JPH08332720A - イメージ印刷方法 - Google Patents

イメージ印刷方法

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JPH08332720A
JPH08332720A JP13704396A JP13704396A JPH08332720A JP H08332720 A JPH08332720 A JP H08332720A JP 13704396 A JP13704396 A JP 13704396A JP 13704396 A JP13704396 A JP 13704396A JP H08332720 A JPH08332720 A JP H08332720A
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pixel
image
pixels
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JP13704396A
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English (en)
Inventor
Steven R Moore
アール.ムーア スティーブン
Thomas P Courtney
ピー.コートニー トーマス
Richard E Butts
イー.バッツ リチャード
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Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の軸に沿って決められた解像度を有する
イメージを、イメージの決められた解像度より少ない解
像度を有するインクジェットプリンタを用いて印刷する
方法を提供する。 【解決手段】 所定の軸に沿って決められた解像度を有
するイメージが受信される。イメージは、所望のピクセ
ルイメージパターンに基づいて変更される。変更ステッ
プの後で、ピクセルイメージパターンからの選択された
ピクセルがインクジェットプリンタによってラスタ走査
される。次に、受像部材が選択された距離だけ進められ
る。ピクセルイメージパターンからの残りのピクセルが
受像部材上でラスタ走査される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタに関し、特に、より低い解像度を有するインクジェ
ットプリンタによって視覚的に再現可能なピクセルイメ
ージ(画像)を生成するために、高解像度ピクセルイメ
ージを変更する方法に関する。特に、本発明は、一定の
領域から薄くされる一定のピクセルを保持することによ
って、印刷されたイメージを選択的に暗くする。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリントヘッドは、紙等
の、受像媒体上に所望のイメージを生成するために、複
数のドロップエジェクタからインクのドロップレット
(液滴)を選択的に射出する。プリントヘッドは、一般
的に、インクを受像媒体へ搬送するドロップエジェクタ
のアレイを含む。キャリッジ型インクジェットプリント
ヘッドでは、プリントヘッドはイメージをスワス(印刷
幅)で印刷するために受像媒体に対して左右に移動す
る。
【0003】インクジェットプリントヘッドは、一般的
に、毛管状チャネル等の、複数のインク通路を含む。各
チャネルはノズル端を有し、インク供給マニホルドと接
続される。そのチャネルの抵抗加熱素子へ入力される適
切な信号に応じて、加熱素子に隣接するチャネルの一部
でのインクが急速に加熱されて蒸発するまで、マニホル
ドからのインクは各チャネル内に保持される。チャネル
からのいくらかのインクが急速に蒸発すると、泡が生じ
て、多量のインク(即ち、インクドロップレット)がノ
ズルを介して受像媒体へ射出される。その開示がここに
参照のために組み込まれる米国特許第4、774、53
0号では、一般的なインクジェットプリンタの一般的な
構造が示されている。
【0004】多くの市販のインクジェットプリンタは、
横軸(ラスター走査軸とも称される)に沿って300 ドッ
ト/インチ(dpi) の解像度を有する。インクジェットプ
リンタはまた、一般的に、紙上にピクセルイメージを形
成する、丸い個々のインクドロップレットを形成するよ
うに300 dpi の縦軸解像度を有する。従って、これらの
インクジェットプリンタは、300 x 300 dpi の出力イメ
ージを印刷するために設計されている。しかしながら、
より高い解像度のイメージを印刷するために解像度の増
加が望まれる。例えば、300 dpi インクジェットプリン
トヘッドを用いて、300 x 600 dpi のピクセルイメージ
を印刷するのが望ましいこともある。インクジェットプ
リンタの有効解像度は、インクジェットをより高レート
で励起又は起動することによって、縦軸(即ち、ラスタ
ー走査軸)に沿って増加することができる。これは、イ
ンクジェット起動ヘッドを再設計する必要があり、従っ
て、コストが著しく高くなる。また、プリントヘッドが
紙を横切って移動する速度を遅くすることによって、有
効解像度をラスター走査軸に沿って増加することも可能
である。しかしながら、これは過度にインクドロップが
重なるために、紙に過度のインクが付着されることもあ
る。
【0005】その開示がここに参照のために組み込まれ
る米国特許第5、270、728号では、インクジェッ
トプリンタ等のラスター走査デバイスの速度解像度を増
倍するための方法が開示されている。300 x 600 dpi ピ
クセルイメージは対応する、重ならない物理的ドットイ
メージへマッピングされ、インクジェットがドットイメ
ージに応じて起動され、インクドロップレットを紙上に
600 dpi 解像度グリッドタイミングで方向付けて、ピク
セルイメージの横軸解像度を効果的に倍増する。これ
は、プリントヘッドの起動速度を増加せずに行われる。
【0006】米国特許第5、270、728号では、ピ
クセルイメージのエッジを基準にすることによって、ピ
クセルイメージ内のピクセルを選択的にオフにすること
により、ピクセルイメージが印刷される前に、それを薄
くする方法が記載されている。特に、米国特許第5、2
70、728号には、ON(オン)ピクセル隣接度及びエ
ッジ近接度基準に基づいて、ON状態にあるピクセルの内
の選択されたピクセルを維持する方法が記載されてい
る。
【0007】図1は、インクジェットプリンタによって
印刷されるのが望ましいピクセルイメージ200を示し
ている。図1において、各ピクセルは、縦軸に300 dpi
及び横軸に600 dpi 解像度を有する対応する斜線の矩形
によって表されている。説明を容易にするために、各列
は連続して10, 11, 12, 13, 14, 15, 16及び17と番号付
けられる。ピクセルイメージ200の行の各々は、対応
する文字A, B, C, D,E, F, G 及びH とラベル付けされ
る。行は、ラスター走査(即ち、横軸)方向Xを横切っ
てラベル付けされる。列は、スロースキャン(即ち、縦
軸)方向Yにラベル付けされる。一例として、ピクセル
イメージ200の上部左手角のピクセルはピクセル10C
とラベル付けされる。同様に、底部右手角のピクセルは
17G とラベル付けされる。
【0008】図2は、米国特許第5、270、728号
に記載される方法に従った変更されたピクセルイメージ
210を示す。図2で分かるように、選択されたピクセ
ルがOFF(オフ) にされて、元のピクセルイメージ200
の全ての2個の隣接するピクセルが所定の列でONに維持
されていない。更に、元のピクセルイメージ200の左
手エッジは常にON状態に維持されている。更には、それ
ぞれの列の各々の最後から2番目のピクセルは常にONに
維持されるが、各列の最後のピクセルはOFF にされる。
例えば、ピクセル10C 及び10G はONに維持されるが、ピ
クセル10H はOFF にされる。内部のONピクセルは、イメ
ージのエッジに対するそれらの近接度に基づいてONに維
持される。従って、米国特許第5、270、728号に
記載される方法は、ピクセル列のエッジに対するピクセ
ルの近接度(又は密接度)の決定に関する。
【0009】図2で分かるように、米国特許第5、27
0、728号の方法は、ピクセルの縦列でOFF を生じて
もよい。例えば、これはピクセル12E, 13E, 14E, 15E,
16E及び17E で見られる。米国特許第5、270、72
8号に記載される方法に従って変更されたピクセルイメ
ージ210がマッピング及び印刷されるとき、行E にお
けるOFF ピクセルは視覚的な問題(視覚的テクスチャ
等)を導く可能性がある。
【0010】図3では、米国特許第5、270、728
号に記載されるマッピングプロセスを示し、変更ステッ
プ(即ち、図2に従う)の間にONに維持されていた各ピ
クセルが、次にそのすぐ右にあるOFF ピクセルと共にマ
ッピングされる。例えば、ドット60はONピクセル10C
及びOFF ピクセル10D に対応する。結果となるドット構
造は、300 dpi 解像度のプリントヘッドを表す。従っ
て、図2に示される変更されたピクセルイメージ210
はマッピングされて、各ONピクセルがそのすぐ右にある
対応するOFF ピクセルと共にドット60へとマッピング
される。次に、図3のドット構造は、ピクセルイメージ
を印刷するために、インクジェットプリンタによってラ
スタ走査される。
【0011】米国特許第5、270、728号には、コ
ピーシート上の結果となるイメージの視覚的な品質に影
響を及ぼす幾つかの問題がある。例えば、列12−列17の
行Eのように、それぞれの行の全てのピクセルがOFF に
されると、コピーシート上に視覚的テクスチャの問題が
生じることがある。これらの問題が発生するのは、一部
に、米国特許第5、270、728号に記載される方法
が、それぞれのピクセルがエッジにどれくらい密接かを
決定するのにエッジ近接度基準に依存するからである。
エッジに敏感なことが望ましいときもあるが、これは各
ピクセルが適切にONに維持されるか又はOFF にされる前
に、各列内の多数のピクセルが検査されなければならな
い複雑な方法である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題及び他の
問題を解決するために、本発明の目的は、プリントヘッ
ドの有効解像度を増加する方法を提供することである。
本発明は、米国特許第5、270、728号に記載され
る方法よりも改良された方法を提供する。
【0013】本発明の目的はまた、所定の軸に沿って決
められた解像度を有するイメージを、イメージの決めら
れた解像度よりも少ない予め決められた解像度を有する
インクジェットプリンタを用いて印刷する方法を提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の軸に沿
って決められた解像度を有するイメージを、イメージの
決められた解像度よりも少ない予め決められた解像度を
有するインクジェットプリンタを用いて印刷する方法を
提供する。所定の軸に沿って決められた解像度を有する
イメージが受信される。イメージは、所望のピクセルイ
メージパターンに基づいて変更される。変更ステップの
後で、決められた解像度でイメージを視覚的に再現する
ために、イメージの選択されたピクセルがインクジェッ
トプリンタによってラスタ走査される。次に、受像部材
が選択された距離だけ進められる。次に、選択されたピ
クセルイメージパターンからの残りのピクセルが、受像
部材上でラスタ走査される。
【0015】本発明の他の目的、利点及び顕著な特徴
は、添付図面と共に本発明の好ましい実施例を開示する
以下の詳細な説明から明らかになる。
【0016】本発明の1態様は、所定の軸に沿って決め
られた解像度を有するイメージを、イメージの決められ
た解像度よりも少ない解像度を有するインクジェットプ
リンタを用いて、受像部材上に印刷する方法であって、
ピクセルイメージパターンからの選択されたピクセルを
受像部材上でラスタ走査して決められた解像度でイメー
ジの一部を視覚的に再現するステップと、受像部材を進
めるステップと、決められた解像度でイメージが視覚的
に再現されるように、ピクセルイメージパターンからの
次のピクセルを受像部材上でラスタ走査するステップ
と、を備える。
【0017】本発明は、同様の参照番号が同様の構成要
素を示す以下の図面を参照して説明される。
【0018】
【発明の実施の形態】図4は、キャリッジ型インクジェ
ット印刷装置20を示す。ドロップレット生成チャネル
の直線アレイは、往復移動キャリッジアセンブリ24の
プリントヘッド22に収容されている。プリントヘッド
22が矢印32で示される方向に受像(受信)媒体28
を横断する毎に、インクドロップレット26は、モータ
30によって矢印32の方向に予め選択された距離だけ
進められる受像媒体28へと進められる。紙等の受像媒
体28は、供給ロール34上に格納され、ステッパモー
タ30又は技術上公知の他の手段によって巻き取りロー
ル36上に積層される。
【0019】プリントヘッド20は、2本の並列ガイド
レール40等のあらゆる公知の手段を用いて往復移動さ
れる支持ベース38上に固定して取り付けられる。プリ
ントヘッド22の往復移動は、ケーブル42及び、その
内の一方が可逆モータ46によって動かされる、一対の
回転可能プーリ44によって行われてもよい。プリント
ヘッド22は、概して、受像媒体28がモータ30によ
って動かされる方向と垂直に、受像媒体28を横切って
動かされる。勿論、キャリッジアセンブリ24を往復移
動させるための他の構造体もまた公知である。
【0020】プリントヘッド22はまた、プリントヘッ
ド22の解像度より大きい解像度でピクセルイメージを
受信するために、本発明の実施例と共に使用されるコン
トローラ50と接続されてもよい。コントローラ50
は、以下に記載されるようなハードウェア及びソフトウ
ェアを含んでもよい。更に、インクジェット印刷装置2
0の上記の説明は単なる例証であり、それに限定してい
ないことを理解されたい。すなわち、他の構造体もまた
本発明の範囲内にある。
【0021】図5は、図6及び図7に関して、単一のピ
クセル列毎に説明される実施例を説明するフローチャー
トを示す。しかしながら、以下に記載されるように、動
作がピクセルデータのスワス全体で起こることにより、
幾つかのピクセル(通常、プリントヘッドの高さ)が同
時に並行して考慮される。
【0022】最初に、ステップ100において、ピクセ
ルイメージ200がコントローラ50で受信される。イ
メージは走査デバイス、ROS、コンピュータ又は他の
同様の装置から生成される。説明のために、受信される
イメージは図1に示される元のピクセルイメージ200
とする。ステップ102において、パリティインジケー
タNは、ピクセル列が偶数列の左から右へと検査される
ときに、偶数列の開始では1に設定され、奇数列の開始
ではゼロに設定される。例えば、図1からの元のピクセ
ルイメージ200を検査するとき、パリティインジケー
タNはコントローラ50上で、ピクセル10A を検査する
と1に設定され、ピクセル11A を検査するとゼロに設定
される。本実施例はステップ102に関してパリティイ
ンジケータを含むように記載されているが、このステッ
プは、固有に、例えば、ステップ112等の他のステッ
プの一部であってもよいことが理解される。ステップ1
03では、現行ピクセルの状態がテストされる。ONなら
ば、動作はステップ104へ続き、ONでなければ、動作
はステップ120へ続く。
【0023】ステップ104において、検査された現行
ピクセルが左エッジピクセルか(即ち、先行ピクセルが
入力においてOFF であって、現行ピクセルがONである
か)が決定される。左エッジピクセルならば、ステップ
114において、現行ピクセルはONに維持される。例え
ば、図6ではONに維持されているピクセル1OC が示され
ている。動作はステップ120へ続き、パリティインジ
ケータNが(1から減ずることによって)トグルされ
る。次に考慮されるピクセルはピクセル10D である。ス
テップ104において、現行ピクセル10D は左エッジピ
クセルでないと決定され、動作がステップ106へ進
む。ピクセル10D が左エッジピクセルから2番目のピク
セルである(即ち、先行ピクセルが左エッジピクセルで
あった)ために、ステップ116において、現行ピクセ
ル10D はOFF にされる。再び、ステップ120におい
て、パリティインジケータNがトグルされ、次のピクセ
ルは10E である。決定ステップ103、104及び10
6が順次繰り返される。ステップ108及び110にお
いて、現行ピクセル10E が右エッジピクセルでも、列の
右エッジピクセルの前のピクセルでもないことが決定さ
れる。動作はステップ112へ続く。ステップ112に
おいて、パリティインジケータが1、即ち、ピクセル位
置が元のチェッカーボードパターン又はマスクの黒の目
の内の1つであるならば、ピクセルはONに維持される。
そうでなければ、現行ピクセル10E はOFF にされる。
【0024】パリティインジケータは、図8に示される
パターンのようなチェッカーボードパターン(又はマス
ク)に従ってもよい。図8に示されるチェッカーボード
パターン300は、ソフトウェアに記憶されてもよい
し、ハードウェア論理によって実行されてもよい。図8
は、8個の列の高さと8個のピクセルの幅から成るチェ
ッカーボードパターン300を示している。これは、ピ
クセルイメージ200が内部に形成されるグリッド領域
の部分を示す。このチエッカー盤パターン300は決し
て上記の寸法に限られないことを理解されたい。一実施
例では、ステップ112において、ピクセル10E は論理
的1を示すチェッカーボードパターン300上のその位
置10E の状態と比較される。ピクセル10E におけるパリ
ティインジケータ(ロジック1)とピクセル10E のON状
態(ロジック1)との間でAND 演算を実行することによ
って、内部ピクセル10E がパリティインジケータと整合
すると決定される。従って、ステップ112において、
現行ピクセル10E はONに維持される。ソフトウェアには
他の方法が存在する。例えば、ソフトウェアにおいて、
イメージの内部部分のときのバイトが、奇数列及び偶数
列でそれぞれ16進値0x55又はOxAAとAND 処理されてもよ
い。
【0025】パリティインジケータNはステップ120
において再度トグルされ、次の検査するためのピクセル
は10F となる。動作はステップ103、104、10
6、108、110を介して続き、ステップ112に達
して、再びパリティインジケータがピクセル10F の状態
とAND 処理される。内部ピクセル10F (元のピクセルイ
メージ200でON状態を有する)は、図8に示される状
態を備えたパリティインジケータ(ロジックゼロ)と比
較される。ON状態とパリティインジケータとの間でAND
演算を実行することによって、ピクセル10F は図6の変
更されたイメージ220においてOFF にされる。
【0026】再度、パリティインジケータNはステップ
120でトグルされ、ステップ103、104及び10
6を介して進む。ステップ108において、ピクセル10
G は列10において最後から2番目のピクセルであると決
定される。従って、ステップ116において、ピクセル
10G はOFF にされる。最後に、パリティインジケータN
はステップ120でトグルされ、コントローラはピクセ
ル10H を検査するために進み、ステップ103、10
4、106及び108を繰り返す。ステップ110にお
いて、ピクセル10H は右エッジピクセルと決定される。
このピクセルは、ステップ118でONに維持される。動
作は、同様にして後続のピクセル列で続く。しかしなが
ら、上記のように、動作は複数の列で同時に(即ち、並
行して)発生してもよい。
【0027】図5に関する上記の実施例では、ONピクセ
ルの隣接した列毎に、左エッジピクセル及び右エッジピ
クセルがONに維持される。更に、列において左エッジか
ら2番目のピクセル及び最後から2番目のピクセルがOF
F にされる。元のピクセルイメージ200内の残りの内
部ピクセルは、チェッカーボードパターン又はマスクを
用いて適切に変更される。以下に記載されるように、エ
ッジピクセル及び内部ピクセルを維持する他の方法が、
本発明に従って用いられる。
【0028】図7は、変更されたピクセルイメージ22
0の各残りのONピクセルが300 dpiインクドロップレッ
トに対応するドット60へマッピングされて、マッピン
グされたイメージ230を形成するのを示している。例
えば、変更されたイメージ220の各ONピクセルはその
すぐ右にあるOFF ピクセルとマッピングされる。コント
ローラ50内で変更されたピクセルイメージ220は、
プリントヘッド22によってラスタ走査されて、プリン
トヘッドの解像度でピクセルイメージ200を視覚的に
再現するように、受像媒体28上にドット60を生成す
る。列の各々の最後のドットが元のピクセルイメージ2
00のピクセル列の端を越えて延びるために、マッピン
グによってイメージが「拡大(enlarging) 」される。
【0029】従って、上記の方法は米国特許第5、27
0、728号に記載されるようなアルゴリズムほど複雑
なアルゴリズムを必要としない。更に、これらの実施例
は、後に視覚的テクスチャの問題となる、図3の列13−
列16等の同様に変更された異なる列によって生じる先行
技術の問題を回避する。更に、米国特許第5、270、
728号のアルゴリズムは左手エッジ及び右手エッジの
双方に非常に敏感であり、従って、ピクセルがONに維持
されるか又はOFF にされるかを決定する際に、近接度が
主な基準となる必要がある。しかしながら、本発明は、
ピクセルイメージ200の内部領域内で容易にピクセル
をOFF にしたり、ピクセルをONに維持したりするのに、
図8のパターンのようなチェッカーボードパターン又は
マスクを用いる。
【0030】上記の方法は、各走査線(即ち、ピクセル
列)のビットが直列に考慮される、コンピュータ上のソ
フトウェアを用いてコントローラ50で実行されるのが
好ましい。すなわち、各列は左から右へと検査される。
本発明は上記のようなソフトウェアに組み込まれるが、
ハードウェア論理に組み込まれてもよい。
【0031】往復移動プリントヘッド22を備えたイン
クジェットプリンタは、通常、プリントヘッド22の移
動の方向に垂直な方向で構成される、幾つかの数(一般
的に48個以上)のジェット又はチャネルを有する。こ
れらのジェット又はチャネルの全ては、各位置において
縦列のピクセルを生成するために、実質的に同時に起動
される。このようにして、プリントヘッド22が受像媒
体28の幅を横断すると、ピクセルのスワス全体が印刷
される。各スワスは、受像媒体28の幅とプリントヘッ
ド22の高さを有するピクセルの組合せ(セット)であ
る。ジェット又はチャネルを起動するには正確にタイミ
ングをとる必要があるために、コントローラ50内で、
プリントヘッド22が受像媒体28を横断する前にイメ
ージデータをスワス全体で記憶するための、専用メモリ
バッファ(スワスバッファとも称される)が使用され
る。本発明は、プリントヘッド22へ伝達する前にデー
タをスワスバッファで処理してもよい。
【0032】ハードウェア論理は、ONピクセルの隣接し
た列の左エッジピクセルをON状態に維持し、そのような
各列の左から2番目のピクセルをOFF にするために設け
られる。更に、最後から2番目のピクセルはOFF にされ
るが、各列の最後のピクセルはONに維持される。これ
は、次のピクセルが元のピクセルイメージ200におい
てOFF にされるか(即ち、次に現行ピクセルが右エッジ
ピクセルであるか)を見るために次のピクセルを予期す
ることによって行われる。図8に示されるチェッカーボ
ードパターン又はマスクを得るために、ロジック1とロ
ジック0の間で交替するためのカウンタ(又はフリップ
フロップ)がそれぞれの列の各々に設けられてもよい。
例えば、プリントヘッド22が受像媒体28を横断する
ときに、ピクセル列10, 12, 14及び16は論理1から開始
して1と0の間を交互に切り替わる。ピクセル列11, 1
3, 15及び17は、論理0から開始して0と1の間で交替
する。従って、ONピクセルの連続ブロックが出会うとき
は常に、第1ピクセルはONに維持され、第2ピクセルは
OFF にされ、ピクセル列内のあらゆる後続のピクセル
(最後の2つのピクセルを除く)はプリントヘッドの位
置によって決定されるときのそれぞれのカウンタ状態に
従う。従って、これは元のピクセルイメージの内部領域
内においてチェッカーボードパターンを生成する。
【0033】上記のように、インクジェットプリントヘ
ッドは、イメージピクセルのスワス全体を印刷するよう
に、移動の方向に垂直に構成される複数のジェット又は
チャネルを有してもよい。説明のために、インクジェッ
トプリントヘッド400は、図9に示されるような8個
のチャネルを持つプリントヘッドに関して以下記載され
る。一般的なプリントヘッドは、好ましくはより多数の
チャネルを実際に有することを理解されたい。プリント
ヘッド400は、一般的に、1パス(通過)でピクセル
の1スワスを印刷するために受像媒体28を横切って走
査する。しかしながら、本実施例では、プリントヘッド
は各パス毎にピクセルの1スワスの一部を印刷するため
にマルチ(複数の)パスモードで作動する。好ましく
は、プリントヘッド400は受像媒体28を横切って走
査し、各パス毎にイメージピクセルの全体量の4分の1
を含むピクセルの1スワスを印刷する。次に、受像媒体
28はモータ30によってスワス高さの4分の1に等し
い距離だけ進められて、プリントヘッド400はピクセ
ルの次の4分の1を印刷するために再度走査される。従
って、受像媒体28上のイメージはプリントヘッドパス
の間に次第に作成される。
【0034】その内容がここに参照のため組み込まれ
る、米国特許出願第08/368、132号に記載され
るように、ピクセルのスワスが幾つかのパスを介して印
刷されるために、余分な内部ピクセルが薄くされた中実
(solid) 領域へ加えられる。これは、マルチパスモード
で印刷するために前述のアルゴリズムを変更することに
よって達成される。すなわち、各パスの間、選択された
ピクセルだけが変更された内部イメージから印刷され
る。その結果として、すぐれた中実領域濃度、並びに、
外観及びグレイスケールイメージの品質の改良を与える
極めて高品質の印刷モードとなる。本実施例に従って、
隣接するピクセルがプリントヘッド400の別個のパス
上で印刷されるならば、ONになることが可能である。従
って、これは使用されたチェッカーボードパターン以外
の変更された内部パターンを許容する。図10は、変更
された内部パターンの一例を示す。他の変更された内部
パターンもまた、本発明の範囲内にある。
【0035】図11は、本発明の一実施例に従った3OO
x 600 dpi ピクセルイメージを印刷する方法を示すフロ
ーチャートである。図11に関して記載される方法は、
元のピクセルイメージ200が、図6に示されるような
変更されたピクセルイメージ220に変換された後に起
こるのが好ましい。ステップ250において、内部充填
パターンがイメージの所望の暗さに対応するために選択
される。この選択されたパターンは、図10に示される
パターンであってもよいし、好ましくはメモリに記憶さ
れた他の内部充填パターンから選択されてもよい。従っ
て、内部充填パターンを適切に選択することによって、
ユーザは異なるパターンの範囲、従って、起こりうる暗
さレベルの範囲から選択してもよい。図10のパターン
は、説明を容易にするために選択されたパターンとして
以下議論される。
【0036】上記のように、米国特許出願第08/36
8、132号は左エッジ及び右エッジを維持する。本実
施例では、エッジ領域は印刷されても、印刷されなくて
も(即ち、維持される)よい。好ましくは、エッジ領域
は上記のように維持され、内部領域だけが変更される。
ステップ252において、カウンタNは1に設定される
が、これはプリントヘッド400がスワス全体を印刷す
るために受像媒体28を横切って走査するパスの数を表
す。ステップ254では、プリントヘッド400が、ス
テップ250で選択された内部パターンからのピクセル
の内の選択されたピクセルを印刷するために、受像媒体
28を横切って走査する。プリントヘッドの各パス毎
に、プリントヘッドの起動速度を越えるのを避けるため
に、あらゆる2個の水平に隣接するピクセルが、共に印
刷されないのが理想的である。図10の選択された内部
パターンを用いて、N=1のときに、次のピクセル、即
ち、ピクセル10A, 10E, 13D, 14A, 14E, 15G, 17D,及び
17H 、がプリントヘッドの第1パスの間に印刷される。
従って、ステップ254のプリントヘッドの第1パスに
おいて、ピクセルの内の4分の1が印刷される。
【0037】ステップ256は、カウンタNが、プリン
トヘッド400の起こりうるパスの総数に対応する予め
決められた数(4など)に達したかどうかを決定する。
次に、ステップ258において、受像媒体28が進ん
で、プリントヘッド400が移動位置の方向に垂直な方
向に2個のチャネルだけ進められる。ステップ262に
おいて、カウンタNはステップ254の第2パスを示す
ために1だけ進む。このパスでは、ピクセル11D, 11H,
12C, 12G, 15D, 15H, 16C, 16G, 及び17E が印刷され
る。アルゴリズムは、第3パスでピクセル10C, 10G, 12
H, 13B, 13F, 14C,14G, 17B, 及び 17Fを印刷し、最後
に第4パスでピクセル11B, 11F, 12A, 12E,13C, 15B, 1
5F, 16A及び16E を印刷することによって、実行を続け
る。
【0038】プリントヘッドのパスの数は、内部充填パ
ターンの複雑さに基づいてもよい。受像媒体28を各パ
ス毎にスワス高さの4分の1だけ進める間に、4個のパ
スまでが用いられるのが理想的である。すなわち、各パ
ス後に、受像媒体28はプリントヘッドの2個のチャネ
ルに等しい距離だけ進む。これによって、1個以上のチ
ャネルを用いてデータのスワスの各ラインが印刷される
のが可能になる。
【0039】要約すると、本発明は、中実領域から薄く
される一定のピクセルを保持することによって、ユーザ
が印刷されたイメージを選択的に暗くするのを可能にす
る。その結果、中実領域においてインク領域範囲が100%
より大きくなる。イメージがプリントヘッドパスの間に
次第に作成されるために、1つの大きな進みの代わりに
幾つかの小さな進みを行うことによって、紙の進みによ
るステッチサイン(stitch signature)をより目立たなく
することができる。また、あらゆる単一の水平ラスタ
(1本のピクセルライン)が幾つかの異なるジェットの
生成物であるために、プリントヘッドジェット対ジェッ
ト方向性誤り(misdirectionality) がマスクされる。
【0040】本発明は好ましい実施例に関して記載され
たが、多くの変更及び変形が本発明の説明から明らかで
ある。そうした全ての変更及び変形は、添付クレームに
定義されるように本発明の範囲内にあることを意図して
いる。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記より構成され、所定の軸に
沿って決められた解像度を有するイメージを、イメージ
の決められた解像度よりも少ない予め決められた解像度
を有するインクジェットプリンタを用いて印刷する方法
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷されるピクセルイメージである。
【図2】米国特許第5、270、728号に記載される
方法に従った変更されたピクセルイメージである。
【図3】米国特許第5、270、728号に記載される
方法に従ったマッピングされたドット構造である。
【図4】インクジェット印刷システムの概略図である。
【図5】本発明の実施例を説明するフローチャートであ
る。
【図6】本発明の実施例に従った変更されたピクセルイ
メージである。
【図7】インクドロップに対応するマッピングされたピ
クセルの実施例である。
【図8】アドレスパリティがいかにしてピクセルデータ
のスワス毎に検査されるかを示す。
【図9】8個のチャネルを有するプリントヘッドであ
る。
【図10】変更されたピクセルパターンの一例である。
【図11】本発明に従った印刷の一方法のフローチャー
トである。
【符号の説明】
20 インクジェット印刷装置 22 プリントヘッド 24 キャリッジアセンブリ 26 インクドロップレット 28 受像媒体 30、46 モータ 34、36 ロール 38 支持ベース 40 ガイドレール 42 ケーブル 44 回転可能プーリ 50 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ピー.コートニー アメリカ合衆国 14450 ニューヨーク州 フェアポート ロス コモン クレセン ト 48 (72)発明者 リチャード イー.バッツ アメリカ合衆国 14607 ニューヨーク州 ロチェスター カルバー ロード 250

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の軸に沿って決められた解像度を有
    するイメージを、イメージの決められた解像度よりも少
    ない解像度を有するインクジェットプリンタを用いて、
    受像部材上に印刷する方法であって、 ピクセルイメージパターンからの選択されたピクセルを
    受像部材上でラスタ走査して決められた解像度でイメー
    ジの一部を視覚的に再現するステップと、 受像部材を進めるステップと、 決められた解像度でイメージが視覚的に再現されるよう
    に、ピクセルイメージパターンからの次のピクセルを受
    像部材上でラスタ走査するステップと、 を備えるイメージ印刷方法。
JP13704396A 1995-06-07 1996-05-30 イメージ印刷方法 Withdrawn JPH08332720A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US476928 1990-02-08
US08/476,928 US5719601A (en) 1995-01-03 1995-06-07 Intentional underthinning of 600×300 image data when printing in multi-pass mode

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08332720A true JPH08332720A (ja) 1996-12-17

Family

ID=23893825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13704396A Withdrawn JPH08332720A (ja) 1995-06-07 1996-05-30 イメージ印刷方法

Country Status (1)

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JP (1) JPH08332720A (ja)

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