JPH08231162A - エレベータ - Google Patents
エレベータInfo
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- JPH08231162A JPH08231162A JP3716295A JP3716295A JPH08231162A JP H08231162 A JPH08231162 A JP H08231162A JP 3716295 A JP3716295 A JP 3716295A JP 3716295 A JP3716295 A JP 3716295A JP H08231162 A JPH08231162 A JP H08231162A
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- Japan
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- car
- hoistway
- air
- elevator
- pipe
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】かごの重量を減らし、保守・点検を容易に行う
ことがでるエレベータを得ること。 【構成】昇降路3の上端の機械室7に空調機器5を設置
する。この空調機器5とかご2との間をナイロン製の排
気管4Aと吸気管4Bで接続する。空調機器5から吐出
した冷却空気は、吸気管4Bを経てかご2の内部に供給
する。かご2の下部には、吸気管4Bから供給された冷
却空気をかご2の内部に送り込む送風機6Bを設ける。
かご2の側面には、ダクト8を形成し、冷却空気は、こ
のダクト8からかご2の内部の天井部の下部に導く、か
ご2の天井部の下部には、送風機9を設け、かご2の下
部には、かごの内部で暖められた空気を排出する送風機
6Aを設ける。
ことがでるエレベータを得ること。 【構成】昇降路3の上端の機械室7に空調機器5を設置
する。この空調機器5とかご2との間をナイロン製の排
気管4Aと吸気管4Bで接続する。空調機器5から吐出
した冷却空気は、吸気管4Bを経てかご2の内部に供給
する。かご2の下部には、吸気管4Bから供給された冷
却空気をかご2の内部に送り込む送風機6Bを設ける。
かご2の側面には、ダクト8を形成し、冷却空気は、こ
のダクト8からかご2の内部の天井部の下部に導く、か
ご2の天井部の下部には、送風機9を設け、かご2の下
部には、かごの内部で暖められた空気を排出する送風機
6Aを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は、従来のエレベータの一例
を示す図である。図5において、図示しない昇降路の上
端に形成された機械室の巻上機から垂設された主索34に
は、かご2が懸架されている。このかご2は、かご2の
上梁に横設された上梁35に対して、図示しない圧縮コイ
ルばねを介して、主索34に懸架されている。
を示す図である。図5において、図示しない昇降路の上
端に形成された機械室の巻上機から垂設された主索34に
は、かご2が懸架されている。このかご2は、かご2の
上梁に横設された上梁35に対して、図示しない圧縮コイ
ルばねを介して、主索34に懸架されている。
【0003】かご2の上部には、空調機を構成するコン
プレッサ25が載置されている。かご2の内部には、空調
機の熱交換器26が設けられている。
プレッサ25が載置されている。かご2の内部には、空調
機の熱交換器26が設けられている。
【0004】かご2の内部から乗り場側を見た図5にお
いては、右側の袖側板36Bには、かご操作盤31が縦に設
けられ、このかご操作盤31の左側には、両開き2枚戸形
のかご戸32が懸架されている。
いては、右側の袖側板36Bには、かご操作盤31が縦に設
けられ、このかご操作盤31の左側には、両開き2枚戸形
のかご戸32が懸架されている。
【0005】左側のかご戸32の更に左側には、袖側板36
Aが立設され、この袖側板36Aと右側袖側板36Bの上部
の間には、幕板37が横に設けられている。さらに、かご
2の上部には、天井照明33が横に設けられている。
Aが立設され、この袖側板36Aと右側袖側板36Bの上部
の間には、幕板37が横に設けられている。さらに、かご
2の上部には、天井照明33が横に設けられている。
【0006】前述したコンプレッサ25と熱交換器26との
間は、一対の接続管27で接続されている。コンプレッサ
25の左側下部には、排水管28の上端が接続され、この排
水管28は、かご2の左側に沿ってかご2の下端に配設さ
れ、かご2の下部に取り付けられたドレンタンク29ら接
続されている。このドレンタンク29の下方には、昇降路
の下部のピットに設置される受皿30が示されている。
間は、一対の接続管27で接続されている。コンプレッサ
25の左側下部には、排水管28の上端が接続され、この排
水管28は、かご2の左側に沿ってかご2の下端に配設さ
れ、かご2の下部に取り付けられたドレンタンク29ら接
続されている。このドレンタンク29の下方には、昇降路
の下部のピットに設置される受皿30が示されている。
【0007】このように構成されたエレベータにおいて
は、夏季においては、空調機のコンプレッサ25が駆動さ
れ、このコンプレッサ25から接続管27を介して供給され
た冷媒が熱交換器26で気化する。
は、夏季においては、空調機のコンプレッサ25が駆動さ
れ、このコンプレッサ25から接続管27を介して供給され
た冷媒が熱交換器26で気化する。
【0008】すると、この熱交換器26に収納された送風
機26aによって矢印C1に示すように右側に吐き出され
た冷気は、かご2の内部で上昇した後、矢印C2に示す
ようにかご2の上部に上昇し、さらに、矢印C3に示す
ように右に流れて、熱交換器26で再び冷却される。
機26aによって矢印C1に示すように右側に吐き出され
た冷気は、かご2の内部で上昇した後、矢印C2に示す
ようにかご2の上部に上昇し、さらに、矢印C3に示す
ように右に流れて、熱交換器26で再び冷却される。
【0009】一方、コンプレッサ25で凝縮した水分によ
る水は、排水管28を経てドレンタンク29に流下し、この
ドレンタンク29に貯留される。この貯留された水は、昇
降路の最下階に降下したかごから、受皿30に放出され
る。
る水は、排水管28を経てドレンタンク29に流下し、この
ドレンタンク29に貯留される。この貯留された水は、昇
降路の最下階に降下したかごから、受皿30に放出され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
かごが構成されたエレベータにおいては、熱交換器26の
占める空間のために、かご2の室内の高さを増やさなけ
ればならない。しかも、天井部の意匠上の制約から、熱
交換器26の外形は制約される。
かごが構成されたエレベータにおいては、熱交換器26の
占める空間のために、かご2の室内の高さを増やさなけ
ればならない。しかも、天井部の意匠上の制約から、熱
交換器26の外形は制約される。
【0011】一方、かご2の上部にはかご戸32を駆動す
る電動機や減速機が載置されているので、コンプレッサ
25の取付のためにこれらの機器が錯綜して、保守・点検
の作業性が低下する。さらに、ドレンタンク29に貯留さ
れた水の排水設備も、ピットに施設しなければならな
い。
る電動機や減速機が載置されているので、コンプレッサ
25の取付のためにこれらの機器が錯綜して、保守・点検
の作業性が低下する。さらに、ドレンタンク29に貯留さ
れた水の排水設備も、ピットに施設しなければならな
い。
【0012】また、かごの上部に載置されたコンプレッ
サ25や熱交換器26のために、かご2の高さが増えるだけ
でなく、かごの強度も必要となり重量も増加するので、
それに比例して、巻上機の定格も上げなければならなく
なる。そこで、本発明の目的は、かごの重量を減らし、
保守・点検を容易に行うことのできるエレベータを得る
ことである。
サ25や熱交換器26のために、かご2の高さが増えるだけ
でなく、かごの強度も必要となり重量も増加するので、
それに比例して、巻上機の定格も上げなければならなく
なる。そこで、本発明の目的は、かごの重量を減らし、
保守・点検を容易に行うことのできるエレベータを得る
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
エレベータは、昇降路の上端の機械室に設置された冷却
装置と、この冷却装置に片側が接続され他側が昇降路に
懸架されたかごに接続される接続管と、冷却装置から吐
出される冷却空気を接続管を介してかごに供給する送風
機を備えたことを特徴とする。
エレベータは、昇降路の上端の機械室に設置された冷却
装置と、この冷却装置に片側が接続され他側が昇降路に
懸架されたかごに接続される接続管と、冷却装置から吐
出される冷却空気を接続管を介してかごに供給する送風
機を備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項2に記載の発明のエレベータ
は、昇降路の上端の機械室に設置された冷媒圧縮機と、
この冷媒圧縮機に片側が接続され他側が昇降路に懸架さ
れたかごに接続される接続管と、かごに搭載され接続管
を介して供給される冷媒でかごの内部の空気を冷却する
熱交換器を備えたことを特徴とする。
は、昇降路の上端の機械室に設置された冷媒圧縮機と、
この冷媒圧縮機に片側が接続され他側が昇降路に懸架さ
れたかごに接続される接続管と、かごに搭載され接続管
を介して供給される冷媒でかごの内部の空気を冷却する
熱交換器を備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項3に記載の発明のエレベータ
は、建物に設けられた昇降路に垂下され片側が建物の冷
却装置に接続され他側が昇降路に懸架されたかごに接続
される接続管と、冷却装置から吐出される冷却空気を接
続管を介してかごに供給する送風機を備えたことを特徴
とする。
は、建物に設けられた昇降路に垂下され片側が建物の冷
却装置に接続され他側が昇降路に懸架されたかごに接続
される接続管と、冷却装置から吐出される冷却空気を接
続管を介してかごに供給する送風機を備えたことを特徴
とする。
【0016】また、請求項4に記載の発明のエレベータ
は、かごの内部の温度を検出する温度検出器をかごの内
部に設けたことを特徴とする。また、請求項5に記載の
発明のエレベータは、かごの内部の空気をかごの底部か
ら接続管に排出する排気ファンを設けたことを特徴とす
る。さらに、請求項6に記載の発明のエレベータは、接
続管に断熱材を巻き付けたことを特徴とする。
は、かごの内部の温度を検出する温度検出器をかごの内
部に設けたことを特徴とする。また、請求項5に記載の
発明のエレベータは、かごの内部の空気をかごの底部か
ら接続管に排出する排気ファンを設けたことを特徴とす
る。さらに、請求項6に記載の発明のエレベータは、接
続管に断熱材を巻き付けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】このような手段によるエレベータにおいては、
かごの上部に冷却装置を搭載することなくかごの内部を
冷却することができ、かごの重量を軽減することができ
る。また、かごの上部の機器の配置の錯綜を避けること
ができるので、保守・点検が容易となる。
かごの上部に冷却装置を搭載することなくかごの内部を
冷却することができ、かごの重量を軽減することができ
る。また、かごの上部の機器の配置の錯綜を避けること
ができるので、保守・点検が容易となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のエレベータの一実施例を図面
を参照して説明する。図1(a)は、本発明エレベータ
の第1の実施例を示す部分概略図で、昇降路の上部のみ
を示す図である。また図1(b)は、図1で示したかご
2の縦断面概略説明図である。
を参照して説明する。図1(a)は、本発明エレベータ
の第1の実施例を示す部分概略図で、昇降路の上部のみ
を示す図である。また図1(b)は、図1で示したかご
2の縦断面概略説明図である。
【0019】図1(a)において、昇降路3の上端に形
成された機械室7には、左側に対して巻上機1が載置さ
れている。この巻上機1の上部から左側に突き出して設
けられたシーブ12には、主索34の上端が巻装されてい
る。
成された機械室7には、左側に対して巻上機1が載置さ
れている。この巻上機1の上部から左側に突き出して設
けられたシーブ12には、主索34の上端が巻装されてい
る。
【0020】この主索34は、昇降路3を垂下して、片側
にはかご2が懸架され、主索34の他側には、図示しない
つり合いおもりが懸架されている。昇降路3には、この
昇降路3を上下に昇降するかごとつり合いおもりを案内
する一対のガイドレールが設けられている。
にはかご2が懸架され、主索34の他側には、図示しない
つり合いおもりが懸架されている。昇降路3には、この
昇降路3を上下に昇降するかごとつり合いおもりを案内
する一対のガイドレールが設けられている。
【0021】一方、機械室7の右側には、コンプレッサ
と熱交換器が収納された空調機器5がH形鋼で製作され
たベースを介して設置されている。この空調機器5の右
側下部には、排水管13が接続されている。
と熱交換器が収納された空調機器5がH形鋼で製作され
たベースを介して設置されている。この空調機器5の右
側下部には、排水管13が接続されている。
【0022】この空調機器5の左側の上部には、空調機
器5から吐出される冷却空気の排気口11Bが形成され、
この排気口11Bの下部には、この排気口11Bからかご2
に供給された冷却空気が還流する吸気口11Aが形成さ
れ、これらの排気口11Bと吸気口11Aには、それぞれ空
圧継手が螺合されている。
器5から吐出される冷却空気の排気口11Bが形成され、
この排気口11Bの下部には、この排気口11Bからかご2
に供給された冷却空気が還流する吸気口11Aが形成さ
れ、これらの排気口11Bと吸気口11Aには、それぞれ空
圧継手が螺合されている。
【0023】これらの吸気口11Aと排気口11Bには、ナ
イロン材から製作された排気管4Aと吸気管4Bの上端
がそれぞれ接続されている。これらの排気管4Aと吸気
管4Bは、昇降路3を垂下して、U字状に折曲し、かご
2の床枠の下部に接続されている。
イロン材から製作された排気管4Aと吸気管4Bの上端
がそれぞれ接続されている。これらの排気管4Aと吸気
管4Bは、昇降路3を垂下して、U字状に折曲し、かご
2の床枠の下部に接続されている。
【0024】図1(b)は、かご2の内部の冷却空気の
流れを示す説明図である。図1(b)においては、かご
2の天井部には、送風機9が水平に取り付けられてい
る。かご2の右側には、吸気用ダクト8が形成されてい
る。かご2の右側下端には、吸気用の送風機6Bが収納
されている。
流れを示す説明図である。図1(b)においては、かご
2の天井部には、送風機9が水平に取り付けられてい
る。かご2の右側には、吸気用ダクト8が形成されてい
る。かご2の右側下端には、吸気用の送風機6Bが収納
されている。
【0025】この送風機6Bの左側下部には、隔壁を介
して排気用の送風機6Aが取り付けられている。この送
風機6Aの上部には、かご2の内部からこの送風機6A
で吸入される空気の温度を検出する検出器が取り付けら
れている。
して排気用の送風機6Aが取り付けられている。この送
風機6Aの上部には、かご2の内部からこの送風機6A
で吸入される空気の温度を検出する検出器が取り付けら
れている。
【0026】このうち、送風機6Bの下部に形成された
吸気口には、前述した吸気管4Bの端部が図示しない継
手を介して接続されている。同じく、送風機6Aの下部
に形成された排気口には、図示しない継手を介して排気
管4Aが接続されている。かご2のかご床には、排気口
10が形成されている。排気管4Aと吸気管4Bには、ナ
イロン材の管の内部に対して、ピアノ線から製作された
コイ状のばねが挿入されている。
吸気口には、前述した吸気管4Bの端部が図示しない継
手を介して接続されている。同じく、送風機6Aの下部
に形成された排気口には、図示しない継手を介して排気
管4Aが接続されている。かご2のかご床には、排気口
10が形成されている。排気管4Aと吸気管4Bには、ナ
イロン材の管の内部に対して、ピアノ線から製作された
コイ状のばねが挿入されている。
【0027】このように構成されたエレベータにおいて
は、空調機器5から吐出された冷却空気は、吸気管4A
の内部に図1(a)の矢印A1で示すように送り込まれ
る。この冷却空気は、吸気管4Aの内部を流下し、図1
(b)の矢印に示すように、送風機6Bによって吸入さ
れ、矢印A2に示すように吸気用ダクト8の内部を上昇
する。
は、空調機器5から吐出された冷却空気は、吸気管4A
の内部に図1(a)の矢印A1で示すように送り込まれ
る。この冷却空気は、吸気管4Aの内部を流下し、図1
(b)の矢印に示すように、送風機6Bによって吸入さ
れ、矢印A2に示すように吸気用ダクト8の内部を上昇
する。
【0028】この上昇した冷却空気は、図1(b)の矢
印A3に示すように更に上昇して、送風機9によってか
ご2の室内に吐出される。このかご2の室内に吐出さ
れ、乗客によって温度が上昇した冷却空気は、図1
(b)の矢印A5に示すように排気口10から送風機6A
によって吸入された後、矢印A6に示すように排気管4
Aの内部に送りこまれる。
印A3に示すように更に上昇して、送風機9によってか
ご2の室内に吐出される。このかご2の室内に吐出さ
れ、乗客によって温度が上昇した冷却空気は、図1
(b)の矢印A5に示すように排気口10から送風機6A
によって吸入された後、矢印A6に示すように排気管4
Aの内部に送りこまれる。
【0029】すると、この冷却空気は、図1(a)の矢
印A7に示すように更に上昇し、空調機器5に還流さ
れ、この空調機器5の熱交換器によって冷却された後、
再び排気口11Bから吐出される。
印A7に示すように更に上昇し、空調機器5に還流さ
れ、この空調機器5の熱交換器によって冷却された後、
再び排気口11Bから吐出される。
【0030】以下、順に吸気管4Bからかご2の内部
へ、さらに、このかご2の内部から排気管4Aを経た冷
却空気は、空調機器5に還流し、かご2の内部は所定の
温度に冷却される。
へ、さらに、このかご2の内部から排気管4Aを経た冷
却空気は、空調機器5に還流し、かご2の内部は所定の
温度に冷却される。
【0031】このようにかご2の内部が冷却されるエレ
ベータにおいては、かご2の内部の温度が夏季の早朝な
どにおいて低くなると、前述した温度検出器から出力さ
れた信号によって、エレベータの制御盤の内部の空調制
御回路が動作し、送風機6A,6B,9を停止するとと
もに、空調機器5のコンプレッサも停止する。
ベータにおいては、かご2の内部の温度が夏季の早朝な
どにおいて低くなると、前述した温度検出器から出力さ
れた信号によって、エレベータの制御盤の内部の空調制
御回路が動作し、送風機6A,6B,9を停止するとと
もに、空調機器5のコンプレッサも停止する。
【0032】また、かご2が昇降路3を昇降するときに
は、排気管4Aと吸気管4Bは、かご2に接続された図
示しないテールコードと同様に下端においてU字状に湾
曲させることで、かご2の昇降制御を阻害することはな
い。
は、排気管4Aと吸気管4Bは、かご2に接続された図
示しないテールコードと同様に下端においてU字状に湾
曲させることで、かご2の昇降制御を阻害することはな
い。
【0033】むしろ、かご2の上部に対して、従来のか
ごのように、空調機を搭載する必要がなく、それだけで
かご2が軽量となるので、巻上機の定格を下げることが
でき、かごの制御性を上げることもできる。
ごのように、空調機を搭載する必要がなく、それだけで
かご2が軽量となるので、巻上機の定格を下げることが
でき、かごの制御性を上げることもできる。
【0034】なお、上記実施例において、空調機器5か
らかご2に供給される冷却空気の温度がかご2に達する
間に上昇することを防ぐために、排気管4Aと吸気管4
Bの外周には、スポンジ状に発泡した断熱材を巻き付け
てもよい。
らかご2に供給される冷却空気の温度がかご2に達する
間に上昇することを防ぐために、排気管4Aと吸気管4
Bの外周には、スポンジ状に発泡した断熱材を巻き付け
てもよい。
【0035】次に、図2(a)は、図1(b)で示した
吸入管4B及び排気管4Aとかご2の底部の接続部を示
す部分拡大詳細図、図2(b)は、図2(a)の拡大詳
細図である。
吸入管4B及び排気管4Aとかご2の底部の接続部を示
す部分拡大詳細図、図2(b)は、図2(a)の拡大詳
細図である。
【0036】図2(a),(b)において、かご2の下
端に溶接された接続管2aの外周には、略凸字状の継手
14が挿入され、接続管2aの外周と気密に溶接されてい
る。この継手14の下部のつば部14aには、締付用の穴14
bが60°間隔に形成されている。
端に溶接された接続管2aの外周には、略凸字状の継手
14が挿入され、接続管2aの外周と気密に溶接されてい
る。この継手14の下部のつば部14aには、締付用の穴14
bが60°間隔に形成されている。
【0037】一方、このかご2の下部に接続された排気
管4Aの上端には、円筒状の中央部にフランジ15aが形
成された継手管15が挿入され、排気管4Aに接着材で固
定されている。この継手管15の外径は、継手14の内径に
嵌合するように加工され、フランジ15aには、穴14aと
対向する位置に対し、同じく、締付穴15bが形成されて
いる。
管4Aの上端には、円筒状の中央部にフランジ15aが形
成された継手管15が挿入され、排気管4Aに接着材で固
定されている。この継手管15の外径は、継手14の内径に
嵌合するように加工され、フランジ15aには、穴14aと
対向する位置に対し、同じく、締付穴15bが形成されて
いる。
【0038】上側の継手14と下側の継手管15は、これら
に形成された締付穴14a,15bに挿入された、図2
(a)で示すボルト19とナット20で互いに締め付けられ
ている。したがって、保守・点検や交換作業のときに
は、ボルト19を緩めることで、容易に排気管4Aを吸気
管4Bを取り外し、取り付け可能となっている。
に形成された締付穴14a,15bに挿入された、図2
(a)で示すボルト19とナット20で互いに締め付けられ
ている。したがって、保守・点検や交換作業のときに
は、ボルト19を緩めることで、容易に排気管4Aを吸気
管4Bを取り外し、取り付け可能となっている。
【0039】図3は、昇降路における排気管4Aと吸気
管4Bの固定状態を示し、これらの排気管4Aと吸気管
4Bは、1.5 m程度の間隔でテープ2で束ねられる。
管4Bの固定状態を示し、これらの排気管4Aと吸気管
4Bは、1.5 m程度の間隔でテープ2で束ねられる。
【0040】次に、図4は、コンプレッサ25を機械室7
に設備し、熱交換器をかご2の上部に組み込んだ例を示
す。この場合には、コンプレッサ25とかご2を接続する
パイプは、1本だけとなるので、接続管26の配設作業が
容易となる利点がある。
に設備し、熱交換器をかご2の上部に組み込んだ例を示
す。この場合には、コンプレッサ25とかご2を接続する
パイプは、1本だけとなるので、接続管26の配設作業が
容易となる利点がある。
【0041】また、上記実施例では、かごに供給する冷
却空気又は冷媒の供給源を昇降路の上端の機械室に設け
て、各かごを個別に冷却した例で説明したが、複数のか
ごを1台の空調機器で冷却してもよく、さらに、エレベ
ータが設置されたビルの内部を冷却する共通の空調装置
を供給源としてもよい。この場合には、冷却装置を昇降
路の機械室に設置した場合に比べて、冷却装置の効率が
向上する利点がある。
却空気又は冷媒の供給源を昇降路の上端の機械室に設け
て、各かごを個別に冷却した例で説明したが、複数のか
ごを1台の空調機器で冷却してもよく、さらに、エレベ
ータが設置されたビルの内部を冷却する共通の空調装置
を供給源としてもよい。この場合には、冷却装置を昇降
路の機械室に設置した場合に比べて、冷却装置の効率が
向上する利点がある。
【0042】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
昇降路の上端の機械室に設置された冷却装置と、この冷
却装置に片側が接続され他側が昇降路に懸架されたかご
に接続される接続管と、冷却装置から吐出される冷却空
気を接続管を介してかごに供給する送風機を備えること
で、かごの上部に冷却装置を搭載することなくかごの内
部を冷却し、かごの重量を軽減するとともに、かごの上
部の機器の配置の錯綜を回避したので、保守・点検を容
易に行うことのできるエレベータを得ることである。
昇降路の上端の機械室に設置された冷却装置と、この冷
却装置に片側が接続され他側が昇降路に懸架されたかご
に接続される接続管と、冷却装置から吐出される冷却空
気を接続管を介してかごに供給する送風機を備えること
で、かごの上部に冷却装置を搭載することなくかごの内
部を冷却し、かごの重量を軽減するとともに、かごの上
部の機器の配置の錯綜を回避したので、保守・点検を容
易に行うことのできるエレベータを得ることである。
【0043】また、請求項2に記載の発明によれば、昇
降路の上端の機械室に設置された冷媒圧縮機と、この冷
媒圧縮機に片側が接続され他側が昇降路に懸架されたか
ごに接続される接続管と、かごに搭載され接続管を介し
て供給される冷媒でかごの内部の空気を冷却する熱交換
器を備えることで、かごの上部に冷却装置を搭載するこ
となくかごの内部を冷却し、かごの重量を軽減するとと
もに、かごの上部の機器の配置の錯綜を回避したので、
保守・点検を容易に行うことのできるエレベータを得る
ことができる。
降路の上端の機械室に設置された冷媒圧縮機と、この冷
媒圧縮機に片側が接続され他側が昇降路に懸架されたか
ごに接続される接続管と、かごに搭載され接続管を介し
て供給される冷媒でかごの内部の空気を冷却する熱交換
器を備えることで、かごの上部に冷却装置を搭載するこ
となくかごの内部を冷却し、かごの重量を軽減するとと
もに、かごの上部の機器の配置の錯綜を回避したので、
保守・点検を容易に行うことのできるエレベータを得る
ことができる。
【0044】また、請求項3に記載の発明によれば、建
物に設けられた昇降路に垂下され片側が建物の冷却装置
に接続され他側が昇降路に懸架されたかごに接続される
接続管を備え、冷却装置から吐出される冷却空気を接続
管を介してかごに供給する送風機を備えることで、かご
の上部に冷却装置を搭載することなくかごの内部を冷却
し、かごの重量を軽減するとともに、かごの上部の機器
の配置の錯綜を回避したので、保守・点検を容易に行う
ことのできるエレベータを得ることができる。
物に設けられた昇降路に垂下され片側が建物の冷却装置
に接続され他側が昇降路に懸架されたかごに接続される
接続管を備え、冷却装置から吐出される冷却空気を接続
管を介してかごに供給する送風機を備えることで、かご
の上部に冷却装置を搭載することなくかごの内部を冷却
し、かごの重量を軽減するとともに、かごの上部の機器
の配置の錯綜を回避したので、保守・点検を容易に行う
ことのできるエレベータを得ることができる。
【0045】また、請求項4に記載の発明によれば、か
ごの内部の温度を検出する温度検出器をかごの内部に設
けることで、かごの上部に冷却装置を搭載することなく
かごの内部を冷却し、かごの重量を軽減するとともに、
かごの上部の機器の配置の錯綜を回避したので、保守・
点検を容易に行うことのできるエレベータを得ることが
できる。
ごの内部の温度を検出する温度検出器をかごの内部に設
けることで、かごの上部に冷却装置を搭載することなく
かごの内部を冷却し、かごの重量を軽減するとともに、
かごの上部の機器の配置の錯綜を回避したので、保守・
点検を容易に行うことのできるエレベータを得ることが
できる。
【0046】また、請求項5に記載の発明によれば、か
ごの内部の空気をかごの底部から接続管に排出する排気
ファンを設けることで、かごの上部に冷却装置を搭載す
ることなくかごの内部を冷却し、かごの重量を軽減する
とともに、かごの上部の機器の配置の錯綜を回避したの
で、保守・点検を容易に行うことのできるエレベータを
得ることができる。
ごの内部の空気をかごの底部から接続管に排出する排気
ファンを設けることで、かごの上部に冷却装置を搭載す
ることなくかごの内部を冷却し、かごの重量を軽減する
とともに、かごの上部の機器の配置の錯綜を回避したの
で、保守・点検を容易に行うことのできるエレベータを
得ることができる。
【0047】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
接続管に断熱材を巻き付けることで、かごの上部に冷却
装置を搭載することなくかごの内部を冷却し、かごの重
量を軽減するとともに、かごの上部の機器の配置の錯綜
を避けたので、保守・点検を容易に行うことのできるエ
レベータを得ることができる。
接続管に断熱材を巻き付けることで、かごの上部に冷却
装置を搭載することなくかごの内部を冷却し、かごの重
量を軽減するとともに、かごの上部の機器の配置の錯綜
を避けたので、保守・点検を容易に行うことのできるエ
レベータを得ることができる。
【図1】本発明のエレベータの第1の実施例を示す図
で、(a)は昇降路の縦断面図、(b)は(a)の部分
拡大説明図。
で、(a)は昇降路の縦断面図、(b)は(a)の部分
拡大説明図。
【図2】(a)は、図1(a)の部分拡大図、(b)は
(a)の部分拡大縦断面図。
(a)の部分拡大縦断面図。
【図3】図1(a)の部分拡大詳細図。
【図4】本発明のエレベータの第2の実施例を示す図
で、(a)は昇降路の縦断面図、(b)は(a)の部分
拡大説明図。
で、(a)は昇降路の縦断面図、(b)は(a)の部分
拡大説明図。
【図5】(a)は、従来のエレベータの一例を示す縦断
面図、(b)は、従来のエレベータが設置された昇降路
のピットの一部を示す図。
面図、(b)は、従来のエレベータが設置された昇降路
のピットの一部を示す図。
1…巻上機、2…かご、3…昇降路、4A…排気管、4
B…吸気管、5…空調機器、6A,6B,9…送風機、
7…機械室、8…吸気用ダクト、10…排気口、11A…吸
気口、11B…排気口、12…シーブ、13…排水管、14…継
手、15…継手管、16…パッキン、23…テープ、25…コン
プレッサ、26…接続管、34…主索。
B…吸気管、5…空調機器、6A,6B,9…送風機、
7…機械室、8…吸気用ダクト、10…排気口、11A…吸
気口、11B…排気口、12…シーブ、13…排水管、14…継
手、15…継手管、16…パッキン、23…テープ、25…コン
プレッサ、26…接続管、34…主索。
Claims (6)
- 【請求項1】 昇降路の上端の機械室に設置された冷却
装置と、この冷却装置に片側が接続され他側が前記昇降
路に懸架されたかごに接続される接続管と、前記冷却装
置から吐出される冷却空気を前記接続管を介して前記か
ごに供給する送風機を備えたエレベータ。 - 【請求項2】 昇降路の上端の機械室に設置された冷媒
圧縮機と、この冷媒圧縮機に片側が接続され他側が前記
昇降路に懸架されたかごに接続される接続管と、前記か
ごに搭載され前記接続管を介して供給される前記冷媒で
前記かごの内部の空気を冷却する熱交換器を備えたエレ
ベータ。 - 【請求項3】 建物に設けられた昇降路に垂下され片側
が前記建物の冷却装置に接続され他側が前記昇降路に懸
架されたかごに接続される接続管と、前記冷却装置から
吐出される冷却空気を前記接続管を介して前記かごに供
給する送風機とを備えたエレベータ。 - 【請求項4】 かごの内部の温度を検出する温度検出器
を前記かごの内部に設けたことを特徴とする請求項1,
2又は請求項3に記載のエレベータ。 - 【請求項5】 かごの内部の空気を前記かごの底部から
接続管に排出する排気ファンを設けたことを特徴とする
請求項1,2又は請求項3に記載のエレベータ。 - 【請求項6】 接続管に断熱材を巻き付けたことを特徴
とする請求項1,2又は請求項3に記載のエレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3716295A JPH08231162A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3716295A JPH08231162A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | エレベータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08231162A true JPH08231162A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12489909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3716295A Pending JPH08231162A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | エレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08231162A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100351580C (zh) * | 2005-12-12 | 2007-11-28 | 南京航空航天大学 | 外置机组送风式电梯空调系统 |
CN106276517A (zh) * | 2016-11-02 | 2017-01-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电梯空调 |
CN111977490A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-11-24 | 施磊 | 一种电梯故障用环境改良系统 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP3716295A patent/JPH08231162A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100351580C (zh) * | 2005-12-12 | 2007-11-28 | 南京航空航天大学 | 外置机组送风式电梯空调系统 |
CN106276517A (zh) * | 2016-11-02 | 2017-01-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电梯空调 |
CN106276517B (zh) * | 2016-11-02 | 2018-11-30 | 珠海格力电器股份有限公司 | 电梯空调 |
CN111977490A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-11-24 | 施磊 | 一种电梯故障用环境改良系统 |
CN111977490B (zh) * | 2020-09-15 | 2021-07-02 | 安徽共团建筑工程有限公司 | 一种电梯故障用环境改良系统 |
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