、V1<V2<V3に設定され、また、基準
時間T1〜T3の関係は、T1<T2<T3に設定され
ている。但し、基準ドット数に関しては、画像形成装置
の構成等により、T1=T2=T3としてもよく、さら
に、基準ドット数に対して書込時間がきわめて少ない場
合には、トナーの飛散等の弊害を防止するためにトナー
補給量を少なくする状態に補正することが可能である。
【0050】なお、本実施例に用いるトナー補給量は、
現像剤500gに対して、少量(L)は2.5g、中量
(M)は5.0g、大量(H)は10.0gに設定され
ている。しかし、この量自体は、装置固有の値であるの
で、装置の構成や現像剤の種類、さらには現像剤の量等
の型式に応じて設定できるものである。
【0051】このような補給量の補正が行なわれた場合
のトナーの補給タイミングは、図3に示した場合と同じ
状態が設定される。
【0052】上記構成からなる実施例について、本発明
者は、補正回路20によるトナー補給量の補正結果によ
って画像濃度の変化を実験したところ、図7に示す結果
を得た。図7に示す実験結果は、画像面積率5%を対象
とした場合の画像濃度と画像面積率50%を対象とした
場合の画像濃度とを交互に10枚づつ、1to1モード
により計200枚に対して実験した結果であり、実線で
示す結果が本実施例によるものであり、二点鎖線で示す
結果は、図20に示した従来構成によるもので得られた
結果である。図7からも明らかなように、従来構成の場
合には、画像面積率を50%から5%に変更された直後
に、トナーの補給量およびタイミングがトナー消費度合
いに即応できず、同一画像内での濃度偏差がマクベス値
で最大0.25となり、トナーの補給過多の状態が得ら
れのに対し、本実施例では、上記濃度偏差が0.1以下
という結果が得られ、トナーの補給過多の状態も見受け
られず、安定した画像濃度を維持することができた。
【0053】上記実施例では、書込装置3としてレーザ
ービームを用いた画像形成装置を対象としたが、このよ
うな装置に限らず、LEDを用いたデジタル方式の画像
形成装置は勿論、画像面積率を算出するための手段を用
いるアナログ方式の画像形成装置を対象とすることも可
能である。発光手段を異ならせた場合におけるトナー補
給量の補正は、上記実施例の場合と同様である。このよ
うな構成によれば、書込装置の構成が小型化でき、画像
形成装置自体の大型化を防ぐことができる。
【0054】次に請求項2記載の発明の実施例について
説明する。本実施例は、トナー像が転写される転写材の
サイズに応じて、トナーの補給量、補給時間および補給
タイミングを設定することを特徴としている。
【0055】図8は、図3に示した現像装置4であり、
この現像装置4に用いられる現像スリーブは、軸方向の
長さが、複写に用いられる転写材のうちの最大サイズに
対応するように設定されている。一例として、A3サイ
ズの転写材の場合でいうと、軸方向の長さは、297m
mに設定されている。しかし、複写に用いられる転写材
は、現像スリーブの軸方向の長さの全域を使用するもの
だけとは限らない。一例として、B4サイズ(257m
m)の転写材やA4サイズの転写材をその長手方向を現
像スリーブの軸方向と直角にしてセットした場合(この
場合の現像スリーブの軸方向に対する長さは210m
m)には、現像スリーブの軸方向の長さよりも短い範囲
で現像が行なわれる。このため、現像スリーブの軸方向
両端あるいは一端側に現像に寄与しない領域が生じ、こ
れによって、図3に示した補給タイミングによりトナー
を補給した場合には、補給開始直後および補給終了直前
に、現像に寄与しない領域に対して新たなトナーが補給
されることになり、その部分での濃度が高くなり、新た
に現像スリーブの軸方向全域を用いるサイズの転写材へ
の現像時には、現像スリーブの軸方向で濃度ムラが発生
することになる。
【0056】そこで、現像スリーブの軸方向の長さ未満
のサイズの転写材に対する現像時には、そのサイズに応
じて、補給タイミングを変更することが必要となる。以
下、図8および図9においてその詳細を説明する。現像
スリーブの軸方向全域を使用して現像する場合の現像用
撹拌スクリューDでの現像材の移動領域が、図3におい
て符号P1、P2で示した範囲であるとすると、その範
囲よりも短い領域、図8において、符号P1′、P2′
で示す範囲を用いる場合には、図9に示す補給タイミン
グが設定される。なお、図9における符号の意味は次の
通りである。 T20:P1′地点からP3地点まで現像剤が移動する
時間 T21:P2′地点からP3地点まで現像剤が移動する
時間 トナー補給タイミングは、図4において説明したタイミ
ングを基準とした場合、現像バイアスのオン/オフ時を
現像の開始/終了時に相当するとして、トナー補給開始
時期を、図4に示した開始時期に対して(T10―T2
2)(秒)だけ遅らせ、トナー補給終了時期は、図4に
示した終了時期に対して(T11―T21)(秒)だけ
早めるようにし、図9に示すように、トナー補給開始時
期は、現像バイアスがオンされた時点から(T20−T
12)の関係が成立する時期に設定される。トナー補給
終了時期は、現像バイアスがオフされた時点から(T2
1−T12)の関係が成立する時期に設定される。な
お、図9において最下段に示されているタイミングチャ
ートは、図4に示したタイミングチャートであり、本実
施例とのタイミングの違いを判りやすくするために示し
てある。
【0057】これにより、現像剤が新たに補給されたト
ナーと混合されるまでの間の時間および新たに補給され
たトナーと混合撹拌された現像剤が現像スリーブに対向
するまでの時間が現像スリーブの軸方向の全域よりも短
い場合を対象とした際の現像スリーブと現像剤との接触
時期が調整でき、現像スリーブとの接触によって消費さ
れたトナーの補給が次に現像スリーブと接触するまでの
間に完了することになる。なお、この場合の転写剤のサ
イズ検知は、図示しない検知機構や手差しの際の側端ガ
イドの位置検知機構等を用いることにより、この検知結
果に基づく上記タイミングの補正が行なわれる。
【0058】本実施例によれば、現像スリーブの軸方向
での現像範囲に応じて補給量およBに補給タイミングを
補正することができるので、トナーの無駄な補給を防止
して現像スリーブの軸方向での現像剤濃度にムラを生じ
るような事態を未然に防止することができる。
【0059】ところで、感光体の表面電位を一定にして
静電潜像に対する現像装置4から静電潜像に向け移動し
て付着するトナーの量は、温度に依存することが知られ
ている。例えば、10℃60%RH、20℃60%R
H、30℃60%RHのように、同一湿度において温度
が変化している場合を比較すると、表面電位500Vに
対する感光体上での単位面積あたりのトナー付着量は、
図10に示すとおりである。図10から明らかなよう
に、トナーの付着量は温度の上昇に比例して増加する。
従って、仮に、20℃60%RHでの条件を基準にして
トナー濃度を設定した場合には、この条件以下の場合に
は画像濃度が必然的に低下し、この条件以上の場合には
画像濃度が必然的に上昇してしまう結果となる。特に、
画像濃度が上昇した場合には感光体の地肌汚れを招くと
いう二次的な不具合が発生する虞れがある。そこで、温
度変化に拘らず、一定したトナー濃度を維持することが
必要となる。
【0060】図11は、この場合の実施例を示してお
り、この実施例では、装置内での温度変化に応じて現像
装置4内でのトナー濃度検出結果を補正することを特徴
としている。図11に示された実施例は、図1に示した
実施例の構成を基にして、感光体ドラム1の近傍に温度
センサ60を配置し、その温度センサ60を補正回路2
0に接続して構成されている。補正回路20には、図1
に示した実施例と同様に、現像装置4に設置されている
トナー濃度検出センサ10からの検出電圧VTCおよび書
込ドットカウント部21からの書込ドットのカウント数
TDが転送されるとともに、温度センサ60からの出力
信号(VTH)が入力されるようになっている。
【0061】補正回路20では、トナー濃度検出センサ
10からの検出電圧VTCおよび書込ドットカウント部2
1からのドットのカウント数STDを基にして、図2に示
した処理が実施されるとともに、図10に示した温度−
トナー付着量の関係に基づいた温度に応じたトナー補給
量の補正を実施するようになっている。従って、図2に
示した処理により得られた補正結果に加えて図10に示
した関係から得られる基準濃度、この場合は、20℃6
0%RHでの濃度が得られる付着量に補正され、この補
正結果に基づくトナー補給量を指示するための信号(S
OU)が画像形成装置制御回路11に出力される。本実施
例では、20℃60%RHを基準濃度を得る条件とした
場合、10℃60%RHの場合には、図2に示した処理
によって補正されたトナーの補給量に対して4%増量さ
れ、30℃60%RHの場合には、図2に示した処理に
よって補正されたトナーの補給量に対して6%減量する
ようになっている。本実施例によれば、基準温度に対す
る各種温度環境下におけるトナー補給量の補正を行った
結果、マクベス値に基づく画像のID変動値が0.25
から0.08に減少することという結果が得られた。
【0062】なお、温度センサ60からの出力信号を画
像形成装置制御回路11を介して補正回路20に入力す
ることも可能である。この場合には、図12に示すよう
に、画像形成装置制御回路11と補正回路20との間に
信号の入出力ラインを接続し、温度センサ60からの出
力信号(VTH)を補正回路20に入力信号(SIN)とし
て取込み、図11に示した場合と同様な補正を行った結
果をフィードバック信号(SOU)として画像形成装置制
御装置11に出力することで、図11に示した場合と同
様な結果が得られる。本実施例によれば、温度の変化に
拘らず、常に安定した画像濃度を維持することができる
ので、トナーの供給過多や供給不足や地肌汚れを起こす
ことなく安定した画像品質が得られる。
【0063】感光体の表面電位を一定にして静電潜像に
対する現像装置4から静電潜像に向け移動して付着する
トナーの量は、湿度に依存することが知られている。例
えば、20℃30%RH、20℃60%RH、20℃9
0%RHのように、同一温度において湿度が変化してい
る場合を比較すると、表面電位500Vに対する感光体
上での単位面積あたりのトナー付着量は、図13に示す
とおりである。図13から明らかなように、トナーの付
着量は湿度の上昇に比例して増加する。従って、仮に、
20℃60%RHでの条件を基準にしてトナー濃度を設
定した場合には、この条件以下の場合には画像濃度が必
然的に低下し、この条件以上の場合には画像濃度が必然
的に上昇してしまう結果となる。特に、画像濃度が上昇
した場合には感光体の地肌汚れを招くという二次的な不
具合が発生する虞れがある。そこで、湿度変化に拘ら
ず、一定したトナー濃度を維持することが必要となる。
【0064】図14は、この場合の実施例を示してお
り、この実施例では、装置内での湿度変化に応じて現像
装置4内でのトナー濃度検出結果を補正することを特徴
としている。図14に示された実施例は、図1に示した
実施例の構成を基にして、感光体ドラム1の近傍に湿度
センサ70を配置し、その湿度センサ70を補正回路2
0に接続して構成されている。補正回路20には、図1
に示した実施例と同様に、現像装置4に設置されている
トナー濃度検出センサ10からの検出電圧VTCおよび書
込ドットカウント部21からの書込ドットのカウント数
TDが転送されるとともに、湿度センサ70からの出力
信号(VCU)が入力されるようになっている。
【0065】補正回路20では、トナー濃度検出センサ
10からの検出電圧VTCおよび書込ドットカウント部2
1からのドットのカウント数STDを基にして、図2に示
した処理が実施されるとともに、図13に示した湿度−
トナー付着量の関係に基づいた湿度に応じたトナー補給
量の補正を実施するようになっている。従って、図2に
示した処理により得られた補正結果に加えて図13に示
した関係から得られる基準濃度、この場合は、20℃6
0%RHでの濃度が得られる付着量に補正され、この補
正結果に基づくトナー補給量を指示するための信号(S
OU)が画像形成装置制御回路11に出力される。本実施
例では、20℃60%RHを基準濃度を得る条件とした
場合、20℃30%RHの場合には、図2に示した処理
によって補正されたトナーの補給量に対して2.5%増
量され、20℃90%RHの場合には、図2に示した処
理によって補正されたトナーの補給量に対して3.5%
減量するようになっている。本実施例によれば、基準湿
度に対する各種湿度環境下におけるトナー補給量の補正
を行った結果、マクベス値に基づく画像のID変動値が
0.17から0.08に減少し、地肌汚れに関しても一
定し変動することがなかった。
【0066】なお、湿度センサ70からの出力信号を画
像形成装置制御回路11を介して補正回路20に入力す
ることも可能である。この場合には、図15に示すよう
に、画像形成装置制御回路11と補正回路20との間に
信号の入出力ラインを接続し、湿度センサ70からの出
力信号(VHU)を補正回路20に入力信号(SIN)とし
て取込み、図14に示した場合と同様な補正を行った結
果をフィードバック信号(SOU)として画像形成装置制
御装置11に出力することで、図14に示した場合と同
様な結果が得られる。本実施例によれば、湿度の変化に
拘らず、常に安定した画像濃度を維持することができる
ので、トナーの供給過多や供給不足や地肌汚れを起こす
ことなく安定した画像品質が得られる。なお、図11、
図12、図14、図15において示した温度センサ60
および湿度センサ70は、特に準備しなくても、他のプ
ロセス制御に用いられるものを兼用してもよいこと勿論
可能である。
【0067】現像装置4に用いられる現像剤は、バージ
ン剤、所謂、最新の現像剤の状態から画像形成回数が増
加するに従いキャリアの抵抗値が低下したり、表面のコ
ーティング層が薄くなってトナーが固着することによ
り、トナーの帯電機能が劣化し、感光体への選択的な付
着を意味する現像能力が低下する。このため、感光体上
で一定の表面電位に設定されている静電潜像に対するト
ナーの移動による付着量も低下することになる。また、
トナー濃度検出センサー10における現像剤との接触面
の摩耗やスクレーパ等、撹拌部材3C、3D(図1参
照)の経時劣化によってトナー濃度検出センサー10か
らの出力値が実際の濃度にそぐわなくなる場合がある。
一例として、10K(K=1000)枚の転写材を対象
として通紙テストをしたところ、表面電位が500Vに
設定されている場合で単位面積あたりのトナーの付着量
は、図16に示すように、通紙枚数が増加するに従って
低下する。このため、現像剤が最新のものであることを
前提として画像形成回数を考慮しないでトナーの補給制
御を実施すると、画像形成回数によっては、トナーの濃
度が低下することになる。
【0068】そこで、画像形成回数に相当する通紙枚数
の増加にに拘らず、一定したトナー濃度を維持すること
が必要となる。
【0069】図17は、この場合の実施例を示してお
り、この実施例は、図1に示した実施例の構成を基にし
て、画像形成装置制御回路11および補正回路20に対
して通紙枚数カウント部80が接続されて構成されてい
る。通紙枚数カウント部80は、画像形成装置制御回路
11からの通紙枚数情報が入力され現段階までの通紙枚
数の総数を記憶するようになっているとともに、新たに
画像形成装置制御回路11から入力される通紙枚数をカ
ウントする機能を有し、その枚数情報信号(STR)を補
正回路20に出力するようになっている。補正回路20
では、通紙枚数カウント部80からの枚数情報信号に基
づいて、図16に示した枚数−トナー付着量の関係か
ら、枚数に応じたトナー補給量の補正を行う。この場合
の補正は、最新の現像剤を用いて初回の画像形成を行う
際のトナーの付着量が得られる方向に補正される。従っ
て、トナー濃度検出センサ10から補正回路20に入力
されたトナー濃度検出電圧(VTC)に基づくトナー補給
量に対して枚数情報信号(STR)を基にした補給量の補
正が行われ、その補正結果が画像形成装置制御回路11
への出力信号(SOU)とされる。
【0070】本発明者は、図15に示した構成を用いて
通紙方向に長手方向を設定した場合のA4判サイズの転
写材を10K(K=1000)枚通紙した後のマクベス
値による画像のID変動を観察したところ、IDの低下
が補正前の0.11から0.05へと減少したことを確
認できた。本実施例においては、通紙枚数のみでなく、
通紙される転写材のサイズや通紙方向等も補正回路での
補正のための情報として取り込むことも可能である。
【0071】なお、現像剤が最新のものであることを判
断する方法としては、現像剤を交換した後に行われる通
紙枚数のリセット処理あるいは装置自身での現像剤交換
の自動認識等の方法が用いられる。さらに、上記した経
時劣化を生じるもののうちで、現像剤自体の劣化と現像
装置のトナー濃度検出センサー10の経時劣化とを分離
して各情報を個別に補正回路20に取り込んで補正量を
設定するようにしてもよい。上記実施例に用いられる通
紙枚数カウント部80は、既存のものを用いることも可
能である。
【0072】経時によるトナーの付着量が低下する例と
しては、上述した例とは別に、感光体ドラム1を始めと
する各種作動部材を駆動するために用いられるメインモ
ータの駆動時間がある。本発明者は、この点に注目し、
メインモータの駆動時間とトナーの付着量との関係を調
査したところ、図18に示す結果を得た。図18は、表
面電位が500Vに設定されている場合でメインモータ
の駆動時間に対する感光体上での単位面積あたりのトナ
ーの付着量を示している。図18からも明らかなよう
に、メインモータの駆動時間が長くなるほどトナーの付
着量が低下している。
【0073】そこで、メインモータの駆動時間の増加に
拘らず、一定したトナー濃度を維持することが必要とな
る。
【0074】図19は、この場合の実施例を示してお
り、この実施例は、図1に示した実施例の構成を基にし
て、画像形成装置制御回路11および補正回路20に対
してメインモータ駆動時間カウント部90が接続されて
構成されている。メインモータ駆動時間カウント部90
は、画像形成装置制御回路11から現段階までの駆動時
間の総和が入力されて記憶されるとともに、新たに画像
形成装置制御回路11から入力される画像形成回数に応
じた駆動時間をカウントする機能を有し、その駆動時間
情報信号(STM)を補正回路20に出力するようになっ
ている。補正回路20では、メインモータ駆動時間カウ
ント部90からの駆動時間情報信号に基づいて、図16
に示した駆動時間−トナー付着量の関係から、駆動時間
に応じたトナー補給量の補正を行う。この場合の補正
は、最新の現像剤を用いて初回の画像形成を行う際のト
ナーの付着量が得られる方向に補正される。従って、ト
ナー濃度検出センサ10から補正回路20に入力された
トナー濃度検出電圧(VTC)に基づくトナー補給量に対
して駆動時間情報信号(STM)を基にした補給量の補正
が行われ、その補正結果が画像形成装置制御回路11へ
の出力信号(SOU)とされる。
【0075】本発明者は、図19に示した構成を用いて
通紙方向に長手方向を設定した場合のA4判サイズの転
写材を80時間相当通紙した後のマクベス値による画像
のID変動を観察したところ、IDの低下が補正前の
0.10から0.04へと減少したことを確認できた。
なお、駆動時間のカウントに関しては、クラッチなどを
用いて非作像時に現像装置での撹拌部材が停止している
ような場合には、現像装置の稼働時を対象として駆動時
間のカウントを行う方が精度の向上が見込まれる。さら
に、駆動時間のカウント部90は、装置内に具備されて
いる既存のカウンタなどを用いることも可能である。
【0076】本発明は上記した実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々変更することも可
能である。例えば、各実施例を単独で用いるのではな
く、組合わせることも可能であり、この場合には、トナ
ー補給の補正に関する情報が多くなることにより、さら
に正確な補正が可能になる。また、実施例に用いた基準
電圧や書込ドット数、書込時間などは装置固有のもので
あるので、実施する際には、装置の特性を考慮して用い
ること勿論である。
【0077】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、像担持体上に上記静電潜像を形成するた
めの走査光照射若しくは投影する手段による潜像書込み
面積率を検出する手段による潜像書込み面積率に応じて
現像剤の補給量、補給時間および補給タイミングが設定
されるので、画像濃度に対して消費されたトナーの量に
応じた補給が即応して行なえ、これによって、常に安定
した画像濃度を維持させるKとが可能になる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、画像が転写
される転写材の大きさにより、上記現像材の補給量、補
給時間および補給タイミングが補正されるので、転写材
のサイズ変更に応じてトナーの補給量および補給タイミ
ングを適性化して安定した画像濃度を維持させることが
可能になる。
【0079】請求項3および4記載の発明によれば、像
担持体へのトナーの付着量の変化に影響する装置内の温
度に応じてトナーの補給量が補正されるので、温度変化
に即応して画像濃度の変化を防止することができ、これ
により、常に安定した画像濃度を維持することが可能に
なる。
【0080】請求項5および6記載の発明によれば、像
担持体へのトナーの付着量の変化に影響する装置内の湿
度に応じてトナーの補給量が補正されるので、湿度変化
に即応した画像濃度の安定かを維持することが可能にな
る。
【0081】請求項7記載の発明によれば、現像剤交換
後からの通紙枚数のカウント数に応じてトナーの補給量
が補正されるので、通紙枚数による画像濃度の変化に即
応して濃度を安定化させることができる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、現像剤交換
後からの像担持体の駆動源の駆動時間に応じてトナーの
補給量が補正されるので、駆動時間による画像濃度の変
化に即応して濃度補正を行なうことにより常に安定した
画像濃度を維持することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像形成装置の基本的な
システム構成を説明するための図である。
【図2】図1に示した画像形成装置で実行される濃度補
正を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した画像形成装置の要部の構成を示す
断面図である。
【図4】図3に示した要部で実行される補給タイミング
を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】図1に示した画像形成装置における一部変形例
のシステム構成を説明するための図である。
【図6】図5に示した画像形成装置において実行される
濃度補正を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1および図5に示した画像形成装置によって
得られる画像濃度と従来の装置で得られる画像濃度との
比較を説明するための線図である。
【図8】請求項2記載の発明の実施例による画像形成装
置の要部を示す断面図である。
【図9】図8に示した要部で実行される補給タイミング
を説明するためのタイミングチャートである。
【図10】温度とトナー付着量との関係を説明するため
の線図である。
【図11】図10に示した関係を基にした画像形成装置
の要部の構成を示す図である。
【図12】図11に示した要部構成の変形例を示す図で
ある。
【図13】湿度とトナーの付着量との関係を説明するた
めの線図である
【図14】図13に示した関係を基にした画像形成装置
の要部を示す図である。
【図15】図14に示した要部構成の変形例を示す図で
ある。
【図16】画像形成回数に相当する通紙枚数とトナー付
着量との関係を説明するための線図である。
【図17】図16に示した関係を基にした画像形成装置
の要部を示す図である。
【図18】メインモータの駆動時間とトナーの付着量と
の関係を説明するための線図である。
【図19】図18に示した関係を基にした画像形成装置
の要部を示す図である。
【図20】トナー補給のための構成を備えた画像形成装
置の従来例を示す図である。
【図21】図20に示した画像形成装置における現像装
置の要部を示す断面図である。
【図22】図21に示した要部の斜視図である。
【図23】図21に示した要部の内部構造を示す断面図
である。
【図24】図20に示した画像形成装置における画像制
御手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 像担持体のひとつである感光体ドラム 3 書込走査装置 3A 半導体レーザー 10 トナー濃度検出センサ 11 トナー濃度制御用画像形成装置制御回路 20 補正回路 21 書込ドットカウント部 22 書込時間カウント部 60 温度センサ 70 湿度センサ 80 通紙枚数カウント部 90 メインモータ駆動時間カウント部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、走査光を照射、投影すること
    により上記像担持体上に形成された静電潜像をトナーと
    キャリアとからなる二成分系現像剤により可視像処理す
    る手段と、現像剤中のトナー濃度を検出し、その検出結
    果を基にしてトナー補給制御を実行するトナー補給手段
    を備えた画像形成制御部とを備えた画像形成装置におい
    て、 上記像担持体上に上記静電潜像を形成するための走査光
    照射若しくは投影する手段による潜像書込み面積率を検
    出する手段と、 上記面積検出手段からの潜像書込み面積率に応じて上記
    現像剤の補給量、補給時間および補給タイミングを設定
    する画像形成装置制御部と、を備えていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記画像形成装置制御部は、現像により可視像とされた
    画像が転写される転写材の大きさにより、上記現像材の
    補給量、補給時間および補給タイミングを補正すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の画像形成装置に
    おいて、 上記画像形成装置制御部は、装置内の温度検出手段が接
    続され、温度に応じて上記トナーの補給量を補正するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、 上記画像形成装置制御部は、像担持体に対するトナーの
    付着量が増加する温度の傾向に応じて所定濃度に矯正す
    るようにトナーの補給量を補正することを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1及至4のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記画像形成装置制御部は、装置内の湿度検出手段が接
    続され、湿度に応じて上記トナーの補給量を補正するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、 上記画像形成装置制御部は、像担持体に対するトナーの
    付着量が増加する湿度の傾向に応じて所定濃度に矯正す
    るように上記トナーの補給量を補正することを特徴とす
    る画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1及至6のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記画像形成装置制御部は、現像剤交換後からの通紙枚
    数をカウントする手段が接続され、上記カウント手段に
    よる通紙枚数に応じて上記トナーの補給量を補正するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1及至7のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記画像形成装置制御部は、現像剤交換後からの像担持
    体の駆動源の駆動時間をカウントする手段が入力側に接
    続され、上記駆動時間に応じて上記トナーの補給量を補
    正することを特徴とする画像形成装置。
JP03244295A 1995-02-21 1995-02-21 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3400588B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03244295A JP3400588B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03244295A JP3400588B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08227213A true JPH08227213A (ja) 1996-09-03
JP3400588B2 JP3400588B2 (ja) 2003-04-28

Family

ID=12359085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03244295A Expired - Lifetime JP3400588B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3400588B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154582A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006221014A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
EP1788457A2 (en) * 2005-08-10 2007-05-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and toner concentration controlling method
JP2008209566A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Kyocera Mita Corp 現像装置
JP2009031413A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009198917A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2009229886A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Sharp Corp 画像形成装置、トナー補給制御方法
JP2010008762A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011022193A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154582A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4606859B2 (ja) * 2004-11-30 2011-01-05 株式会社リコー 画像形成装置
JP2006221014A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7463837B2 (en) 2005-02-14 2008-12-09 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with superimposed dark and light toner images
JP4563836B2 (ja) * 2005-02-14 2010-10-13 株式会社リコー 画像形成装置
EP1788457A2 (en) * 2005-08-10 2007-05-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and toner concentration controlling method
JP2008209566A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Kyocera Mita Corp 現像装置
JP2009031413A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009198917A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2009229886A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Sharp Corp 画像形成装置、トナー補給制御方法
JP2010008762A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011022193A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3400588B2 (ja) 2003-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4917265B2 (ja) 画像形成装置
KR100729309B1 (ko) 화상형성장치, 카트리지 및 카트리지에 장착되는 저장장치
JP3400588B2 (ja) 画像形成装置
JP2009192768A (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法
JP2006323151A (ja) 画像形成装置、カートリッジ、記憶装置及び現像剤補給方法
JPH05134545A (ja) トナー補給制御方法
US6377762B2 (en) Image forming apparatus controlling image forming conditions based on detected toner concentration before and after stoppage
JP2000267366A (ja) 画像形成装置
JP4630605B2 (ja) 画像形成装置
JP4685502B2 (ja) 電子写真装置
JPH08146751A (ja) 画像形成装置
JP2004085710A (ja) 画像形成装置
JP5354843B2 (ja) 画像形成装置
JP2005156589A (ja) 速度制御装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2004037751A (ja) 画像形成装置
JP2008268679A (ja) 画像形成装置
JP2007316136A (ja) 画像形成装置、及び、トナー濃度調整方法
JP2001350340A (ja) 画像形成装置
JPH08234510A (ja) 画像形成装置
JP4194177B2 (ja) 画像形成装置
JPH117188A (ja) 画像形成装置
JP4474958B2 (ja) 画像形成装置
JP2004094122A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2004004961A (ja) 画像形成装置
JP4474955B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140221

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term