JPH08234169A - 表示制御装置、及び表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、及び表示制御方法

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JPH08234169A
JPH08234169A JP29594995A JP29594995A JPH08234169A JP H08234169 A JPH08234169 A JP H08234169A JP 29594995 A JP29594995 A JP 29594995A JP 29594995 A JP29594995 A JP 29594995A JP H08234169 A JPH08234169 A JP H08234169A
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frame
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JP29594995A
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Shuntaro Araya
俊太郎 荒谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の劣化、およびフリッカの発生を抑え、
高画質な画像を表示できるようにする。 【解決手段】 マトリクスディスプレイパネル、例えば
FLCパネルに表示される画像を夫々が複数ラインの画
像データによって構成される複数のバンドに分割し、分
割された1バンド内ではノンインターレース走査を行
い、バンド単位でインターレース走査を行うと共に、第
1のバンドの走査方向とそれに隣接する第2のバンドの
走査方向を逆にして走査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置、及
び表示制御方法に関し、詳しくは電界の印加等によって
更新された表示状態を保持可能な例えば強誘電性液晶を
表示更新のための動作媒体として備えた表示装置のため
の表示制御装置、及び表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの処理速度の向上に
伴い、従来不可能とされていた様々な分野でコンピュー
タが応用されるようになった。特に、現在ではCD(コ
ンパクトディスク)、TV(テレビジョン)、ビデオな
どの様々なメディアを統合したマルチメデイアの中核と
してコンピュータが使用されるようになってきている。
これに伴い、液晶ディスプレイに代表されるようなフラ
ットパネルディスプレイにもマルチメディアに対応した
スペックを持つことが求められている。例えばTV・ビ
デオを表示するには表示色数を少なくとも26万色以上
持つことが望ましいとされている。
【0003】強誘電性液晶(以下、FLCという)を使
用した強誘電性液晶ディスプレイ(以下FLCDとい
う)は、他の液晶と違って「メモリー性」という特徴を
持つ。これは液晶が電界の印加によって変化した表示状
態を保持するという特性を意味し、FLCを使った表示
装置では、そのメモリー性により、走査線数が何本にな
ってもコントラストが低下することはなく、大画面かつ
高精細な表示を実現できる。この特徴を活かし、これま
で、FLCDはDTP(デスクトップパブリッシング)
システムのディスプレイなどに応用されている。しか
し、FLCDパネルは1つの画素で明と暗の2状態しか
表現できず、TV画像のような多くの階調、色数を含む
画像を表示する場合には、「誤差拡散処理」に代表され
る2値化画像処理を行い、複数の画素の組合わせで階調
数及び色数を増やしてやる必要がある。
【0004】「誤差拡散処理」は、図17に示すよう
に、入力した多値の画素データと2値化後の2値データ
との濃度の差を、これから処理をする周辺画素の入力デ
ータに重みづけをして拡散し、濃度を保存していく処理
である。この誤差拡散処理によってFLCD上で表現で
きる色数は増えるものの、反面、原画像に対しての画質
・解像度低下は免れない。そこで、FLCDでTV画面
を表示する際には、画質・解像度を向上するために、
2:1のインターレース(走査線飛び出し)で送られて
くるNTSC方式の画像の第1フィールドと第2フィー
ルドを合わせ、一つのフレームにしてから、ノンインタ
ーレースで誤差拡散処理をすることが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレー
ム単位で誤差拡散処理を行ったとしても、FLCD上に
表示する際、その走査方式としてNTSC方式のような
2:1のインターレース走査を用いると画像劣化が生じ
る。なぜなら、誤差拡散処理は隣接するライン(図17
の例では下ライン)に誤差を拡散しているために、イン
ターレースによって1本飛びに表示されてしまうと、誤
差を正しく拡散していない画像が或る期間表示されてし
まうからである。
【0006】この様子を図18に示す。図18中F1、
F2は誤差拡散処理により得られた2値化後のフレーム
データであって、F1は1フレーム目の2値データ、F
2は2フレーム目の2値データである。これらを2:1
のインターレース走査すると、表示内容は図18中
(a)、(b)、(c)、(d)のように変化する。こ
の際、(c)の状態において、1フレーム目の第2フィ
ールドと2フレーム目の第1フィールドが混在してしま
い、どちらのフィールドにとっても誤差を拡散したはず
の下のラインが存在しないことになり、中間調表現の悪
い、非常に醜い画像となってしまう。このように、フレ
ーム単位で誤差拡散処理された2値データをFLCD上
に表示する際、2:1インターレース走査では画質面で
の問題があるため、従来よりノンインターレース走査で
表示する方が画質が良好であるとされていた。
【0007】一般に、CRTでは50Hz以下でノンイ
ンターレース走査をするとフリッカ(ちらつき)が発生
するといわれているが、FLCDは先に説明したように
「メモリー性」という特性を有するため、30Hzでノ
ンインターレースを行っても比較的フリッカは少ない。
しかしながら、ノンインターレースで走査した場合、表
示するパターンによっては、マトリクスディスプレイ特
有のクロストークが発生し、これにより若干の輝度変化
が30Hz周期で発生し、むしろCRTよりもひどいフ
リッカが発生してしまう欠点があった。
【0008】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その目的は、画質の劣化、およびフリッカの発
生を抑え、高画質な画像を表示できるようにすることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の表示制御装置は、画像データを入力
する入力手段と、前記入力手段により入力された画像デ
ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
画像データを夫々が複数ラインの画像データによって構
成される複数のバンドに分割する分割手段と、前記分割
手段により分割された1バンド内ではノンインターレー
ス走査を行い、バンド単位でインターレース走査を行う
と共に、第1のバンドの走査方向と該第1のバンドに隣
接する第2のバンドの走査方向を逆にして走査を行う走
査手段とを備えている。
【0010】上記目的を達成するため、請求項2記載の
表示制御装置では、請求項1記載の前記入力手段は、第
1フィールド及び第2フィールドの多値画像データから
1フレームの多値画像データを形成し、該1フレームの
多値画像データを誤差拡散処理により2値画像データに
変換して入力するように構成されている。
【0011】上記目的を達成するため、請求項3記載の
表示制御装置では、請求項2記載の前記入力手段は、T
V画像データを入力するように構成されている。
【0012】上記目的を達成するため、請求項4記載の
表示制御装置では、請求項1記載の前記走査手段は、強
誘電性液晶ディスプレイを走査するように構成されてい
る。
【0013】上記目的を達成するため、請求項5記載の
表示制御方法は、画像データを入力する入力工程と、前
記入力工程において入力された画像データを記憶する記
憶工程と、前記記憶工程において記憶された画像データ
を夫々が複数ラインの画像データによって構成される複
数のバンドに分割する分割工程と、前記分割工程におい
て分割された1バンド内ではノンインターレース走査を
行い、バンド単位でインターレース走査を行うと共に、
第1のバンドの走査方向と該第1のバンドに隣接する第
2のバンドの走査方向を逆にして走査を行う走査工程と
を有している。
【0014】上記目的を達成するため、請求項6記載の
表示制御方法では、請求項5記載の前記入力工程におい
て、第1フィールド及び第2フィールドの多値画像デー
タから1フレームの多値画像データを形成し、該1フレ
ームの多値画像データを誤差拡散処理により2値画像デ
ータに変換して入力するように構成されている。
【0015】上記目的を達成するため、請求項7記載の
表示制御方法では、請求項6記載の前記入力工程におい
て、TV画像データを入力するように構成されている。
【0016】上記目的を達成するため、請求項8記載の
表示制御方法では、請求項5記載の前記走査工程におい
て、強誘電性液晶ディスプレイを走査するように構成さ
れている。
【0017】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、マトリクスディスプレイに画像を表示する表示
制御装置であって、画像情報を少なくとも1フレーム分
格納する画像メモリ手段と、前記画像メモリ手段に格納
された画像情報をライン単位に読出して前記マトリクス
ディスプレイを走査するディスプレイコントローラとを
有し、前記ディスプレイコントローラは、前記マトリク
スディスプレイの画像表示領域を副走査方向にm分割し
て(mは2以上の整数)m個のライングループに分け、
m個のライングループの夫々を1フィールドに1ライン
ずつ走査し、第1のライングループと該第1のライング
ループに隣接する第2のライングループとの走査方向を
逆にするように構成されている。
【0018】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明では、請求項9記載の前記マトリクスディスプレ
イは、強誘電性液晶ディスプレイにより構成されてい
る。
【0019】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明では、請求項9記載の前記画像情報は、デジタル
化されたTV画像情報となっている。
【0020】上記目的を達成するため、請求項12記載
の発明では、請求項9記載の前記画像情報は、フレーム
単位で誤差拡散処理された画像情報となっている。
【0021】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、マトリクスディスプレイに画像を表示する表
示制御装置であって、画像情報を少なくとも1フレーム
分格納する画像メモリ手段と、連続する画像情報を入力
して前記画像メモリ手段に格納する画像入力手段と、前
記マトリクスディスプレイ上の走査対象のラインを順次
指定する表示制御手段と、前記表示制御手段により指定
されたラインの画像情報を前記画像メモリ手段から読出
して前記マトリクスディスプレイに転送する画像出力手
段と、前記表示制御手段により指定された前記マトリク
スディスプレイ上のラインを前記画像出力手段から転送
されてきた画像情報に基づいて走査して表示する走査制
御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記マトリクス
ディスプレイの画像表示領域を副走査方向にm分割して
(mは2以上の整数)m個のライングループに分け、m
個のライングループの夫々を1フィールドに1ラインず
つ走査し、第1のライングループと該第1のライングル
ープに隣接する第2のライングループとの走査方向が逆
になるように走査対象のラインを順次指定するように構
成されている。
【0022】上記目的を達成するため、請求項14記載
の発明では、請求項13記載の前記マトリクスディスプ
レイは、強誘電性液晶ディスプレイにより構成されてい
る。上記目的を達成するため、請求項15記載の発明で
は、請求項13記載の前記画像情報は、デジタル化され
たTV画像情報となっている。
【0023】上記目的を達成するため、請求項16記載
の発明では、請求項13記載の前記画像情報は、フレー
ム単位で誤差拡散処理された画像情報となっている。
【0024】上記目的を達成するため、請求項17記載
の発明では、請求項13記載の前記画像メモリ手段は、
1フレーム分の画像情報を夫々格納する第1,第2のフ
レームメモリと、前記第1,第2のフレームメモリへの
1フレーム分の画像情報の格納処理を行う毎に、画像情
報を格納するフレームメモリと画像情報を読出すフレー
ムメモリが常に逆になるように前記第1,第2のフレー
ムメモリの入出力モードを切替えるフレームメモリ切替
手段とを有している。
【0025】上記目的を達成するため、請求項18記載
の発明では、請求項13記載の前記画像入力手段は、フ
ィールド単位にTV信号を入力してデジタル画像情報に
変換する変換手段と、前記変換手段により変換された少
なくとも1フレーム分のデジタル画像情報を格納する第
3のフレームメモリと、前記第3のフレームメモリから
第1フィールドと第2フィールドを合わせたフレームデ
ータを読出し、該フレームデータに対して誤差拡散処理
を行う画像処理手段とを有している。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る表示制御装置を適用したTV表示システムのブロック
図である。図1において、30は強誘電性液晶ディスプ
レイ(FLCD)である。FLCパネル34は、マトリ
クス状電極を配し、配向処理を施した2枚のガラス板の
中に、強誘電性液晶を封入したもので、情報電極及び走
査電極はそれぞれドライバIC32,33に接続されて
いる。31はパネル駆動を制御するパネルコントローラ
である。
【0027】本形態では、FLCD30としては、従来
のDTPなどのコンピュータディスプレイとして使用し
ているものをそのまま用いたため、そのパネルのスペッ
クは、パネルサイズ15インチ、解像度は縦1024、
横1280の画素数であり、一つの絵素(ピクセル)は
R,G,B,Wのカラーフィルターの付いたサブピクセ
ルに分割されているため、このサブピクセルの点灯の組
合わせにより、1絵素で16色の表示が可能である。わ
が国のTV方式であるNTSC方式は走査線数が525
本であるが、マトリクスディスプレイで表示を行う場
合、横640、縦480の画素数で表示することが一般
的である。従って、本実施例で使用する横1280、縦
1024の画素数のFLCDに表示する場合には、横6
40、縦480の画素数の画像を横、縦それぞれを2倍
して表示している。
【0028】図1において、10はNTSCビデオ信号
を横640、縦480の画素数のRGBビデオ信号に変
換するカラーデコーダ、20はRGBビデオ信号をFL
CDの信号に変換するFLCDインターフェースであ
る。
【0029】図2は、FLCDインターフェースの構成
を示すブロック図であり、カラーデコーダ10により変
換出力されたRGBビデオ信号は、先ず、A/D変換器
21に入力され、横640×縦480の各色6ビットの
RGBデジタルデータに変換される。このRGBデジタ
ルデータは、ノンインターレース変換用メモリ22に一
旦蓄えられ、ここで第1フィールドと第2フィールドを
合わせた後に読出すことにより、ノンインターレースの
デジタルフレームデータが作成される。このデジタルフ
レームデータは、横2倍処理回路23によって、本実施
例で使用したFLCパネル34の横方向の画素数128
0に合うように、横方向のみ2倍に引き伸ばされる。
【0030】横2倍処理が施された横1280×縦48
0のデジタルフレームデータは、画像処理回路24によ
り誤差拡散2値化処理されて、FLCD30に表示可能
な4ビット(R、G、B、W各1ビット)/ピクセル・
データに変換される。図3は、画像処理回路24にて施
される誤差拡散2値化処理に使用される誤差拡散マトリ
クスを示している。この誤差拡散マトリクスは、“*”
で示した注目画素の2値化に伴う誤差を、数字で示した
重み係数に基づいて周辺画素に拡散するものである。
【0031】原画像をF、2値化後の値をBとすると、
原画像と2値化後の値の誤差F(i,j)−B(i,
j)は、図3に示した誤差拡散マトリクスを通して周辺
の画素へ拡散される。すなわち、原画像データと2値化
データの間の差分値がDであった場合、誤差拡散後の周
辺の原画像データF′(x,y)は、 F′(i+1,j)=F(i+1,j)+D×2/8 F′(i+2,j)=F(i+2,j)+D×1/8 F′(i−2,j+1)=F(i−2,j+1)+D×
1/8 F′(i−1,j+1)=F(i−1,j+1)+D×
1/8 F′(i,j+1)=F(i,j+1)+D×2/8 F′(i+1,j+1)=F(i+1,j+1)+D×
1/8 となる。
【0032】また、本実施例の画像処理回路24では、
R、G、B、Wの4ビット/ピクセル・データを作成す
るために、RGB3次元空間上の原画像Fの座標から、
FLCD30で表示可能な16色のうちの最も近い色の
座標までの距離を誤差Dとしており、その誤差のRGB
成分、つまりDr,Dg,Dbをそれぞれ前述の誤差拡
散マトリクスに通してRGB各プレーンに拡散してい
る。
【0033】2値化画像処理回路24での誤差拡散2値
化処理によって、4ビット/ピクセル・データになった
デジタルフレームデータは、フレームバッファ25にス
トアされる。フレームバッファ25は、2フレーム分の
データをストアできる、いわゆるダブルバッファ構成に
なっており、図2に示した(A)のバッファから読出し
を行っているときには(B)のバッファへ書込みを行
い、図中(B)のバッファから読出しを行っているとき
には(A)のバッファへ書込みを行う。このようなダブ
ルバッファ構成にすることで、1フレーム表示中にメモ
リの内容が書換えられてしまうことを防いでいる。フレ
ームバッファ25の切替制御は後述の表示制御コントロ
ーラ28によって行われる。
【0034】出力I/F26は,フレームバッファ25
から1ライン分の表示データを読出し、そのデータを表
示すべき走査線を示す走査線アドレス情報と結合して、
パネルコントローラ31へ転送する(図中Ladrs#
+PixelData)。図中FCLKは、その転送の
際に必要なタイミングクロックであり、AHDLは、デ
ータライン上のデータが走査線アドレス情報なのか表示
データなのかを区別するための信号である。また、出力
I/F26がどの走査線の表示データを読出すかは、表
示制御コントローラ28が決定し、出力I/F26へ指
示を出す(図中Line#)。
【0035】パネルコントローラ31は、送られてきた
表示データを走査線アドレス情報に対応した走査線に表
示する。このように走査線アドレス付きのデータを転送
することにより、表示制御コントローラ28は、FLC
パネル34上の走査を自由に制御することができる。
尚、パネルコントローラ31は、FLCD30の102
4本の走査線を2本ずつ同時に走査する。従って、フレ
ームバッファ25から読出される横1280×縦480
のデータは、本実施例で使用するFLCD30のほぼ全
面に表示されることになる(以下、同時に駆動する2ラ
インを便宜上1本と考える、従って、本実施例で使用し
たFLCパネル34は横1280×縦512と考え
る)。また、縦方向には依然32本分(512−48
0)の走査線が余っているが、この領域(ボーダー領
域)の走査は、表示制御コントローラ28からの指示
(図中Boarder)に応答して、出力I/F26が
ボーダーデータ(通常は黒)及び走査線アドレス情報を
出力することで行う。
【0036】尚、FLCD30は温度に依存した走査ス
ピードを持っているため、データ転送の同期信号はFL
CD30側から出す必要がある。そのため、パネルコン
トローラ31からは、1走査線分のデータを転送する際
の同期信号(図中FHSYNC)及びFLCパネル34
の現在の走査スピードを示す信号であるパネルステータ
ス信号(図中Pst)が、表示制御コントローラ28に
入力される。
【0037】タイミングコントローラ27は、カラーデ
コーダ10にて分離された同期信号(図中SYNC)に
基づいて、A/D変換器21、ノンインターレース変換
用メモリ22の書込/読出、横2倍処理回路23、画像
処理回路24の動作タイミングを制御しており、更に表
示制御コントローラ28に対して、同期信号(図中VS
YNC)を出力し、画像処理回路24における1フレー
ムの処理が終了したことを表示制御コントローラ28に
伝える。
【0038】図4は、タイミングコントローラ27によ
って制御される、A/D変換器21、横2倍処理回路2
3、画像処理回路24での2値化画像処理の動作タイミ
ング、及び表示制御コントローラ28によって行われる
フレームバッファ25の切替えのタイミングを示したも
のである。なお、図4において、数字はフレーム番号、
カッコ内の数字はビデオ信号の第1フィールドと第2フ
ィールド、Wは書込み、Rは読出し、ハッチング部分は
ボーダーデータの出力期間である。
【0039】ノンインターレース変換用メモリ22から
の読出は、同メモリに対するA/D変換器21からの書
込み開始から半フレーム遅れて開始される。これにより
フレーム単位に横2倍処理、画像処理を行うことができ
る。また、フレームバッファ(A),(B)への書込み
切替えは画像処理回路24における1フレーム分の画像
処理が終了した時点で切替えられる。また、同時にFL
CD30へ出力する読出しフレームバッファの切替えも
行われる。FLCD30への1フレーム分の出力が終了
すると、次のフレームまでの間ボーダー領域の走査が行
われる。
【0040】本実施例で使用したFLCパネル34の駆
動波形を図5に示す。図5(a)は走査選択信号波形、
図5(b),(c)は、“白”,“黒”の画像情報に対
応した情報信号波形である。図5(b)において、パル
ス幅t2、電圧値V5の位相が制御位相であり、パルス
幅t3、電圧値−V4の位相が補助位相である。図5
(a)の走査選択信号波形は、パルス幅t1、電圧値V
1の消去位相、及びパルス幅t3、電圧値V3の補助位
相、すなわち、情報信号の補助位相を補償する位相より
構成されている。ここで、電圧値V3は、0<V3<V
1の範囲にあり、|V3|=|V4|であることが望ま
しい。また、消去位相で選択された走査線上の画素は、
一斉に黒の状態に消去されるのがよい。
【0041】図6は、この駆動波形によって、図7に示
すような表示を行った時の時系列波形を示す。図6にお
いて、S1〜S4は図7の走査信号ラインS1〜S4の
走査信号波形、及びI1,I2は、図7の情報信号ライ
ンi1,i2の情報信号波形、そして、(I1−S
3),(I2−S2)は情報信号波形I1と走査信号波
形S3の合成波形,情報信号波形I2と走査信号波形S
2の合成波形である。FLCは、液晶層にかかる電圧パ
ルスの実行値がしきい値を越えるとスイッチングする。
例えば、(I1−S3)の合成波形ではパルスP1で黒
にスイッチングし、その後はスイッチングしないため、
この画素は黒となり、(I2−S2)の合成波形では、
パルスP2で黒にスイッチングし、パルスP3で再度ス
イッチングするため、この画素は白となる。
【0042】FLCDは他の液晶にはない「メモリー
性」を有しており、上記の駆動波形で走査された後も液
晶はその状態を保持するため、CRTのように走査後に
徐々に輝度が減衰することはなく、従って低フレーム周
波数でもフリッカーの発生は少ないとされている。しか
しながら、FLCDのような単純なマトリクス構造を持
ったディスプレイでは、表示パターンによってはクロス
トークが発生し、上記の駆動波形を用いたFLCDの場
合、現在走査していない(非選択の)走査線の輝度が変
化してしまうということがある。この輝度変化が50H
z以下で繰り返されると、フリッカが発生してしまう。
【0043】次に、上記の駆動波形を用いた際にFLC
D上に発生するクロストークによるフリッカの発生原理
を説明する。今、FLCパネル34には、表示パターン
として、図8に示したような黒の背景上に4分の1の大
きさの白の矩形が中心に置かれた絵が表示されているも
のとする。この表示パターンはクロストークの発生しや
すいパターンの一つであり、以後このパターンを表示し
たときのクロストーク及びフリッカの発生メカニズムを
説明する。
【0044】なお、図8の情報電極A、情報電極Bは情
報線電極を2つだけ特に示したもので、上記表示パター
ンの1フレームの走査が行われた際に情報電極Aは常に
黒の情報信号、情報電極Bは図8中(ア)の領域を走査
中は黒の情報信号を出力し、(イ)の領域を走査中は白
の情報信号を出力するものとする。
【0045】図9(a)は図8の(ア)の領域を走査し
ている時の情報電極A、及び情報電極Bの出力波形を示
している。また、この際に液晶パネルの現在走査してい
ない走査電極(非選択走査電極:C)に生じる誘導電圧
波形を図9(b)、このときの情報電極と非選択走査電
極との間に生じる電位差の波形を図9(c)とする。
【0046】図9(d)は図8の(イ)の領域を走査し
ている時の情報電極A、及び情報電極Bの出力波形を示
している。また、この際に液晶パネルの現在走査してい
ない走査電極(非選択走査電極:C)に生じる誘導電圧
波形を図9(e)、このときの情報電極と非選択走査電
極との間に生じる電位差の波形を図9(f)とする。
【0047】図9(c),(f)から分かるように,図
8の(ア)の領域を走査している時と、(イ)の領域を
走査している時とでは、情報電極と非選択走査電極との
間に生じる波形が異なる。FLCはメモリー性を持つも
のの、しきい値以下の電圧値でも液晶分子が多少微動す
ることが分かっている。このため、情報電極と非選択走
査電極との間に生じる波形の差によって、この液晶分子
の微動の様子が異なり、若干の光学応答の差が生まれて
しまう。
【0048】従って、図8の(ア)の領域を走査してい
る時と、(イ)の領域を走査している時とでは、光学応
答に若干の差があり、この光学応答の差が低周期で変化
するとフリッカとして見えてしまう。図10は、図8の
表示パターンをノンインターレースで表示した場合の情
報電極と非選択走査電極間の波形及び、その時の光学応
答の差を示したものであり、図示したように、(ア)の
領域と(イ)の領域とでは、光学応答が変化している。
【0049】本発明の表示制御装置は、上記のフリッカ
の問題を解決するものである。以下、図11,図12の
フローチャートに基づいて、表示制御コントローラ28
の表示制御アルゴリズムについて説明する。
【0050】表示制御コントローラ28は、タイミング
コントローラ27からVSYNC信号を受取り、画像処
理回路24で1フレーム分の画像処理が終了したことを
知ると、フレームバッファ25の切替えを行う(ステッ
プS1)。つまり、今まで図2におけるフレームバッフ
ァ(A)に画像処理回路24からの結果が書き込まれ、
フレームバッファ(B)からデータが読出されてFLC
D30に出力されていたのであれば、フレームバッファ
(B)を書込み用とし、フレームバッファ(A)を読出
し用とする。また、今までフレームバッファ(B)に画
像処理回路24からの結果が書込まれ、フレームバッフ
ァ(A)からデータが読出されてFLCD30に出力さ
れていたのであれば、フレームバッファ(A)を書込み
用とし、フレームバッファ(B)を読出し用とする。
【0051】次に、FLCD30に出力すべきラインを
指定するラインポインタLPa,LPb,LPc,LP
dに、それぞれ、LPa=1,LPb=240,LPc
=241,LPd=480をセットする。なお、FLC
パネル34の一画面のラインは1〜512の512本と
する。そして、出力した出力フィールドをカウントする
カウンタcountをクリアする(ステップS3)。
【0052】次に、表示制御コントローラ28は、出力
I/F26からのStatus信号を受信した後(ステ
ップS4)、ラインポインタLPaの値を出力I/F2
6へ転送し(ステップS5)、ラインポインタLPaを
1だけインクリメントする(ステップS6)。出力I/
F26では、FLCD30からのFHSYNC信号を受
取った後、表示制御コントローラ28から送られたライ
ンの走査線アドレス情報および当該ラインの表示データ
をフレームバッファ25から読出して、パネルコントロ
ーラ31に出力する。そして、表示データを出力した
後、出力I/F26は、表示制御コントローラ28に対
してStatus信号を出力し、次に出力するラインの
設定が可能であることを伝える。
【0053】そこで、表示制御コントローラ28は、出
力I/F26からStatus信号を受信すると(ステ
ップS7)、ラインポインタLPbの値を出力I/F2
6へ転送し(ステップS8)、ラインポインタLPbを
1だけデクリメントする(ステップS9)。以下同様
に、表示制御コントローラ28は、次のStatus信
号を受信した後(ステップS10)、ラインポインタL
Pcの値を出力I/F26へ転送し(ステップS1
1)、ラインポインタLPcを1だけインクリメントす
る(ステップS12)。さらに、次のStatus信号
を受信した後(ステップS13)、ラインポインタLP
dの値を出力I/F26へ転送し(ステップS14)、
ラインポインタLPdを1だけデクリメントする(ステ
ップS15)。
【0054】以上の動作により、始めにラインポインタ
LPa〜LPdにセットしておいた、ライン1,24
0,241,480の4ラインが出力されたことにな
る。このように、各ラインポインタで1ラインずつ示さ
れる複数のラインを出力する期間を1出力フィールドと
呼ぶことにする。
【0055】表示制御コントローラ28は、1出力フィ
ールドの出力が終わると、出力フィールドをカウントす
るカウンタcountを1だけインクリメントする(ス
テップS16)。ここで、count<120ならば
(ステップS17)、更に、次の出力フィールド(この
場合ライン2,239,242,479)の出力が行わ
れる。この例では、各出力フィールドに出力されるライ
ンは、表1のようになる。
【0056】
【表1】 そして、カウンタcount=120となり、120出
力フィールドの出力が終了すると、ボーダー領域の出力
に入る。すなわち、次のStatus信号を受信した後
に(ステップS18)、出力I/F26に対して画像デ
ータとしてボーダーデータ(黒の枠データ)を出力する
よう指示して、ボーダー用ラインポインタBLPの値を
出力I/F26へ転送する(ステップS19)。本実施
例では、ボーダー領域は481本目〜512本目のライ
ンであるので、ボーダー用ラインポインタBLPの値は
481〜512の範囲で変化し、Status信号を受
信する毎に1ずつインクリメントされて(ステップS2
0)、ボーダー用ラインポインタBLPの値が“51
2”を越えると(ステップS22)、再び初期値“48
1”がセットされる(ステップS23)。
【0057】なお、タイミングコントローラ27からV
SYNC信号を受信すると(ステップS21)、ボーダ
ー領域の出力は中断し、ステップS1に戻ってフレーム
バッファ25の切替えを行う。
【0058】図13は、図8に示したクロストークの発
生しやすいパターンを表示した時に、図11,図12の
上記表示制御アルゴリズムで走査した場合のFLCパネ
ル34における情報電極と非選択走査電極との間に生じ
る電位差の波形及び、その時の光学応答の差を示したも
のである。
【0059】図13から明らかなように、本実施例の表
示制御アルゴリズムを使うと、情報電極と非選択走査電
極との間に生じる電位差の波形が非常に早い周期で切替
わり、そのため光学応答の差が人間の目には認識できな
いほどになっている。従って、従来問題になっていた、
フリッカの発生もなく、ちらつきのない表示が可能とな
る。
【0060】この表示制御アルゴリズムを行った場合、
FLCDパネル34上では図14(a)に示したよう
に、あたかも画像表示領域がライン方向(副走査方向)
に4等分されたようになり、隣り合うブロック間では走
査進行方向が逆になる。この場合、各ブロック内では、
まるでノンインターレースのように走査が進行するた
め、インターレース走査を行ったときのような中間調表
現の悪い、醜い画像が表示されることはない。さらに、
隣り合うブロック間では、上記のように走査進行方向が
逆になっているため、前フレームと現フレームの境目と
なるラインが常に変動するため、激しい動きのある画像
を表示しているときでも、画像が分断して見えることも
ない。図14(b)に従来のマルチインターレースの走
査を示すが、この場合、前フレームと現フレームの境目
Dが固定してしまうため、画像が分断してしまう。
【0061】なお、上記のように120出力フィールド
として4分割することなく、例えば、図15に示したよ
う240出力フィールドとして2分割したり、図16に
示したよう160出力フィールドとして3分割すること
も可能である。
【0062】なお、240出力フィールドの場合の各出
力フィールドに出力されるラインは表2のようになる
【0063】
【表2】 また、160出力フィールドの場合の各出力フィールド
に出力されるラインは表3のようになる。
【0064】
【表3】 また、以上の説明は、横1280、縦1024の画素数
のFLCパネルにNTSC方式のTV画像を表示する例
を示したが、これに限定されることなく、FLCパネル
の画素数がこれと異なっても、また、NTSC方式でな
いPAL方式やSECAM方式(共に走査線数625
本)の画像に対しても適用可能である。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画像データを入力する入力手段と、前記入力手段
により入力された画像データを記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶された画像データを夫々が複数ライン
の画像データによって構成される複数のバンドに分割す
る分割手段と、前記分割手段により分割された1バンド
内ではノンインターレース走査を行い、バンド単位でイ
ンターレース走査を行うと共に、第1のバンドの走査方
向と該第1のバンドに隣接する第2のバンドの走査方向
を逆にして走査を行う走査手段とを備えているので、画
質の劣化、およびフリッカの発生を抑え、高画質な画像
を表示できるようになる。
【0066】すなわち、第1のバンドの走査方向と該第
1のバンドに隣接する第2のバンドの走査方向を逆にし
て走査を行うので、表示パターンに依存して発生するマ
トリクスディスプレイ特有のクロストークによるフリッ
カの発生を防止することが可能となる。
【0067】また、分割された各バンド内ではノンイン
ターレース走査を行うので、中間調処理、特に誤差拡散
処理後の画像を良好に表示することができる。
【0068】さらに、上記のように、第1のバンドの走
査方向と該第1のバンドに隣接する第2のバンドの走査
方向を逆にして走査を行うので、1画面前のフレームと
現在のフレームの境目となるラインを常に変化させるこ
とができ、画像が分断して表示されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による表示制御装置を適用
したTV表示システム全体を示すブロック図である。
【図2】図1におけるFLCインターフェースの構成例
を示すブロック図である。
【図3】誤差拡散マトリクスを示す図である。
【図4】図1におけるタイミングコントローラが制御す
るA/D変換回路、横2倍処理回路、画像処理回路の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】FLCDパネルの駆動波形を示す図である。
【図6】図7の明、暗パターンを表示するときの時系列
波形を示す図である。
【図7】図6に対応する明、暗パターンを示す図であ
る。
【図8】従来の表示制御方式で表示制御を行った場合に
弊害が発生する表示パータン例を示す図である。
【図9】図8の表示パターンをノンインターレースで走
査した場合の情報電極等の波形を示す図である。
【図10】図8の表示パターンをノンインターレースで
走査したときの弊害を示す図である。
【図11】本形態の表示制御アルゴリズムを示すフロー
チャートである。
【図12】図11の続きのフローチャートである。
【図13】本形態の表示制御アルゴリズムを実行した場
合の図10に対応する図である。
【図14】本形態の表示制御アルゴリズムの処理内容
(120出力フィールドの例)を説明するための説明図
である。
【図15】240出力フィールドの場合の本形態の表示
制御アルゴリズムの処理内容を示す概念図である。
【図16】160出力フィールドの場合の本形態の表示
制御アルゴリズムの処理内容を示す概念図である。
【図17】誤差拡散処理の原理説明図である。
【図18】フレーム単位で誤差拡散処理された2値デー
タをFLCD上に2:1インターレース走査で表示した
場合の問題点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…カラーデコーダ 20…FLCDインターフェース 2…A/D変換回路 22…ノンインターレース変換用メモリ 23…横2倍処理回路 24…画像処理回路 25…フレームバッファ 26…出力I/F 27…タイミングコントローラ 28…表示制御コントローラ 30…強誘電性液晶ディスプレイ 31…表示パネル駆動制御コントローラ 32…情報線側ドライバーIC 33…走差線側ドライバーIC 34…FLCパネル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像データを記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データを夫々が複数ライ
    ンの画像データによって構成される複数のバンドに分割
    する分割手段と、 前記分割手段により分割された1バンド内ではノンイン
    ターレース走査を行い、バンド単位でインターレース走
    査を行うと共に、第1のバンドの走査方向と該第1のバ
    ンドに隣接する第2のバンドの走査方向を逆にして走査
    を行う走査手段と、 を備えたことを特徴とする表示制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、第1フィールド及び第
    2フィールドの多値画像データから1フレームの多値画
    像データを形成し、該1フレームの多値画像データを誤
    差拡散処理により2値画像データに変換して入力するこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、TV画像データを入力
    することを特徴とする請求項2記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記走査手段は、強誘電性液晶ディスプ
    レイを走査することを特徴とする請求項1記載の表示制
    御装置。
  5. 【請求項5】 画像データを入力する入力工程と、 前記入力工程において入力された画像データを記憶する
    記憶工程と、 前記記憶工程において記憶された画像データを夫々が複
    数ラインの画像データによって構成される複数のバンド
    に分割する分割工程と、 前記分割工程において分割された1バンド内ではノンイ
    ンターレース走査を行い、バンド単位でインターレース
    走査を行うと共に、第1のバンドの走査方向と該第1の
    バンドに隣接する第2のバンドの走査方向を逆にして走
    査を行う走査工程と、 を有することを特徴とする表示制御方法。
  6. 【請求項6】 前記入力工程では、第1フィールド及び
    第2フィールドの多値画像データから1フレームの多値
    画像データを形成し、該1フレームの多値画像データを
    誤差拡散処理により2値画像データに変換して入力する
    ことを特徴とする請求項5記載の表示制御方法。
  7. 【請求項7】 前記入力工程では、TV画像データを入
    力することを特徴とする請求項6記載の表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記走査工程では、強誘電性液晶ディス
    プレイを走査することを特徴とする請求項5記載の表示
    制御方法。
  9. 【請求項9】 マトリクスディスプレイに画像を表示す
    る表示制御装置であって、 画像情報を少なくとも1フレーム分格納する画像メモリ
    手段と、 前記画像メモリ手段に格納された画像情報をライン単位
    に読出して前記マトリクスディスプレイを走査するディ
    スプレイコントローラとを有し、 前記ディスプレイコントローラは、前記マトリクスディ
    スプレイの画像表示領域を副走査方向にm分割して(m
    は2以上の整数)m個のライングループに分け、m個の
    ライングループの夫々を1フィールドに1ラインずつ走
    査し、第1のライングループと該第1のライングループ
    に隣接する第2のライングループとの走査方向を逆にす
    ることを特徴とする表示制御装置。
  10. 【請求項10】 前記マトリクスディスプレイは、強誘
    電性液晶ディスプレイにより構成されていることを特徴
    とする請求項9記載の表示制御装置。
  11. 【請求項11】 前記画像情報は、デジタル化されたT
    V画像情報であることを特徴とする請求項9記載の表示
    制御装置。
  12. 【請求項12】 前記画像情報は、フレーム単位で誤差
    拡散処理された画像情報であることを特徴とする請求項
    9記載の表示制御装置。
  13. 【請求項13】 マトリクスディスプレイに画像を表示
    する表示制御装置であって、 画像情報を少なくとも1フレーム分格納する画像メモリ
    手段と、 連続する画像情報を入力して前記画像メモリ手段に格納
    する画像入力手段と、 前記マトリクスディスプレイ上の走査対象のラインを順
    次指定する表示制御手段と、 前記表示制御手段により指定されたラインの画像情報を
    前記画像メモリ手段から読出して前記マトリクスディス
    プレイに転送する画像出力手段と、 前記表示制御手段により指定された前記マトリクスディ
    スプレイ上のラインを前記画像出力手段から転送されて
    きた画像情報に基づいて走査して表示する走査制御手段
    とを有し、 前記表示制御手段は、前記マトリクスディスプレイの画
    像表示領域を副走査方向にm分割して(mは2以上の整
    数)m個のライングループに分け、m個のライングルー
    プの夫々を1フィールドに1ラインずつ走査し、第1の
    ライングループと該第1のライングループに隣接する第
    2のライングループとの走査方向が逆になるように走査
    対象のラインを順次指定することを特徴とする表示制御
    装置。
  14. 【請求項14】 前記マトリクスディスプレイは、強誘
    電性液晶ディスプレイにより構成されていることを特徴
    とする請求項13記載の表示制御装置。
  15. 【請求項15】 前記画像情報は、デジタル化されたT
    V画像情報であることを特徴とする請求項13記載の表
    示制御装置。
  16. 【請求項16】 前記画像情報は、フレーム単位で誤差
    拡散処理された画像情報であることを特徴とする請求項
    13記載の表示制御装置。
  17. 【請求項17】 前記画像メモリ手段は、1フレーム分
    の画像情報を夫々格納する第1,第2のフレームメモリ
    と、前記第1,第2のフレームメモリへの1フレーム分
    の画像情報の格納処理を行う毎に、画像情報を格納する
    フレームメモリと画像情報を読出すフレームメモリが常
    に逆になるように前記第1,第2のフレームメモリの入
    出力モードを切替えるフレームメモリ切替手段とを有す
    ることを特徴とする請求項13記載の表示制御装置。
  18. 【請求項18】 前記画像入力手段は、フィールド単位
    にTV信号を入力してデジタル画像情報に変換する変換
    手段と、前記変換手段により変換された少なくとも1フ
    レーム分のデジタル画像情報を格納する第3のフレーム
    メモリと、 前記第3のフレームメモリから第1フィールドと第2フ
    ィールドを合わせたフレームデータを読出し、該フレー
    ムデータに対して誤差拡散処理を行う画像処理手段とを
    有することを特徴とする請求項13記載の表示制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002507007A (ja) * 1998-03-10 2002-03-05 トムソン−エルセデ 隣接した列のグループ内を交互走査制御されるマトリクスディスプレイスクリーンへの表示方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002507007A (ja) * 1998-03-10 2002-03-05 トムソン−エルセデ 隣接した列のグループ内を交互走査制御されるマトリクスディスプレイスクリーンへの表示方法
JP4727038B2 (ja) * 1998-03-10 2011-07-20 タレス アヴィオニクス エルセデ 隣接した列のグループ内を交互走査制御されるマトリクスディスプレイスクリーンへの表示方法

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