JP2812597B2 - エレベータの空調装置 - Google Patents

エレベータの空調装置

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JP2812597B2
JP2812597B2 JP4006818A JP681892A JP2812597B2 JP 2812597 B2 JP2812597 B2 JP 2812597B2 JP 4006818 A JP4006818 A JP 4006818A JP 681892 A JP681892 A JP 681892A JP 2812597 B2 JP2812597 B2 JP 2812597B2
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JP
Japan
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hoistway
air
cooling unit
air conditioner
elevator
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JP4006818A
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浩司 有水
義博 大平
国寿 斎藤
次夫 半田
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷気を供給する冷房ユ
ニットを備えたエレベータの空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平1−236187号
公報に記載されているように、冷媒を圧縮する圧縮機
と、圧縮により高温となった冷媒蒸気を冷却する凝縮器
(いわゆる室外機)と、昇降路内の空気を冷媒により冷
却し、冷風を乗かごに送り込む蒸発器(いわゆる室内
機)とからなる冷房ユニットを乗かご上部に備えたエレ
ベータの空調装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のエレベータの空調装置では、乗かご上部に設置され
る冷房ユニットの凝縮器より圧縮熱が昇降路内に放出さ
れ、しかも昇降路内がほぼ密閉された状態にあるので、
この昇降路内の空気が高温となって蒸発器の吸い込み温
度が規定値を越えてしまい、その結果、乗かご内を充分
に冷房することができないという問題があった。特に展
望用エレベータなどでは、昇降路に設けられた展望用窓
を介して日光が差し込んで昇降路内がさらに高温となる
ことから、上述した乗かご内の冷房能力の不足が顕著で
あった。
【0004】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、昇降路内を上下
方向の全体にわたってほぼ均一な温度で冷房することの
できるエレベータの空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、冷気を供給する冷房ユニットを備えたエレ
ベータの空調装置において、前記冷房ユニットを昇降路
上部の機械室に設置するとともに、この機械室と昇降路
内との間に前記冷房ユニットから吹き出される冷気を導
くダクトを設け、前記昇降路内の空気を上方より吸い込
んで下方に向かって吹き出す通風機を昇降路の所定の高
さ位置に設けた構成にしてある。
【0006】
【作用】本発明は上記のように構成したので、昇降路上
部の機械室に設置された冷房ユニットからダクトを介し
て昇降路内に冷気が吹き出されて昇降路内を降下し、前
記の冷気を含む空気が昇降路の所定の高さ位置で通風機
により上方より吸い込まれて下方に向かって吹き出され
る。これによって、昇降路内を上下方向の全体にわたっ
てほぼ均一な温度で冷房することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のエレベータの空調装置の実施
例を図に基づいて説明する。図1は本発明のエレベータ
の空調装置の一実施例を示す昇降路の縦断面図、図2は
図1の昇降路のA−A線に沿う横断面図である。
【0008】図1に示すエレベータは、昇降路1と、昇
降路1上部の機械室2と、昇降路1を昇降する乗かご
3、この乗かご3を案内する一対のガイドレール4と、
別の一対のつり合いおもり用ガイドレール5と、このガ
イドレール5を固定する固定金具6とを有している。
【0009】このようなエレベータに備えられる本実施
例の空調装置は、機械室3に設置され、冷気を供給する
冷房ユニット7と、機械室2と昇降路1内との間にそれ
ぞれ設けられ、昇降路1内から冷房ユニット7へ空気を
導く吸気用ダクト8および冷房ユニット7から吹き出さ
れる冷気を昇降路1内へ導く吹き出し用ダクト9と、昇
降路1の所定の高さ位置に設けられ、昇降路1内の空気
を上方より吸い込んで下方に向かって吹き出す通風機1
0とからなっている。
【0010】上述した吹き出し用ダクト9の吹き出し口
9aは、つり合いおもり用ガイドレール5間の間隙の上
方に位置し、冷気を真下方向へ吹き出すようになってい
る。上述した通風機10は、吸気口11および排気口1
2を有し、図2に示すように、つり合いおもり用ガイド
レール5の側方、すなわち昇降路1のコーナ部にそれぞ
れ取付けられている。
【0011】この実施例にあっては、機械室2に設置さ
れた冷房ユニット7により、昇降路1内から吸気用ダク
ト8を介して空気が取り入れられ、冷気が吹き出し用ダ
クト9の吹き出し口9aを介して昇降路1内の真下方向
へ吹き出されて昇降路1内を降下する。この冷気を含む
空気は、昇降路1の所定の高さ位置で通風機10により
吸気口11を介して上方より吸い込まれ、排気口12を
介してさらに下方に向かって吹き出される。例えば、昇
降路1内の空気を乗かご3内に取り入れることにより乗
かご3内を冷房する場合には、20〜25℃程度に昇降
路1内を冷房する。また、乗かご3上部に別の冷房ユニ
ットを搭載し、この冷房ユニットにより昇降路1内の空
気を冷却して乗かご3内に送り込む場合には、32℃以
下に昇降路1内を冷房するようになっている。
【0012】このように構成した実施例では、昇降路1
内を上下方向の全体にわたってほぼ均一な温度で冷房す
ることができる。このことから、乗かご3が昇降路1の
いずれの高さ位置にあっても乗かご3内を適正な温度で
冷房することができる。
【0013】なお、本実施例では昇降路1の一個所の高
さ位置に設けられる1組の通風機10を図示したが、昇
降路がかなり高い場合、昇降路の高さに応じて所定の高
さ方向の間隔をおいて複数個の通風機を設けることによ
り、冷気を昇降路の上下方向の全体にわたって流通させ
るようになっている。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、昇
降路内を上下方向の全体にわたってほぼ均一な温度で冷
房することができ、したがって、乗かごが昇降路のいず
れの高さ位置にあっても乗かご内を適正な温度で冷房す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの空調装置の一実施例を示
す昇降路の縦断面図である。
【図2】図1の昇降路のA−A線に沿う横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 昇降路 2 機械室 3 乗かご 7 冷房ユニット 8 吸気用ダクト 9 吹き出し用ダクト 10 通風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 半田 次夫 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 平3−192085(JP,A) 特開 平1−220690(JP,A) 実公 昭46−27315(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 7/00 F24F 1/02 301 F24F 7/06 B66B 11/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷気を供給する冷房ユニットを備えたエ
    レベータの空調装置において、前記冷房ユニットを昇降
    路上部の機械室に設置するとともに、この機械室と昇降
    路内との間に前記冷房ユニットから吹き出される冷気を
    導くダクトを設け、前記昇降路内の空気を上方より吸い
    込んで下方に向かって吹き出す通風機を昇降路の所定の
    高さ位置に設けたことを特徴とするエレベータの空調装
    置。
JP4006818A 1992-01-17 1992-01-17 エレベータの空調装置 Expired - Lifetime JP2812597B2 (ja)

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JPH05193863A JPH05193863A (ja) 1993-08-03
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CN1968884B (zh) * 2005-04-18 2010-05-05 三菱电机株式会社 电梯井道的散热装置
EP1953109B1 (en) * 2005-11-22 2016-06-29 Mitsubishi Electric Corporation Elevator device
CN100351580C (zh) * 2005-12-12 2007-11-28 南京航空航天大学 外置机组送风式电梯空调系统
WO2009019755A1 (ja) * 2007-08-06 2009-02-12 Mitsubishi Electric Corporation エレベータ装置

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