JPH08230684A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH08230684A
JPH08230684A JP7038744A JP3874495A JPH08230684A JP H08230684 A JPH08230684 A JP H08230684A JP 7038744 A JP7038744 A JP 7038744A JP 3874495 A JP3874495 A JP 3874495A JP H08230684 A JPH08230684 A JP H08230684A
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JP
Japan
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steering wheel
ring
spoke
bottom member
boss
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Withdrawn
Application number
JP7038744A
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English (en)
Inventor
Masayasu Sawara
正泰 佐原
Sunao Yamamoto
直 山本
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69628065T priority patent/DE69628065T2/de
Priority to EP96102344A priority patent/EP0728652B1/en
Priority to AU45737/96A priority patent/AU677544B2/en
Priority to US08/607,347 priority patent/US5716068A/en
Priority to CN96100489A priority patent/CN1054101C/zh
Publication of JPH08230684A publication Critical patent/JPH08230684A/ja
Priority to US09/006,997 priority patent/US5957489A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上面側の意匠性を良好にするとともに、ステ
アリングシャフトに対し一部品として一回の作業で接続
させることができ、さらに、エアバッグ装置等の機能部
品を配設させ易いステアリングホイールを提供するこ
と。 【構成】 リング部R・スポーク部S・ボス部Bの上部
側を構成するステアリングホイール本体10と、ボス部
Bの下部側の底部材20と、底部材20に保持されるエ
アバッグ装置30と、を備える。本体10は、リング芯
金12やスポーク芯金13を有した芯金部11と、芯金
12・13を被覆する芯金被覆層16や芯金被覆層16
とつらなりボス部Bの上部を被覆する天井被覆層17を
有した被覆部15と、から構成される。底部材20は、
上部側の天井被覆層17との間でエアバッグ装置30を
保持し、下部にステアリングシャフト1を下方側から接
続可能な接続部23を備えて、ボルト27によりスポー
ク芯金13と連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のステアリング
ホイールに関し、詳しくは、上面側に大きな見切り線が
無く、意匠性が向上したステアリングホイールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用のステアリングホイールは、円環
状のリング部と、リング部の中央に配置されて下部をス
テアリングシャフトの上端と接続させるボス部と、リン
グ部とボス部とを接続するスポーク部と、を有して構成
されている。
【0003】そして、従来のステアリングホイールで
は、特開平6−305427号公報に記載されているよ
うに、ボス部の上部側に配置されてエアバッグ装置等の
機能部品を内蔵したパッド部と、リング部、スポーク
部、及び、ボス部の下部側、を構成して、パッド部を保
持するステアリングホイール本体と、から構成されてい
た。
【0004】ステアリングホイール本体は、芯金部と被
覆部とから構成され、芯金部は、リング部に配置される
リング芯金と、スポーク部に配置されてリング芯金に連
結されるスポーク芯金と、ボス部の下部に配置されてス
ポーク芯金を連結するボス芯金と、から構成されてい
る。ボス芯金は、ステアリングシャフトを下方から挿入
させ、ステアリングシャフトの上端をナット止めするこ
とにより、ステアリングシャフトと接続させる構造とし
ている。
【0005】被覆部は、リング芯金を被覆するととも
に、リング芯金側からパッド部近傍までのスポーク芯金
を被覆している。
【0006】そして、パッド部は、エアバッグ装置等の
機能部品を内蔵させて、ステアリングホイール本体のス
ポーク芯金やボス芯金にねじ止めされて配設されてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のステア
リングホイールでは、パッド部が、ステアリングホイー
ル本体に対して、ねじ等の固着手段を利用し、ボス部の
上部側から配置させて取り付けられる構造であるため、
ステアリングホイールの上面側に、ステアリングホイー
ル本体とパッド部との境界の切れ目としての大きな見切
り線が表われることが避けられず、ステアリングホイー
ルの意匠性を低下させていた。
【0008】また、見切り線がパッド部周縁で均一とな
るように、精度良く組み付ける必要が生ずるため、各部
品の寸法精度や組付精度等の管理に厳格なものが要求さ
れることとなっていた。
【0009】さらに、車両にステアリングホイールを装
着する際には、ステアリングシャフトをボス芯金にナッ
ト止めするが、そのナット止めが、パッド部を外してい
る状態で行なうこととなる。そのため、車両にステアリ
ングホイールを装着する際には、ステアリングホイール
本体をステアリングシャフトにナット止めし、その後、
ステアリングホイール本体にパッド部を取り付けること
となり、ナット止めとパッド部の取り付けとの2工程が
必要となり、ステアリングホイールの車両への装着に手
間がかかることとなっていた。
【0010】なお、上述の各課題を解決するために、実
開昭63−16267号公報に記載されているように、
被覆部をスポーク部からボス部の上部まで覆うように延
設し、さらに、ボス芯金に、ステアリングシャフト上端
を下方側から接続可能な接続部を配設させるように構成
することが考えられる。すなわち、被覆部をスポーク部
からボス部の上部まで覆うように延設すれば、ステアリ
ングホイールの上面側に、見切り線が無くなることとな
る。また、ボス芯金に、ステアリングシャフト上端を下
方側から接続可能な接続部を配設させれば、ステアリン
グホイールの下面側だけで、ステアリングシャフトに取
り付けることができ、一回の工程で、ステアリングシャ
フトにステアリングホイール自体を接続させることがで
きることとなる。
【0011】しかしながら、上記のような構成とする場
合には、上記公報のステアリングホイールでは、内部に
エアバッグ装置等の機能部品を配設している構造ではな
く、容易に、機能部品をボス部に配設できない。
【0012】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、上面側の意匠性を良好にするとともに、ステアリン
グシャフトに対し一部品として一回の作業で接続させる
ことができ、さらに、エアバッグ装置等の機能部品を配
設させ易いステアリングホイールを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、リング部と、該リング部の中央に配置さ
れて下部をステアリングシャフトの上端と接続させるボ
ス部と、前記リング部と前記ボス部とを接続するスポー
ク部と、を有して構成されるステアリングホイールであ
って、前記リング部、前記スポーク部、及び、前記ボス
部の上部側、を構成するステアリングホイール本体と、
前記ボス部の下部側に配置される底部材と、該底部材に
保持される機能部品と、を備えて構成され、前記ステア
リングホイール本体が、芯金部と被覆部とから構成さ
れ、前記芯金部が、前記リング部に配置されるリング芯
金と、前記スポーク部に配置されて前記リング芯金に連
結されるスポーク芯金と、を備えて構成され、前記被覆
部が、前記リング芯金と前記スポーク芯金とを被覆する
芯金被覆層と、該芯金被覆層に連結されて前記ボス部の
上部を被覆する天井被覆層と、を備えて構成され、前記
底部材が、上部側における前記天井被覆層との間で前記
機能部品を配設保持するとともに、下部に前記ステアリ
ングシャフト上端を下方側から接続可能な接続部を配置
させて、固着手段により前記スポーク芯金と連結されて
いることを特徴とする。
【0014】なお、本明細書の上下方向は、ステアリン
グシャフトの軸方向に沿う方向を言い、ステアリングホ
イールの車両に装着される際の実際の上下方向を言うも
のではない。
【0015】
【発明の作用・効果】本発明に係るステアリングホイー
ルでは、被覆部が、リング芯金とスポーク芯金とを被覆
する芯金被覆層の他に、芯金被覆層に連結されてボス部
の上部を被覆する天井被覆層を備えているため、ステア
リングホイールの上面側に、見切り線が無くなり、上面
側の意匠性を良好にすることができる。
【0016】また、本発明に係るステアリングホイール
では、底部材が、下部にステアリングシャフト上端を下
方側から接続可能な接続部を配置させているため、ステ
アリングホイールの下面側だけで、ステアリングシャフ
トに取り付けることができ、一回の工程で、ステアリン
グシャフトに接続させることができる。
【0017】さらに、エアバッグ装置等の機能部品は、
底部材の上部側における天井被覆層との間に配設保持さ
れることから、予め、底部材の上部側に機能部品を配設
保持させておき、固着手段を利用して、底部材を、ステ
アリングホイール本体のスポーク芯金に連結させれば、
ステアリングホイールを組み立てることができ、その
後、上述のように、ステアリングホイール下面側だけ
で、ステアリングシャフトにステアリングホイールを接
続させることができる。なお、ステアリングホイール本
体のボス部の部位は、被覆部の天井被覆層が配置されて
いるだけで、下方に空間があるため、その空間に、適切
に機能部品を配設させることができる。
【0018】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、上面側の意匠性を良好にできるとともに、
ステアリングシャフトに対し一部品として一回の作業で
接続させることができ、さらに、エアバッグ装置等の機
能部品を容易に配設させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0020】第1実施例のステアリングホイールW1
は、図1〜3に示すように、円環状のリング部Rと、リ
ング部Rの中央に配置されて下部をステアリングシャフ
ト1の上端と接続させるボス部Bと、リング部Rとボス
部Bとを接続する3本のスポーク部Sと、を有して構成
されている。
【0021】そしてさらに、ステアリングホイールW1
は、リング部R、スポーク部S、及び、ボス部Bの上部
側、を構成するステアリングホイール本体10と、ボス
部Bの下部側に配置される底部材20と、底部材20に
保持される機能部品としてのエアバッグ装置30と、を
備えて構成されている。
【0022】ステアリングホイール本体10は、芯金部
11と被覆部15とから構成されている。
【0023】芯金部11は、リング部Rに配置されるリ
ング芯金12と、各スポーク部Sに配置されてリング芯
金12に連結されるスポーク芯金13と、を備えて構成
されている。実施例の場合、リング芯金12は、鋼管か
ら形成され、各スポーク芯金13は、アルミニウム合金
等の軽量なダイカスト金属から形成され、ダイカスト鋳
造時に、リング芯金12をくるんでリング芯金12と連
結されることとなる。また、各スポーク芯金13は、リ
ング芯金12側から斜め下方に延びるように形成され
て、下端に、取付孔13bを形成した横板部13aが形
成されている。取付孔13bには、雌ねじが螺刻されて
いる。
【0024】被覆部15は、軟質ウレタンや熱可塑性エ
ラストマーから形成されて、リング芯金12と各スポー
ク芯金13とを被覆する芯金被覆層16と、芯金被覆層
16に連結されてボス部Bの上部を被覆する天井被覆層
17と、を備えて構成されている。天井被覆層17は、
リング芯金12と各スポーク芯金13とを被覆した芯金
被覆層16が、各スポーク芯金13を被覆する部位で
も、上面側の高さを低くせずにしており、その低くない
上面とつらなって形成されている。そのため、天井被覆
層17の下方には、芯金被覆層16に囲まれた円柱状の
収納凹部18が形成されている。
【0025】なお、芯金被覆層16の下部周縁には、ス
テアリングホイールW1の下部側面の意匠性を向上させ
るために、底部材20の周囲を覆う円筒状のカバー部1
6aが形成されている。
【0026】また、天井被覆層17には、後述するエア
バッグ装置30のエアバッグ31が膨張する際に、四角
板状の扉部17aを開かせて、大きく膨張させるため
に、扉部17aの周縁に、破断し易いような薄肉の破断
予定部17bが形成されている。この破断予定部17b
は、上方から見て、U字形に形成され、破断予定部17
bが形成されていない部位が、扉部17aのヒンジ部1
7cとなる。
【0027】底部材20は、アルミニウム合金等の軽量
なダイカスト金属から形成され、中央のベース部21
と、ベース部21の上部に配置される略円環状の連結環
部22と、を備えて構成されている。
【0028】ベース部21は、中央に略平面状の板部2
1aが配置されるとともに、板部21aの周縁から3本
の腕部21bが上方へ延びて、各腕部21bが連結環部
22に連結される構成としている。
【0029】連結環部22には、各腕部21bの連結部
位の延長上において、各スポーク芯金13の取付孔13
bと対応した位置に、固着手段としてのボルト27を挿
通させる取付孔22aが形成されている。また、連結環
部22の所定位置には、後述するエアバッグ装置30の
リテーナ33から延びるボルト33aを挿通させる4つ
の保持孔22bが形成されている。
【0030】そして、ベース部21の板部21aの下面
には、ステアリングシャフト1を下方側から接続可能な
接続部23が突設されている。この接続部23は、割れ
スリーブ部24とロックピン25とから構成されてい
る。
【0031】ロックピン25は、頭部25aと、頭部2
5aから延びる軸部25bと、を備え、軸部25bの先
端には、雄ねじを螺刻された雄ねじ部25cが形成され
ている。
【0032】割れスリーブ部24は、ステアリングシャ
フト1の上端に形成されたセレーション2に対応したセ
レーション24bを内周面に備えるとともに、周壁の一
部に軸方向に割った開口部24cを備えた本体24a
と、開口部24cの周縁から本体24aの半径方向外方
へ突出して相互に対向するフランジ部24d・24f
と、から構成されている。フランジ部24dには、ロッ
クピン25の軸部25bを挿通可能な挿通孔24eが形
成され、フランジ部24fには、ロックピン25の雄ね
じ部25cを螺合可能なねじ孔24gが形成されてい
る。
【0033】この接続部23へのステアリングシャフト
1の接続は、ロックピン25を外した状態の割れスリー
ブ部24の本体24a内に、ステアリングシャフト1の
上端を挿入し、挿通孔24eを経てロックピン25の雄
ねじ部25cをねじ孔24gに螺合させることとによ
り、本体24aを縮径するとともに、ステアリングシャ
フト1の上端の凹溝3にロックピン25の軸部25bを
嵌合させて、接続部23をステアリングシャフト1の上
端に接続させることとなる。
【0034】エアバッグ装置30は、折り畳まれた袋状
のエアバッグ31と、エアバッグ31に膨張用のガスを
供給するインフレーター32と、を備えて構成され、下
方へ延びる4本のボルト33aを備えた略円環状のリテ
ーナ33を利用して、底部材20に保持されている。
【0035】エアバッグ31には、下部に、インフレー
ター32からのガスを流入させる開口部31aが開口
し、開口部31a周縁には、リテーナ33のボルト33
aを挿通させる挿通孔31bが形成されている。
【0036】インフレーター32は、上部にガス吐出口
32bを有した円柱状の本体32aを備え、本体32a
の外周面には、円環状のフランジ部32cが形成され、
フランジ部32cには、リテーナ33のボルト33aを
挿通させる挿通孔32dが形成されている。
【0037】そして、エアバッグ装置30は、リテーナ
33がエアバッグ31内に配置されて、各ボルト33a
が、エアバッグ31の挿通孔31b、インフレーターフ
ランジ部32cの挿通孔32d、底部材連結環部22の
保持孔22b、を挿通し、ナット34止めされることに
より、底部材20に保持されている。
【0038】なお、第1実施例のステアリングホイール
W1では、機能部品として、折り畳まれたエアバッグ3
1と天井被覆層17との間に、ホーンスイッチ36が配
設されている。このホーンスイッチ36は、メンブレン
スイッチから構成され、天井被覆層17のヒンジ部17
c側に、可撓性を有した舌片部36aを配置させ、舌片
部36aの下端に、図示しないホーン作動回路を接続さ
せている。
【0039】この第1実施例のステアリングホイールW
1の製造は、まず、芯金部11をインサートとして被覆
部15を射出成形で形成し、ステアリングホイール本体
10を製造する。また、エアバッグ装置30を上述のよ
うに、リテーナ33とナット34とを利用して、底部材
20に保持させておく。なお、保持させる際に、エアバ
ッグ31を折り畳んでおく。
【0040】そして、ホーンスイッチ36を介在させ
て、エアバッグ30を保持した底部材20の各取付孔2
2aを、ステアリングホイール本体10の各取付孔13
bに一致させ、各取付孔22aを経て、固着手段として
のボルト27を取付孔13bに螺合させれば、ステアリ
ングホイールW1を製造することができる。
【0041】さらに、ステアリングホイールW1を、ス
テアリングシャフト1に接続させる際には、ロックピン
25を外した状態の割れスリーブ部24の本体24a内
に、ステアリングシャフト1の上端を挿入し、挿通孔2
4eを経てロックピン25の雄ねじ部25cをねじ孔2
4gに螺合させることとにより、本体24aを縮径する
とともに、ステアリングシャフト1の上端の凹溝3にロ
ックピン25の軸部25bを嵌合させて、行なう。
【0042】この第1実施例のステアリングホイールW
1では、被覆部15が、リング芯金12とスポーク芯金
13とを被覆する芯金被覆層16の他に、芯金被覆層1
6に連結されてボス部Bの上部を被覆する天井被覆層1
7を備えているため、ステアリングホイールW1の上面
側に、見切り線が無くなり、上面側の意匠性を良好にす
ることができる。
【0043】また、底部材20が、下部にステアリング
シャフト1の上端を下方側から接続可能な接続部23を
配置させているため、ステアリングホイールW1の下面
側だけで、ステアリングシャフト1に取り付けることが
でき、一回の工程で、ステアリングシャフト1に接続さ
せることができる。
【0044】さらに、機能部品としてのエアバッグ装置
30は、底部材20の上部側における天井被覆層17と
の間に配設保持されることから、予め、底部材20の上
部側にエアバッグ装置30を配設保持させておき、ボル
ト27を利用して、底部材20を、ステアリングホイー
ル本体10のスポーク芯金13に連結させれば、エアバ
ッグ装置30が収納凹部18内に収納されて、ステアリ
ングホイールW1を組み立てることができ、その後、ス
テアリングホイールW1の下面側だけで、ステアリング
シャフト1にステアリングホイールW1を接続させるこ
とができ、既述の発明の作用・効果の欄で述べたと同様
な効果を得ることができる。
【0045】なお、第1実施例のステアリングホイール
W1では、底部材20をステアリングホイール本体10
に取り付ける固着手段として、ボルト27を利用した場
合を示したが、図4〜6に示す第2実施例のステアリン
グホイールW2のように、リベット28を利用するよう
に構成しても良い。
【0046】このステアリングホイールW2では、ステ
アリングホイール本体10の各スポーク部芯金13の下
端に、下方へ延びる舌片部13cが形成され、各舌片部
13cにリベット28を挿通させる取付孔13dが形成
され、一方の底部材20の連結環部22に、下方へ延び
る3つの舌片部22cが形成され、各舌片部22cにリ
ベット28を挿通させる取付孔22dが形成されて構成
されている。そして、エアバッグ装置30を保持した底
部材20は、対応する取付孔13d・22dを挿通する
リベット28により、ステアリングホイール本体10に
取り付けられている。なお、このステアリングホイール
W2では、下方へ延びる舌片部13cのため、スポーク
芯金13が長くなり、塑性変形し易く、リング部Rに衝
撃が作用した際、その衝撃エネルギーを吸収し易くな
る。
【0047】また、第1実施例のステアリングホイール
W1では、機能部品としてのエアバッグ装置30におい
て、リテーナ33から延びるボルト33aを利用して、
エアバッグ31やインフレーター32の組み付けや保持
を行なうようにしたが、第2実施例のステアリングホイ
ールW2のように、インフレーター32のフランジ部3
2cに下方へ延びる4本のボルト32eを設け、これら
のボルト32eを利用して、円環状のバッグホルダ43
にエアバッグ30とインフレーター32とを保持させ、
さらに、バッグホルダ43を利用して、底部材20に保
持させるように構成しても良い。このバッグホルダ43
は、インフレーター32のボルト32eを挿通させる取
付孔43aを備えるとともに、バッグホルダ43を底部
材20の連結環部22にリベット44止めして取り付け
るための、保持孔22eに対応した保持孔43bを備え
ている。
【0048】このような構成であると、エアバッグ装置
30をバッグホルダ43だけで底部材20に取り付ける
ことができ、第1実施例のステアリングホイールW1に
比べて、底部材20へのエアバッグ装置30の保持作業
が容易となる。なお、リベット44は、底部材20の下
面側の一方向から装着することができる、所謂、ブライ
ンドリベットである。ちなみに、バッグホルダ43に、
リテーナ33のように、下方へ延びるボルトを固着さ
せ、このボルトを利用して、バッグホルダ43を底部材
20にナット止めしても良い。
【0049】さらに、第1実施例のステアリングホイー
ルW1では、ホーンスイッチ36をボス部Bに配設した
ものを示したが、第2実施例のステアリングホイールW
2のように、芯金被覆層16のスポーク部Sの部位にホ
ーンスイッチ46を配置しても良い。これらのホーンス
イッチ46は、ホーンボタンタイプのものである。そし
て、ステアリングホイール本体10が、芯金被覆層16
の成形時に凹部16bを設けるとともに、所定の図示し
ないリード線を埋設して製造され、ホーンスイッチ46
は、リード線を所定の接点部位に結線して、凹部16b
に配設されて構成されている。勿論、このスポーク部S
部位での見切り線を無くすために、芯金被覆層16の成
形時に、スポーク部S部位に、メブレンスイッチからな
るホーンスイッチを埋設させて製造するようにしても良
い。
【0050】さらにまた、第1実施例のステアリングホ
イールW1では、ボス部Bの下部側面に、芯金被覆層1
6から延びるカバー部16aを形成したものを示した
が、第2実施例のステアリングホイールW2のように、
底部材30にねじ孔21cを設け、ロアカバー48をね
じ49止めして、ボス部Bの下部側面を覆うようにして
も良い。
【0051】なお、このステアリングホイールW2の組
み立ては、ステアリングホイール本体10に対して、エ
アバッグ装置30を保持した底部材20をリベット28
止めするとともに、ホーンスイッチ46を配設し、その
後、底部材20にロアカバー48をねじ49止めすれ
ば、組立完了となる。そして、接続部23を利用して、
ステアリングシャフト1に接続させれば良い。
【0052】さらに、第1・2実施例では、ステアリン
グシャフト1に接続する接続部23として、ステアリン
グシャフト1の凹溝3に嵌合するロックピン25を利用
するものを示したが、この接続部23は、ステアリング
シャフト1の上端を下方側から接続させることができる
構造であれば良く、他に、特開昭63−134368号
公報、実公平2−24691号公報、実公平5−238
8号公報等に記載されているように、ステアリングシャ
フト側に取付板やねじ部材等を設けて、これらにボルト
止めしたり螺合させる構造としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のステアリングホイールの
平面図である。
【図2】同実施例の縦断面図であり、図1のII−II部位
を示す。。
【図3】同実施例の要部分解斜視図である。
【図4】第2実施例のステアリングホイールの平面図で
ある。
【図5】同実施例の縦断面図であり、図4のV−V部位
を示す。
【図6】同実施例の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ステアリングシャフト、 10…ステアリングホイール本体、 11…芯金部、 12…リング芯金、 13…スポーク芯金、 15…被覆部、 16…芯金被覆層、 17…天井被覆層、 20…底部材、 23…接続部、 27…(固着手段)ボルト、 28…(固着手段)リベット、 30…(機能部品)エアバッグ装置、 31…エアバッグ、 32…インフレーター、 R…リング部、 B…ボス部、 S…スポーク部、 W1・W2…ステアリングホイール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング部と、該リング部の中央に配置さ
    れて下部をステアリングシャフトの上端と接続させるボ
    ス部と、前記リング部と前記ボス部とを接続するスポー
    ク部と、を有して構成されるステアリングホイールであ
    って、 前記リング部、前記スポーク部、及び、前記ボス部の上
    部側、を構成するステアリングホイール本体と、前記ボ
    ス部の下部側に配置される底部材と、該底部材に保持さ
    れる機能部品と、を備えて構成され、 前記ステアリングホイール本体が、芯金部と被覆部とか
    ら構成され、 前記芯金部が、前記リング部に配置されるリング芯金
    と、前記スポーク部に配置されて前記リング芯金に連結
    されるスポーク芯金と、を備えて構成され、 前記被覆部が、前記リング芯金と前記スポーク芯金とを
    被覆する芯金被覆層と、該芯金被覆層に連結されて前記
    ボス部の上部を被覆する天井被覆層と、を備えて構成さ
    れ、 前記底部材が、上部側における前記天井被覆層との間で
    前記機能部品を配設保持するとともに、下部に前記ステ
    アリングシャフト上端を下方側から接続可能な接続部を
    配置させて、固着手段により前記スポーク芯金と連結さ
    れていることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記機能部品が、折り畳まれた袋状のエ
    アバッグと、該エアバッグに膨張用のガスを供給するイ
    ンフレーターと、を備えたエアバッグ装置であることを
    特徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6595083B2 (en) 1997-02-05 2003-07-22 Toyoda Gosei, Co., Ltd. Steering wheel
JP2006027562A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Mazda Motor Corp エアバッグ装置を備えたステアリングホイール

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JP4543807B2 (ja) * 2004-07-21 2010-09-15 マツダ株式会社 エアバッグ装置を備えたステアリングホイール

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