JPH08232639A - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JPH08232639A
JPH08232639A JP7039813A JP3981395A JPH08232639A JP H08232639 A JPH08232639 A JP H08232639A JP 7039813 A JP7039813 A JP 7039813A JP 3981395 A JP3981395 A JP 3981395A JP H08232639 A JPH08232639 A JP H08232639A
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Toshio Yamada
敏雄 山田
Takeshi Naito
健 内藤
Yukihito Ichikawa
結輝人 市川
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NGK Insulators Ltd
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    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
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    • F01N3/0233Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles periodically cleaning filter by blowing a gas through the filter in a direction opposite to exhaust flow, e.g. exposing filter to engine air intake

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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧縮エアを利用して逆洗再生を行うにあたり、
エア量を可能な限り低減しても十分な逆洗効果を得るこ
とができる集塵装置を提供する。 【構成】含塵ガス中に含まれる粒子状物質を捕集除去す
るフィルタ3と、フィルタ3における含塵ガス流れとは
逆向きにフィルタ3を通過する清浄なガスの流れを発生
せしめる逆洗気流発生装置4とを備えた集塵装置1にお
いて、フィルタ3またはフィルタ3に流入する含塵ガス
を加熱するための加熱手段5を備えるか、またはフィル
タ3の含塵ガス流れの上流側の管路10に酸化触媒を坦
持させた酸化触媒装置41を備えるか、フィルタ3に酸
化触媒を坦持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含塵ガス中に含まれる
粒子状物質を捕集除去するフィルタと、該フィルタにお
ける含塵ガス流れとは逆向きに該フィルタを通過する清
浄なガスの流れを発生せしめる逆洗気流発生装置とを備
えた集塵装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、バス、トラック等のディーゼ
ルエンジン車から排出されるカーボンを主成分とする微
粒子状物質を、フィルタを使用して排気ガス中から除去
する集塵装置が知られている。そのうち、実公平6−4
0897号公報および実公平6−40900号公報に
は、一定間隔で逆洗を行うにあたり、逆洗エア供給用の
電磁弁の開き時間をエンジンの回転数およびトルクの変
動に応じて制御する手段を設けたエンジンの排出ガスの
後処理装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、フィルタの圧損値や排気ガス温度に
かかわらず、単にエンジン回転数およびトルクの変動に
応じて逆洗エア量を調整して一定間隔で逆洗を行ってい
る。そのため、例えば、フィルタの圧損値が低下し始め
て逆洗を行う必要のない許容圧損値以下となっても、エ
ンジン回転数およびトルクの変動に応じて逆洗エア量を
決定して逆洗を行ってしまうとともに、捕集した微粒子
状物質の状態が変化しても、エンジンの回転数およびト
ルクが変化しなければ常に同じ逆洗エア量で逆洗を行う
ため、逆洗エアが無駄に消費されてしまう問題があっ
た。
【0004】この問題は、特にバス、トラック等のディ
ーゼル車に集塵装置を使用しようとした場合に問題とな
っていた。すなわち、逆洗エア源として、ディーゼル車
の場合ブレーキシステムに用いられる加圧エアを用いる
ことが考えられるが、その場合は、ブレーキシステムに
悪影響を及ぼさないよう、1回の逆洗再生に使用可能な
エア量は例えば10〜30リットルと非常に僅かな量し
か余裕がなかった。また、1回あたり10〜30リット
ルの逆洗エア量でも、逆洗間隔が短かったり頻繁に逆洗
をすることは、車載用の集塵装置としては問題があっ
た。また、逆洗時に発生する逆洗エア放出音のレベルは
逆洗エア量にほぼ比例するが、逆洗エア量が一定である
ため逆洗エア放出により騒音レベルを低減することが困
難であった。
【0005】本発明の目的は上述した課題を解消して、
圧縮エアを利用して逆洗再生を行うにあたり、エア量を
可能な限り低減しても十分な逆洗効果を得ることができ
る集塵装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の集塵装置の第1
発明は、含塵ガス中に含まれる粒子状物質を捕集除去す
るフィルタと、該フィルタにおける含塵ガス流れとは逆
向きに該フィルタを通過する清浄なガスの流れを発生せ
しめる逆洗気流発生装置とを備えた集塵装置において、
前記フィルタまたはフィルタに流入する含塵ガスを加熱
するための加熱手段を備えることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、本発明の集塵装置の第2発明は、含
塵ガス中に含まれる粒子状物質を捕集除去するフィルタ
と、該フィルタにおける含塵ガス流れとは逆向きに該フ
ィルタを通過する清浄なガスの流れを発生せしめる逆洗
気流発生装置とを備えた集塵装置において、前記フィル
タの含塵ガス流れの上流側に酸化触媒を担持させた酸化
触媒装置を備えるか、前記フィルタの少なくとも一部分
に酸化触媒を担持させたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上述した本発明の第1発明の構成においては、
加熱手段により、フィルタまたは含塵ガスを加熱するこ
とで、フィルタに付着した微粒子状物質が通常に比べて
逆洗により除去しやすくなり、従来と比べて少ない逆洗
気流流量で十分な逆洗再生をすることができる。また、
従来、フィルタ再生手段としてフィルタ内に堆積してい
る微粒子を燃焼除去する手段があり、この場合でもフィ
ルタを加熱もしくはフィルタに流入する含塵ガスを加熱
していたが、微粒子を燃焼させるには、大量のエネルギ
ーが必要とされるとともに、燃焼による発生熱でフィル
タに過大な熱負荷が与えられ、フィルタの損傷を招く危
険を伴っていた。本発明では、加熱に必要なエネルギー
は微粒子を燃焼するよりもはるかに少なくて済み、さら
に微粒子をフィルタ内で燃焼させないのでフィルタにも
過大な熱負荷を与えることもなく、フィルタの耐久性、
信頼性を高めることが可能となる。
【0009】すなわち、本発明の第1発明においては、
集塵装置のフィルタに付着した微粒子状物質に対する逆
洗効果が、排気ガス温度により変化することを見いだし
た。温度により逆洗効果が変わる理由は、温度が変わる
ことで、排気ガス中に含まれている微粒子状物質の性状
が変化することに起因している。通常のディーゼルエン
ジンから排出される微粒子状物質は、図18に一例を示
すように、固体カーボン粒子71の周りを可溶有機物質
(SOF)72が包み込んだ状態となっており、このS
OF分72が接着剤の役目をして微粒子状物質相互を結
合させている。排気ガス温度が上昇すると、排気ガス中
の微粒子状物質のSOF分の少なくとも一部は揮発し、
排気ガス中の微粒子状物質は次第によりドライな状態と
なって、フィルタの濾過隔壁表面に堆積していく。ま
た、排気ガス温度の上昇によりフィルタも昇温するの
で、既にフィルタの濾過隔壁表面に堆積していた微粒子
状物質も次第によりドライな状態となる。こうして、粘
着性の低下した微粒子状物質は逆洗エアにより飛散し易
くなり、濾過面から吹き飛ばされ易くなる。
【0010】従って、内燃機関から排出される排気ガス
温度が低い場合には、排気ガスがフィルタに至る途中
で、排気ガスを加熱するか、もしくはフィルタを加熱す
れば、フィルタの濾過隔壁表面に堆積するあるいはすで
に堆積している微粒子状物質の性状を変化させて、上記
と同様な効果が得られることを見いだした。そのため、
フィルタの濾過隔壁表面に堆積している微粒子状物質の
性状が変化するまでフィルタを所定の温度に到達するま
で十分に加熱した後に逆洗エアを噴出すれば、温度に応
じて微粒子状物質は逆洗され易くなるので、逆洗エア量
を温度により適正量に調整することで逆洗エア量の低減
が可能になる。なお、温度が上昇しすぎると堆積してい
た微粒子状物質が自己着火するので、フィルタに熱的損
傷が加わる危険が生じる。主にカーボン成分よりなる微
粒子状物質のドライ成分は600℃付近から自己着火し
始めるので、フィルタの温度がこのレベル即ち600℃
好ましくは550℃を越えないように温度制御すること
が必要であり、急な昇温時が想定される場合は冷却手段
を備えることが必要である。
【0011】また、上述した本発明の第2発明の構成に
おいては、酸化触媒装置をフィルタの排気ガス流の上流
に設けるか、フィルタ自身の少なくとも一部分に酸化触
媒例えば白金等の酸化触媒作用を持つ成分を担持させる
ことで、排気ガス中のSOF分が酸化触媒に酸化されて
SOF分が減少するので、フィルタに堆積する微粒子状
物質は逆洗し易い状態になる。このため、フィルタを加
熱するかフィルタ上流で排気ガスを加熱する第1発明と
同様の効果を、第2発明でも得ることができる。なお、
フィルタ自身に酸化触媒を担持する場合は、フィルタの
排ガス濾過面側に担持すると良い。また、エンジン暖機
運転中あるいは低速低負荷運転中では、排気ガス温度が
触媒が活性化するのに十分な温度まで上昇していない場
合がある。この場合には酸化触媒を加熱するか酸化触媒
の上流の排気ガスを電気ヒータあるいはバーナ等の加熱
手段で加熱することで十分な触媒活性を得ることが可能
となる。その場合は、触媒反応熱が得られる分だけ、加
熱手段に必要なエネルギーを節約することが可能とな
る。
【0012】上述したように、本発明の第1発明、第2
発明とも使用する逆洗エア量を減少することができる。
ここで、さらに、逆洗気流流量調節装置を備えること
で、逆洗気流発生装置から供給される逆洗気流の流量を
変化させることができ、その時点で十分かつ最小の逆洗
気流をフィルタに流すことができる。そのため、例えば
圧縮エアを利用して逆洗再生を行うにあたり、エア量を
可能な限り低減しても十分な逆洗効果を得ることができ
るため好ましい。
【0013】これは、フィルタに付着した微粒子状物質
に対する逆洗効果は、排気ガス温度と逆洗エア流量との
関係、圧力損失の値と逆洗エア流量との関係、または排
気ガス温度と圧力損失から求めることができる圧損上昇
率と逆洗エア流量の関係によっても変化することを見い
だしたことによる。すなわち、排気ガス温度が高くなる
に従い、フィルタに付着した微粒子状物質が逆洗し易く
なるために、フィルタの圧損上昇率が、排気ガス温度が
高くなるに従い低下していく。また、同じ排気ガス温度
の場合、逆洗エア量が多い程、圧損上昇率は低下する。
従って、排気ガス温度および/または圧力損失の値を検
出して、検出された温度および/または圧損値に応じて
逆洗エア量を決定することで、逆洗効果の制御が可能で
あり、さらに逆洗エア量の適正化が可能となる。また、
逆洗間隔については、逆洗前の圧損値から、その時点で
の排気ガス温度が判っていれば、どれ位の時間でどの程
度圧損値が上昇するか予測可能なので、逆にどれ位の時
間の後にどれ位のエア量で逆洗を行えばよいか決定でき
る。逆洗間隔が長ければ、当然圧損値も上昇して高くな
りすぎ、逆洗時圧損降下量を大きくする必要が生じてし
まう。従って、適切に逆洗間隔を決定することで、エア
量の消費も少なく抑えることができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の集塵装置の第1発明の一例の
構成を示す図である。図1において、本発明の集塵装置
1は、缶体2内に固定した、含塵ガス中に含まれる粒子
状物質を捕集除去するフィルタ3と、このフィルタ3に
おける含塵ガスの流れとは逆向きにフィルタ3を通過し
た清浄なガスの流れを発生せしめる逆洗気流発生装置4
と、缶体2の外周に設けたフィルタ3を加熱する加熱装
置5とを備えている。本例における加熱装置5は、フィ
ルタ3を直接加熱する構成をとっているが、フィルタ3
の上流側に設けることもできる。
【0015】本例におけるフィルタ3としては、図2に
その一例を示すように、濾過能を有する隔壁21で区画
された多数のセル22を有するハニカム構造であり、押
出し成形により一体形成されており、所定のセル22に
ついては一方の端部22aを封じ、残余のセル22につ
いては他方の端部22bを封じてなる構造を有するフィ
ルタを使用する。フィルタ材料としては、耐熱性、耐酸
化性、耐熱衝撃性の観点から多孔質コージェライトセラ
ミックスが好ましいが、この他にも多孔質の炭化珪素、
アルミナ、ムライト、窒化珪素、焼結合金等も使用する
ことができる。なお、フィルタ3については、その他の
構成、例えば、図3に一例を示すように、一対の対向す
る端面の一方の端面から他方の端面へ貫通する相互に平
行な複数の貫通孔23を有するフィルタエレメント24
を、スペーサ25を介して複数枚積層してなる構造を有
するものも使用することができる。また、図4(a)、
(b)に一例を示すように、隣り合う端面に相互に平行
な複数の貫通孔26を有する構造のものも使用すること
ができる。さらに、逆洗気流発生装置4は、缶体2のフ
ィルタ3の下流側に設けた管路6に、逆洗エア開閉弁
7、エアタンク8、コンプレッサ9を設けて構成されて
いる。
【0016】また、図1に示す例では、含塵ガスとして
の例えばディーゼルエンジンからの排気ガスを集塵装置
1へ供給するための排気ガス供給管路10と、集塵の終
了した清浄な排気ガスを集塵装置1から系外へ排出する
ための排気ガス排出管路11とを設けている。さらに、
缶体2のフィルタ3の上流側に、管路12を介して電気
ヒータ付きのスートタンク13を設けている。このスー
トタンク13は、フィルタ3より逆洗除去された微粒子
状物質を再捕集して、燃焼処理するのに使用される。そ
して、集塵時は、排気ガス供給管路10に設けた排気遮
断弁14および排気ガス排出管路11に設けた排気遮断
弁15を開、逆洗エア開閉弁7を閉として集塵を実行す
るとともに、逆洗時は、排気遮断弁14および15を
閉、逆洗エア開閉弁7を開として逆洗を実行する。
【0017】図5〜図8はそれぞれ本発明の集塵装置1
で用いる加熱装置5の一例の構成を示す図である。図5
に示す例では、加熱装置5がフィルタ3を直接加熱する
構成をとっている。本例の加熱装置5は、セラミック繊
維マットからなる断熱材31の内側にヒータコイル32
を巻回して形成されている。なお、33はフィルタ3を
缶体2内でシールするためのセラミック繊維マットから
なるガスシール材、34はフィルタ3を缶体2内に把持
するためのメタルワイヤメッシュマットからなる把持材
である。フィルタ3の外周からヒータコイル32で加熱
する場合は、加熱装置5からフィルタ3への伝熱を極力
阻害しないように、熱伝導の比較的良くないセラミック
繊維マットからなるガスシール材33の使用を一部分と
し、把持は主にメタルワイヤメッシュマットからなる把
持材34により行うことが望ましい。ガスシール材33
としてのセラミック繊維マットおよび把持材34として
のメタルワイヤメッシュマットは、ガソリン車に搭載さ
れている触媒コンバータに用いられているものと同じ材
質であり、市販されているものである。
【0018】図6および図7に示す例では、加熱装置5
をフィルタ3の上流側に設け、排気ガスを加熱する構成
をとっている。図6に示す加熱装置5は、支持部材35
内に図6(b)に示すようにシースヒータからなるヒー
タ線36を配して形成されている。図7に示す例では、
加熱装置5をメタルハニカム状ヒータ37から構成して
いる。本例ではコルゲート状ヒータを使用することもで
きる。この場合、フィルタ3の外周面からの熱の放出を
阻止するため、フィルタ3を断熱性の高いセラミック繊
維マットからなるガスシール材33を用いてフィルタ3
の把持を行うことが望ましい。図8は図5〜図7に示し
た電気ヒータ以外の加熱装置5の一例を示す図であり、
図8において、加熱装置5は缶体2のフィルタ3の上流
側に設けバーナ装置38により構成されている。バーナ
装置38の燃料としては、石炭もしくは微粉炭、コーク
ス等の固体燃料、重油、軽油、灯油等の液体燃料、石炭
ガス、天然ガス、液化天然ガス(LNG)、液化石油ガ
ス(LPG)等の気体燃料を使用することができる。
【0019】上述したように加熱装置5を設けた場合
は、フィルタ3の温度が主にカーボン成分よりなる微粒
子状物質のドライ成分の自己着火温度である約600℃
以上にならないようより好ましくは550℃以上になら
ないよう制御することが好ましい。図9は本発明の集塵
装置1における冷却装置の一例の構成を示す図である。
図9において、冷却装置41は、フィルタ3の上流側の
缶体2に設けたノズル42と、このノズル42と管路4
3を介して接続された冷却エア開閉弁44、エアタンク
45、コンプレッサ46とから構成されている。この冷
却装置41により、フィルタ3の上流側から冷却エアを
放出することで、フィルタ3の温度を制御することがで
きる。なお、冷却エア用ノズル42にリード弁を装着
し、排気ガスの脈動により冷却エアを導入することも可
能であり、この場合は冷却エア開閉弁44、冷却エア用
のエアタンク45、コンプレッサ46は不要となる。
【0020】図10は本発明の集塵装置1における逆洗
気流発生装置4の他の例の構成を示す図である。図10
に示す例では、逆洗気流発生装置4からの逆洗エアを噴
出するための管路6を複数ここでは2個設けるととも
に、管路6からの逆洗エアの噴出方向をフィルタ3のセ
ルの中心軸Aとの成す角度を30度から60度の範囲と
している。そのため、逆洗エアをより有効にまたより均
一にフィルタ3に供給することができる。これにより、
フィルタ3内に堆積していた微粒子をフィルタ全体にわ
たってより均一に除去することが可能となる。なお、フ
ィルタ3の構造は上述したいずれの構造でも上記角度を
満足することが好ましい。また、管路6の個数は多い程
望ましいが、取付上寸法の制限、コスト上の制限もあ
り、フィルタ3の大きさに応じて適切な個数を選定する
ことになる。
【0021】図11は本発明の集塵装置の第2発明の一
例の構成を示す図である。図11に示す例において、図
1に示す第1発明と同一の部材には同一の符号を付し、
その説明を省略する。図11に示す第2発明の構成にお
いて、図1に示す第1発明の構成と異なる点は、加熱装
置5を設けず、フィルタ3の上流側の管路10に酸化触
媒装置51を設けた点である。そのため、排気ガス中の
SOF分を酸化触媒で酸化して少なくすることができ
る。酸化触媒装置51の一例は、周りを隔壁で区画され
た多数のセルを有するハニカム構造を有する触媒担体5
3に、酸化触媒を担持させて構成されている。触媒担体
53は、耐熱性、耐酸化性、耐熱衝撃性を有するセラミ
ック材料または金属材料から構成することが好ましい。
また、触媒担体53は、排気ガス中の微粒子状物質によ
りセル孔が詰まるのを防止するため一定以上の大きさを
有することが望ましく、ハニカム構造体としては、隔壁
厚さが0.05〜0.5mm、セルピッチが1〜5mm
の寸法の組み合わせの構造となるものが望ましい。
【0022】図11に示す例では、酸化触媒装置51の
外周に加熱装置52を設けている。加熱装置52がある
と、エンジンが暖機運転中あるいは低速低負荷運転中で
も、酸化触媒装置51を加熱することで酸化触媒に十分
な活性を与えることができるため好ましい。なお、図1
1に示す第2発明の一例では、フィルタ3の上流側の管
路10に酸化触媒装置51を設けたが、場合によって
は、フィルタ3の少なくとも一部に直接酸化触媒を担持
させて、集塵用のフィルタ3を同時に酸化触媒装置51
としても機能させることができる。また、図11の例で
は、酸化触媒装置51に加熱装置52を設けたが、触媒
担体53自体を電気抵抗発熱体により構成すれば、加熱
装置52を設けなくても酸化触媒装置51を加熱するこ
とができる。
【0023】図12は本発明の集塵装置のさらに他の例
の構成を示す図である。図12に示す例において、図1
に示す第1発明と同一の部材には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。図12に示す例において図1に示す
例と異なるのは、逆洗気流発生装置4に逆洗気流流量調
節装置61を設けた点である。また、逆洗気流流量調節
装置61の制御に用いる排気ガス温度と圧力損失値を測
定するために、排気ガス供給管路10に温度センサ62
を設けるとともに、排気ガス供給管路10と排気ガス排
出管路11との接続した差圧計63を設けている。な
お、逆洗気流流量調節装置61等の構成は、そのまま図
11に示す本発明の第2発明に適用できることはいうま
でもない。
【0024】図12に示す逆洗気流流量調節装置61を
設けると、逆洗時の状態に応じた最小かつ十分な逆洗エ
ア量の逆洗エアを流すことができ、上記第1発明および
第2発明の効果に加えて、さらに逆洗エア量を可能な限
り低減しても十分な逆洗効果を得ることができる。すな
わち、本発明者らは、幾多の研究の結果、図13に示す
圧損上昇率を考慮することで、図14に示すような排気
ガス温度と圧損上昇率と逆洗エア消費量との間に一定の
関係があることを見い出した。まず、図13に従って圧
損上昇率を説明すると、通常の集塵状態における圧損値
はフィルタの目詰まりとともに次第に増加し、ある値a
に達する。ここで、逆洗を行うと、一瞬圧損値はa’ま
で下がり、さらに集塵動作を再会すると再び圧損値は上
昇しbに達する。ここで、再度逆洗を行うと圧損値は
b’に下がり、これを繰り返すことで圧損値の上昇を抑
制することができる。その際、(Pb −Pa )/(Tb
−Ta )が圧損上昇率となる。
【0025】このように定義した圧損上昇率は、図14
(a)に示すように、圧損値と時間との関係で定義でき
る。逆洗を行うに従い、圧損値が徐々に上昇する場合を
圧損上昇率が正、圧損値が変化しない場合を圧損上昇率
が0、圧損が徐々に低下する場合を圧損上昇率が負、と
定義している。そして、図14(b)に示すように、圧
損上昇率は、排気ガス温度と逆洗エア消費量によって変
化する。また、逆洗を行うにあたり、圧損上昇率を0ま
たは負とする必要がある。そのため、温度センサ62で
測定した排気ガス温度と、差圧計63で測定した時々刻
々の圧損値とそれから求めた圧損上昇率とがわかれば、
圧損上昇率が0または若干負となる最適な逆洗エア量を
図14(b)の関係から求めることができる。求めた逆
洗エア量で逆洗を行うよう逆洗気流流量調節装置61で
制御することで、本発明の集塵装置の好適例を得ること
ができる。なお、図14(b)に示す関係は、図12の
装置を用い以下の逆洗試験から求めた。すなわち、エン
ジンとしては直列8気筒で8リットルのディーゼルエン
ジンを使用し、集塵装置のフィルタとしては容量が8リ
ットル/個のハニカム構造コージェライト製フィルタを
1個使用した。また、圧損値が低く1000mmH2
以下では、逆洗エア量が5リットル、圧損値が3000
mmH2 Oを越えないように、最大30リットルを1回
の逆洗で消費した。
【0026】上述した例では、図14(b)のグラフに
基づいて、排気ガス温度に応じて圧損上昇率が0または
負になるよう逆洗エア量を制御する場合を述べたが、図
14(b)から明らかなように、一般的に排気ガス温度
が高いときは必要な逆洗エア量が少なく、排気ガス温度
が低いときは必要なエア量が多くなるため、温度計を設
け、この温度計により含塵ガスの温度および/またはフ
ィルタの温度を測定し、測定した温度が低い時は逆洗気
流の流量を多くするとともに、温度が高い時は流量を少
なくするよう制御することもできる。また、一般に、圧
損が高いときは必要な逆洗エア量が多く、圧損が低いと
きは必要な逆洗エア量が少なくできるため、差圧計によ
りフィルタの圧損値を検出し、検出した圧損値が高い時
は逆洗気流の流量を多くするとともに、圧損値が低い時
は流量を少なくするよう制御することもできる。
【0027】図15は図12に示した本発明の集塵装置
における逆洗エア噴出条件設定のフローチャートであ
る。図15に従って説明すると、まず温度センサ62に
より排気ガス温度を検出するとともに、差圧計63によ
り圧損値を検出する。排気ガス温度は、含塵ガスである
排気ガスの温度を直接測定しても良く、またフィルタ3
の温度を測定しても良い。圧損値は、フィルタ3の排気
ガス供給管路10と排気ガス排出管路11との間の圧力
差により求める。そして、圧損値は、排気ガス温度及び
正味排気ガス流量によっても変化するので、微粒子状物
質による目詰まりでの圧損上昇率を正確に把握するた
め、排気ガス温度及び排気ガス流量(エンジン回転数等
により求める)によって演算回路で補正している。
【0028】次に、フィルタ3について、まず演算回路
で必要な温度を算出し、フィルタ3がその温度になるよ
う加熱装置5を使用して制御する。その後、得られた排
気ガス温度及び圧損上昇率と、予め求めておいた排気ガ
ス温度と圧損上昇率と逆洗エア量との関係とから、圧損
値が所定の逆洗実行値となった時、演算回路でフィルタ
の次の逆洗で必要な逆洗エア量を決定する。そして、決
定した逆洗エア量をフィルタ3に流すことで、フィルタ
3の逆洗を行う。なお、逆洗エア量は、コンプレッサ9
によるエアタンク8内の圧力により調整することも可能
であり、またエアタンク8内の圧力を図示しないレギュ
レータで調整することも可能である。さらに、逆洗エア
は電磁弁等の逆洗エア開閉弁7を介して噴出されるの
で、逆洗エア量は、タイマ設定による逆洗エア開閉弁7
の開閉時間を調整することにより、またボール弁等の場
合には、弁開閉時間の調整の他に弁の開度を調整するこ
とにより設定できる。
【0029】以下、実際の例について説明する。まず、
図8に示すように、フィルタ3の上流に軽油バーナ装置
38を設置し、300℃の排気ガスを400℃に加熱す
る加熱有りの場合と加熱しない場合とで、圧損値の時間
に対する変化を測定した。なお、フィルタ3としては、
壁厚0.4mm、セルピッチ2.5mmで容量が8リッ
トルのものを用いた。エンジンは直列8気筒で8リット
ルのディーゼルエンジンを1200rmpで運転した。
このとき、排気ガス温度は350℃であり、バーナによ
り加熱ありの場合加熱により450℃まで加熱した。結
果を図16に示す。図16の結果から、加熱しないと圧
損上昇は止まらないが、加熱することにより圧損上昇が
止まる圧損値が安定することがわかる。また、加熱なし
でも逆洗エア量を30リットル/回に増やすと圧損上昇
が止まるが、加熱することで逆洗エア量を8リットル/
回に減らしても圧損上昇が止まることがわかる。なお、
このとき逆洗再生は5分毎に行った。また、上記逆洗エ
ア量は標準状態(20℃、1atm)での値である。
【0030】次に、図11に示すように、フィルタ3の
上流にハニカム構造コージェライト担体53に触媒成分
を担持させた触媒装置51を設置し、同一逆洗エア量8
リットル/回(20℃、1atmの標準状態でのエア
量)で、触媒装置51の有りと無しでの圧損上昇を測定
した。なお、フィルタ3の構成およびエンジンの運転条
件は上述した例と同様であった。また、触媒装置51に
は、壁厚0.4mm,セルピッチ1.5mmで容量が
1.5リットルのコージェライト製ハニカム構造担体に
白金を主成分とする触媒成分を担持したものを用いた。
排気ガス温度は350℃であった。結果を図17に示
す。図17の結果から、触媒無しでは圧損上昇が止まら
ないが、触媒有りでは圧損上昇が試験開始後しばらく後
に停止し安定することがわかる。また、触媒無しで30
リットル/回だと圧損上昇が止まるが、触媒を用いるこ
とで逆洗エア量を8リットル/回に減らすことができる
ことがわかる。なお、このとき逆洗は5分毎に行った。
また、フィルタの上流に触媒装置51を設置する代わり
に、フィルタ3の排気ガス流入側の1/3の部分の排気
ガス濾過面に白金を主成分とする触媒成分を担持させた
場合も、同様の結果が得られた。
【0031】なお、一連の実施例は一組の集塵装置のみ
を示したが、実使用においては、排気ガスを2または2
以上の複数の流路に分岐させ、その各々に本発明におけ
る集塵装置を設置し、交互に時間をずらして逆洗再生す
ることも可能である。また、この時、図8におけるバー
ナ38、図11における酸化触媒装置51は複数の流路
の各々に設けず、分岐部分の上流に一組のみ設置しても
良いことはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1発明の構成においては、加熱手段によりフィルタ
または含塵ガスを加熱することで、除去すべきフィルタ
に付着した微粒子状物質が通常に比べて除去しやすくな
り、また本発明の第2発明の構成においては、酸化触媒
装置をフィルタの排気ガス流の上流に設けるかフィルタ
自身に酸化触媒を担持させることで、排気ガス中のSO
F分が酸化触媒に酸化されてSOF分が減少するので、
いずれも従来と比べて少ない逆洗気流流量で十分な集塵
をすることができる。
【0033】また、1回あたりの逆洗気流の流量が同じ
でも、本発明によれば、逆洗間隔を長くすることができ
るため、ある所定時間内での合計エア消費量を低減する
ことができる効果もある。すなわち、ある所定の圧損値
に達した時に逆洗を行うようにし、それよりも低い圧損
値では逆洗を行わないようにする。この場合、圧損上昇
率が小さければ、逆洗間隔を長くすることが可能とな
り、合計エア消費量を低減することができる。
【0034】以上のような逆洗エア量低減の効果は、エ
ア供給源であるコンプレッサの負担軽減による省エネル
ギー効果につながるとともに、自動車の燃費の向上に寄
与することができる。また、逆洗エア放出音による騒音
を低減することもできる。さらにまた、集塵装置がバ
ス、トラック等の自動車搭載用の場合には、エア供給源
のコンプレッサとして、排気ブレーキ、ドア開閉等の既
存の各種エアシステム用のコンプレッサを使用すること
が設計上あり得、大量エア消費によるそれらのシステム
への悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集塵装置の第1発明の一例の構成を示
す図である。
【図2】本発明の集塵装置に用いるフィルタの一例の構
成を示す図である。
【図3】本発明の集塵装置に用いるフィルタの他の例の
構成を示す図である。
【図4】本発明の集塵装置に用いるフィルタのさらに他
の例の構成を示す図である。
【図5】本発明の集塵装置の第1発明で用いる加熱装置
の一例の構成を示す図である。
【図6】本発明の集塵装置の第1発明で用いる加熱装置
の他の例の構成を示す図である。
【図7】本発明の集塵装置の第1発明で用いる加熱装置
のさらに他の例の構成を示す図である。
【図8】本発明の集塵装置の第1発明で用いる加熱装置
のさらに他の例の構成を示す図である。
【図9】本発明の集塵装置で用いる冷却装置の一例の構
成を示す図である。
【図10】本発明の集塵装置で用いる逆洗気流発生装置
の他の例の構成を示す図である。
【図11】本発明の集塵装置の第2発明の一例の構成を
示す図である。
【図12】本発明の集塵装置の第1発明の他の例の構成
を示す図である。
【図13】本発明における圧損上昇率の定義を説明する
ためのグラフである。
【図14】(a)は圧損上昇率を説明するためのグラ
フ、(b)は排気ガス温度と圧損上昇率と逆洗エア量と
の関係を示すグラフである。
【図15】本発明の集塵装置の逆洗気流流量調節装置に
おける逆洗エア量決定の実際の一例を示すフローチャー
トである。
【図16】本発明の集塵装置における実験例の結果を示
すグラフである。
【図17】本発明の集塵装置における実験例の結果を示
すグラフである。
【図18】本発明の集塵対象である微粒子状物質の一例
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 集塵装置、2 缶体、3 フィルタ、4 逆洗気流
発生装置、5 加熱装置、6 管路、7 逆洗エア開閉
弁、8 エアタンク、9 コンプレッサ、10排気ガス
供給管路、11 排気ガス排出管路、51 酸化触媒装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/24 ZAB F01N 3/24 ZABE

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含塵ガス中に含まれる粒子状物質を捕集除
    去するフィルタと、該フィルタにおける含塵ガス流れと
    は逆向きに該フィルタを通過する清浄なガスの流れを発
    生せしめる逆洗気流発生装置とを備えた集塵装置におい
    て、前記フィルタまたはフィルタに流入する含塵ガスを
    加熱するための加熱手段を備えることを特徴とする集塵
    装置。
  2. 【請求項2】前記加熱手段が、前記フィルタの外周部の
    全面またはその一部を取り巻くよう配設された電気抵抗
    発熱体よりなる請求項1記載の集塵装置。
  3. 【請求項3】前記加熱手段が、固体燃料、液体燃料また
    は気体燃料を燃焼する手段よりなる請求項1記載の集塵
    装置。
  4. 【請求項4】前記加熱手段により含塵ガスまたはフィル
    タを一定時間加熱した後、前記逆洗気流発生装置により
    逆洗するよう制御する制御手段を有する請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の集塵装置。
  5. 【請求項5】前記加熱手段により含塵ガスまたはフィル
    タを予め設定した設定温度まで加熱した後、前記逆洗気
    流発生装置により逆洗するよう制御する制御手段を有す
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の集塵装置。
  6. 【請求項6】含塵ガス中に含まれる粒子状物質を捕集除
    去するフィルタと、該フィルタにおける含塵ガス流れと
    は逆向きに該フィルタを通過する清浄なガスの流れを発
    生せしめる逆洗気流発生装置とを備えた集塵装置におい
    て、前記フィルタの含塵ガス流れの上流側に酸化触媒を
    担持させた酸化触媒装置を備えたことを特徴とする集塵
    装置。
  7. 【請求項7】前記酸化触媒装置を加熱する酸化触媒加熱
    手段、または前記酸化触媒装置の含塵ガス流れの上流側
    に設けた含塵ガス加熱手段を備える請求項6記載の集塵
    装置。
  8. 【請求項8】前記酸化触媒装置の酸化触媒を担持してい
    る担体自体が電気抵抗発熱体である請求項7記載の集塵
    装置。
  9. 【請求項9】前記酸化触媒装置の担体が、周りを隔壁で
    区画された多数のセルを有するハニカム構造を有してお
    り、耐熱性、耐酸化性、耐熱衝撃性を有するセラミック
    材料または金属材料からなる請求項6〜8のいずれか1
    項に記載の集塵装置。
  10. 【請求項10】含塵ガス中に含まれる粒子状物質を捕集
    除去するフィルタと、該フィルタにおける含塵ガス流れ
    とは逆向きに該フィルタを通過する清浄なガスの流れを
    発生せしめる逆洗気流発生装置とを備えた集塵装置にお
    いて、前記フィルタの排ガス濾過面の少なくとも一部分
    に酸化触媒を担持させたことを特徴とする集塵装置。
  11. 【請求項11】冷却手段を設けるとともに、集塵中に前
    記フィルタが所定の温度以上になった時に、この冷却手
    段によりフィルタの温度を所定の温度以下に制御する制
    御手段を有する請求項1〜10のいずれか1項に記載の
    集塵装置。
  12. 【請求項12】前記逆洗気流発生装置が、逆洗気流の流
    量が可変できるような逆洗気流流量調節手段を有する請
    求項1〜11のいずれか1項に記載の集塵装置。
  13. 【請求項13】前記含塵ガスの温度および前記フィルタ
    の温度の少なくとも一方を検出する温度検出手段を有
    し、前記逆洗気流流量調節手段により、前記温度検出手
    段で検出された温度が予め設定された温度より低い時に
    は逆洗気流の流量を多く、また前記温度検出手段で検出
    された温度が予め設定された温度より高い時には逆洗気
    流の流量を少なくするよう調整する請求項12記載の集
    塵装置。
  14. 【請求項14】前記フィルタの圧力損失を検出する圧力
    検出手段を有し、前記逆洗気流流量調節手段により、前
    記圧力損失検出手段で検出された圧力損失が高い時には
    逆洗気流の流量を多く、また前記圧力損失検出手段で検
    出された圧力損失が低い時には逆洗気流の流量を少なく
    するよう調整する請求項12記載の集塵装置。
  15. 【請求項15】前記温度検出手段で検出した含塵ガス温
    度および前記フィルタの温度の少なくとも一方の温度
    と、前記圧力損失検出手段で検出された圧力損失の経時
    的変化から求めた圧損上昇率と、流すべき逆洗気流の流
    量との関係を予め求めておき、実際の調整にあたって
    は、前記逆洗気流流量調節手段により、前記温度検出手
    段で求めた含塵ガス温度およびフィルタ温度の少なくと
    も一方の温度に応じて、前記圧損上昇率が0または負と
    なるよう、前記予め求めた関係から逆洗気流の流量を決
    定するよう調整する請求項12記載の集塵装置。
  16. 【請求項16】前記逆洗気流流量調節手段が、逆洗気流
    の発生間隔の長短により調整する方法、あるいは逆洗気
    流の噴出時間の長短により調節する方法、あるいは逆洗
    気流の噴出圧力の高低により調節する方法の少なくとも
    いずれか1つの方法である請求項12〜15のいずれか
    1項に記載の集塵装置。
  17. 【請求項17】前記フィルタより逆洗除去された微粒子
    状物質を前記フィルタの外で再捕集して燃焼処理する装
    置を備える請求項1〜16のいずれか1項に記載の集塵
    装置。
  18. 【請求項18】前記含塵ガスがディーゼルエンジン等の
    内燃機関から排出される黒煙等の微粒子状物質を含んだ
    高温の排気ガスであり、前記フィルタが、耐熱性、耐酸
    化性、耐熱衝撃性を有するセラミック材料または金属材
    料からなる請求項1〜17のいずれか1項に記載の集塵
    装置。
  19. 【請求項19】前記フィルタが、濾過能を有する隔壁で
    区画された多数のセルを有するハニカム構造であり、所
    定のセルについては一方の端部を封じ、残余のセルにつ
    いては他方の端部を封じてなる構造を有する請求項18
    記載の集塵装置。
  20. 【請求項20】逆洗気流の噴出口が1個または複数個よ
    りなり、逆洗気流の噴出方向と前記フィルタのセルの中
    心軸との成す角度が、30度から60度の範囲にある請
    求項19記載の集塵装置。
  21. 【請求項21】前記フィルタが、一対の対向する端面の
    一方の端面から他方の端面へ貫通する相互に平行な複数
    の貫通孔を有する平板状のフィルタエレメントを、複数
    枚積層してなる構造を有する請求項18記載の集塵装
    置。
  22. 【請求項22】逆洗気流の噴出口が1個または複数個よ
    りなり、逆洗気流の噴出方向と前記フィルタの平板状の
    フィルタエレメントの一対の対向する端面の一方から他
    方の端面へ貫通する相互に平行な複数の貫通孔との成す
    角度が、30度から60度の範囲にある請求項21記載
    の集塵装置。
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