JPH082310A - 高圧空気を使用した作業車 - Google Patents
高圧空気を使用した作業車Info
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- JPH082310A JPH082310A JP13849394A JP13849394A JPH082310A JP H082310 A JPH082310 A JP H082310A JP 13849394 A JP13849394 A JP 13849394A JP 13849394 A JP13849394 A JP 13849394A JP H082310 A JPH082310 A JP H082310A
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- air cylinder
- high pressure
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高圧空気を駆動源として使用することによ
り、スパーク、磁気、騒音、発熱、微粉末等を発生しな
い作業車を提供する。 【構成】 本体部分12を移動自在に支持している車輪
14と、動力源として高圧空気を充填している高圧タン
ク16と、から構成されている作業車10であって、本
体部分12が、下部フレーム20と、直立ハウジング2
2と、前方方向に伸びている作業台24と、垂直移動機
構26と、を有し、垂直移動機構26が、上下方向に伸
長している一対のレール44と、前記作業台を移動可能
に保持している保持体66と、下端が下部フレーム20
に上端が作業台24に取り付けてあるエアシリンダ70
と、を有し、作業車を所定位置へ移動した後、前記高圧
タンク16から供給される高圧空気によってエアシリン
ダを作動することによって所望の作業を行う。
り、スパーク、磁気、騒音、発熱、微粉末等を発生しな
い作業車を提供する。 【構成】 本体部分12を移動自在に支持している車輪
14と、動力源として高圧空気を充填している高圧タン
ク16と、から構成されている作業車10であって、本
体部分12が、下部フレーム20と、直立ハウジング2
2と、前方方向に伸びている作業台24と、垂直移動機
構26と、を有し、垂直移動機構26が、上下方向に伸
長している一対のレール44と、前記作業台を移動可能
に保持している保持体66と、下端が下部フレーム20
に上端が作業台24に取り付けてあるエアシリンダ70
と、を有し、作業車を所定位置へ移動した後、前記高圧
タンク16から供給される高圧空気によってエアシリン
ダを作動することによって所望の作業を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車に関し、より詳
細には、例えば電子部品等のパーツを適宜選択しこれを
後続の組立装置へ供給する部品供給作業用台車、又は後
続のチップマウンタ等のハンドリング装置が作動しやす
いようにこれらのパーツの高さ位置を適性位置へ保持す
る部品保持位置高さ調整可能作業用台車に関し、又はハ
ンドリフトとして使用するのに適切な作業車に関する。
特にこの発明はクリーンルーム内にて作動するのに最適
な上述の作業車に関する。
細には、例えば電子部品等のパーツを適宜選択しこれを
後続の組立装置へ供給する部品供給作業用台車、又は後
続のチップマウンタ等のハンドリング装置が作動しやす
いようにこれらのパーツの高さ位置を適性位置へ保持す
る部品保持位置高さ調整可能作業用台車に関し、又はハ
ンドリフトとして使用するのに適切な作業車に関する。
特にこの発明はクリーンルーム内にて作動するのに最適
な上述の作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、各種のマ
ニュプレータ、リフト、クレーン等が存在している。し
かして、これまでのこれらのパーツ位置調整装置におい
ては、その駆動源としては、それ自体公知の電動モータ
が使用されていた。電動モータはリード線を介して電源
に接続出来、又は蓄電池から直接電源を得ることが出来
るため、極めて簡易に、継続的に使用できるという利点
がある。
ニュプレータ、リフト、クレーン等が存在している。し
かして、これまでのこれらのパーツ位置調整装置におい
ては、その駆動源としては、それ自体公知の電動モータ
が使用されていた。電動モータはリード線を介して電源
に接続出来、又は蓄電池から直接電源を得ることが出来
るため、極めて簡易に、継続的に使用できるという利点
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電動モ
ータは、スパーク、磁気、騒音、発熱、その他の問題に
より、ある作業状態下においてはこのような電動モータ
の使用が好ましくない場合がある。
ータは、スパーク、磁気、騒音、発熱、その他の問題に
より、ある作業状態下においてはこのような電動モータ
の使用が好ましくない場合がある。
【0004】更に、今日のハイテク部品は高度なクリー
ンルーム内にて製造されており、かかるクリーンルーム
内において電動モータを駆動することは、モータ駆動時
にモータ出力軸又はこれを支持している軸受けから飛散
する細かい微粉末がクリーンルーム内の浄化雰囲気を大
きく阻害し、結果的に製品自体の品質に大きな問題を発
生するという課題があった。かかる問題を解消するた
め、ある場合には、電動モータに気密性のカバーを設
け、モータから飛散する微粉末がクリーンルーム内へ放
出しないようにするという余分な手段を設けなければな
らないという課題もあった。
ンルーム内にて製造されており、かかるクリーンルーム
内において電動モータを駆動することは、モータ駆動時
にモータ出力軸又はこれを支持している軸受けから飛散
する細かい微粉末がクリーンルーム内の浄化雰囲気を大
きく阻害し、結果的に製品自体の品質に大きな問題を発
生するという課題があった。かかる問題を解消するた
め、ある場合には、電動モータに気密性のカバーを設
け、モータから飛散する微粉末がクリーンルーム内へ放
出しないようにするという余分な手段を設けなければな
らないという課題もあった。
【0005】本件発明はこのような課題を解決するもの
である。
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本件発明は、駆動源としてこれまでの高速回転する
電動モータの代わりに、高圧空気を使用し、電動モータ
が高速回転することによって発生するスパーク、磁気、
騒音、発熱、微粉末、その他の問題を解消するものであ
る。
め、本件発明は、駆動源としてこれまでの高速回転する
電動モータの代わりに、高圧空気を使用し、電動モータ
が高速回転することによって発生するスパーク、磁気、
騒音、発熱、微粉末、その他の問題を解消するものであ
る。
【0007】
【作用】タンクへ充満した高圧空気を駆動源として使用
することにより、閉鎖ループ系内にて循環する空気流
が、スパーク、磁気、騒音、発熱、微粉末等の問題を発
生することなく所定の作業を提供する。更に該閉鎖ルー
プ系の末端部に0.05〜1ミクロン程度のメッシュ寸
法を持つフィルターを装着することにより、クリーンル
ーム内の雰囲気を阻害しない状態での空気放出が可能で
ある。
することにより、閉鎖ループ系内にて循環する空気流
が、スパーク、磁気、騒音、発熱、微粉末等の問題を発
生することなく所定の作業を提供する。更に該閉鎖ルー
プ系の末端部に0.05〜1ミクロン程度のメッシュ寸
法を持つフィルターを装着することにより、クリーンル
ーム内の雰囲気を阻害しない状態での空気放出が可能で
ある。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
て詳細に述べる。図においては、部品供給作業用台車と
して述べるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。図に示す部品供給作業用台車10は、本体部分12
と、該本体部分12を移動自在に支持している車輪14
と、動力源として作用する高圧空気を充填している高圧
タンク16と、から構成されている。
て詳細に述べる。図においては、部品供給作業用台車と
して述べるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。図に示す部品供給作業用台車10は、本体部分12
と、該本体部分12を移動自在に支持している車輪14
と、動力源として作用する高圧空気を充填している高圧
タンク16と、から構成されている。
【0009】本体部分12は、下部フレーム20と、該
下部フレーム20の一端部から上方に立ち上がっている
直立ハウジング22と、該直立ハウジング22から前方
方向に水平に伸びており部品を収容している部品収容テ
ーブル24と、該部品収容テーブル24を直立ハウジン
グ22に沿って垂直移動させる垂直移動機構26と、に
よって構成されている。
下部フレーム20の一端部から上方に立ち上がっている
直立ハウジング22と、該直立ハウジング22から前方
方向に水平に伸びており部品を収容している部品収容テ
ーブル24と、該部品収容テーブル24を直立ハウジン
グ22に沿って垂直移動させる垂直移動機構26と、に
よって構成されている。
【0010】下部フレーム20は、複数のビーム部材か
ら成る概ね矩形をなす枠体から構成されている。この枠
体の両外側方部分を構成しかつ前後方向に伸びているビ
ーム部材30の前方のほぼ2/3は図2に示すように断
面がT字形をなしている。図においてはこのT字形断面
ビーム部材30は一体物によって構成されているが、L
字形部材を互いに重ね合わせて構成することも可能であ
る。即ち、内方に向かって突出するフランジ部分32が
設けてあればよいのである。このビーム部材30の前後
部分において前記フランジ部分32の下側部分には前記
車輪14が公知の手段によって取り付けてある。このビ
ーム部材30の後方部分には支持体34が設けてある。
下部フレーム20の前方部分に位置するビーム部材の下
方部分にはバンパ即ち緩衝部材36が、更に当該ビーム
部材の上方部分にはフック部材38が取り付けてある。
また、下部フレーム20の後方部分に位置するビーム部
材には一対のストッパ40が取り付けてある。該下部フ
レーム20の中央部分には前記高圧タンク16が収納さ
れそこに固定されている。
ら成る概ね矩形をなす枠体から構成されている。この枠
体の両外側方部分を構成しかつ前後方向に伸びているビ
ーム部材30の前方のほぼ2/3は図2に示すように断
面がT字形をなしている。図においてはこのT字形断面
ビーム部材30は一体物によって構成されているが、L
字形部材を互いに重ね合わせて構成することも可能であ
る。即ち、内方に向かって突出するフランジ部分32が
設けてあればよいのである。このビーム部材30の前後
部分において前記フランジ部分32の下側部分には前記
車輪14が公知の手段によって取り付けてある。このビ
ーム部材30の後方部分には支持体34が設けてある。
下部フレーム20の前方部分に位置するビーム部材の下
方部分にはバンパ即ち緩衝部材36が、更に当該ビーム
部材の上方部分にはフック部材38が取り付けてある。
また、下部フレーム20の後方部分に位置するビーム部
材には一対のストッパ40が取り付けてある。該下部フ
レーム20の中央部分には前記高圧タンク16が収納さ
れそこに固定されている。
【0011】垂直移動機構26を操作する制御盤を収容
している直立ハウジング22は、その後方に、当該台車
10を移動操縦するための一対のハンドル42が取り付
けてある。更にこのハウジング22の前方部分には上下
方向に伸長している一対のレール44が設けてある。こ
のレール44は図3に示すように中央部分がくぼんでお
り概ねスプール形状断面を有している。なお前記高圧タ
ンク16はこの直立ハウジング22内へ直立した状態で
収納することも可能である。
している直立ハウジング22は、その後方に、当該台車
10を移動操縦するための一対のハンドル42が取り付
けてある。更にこのハウジング22の前方部分には上下
方向に伸長している一対のレール44が設けてある。こ
のレール44は図3に示すように中央部分がくぼんでお
り概ねスプール形状断面を有している。なお前記高圧タ
ンク16はこの直立ハウジング22内へ直立した状態で
収納することも可能である。
【0012】部品収容テーブル24は、前記下部フレー
ム20と同様に、複数のビーム部材から成る概ね矩形を
なす枠体から構成されている。この枠体の両外側方部分
を構成しかつ前後方向に伸びているビーム部材50の中
央部分の大部分は図4に示すように断面がT字形をなし
ている。図においてはこのT字形断面ビーム部材50は
一体物によって構成されているが、L字形部材を重ね合
わせて構成することも可能である。即ち、内方に向かっ
て突出するフランジ部分52が設けてあればよいのであ
る。このビーム部材50の前端即ち右端部分には枢動軸
54を介して揺動部材56が連結されている。この揺動
部材56の先端部にはフック部材58が装着されてい
る。この揺動部材56は、ビーム部材50の長手方向に
伸びているフランジ部分52の下側に設けた手動のスラ
イダ60を図1に示す右側位置に保持しているときに
は、前記ビーム部材50の面と同一面を保持するが、握
り61を掴んで該スライダ60を左方へ移動すると、該
揺動部材56は支えを失って枢動軸54の周りに時計方
向に回転して破線位置まで回転する。ビーム部材50及
び揺動部材56にはその上を部品が容易にスライド出来
るように、ローラコロ62が装着されている。更にこの
ビーム部材50の後端即ち左端部分には、前記下部フレ
ーム20の支持体34と同様に支持体35が設けてあ
る。
ム20と同様に、複数のビーム部材から成る概ね矩形を
なす枠体から構成されている。この枠体の両外側方部分
を構成しかつ前後方向に伸びているビーム部材50の中
央部分の大部分は図4に示すように断面がT字形をなし
ている。図においてはこのT字形断面ビーム部材50は
一体物によって構成されているが、L字形部材を重ね合
わせて構成することも可能である。即ち、内方に向かっ
て突出するフランジ部分52が設けてあればよいのであ
る。このビーム部材50の前端即ち右端部分には枢動軸
54を介して揺動部材56が連結されている。この揺動
部材56の先端部にはフック部材58が装着されてい
る。この揺動部材56は、ビーム部材50の長手方向に
伸びているフランジ部分52の下側に設けた手動のスラ
イダ60を図1に示す右側位置に保持しているときに
は、前記ビーム部材50の面と同一面を保持するが、握
り61を掴んで該スライダ60を左方へ移動すると、該
揺動部材56は支えを失って枢動軸54の周りに時計方
向に回転して破線位置まで回転する。ビーム部材50及
び揺動部材56にはその上を部品が容易にスライド出来
るように、ローラコロ62が装着されている。更にこの
ビーム部材50の後端即ち左端部分には、前記下部フレ
ーム20の支持体34と同様に支持体35が設けてあ
る。
【0013】図3に示すように、前記スプール形レール
44のくぼみ部分にはボ−ル64が収容されている。更
にこれらのボール64は、対向する内面にボール受けく
ぼみを有している全体がコ字形断面を有する保持体66
によって保持されている。これにより該保持体66は前
記レール44に沿って非常に円滑に上下動可能となって
いる。それぞれのレール44には一定の間隔をおいて2
個の保持体66が装着されており、これらの保持体66
は固定板68によって互いに固着保持されている。
44のくぼみ部分にはボ−ル64が収容されている。更
にこれらのボール64は、対向する内面にボール受けく
ぼみを有している全体がコ字形断面を有する保持体66
によって保持されている。これにより該保持体66は前
記レール44に沿って非常に円滑に上下動可能となって
いる。それぞれのレール44には一定の間隔をおいて2
個の保持体66が装着されており、これらの保持体66
は固定板68によって互いに固着保持されている。
【0014】この固定板68には前記ビーム部材50の
左端が固定されている。勿論、ビーム部材50と固定板
68とが一体構造を有するように該ビーム部材50の左
端が下方に折れ曲がっているL形構造とすることも出来
る。
左端が固定されている。勿論、ビーム部材50と固定板
68とが一体構造を有するように該ビーム部材50の左
端が下方に折れ曲がっているL形構造とすることも出来
る。
【0015】図1に示す垂直移動機構26は、好ましく
は一対のそれ自体公知のエアシンリンダ70、72と、
これらのエアシンリンダを連結している連結部材74
と、から構成されている。この連結部材74は図5に示
すように、一個の細長いL形部材76と、2個の小さい
L形部材78と、によって形成されている。図に示すよ
うに、エアシンリンダ70は下部フレーム20上へ固着
されている。一方、該エアシンリンダ内を移動するピス
トンの上端はL形部材76のフランジ面80に固定され
ている。このフランジ面80は更にビーム部材50の下
面へ固着されている。更に別のエアシンリンダ72は前
記L形部材76へ固定されている一対のL形部材78、
78によってその上下部分が保持されている。そしてそ
のエアシンリンダ72のピストンの上端は同様にビーム
部材50に固着されている。図示の例において、連結部
材74を使用してエアシリンダを二連に配置しているの
は、エアシリンダによる移動量を拡大した状態にて利用
するためのである。よってテーブルの上下移動量が少な
い場合には、エアシリンダは二連に配置する必要はな
く、エアシリンダ70のみで十分である。
は一対のそれ自体公知のエアシンリンダ70、72と、
これらのエアシンリンダを連結している連結部材74
と、から構成されている。この連結部材74は図5に示
すように、一個の細長いL形部材76と、2個の小さい
L形部材78と、によって形成されている。図に示すよ
うに、エアシンリンダ70は下部フレーム20上へ固着
されている。一方、該エアシンリンダ内を移動するピス
トンの上端はL形部材76のフランジ面80に固定され
ている。このフランジ面80は更にビーム部材50の下
面へ固着されている。更に別のエアシンリンダ72は前
記L形部材76へ固定されている一対のL形部材78、
78によってその上下部分が保持されている。そしてそ
のエアシンリンダ72のピストンの上端は同様にビーム
部材50に固着されている。図示の例において、連結部
材74を使用してエアシリンダを二連に配置しているの
は、エアシリンダによる移動量を拡大した状態にて利用
するためのである。よってテーブルの上下移動量が少な
い場合には、エアシリンダは二連に配置する必要はな
く、エアシリンダ70のみで十分である。
【0016】図1に示すように、下部フレーム20と上
部のビーム部材50とはその両側に一対のX形に配置さ
れたレバー82を有している。1つのレバーの下端は、
下部フレーム20の左端側に設けてある支持体34へ枢
着されている。また該レバーの上端は、ビーム部材50
のフランジ部分52へ衝接しているボール軸受け84に
よって受け入れられているピン86によって、該ビーム
部材50へ装着されている。このため該ピン86は、ビ
ーム部材50に沿って自由に左右方向へ移動可能となっ
ている。一方、他のレバーの上端は、ビーム部材50の
左端側に設けてある前記支持体35へ枢着されている。
また該レバーの下端は、ビーム部材30のフランジ部分
32へ衝接しているボール軸受け88によって受け入れ
られているピン90によって、該ビーム部材30へ装着
されている。このため該ピン90は、ビーム部材30に
沿って自由に左右方向へ移動可能となっている。またこ
れらのレバ−82の中間部は互いにピン92によって回
転可能に連結されている。
部のビーム部材50とはその両側に一対のX形に配置さ
れたレバー82を有している。1つのレバーの下端は、
下部フレーム20の左端側に設けてある支持体34へ枢
着されている。また該レバーの上端は、ビーム部材50
のフランジ部分52へ衝接しているボール軸受け84に
よって受け入れられているピン86によって、該ビーム
部材50へ装着されている。このため該ピン86は、ビ
ーム部材50に沿って自由に左右方向へ移動可能となっ
ている。一方、他のレバーの上端は、ビーム部材50の
左端側に設けてある前記支持体35へ枢着されている。
また該レバーの下端は、ビーム部材30のフランジ部分
32へ衝接しているボール軸受け88によって受け入れ
られているピン90によって、該ビーム部材30へ装着
されている。このため該ピン90は、ビーム部材30に
沿って自由に左右方向へ移動可能となっている。またこ
れらのレバ−82の中間部は互いにピン92によって回
転可能に連結されている。
【0017】本発明において、操作者は、ダイオード、
抵抗、LSI等のパーツ類を収納したボックス又はテー
プ等を部品収容テーブル24上へ所定の手順にて搭載し
た後、ハンドル42を操作することによりこの台車10
を所定の部所まで移動する。次いで台車10を、チップ
マウンタ、アッセンブラその他の後続の装置に対して固
定するため、手動スライダ60を前方へ移動して揺動部
材56を水平位置へ持ち上げ、フック部材58を当該後
続の装置の掛け金部分へ掛け止めする。更に、ビーム部
材30の先端部にあるフック部材38を同様に当該後続
の装置の掛け金部分へ掛け止めすると共に、台車10の
後方のストッパ40を操作し、台車10を当該後続の装
置と一体化した状態とする。
抵抗、LSI等のパーツ類を収納したボックス又はテー
プ等を部品収容テーブル24上へ所定の手順にて搭載し
た後、ハンドル42を操作することによりこの台車10
を所定の部所まで移動する。次いで台車10を、チップ
マウンタ、アッセンブラその他の後続の装置に対して固
定するため、手動スライダ60を前方へ移動して揺動部
材56を水平位置へ持ち上げ、フック部材58を当該後
続の装置の掛け金部分へ掛け止めする。更に、ビーム部
材30の先端部にあるフック部材38を同様に当該後続
の装置の掛け金部分へ掛け止めすると共に、台車10の
後方のストッパ40を操作し、台車10を当該後続の装
置と一体化した状態とする。
【0018】次いで、部品収容テーブル24の高さを調
整し、後続装置が最も作動しやすい高さとする。このた
めに、下部フレーム20上に又は直立ハウジング22内
に搭載された好ましくは40リットル程度の大きさの1
個又は2個のタンク16ヘ充填された50kg/cm2
程の圧力の高圧空気をそれ自体公知の制御手段を介して
流動することによりそれぞれエアシンリンダ70、72
を操作する。エアシンリンダ及び高圧空気操作機構等自
体は公知のものである。
整し、後続装置が最も作動しやすい高さとする。このた
めに、下部フレーム20上に又は直立ハウジング22内
に搭載された好ましくは40リットル程度の大きさの1
個又は2個のタンク16ヘ充填された50kg/cm2
程の圧力の高圧空気をそれ自体公知の制御手段を介して
流動することによりそれぞれエアシンリンダ70、72
を操作する。エアシンリンダ及び高圧空気操作機構等自
体は公知のものである。
【0019】初めに、テーブル24を下降調整する手順
について述べる。直立ハウジング22内へ収容されてい
る制御盤を操作し、タンク16内の高圧空気をエアシリ
ンダ70、72の上方部分へ流入する。これによりエア
シリンダ70のピストンが収縮する。このため連結部材
74のL形部材76が降下する。これに伴って、該L形
部材76へ一体的に連結されている別のL形部材78も
同時に降下する。このためエアシリンダ72も同時に降
下すると共に該エアシリンダ72のピストンも収縮す
る。従って、これらのピストンの一端が取り付けてある
部品収容テーブル24は全体として降下する。この際、
該テーブル24はレール44に対して直交するように保
持体66を介して固定されているので、該テーブル全体
が水平位置を保持したまま静かに垂直下方に移動する。
テーブル24全体が下降するとき、レバー82が図1の
実線位置から順次鎖線位置まで移動できる。テーブル2
4が鎖線位置まで降下するときには、エアシリンダ7
0、72は、テーブル24の左側中央部付近に設けた空
所からテーブル上方へ突き出す状態となる。このとき、
該レバーのピン86、90は軸受け84、88を介して
ビーム部材50、30に沿って円滑に滑動運動するの
で、テーブル24の曲げが発生することはない。勿論、
テーブル24の自重及びこれに載置するパーツの重量を
考慮しこれらによって発生するトルクを鑑みて、レール
44を移動する保持体66を2個使用してあるので、前
記レバー82がなくても該テーブルの曲げの発生は完全
に防止してある。従って、必要ならば、これらのレバー
82は取り外すことも可能である。もしこれらのレバー
82を取り外す場合には、ビーム部材30、50は、図
2及び図4に示すようなT字形断面を有している必要は
なく、通常のL字形断面のアングルを使用することが出
来る。
について述べる。直立ハウジング22内へ収容されてい
る制御盤を操作し、タンク16内の高圧空気をエアシリ
ンダ70、72の上方部分へ流入する。これによりエア
シリンダ70のピストンが収縮する。このため連結部材
74のL形部材76が降下する。これに伴って、該L形
部材76へ一体的に連結されている別のL形部材78も
同時に降下する。このためエアシリンダ72も同時に降
下すると共に該エアシリンダ72のピストンも収縮す
る。従って、これらのピストンの一端が取り付けてある
部品収容テーブル24は全体として降下する。この際、
該テーブル24はレール44に対して直交するように保
持体66を介して固定されているので、該テーブル全体
が水平位置を保持したまま静かに垂直下方に移動する。
テーブル24全体が下降するとき、レバー82が図1の
実線位置から順次鎖線位置まで移動できる。テーブル2
4が鎖線位置まで降下するときには、エアシリンダ7
0、72は、テーブル24の左側中央部付近に設けた空
所からテーブル上方へ突き出す状態となる。このとき、
該レバーのピン86、90は軸受け84、88を介して
ビーム部材50、30に沿って円滑に滑動運動するの
で、テーブル24の曲げが発生することはない。勿論、
テーブル24の自重及びこれに載置するパーツの重量を
考慮しこれらによって発生するトルクを鑑みて、レール
44を移動する保持体66を2個使用してあるので、前
記レバー82がなくても該テーブルの曲げの発生は完全
に防止してある。従って、必要ならば、これらのレバー
82は取り外すことも可能である。もしこれらのレバー
82を取り外す場合には、ビーム部材30、50は、図
2及び図4に示すようなT字形断面を有している必要は
なく、通常のL字形断面のアングルを使用することが出
来る。
【0020】次に、テーブル24を上昇する場合には、
直立ハウジング22内へ収容されている制御盤を操作
し、タンク16内の高圧空気をエアシリンダ70、72
の下方部分へ流入する。これによりエアシリンダ70の
ピストンが伸長する。このため連結部材74のL形部材
76が上昇する。これに伴って、該L形部材76へ一体
的に連結されている別のL形部材78も同時に上昇す
る。このためエアシリンダ72も同時に上昇すると共に
該エアシリンダ72のピストンも伸長する。従って、こ
れらのピストンの一端が取り付けてある部品収容テーブ
ル24は全体として上昇する。この際、該テーブル24
はレール44に対して直交するように保持体66を介し
て固定されているので、該テーブル全体が水平位置を保
持したまま静かに垂直上方に移動する。テーブル24全
体が上昇すると、レバー82が下降時と反対に図1の鎖
線位置から順次実線位置まで移動する。このとき、該レ
バーのピン86、90は軸受け84、88を介してビー
ム部材50、30に沿って円滑に滑動運動するので、テ
ーブル24の曲げが発生することはない。
直立ハウジング22内へ収容されている制御盤を操作
し、タンク16内の高圧空気をエアシリンダ70、72
の下方部分へ流入する。これによりエアシリンダ70の
ピストンが伸長する。このため連結部材74のL形部材
76が上昇する。これに伴って、該L形部材76へ一体
的に連結されている別のL形部材78も同時に上昇す
る。このためエアシリンダ72も同時に上昇すると共に
該エアシリンダ72のピストンも伸長する。従って、こ
れらのピストンの一端が取り付けてある部品収容テーブ
ル24は全体として上昇する。この際、該テーブル24
はレール44に対して直交するように保持体66を介し
て固定されているので、該テーブル全体が水平位置を保
持したまま静かに垂直上方に移動する。テーブル24全
体が上昇すると、レバー82が下降時と反対に図1の鎖
線位置から順次実線位置まで移動する。このとき、該レ
バーのピン86、90は軸受け84、88を介してビー
ム部材50、30に沿って円滑に滑動運動するので、テ
ーブル24の曲げが発生することはない。
【0021】上述の実施例においては、部品供給台車と
して便利な構成について述べた。しかしながら本発明に
おいて、部品収容テーブル24の代わりに、一対のレー
ル44を挟持している各保持体66に所定の長さのフォ
ークを装着することにより、本発明はフォークリフトと
して使用することが出来るのである。
して便利な構成について述べた。しかしながら本発明に
おいて、部品収容テーブル24の代わりに、一対のレー
ル44を挟持している各保持体66に所定の長さのフォ
ークを装着することにより、本発明はフォークリフトと
して使用することが出来るのである。
【0022】
【発明の効果】本発明の装置は、駆動源としてこれまで
の電動モータの替わりに高圧空気を使用している。この
ため、電動モータ特有の欠点であるスパーク、磁気、騒
音、発熱、その他の問題が、確実に解消されている。更
に、高度な作業環境を保持しているクリーンルーム内に
て作動しても微粉末等の発生が押さえられるため、かか
るクリーンルーム内における作動によっても当該クリー
ンルーム内の浄化雰囲気を阻害することがない。
の電動モータの替わりに高圧空気を使用している。この
ため、電動モータ特有の欠点であるスパーク、磁気、騒
音、発熱、その他の問題が、確実に解消されている。更
に、高度な作業環境を保持しているクリーンルーム内に
て作動しても微粉末等の発生が押さえられるため、かか
るクリーンルーム内における作動によっても当該クリー
ンルーム内の浄化雰囲気を阻害することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧空気を使用した作業車の側面図で
ある。
ある。
【図2】図1の線IIーII断面図である。
【図3】レールとボールと保持体との関係を示す図であ
る。
る。
【図4】図1の線IVーIV断面図である。
【図5】連結部材の分解斜視図である。
10:作業車 12:本体部分 14:車輪 16:高圧タンク 20:下部フレーム 22:直立ハウジン
グ 24:テーブル 26:垂直移動機構 30:ビーム部材 44:レール 50:ビ−ム部材 64:ボール 66:保持体 70、72:エアシ
リンダ 74:連結部材 82:レバー
グ 24:テーブル 26:垂直移動機構 30:ビーム部材 44:レール 50:ビ−ム部材 64:ボール 66:保持体 70、72:エアシ
リンダ 74:連結部材 82:レバー
Claims (5)
- 【請求項1】 高圧空気を使用した作業車10であっ
て、本体部分12と、該本体部分12を移動自在に支持
している車輪14と、動力源として作動する高圧空気を
充填している高圧タンク16と、から構成されており、 本体部分12が、車輪14を支持している下部フレーム
20と、該下部フレーム20の一端部から上方に立ち上
がっている直立ハウジング22と、該直立ハウジング2
2から前方方向に伸びている作業台24と、該作業台2
4を直立ハウジング22に沿って垂直移動させる垂直移
動機構26と、を有し、 垂直移動機構26が、上下方向に伸長している一対のレ
ール44と、このレールに沿って前記作業台を移動可能
に保持している保持体66と、下端が下部フレーム20
に上端が作業台24に取り付けてあるエアシリンダ70
と、を有し、 作業車を所定位置へ移動した後、前記高圧タンク16か
ら供給される高圧空気によってエアシリンダを作動する
ことによって所望の作業を行うことを特徴とする高圧空
気を使用した作業車。 - 【請求項2】 エアシリンダが連結部材74によって互
いに連結された二連のエアシリンダによって構成されて
おり、一方のエアシリンダ70の一端に取り付けられた
連結部材74に他方のエアシリンダ72の一端が取り付
けられ、前記連結部材74の一端と他方のエアシリンダ
72の他端とが作業台24に取り付けられていることを
特徴とする請求項1の高圧空気を使用した作業車。 - 【請求項3】 前記レール44がスプール形状の断面を
有し、前記保持体66が前記スプール形状部分に収容さ
れているボール64を介して該レール44に連結されて
いるいることを特徴とする請求項1の高圧空気を使用し
た作業車。 - 【請求項4】 作業台24が部品類を保持している部品
供給用作業台であることを特徴とする請求項1、2また
は3の高圧空気を使用した作業車。 - 【請求項5】 作業台24がフォークであることを特徴
とする請求項1、2または3の高圧空気を使用した作業
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13849394A JPH082310A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 高圧空気を使用した作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13849394A JPH082310A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 高圧空気を使用した作業車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH082310A true JPH082310A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15223404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13849394A Pending JPH082310A (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 高圧空気を使用した作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082310A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51141827A (en) * | 1975-05-28 | 1976-12-07 | Merck Patent Gmbh | Aromaaliphatic nitrogen compound |
JPS54100917A (en) * | 1978-01-27 | 1979-08-09 | Nippon Steel Corp | Slag forming agent for steel making |
JPS61197947A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-02 | Toshiba Corp | 風呂釜の燃焼制御装置 |
JPH069037A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-18 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 運搬台車 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP13849394A patent/JPH082310A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51141827A (en) * | 1975-05-28 | 1976-12-07 | Merck Patent Gmbh | Aromaaliphatic nitrogen compound |
JPS54100917A (en) * | 1978-01-27 | 1979-08-09 | Nippon Steel Corp | Slag forming agent for steel making |
JPS61197947A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-02 | Toshiba Corp | 風呂釜の燃焼制御装置 |
JPH069037A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-18 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 運搬台車 |
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