JP3176183B2 - インクジェット記録装置及びその制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びその制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドからインク
を吐出させて記録を行うインクジェット記録装置及びそ
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記
録装置は、画像情報に基づいて、紙やプラスチック薄板
等の被記録材上にドットパタ−ンからなる画像を記録し
ていくように構成されている。
【0003】前記記録装置は、記録方式により、インク
ジェット式、ワイヤドット式、サ−マル式、レ−ザ−ビ
−ム式等に分けることができ、そのうちのインクジェッ
ト式(インクジェット記録装置)は、記録ヘッドの吐出
口からインク(記録液)滴を吐出飛翔させ、これを被記
録材に付着させて記録するように構成されている。
【0004】近年、数多くの記録装置が使用されるよう
になり、これらの記録装置に対して、高速記録、高解像
度、高画像品質、低騒音などが要求されている。このよ
うな要求に応える記録装置として、前記インクジェット
記録装置を挙げることができる。このインクジェット記
録装置では、記録ヘッドからインクを吐出させて記録を
行うため、上記要求を満たすのにインク吐出の安定化、
インク吐出量の安定化が要求される。
【0005】しかし、インクジェット記録装置側でイン
ク吐出の安定化を図っているが、記録される画像の品位
は記録ヘッド単体の性能に依存するところが大きい。記
録ヘッドの吐出口の形状や電気熱変換体(吐出ヒータ)
のバラツキ等の記録ヘッド製作工程時に生じる僅かな違
いが、それぞれ吐出されるインクの吐出量や吐出方向の
向きに影響を及ぼし、最終的に形成される画像の濃度ム
ラとして画像品位を劣化させる原因となってしまう。
【0006】その具体例を図11、12を用いて説明す
る。図11−aにおいて、1101はマルチヘッドであ
り、簡単のため8個のマルチノズル(1102)によっ
て構成されているものとする。1103はマルチノズル
1102よって吐出されたインクドロップレットであ
り、通常はこの図のように揃った吐出量で、揃った方向
にインクが吐出されるのが理想である。もし、この様な
吐出が行われれば、図11−bに示したように紙面上に
揃った大きさのドットが着弾され、全体的にも濃度ムラ
の無い一様な画像が得られるのである(11−c)。
【0007】しかし、実際には先にも述べたようにノズ
ル1つ1つにはそれぞれバラツキがあり、そのまま上記
と同じように印字を行ってしまうと、図12−aに示し
たようにそれぞれのノズルより吐出されるインクドロッ
プの大きさ及び向きにバラツキが生じ、紙面上において
は12−bに示すように着弾される。この図によれば、
ヘッド主走査方向に対し、周期的にエリアファクター1
00%を満たせない白紙の部分が存在したり、また逆に
必要以上にドットが重なり合ったり、あるいはこの図中
央に見られる様な白筋が発生したりしている。この様な
状態で着弾されたドットの集まりはノズル並び方向に対
し、12−c図に示した濃度分布となり、結果的には、
通常人間の目でみた限りで、これらの現象が濃度ムラと
して感知される。
【0008】そこでこの濃度ムラ対策として、例えば特
開昭60−107975号公報のような方法が考案され
ている。図13及び図14によりその方法を説明する。
この方法によると図11及び図12で示した印字領域を
完成させるのにマルチヘッド2001を3回スキャンし
ているが、その半分4画素単位の領域は2パスで完成し
ている。この場合マルチヘッドの8ノズルは、上4ノズ
ルと、下4ノズルのグループに分けられ、1ノズルが1
回のスキャンで印字するドットは、規定の画像データ
を、ある所定の画像データ配列に従い、約半分に間引い
たものである。そして2回目のスキャン時に残りの半分
の画像データへドットを埋め込み、4画素単位領域の印
字を完成させる。以上の様な記録法を、以下マルチパス
記録法と称す。
【0009】この様な記録法を用いると、図12で示し
たマルチヘッドと等しいものを使用しても、各ノズル固
有の印字画像への影響が半減されるので、印字された画
像は図13−bの様になり、図12−bに見るような黒
筋や白筋が余り目立たなくなる。従って濃度ムラも図1
3−cに示す様に図12の場合と比べ、かなり緩和され
る。
【0010】この様な記録を行う際、1スキャン目と2
スキャン目では、画像データをある決まった配列に従い
互いに埋め合わせる形で分割するが、通常この画像デー
タ配列(間引きパターン)とは図14に示すように、縦
横1画素毎に、丁度千鳥格子になるようなものを用いる
のが最も一般的である。
【0011】従って、単位印字領域(ここでは4画素単
位)においては千鳥格子を印字する1スキャン目と、逆
千鳥格子を印字する2スキャン目によって印字が完成さ
れるものである。
【0012】この様な間引き印字を行う場合の電気的制
御例を図15、16を用いて以下に示す。Headユニット
部は印字データSiを印字データ同期クロックCLKiで8ビ
ットのシフトレジスタにセットし、BEi1*,BEi2*,BEi3*,
BEi4* 信号をそれぞれオンすることでHEADのトランジス
タアレイを駆動しHeaterを発熱させ印字を行なう。ここ
で、*はローアクティブを示す。LATCH*信号は印字デー
タをラッチする制御信号、CARESi* 信号はラッチをクリ
アするリセット信号である。1回のヒートはHeat Trigg
er信号で開始されパルス発生器よりBEi1*, BEi2*, BEi3
*, BEi4*の信号を出力する。この信号は時間的にずらし
て出力することもあるがここでは、簡単のために同時に
出力することにする。
【0013】間引きを行なうためには図中のフリップフ
ロップをHeat Trigger信号で叩き、ヒートの度に交互に
マスクする信号(例えばBEi1* とBEi3*)を変化させる。
実際には図16に示すタイミングチャートのようにフリ
ップフロップの出力信号DATAENB のHigh/Lowによる。He
at Trigger信号がかかるとBEi1*, BEi2*, BEi3*, BEi4*
信号がLow になり、それぞれのノズルがヒートする。図
中破線で書かれているのがマスクされたタイミングであ
り、DATAENB 信号と対応している。EVEN信号とODD 信号
は共にマスクパターンの初期設定用の信号であり、千鳥
パターンで印字したいときには、1ラインの印字前にEV
EN信号を送るとフリップフロップがプリセットされ、千
鳥印字が可能となる。また、逆千鳥印字を行ないたいラ
インでは、ODD 信号を送るとフリップフロップがリセッ
トされ、BEi2*,BEi4* 信号が先にオンとなり逆千鳥印字
が可能となる。
【0014】図14の14−a、14−b、14−cは
それぞれこの千鳥、逆千鳥パターンを用いたときに一定
領域の記録がどのように完成されて行くかを図13と同
様、8ノズルを持ったマルチヘッドを用いて説明したも
のである。まず1スキャン目では、下4ノズルを用いて
千鳥パターン(斜線丸印)の記録を行う(14−a)。
次に2スキャン目には紙送りを4画素(ヘッド長の1/
2)だけ行い、逆千鳥パターン(白丸印)の記録を行う
(14−b)。更に3スキャン目には再び4画素(ヘッ
ド長の1/2)だけの紙送りを行い、再び千鳥パターン
の記録を行う(14−c)。
【0015】この様にして順次4画素単位の紙送りと、
千鳥、逆千鳥パターンの記録を交互に行うことにより、
4画素単位の記録領域を1スキャン毎に完成させてい
く。以上説明したように、同じ領域内に異なる2種類の
ノズルにより印字が完成されていくことにより、濃度ム
ラの無い高画質な画像を得ることが可能である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様なマル
チパス記録を行った場合でも、デューティーによっては
全く上記濃度ムラが解消されていなかったり、また特に
中間調では新たな濃度ムラが確認されていたりする。以
下にその現象を説明する。
【0017】通常、プリンタが受けるある領域の記録す
るべき画像データとは、既に規則的に配列化されている
ものである。記録装置側ではそれらデータを一定量バッ
ファにストックし、既に説明したような千鳥、或いは逆
千鳥という新たなマスク(画像配列パターン)をかけ、
双方がON状態になったとき初めてその画素の印字が行
われる様になっている。
【0018】図17〜19はこの様子を説明したもので
ある。17図において、1710はバッファにためられ
た既に配列化されたデータ、1720は1パス目に印字
を許す画素を示す千鳥パターンのマスク、1730は2
パス目に印字を許す画素を示した逆千鳥パターンのマス
ク、1740、および1750はそれぞれ1パス目及び
2パス目に印字される画素を表している。
【0019】図17において、バッファにはある領域2
5%の印字を行う場合に、既に配列化されたデータがス
トックされている。このデータは、指定された一定領域
において一様に濃度を保つため、印字データがなるべく
ばらついた状態に配置されているのが一般である。これ
らがどの様な画像配列になっているかは、プリンタ本体
に転送される以前の画像処理時にどの様な面積階調法が
行われているかに依るものである。1710に示したも
のは、25%データに対するある画像配列の一例である
が、この様なデータに対し、それぞれ1720、173
0のマスクをかけて印字を行えば1パス目及び2パス目
には、1740、1750に示すように丁度データを等
分した状態で配分記録される。
【0020】しかし、図18に示したように丁度50%
のデータが来たときには、最もばらついた状態に画像配
列したデータ1810と、千鳥パターンマスク(180
2)或いは逆千鳥パターンマスク(1830)のどちら
か一方が、全く一致した配列状態になることは容易に想
像できる。
【0021】この様なことが起こると1パス目(184
0)で全ての画像データの印字が終了してしまい、2パ
ス目(1850)では全く記録を行わないことになって
しまう。つまり、全ての印字データ(1810)を同一
ノズルで印字してしまう。従って、ノズルのバラツキの
影響をそのまま濃度ムラに反映してしまうこととなり、
上記分割記録法の本来の目的が達成されない。
【0022】図19は図17、18より更にデューティ
ーを上げた状態の配列画像データが入力されたときの印
字状態を示したものであるが、これにおいても1パス目
と2パス目で、印字数にかなりの差が出ていることがわ
かる。この様に100%近くの高デューティーでは改善
されていた濃度ムラも、低デューティーから50%付近
のデータでは再び現れてしまうという弊害があった。
【0023】また、図14に示す様に、ヘッドは常に全
てのノズルを用いて千鳥か逆千鳥のどちらかのパターン
を印字している。従って、図14の印字領域の内、上半
分の4画素は先に千鳥パターンを着弾されてから、逆千
鳥パターンが着弾されることになるが、下半分の4画素
においては、まず先に逆千鳥パターンが着弾されてか
ら、千鳥パターンが着弾される。つまりこれを上記の問
題と合わせると、1パス目で多くのドットが着弾されて
から、2パス目で少量のドットが着弾される印字領域
と、1パス目では殆ど印字されず2パス目で大量のドッ
トが印字される領域が、ヘッドの1/2の幅ずつ交互に
現れることになる。この様な現象から、特にインクジェ
ット記録方式のつなぎ部に次のような弊害もあった。
【0024】インクジェット記録方式において、先に記
録されたドットに別のドットを重ねた場合、その重なり
部分においては先に記録されたドットよりも後に打たれ
たドットの方が紙面深さ方向に沈む傾向にあることであ
る。
【0025】図20はそれを模式的に示した断面図であ
る。これは、吐出されたインク中の染料等の色素が記録
媒体と物理的かつ化学的に結合するが、この時に記録媒
体と色素の結合は有限であるため、色素の種類によって
結合力に大きな差がない限りにおいては、先に吐出され
たインク色素(クロスハッチング)と記録媒体の結合が
優先されるために記録媒体表面に多く残り、後から打た
れたインク色素(ハッチング)は記録媒体表面では結合
しにくく、紙面深さ方向に沈んで染着するものと考えら
れる。更に記録媒体内部での繊維レベルでのインクの挙
動を考えた場合、一度インク中の染料等と結合した繊維
は、全く結合していない状態に比べて親水性が強くなっ
ている。そのため、親水性の強い部分に隣接されて着弾
したインク滴は、前のインク滴が着弾している方向に引
き寄せられる傾向がある。
【0026】また、先のインク滴が充分に定着していな
いほど、つまり水分を多く含んでいるほど、親水性が強
く、隣接に着弾したインク滴は引き寄せられ易い。した
がって、多くのドットが着弾されてから、少量のドット
が着弾される印字領域と、始めに殆ど印字されない状態
で2パス目に大量のドットが印字される領域が、ヘッド
の1/2の幅ずつ交互に現れる場合は、その境界におい
て多くのインクが着弾している印字領域に隣接する領域
に記録されるドットは引き寄せられる力が強く、小量の
インクが着弾している印字領域に隣接する領域に記録さ
れるドットは引き寄せられる力が弱い。この違いによ
り、印字領域同士の境界の濃度が濃いところと薄いとこ
ろがあり、濃度ムラになってしまう。これは中間調で特
に目立ち易く、ヘッドの1/2の幅ずつ交互に現れる周
期性を持っている。
【0027】また、ある特定のマスクパターンを用いて
間引き印字を行う場合、印字データとマスクパターンが
同じ周期を持ってしまうことがある。マスクパターンに
よる印字画素、非印字画素の配置からくる濃度の振幅と
印字データの振幅が重なり合って、共振してしまう。こ
れにより形成された画像のドット配列はある特定の方向
性のある模様を持ってしまう。通常、この現象をモアレ
と呼んでいる。これは同じマスクパターンを使用した画
像が複数行ある場合に目立ち易く、ユーザーにも認識さ
れ易い。このモアレはマスクパターンの周期性に依存す
るところが大きい。
【0028】以上説明してきたような弊害により、ノズ
ルのバラツキ等を補正するために行われていたマルチパ
ス印字では、濃度ムラに関して常に十分な画質が得られ
るとは限らない。これらの濃度ムラの弊害はある幅の印
字領域で交互に現れる周期性を持っていために、濃度ム
ラとして認識する人間の視覚を促進してしまう。
【0029】そこで、本発明は濃度ムラを低減して常に
十分な画質を得ることが可能なインクジェット記録装置
を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、インクを吐出する複数の吐出部を有する記
録ヘッドを記録媒体の同一記録領域に対して複数回走査
させ、各走査で間引きパターンに従って間引き画像を形
成して画像を完成させるインクジェット記録装置におい
て、非記録画素と記録画素とが配列され、所定サイズの
マスクパターンを設定する設定手段と、この設定手段に
よって設定された前記マスクパターンを複数の異なる伸
張量で伸張する伸張手段と、この伸張手段によって伸張
された複数のマスクパターンの中から設定されたマスク
パターンにより前記記録領域に対する記録データを間引
く間引き手段とを具備したことを特徴とする。また、本
発明により、インクを吐出する複数の吐出部を有する記
録ヘッドを記録媒体の同一記録領域に対して複数回走査
させ、各走査で間引きパターンに従って間引き画像を形
成して画像を完成させるインクジェット記録装置の制御
方法であって、非記録画素と記録画素とが配列され、所
定サイズのマスクパターンを設定する工程と、この設定
工程によって設定された前記マスクパターンを複数の異
なる伸張量で伸張する伸張工程と、前記設定工程によっ
て設定された複数のマスクパターンの中から設定された
マスクパターンにより前記記録領域に対する記録データ
を間引く間引き工程とを具備したことを特徴とするイン
クジェット記録装置の制御方法が提供される。
【0031】
【作用】上記構成によれば、マスクパターンを伸張して
各記録時の記録画素数を均一化することにより、マスク
パターンによる周期性を変化させることができ、従来の
マルチパス記録法では不均等であった、同一記録領域の
数回のマルチパス記録時の記録画素数によって発生する
上記濃度ムラを目立ち難くして高画質を実現させること
が可能となる。
【0032】
【実施例】以下、本発明のインクジェット記録装置に係
わる実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】図21乃至図25は、本発明が実施もしく
は適用される好適なインクジェットユニットIJU,イ
ンクジェットヘッドIJH,インクタンクIT,インク
ジェットカートリッジIJC,インクジェット記録装置
本体IJRA,キャリッジHCの夫々及び夫々の関係を
説明するための説明図である。以下、これらの図面を用
いて各部構成の説明を行う。
【0034】(i) 装置本体の概略説明 図21は、本発明に適用されるインクジエツト記録装置
IJRAの概観図の一例である。図において、駆動モー
タ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア501
1,5009を介して回転するリードスクリユー500
5の螺旋溝5004に対して係合するキヤリツジHCは
ピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復移動され
る。このキヤリツジHCには、インクジエツトカートリ
ツジIJCが搭載されている。5002は紙押え板であ
り、キヤリツジ移動方向にわたって紙をプラテン500
0に対して押圧する。5007,5008はフオトカプ
ラで、キヤリツジのレバー5006のこの域での存在を
確認して、モータ5013の回転方向切換等を行うため
のホームポジシヨン検知手段である。5016は記録ヘ
ツドの前面をキヤツプするキヤツプ部材5022を支持
する部材で、5015はこのキヤツプ内を吸引する吸引
手段でキヤツプ内開口5023を介して記録ヘツドの吸
引回復を行う。5017はクリーニングブレードで、5
019はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材
であり、本体支持板5018にこれらは支持されてい
る。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブ
レードが本例に適用できることはいうまでもない。
【0035】又、5012は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キヤリツジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ツチ切換等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0036】これらのキヤツピング、クリーニング、吸
引回復は、キヤリツジがホームポジシヨン側領域にきた
ときにリードスクリユー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例には何れも適用できる。
【0037】本例でのインクジエツトカートリツジIJ
Cは、インクの収納割合が大きくなっているもので、イ
ンクタンクITの前方面よりもわずかにインクジエツト
ユニツトIJUの先端部が突出した形状である。このイ
ンクジエツトカートリツジIJCは、インクジエツト記
録装置本体IJRAに載置されているキヤリツジHCの
前述の位置決め手段、及び電気的接点とによって固定支
持されると共に、該キヤリツジHCに対して着脱可能な
タイプである。
【0038】(ii)インクジェットユニットIJU構成
説明 インクジエツトユニツトIJUは、電気信号に応じて膜
沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギー
を生成する電気熱変換体を用いて記録を行う方式のユニ
ツトである。
【0039】(iii)ヒーターボードの説明 図22は本実施例で使用しているヘッドのヒーターボー
ド100の模式図を示している。ヘッドの温度を制御す
るための温調用(サブ)ヒーター8d、インクを吐出さ
せるための吐出用(メイン)ヒーター8cが配された吐
出部列8g、駆動素子8hが同図で示される様な位置関
係で同一基板上に形成されている。この様に各素子を同
一基板上に配することでヘッド温度の検出、制御が効率
よく行え、更にヘッドのコンパクト化、製造工程の簡略
化を計ることができる。また同図には、ヒーターボード
がインクで満たされる領域と、そうでない領域とに分離
する天板の外周壁断面8fの位置関係を示す。この天板
の外周壁断面8fの吐出用ヒーター8d側が、共通液室
として機能する。なお、天板の外周壁断面8fの吐出部
列8g上に形成された溝部によって、液路が形成され
る。
【0040】(iv)制御構成の説明 次に、上述した装置構成の各部の記録制御を実行するた
めの制御構成について、図23に示すブロック図を参照
して説明する。制御回路を示す同図において、10は記
録信号を入力するインターフェ−ス、11はMPU、1
2はMPU11が実行する制御プログラムを格納するプ
ログラムROM、13は各種データ(上記記録信号やヘ
ッドに供給される記録データ等)を保存しておくダイナ
ミック型のRAMであり、印字ドット数や、インク記録
ヘッドの交換回数等も記憶できる。14は記録ヘッド1
8に対する記録データの供給制御を行うゲートアレイで
あり、インターフェース10、MPU11、RAM13
間のデータの転送制御も行う。20は記録ヘッド18を
搬送するためのキャリアモータ、19は記録用紙搬送の
ための搬送モータである。15はヘッドを駆動するヘッ
ドドライバ、16、17は夫々搬送モータ19、キャリ
アモータ20を駆動するモータドライバである。
【0041】図24は、図23の各部の詳細を示す回路
図である。ゲートアレイ14は、データラッチ141、
セグメント(SEG)シフトレジスタ142、マルチプ
レクサ(MPX)143、コモン(COM)タイミング
発生回路144、デコーダ145を有する。記録ヘッド
18は、ダイオードマトリックス構成を取っており、コ
モン信号COMとセグメント信号SEGが一致したとこ
ろの吐出用ヒータ(H1からH64)に駆動電流が流
れ、これによりインクが加熱され吐出する。
【0042】上記デコーダ145は、上記コモンタイミ
ング発生回路144が発生したタイミングをデコードし
て、コモン信号COM1〜8のいずれか1つを選択す
る。データラッチ141はRAM13から読み出された
記録データを8ビット単位でラッチし、この記録データ
をマルチプレクサ143はセグメントシフトレジスタ1
42に従い、セグメント信号SEG1〜8として出力す
る。マルチプレクサ143からの出力は、後述するよう
に1ビット単位、2ビット単位、または8ビット全てな
ど、シフトレジスタ142の内容によって種々変更する
ことができる。
【0043】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース10に記録信号が入るとゲートアレイ14と
MPU11との間で記録信号がプリント用の記録データ
に変換される。そして、モータドライバ16、17が駆
動されるとともに、ヘッドドライバ15に送られた記録
データに従って記録ヘッドが駆動され、印字が行われ
る。
【0044】次に図25に記録装置内部での記録データ
の流れを説明する構成図を示す。ホストコンピュータか
ら送られた記録データはインターフェースを介して記録
装置内部の受信バッファに蓄えられる。受信バッファは
数k〜数十kバイトの容量を持っている。受信バッファ
に蓄えられた記録データに対してコマンド解析が行われ
てからテキストバッファへ送られる。テキストバッファ
中では一行分の中間形式として記録データが保持され、
各文字の印字位置、修飾の種類、大きさ、文字(コー
ド)、フォントのアドレス等が付加される処理が行われ
る。テキストバッファの容量は各機種毎により異なり、
シリアルプリンタであれば数行分の容量、ページプリン
タであれば1ページ分の容量を持っている。更にテキス
トバッファに蓄えられた記録データを展開してプリント
バッファに2値化された状態で蓄え、記録ヘッドに記録
データとして信号を送り、記録が行われる。本実施例で
はプリントバッファに蓄えられている2値化データに後
述するマスクパターンデータ(ランダムマスク)を掛け
てから記録ヘッドに信号を送るようにしている。そのた
め、プリントバッファに蓄えられている状態のデータを
見てからマスクパターンデータを設定することもでき
る。記録装置の種類によってはテキストバッファを有す
ることなく、受信バッファに蓄積した記録データをコマ
ンド解析と同時に展開してプリントバッファに書き込む
ものもある。
【0045】このような装置を用いて以下に本発明での
具体的な実施例を示す。
【0046】(実施例1)以下に第1実施例として、イ
ンクジェット記録装置において、マスクパターンを伸張
して、画像を形成する例を図面を用いて説明する。
【0047】図1は本発明を実施したデータ転送回路の
構成を示すブロック図である。
【0048】図1において101はメモリデータバスに
接続され、メモリ中のプリントバッファ130に蓄えら
れているプリントデータを読み出して一時的に格納する
ためのデータレジスタ、102はデータレジスタ101
に格納されたデータをシリアルデータに変換するための
パラレル−シリアル変換器、103はシリアルデータに
マスクをかけるためのANDゲート、104はデータ転
送数を管理するためのカウンタである。
【0049】105はCPUデータバスを介してCPU
110に接続され、マスクパターンを格納するためのレ
ジスタ、106はマスクパターンの桁位置を選択するた
めのセレクタ、107はマスクパターンの行位置を選択
するためのセレクタである。
【0050】108はCPUデータバスに接続され、伸
張量を設定するためのレジスタ、109は伸張数をカウ
ントするためのカウンタ、112は伸張量レジスタ10
8の値と伸張カウンタ109の値を比較するコンパレー
タ、111は桁位置を管理するためのカウンタである。
【0051】図1に示すデータ転送回路はCPU110
から送られる印字指令信号により、プリントヘッドに1
28ビットのプリントデータをシリアル転送する。メモ
リ中のプリントバッファ130に蓄えられていたプリン
トデータはデータレジスタ101に一時的に格納され、
パラレル−シリアル変換器102によってシリアルデー
タに変換される。変換されたシリアルデータはANDゲ
ート103によってマスクをかけられた後、プリントヘ
ッドに転送される。転送カウンタ104は転送ビット数
をカウントして128に達したらデータ転送を終了させ
る。
【0052】マスクレジスタ105は4本のマスクレジ
スタA、B、C、Dより構成され、CPU110によっ
て書き込まれたマスクパターンを格納する。各レジスタ
は縦4ビット×横4ビットのマスクパターンを格納す
る。セレクタ106はカラムカウンタ111の値を選択
信号とすることによって、桁位置に対応したマスクパタ
ーンデータを選択する。またセレクタ107は転送カウ
ンタ104の値を選択信号とすることによって行位置に
対応したマスクパターンデータを選択する。セレクタ1
06、107によって選択されたマスクパターンデータ
により、ANDゲート103を用いて転送データにマス
クがかけられる。
【0053】伸張量レジスタ108はCPU110によ
って書き込まれた伸張量を格納する4ビットのレジスタ
であり、伸張量として1から16まで設定可能である。
伸張カウンタ109はCPU110から印字指令信号を
受信する度にカウント値を+1する。コンパレータ11
2は伸張量レジスタ108の値と伸張カウンタ109の
値を比較して一致すれば伸張カウンタ109をクリア
し、カラムカウンタ111の値を+1する。カラムカウ
ンタ111は2ビットのカウンタであり0から3までの
値を繰り返しカウントし続ける。
【0054】図2は伸張カウンタ109とカラムカウン
タ111の動作を示すタイミングチャートである。伸張
カウンタ109はCPU110から印字指令信号を受信
する度にカウント値を+1する。伸張カウンタ109の
値が伸張量レジスタの値nと一致すれば伸張カウンタ1
09はクリアされ、カラムカウンタ111はカウント値
を+1する。カラムカウンタ111のカウント値は3ま
でカウントされると0に戻る。
【0055】A、B、C、Dの各マスクレジスタにおけ
るマスクパターンの設定方法を図3に示す。マスクパタ
ーンは縦4ドット×横4ドットで構成され、黒いドット
はマスクされないことを示し、白いドットはマスクされ
ることを示す。プリントデータ転送時に黒いドットの位
置に対応するプリントデータはそのままヘッドに転送さ
れるため、プリントバッファのビットイメージ通りにプ
リントされる。白いドットの位置に対応するプリントデ
ータは、ANDゲート103でマスクされるためプリン
トバッファの内容によらずプリントされない。
【0056】ここで、先に説明したようにマスクパター
ンの桁位置はカラムカウンタ111の値によって決定さ
れる。また、カラムカウンタ111の値は伸張量レジス
タ108で設定した数だけ同じ値を示すので、実際のマ
スクパターンは図3に示すように伸張量レジスタ108
の設定に従って水平方向に引き伸ばされる。
【0057】次にマスクパターンを伸張した具体例を説
明する。図4に図18で説明した印字dutyが50%
のデータに伸張したマスクパターンを用いて間引いた場
合の一例を示す。410はバッファに蓄えられた既に配
列化されている2値化データである。この2値化データ
410は2値化処理のディザ法の中で一般的であるベイ
ヤータイプの印字データである。420は1パス目に印
字を行える画素を示す千鳥パターンのマスク、430は
2パス目に印字を行える画素を示す逆千鳥パターンのマ
スクであり、440、450はそれぞれのパスで形成さ
れる画素を表している。本実施例では伸張量を2にした
場合について説明する。460は千鳥パターンのマスク
伸張したマスクパターンで、1パス目に印字を行える画
素を示している。470は逆千鳥パターンのマスクを伸
張したマスクパターンで、2パス目に印字を行える画素
を示している。480、490はそれぞれのパスで形成
される画素を示している。
【0058】千鳥、逆千鳥パターンのマスクを用いて記
録が行われた場合、1つのパスでのみ印字が行われて、
もう1回のパスでは全く印字が行われず、ノズルのバラ
ツキの影響がそのまま形成される画像に現れてしまう。
前述したような濃度ムラとして、画像品位を劣化させる
要因になってしまう。これに対して、千鳥、逆千鳥パタ
ーンのマスクを基に伸張したマスクパターンを用いた場
合には、480、490に示すように、1パス目、2パ
ス目で丁度印字データを等分した状態で配分記録され
る。これにより、ノズルのバラツキの影響も低減でき、
濃度ムラ等の弊害も防ぐことができる。
【0059】また、図5に印字dutyが62.5%の
データを印字した場合の例を示す。この印字データ51
0もベイヤータイプの2値化データである。図4同様に
千鳥、逆千鳥パターンのマスクで印字を行った場合には
1パス目、2パス目に分割される印字ドット数に偏りが
ある。しかし、千鳥、逆千鳥パターンのマスクを伸張し
たマスクパターンを用いて印字を行った場合、580、
590に示すように1パス目、2パス目で丁度印字デー
タを等分した状態で記録を行うことができる。
【0060】次に各印字領域毎にマスクパターンを設定
するタイミングについて説明する。図6は印字データが
送られてきた状態でのシーケンスである。印字データの
送信を確認して、キャリッジをランプアップする。マス
クパターンの設定はキャリッジランプアップ時に行う。
キャリッジがランプアップされたら、まず、step-2でマ
スクパターンを伸張する量を伸張量レジスタに設定す
る。step-3で、その伸張量に従って、マスクパターンを
伸張する。マスクパターンは記録装置内のROM等の記
憶領域に予め記憶させておき、マスクパターン設定時に
その記憶されたマスクパターンを呼び出して使用する。
伸張量を種々設定できるので、複数のマスクパターンを
記憶しておかなくても、1つの基になるマスクパターン
があれば、伸張量を変化させることで複数のマスクパタ
ーンを設定できる。そして、step-4でバッファ(レジス
タ)にマスク設定されて、step-5で印字が行われて、st
ep-1に戻り、記録が続けられる。
【0061】以上説明してきたように、マスクパターン
が印字データに同調している場合に、マスクパターンを
変えずに、そのマスクパターンを伸張することで印字デ
ータとの同調性を打ち消すことが可能となり、画像品位
の劣化を防ぐことができる。マスクパターンを別個に持
たせるのではないので、マスクパターンを保持しておく
ためのROM等の記憶領域を、そのために持たせること
がないので、コスト的に有利である。また、本実施例は
ベイヤータイプの2値化データを用いて説明してきた
が、他のディザ法で処理された印字データに対しても有
効である。また、本実施例はマスクパターンを伸張する
量を任意に設定することが可能であるため、最適な伸張
量を選択することができる。更に、本実施例は記録走査
方向と水平に伸張しているが、これとは別に記録走査の
垂直方向に伸張することで、その拡張性はより大きなも
のにすることができる。
【0062】(実施例2)次に第2実施例として印字デ
ータに応じて伸張量を変化させて、各印字領域毎に伸張
量を設定して印字を行う場合について説明する。
【0063】本実施例では印字されるデータの形態を検
出して、最適な伸張量を設定している。本実施例が実施
されるマスクパターン設定のシーケンスを図7に示す。
まず、印字データの送信を確認して、キャリッジをラン
プアップする。マスクパターンの設定はキャリッジラン
プアップ時に行う。キャリッジランプアップされたら、
step-2で送られてきた印字データの印字duty:Xを
カウントする。記録ヘッドの分割領域のひとつの領域が
1回の走査で記録できる領域の印字データについてカウ
ントして判断する。step-3で印字duty:Xが75%
以上であれば、この印字領域の印字dutyは75〜1
00%と見なして、step-4で伸張量:n1を設定する。
それ以外であればstep-5に進み、印字duty:Xが5
0%以上であれば、この印字領域の印字dutyは50
〜75%と見なして、step-6で伸張量:n2を設定す
る。それ以外であればstep-7に進み、印字duty:X
が25%以上であれば、この印字領域の印字dutyは
25〜50%と見なして、step-8で伸張量:n3を設定
する。それ以外であれば、この印字領域の印字duty
は0〜25%と見なして、step-9で伸張量:n4を設定
する。
【0064】それぞれの印字dutyに応じて設定され
た伸張量に従って、step-10 で、マスクパターンを伸張
する。マスクパターンは記録装置内のROM等の記憶領
域に予め記憶させておき、マスクパターン設定時にその
記憶されたマスクパターンを呼び出して使用する。そし
て、step-13 で各印字領域に対応するバッファ(レジス
タ)にマスク設定されて、step-14 で印字が行われて、
step-1に戻り、記録が続けられる。このようにして、印
字領域の印字dutyに応じて伸張量を設定することが
できる。
【0065】各印字領域毎にマスクパターンを設定して
記録を行っている様子を図8を用いて説明する。本実施
例はひとつの印字領域を4回の記録走査で、記録を完成
する4パス印字を行っている。用いられるマスクパター
ンは25%duty間引きのマスクパターンで、印字す
るかしないかの設定を各印字画素毎に行っている。印字
duty:0〜25%に対応する伸張量で伸張されたマ
スクをA−1、A−2、A−3、A−4とし、印字du
ty:25〜50%に対応する伸張量で伸張されたマス
クをB−1、B−2、B−3、B−4とし、印字dut
y:50〜75%に対応する伸張量で伸張されたマスク
をC−1、C−2、C−3、C−4とし、印字dut
y:75〜100%に対応する伸張量で伸張されたマス
クをD−1、D−2、D−3、D−4とする。それぞ
れ、1組の25%duty間引きのマスクパターンを伸
張してできたマスクパターンである。
【0066】まず、第1印字領域において、第1記録走
査でマスクパターン:A−1を用いて記録が行われる。
続いて、第2記録走査でマスクパターン:A−2を用い
て記録が行われると同時に、第2印字領域では第1印字
領域とは異なるマスクパターン:B−1を用いて記録が
行われる。更に第3記録走査でマスクパターン:A−3
を用いて記録が行われ、第2印字領域ではマスクパター
ン:B−2、また、第3印字領域では前記の印字領域と
は異なるマスクパターン:C−1を用いて記録が行われ
る。そして、第4記録走査でマスクパターン:A−4を
用いた記録が行われて、第1印字領域の記録が完成す
る。同様の手順で、第2印字領域ではマスクパターン:
B−1、B−2、B−3、B−4で記録が行われる。第
3印字領域ではマスクパターン:C−1、C−2、C−
3、C−4で記録が行われ、第4印字領域ではマスクパ
ターン:A−1、A−2、A−3で記録が行われてい
く。このようにして各印字領域毎にその印字領域の印字
dutyに応じた伸張を行ったマスクパターンで記録を
行っている。
【0067】本実施例では4種類の伸張量を設定した一
例であり、第4印字領域では第1印字領域と同じ伸張を
行ったので、第1印字領域と同じマスクパターンを用い
ており、第6印字領域では第3印字領域と同じ伸張を行
ったので、同じマスクパターンを用いている。これは設
定するマスクパターンの種類数により、第3印字領域と
同じマスクパターンを用いて記録が行われる。このよう
に各印字領域毎に印字dutyに応じてマスクを伸張し
て記録を行っていくことができる。
【0068】次にマスクパターンそれぞれ設定する記録
ヘッドについて、図9を用いて説明する。図9に示した
記録ヘッドは複数のノズルを有し、それぞれのノズルで
印字が行えるが、本実施例では4パス印字を行っている
ので、記録ヘッドのノズル部は4つの領域に分割され
る。それぞれの分割領域をL1、L2、L3、L4とす
る。各分割領域に対して独立して、それぞれ異なるマス
クパターンを設定できる。例えば、図8における第4走
査記録ではL4はA−4、L3はB−3、L2はC−
2、L1はA−1がそれぞれマスクパターンとして設定
されている。また、第5走査記録ではL4はB−4、L
3はC−3、L2はA−2、L1はD−1がそれぞれマ
スクパターンとして設定されている。このように各分割
領域毎に異なる伸張したマスクパターンを独立して設定
している。
【0069】以上説明してきたように各印字領域の印字
dutyに応じてマスクパターンを伸張して、各分割領
域毎に独立してマスクパターンを設定することができ
る。印字データに適したマスクパターンに伸張すること
ができる。本実施例は印字データのdutyを判断した
が、文字データの場合には文字データであることを判断
して伸張量を独自に設定しても良い。
【0070】(実施例3)次に第3実施例として被記録
媒体に応じてマスクパターンの伸張量を設定する場合に
ついて説明する。
【0071】本実施例では被記録媒体をユーザーの設定
により認識して、マスクパターンの伸張量を設定する。
ユーザーの設定方法は記録装置に予め、記録媒体を選択
するボタンもしくはスイッチを設けておき、ユーザーの
必要に応じてユーザー自身が設定するようにしても良い
し、プリンタードライバーに被記録媒体の設定機構を設
けておき、ホストの画面上から設定するようにしても良
い。
【0072】図10に本実施例を実施するマスクパター
ン設定の制御シーケンスを示す。被記録媒体は普通紙、
コート紙、OHP用紙の3種類選択できるようにしてい
る。まず、印字データの送信を確認して、キャリッジを
ランプアップする。マスクパターンの設定はキャリッジ
ランプアップ時に行う。キャリッジランプアップされた
ら、step-2で設定されている被記録媒体を認識する。そ
の被記録媒体に応じて、step-3、step-4、step-5でそれ
ぞれマスクパターンを伸張する量を伸張量レジスタに設
定する。その伸張量は被記録媒体の特性に応じて任意に
設定できるようになっている。
【0073】コート紙の場合、着弾したインク滴が被記
録媒体の表面層にすばやく浸透していくので、記録され
るドットを一度に隣接させるより、ある程度分割させた
方が好ましく、伸張量:ncは1〜2にしている。ま
た、普通紙の場合はコート紙ほどすばやくは浸透せず、
若干、被記録媒体表面上で定着しながらゆっくり浸透し
ていく。よって、ある程度隣接のドットを同時に吐出さ
せることが可能であり、伸張量:npは2〜4にしてい
る。また、OHP用紙の場合には被記録媒体表面上での
乾燥のみで定着するので、定着するのに時間がかかり、
インクが被記録媒体表面上に液状のままで存在している
時間が長いため、隣接ドットの打たれ方等の影響を受け
易い。特につなぎ筋等の画像の弊害を防止するために
は、ある程度の隣接ドットをまとめて着弾させて、それ
を1つの塊として他の領域への流れ込み等を抑えること
が好ましい。よって伸張量:noは3〜5にしていて、
複数の隣接するインク滴を同時に着弾させて、1つの塊
にするようにして、その中でインク同士が引き合うよう
にしている。このようにそれぞれの被記録媒体の特性に
あった伸張量を設定している。
【0074】次に、step-6でその伸張量に従って、マス
クパターンを伸張する。マスクパターンは記録装置内の
ROM等の記憶領域に予め記憶させておき、マスクパタ
ーン設定時にその記憶されたマスクパターンを呼び出し
て使用する。step-7でバッファ(レジスタ)にマスク設
定されて、step-8で印字が行われて、step-1に戻り、更
に記録が続けられる。
【0075】以上説明してきたように、被記録媒体を設
定する手段を有して、ユーザーの設定により、記録装置
本体に被記録媒体を認識させて、その被記録媒体に最適
な伸張量を設定することができる。本実施例は被記録媒
体表面上でのインクの挙動に着目して伸張量を設定して
いる。従って、インクの特性や印字環境に大きく影響さ
れるので、インクの特性に合った伸張をすることが好ま
しい。また、温度や湿度等の印字環境を検知して本実施
例と組み合わせることで、よりその効果は大きくなる。
更に第2実施例で示した印字データに応じた伸張量の設
定と組み合わせてもその効果は大きく、より適切なマス
クパターンの伸張が行える。
【0076】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、記録
装置において、優れた効果をもたらすものである。
【0077】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを
発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結
果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の
気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長,収
縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させ
て、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパ
ルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわ
れるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が
達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4463359号明細書、同第43
45262号明細書に記載されているようなものが適し
ている。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の
米国特許第4313124号明細書に記載されている条
件を採用すると、更に優れた記録を行なうことができ
る。
【0078】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0079】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、非記録画素と記録画素
とが配列されるマスクパターンを伸張することで、マス
クパターンによる周期性を変化させて、形成される画像
において従来のマルチパス記録法では不均等であった、
同一記録領域の数回のマルチパス記録時の記録画素数に
よって発生する濃度ムラを防止することが可能となる。
また、本発明によれば、高品位の画像形成を実現でき、
1組のマスクパターンを複数個記憶しなくてもよいの
で、コスト的にも有利であり、高品位の画像形成を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を説明するインクジェット記
録装置におけるデータ転送回路の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明のマスクパターンの伸張を行うための伸
張カウントとカラムカウントの動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】4×4ドットの4つのマスクパターンの伸張を
説明する図である。
【図4】印字dutyが50%のデータに伸張したマス
クパターンを用いて印字した一例を示す図である。
【図5】印字dutyが62.5%のデータに伸張した
マスクパターンを用いて印字した一例を示す図である。
【図6】本発明を実施するマスクパターンの伸張を行う
シーケンスを示す図である。
【図7】第2実施例で行われる印字dutyに応じてマ
スクパターンの伸張量を設定するシーケンスを示す図で
ある。
【図8】第2実施例で行われる各印字領域毎にマスクパ
ターンを設定して記録が行われていく様子を示す説明図
である。
【図9】記録ヘッドの印字領域に対応する各分割領域の
説明図である。
【図10】第3実施例で行われる被記録媒体に応じてマ
スクパターンの伸張量を設定するシーケンスを示す図で
ある。
【図11】インクジェットプリンタの理想的な印字状態
を示す図である。
【図12】濃度ムラのあるインクジェットプリンタの印
字状態を示す図である。
【図13】従来例の分割印字を説明する図である。
【図14】従来例の分割印字を説明する図である。
【図15】従来例による間引きパターンを発生させる電
気回路を示す図である。
【図16】従来例によるヒートパルスのタイミングチャ
ートである。
【図17】従来の分割印字時の25%データと印字ドッ
トを表す図である。
【図18】従来の分割印字時の50%データと印字ドッ
トを表す図である。
【図19】従来の分割印字時の63%データと印字ドッ
トを表す図である。
【図20】2つのドット着弾の断面図である。
【図21】本発明が適用されるインクジェット記録装置
本体を示す説明図である。
【図22】ヒータボードを説明する図である。
【図23】制御回路を示すブロック図である。
【図24】制御構成を示すブロック図である。
【図25】印字データの流れを説明する構成図である。
【符号の説明】
103 アンドゲート 105 マスクレジスタ 106 セレクタ 108 伸張量レジスタ 109 伸張カウンタ 110 CPU 111 カラムカウンタ 112 コンパレータ 130 プリントバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 健太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中田 和宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する複数の吐出部を有する
    記録ヘッドを記録媒体の同一記録領域に対して複数回走
    査させ、各走査で間引きパターンに従って間引き画像を
    形成して画像を完成させるインクジェット記録装置にお
    いて、 非記録画素と記録画素とが配列され、所定サイズのマス
    クパターンを設定する設定手段と、 この設定手段によって設定された前記マスクパターンを
    複数の異なる伸張量で伸張する伸張手段と、 この伸張手段によって伸張された複数のマスクパターン
    の中から設定されたマスクパターンにより前記記録領域
    に対する記録データを間引く間引き手段とを具備したこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記マスクパターンを
    各記録走査毎に独立して設定できることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記伸張手段は、各記録走査毎に伸張量
    を異ならせることができることを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 プリントデータを判別する判別手段を有
    し、 前記伸張手段は、前記プリントデータに応じて伸張量を
    異ならせることができることを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記伸張手段は、前記記録媒体に応じて
    伸張量を設定することができることを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記マスクパターンは非記録画素と記録
    画素とがランダムに配列されたランダムマスクパターン
    であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは熱によりインクを吐出
    することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれ
    かに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出する複数の吐出部を有する
    記録ヘッドを記録媒体の同一記録領域に対して複数回走
    査させ、各走査で間引きパターンに従って間引き画像を
    形成して画像を完成させるインクジェット記録装置の制
    御方法であって、 非記録画素と記録画素とが配列され、所定サイズのマス
    クパターンを設定する工程と、 この設定工程によって設定された前記マスクパターンを
    複数の異なる伸張量で伸張する伸張工程と、 前記設定工程によって設定された複数のマスクパターン
    の中から設定されたマスクパターンにより前記記録領域
    に対する記録データを間引く間引き工程とを具備したこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
JP16225093A 1993-06-30 1993-06-30 インクジェット記録装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP3176183B2 (ja)

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US08/266,498 US5818474A (en) 1993-06-30 1994-06-27 Ink-jet recording apparatus and method using asynchronous masks
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