JPH08232246A - ダブルピニオンシリンダー式開閉機 - Google Patents
ダブルピニオンシリンダー式開閉機Info
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- JPH08232246A JPH08232246A JP33702895A JP33702895A JPH08232246A JP H08232246 A JPH08232246 A JP H08232246A JP 33702895 A JP33702895 A JP 33702895A JP 33702895 A JP33702895 A JP 33702895A JP H08232246 A JPH08232246 A JP H08232246A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲートの昇降の揚程が長くても、シリンダー
ストロークをそれ以下に抑え、シリンダーロッドの座屈
強度を大きくする必要のない開閉機を提供する。 【解決手段】 昇降駆動されるゲート１の両側の支持柱
２、３の上部の門柱スラブ４にシリンダー５を設置する
とともに、同シリンダー５のシリンダーロッド６の下部
にピニオン取付用中間架台７を設置し、このピニオン取
付用中間架台７の両側にピニオン８、９を回転自在に設
け、このピニオン８、９の内外の一方に噛み合う固定ラ
ック１０、１１を垂直に設置し、前記ピニオン８、９の
内外の他方に噛み合う可動ラック棒１２、１３の下端を
前記ゲート１に固定したダブルピニオンシリンダー式開
閉機。シリンダー５によって昇降駆動されるシリンダー
ロッド６のストロークと同じストロークで昇降するピニ
オン８、９に噛み合う可動ラック棒１２、１３でゲート
１を駆動するため、ゲート１の揚程の１／２又はそれ以
下のシリンダーストロークで済む。
ストロークをそれ以下に抑え、シリンダーロッドの座屈
強度を大きくする必要のない開閉機を提供する。 【解決手段】 昇降駆動されるゲート１の両側の支持柱
２、３の上部の門柱スラブ４にシリンダー５を設置する
とともに、同シリンダー５のシリンダーロッド６の下部
にピニオン取付用中間架台７を設置し、このピニオン取
付用中間架台７の両側にピニオン８、９を回転自在に設
け、このピニオン８、９の内外の一方に噛み合う固定ラ
ック１０、１１を垂直に設置し、前記ピニオン８、９の
内外の他方に噛み合う可動ラック棒１２、１３の下端を
前記ゲート１に固定したダブルピニオンシリンダー式開
閉機。シリンダー５によって昇降駆動されるシリンダー
ロッド６のストロークと同じストロークで昇降するピニ
オン８、９に噛み合う可動ラック棒１２、１３でゲート
１を駆動するため、ゲート１の揚程の１／２又はそれ以
下のシリンダーストロークで済む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水門等を開閉する
ための油圧（液圧）シリンダー式開閉機に関するもので
ある。
ための油圧（液圧）シリンダー式開閉機に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】水門等を開閉する開閉機の昇降駆動機構
としては、従来より、ラック式開閉装置や油圧シリンダ
ー式開閉装置があった。
としては、従来より、ラック式開閉装置や油圧シリンダ
ー式開閉装置があった。
【０００３】ラック式開閉装置は、巻上荷重が大きくな
ると能力に限度があり、それに対応できるようにするた
めには、開閉装置本体が大きくなり、上屋のスペースも
それなりに必要となる。
ると能力に限度があり、それに対応できるようにするた
めには、開閉装置本体が大きくなり、上屋のスペースも
それなりに必要となる。
【０００４】これに対して、油圧シリンダー式開閉装置
は、作動油を介してシリンダーロッドを駆動するもの
で、シリンダーの径と油圧力により能力を調整できるた
め、スペースもさほど必要としない。開閉速度について
も、油量の調整によって簡単に行うことができる。
は、作動油を介してシリンダーロッドを駆動するもの
で、シリンダーの径と油圧力により能力を調整できるた
め、スペースもさほど必要としない。開閉速度について
も、油量の調整によって簡単に行うことができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油圧シ
リンダー式開閉装置の欠点は、シリンダーストロークが
長くなると、シリンダーロッドの座屈強度に問題があ
り、ストロークが長く必要なものには不向きであった。
リンダー式開閉装置の欠点は、シリンダーストロークが
長くなると、シリンダーロッドの座屈強度に問題があ
り、ストロークが長く必要なものには不向きであった。
【０００６】本発明の目的は、ゲートの昇降の揚程が長
くても、シリンダーストロークをそれ以下に抑え、シリ
ンダーロッドの座屈強度を大きくする必要のない開閉機
を提供することにある。
くても、シリンダーストロークをそれ以下に抑え、シリ
ンダーロッドの座屈強度を大きくする必要のない開閉機
を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の第１のダブルピ
ニオンシリンダー式開閉機は、昇降駆動されるゲートの
両側の支持柱の上部の門柱スラブにシリンダーを設置す
るとともに、同シリンダーのシリンダーロッドの下部に
ピニオン取付用中間架台を設置し、このピニオン取付用
中間架台の両側にピニオンを回転自在に設け、このピニ
オンの内外の一方に噛み合う固定ラックを垂直に設置
し、前記ピニオンの内外の他方に噛み合う可動ラック棒
の下端を前記ゲートに固定したものである。
ニオンシリンダー式開閉機は、昇降駆動されるゲートの
両側の支持柱の上部の門柱スラブにシリンダーを設置す
るとともに、同シリンダーのシリンダーロッドの下部に
ピニオン取付用中間架台を設置し、このピニオン取付用
中間架台の両側にピニオンを回転自在に設け、このピニ
オンの内外の一方に噛み合う固定ラックを垂直に設置
し、前記ピニオンの内外の他方に噛み合う可動ラック棒
の下端を前記ゲートに固定したものである。
【０００８】また、本発明の第２のダブルピニオンシリ
ンダー式開閉機は、昇降駆動されるゲートの両側の支持
柱の外側にピニオン取付用中間架台内の第１及び第２ピ
ニオンを駆動するためのシリンダー式開閉機を設置し、
このシリンダー開閉機と前記ピニオン取付用中間架台の
両端をピン結合し、前記ピニオン取付用中間架台内の左
右側に第１及び第２軸を回転自在に設け、軸上に、固定
ラックと噛み合う第１のピニオン及び昇降ラックと噛み
合う第２のピニオンを配置し、この左右側の第１、第２
軸との回転を同期させるための連結軸を設け、連結軸と
第１、第２軸とをカップリングで結合し、前記昇降ラッ
クの下端を前記ゲートに固定したものである。
ンダー式開閉機は、昇降駆動されるゲートの両側の支持
柱の外側にピニオン取付用中間架台内の第１及び第２ピ
ニオンを駆動するためのシリンダー式開閉機を設置し、
このシリンダー開閉機と前記ピニオン取付用中間架台の
両端をピン結合し、前記ピニオン取付用中間架台内の左
右側に第１及び第２軸を回転自在に設け、軸上に、固定
ラックと噛み合う第１のピニオン及び昇降ラックと噛み
合う第２のピニオンを配置し、この左右側の第１、第２
軸との回転を同期させるための連結軸を設け、連結軸と
第１、第２軸とをカップリングで結合し、前記昇降ラッ
クの下端を前記ゲートに固定したものである。
【０００９】また、本発明の第３のダブルピニオンシリ
ンダー式開閉機は、昇降駆動されるゲートの両側の支持
柱の外側にピニオン取付用中間架台内のピニオンを駆動
するためのシリンダー式開閉機を設置し、このシリンダ
ー開閉機と前記ピニオン取付用中間架台の両端をピン結
合し、前記ピニオン取付用中間架台内の両側にピニオン
を回転自在に設け、このピニオンの内外の一方に噛み合
う固定ラックを垂直に設置し、前記ピニオンの内外の他
方に噛み合う可動ラック棒の下端を前記ゲートに固定し
た本発明では、シリンダーによって昇降駆動されるシリ
ンダーロッドのストロークと同じストロークで昇降する
ピニオンに噛み合う可動ラック棒でゲートを駆動するた
め、ゲートの揚程の１／２又はそれ以下のシリンダース
トロークで済む。
ンダー式開閉機は、昇降駆動されるゲートの両側の支持
柱の外側にピニオン取付用中間架台内のピニオンを駆動
するためのシリンダー式開閉機を設置し、このシリンダ
ー開閉機と前記ピニオン取付用中間架台の両端をピン結
合し、前記ピニオン取付用中間架台内の両側にピニオン
を回転自在に設け、このピニオンの内外の一方に噛み合
う固定ラックを垂直に設置し、前記ピニオンの内外の他
方に噛み合う可動ラック棒の下端を前記ゲートに固定し
た本発明では、シリンダーによって昇降駆動されるシリ
ンダーロッドのストロークと同じストロークで昇降する
ピニオンに噛み合う可動ラック棒でゲートを駆動するた
め、ゲートの揚程の１／２又はそれ以下のシリンダース
トロークで済む。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
具体的に説明する。図において、昇降駆動されるゲート
１の両側の支持柱２，３の上部の門柱スラブ４の上部に
油圧シリンダー式開閉装置５を設置する。門柱スラブ４
の下部には、前記油圧シリンダー式開閉装置５のシリン
ダーロッド６によって昇降駆動されるピニオン取付用中
間架台７を設置し、このピニオン取付用中間架台７の両
側にピニオン８，９を回転自在に設ける。このピニオン
８，９の外側に噛み合う固定ラック１０，１１を支持柱
２，３の内側に垂直に取り付け、ピニオン８，９の内側
に噛み合う可動ラック棒１２，１３の下端をゲート１に
固定する。前記開閉装置５は上屋１４内に収納されてい
る。
具体的に説明する。図において、昇降駆動されるゲート
１の両側の支持柱２，３の上部の門柱スラブ４の上部に
油圧シリンダー式開閉装置５を設置する。門柱スラブ４
の下部には、前記油圧シリンダー式開閉装置５のシリン
ダーロッド６によって昇降駆動されるピニオン取付用中
間架台７を設置し、このピニオン取付用中間架台７の両
側にピニオン８，９を回転自在に設ける。このピニオン
８，９の外側に噛み合う固定ラック１０，１１を支持柱
２，３の内側に垂直に取り付け、ピニオン８，９の内側
に噛み合う可動ラック棒１２，１３の下端をゲート１に
固定する。前記開閉装置５は上屋１４内に収納されてい
る。
【００１１】固定ラック１０，１１とピニオン８，９の
噛み合いが外れると危険であるので、固定ラック１０，
１１の外側にガイドローラ１５，１６を設ける。
噛み合いが外れると危険であるので、固定ラック１０，
１１の外側にガイドローラ１５，１６を設ける。
【００１２】また、図３に示すように支持柱２，３（図
には一方のみ示す）に縦溝を設け、その内側に戸当り１
７を設置し、ピニオン取付用中間架台７の厚み方向と幅
方向にそれぞれローラ１８，１９を設けて、ピニオン取
付用中間架台７の厚み方向及び幅方向のブレを防止す
る。
には一方のみ示す）に縦溝を設け、その内側に戸当り１
７を設置し、ピニオン取付用中間架台７の厚み方向と幅
方向にそれぞれローラ１８，１９を設けて、ピニオン取
付用中間架台７の厚み方向及び幅方向のブレを防止す
る。
【００１３】以上の構成の第１実施例の動作について説
明する。
明する。
【００１４】油圧シリンダー式開閉装置５を駆動してシ
リンダーロッド６をｕ（ｍ／分）の速度で引き上げる
と、ピニオン取付用中間架台７及びピニオン８，９の中
心軸もｕ（ｍ／分）の速度で上昇する。ピニオン８，９
の外側の歯は固定ラック１０，１１により不動であり、
ピニオン８，９の中心軸はｕ（ｍ／分）で引き上げられ
るので、ピニオン８，９の内側の歯は線速度２ｕ（ｍ／
分）で回転する。これにより、ピニオン８，９の内側の
歯に噛み合っている可動ラック棒１２，１３は速度２ｕ
（ｍ／分）で引き上げられる。シリンダーロッド６と可
動ラック棒１０，１１の運動量は同じであるので、ゲー
ト１が揚程Ｈｍ上昇するとき、シリンダーロッド６はＨ
ｍ／２だけ上昇することになる。
リンダーロッド６をｕ（ｍ／分）の速度で引き上げる
と、ピニオン取付用中間架台７及びピニオン８，９の中
心軸もｕ（ｍ／分）の速度で上昇する。ピニオン８，９
の外側の歯は固定ラック１０，１１により不動であり、
ピニオン８，９の中心軸はｕ（ｍ／分）で引き上げられ
るので、ピニオン８，９の内側の歯は線速度２ｕ（ｍ／
分）で回転する。これにより、ピニオン８，９の内側の
歯に噛み合っている可動ラック棒１２，１３は速度２ｕ
（ｍ／分）で引き上げられる。シリンダーロッド６と可
動ラック棒１０，１１の運動量は同じであるので、ゲー
ト１が揚程Ｈｍ上昇するとき、シリンダーロッド６はＨ
ｍ／２だけ上昇することになる。
【００１５】次に、本発明の第２実施例について説明す
る。
る。
【００１６】図４は本発明の第２実施例を示す正面図、
図５は要部の拡大正面図、図６は図５の側面図、図７は
要部の拡大横断面図である。
図５は要部の拡大正面図、図６は図５の側面図、図７は
要部の拡大横断面図である。
【００１７】第１実施例においては、油圧シリンダー５
を門柱スラブ４の上部にシリンダーロッド６が下向きに
なるように取り付けたのに対し、本実施例では、油圧シ
リンダー２１，２２をゲート１の支持柱２，３の上部に
シリンダーロッド２３，２４が上向きになるように取り
付けている。このシリンダーロッド２３，２４の上部に
ピニオン取付用中間架台２５を取り付ける。
を門柱スラブ４の上部にシリンダーロッド６が下向きに
なるように取り付けたのに対し、本実施例では、油圧シ
リンダー２１，２２をゲート１の支持柱２，３の上部に
シリンダーロッド２３，２４が上向きになるように取り
付けている。このシリンダーロッド２３，２４の上部に
ピニオン取付用中間架台２５を取り付ける。
【００１８】ピニオン取付用中間架台２５は、ガイドロ
ーラ２６，２７により前後左右をガイドされながら、油
圧シリンダー２１，２２により昇降する。ピニオン取付
用中間架台２５には、軸２８が支持されており、この軸
２８に第１のピニオン２９及び第２のピニオン３０が取
り付けられている。第１のピニオン２９が噛み合う固定
ラック３１が支持柱２，３に固定され、第２のピニオン
３０に噛み合う可動ラック３２の下端にゲート１が固定
されている。固定ラック３１及び可動ラック３２の外側
には、第１及び第２のピニオン２９，３０との噛み合い
が外れないようにローラ３３，３４が設けられている。
ーラ２６，２７により前後左右をガイドされながら、油
圧シリンダー２１，２２により昇降する。ピニオン取付
用中間架台２５には、軸２８が支持されており、この軸
２８に第１のピニオン２９及び第２のピニオン３０が取
り付けられている。第１のピニオン２９が噛み合う固定
ラック３１が支持柱２，３に固定され、第２のピニオン
３０に噛み合う可動ラック３２の下端にゲート１が固定
されている。固定ラック３１及び可動ラック３２の外側
には、第１及び第２のピニオン２９，３０との噛み合い
が外れないようにローラ３３，３４が設けられている。
【００１９】この第２実施例においては、油圧シリンダ
ー２１，２２によりピニオン取付用中間架台２５の両端
を昇降させると、固定ラック３１に噛み合った第１のピ
ニオン２９が回転させられることにより軸２８が回転
し、第２のピニオン３０も第１のピニオン２９と同じ回
転数で回転する。可動ラック３２は第２のピニオン３０
に噛み合っているので、第２のピニオン３０が回転する
ことにより可動ラック３２も昇降する。
ー２１，２２によりピニオン取付用中間架台２５の両端
を昇降させると、固定ラック３１に噛み合った第１のピ
ニオン２９が回転させられることにより軸２８が回転
し、第２のピニオン３０も第１のピニオン２９と同じ回
転数で回転する。可動ラック３２は第２のピニオン３０
に噛み合っているので、第２のピニオン３０が回転する
ことにより可動ラック３２も昇降する。
【００２０】ここで、第１のピニオン２９と第２のピニ
オン３０の歯数比が１：１ならば、固定ラック３１と可
動ラック３２の接線速度が等しくなるので、ピニオン取
付用中間架台２５の昇降速度と同速度で可動ラック３２
も昇降する。すなわち可動ラック３２は油圧シリンダー
２１，２２のストロークの２倍の距離だけ昇降すること
になる。
オン３０の歯数比が１：１ならば、固定ラック３１と可
動ラック３２の接線速度が等しくなるので、ピニオン取
付用中間架台２５の昇降速度と同速度で可動ラック３２
も昇降する。すなわち可動ラック３２は油圧シリンダー
２１，２２のストロークの２倍の距離だけ昇降すること
になる。
【００２１】第１のピニオン２９と第２のピニオン３０
の歯数比を変えることにより、可動ラック３２の昇降ス
トロークを油圧シリンダー２１，２２のストロークの３
倍、４倍とすることもできる。
の歯数比を変えることにより、可動ラック３２の昇降ス
トロークを油圧シリンダー２１，２２のストロークの３
倍、４倍とすることもできる。
【００２２】また、左右のピニオンは同一軸２８によっ
て連結されているので、油圧シリンダー２１，２２の昇
降のストロークは必ず同調する。
て連結されているので、油圧シリンダー２１，２２の昇
降のストロークは必ず同調する。
【００２３】その他の構成及び、作用については、第１
実施例と同様であるので、説明を省略する。
実施例と同様であるので、説明を省略する。
【００２４】次に、本発明の第３実施例について説明す
る。
る。
【００２５】図８は本発明の第２実施例を示す正面図、
図９は要部の拡大正面図、図１０は図９の側面図、図１
１は要部の拡大横断面図である。
図９は要部の拡大正面図、図１０は図９の側面図、図１
１は要部の拡大横断面図である。
【００２６】本実施例では、第２実施例と同様に、油圧
シリンダー２１，２２をゲート１の支持柱２，３の上部
にシリンダーロッド２３，２４が上向きになるように取
り付けている。このシリンダーロッド２３，２４の上部
にピニオン取付用中間架台２５を取り付ける。
シリンダー２１，２２をゲート１の支持柱２，３の上部
にシリンダーロッド２３，２４が上向きになるように取
り付けている。このシリンダーロッド２３，２４の上部
にピニオン取付用中間架台２５を取り付ける。
【００２７】ピニオン取付用中間架台２５は、ガイドロ
ーラ４１及びガイドシュー４２により前後左右をガイド
されながら、油圧シリンダー２１，２２により昇降す
る。ピニオン取付用中間架台２５の両側にピニオン４３
を回転自在に設ける。このピニオン４３の外側に噛み合
う固定ラック４４が支持柱２、３の上部の架台５１に固
定され、ピニオン４３の内側に噛み合う可動ラック棒４
５の下端にゲート１が固定されている。固定ラック４４
及び可動ラック４５の外側には、ピニオン４３との噛み
合いが外れないようにローラ４６，４７が設けられてい
る。
ーラ４１及びガイドシュー４２により前後左右をガイド
されながら、油圧シリンダー２１，２２により昇降す
る。ピニオン取付用中間架台２５の両側にピニオン４３
を回転自在に設ける。このピニオン４３の外側に噛み合
う固定ラック４４が支持柱２、３の上部の架台５１に固
定され、ピニオン４３の内側に噛み合う可動ラック棒４
５の下端にゲート１が固定されている。固定ラック４４
及び可動ラック４５の外側には、ピニオン４３との噛み
合いが外れないようにローラ４６，４７が設けられてい
る。
【００２８】この第３実施例においては、油圧シリンダ
ー２１，２２によりピニオン取付用中間架台２５の両端
を昇降させると、固定ラック４４に噛み合ったピニオン
４３が回転させられることにより軸２８が回転する。可
動ラック４５もピニオン４３に噛み合っているので、ピ
ニオン４３が回転することにより可動ラック４５も昇降
する。
ー２１，２２によりピニオン取付用中間架台２５の両端
を昇降させると、固定ラック４４に噛み合ったピニオン
４３が回転させられることにより軸２８が回転する。可
動ラック４５もピニオン４３に噛み合っているので、ピ
ニオン４３が回転することにより可動ラック４５も昇降
する。
【００２９】ピニオン４３の外側の歯は、固定ラック４
４により不動であり、固定ラック４４と可動ラック４５
の接線速度が等しくなるので、ピニオン取付用中間架台
２５の昇降速度と同速度で可動ラック４５も昇降する。
すなわち可動ラック４５は油圧シリンダー２１，２２の
ストロークの２倍の距離だけ昇降することになる。
４により不動であり、固定ラック４４と可動ラック４５
の接線速度が等しくなるので、ピニオン取付用中間架台
２５の昇降速度と同速度で可動ラック４５も昇降する。
すなわち可動ラック４５は油圧シリンダー２１，２２の
ストロークの２倍の距離だけ昇降することになる。
【００３０】その他の構成及び、作用については、第２
実施例と同様であるので、説明を省略する。
実施例と同様であるので、説明を省略する。
【００３１】第１実施例は、樋門、樋管用であり、水深
が高くてシリンダー式開閉機が水に漬かるおそれがある
場合に用いる。
が高くてシリンダー式開閉機が水に漬かるおそれがある
場合に用いる。
【００３２】第２及び第３実施例は、堰用であり、水深
が低く、シリンダー式開閉機まで水が到達しない場合に
用いる。
が低く、シリンダー式開閉機まで水が到達しない場合に
用いる。
【００３３】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ゲー
トを必要揚程上昇させる際に、油圧シリンダーのシリン
ダーロッドを揚程の半分ないしそれ以下のストロークだ
け上昇させればよいので、座屈強度が大きな、ゲートの
揚程と同じ長さのシリンダー長が不要となる。また、油
圧シリンダー開閉装置あるいは可動ラックを収納してい
る上屋の天井は、揚程の半分程度の余裕をもたせた高さ
で済み、従来のように、ゲートの揚程分高くする必要は
なくなる。これにより、上屋の天井を低くでき、また景
観を悪くすることがなくなる。
トを必要揚程上昇させる際に、油圧シリンダーのシリン
ダーロッドを揚程の半分ないしそれ以下のストロークだ
け上昇させればよいので、座屈強度が大きな、ゲートの
揚程と同じ長さのシリンダー長が不要となる。また、油
圧シリンダー開閉装置あるいは可動ラックを収納してい
る上屋の天井は、揚程の半分程度の余裕をもたせた高さ
で済み、従来のように、ゲートの揚程分高くする必要は
なくなる。これにより、上屋の天井を低くでき、また景
観を悪くすることがなくなる。
【図１】 本発明の第１実施例を示す正面図である。
【図２】 要部の拡大正面図である。
【図３】 要部の拡大横断面図である。
【図４】 本発明の第２実施例を示す正面図である。
【図５】 第２実施例の要部の拡大正面図である。
【図６】 図５の側面図である。
【図７】 第２実施例の要部の拡大横断面図である。
【図８】 本発明の第３実施例を示す正面図である。
【図９】 第２実施例の要部の拡大正面図である。
【図１０】 図９の側面図である。
【図１１】 第３実施例の要部の拡大横断面図である。
１ ゲート、２，３ 支持柱、４ 門柱スラブ、５ 油
圧シリンダー式開閉装置、６ シリンダーロッド、７
ピニオン取付用中間架台、８，９ ピニオン、１０，１
１ 固定ラック、１２，１３ 可動ラック棒、１４ 上
屋、１５，１６ガイドローラ、１７ 戸当り、１８，１
９ ローラ、２１，２２ 油圧シリンダー、２３，２４
シリンダーロッド、２５ ピニオン取付用中間架台、
２６，２７ ガイドローラ、２８ 軸、２９ 第１のピ
ニオン、３０ 第２のピニオン、３１ 固定ラック、３
２ 可動ラック、３３，３４ ローラ、４１ ガイドロ
ーラ、４２ ガイドシュー、４３ ピニオン、４４ 固
定ラック、４５ 可動ラック、４６，４７ ローラ
圧シリンダー式開閉装置、６ シリンダーロッド、７
ピニオン取付用中間架台、８，９ ピニオン、１０，１
１ 固定ラック、１２，１３ 可動ラック棒、１４ 上
屋、１５，１６ガイドローラ、１７ 戸当り、１８，１
９ ローラ、２１，２２ 油圧シリンダー、２３，２４
シリンダーロッド、２５ ピニオン取付用中間架台、
２６，２７ ガイドローラ、２８ 軸、２９ 第１のピ
ニオン、３０ 第２のピニオン、３１ 固定ラック、３
２ 可動ラック、３３，３４ ローラ、４１ ガイドロ
ーラ、４２ ガイドシュー、４３ ピニオン、４４ 固
定ラック、４５ 可動ラック、４６，４７ ローラ
Claims (3)
- 【請求項１】 昇降駆動されるゲートの両側の支持柱の
上部の門柱スラブにシリンダーを設置するとともに、同
シリンダーのシリンダーロッドの下部にピニオン取付用
中間架台を設置し、このピニオン取付用中間架台の両側
にピニオンを回転自在に設け、このピニオンの内外の一
方に噛み合う固定ラックを垂直に設置し、前記ピニオン
の内外の他方に噛み合う可動ラック棒の下端を前記ゲー
トに固定したことを特徴とするダブルピニオンシリンダ
ー式開閉機。 - 【請求項２】 昇降駆動されるゲートの両側の支持柱の
外側にピニオン取付用中間架台内の第１及び第２ピニオ
ンを駆動するためのシリンダー式開閉機を設置し、この
シリンダー開閉機と前記ピニオン取付用中間架台の両端
をピン結合し、前記ピニオン取付用中間架台内の左右側
に第１及び第２軸を回転自在に設け、軸上に、固定ラッ
クと噛み合う第１のピニオン及び昇降ラックと噛み合う
第２のピニオンを配置し、この左右側の第１、第２軸と
の回転を同期させるための連結軸を設け、連結軸と第
１、第２軸とをカップリングで結合し、前記昇降ラック
の下端を前記ゲートに固定したことを特徴とするダブル
ピニオンシリンダー式開閉機。 - 【請求項３】 昇降駆動されるゲートの両側の支持柱の
外側にピニオン取付用中間架台内のピニオンを駆動する
ためのシリンダー式開閉機を設置し、このシリンダー開
閉機と前記ピニオン取付用中間架台の両端をピン結合
し、前記ピニオン取付用中間架台内の両側にピニオンを
回転自在に設け、このピニオンの内外の一方に噛み合う
固定ラックを垂直に設置し、前記ピニオンの内外の他方
に噛み合う可動ラック棒の下端を前記ゲートに固定した
ことを特徴とするダブルピニオンシリンダー式開閉機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33702895A JP3658062B2 (ja) | 1994-12-27 | 1995-12-25 | ダブルピニオンシリンダー式開閉機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32496494 | 1994-12-27 | ||
| JP6-324964 | 1994-12-27 | ||
| JP33702895A JP3658062B2 (ja) | 1994-12-27 | 1995-12-25 | ダブルピニオンシリンダー式開閉機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232246A true JPH08232246A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3658062B2 JP3658062B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=26571681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33702895A Expired - Fee Related JP3658062B2 (ja) | 1994-12-27 | 1995-12-25 | ダブルピニオンシリンダー式開閉機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3658062B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452156B1 (ko) * | 2001-03-16 | 2004-10-14 | 광 훈 전 | 전동, 수동 겸용 수문 권양장치 |
| KR100685863B1 (ko) * | 2006-05-03 | 2007-02-22 | 오재욱 | 유압실린더를 이용한 수문 권양장치 |
| KR100725899B1 (ko) * | 2006-01-12 | 2007-06-08 | 강필구 | 차단기용 온/오프 스위치 개폐장치 |
| KR100731186B1 (ko) * | 2006-10-24 | 2007-06-20 | 장태영 | 유압식 랙크 게이트 |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
| CN102498958A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-06-20 | 新疆石河子离合器厂 | 自控仿形棉花打顶机 |
| CN106522172B (zh) * | 2016-11-17 | 2018-10-26 | 河海大学常州校区 | 一种齿轮啮合驱动启闭机及其控制方法 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33702895A patent/JP3658062B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR100685863B1 (ko) * | 2006-05-03 | 2007-02-22 | 오재욱 | 유압실린더를 이용한 수문 권양장치 |
| KR100731186B1 (ko) * | 2006-10-24 | 2007-06-20 | 장태영 | 유압식 랙크 게이트 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3658062B2 (ja) | 2005-06-08 |
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