JPH08231366A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH08231366A JPH08231366A JP7039659A JP3965995A JPH08231366A JP H08231366 A JPH08231366 A JP H08231366A JP 7039659 A JP7039659 A JP 7039659A JP 3965995 A JP3965995 A JP 3965995A JP H08231366 A JPH08231366 A JP H08231366A
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Abstract
し、R2 〜R6 は水素原子又はC1〜C20の炭化水素基
を示し、Xは−O−又は−CO−O−を示す〕で表わさ
れるアミン誘導体及びその酸付加塩から選ばれる一種以
上、及び(B)ハマメリス、ボタン、ショウキョウ及び
センキシから選ばれる植物の抽出物を含有する皮膚外用
剤。 【効果】 皮膚老化防止効果に優れる。
Description
予防・改善、シワ形成の予防・改善等の皮膚老化防止効
果に優れた皮膚外用剤に関する。
健康で美しい肌を保つことが、老若男女を問わず、重大
な関心事となっている。ところが、肌は加齢、更に温
度、湿度、紫外線、化粧品、疾病、ストレス、食習慣等
により微妙な影響を受け、そのため、肌の諸機能(生体
からの水分等の損失を防ぎ、体温の恒常的維持を司どる
機能、外界からの物理的・化学的刺激及び種々の細菌か
らの身体保護機能、皮膚の弾力性を保持し、表面形態を
決定する機能等)の減退、肌の老化など、種々のトラブ
ルが発生する。
環境の変化(季節変化、紫外線等)や加齢や疾患に伴う
生理機能の変動といった生体に作用する体内外の因子に
よる皮膚組織の機能異常に加え、これらにより誘起され
る皮膚肥厚や不全角化等により発生する。
主たる試みとしては、合成あるいは天然の保湿成分の塗
布により皮膚の乾燥を防ぎ皮膚の保湿能を高める方法、
血行促進剤の塗布により血行の促進を改善する方法等が
なされてきた。
無機イオン、ヒアルロン酸等の多糖類等の保湿剤、動植
物抽出液、ビタミン類及びその誘導体、ペプチド、蛋白
質、ヒドロキシ酸等を配合した薬用皮膚外用剤や化粧料
を用いることにより、上記の皮膚トラブルを予防・改善
せんとされてきた。
用しても、その効果は低く、また一時的であり、上記皮
膚トラブルを本質的に予防又は改善させるというもので
はなかった。
は、加齢、乾燥、紫外線等による老化により発生する。
すなわち、乾燥、紫外線等の外界からの物理的・化学的
刺激により表皮の表面形態の変化及び加齢、疾病、スト
レス等による真皮での組織の変性、特にコラーゲン繊維
が大きく失われ真皮の退化、皮下脂肪組織の減少などに
より、皮膚が老化し、これが主にシワ弛緩及び弾力性損
失の原因となる。
制したり、治療したりするために、種々の組成物や方法
が提案されている(特開昭62−185005号公報、
特開昭62−502546号公報、特開平2−7215
7号公報、特開平2−288822号公報等)。しか
し、これらはいずれも、満足のいくシワ改善効果を奏す
るものではなかった。
れの予防・改善効果、シワ形成の予防・改善効果等の皮
膚老化防止効果に優れた皮膚外用剤を提供することにあ
る。
発明者らは、下記一般式(1′)
岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。R
8 、R9 、R10、R11及びR12はそれぞれ水素原子又は
1若しくは2以上の水酸基が置換していてもよい炭素数
1〜10の炭化水素基を示す〕で表わされるアミン誘導
体又はその酸付加塩が、シワの予防・改善効果及び美白
効果を有することを見出し、先に特許出願した(特開平
6−40885号公報)。
防止効果を有する皮膚外用剤の開発が望まれており、本
発明者らは更に研究を行った結果、後記一般式(1)で
表わされるアミン誘導体又はその酸付加塩と、特定の植
物抽出物とを組合わせて用いれば、相剰的に高い皮膚の
老化防止効果を有し、特にシワ形成の予防・改善効果に
優れた皮膚外用剤が得られることを見出し、本発明を完
成した。
(B): (A)一般式(1)
よい炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化
水素基又は炭素数1〜5のヘテロ原子を有する炭化水素
基を示し、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一又
は異なって、水素原子又は水酸基で置換されていてもよ
い炭素数1〜20の炭化水素基を示し、Xは−O−又は
−CO−O−(但し、カルボニル基はR1 と結合する)
を示す〕で表わされるアミン誘導体及びその酸付加塩か
ら選ばれる1種又は2種以上、(B)ハマメリス、ボタ
ン、ショウキョウ及びセンキシから選ばれる植物の抽出
物を含有する皮膚外用剤を提供するものである。
(1)で表わされるアミン誘導体及びその酸付加塩から
選ばれるものである。一般式(1)中、R1 で示される
炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素
基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノ
ナデシル基、イコシル基、ヘニコシル基、ドコシル基、
トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキ
サコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコ
シル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル基、ド
トリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テトラトリ
アコンチル基、ペンタトリアコンチル基、ヘキサトリア
コンチル基、ヘプタトリアコンチル基、オクタトリアコ
ンチル基、ノナトリアコンチル基、テトラコンチル基、
メチル分岐イソステアリル基、2−エチルヘキシル基、
2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメチル−
2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクチル基、
イソプロピル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、
ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、9−オクタ
デセニル基、9,12−オクタデカジエニル基等のアル
ケニル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭化水素基;
フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリル基、ベン
ジル基等の芳香族炭化水素基;コレステリル基等が挙げ
られる。
基で置換されていてもよく、このようなものとしては、
例えばヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒド
ロキシプロピル基、ヒドロキシヘキシル基、2,3−ジ
ヒドロキシプロピル基、2,2−ビス(ヒドロキシメチ
ル)−3−ヒドロキシプロピル基、1,2−ヒドロキシ
ステアリル基等が挙げられる。
を有する炭化水素基のヘテロ原子としては、酸素原子、
窒素原子、硫黄原子、リン原子、フッ素原子等が挙げら
れ、これを有する炭化水素基としてはグリコシル基、カ
ルボキシメチル基、アミノカルボニルメチル基、1−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル基等が挙げられる。
る炭素数1〜20の炭化水素基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、
メチル分岐イソステアリル基、2−エチルヘキシル基、
2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメチル−
2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクチル基、
イソプロピル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、
ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、9−オクタ
デセニル基、9,12−オクタデカジエニル基等のアル
ケニル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭化水素基;
フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリル基、ベン
ジル基等の芳香族炭化水素基等が挙げられる。
基で置換されていてもよく、このようなものとしては、
例えばヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシプロピル基、1,2−ジヒドロキシエチ
ル基、1,2,3−トリヒドロキシプロピル基、1,
2,3−トリヒドロキシブチル基、1,2,3,4−テ
トラヒドロキシブチル基、1,2,3,4−テトラヒド
ロキシペンチル基、1,2,3,4,5−ペンタヒドロ
キシペンチル基等が挙げられる。
は、公知の種々の方法により合成される。例えば、下記
反応式に従って、グリシジルエーテル又はエステル誘導
体(2)にアミン誘導体(3)を付加させることにより
合成される。
R6 及びXは前記と同じ意味を有する〕
(1)は、更に、必要に応じて、常法により酸付加塩と
することができ、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸
塩又はコハク酸、フマル酸、ヘキサデカン酸、オクタデ
カン酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、酒石酸、安息
香酸等の有機酸塩とすることができる。
1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−イソステア
リルオキシ−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシ
エチルアミノ)−3−(12−ヒドロキシステアリルオ
キシ)−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−3−メチルオキシ−2−プロパノールが好
ましい。
体及びその酸付加塩は1種を単独で、又は2種以上を組
み合わせて用いることができ、その配合量は特に制限さ
れないが、全組成中に0.0001〜10重量%、特に
0.0001〜5重量%、更に0.0001〜2重量%
配合するのが好ましい。
物は、ハマメリス、ボタン、ショウキョウ及びセンキシ
から選ばれる植物から得られるものである。
は、例えば、各植物の全草又はその葉、樹皮、根、枝、
花等の1又は2以上の箇所(以下「原体」と称する)を
乾燥し又は乾燥することなく粉砕した後、常温又は加温
下に、溶剤により抽出するか又はソックスレー抽出器等
の抽出器具を用いて抽出することにより得ることができ
る。ここで、使用される溶剤は特に限定されず、例えば
水、メチルアルコール、エチルアルコール等の1級アル
コール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール等の液状多価アルコール、酢酸エチルエステル等
の低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化
水素、エチルエーテル、アセトン等の公知の溶媒が挙げ
られ、これら溶媒は、1種又は2種以上を組合わせて使
用することができる。また、このようにして得られる抽
出液を乾燥して得られる乾燥粉末を用いることもでき
る。原体からの好ましい抽出方法の具体例としては、乾
燥粉砕物100グラムに50v/v%エタノール100
0mlを加え、室温で時々攪拌しながら3日間抽出を行
う。得られた抽出液を濾過し、濾液を5℃で3日間静置
したのち再度濾過して、上澄みを得る。以上のような条
件で得られた植物抽出物は、抽出された溶液のまま用い
ても良いが、更に必要により濃縮、濾過等の処理をした
ものを用いることができる。また、このような植物抽出
物の市販品を用いることもできる。
又は2種以上を組合わせて用いることができ、その配合
量は特に制限されないが、乾燥固形分として、全組成中
に0.0001〜20重量%、特に0.0001〜10
重量%、更に0.0001〜5重量%配合するのが好ま
しい。
用皮膚外用剤と化粧料に大別される。薬用皮膚外用剤と
しては、例えば薬効成分を含有する各種軟膏剤を挙げる
ことができる。ここで、軟膏剤としては、油性基剤をベ
ースとするもの、油/水、水/油型の乳化系基剤をベー
スとするもののいずれであってもよい。また、油性基剤
としては、特に制限はなく、例えば植物油、動物油、合
成油、脂肪酸及び天然又は合成のグリセライド等が挙げ
られる。更に、薬効成分としては、特に制限はなく、例
えば鎮痛消炎剤、鎮痒剤、殺菌消毒剤、収斂剤、皮膚軟
化剤、ホルモン剤等を必要に応じて適宜使用することが
できる。
ば水/油又は油/水型乳化化粧料、クリーム、化粧乳
液、化粧水、油性化粧料、パック剤、口紅、ファンデー
ション、皮膚洗浄剤、ヘアートニック、整髪剤、養毛
剤、育毛剤等の皮膚化粧料とすることができる。
る場合、必須成分の他に化粧料成分として一般に使用さ
れている油剤、界面活性剤、セラミド類、擬セラミド
類、ステロール類、保湿剤、紫外線吸収剤、抗炎症剤、
一重項酸素消去剤又は抗酸化剤、アルコール類、キレー
ト剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料等を任意
に組み合わせて配合することができる。
いが、例えばパルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸
ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、フタル酸ジエチ
ル、乳酸ミリスチル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリ
スチン酸セチル、乳酸セチル、1−イソステアロイル−
3−ミリストイルグリセロール、2−エチルヘキサン酸
セチル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、ミリスチ
ン酸−2−オクチルドデシル、ジ−2−エチルヘキサン
酸ネオペンチルグリコール、オレイン酸−2−オクチル
ドデシル、トリイソステアリン酸グリセロール、ジ−パ
ラメトキシ桂皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセ
リル等のエステル類;2−ヘキシルデカノール、オレイ
ルアルコール、2−オクチルドデカノール、バチルアル
コール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級ア
ルコール、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、固
形パラフィン等の炭化水素;ユーカリ油、ハッカ油、オ
リーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油、
アボガド油、ラノリン、牛脂、豚脂、卵黄脂等の油脂;
その他ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコー
ル、パルミチン酸デキストリン、d−δ−トコフェロー
ル;各種シリコーン誘導体などが用いられる。
いが、ポリオキシエチレン(以下POEと略記)硬化ヒ
マシ油、POEアルキルエーテル、POE分岐アルキル
エーテル、POE脂肪酸エステル、POEグリセリン脂
肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、PO
Eソルビトール脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油ア
ルキル硫酸エステル、POEアルキル硫酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、アルキルリン酸エステ
ル、POEアルキルリン酸エステル、脂肪酸アルカリ金
属塩、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル、アルキルポリグルコシド、ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル、α−モノイソステアリルグリセリ
ルエーテル、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、
POEラウリルエーテルリン酸ナトリウム、エーテル変
性シリコーン等が用いられる。
れたものであっても、また、化学的方法によって合成さ
れたものでもよい。かかる合成法としては、例えば特開
昭59−7118号公報、WO93/22281号等に
記載されている方法を用いることができる。セラミド類
として特に好ましいものとしては、N−オレオイルスフ
ィンゴシン、N−(12−ヒドロキシオクタデカノイ
ル)スフィンゴシン、N−(16−ヒドロキシヘキサデ
カノイル)スフィンゴシン、牛脳セラミド等が挙げられ
る。
一般式(4)
基を示し、R14は炭素数10〜18のアルキル基を示
す〕で表わされるものが好ましく、例えば特開昭62−
228048号公報、特開昭63−216852号公報
等に記載された方法に従って製造することができる。擬
セラミド類として特に好ましいものとしては、N−(3
−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−
2−ヒドロキシエチルヘキサデカナミド、N−(3−ヘ
キサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−
ヒドロキシエチルデカナミド、N−(3−テトラデシロ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシ
エチルデカナミドが挙げられる。
コレステロール誘導体が挙げられ、例えばn−ヘキサデ
セニルコハク酸コレステリルモノエステル、n−オクタ
デセニルコハク酸、コレステリルモノエステル等のアル
ケニルコハク酸コレステリル;コレステロールコレスタ
ノール;イソステアリン酸コレステリル、1,2−ヒド
ロキシステアリン酸コレステリル、デヒドロコレステロ
ール、ラノリン脂肪酸コレステリル、リシノール酸コレ
ステリル等の炭素数12〜36、好ましくは炭素数14
〜28の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基
を有するコレステリルエステルなどが挙げられる。これ
らのうち、コレステロール、アルケニルコハク酸コレス
テリルが好ましい。
酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩、イプシロ
ンアミノカプロン酸及びその塩、アラントイン、塩化リ
ゾチーム、グアイアズレン、サリチル酸メチル、γ−オ
リザノール等が挙げられ;特にグリチルレチン酸、グリ
チルレチン酸ステアリル、アラントイン、イプシロンア
ミノカプロン酸が好ましい。
例えばα−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リ
コピン、クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチ
ン、イソゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチ
ン、クロセチン等のカロチノイド、1,4−ジアザジク
ロオクタン、2,5−ジメチルフラン、2−メチルフラ
ン、2,5−ジフェニルフラン、1,3−ジフェニルイ
ソベンゾフラン、α−トコフェロール、β−トコフェロ
ール、γ−トコフェロール、d−トコフェロール、ヒス
チジン、トリプトファン、メチオニン、アラニン又はそ
のアルキルエステル、ジブチルヒドロキシトルエン、ブ
チルヒドロキシアニソール、アスコルビン酸、タンニン
酸、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガ
レート、エピガロカテキンガレート等のタンニン類、ル
チン等のフラボノイド等が挙げられる。これらのうち、
カロチン、トコフェロール、アスコルビン酸、タンニン
酸、ジブチルヒドロキシトルエン、アラニン、ルチンエ
ピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートが好ま
しい。
が、例えばエタノール等の低級アルコール、セタノー
ル、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の
高級アルコール又は多価アルコールとしてはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、それ以上のポリエチレングリコール類、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、それ以上のポ
リプロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコー
ル類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリグリ
セリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリトー
ル、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン類の
エチレンオキシド(以下、EOと略記)、プロピレンオ
キシド(以下、POと略記)付加物、糖アルコール類の
EO、PO付加物、ガラクトース、フルクトース等の単
糖類とそのEO、PO付加物、マルトース、ラクトース
等の多糖類とそのEO、PO付加物、またポリオキシエ
チレンメチルグルコシド(EO10以上)等のポリオキ
シアルキレンアルキルグリコシドが挙げられる。
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の
金属酸化物、トリエタノールアミン、イソプロパノール
アミン、ジイソプロパノールアミン、L−アルギニン、
L−リジン等の塩基性アミノ酸、尿素、ε−アミノカプ
ロン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、リン酸水素
ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸、乳酸、コ
ハク酸、酒石酸等である。組成物のpHは4〜10の領域
とするのが望ましい。
び成分(B)並びに任意成分を常法に従って混合等する
ことにより製造することができる。
ミン誘導体又はその酸付加塩と成分(B)の特定の植物
抽出物とを併用することにより、相剰的に高い保湿、肌
荒れの予防・改善、シワ形成の予防・改善等の皮膚老化
防止効果が得られるものである。特に、シワ形成の予防
・改善効果に優れるので、シワ形成の予防・改善用の皮
膚外用剤として好適である。
するが、本発明はこれらによって何ら限定されるもので
はない。
50v/v%エタノール1000mlを加え、室温で時々
攪拌しながら3日間抽出を行う。得られた抽出液を濾過
し、濾液を5℃で3日間静置したのち、再度濾過して上
澄みを得、ハマメリス抽出物を得た。
ボタンの根皮の乾燥粉砕物を用いた以外は、製造例1と
同様にして、ボタン抽出物を得た。
ショウガの根茎の乾燥粉砕物を用いた以外は、製造例1
と同様にして、ショウキョウ抽出物を得た。
センキシの全草の乾燥粉砕物を用いた以外は、製造例1
と同様にして、センキシ抽出物を得た。これらの抽出物
は、乾燥固形分が、0.1〜20%含有するよう製造さ
れたものとする。
し、それぞれについてその皮膚老化防止効果を下記の如
く試験した。結果を表3に示す。
(13)〜(15)〕を80℃で加熱溶解したものに、
攪拌しながら80℃に加熱した水相成分〔(11)〜
(12)、(16)〜(19)及び(21)〕を加えて
乳化した後、50℃まで攪拌冷却し、次いで(20)を
加え、更に攪拌しながら室温まで冷却し、O/Wクリー
ムを得た。
ている20〜50才の女性10名を被験者とし、O/W
クリームを2週間塗布する。2週間の塗布が終了した翌
日に、次の項目につき試験を行った。
にて洗顔後、温度20℃、湿度40%の部屋で20分間
安静にした後、角質層の水分含有量を皮膚コンダクタン
スメーター(IBS社製)にて測定した。皮膚コンダク
タンス値の値が小さいほど肌荒れが生じている。結果は
平均値で示した。
し、下記表2に示す基準により判定した。スコアは平均
値で示した。
ヘアレスマウスに生成したシワへのアミン誘導体及び植
物抽出物の作用:ヘアレスマウス(HR/ICR,実験
開始時9週齢)に、東芝健康線用ランプ20SEを6本
使用してUVB光を週3回照射した。エネルギー量はT
OKYOOPTICAL社製のUV−Radiomet
er UVR−305/365Dを用いて測定した。1
回の照射量は1MED以下とし、0.28mW/cm2のエ
ネルギー量で65mJとした。照射期間は20週間で、ヘ
アレスマウス背部にシワが形成されていることを確認し
た後、8匹ずつの群に分け、O/Wクリームを週5回、
6週間塗布した。塗布後、シワの度合を肉眼により、下
記の基準(シワ指数)で評価し、平均値で示した。
より製造した。得られたクリームは皮膚老化防止効果に
優れるものであった。
(10)〜(11)〕を80℃に加熱溶解したものに、
水相成分〔(9)及び(12)〜(15)〕を均一にな
るよう混合し、50℃に攪拌冷却した後、(8)を均一
に混合して、保湿サンスクリーンクリームを得た。
と同様にして製造した。得られたクリームは皮膚老化防
止効果に優れるものであった。
した。得られた保湿エッセンスは皮膚老化防止効果に優
れるものであった。
3)を均一に攪拌溶解させ、(10)を加えて均一に分
散させる。更に(11)を加え、保湿エッセンスを得
た。
て製造した。得られたエッセンスは皮膚老化防止効果に
優れるものであった。
した。得られたファンデーションクリームは皮膚老化防
止効果に優れたものであった。
(8)〕を80℃で加熱溶解したものに、攪拌しながら
80℃に加熱した水相成分〔(9)、(16)、(1
7)及び(19)〕を加えて乳化した後、50℃まで攪
拌冷却後(7)、(10)〜(15)及び(18)を加
え、更に攪拌しながら室温まで冷却し、油性ファンデー
ションクリームを得た。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は水酸基で置換されていてもよい炭素数1
〜40の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基又は炭
素数1〜5のヘテロ原子を有する炭化水素基を示し、R
2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一又は異なって、
水素原子又は水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜
20の炭化水素基を示し、Xは−O−又は−CO−O−
(但し、カルボニル基はR1 と結合する)を示す〕で表
わされるアミン誘導体及びその酸付加塩から選ばれる1
種又は2種以上、(B)ハマメリス、ボタン、ショウキ
ョウ及びセンキシから選ばれる植物の抽出物を含有する
皮膚外用剤。 - 【請求項2】 成分(A)を0.0001〜10重量
%、成分(B)を乾燥固形分として0.0001〜20
重量%含有する請求項1記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03965995A JP3512890B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 皮膚老化防止用外用剤 |
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