JPH08231008A - 自動倉庫設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両棚の幅と走行経路の幅とを加えた自動倉庫
設備幅を狭くして、その施工（設置）は場所の制約を受
けることなく行え、出し入れ具の出退制御を簡素化し
得、効率の良い格納を行える自動倉庫設備を提供する。 【構成】 出し入れ具16の突出量を、他方の棚８の幅に
ほぼ等しいシングルリーチとして、他方の棚８の区画収
納空間９と、一方の棚５の前位収納部６ａとに対する入
・出庫を行う。突出量を一方の棚５の幅にほぼ等しいダ
ブルリーチとして、一方の棚５の後位収納部６ｂに対す
る入・出庫を行う。出し入れ装置10の幅、すなわち走行
経路幅Ｗ₁ を、荷２より少し長めで狭く形成でき、走行
経路幅Ｗ₁に棚５，８の奥行方向Ａの幅を加えた自動倉
庫設備幅Ｗを狭く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、棚の区画収納空間に対
する荷の出し入れを、出し入れ装置によって自動的に行
う自動倉庫設備に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、区画収納空間が、奥行方向で複数
の荷を収納自在に形成され、そして出し入れ装置を多段
式とした自動倉庫は種々提供されている。

【０００３】すなわち、たとえば特開平３−133809号公
報に見られるように、受け渡し装置の一定経路（走行経
路）を挟んで両側に、一定経路に沿った方向と上下方向
とにそれぞれ複数の区画収納空間を有する棚を設けると
ともに、両棚の各区画収納空間を、奥行方向で二個（複
数個）の荷を収納自在に形成し、そして受け渡し装置
は、昇降動ならびに区画収納空間に対して出退動自在な
出し入れ装置を有し、この出し入れ装置は一個の荷を支
持自在で、かつ前部の区画収納空間と奥部の区画収納空
間に対応して二段に出退動すべく構成した自動倉庫が提
供されている。

【０００４】この従来形式によると、受け渡し装置の走
行動と、昇降台の昇降動と、出し入れ装置の横方向出退
動との組合わせ動作によって、いずれかの棚の目的とす
る区画収納空間に対して荷の入・出庫を行える。その際
に出し入れ装置の出退ストロークを制御することで、荷
の入・出庫は、前部の区画収納空間または奥部の区画収
納空間に対して行える。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動倉
庫によると、両棚の各区画収納空間はそれぞれ、奥行方
向で二個の荷を収納自在に形成していることから、これ
ら棚の奥行方向の幅は広いものになり、したがって、両
棚の幅と一定経路の幅とを加えた自動倉庫幅はかなり広
いものになって、その施工（設置）場所が限定されるこ
とになる。

【０００６】これに対しては、たとえば特開平２−1694
03号公報に見られるように、一対の棚のうち、一方を、
区画収納空間の高さ寸法および奥行寸法を他方より長く
した大形パレット用棚に形成するとともに、他方を小形
パレット用棚に形成して、この小形パレット用棚の幅を
狭くした倉庫設備が提供されている。

【０００７】しかし、この倉庫設備によると、荷の入出
庫を行う出し入れ装置は大形パレットを取り扱うことか
ら、その通路は幅広に形成しなければならず、以て倉庫
設備幅はかなり広いものになって、その施工（設置）場
所に制約を受けることになる。そして小形パレットを大
形パレット用棚に入庫する場合、この小形パレットは区
画収納空間の前部にしか入庫できず、この区画収納空間
の奥部はデッドスペースになって格納効率が低下する。
また小形パレットを前部、奥部ともに入庫しようとした
とき、出し入れ具をフルリーチでストロークさせたり、
ハーフリーチでストロークさせなければならず、その制
御は複雑なものになる。

【０００８】本発明の目的とするところは、両棚の幅と
走行経路の幅とを加えた自動倉庫設備幅を狭くして、そ
の施工（設置）は場所の制約を受けることなく行え、し
かも出し入れ具の出退制御を簡素化し得るとともに、効
率の良い格納を行える自動倉庫設備を提供する点にあ
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第１発明の自動倉庫設備は、出し入れ装置の走行経路を
挟んで両側に、走行経路に沿った方向と上下方向とにそ
れぞれ複数の区画収納空間を有する棚を設け、一方の棚
の各区画収納空間は奥行方向で二個の荷を収納自在に形
成し、他方の棚の各区画収納空間は奥行方向で一個の荷
を収納自在に形成し、前記出し入れ装置は、昇降動なら
びに前記区画収納空間に対して出退動自在な出し入れ具
を有し、この出し入れ具は一個の荷を支持自在で、かつ
一方の棚の前位収納部と後位収納部とに対応して二段に
出退動すべく構成するとともに、逆一段動作により他方
の棚の各区画収納空間に出退動すべく構成している。

【００１０】また本第２発明は、上記した第１発明に記
載の自動倉庫設備において、他方の棚の区画収納空間を
利用して荷捌き装置を配設している。そして本第３発明
は、上記した第１発明に記載の自動倉庫設備において、
荷はパレットを介して取り扱い、他方の棚の区画収納空
間を利用して入庫用荷捌き装置と出庫用荷捌き装置とを
配設し、この出庫用荷捌き装置は、出庫コンベヤの側方
位置と端部外方位置とに振り分けて、実パレット受け入
れ装置と空パレット段積み装置とを配設している。

【００１１】

【作用】上記した本第１発明の構成によると、出し入れ
装置による荷の入出庫は、走行経路上での走行動と、出
し入れ具の昇降動ならびに多段の出退動との組合わせ動
作によって、目的とする棚の目的とする区画収納空間に
対して行える。

【００１２】このとき出し入れ具の突出量を、他方の棚
の幅にほぼ等しいシングルリーチとすることで、他方の
棚の区画収納空間に対する入・出庫と、一方の棚の前位
収納部に対する入・出庫とを行える。また突出量を一方
の棚の幅にほぼ等しいダブルリーチとすることで、一方
の棚における後位収納部に対する入・出庫を行える。こ
れにより出し入れ装置の幅、すなわち走行経路幅を、荷
より少し長めで狭く形成し得、以て走行経路幅に両棚の
奥行方向の幅を加えた自動倉庫設備幅も狭く形成し得
る。

【００１３】また本第２発明の構成によると、出し入れ
装置の組合わせ動作によって、両棚の目的とする区画収
納空間と、他方の棚の区画収納空間を利用して配設した
荷捌き装置との間で荷の入出庫を行え、その際に荷捌き
装置は、短い幅の他方の棚を利用してコンパクトに配設
し得る。

【００１４】そして本第３発明の構成によると、出し入
れ装置の組合わせ動作によって、入庫用荷捌き装置の終
端に位置している実パレットを目的とする区画収納空間
に入庫し得、また目的とする区画収納空間に格納してい
る実パレットを出庫用荷捌き装置に出庫し得る。

【００１５】この出庫用荷捌き装置に出庫した実パレッ
トを、出庫コンベヤにより搬送し、実パレット受け入れ
装置に対向して停止し得る。そして実パレットを、実パ
レット受け入れ装置に移したのち、この実パレットに対
して、たとえばフォークリフトを作用して荷を出庫し得
る。この出庫により空になったパレットを、出庫コンベ
ヤに戻して、空パレット段積み装置に向けて搬送し得
る。次いで空のパレットを空パレット段積み装置にて段
積みし得、所定数に段積みした空パレット群を、たとえ
ばフォークリフトによって空パレット段積み装置から取
り出し得る。

【００１６】

【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図１〜図３において10は出し入れ装置で、パレッ
ト１を介して荷２を取り扱うように構成（詳細は後述す
る。）されている。前記出し入れ装置10の走行経路11を
挟んで両側には、それぞれ棚５，８が配設されている。

【００１７】一方の棚５には、走行経路11に沿った方向
と上下方向とにそれぞれ複数の区画収納空間６が設けら
れ、そして各区画収納空間６には、奥行方向Ａで二個の
荷２を収納すべく前位収納部６ａと後位収納部６ｂとが
形成されている。また他方の棚８にも、走行経路11に沿
った方向と上下方向とにそれぞれ複数の区画収納空間９
が設けられ、そして各区画収納空間９は、奥行方向Ａで
一個の荷２を収納自在に形成されている。

【００１８】前記出し入れ装置10は、床レール12に車輪
を介して支持される走行機体13と、この走行機体13から
立設された前後一対のポスト14と、両ポスト14間で昇降
案内されるキャレッジ15と、このキャレッジ15上に配設
されかつ前記区画収納空間６，９に対して出退動自在な
出し入れ具16などから構成される。そして出し入れ具16
は一個の荷２（パレット１）を支持自在に構成されてお
り、これにより出し入れ装置10の幅、すなわち走行経路
幅Ｗ₁ は、パレット１より少し長めで狭く形成され、以
て走行経路幅Ｗ₁ に両棚５，８の奥行方向Ａの幅を加え
た自動倉庫設備幅Ｗも狭く形成される。

【００１９】前記出し入れ具16は、一方の棚５の前位収
納部６ａと後位収納部６ｂとに対応して二段に出退動す
べく多段フォーク形式に構成されるとともに、逆一段動
作により他方の棚８の各区画収納空間９に出退動すべく
構成されている。

【００２０】すなわち出し入れ具16は、キャレッジ15上
に設けられた固定部17と、この固定部17に支持案内され
る最下段可動部18と、この最下段可動部18に支持案内さ
れる下位中間段可動部19と、この下位中間段可動部19に
支持案内される上位中間段可動部20と、この上位中間段
可動部20に支持案内される最上段可動部21と、正逆出退
駆動装置（図示せず。）などから構成される。

【００２１】図１、図２、図４〜図６に示すように、走
行経路11の一端部側において、他方の棚８の区画収納空
間９を利用して、入庫用荷捌き装置23と出庫用荷捌き装
置25とが配設される。すなわち入庫用荷捌き装置23は、
たとえばチェーンコンベヤであって、一端部から数えて
三列目でかつ最下段の区画収納空間９を通して配設され
ている。そして、搬送方向を走行経路11とは直交状の水
平状として、始端が棚８の外方に位置されるとともに、
終端が走行経路11に対向されている。

【００２２】また前記出庫用荷捌き装置25は、一端部
（一列目）でかつ最下段の区画収納空間９を通して配設
された出庫コンベヤ26と、この出庫コンベヤ26の側方位
置に配設された一対の実パレット受け入れ装置30，31
と、前記出庫コンベヤ26の終端部外方位置に配設された
空パレット段積み装置40などから構成されている。

【００２３】ここで前記出庫コンベヤ26は、たとえばチ
ェーンコンベヤ形式であって、その搬送方向を走行経路
11とは直交状の水平状として、始端が棚８の外方に位置
されるとともに、終端が走行経路11に対向されている。
そして出庫コンベヤ26は、走行経路11側に位置される上
流側コンベヤ部26Ａと、これに続く下流側コンベヤ部26
Ｂとに分割されている。さらに下流側コンベヤ部26Ｂに
は、両実パレット受け入れ装置30，31に対向されて、た
とえばチェーンコンベヤ形式でリフター付きの分岐合流
コンベヤ27，28が、その搬送方向を走行経路11に沿った
方向として配設されている。

【００２４】前記実パレット受け入れ装置30，31は、機
枠32，33内に、たとえばチェーンコンベヤ形式でリフタ
ー付きの出し入れコンベヤ34，35が設けられ、これら出
し入れコンベヤ34，35は、前記出庫コンベヤ26の分岐合
流コンベヤ27，28に接続自在に構成されている。そして
実パレット受け入れ装置30，31は、前記出庫コンベヤ26
側とは反対側の面から、たとえばフォークリフトによっ
て荷２を出庫自在に構成されている。

【００２５】前記空パレット段積み装置40は、機枠41内
に、前記下流側コンベヤ部26Ｂに接続されかつたとえば
チェーンコンベヤ形式の受け入れコンベヤ42が設けら
れ、そして受け入れコンベヤ42からパレット１を持ち上
げるためのリフト装置43が設けられる。さらに機枠41側
には、リフト装置43により持ち上げられたパレット１に
自動的に係合自在なアンチバック形式のストッパー体44
や、所定数の段積みを知らせる表示灯45などが設けられ
ている。そして空パレット段積み装置40は、前記入庫用
荷捌き装置23側の面から、たとえばフォークリフトによ
って段積みしたパレット１群を出庫自在に構成されてい
る。

【００２６】次に上記実施例の作用を説明する。基本的
に、荷２を支持しているパレット１、すなわち実パレッ
トの出し入れ装置10による取り扱いは、走行経路11上で
の走行機体13の走行動と、キャレッジ15の昇降動と、出
し入れ具16の出退動との組合わせ動作によって行われ
る。そして、この組合わせ動作によって、入庫用荷捌き
装置23の終端に位置している実パレットを、目的とする
棚５，８の目的とする区画収納空間６，９に入庫し得、
または目的とする区画収納空間６，９に格納されている
実パレットを、出庫用荷捌き装置25における出庫コンベ
ヤ26の上流側コンベヤ部26Ａに出庫し得る。

【００２７】このとき出し入れ具16は、多段で突出動ま
たは退入動を行うのであり、その際に最上段可動部21の
突出量を、他方の棚８の幅にほぼ等しいシングルリーチ
とすることで、図３の仮想線で示すように他方の棚８の
区画収納空間９に対する入・出庫を行え、または逆に、
一方の棚５における区画収納空間６の前位収納部６ａに
対する入・出庫を行える。そして最上段可動部21の突出
量を一方の棚５の幅にほぼ等しいダブルリーチとするこ
とで、図３の実線で示すように、一方の棚５における区
画収納空間６の後位収納部６ｂに対する入・出庫を行え
る。

【００２８】前述したようにして、出庫コンベヤ26の上
流側コンベヤ部26Ａに出庫された実パレットは、この上
流側コンベヤ部26Ａから下流側コンベヤ部26Ｂへと搬送
され、実パレット受け入れ装置30，31のうちのいずれか
に対向して停止される。そして実パレットは、分岐合流
コンベヤ27，28によって下流側コンベヤ部26Ｂから持ち
上げられ、このとき、対向している出し入れコンベヤ3
4，35も一体状に上昇される。

【００２９】次いで実パレットは、分岐合流コンベヤ2
7，28の搬送によって分岐されるとともに、出し入れコ
ンベヤ34，35によって受け取られる。そして実パレット
は、出し入れコンベヤ34，35の下降によって定位置に位
置決めされる。この定位置の実パレットに対して、たと
えばフォークリフトが作用して荷２が出庫され、トラッ
クへ積み込まれて出荷される。この出庫により空になっ
たパレット１は、上述とは逆の作動によって下流側コン
ベヤ部26Ｂに合流され（戻され）、そして空パレット段
積み装置40に向けて搬送される。

【００３０】なお実パレットを上流側コンベヤ部26Ａに
出庫したときで、実パレット受け入れ装置30，31が満杯
のとき、この実パレットは上流側コンベヤ部26Ａにて待
機される。

【００３１】空パレット段積み装置40に向けて搬送され
る空のパレット１は、受け入れコンベヤ42に受け取ら
れ、そしてリフト装置43の上昇により受け入れコンベヤ
42から持ち上げられる。この上昇される空のパレット１
は、ストッパー体44が係止されている最下段のパレット
１に下方から当接され、以てパレット１群を上昇させ
る。これにより、最下段のパレット１からストッパー体
44が自動的に外れるとともに、この上昇される空のパレ
ット１にストッパー体44が自動的に係止される。その後
にリフト装置43は下降される。

【００３２】上記のような作用により空パレット段積み
装置40が満杯になったとき、これを自動的に検出して表
示灯45が点灯される。これに基づいてパレット１群は、
フォークリフトによって空パレット段積み装置40から取
り出され、そして、たとえば生産工場に搬送される。生
産工場では、生産物、すなわち荷２がパレット１に載置
され、この実のパレットは、フォークリフトによって、
または図示していないコンベヤ装置によって、前記入庫
用荷捌き装置23の始端に供給され、前述したようにして
入庫される。

【００３３】上記の実施例では、荷２はパレット１を介
して取り扱われているが、これは荷２を直接に取り扱っ
てもよいものである。上記の実施例では、荷捌き装置と
して入庫用荷捌き装置23と出庫用荷捌き装置25とが配設
されているが、これは入出庫に兼用される形式であって
もよい。そして荷捌き装置は、一方の棚５側に配設した
形式であってもよく、また棚５，８側に通すことなく配
設した形式であってもよい。

【００３４】

【発明の効果】上記構成の本第１発明によると、出し入
れ装置の幅、すなわち走行経路幅を、荷より少し長めで
狭く形成でき、以て走行経路幅に両棚の奥行方向の幅を
加えた自動倉庫設備幅も狭く形成できる。これにより自
動倉庫設備の施工（設置）は、場所の制約を受けること
なく容易に行うことができ、しかも出し入れ具の出退制
御を簡素化できるとともに、効率の良い格納を行うこと
ができる。

【００３５】また上記構成の本第２発明によると、荷捌
き装置は、短い幅の他方の棚を利用してコンパクトに配
設できる。さらに上記構成の本第３発明によると、出庫
用荷捌き装置に出庫した実パレットから、実パレット受
け入れ装置において荷を出庫でき、そして空になったパ
レットを、空パレット段積み装置にて段積みして、所定
数に段積みした空パレット群を取り出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示し、自動倉庫設備の平面
図である。

【図２】同自動倉庫設備の一部切り欠き側面図である。

【図３】同自動倉庫設備の正面図である。

【図４】同自動倉庫設備の荷捌き装置部分の平面図であ
る。

【図５】同自動倉庫設備の空パレット段積み装置部分の
斜視図である。

【図６】同自動倉庫設備の空パレット段積み装置部分の
正面図である。

【符号の説明】

１ パレット ２ 荷 ５ 棚 ６ 区画収納空間 ６ａ 前位収納部 ６ｂ 後位収納部 ８ 棚 ９ 区画収納空間 10 出し入れ装置 11 走行経路 15 キャレッジ 16 出し入れ具 23 入庫用荷捌き装置 25 出庫用荷捌き装置 26 出庫コンベヤ 30 実パレット受け入れ装置 31 実パレット受け入れ装置 40 空パレット段積み装置 Ａ 奥行方向 Ｗ₁ 走行経路幅 Ｗ 自動倉庫設備幅

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 出し入れ装置の走行経路を挟んで両側
   に、走行経路に沿った方向と上下方向とにそれぞれ複数
   の区画収納空間を有する棚を設け、一方の棚の各区画収
   納空間は奥行方向で二個の荷を収納自在に形成し、他方
   の棚の各区画収納空間は奥行方向で一個の荷を収納自在
   に形成し、前記出し入れ装置は、昇降動ならびに前記区
   画収納空間に対して出退動自在な出し入れ具を有し、こ
   の出し入れ具は一個の荷を支持自在で、かつ一方の棚の
   前位収納部と後位収納部とに対応して二段に出退動すべ
   く構成するとともに、逆一段動作により他方の棚の各区
   画収納空間に出退動すべく構成したことを特徴とする自
   動倉庫設備。
2. 【請求項２】 他方の棚の区画収納空間を利用して荷捌
   き装置を配設したことを特徴とする請求項１記載の自動
   倉庫設備。
3. 【請求項３】 荷はパレットを介して取り扱い、他方の
   棚の区画収納空間を利用して入庫用荷捌き装置と出庫用
   荷捌き装置とを配設し、この出庫用荷捌き装置は、出庫
   コンベヤの側方位置と端部外方位置とに振り分けて、実
   パレット受け入れ装置と空パレット段積み装置とを配設
   したことを特徴とする請求項１記載の自動倉庫設備。