JPH08230241A - インクジェットプリンタの印刷方法 - Google Patents

インクジェットプリンタの印刷方法

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JPH08230241A
JPH08230241A JP7338886A JP33888695A JPH08230241A JP H08230241 A JPH08230241 A JP H08230241A JP 7338886 A JP7338886 A JP 7338886A JP 33888695 A JP33888695 A JP 33888695A JP H08230241 A JPH08230241 A JP H08230241A
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JP7338886A
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Inventor
R Victor Klassen
クラッセン アール.ヴィクター
Thomas P Courtney
ピー.コートニー トーマス
Stephen C Morgana
シー.モーガナ ステファン
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Original Assignee
Xerox Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素のエッジへの近接度を気にせずに、所定
解像度の画像をそれより低い解像度のインクジェットプ
リンタで印刷する。 【解決手段】 水平方向に600dpiの解像度を有す
る画像を300dpiのインクジェットプリンタで印刷
するために、画像の画素の奇数ローと偶数ローとにわけ
て検査する。奇数ローでは左から右に画素を検査し、左
から順に偶数番目の画素を消去する。偶数ローでは画素
を右から左に検査し、右から順に偶数番目の画素を消去
する。このようにして適切に画素を消去した後、残りの
ON画素に対応する領域にインクジェットプリンタでイ
ンク微粒を噴射する。600pdiの画像がペーパー上
にに認識可能に再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷方法に関し、特
に、所定軸に沿って特定の解像度を有する画像を、前記
所定軸に沿って前記画像の特定の解像度より低い解像度
を有するインクジェットプリンタを使用して印刷する印
刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】インク
ジェットプリントヘッドは、複数の微粒エジェクタから
インク飛沫を選択的に噴射して、紙などの受像媒体上に
所望の画像を生成する。プリントヘッドは通常、インク
を受像媒体に導く微粒エジェクタのアレイを備える。キ
ャリッジ型のインクジェットプリントヘッドでは、プリ
ントヘッドが受像媒体に対して左右に移動し、画像を一
列ごとに印刷する。
【0003】インクジェットプリントヘッドは通常、毛
管チャネルのような複数のインク通路を有する。各チャ
ネルがノズル端を有し、それぞれインク供給マニホルド
に接続される。マニホルドから供給されるインクは、各
チャネルの抵抗発熱体が適切な信号を受信して、発熱体
に隣接するチャネル部分のインクが瞬間的に加熱され気
化するまで、チャネルユニット内に保持される。チャネ
ル内でインクの一部が瞬間的に気化することにより微細
な泡(バブル)が生じ、このバブルが一定のインク量
(インク微粒)をノズルを介して受像媒体に噴出させ
る。ホーキンス(Hawkins) の米国特許第4,774,530 号
は、典型的なインクジェットプリンタの一般配置構成を
示している。
【0004】市販のインクジェットプリンタの多くは、
水平軸(いわゆるラスタ走査軸)方向に300ドット/
インチ(dpi)、垂直方向に300dpiの解像度を
有し、ペーパー上に画素イメージを形成する個々の丸い
インク微粒を生成する。すなわち、このようなインクジ
ェットプリンタは300×300dpiの出力画像を印
刷するように設計されている。しかし、より鮮明な画像
を印刷するために解像度を高めるのが望まれ、たとえば
300dpiのインクジェットプリントヘッドで300
×600dpiの画素イメージを印刷できることが望ま
しい。インクジェットをより高速で噴出させることによ
って、インクジェットプリンタの有効解像度を水平軸方
向(ラスタ走査方向)に増加することができるが、これ
はインクジェット噴射ヘッドの設計し直しを必要とし、
コストが高くなる。また、プリントヘッドがペーパーを
横切って移動する速度を低減することによっても水平軸
方向への有効解像度を増加することができる。しかしこ
の方法ではインク微粒がオーバーラップしすぎて、過剰
のインクがペーパーに沈着する。
【0005】ランド(Lund)らの米国特許第5,270,728 号
は、インクジェットプリンタなどのラスタ走査の速度分
解能を倍増する方法を開示する。この方法によれば、3
00×600dpiの画素イメージが、対応の重複しな
い物理的なドットイメージにマッピングされる。このド
ットイメージに応じてインクジェットが噴射され、イン
ク微粒を600dpiの分解格子タイミングでペーパー
上に導き、画素イメージの水平方向の解像度を効果的に
2倍にする。これはプリントヘッドの噴射速度を増大さ
せずに行われる。
【0006】上記米国特許5,270,728 号では、画素イメ
ージのエッジを参照してその画素イメージ内のピクセル
を選択的にOFFにすることによって、印刷前に画素イ
メージを間引きを行う。換言すれば、画素イメージの中
で選択した画素をONに維持するわけであるが、これは
画素の隣接関係とエッジからの近隣度に基づいて行われ
る。
【0007】図1には、インクジェットプリンタで印刷
されることになる画素イメージ200が示されている。
各画素は垂直方向および水平方向に300dpiの解像
度を有する長方形で示され、斜線部分が画素イメージを
構成する。説明の都合上、便宜的に各ロー(横列)に
9、10、11、12、13、14、15、16と連続
する番号を付ける。また画素イメージ200の各カラム
(縦列)をA、B、C、D、E、F、G、Hとする。す
なわち、ラスタ走査(水平)方向Xに沿って各カラムに
アルファベットを付し、低速走査(垂直)方向Yに沿っ
て各ローに番号を付す。たとえば、画素イメージ200
の左上の画素は9Aとなる。同様に画素イメージ200
の右下の画素は16Hとなる。
【0008】この画素イメージを上記米国特許第5,270,
728 号の方法にしたがって部分変更した画素イメージ2
10を図2に示す。図示のように、各ローにおいてオリ
ジナル画素イメージ200のどの隣接し合う2つの画素
もともにONにならないように画素を選択的にOFFに
する。この方法ではオリジナルイメージ200の左端の
エッジ画素(カラムA)は常にON状態に維持される。
また、各ローの最後の画素は常にOFFにされるが、最
後から2番目の画素は常にONに保たれる。たとえば、
画素9DはONのままであるが、画素9EはOFFにさ
れる。それ以外の内部のON画素は、画像のエッジへの
近接度に応じてONに維持される。すなわち、米国特許
第5,270,728 号の方法は、画素ローにおける各画素のエ
ッジへの近隣度の検出に関連するものである。
【0009】図2からわかるように、この方法で画素を
間引いた結果、カラムBのすべての画素がOFFにされ
る。これは主として、画素イメージ200の左側エッジ
(カラムA)が直線エッジになっているためである。米
国特許第5,270,728 号に記載の方法で部分変更した画素
イメージ210をドットにマッピングして印刷すると、
カラムBのOFF画素が条痕などとして印刷画像に現わ
れ、肉眼で認識できる画質の低下につながる。
【0010】図3は、上記米国特許第5,270,728 号のマ
ッピング方法である。図2の画素変更プロセスでONの
まま維持された画素は、順次すぐ右隣のOFF画素とマ
ッピングされる。図において、ドット60は、ON画素
9Aとその右隣のOFF画素9Bに対応する。こうして
できたドット構成はプリントヘッドの300dpi解像
度を表わす。すなわち、図2に示される変更後の画素イ
メージ210は、各ON画素がそのすぐ右隣のOFF画
素とともにドット60にマップされて図3のドット構造
を生成する。図3のドット構造は、インクジェットプリ
ンタによってラスタ走査され画素イメージを印刷する。
【0011】上記の米国特許第5,270,728 号の方法は、
複写紙上に印刷された画像において肉眼でわかる画質の
欠陥に影響する問題点を含む。たとえば、図2のカラム
Bのようにカラムのすべての画素がOFFにされたな
ら、白い条痕が印刷画像に現われるなど、画質のきめの
問題として複写紙上に現われる。また、図2で5つの画
素を含むロー9および10にも問題がある。5画素幅の
ローで2つ以上の連続するOFF画素が垂直方向に同じ
位置で並んだ場合、印刷の結果これらのローの真ん中に
目に見える白のキャップが生じる。このギャップは図3
の画素9Cおよび10Cに対応する。すなわち、上記米
国特許の方法を使用すると、ひとつのローの中で2つの
連続するOFF画素に対応する領域が、複写紙上の印刷
画像で目に見える欠陥となって現われる。このような問
題は、一部には各画素のON/OFFを決定するのにエ
ッジへの近接基準値に頼って、その画素がどのくらいエ
ッジに近いかに基づいて行われるために生じるものであ
る。エッジを常に意識しておくのは時によっては望まし
いが、これを行うと各画素についてONに維持するかO
FFにするかを適切に決定するのに、各ローに含まれる
多数の画素に関してそれぞれどのくらいエッジから離れ
ているかをいちいち検査しなければならず、方法が複雑
になる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明はエッジへの近接基準値を必要とせずにプ
リントヘッドの有効解像度を向上する印刷方法を提供す
る。本発明の方法は、米国特許第5,270,728 号に記載の
方法よりずっと簡単で実行しやすい。
【0013】本発明はまた、所定軸に沿って特定の解像
度を有する画像を、前記画像の所定解像度より低い解像
度のインクジェットプリンタを使用して印刷する方法を
提供する。この方法では、各ローにそれぞれ番号をつ
け、すべてのローを奇数ローか偶数ローのいずれかとす
る。各ローの中の連続するON(ブラック)画素ブロッ
ク内の画素に、そのブロックのエッジから順に適切に符
号付けをする。次いで、奇数ローでは各ON画素ブロッ
クの左端の画素から順に偶数番目の画素を消去する(無
効にする)。偶数ローでは、ON画素ブロックの右端の
画素から左端に向かって順に偶数番目の画素を消去す
る。この処理の結果ONに維持された画素に対応する領
域に、インクジェットプリンタでインク微粒を噴射す
る。これによって画素イメージを所定の解像度で認識可
能に再生する。ビットマップイメージで垂直エッジに現
われるぎざぎざ(あるいはジッパー状の凹凸)は、イン
クとペーパーとの相互作用によって印刷結果では滑らか
な線となる。
【0014】本発明のその他の目的、効果、特徴は、図
面を参照して以下に詳細に述べる発明の実施の形態での
説明から更に明らかになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図7はキャリッジ型のインクジェ
ット印刷装置20である。インクドロップ生成チャネル
のリニアアレイは、反復キャリッジアセンブリ24のプ
リントヘッド22に収納される。インク微粒26は受像
媒体28上に噴射され、受像媒体28はステッパモータ
30によって矢印32の方向に所定距離だけ送られる。
受像媒体28はたとえば紙であり、給紙ロール34から
ステッパモータ30あるいは周知の手段によって巻取ロ
ール36に巻き取られる。
【0016】プリントヘッド22は支持基板38に固定
的に搭載され、2つの並行なガイドレール40などの周
知の手段を用いて反復運動に適合するように構成され
る。プリントヘッド22の反復運動は、ケーブル42と
一対のプーリ44によって行われ、プーリの一方を反転
モータ46に接続して作動させる。プリントヘッド22
は通常、モータ30による受像媒体28の移動方向に直
角な方向に、受像媒体を横切って移動する。もちろん、
キャリッジアセンブリ24を反復させる別の構成も当業
者にとっては周知である。
【0017】プリントヘッド22はコントローラ50に
接続されている。本実施形態ではコントローラ50を使
用して、プリンタヘッド22の解像度より高い解像度の
画素イメージを受信する。たとえば、プリントヘッドの
解像度が300dpiのときに、300×600pdi
の解像度の画素イメージを受け取る。もちろんこの解像
度に限定されるわけではなく、その他の解像度も発明の
範囲内である。コントローラ50は、以下で詳細に述べ
る本発明の方法を実行するためのハードウェアであって
もソフトウェアであってもよい。また、上記のインクジ
ェット印刷装置20は例として挙げただけであり、本発
明を制限するものではなく、別のプリンタ構造を用いて
も本発明の範囲内に含まれる。
【0018】次に、図4を参照してインクジェット印刷
装置20の作用について説明する。まず、ステップ10
0でコントローラ50が画素イメージ200を受信す
る。オリジナルの画素イメージは、走査装置、ROS
(ラスタ出力スキャナ)、コンピュータなどの装置で形
成されるが、本実施態様では、図1に示したオリジナル
画素イメージ200を受信するものとして説明を進め
る。ステップ102で、各画素ロー(横列)に適切に番
号付けし、各ローを偶数ローか奇数ローのいずれかにす
る。たとえば、画素ロー9、11、13、15は奇数ロ
ーであり、画素ロー10、12、14、16は偶数ロー
である。本実施態様ではステップ102で各画素ローを
偶数ローあるいは奇数ローに番号付けするとして述べて
いるが、別の実施態様としてこのステップをその他の工
程の一部として行ってもよい。その場合は、ローを連続
して順に検査することによってどのローが偶数ローでど
のローが奇数ローかを決定すればよい。
【0019】ステップ104で、各奇数ロー9、11、
13、15の連続するON画素のブロックで左から順に
偶数番目の画素をかOFFにして消去する。たとえば、
画素ロー11では、画素11B、11D、11FをOF
Fにする。画素ロー13では、画素13B、13D、1
3FをOFFにする。このように、ステップ104で
は、米国特許第5,270,728 号とは異なり、右端のエッジ
を考慮せずに処理を行う。詳述すれば、奇数ロー9で、
左端の(最初の)画素9Aは左からみて奇数番目の画素
なのでONに維持される。次いで、次の画素9Bが現在
の画素として検査される。すぐ左隣の画素(すなわち9
A)がONの場合は、現在の画素9BはOFFにされ
る。さらに、3番目の画素9Cがすぐ左隣の画素(9
B)を参照して検査される。左隣の画素9BがOFFな
ので、現在の画素9CはONに維持される。
【0020】このように、画素ローが奇数ローであれ
ば、オペレーションは左から右へ(すなわちラスタ走査
方向に)進められ、すぐ左隣の画素がOFFであるなら
ば、現在の画素をONに維持する。左隣のOFF画素
は、オリジナルのビットマップイメージでもともとOF
Fであったものでも、上記処理過程でOFFに変更され
たものでもよい。すなわち、オリジナルのビットマップ
イメージ内の画素は、そのすぐ左隣の画素がOFFでな
いかぎり、ONには維持されない。
【0021】ステップ106で、各偶数ロー10、1
2、14、16においてON画素ブロックの右端から始
めて偶数番目の画素を順にOFFにする。たとえば、画
素12Fは偶数ローの一番右端の画素なのでONに維持
する。ついでこのローで12E、12C、12Aを順次
OFFにする。次の偶数ロー14では、14Gが右端の
画素なのでONに維持され、14F、14D、14Bを
順次OFFにする。このように偶数ローでは、左端のエ
ッジを考慮することなく一番右端の画素をONに維持す
る。
【0022】ローが偶数ローであれば、オペレーション
は右から左に(ラスタ走査と逆方向)に進められ、すぐ
右隣の画素がOFFであれば、現在の画素はONに維持
される。右隣のOFF画素については、オリジナルのビ
ットマップイメージでもともとOFFであったもので
も、このステップの処理過程でOFFに変更されたもの
であっても、どちらでもよい。つまり、すぐ右隣の画素
がOFFでないかぎり、オリジナルのビットマップイメ
ージ中の画素はONに維持されない。
【0023】こうして変更されたイメージ220内の残
りのON画素を、ステップ108で、オリジナル画素イ
メージ200の解像度より低い解像度のプリントヘッド
22を使用して適切に印刷する。好ましくは、オリジナ
ルの画素イメージは300dpi×600dpiの画像
であり、プリントヘッドは300dpiの解像度であ
る。
【0024】図6は、変更後の画素イメージ220の中
でONに維持された各画素を、300dpiのインク滴
に対応するドット60にマッピングした図である。変更
後イメージ220の各ON画素は、そのすぐ右隣のOF
F画素とマッピングされる。コントローラ50内にある
変更後画素イメージ220はラスタ走査され、受像媒体
上にドット60を生成して、オリジナルの画素イメージ
200をプリントヘッドの解像度で認識可能に再生す
る。このマッピングによって、ロー9、10、12〜1
4、16の最後のドットがオリジナル画素イメージ20
0の右端を越えて拡がるので、結果的にイメージが拡大
されることになる。
【0025】以上説明したように、本発明の方法では米
国特許第5,270,728 号に述べられるような複雑なアルゴ
リズムを必要としない。すなわち、左端と右端の双方を
常に意識した(エッジへの近接度を常に意識した)アル
ゴリズムの必要性を回避することができる。
【0026】上記の方法は、各走査ラインのビットをシ
リアルビットとして扱うホストコンピュータのソフトウ
ェアを用いることによってコントローラ50で実行する
のが好ましい。すなわち、各奇数ローでは左から右へと
検査してゆき、偶数ローでは右から左へと検査してゆ
く。この処理中、状態ビットはすぐ前の画素の状態を記
録するように維持される。ホワイト画素を検出したな
ら、状態ビットはホワイトに設定される。ブラック画素
を検出したなら、一つ前の状態変数がブラックのときに
限って検出したブラック画素をホワイトに設定する。こ
の画素の変数は設定された状態に一致して設定される。
【0027】本発明は上述のようにソフトウェアで実行
可能であるが、以下に述べるようにハードウェアに組み
込んでもよい。反復プリントヘッド22を備えるインク
ジェット印刷装置は、プリントヘッド22の移動方向に
直角に配置された複数の(通常は48以上の)ジェット
あるいはチャネルを有する。これらのジェットあるいは
チャネルのすべては基本的に同時に噴射され各位置で縦
方向の画素カラムを生成する。この方法で、プリントヘ
ッド22が受像媒体28の幅にわたって横方向に移動す
ると、プリントヘッドの高さに対応する画素スワース
(swath :帯状の帯域)全体が印刷される。すなわち画
素スワースは、受像媒体の幅とプリントヘッド22の高
さの範囲にある画素集合である。ジェットまたはチャネ
ルの噴射のタイミング設定は正確に行わねばならないの
で、専用メモリバッファ(スワースバッファと呼ばれ
る)をコントローラ50内で使用して、プリントヘッド
22が受像媒体28を横切って移動する前に、画素スワ
ース全体のイメージデータを記憶する。本発明の方法は
データをプリントヘッド22に転送する前にスワースバ
ッファ内でデータを操作して実行することができる。
【0028】このようなハードウェアオペレーション
で、一つ前の画素がONであれば、現在の画素をOFF
にする。すなわち、この操作は、現在の画素とひとつ前
の画素の補数との論理積AND演算である。プリントヘ
ッド22は両方向へ移動が可能なので、スワースバッフ
ァ上で2つ以上の処理サイクルを作っておく。それらサ
イクルの半数は左から右へのオペレーションのためのも
のであり、もう半分は右から左へのオペレーション用で
ある。各サイクルで、スワースバッファ内の複数の走査
ライン(最高、全走査ラインの半数まで)を一度にパラ
レルに処理する。好ましくは2つの処理サイクルだけで
パラレル処理をする。すなわち、奇数ローを左から右へ
パラレルに処理するサイクルと、偶数ローを右から左に
パラレルに処理するサイクルである。しかしもちろん、
これ以上の数のサイクルでスワースのサブセクションご
とに処理する方法も、本発明の範囲内にある。
【0029】図8を参照して、奇数ローの左から右への
処理サイクルを詳細に説明する。ステップ130で、連
続するON画素の番号を示すカウンタNを「1」に設定
する。したがって、各ローにおいて最初のON画素(左
端)に遭遇するまでカウンタ値Nは「1」に設定されな
い。すべての奇数ローが同時にパラレルに処理されると
はいえ、各ローはそれぞれ個別に処理される。すなわ
ち、各ローがそれぞれのカウンタを有するが、図と説明
をわかりやすくするために、ひとつのカウンタNと関連
する処理について述べてゆく。ステップ132で、現在
のカラムを奇数ローの処理スワース(帯域)の左端のカ
ラムとして入力する。ステップ134で、カウンタNに
基づいて現在のカラムが左端のカラムかどうか(すなわ
ちN=1かどうか)を判定する。肯定判定のときはステ
ップ135に進み、現在のカラムはプリンタヘッド22
によって印刷される。その後、現在のカラムをステップ
136で論理反転する。ステップ138でこの奇数ロー
のスワースの次のカラムを入力し、ステップ140でカ
ウンタNをインクリメントする。ステップ142で、ス
テップ136で反転したカラムと、ステップ138で得
た次のカラムとのAND演算を行って論理積を求める。
ステップ144でこの演算結果をプリントヘッド22に
送る。オペレーションはステップ134に戻り、上述の
処理を繰り返す。
【0030】偶数ローにおける右から左への処理サイク
ルも、図8と同様の方法で行われる。ただし、ステップ
132で得られる奇数ロースワースの最初のカラムは右
端のカラムになる。ステップ134で現在のカラムがこ
のスワースでの右端のON画素かどうか(N=1である
かどうか)を判定する。次のカラムを右から左に検出し
てゆく以外は、オペレーションは奇数ローでのサイクル
と同様に進められる。
【0031】以上本発明を実施態様に基づいて述べてき
たが、これに限定されず、本発明の範囲内で多様な変更
やバリエーションが可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明の方法では、奇数ローと偶数ロー
ごとにひとつ前の画素の状態に応じて適切に画素をOF
Fに変更するので、エッジを意識することなく、したが
ってエッジへの近接基準を用いた複雑なアルゴリズムを
使用せずに、画素イメージを低い解像度のインクジェッ
トプンタで印刷再生することができる、という効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷される画素イメージの概念図である。
【図2】従来の方法にしたがってOFF変更された画素
イメージの概念図である。
【図3】従来の方法にしたがってマッピングされたドッ
ト構成を示す概念図である。
【図4】本発明が適用されるインクジェット印刷装置の
処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施態様にしたがってOFF変更した
画素イメージを示す概念図である。
【図6】本発明の実施態様にしたがって画素をマッピン
グした、インク微粒に対応するドットの構成を示す概念
図である。
【図7】本発明が適用されるインクジェット印刷装置の
概略斜視図である
【図8】画素データスワース(帯状領域)の検査オペレ
ーションを示すフローチャートである。
【符号の説明】 20 インクジェット印刷装置 22 プリントヘッド 24 キャリッジアセンブリ 28 受像媒体 30、46 モータ 44 プーリ 50 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ピー.コートニー アメリカ合衆国 14450 ニューヨーク州 フェアポート ロス コモン クレセン ト 48 (72)発明者 ステファン シー.モーガナ アメリカ合衆国 14420 ニューヨーク州 ブロックポート ホーリー ストリート 565

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定軸に沿って特定の解像度を有する画
    像を、前記所定軸に沿って前記画像の特定の解像度より
    低い解像度を有するインクジェットプリンタを使用して
    印刷する印刷方法であって、前記画像は、前記所定軸に
    沿って第1左端画素から第1右端画素まで連続するON
    (ブラック)画素ブロックを含む第1の画素ローと、前
    記所定軸に沿って第2右端画素から第2左端画素まで連
    続するON(ブラック)画素から成る第2の画素ローと
    を含み、 前記所定軸に沿って特定の解像度を有する画像を受信す
    るステップと、 前記第1の画素ローから偶数番目の画素をOFFにして
    消去するステップと、 前記第2の画素ローから偶数番目の画素をOFFにして
    消去するステップと、 前記消去ステップの後に、前記第1画素ローの残りのO
    N画素と前記第2画素ローの残りのON画素に対応する
    領域にインクジェットプリンタからインク微粒を噴射
    し、前記インク微粒が前記所定軸に沿った特定の解像度
    で前記画像を認識可能に再生するステップと、 を含む印刷方法。
JP7338886A 1995-01-03 1995-12-26 インクジェットプリンタの印刷方法 Withdrawn JPH08230241A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US368137 1995-01-03
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