JPH08234124A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH08234124A
JPH08234124A JP3998295A JP3998295A JPH08234124A JP H08234124 A JPH08234124 A JP H08234124A JP 3998295 A JP3998295 A JP 3998295A JP 3998295 A JP3998295 A JP 3998295A JP H08234124 A JPH08234124 A JP H08234124A
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JP
Japan
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light beam
scanning
light
lens system
deflector
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JP3998295A
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English (en)
Inventor
Makoto Kamioka
誠 上岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多光源を用いた光ビーム走査光学系を備えて
高速印字に対応できるとともに高品質の画像を得る。 【構成】 少なくともN個(Nは2以上の整数)の走査
ビームの光源1a、1bと、光源1a、1bから出射さ
れた各光ビームを整形する整形レンズ系2a、2bと、
回転可能なポリゴンミラー5a、5bをその回転軸芯方
向にN個重ねて配設した光ビームの偏向器4と、偏向器
4の各ポリゴンミラー5a、5bで偏向された光ビーム
の透過平面を変えて走査レンズ系7の同一平面を通るよ
うにする光学素子6と、光学素子6から入射された光ビ
ームを感光体21の被走査面上に結像させる走査レンズ
系7と、走査される光ビームの同期を検出する同期検出
器9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ等、光
ビームを感光体上に走査し、形成された潜像をトナーに
て現像する電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、普通紙ファクシ
ミリ、レーザビームプリンタ等を始めとした電子写真装
置は、高速印字、高解像度、静音等の特長を活かし、一
般オフィス、家庭等で広く用いられている。
【0003】以下に、従来の高速印字対応の電子写真装
置について図6、図7を参照して説明する。図6におい
て、20は電子写真装置本体、21は感光体、22は感
光体21を帯電させる帯電器、23は感光体21に光ビ
ームを照射して画像データに対応した潜像を形成させる
光ビーム走査光学系、24は感光体21に形成された潜
像をトナーにて現像する現像器、25は現像された感光
体21上のトナー像を用紙に転写する転写装置、26は
用紙に転写された後の感光体21に残存するトナーを除
去するクリーニング装置、27は感光体21の電位を初
期化する除電器、28はトナー像を用紙に定着させる定
着器、29は用紙カセット、30は用紙を搬送する搬送
系である。
【0004】また、光ビーム走査光学系23の構成を示
す図7において、31a、31bは光源、32a、32
bは光源31a、31bからの光ビームを平行光に整形
するコリメータレンズ、33a、33bはシリンドリカ
ルレンズ、34は光源31a、31bからの光ビームを
偏向する偏向器、35は偏向器34によって偏向された
光ビームを感光体21の被走査面上に微小ビーム径に結
像させるとともに等速で走査させる走査レンズ系、36
は感光体21の被走査面上に光ビームを導くためのミラ
ー、37は偏向器34の各偏向面での走査ビームの同期
をとる同期検出器、38は光源31a、31bから出射
される光ビームの光軸を調整するためのビームスプリッ
タ、39は偏向器34に設けられたポリゴンミラー、4
0は光ビーム走査光学系のハウジングである。
【0005】次に、以上の構成の電子写真装置の動作に
ついて説明する。電子写真装置の印字は、ホストコンピ
ュータから印字要求の信号が電子写真装置に送られてく
ることで開始される。まず、感光体21がa方向に回転
し、帯電器22を通過した感光体21の領域が均一に帯
電される。帯電された感光体21は、光ビーム走査光学
系23により光ビームを照射される。感光体21は暗部
では絶縁性であり、光の照射された部分のみ導電性とな
り、帯電した電荷を除電する特性を有している。したが
って、画像データに対応した光ビームの照射を行なうこ
とで、感光体21上に静電潜像を形成することができ
る。この形成された感光体21上の潜像をトナーを有す
る現像器24によって現像し、トナー像とする。得られ
たトナー像を用紙カセット29から搬送系30によって
搬送された用紙に転写装置25によって転写し、定着器
28で用紙に定着することで画像として出力される。転
写後の感光体21はその表面に残存する残トナーをクリ
ーニング装置26で除去され、電荷を初期化するため除
電器27で除電が行なわれる。その後再び帯電器22に
より均一に帯電され、以上の画像形成プロセスを繰り返
すことで連続的に画像を形成することができる。
【0006】次に、光ビーム走査光学系23の動作につ
いて説明する。低速印字対応の光ビーム走査光学系の場
合、感光体21に対する時間当たりのビーム走査回数が
少ないために、1つの光源で十分であるが、高速印字対
応の光ビーム走査光学系23の場合には感光体21に対
する時間当たりの走査回数が多いため、多光源21a、
21bを用いることが偏向器24の回転数、光ビーム走
査におけるドットクロックを抑え、光学系自体を小型に
できるメリットがある。
【0007】多光源31a、31b(ここでは2個の光
源を用いた場合について図示している)を用いた場合、
それぞれコリメータレンズ32a、32bによって出射
された光ビームが平行光に整形される。整形された光ビ
ームは、シリンドリカルレンズ33a、33bによって
副走査方向(光ビームの走査される方向を主走査方向と
し、それに対して垂直方向の感光体21の移動方向を副
走査方向とする)のみ収束される。これは、偏向器34
に設けられたポリゴンミラー39の各ミラー面が加工上
僅かに傾いていてもポリゴンミラー39と感光体21を
光学的に共役関係にして(以後、面倒れ補正と称す
る)、偏向された光ビームの感光体21上での基準走査
位置からのずれによる画像劣化を防止するためである。
【0008】シリンドリカルレンズ33a、33bを透
過したそれぞれの光ビームが偏向器34のポリゴンミラ
ー39に同じ入射角度で入射するようにビームスプリッ
タ38によって光源31a、31bからの光ビームの光
軸を調整する。ポリゴンミラー39に入射された各々の
光ビームはポリゴンミラー39の同一ミラー面に上下方
向に間隔を保たれている。この間隔が走査される2つの
光ビームの副走査方向のピッチ間隔を決める要因とな
り、画像品質において重要なポイントとなる。ポリゴン
ミラー39で偏向された各々の光ビームは走査レンズ系
35に入射し、感光体21上を微小ビームに結像されて
等速にて走査される。走査された光ビームは感光体21
の画像領域に達する前に同期検出器37に導かれ、走査
方向の同期がとられる。このようにして偏向器34のポ
リゴンミラー39の1つのミラー面で2つの光ビーム走
査ができ、高速印字に対応できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多光源を有する電子写真装置では、複数の光ビーム
の走査線の副走査方向のピッチ間隔は2つの光ビームの
ピッチ間隔とポリゴンミラー39の回転速度に対して感
光体21の周速度が正確に対応した状態を維持しないと
均一にできず、それらの極く僅かのずれやばらつきによ
っても不均一になり、仮に初期の状態でピッチ間隔を合
わせても、長期使用によりずれを生じ易く、副走査方向
のピッチ乱れによる画像劣化が著しいという問題があ
る。また、ポリゴンミラー39により偏向された各々の
光ビームは走査レンズ系35の異なる平面を透過するた
めレンズ加工誤差、取付誤差によって感光体21を走査
する複数の光ビームの走査速度、走査線の曲がりが互い
の走査において僅かな差を生じ、主走査方向に対しても
走査される光ビームによるピッチ誤差での画像劣化が起
こり易いという問題がある。さらに、同期検出器37も
光源の数が多くなるに従って受光センサを高さ方向に長
くしたり、あるいは集光レンズ等の付加部材が必要とな
るというという問題がある。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、多光
源を用いた光ビーム走査光学系を備えて高速印字に対応
できるとともに高品質の画像を得ることができる電子写
真装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置
は、少なくともN個(Nは2以上の整数)の走査ビーム
の光源と、光源から出射された各光ビームを整形する整
形レンズ系と、回転可能なポリゴンミラーをその回転軸
芯方向にN個重ねてかつそのミラー面を回転方向に互い
にずらせて配設して成り、整形レンズ系からの光ビーム
を偏向させる偏向器と、偏向器から出射された光ビーム
を感光体の被走査面上に結像させる走査レンズ系と、走
査される光ビームの同期を検出する同期検出器とを備え
たことを特徴とする。
【0012】好適には、偏向器の各ポリゴンミラーで偏
向された各光ビームの透過平面の位置を変える光学素子
が偏向器と走査レンズ系の間に配設され、又は同機能が
走査レンズ系に持たせられる。
【0013】また、各ポリゴンミラーは面数、内接半径
を同一とされ、ポリゴンミラー面数をMとする時、重ね
られたポリゴンミラーのミラー位置が回転方向に対して
2π/(M・N)ラジアン毎回転方向にずらされて配置
され、かつ偏向されたN個の光ビームが走査レンズ系の
同一平面上を通過するように構成される。
【0014】また、同期検出器が1つの受光センサにて
構成される。
【0015】
【作用】本発明の電子写真装置によれば、回転可能なポ
リゴンミラーをその回転軸芯方向にN個重ねてかつその
ミラー面を回転方向に互いにずらせて配設した偏向器を
用いているので、ポリゴンミラーの回転速度と被走査面
の移動速度との対応関係に微小なずれが生じても副走査
方向のピッチ間隔ずれを緩和することができ、副走査方
向のピッチ間隔のずれによる画像劣化を抑制することが
できる。
【0016】また、光学素子又は走査レンズ系に付加し
た機能により、偏向器の各ポリゴンミラーで偏向された
各光ビームの透過平面の位置を変えるようにすると、ポ
リゴンミラーの大きさや配置間隔を副走査方向のピッチ
間隔とは無関係に設定でき、製作・組立が容易となり、
また後述の如く偏向されたN個の光ビームを走査レンズ
系の同一平面上を通過させることができる。
【0017】また、N個のポリゴンミラーのミラー位置
を回転方向に対して等配状態でずらせ、かつN個の光ビ
ームが走査レンズ系の同一平面上を通過するようにする
と、副走査方向のピッチ間隔がポリゴンミラーの回転速
度と被走査面の移動速度との対応関係に全く影響されず
に均一になり、また光ビームが走査レンズ系の同一平面
を透過するので加工精度や取付精度によって走査速度や
走査線の曲がりの影響を受けないために主走査方向のピ
ッチ誤差も生じず、従って多光源から出射された光ビー
ムの副走査方向のピッチ間隔を容易にかつ高精度に保つ
ことができ、また主走査方向の光ビームの位置精度も精
度良く合わせることができ、多光源を用いることによっ
て高速印字しながら高画質を画像を得ることができる。
【0018】さらに、同期検出器を1つの受光センサに
て構成することにより、大型化したり、複雑な構成にな
らず、安価で応答速度の速いセンサを使用でき、走査方
向の同期のばらつきを抑制でき、一層高画質の画像を得
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の電子写真装置の一実施例につ
いて説明する。なお、電子写真装置の全体構成は、図6
を参照して説明した従来例と同一構成であるので、その
説明を援用してここでの説明は省略し、本実施例の要部
である光ビーム走査光学系について、図1〜図5を参照
して説明する。
【0020】図1〜図4において、1a、1bは半導体
レーザ等から成る複数の光源、2a、2bは光源1a、
1bから出射された光ビームを平行に整形するコリメー
タレンズ、3a、3bは平行光を副走査方向に収束させ
るシリンドリカルレンズである。4はシリンドリカルレ
ンズ3a、3bを透過した光ビームを偏向させる偏向器
であり、複数のポリゴンミラー5a、5bを備えてい
る。6は偏向器4にて偏向された複数の光ビームを同一
平面上に導く光学素子、7は偏向器4のポリゴンミラー
5a、5bの回転によって走査され、光学素子6にて同
一平面上に導かれた光ビームを感光体21上で結像させ
るとともに等速走査させる走査レンズ系、8は走査レン
ズ系7からの光ビームを感光体21に導くためのミラ
ー、9は各走査ビームの同期をとるための同期検出器、
10はビームスプリッタ、11は光ビーム走査光学系の
ハウジングである。
【0021】まず、複数の光源1a、1bからの光ビー
ムは各々コリメータレンズ2a、2bで平行光に整形さ
れ、シリンドリカルレンズ3a、3bで副走査方向に収
束される。これは従来例と同様にポリゴンミラー5a、
5bの面倒れ補正を行なうためである。したがって、面
倒れ補正が不要な場合はシリンドリカルレンズ3a、3
bは省略しても構わない。
【0022】シリンドリカルレンズ3a、3bからの光
ビームはビームスプリッタ10によってポリゴンミラー
5a、5bへの入射角を同じにするため光軸が合わせら
れる。これを上部から見た状態を図2に、側面から見た
状態を図3に示している。ビームスプリッタ10は光軸
を変えるためにあり、その位置はコリメータレンズ2
a、2bとシリンドリカルレンズ3a、3bの間に配置
してもよい。ビームスプリッタ10から出射された複数
の光ビームは、図3から分かるように上下方向に重ねら
れたポリゴンミラー5a、5bのミラー間隔距離に対応
して隔てられている。
【0023】偏向器4においては、各ポリゴンミラー5
a、5bとも同一形状をしており、各々重ねられたポリ
ゴンミラー5a、5bは、光源1a、1bの数をN、ポ
リゴンミラー5a、5bの面数をMとするとき、ポリゴ
ンミラーの回転方向に2π/(N・M)ラジアンずらし
た形状となっている。図示例のように光源1a、1bが
2個、ポリゴンミラー5a、5bの面数が6面の場合、
上下2つのポリゴンミラー5a、5bを2π/(2・
6)=π/6ラジアン(30度)回転方向にずらされて
いる。
【0024】光源1aからの光ビームはポリゴンミラー
5aに、光源1bからの光ビームはポリゴンミラー5b
にそれぞれ入射され、これらポリゴンミラー5a、5b
により偏向された光ビームは、プリズム、ハーフミラ
ー、ビームスプリッタ、ミラー、光導波路等を用いた光
学素子6によって走査レンズ系7の同一平面を透過する
ように導かれる。本実施例の光学素子6は、図4に示す
ように、ミラー12とビームスプリッタ13にて構成さ
れ、各ポリゴンミラー5a、5bから走査レンズ系7ま
での面間隔距離が規定の長さになるように調整されてい
る。
【0025】走査レンズ系7の同一平面に入射された各
々の光ビームは走査レンズ系7によって感光体21上で
結像走査される。その際、ポリゴンミラー5a、5bの
ミラー位置を回転方向に対して等配状態でずらせ、かつ
それらの光ビームが走査レンズ系7の同一平面上を通過
するようにしているので、図5に示すように、光源1a
からの光ビームがポリゴンミラー5aにて走査された走
査線L1の中間に、光源1bからの光ビームがポリゴン
ミラー5bにて走査された走査線L2が位置するように
感光体21上に走査されることになる。これは、ポリゴ
ンミラー5a、5bの回転速度と感光体21の回転速度
の間の対応関係のばらつきやずれには全く影響されるこ
となく達成される。
【0026】また、走査される光ビームは感光体21の
画像領域に達する前に同期検出器9によって同期がとら
れる。その際、走査レンズ系7から走査される各光ビー
ムは走査レンズ系7の同一平面を透過するため同期検出
器9の構成を単一の光源を用いた場合と同様な1つの受
光センサを用いた簡単な構成となる。また各走査ビーム
を同一走査面で走査するため、受光面積を小さく、応答
速度の速いセンサを使用でき、走査方向の同期のばらつ
きをさらに抑えることができる。
【0027】以上のように、本実施例によれば、従来の
ように各光源からの光ビームを高精度に調整することな
く、副走査方向のピッチ間隔を設定でき、また従来のよ
うに異なったレンズ位置を透過するためレンズの加工誤
差での光ビームの走査ばらつきを抑えることができる。
さらに、各光源1a、1bからの光ビームを応答性の速
い同期検出器で検知できるため、センサのばらつきによ
る同期ずれも解消できる。かくして、本実施例によれば
多ビームによる副走査の走査線ピッチ間隔精度が良く、
また主走査方向の各ビームのばらつきを抑えた高速印
字、高画質を実現することができる。
【0028】上記実施例ではポリゴンミラー5a、5b
で偏向した各光ビームを走査レンズ系7の同一平面に入
射させる光学素子6を設けた例を示したが、走査レンズ
系7に同様な機能を設けることによって光学素子6を省
くこともできる。また、主走査方向の光ビームのばらつ
きが問題にならない場合には、光学素子6又はその機能
を用いながら各光ビームが走査レンズ系7の同一平面で
はなく、別の平面を透過するようにすることもできる。
さらに、その場合ポリゴンミラー5a、5bで偏向した
各光ビームがそのまま走査レンズ系の異なった平面を透
過するようにして光学素子6を省いた構成とすることも
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明の電子写真装置によれば、以上の
説明から明らかなように、回転可能なポリゴンミラーを
その回転軸芯方向にN個重ねてかつそのミラー面を回転
方向に互いにずらせて配設した偏向器を用いているの
で、ポリゴンミラーの回転速度と被走査面の移動速度と
の対応関係がずれても副走査方向のピッチ間隔ずれを緩
和することができ、副走査方向のピッチ間隔のずれによ
る画像劣化を抑制することができる。
【0030】また、光学素子又は走査レンズ系に付加し
た機能により、偏向器の各ポリゴンミラーで偏向された
各光ビームの透過平面の位置を変えるようにすると、ポ
リゴンミラーの大きさや配置間隔を副走査方向のピッチ
間隔とは無関係に設定でき、製作・組立が容易となり、
また後述の如く偏向されたN個の光ビームを走査レンズ
系の同一平面上を通過させることができる。
【0031】また、N個のポリゴンミラーのミラー位置
を回転方向に対して等配状態でずらせ、かつN個の光ビ
ームが走査レンズ系の同一平面上を通過するようにする
と、副走査方向のピッチ間隔がポリゴンミラーの回転速
度と被走査面の移動速度との対応関係に全く影響されず
に均一になり、また光ビームが走査レンズ系の同一平面
を透過するので加工精度や取付精度によって走査速度や
走査線の曲がりの影響を受けないために主走査方向のピ
ッチ誤差も生じず、従って多光源から出射された光ビー
ムの副走査方向のピッチ間隔を容易にかつ高精度に保つ
ことができ、また主走査方向の光ビームの位置精度も精
度良く合わせることができ、多光源を用いることによっ
て高速印字しながら高画質を画像を得ることができる。
【0032】さらに、同期検出器を1つの受光センサに
て構成することにより、大型化したり、複雑な構成にな
らず、安価で応答速度の速いセンサを使用でき、走査方
向の同期のばらつきを抑制でき、一層高画質の画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子写真装置における光ビ
ーム走査光学系の概略構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例の光ビーム走査光学系の概略構成を示
す平面図である。
【図3】同実施例の光ビーム走査光学系の概略構成を示
す側面図である。
【図4】同実施例の光ビーム走査光学系の光路の説明図
である。
【図5】同実施例の感光体上での走査線の状態を示す斜
視図である。
【図6】従来例の電子写真装置の全体概略構成図であ
る。
【図7】同従来例における光ビーム走査光学系の概略構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1a、1b 光源 2a、2b コリメータレンズ 4 偏向器 5a、5b ポリゴンミラー 6 光学素子 7 走査レンズ系 9 同期検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともN個(Nは2以上の整数)の
    走査ビームの光源と、光源から出射された各光ビームを
    整形する整形レンズ系と、回転可能なポリゴンミラーを
    その回転軸芯方向にN個重ねてかつそのミラー面を回転
    方向に互いにずらせて配設して成り、整形レンズ系から
    の光ビームを偏向させる偏向器と、偏向器から出射され
    た光ビームを感光体の被走査面上に結像させる走査レン
    ズ系と、走査される光ビームの同期を検出する同期検出
    器とを備えたことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 偏向器の各ポリゴンミラーで偏向された
    各光ビームの透過平面の位置を変える光学素子を偏向器
    と走査レンズ系の間に配設したことを特徴とする請求項
    1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 偏向器の各ポリゴンミラーで偏向された
    各光ビームの透過平面の位置を変える機能を走査レンズ
    系に持たせたことを特徴とする請求項1記載の電子写真
    装置。
  4. 【請求項4】 各ポリゴンミラーは面数、内接半径が同
    一であり、ポリゴンミラー面数をMとする時、重ねられ
    たポリゴンミラーのミラー位置が回転方向に対して2π
    /(M・N)ラジアン毎回転方向にずらされて配置さ
    れ、かつ偏向されたN個の光ビームを光学素子によって
    走査レンズ系の同一平面上を通過するようにしたことを
    特徴とする請求項2又は3記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 同期検出器が1つの受光センサから成る
    ことを特徴とする請求項4記載の電子写真装置。
JP3998295A 1995-02-28 1995-02-28 電子写真装置 Pending JPH08234124A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998047037A1 (en) * 1997-04-17 1998-10-22 Indigo N.V. High duty cycle scanner for laser printer
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