JPH08229508A - 食品の異物除去装置 - Google Patents

食品の異物除去装置

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JPH08229508A
JPH08229508A JP7065136A JP6513695A JPH08229508A JP H08229508 A JPH08229508 A JP H08229508A JP 7065136 A JP7065136 A JP 7065136A JP 6513695 A JP6513695 A JP 6513695A JP H08229508 A JPH08229508 A JP H08229508A
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feeder
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Noriaki Fukuda
紀昭 福田
Tatsuyoshi Fukuhara
辰義 福原
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Nissin Electronics Co Ltd
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Nissin Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼却後の廃棄物の除去が容易で、コストの割
には処理効率が高い食品の異物除去装置を、さらに必要
な場合には金属性異物の検出及び除去をも同時に行うこ
とができる、食品の異物除去装置を提供する。 【構成】 篩状に多数の目23bを有すると共に耐熱性
を有し、食品13を上に載せて下流側に搬送する篩状搬
送部材23,26と、篩状搬送部材23,26に連結し
てこれに小さな振幅で上下・搬送両方向に振動を加える
加振手段21と、篩状搬送部材23,26の下方に配置
され目23bを通して食品13を加熱する加熱手段9
a,9bと、篩状搬送部材23,26の下方に配置され
食品13に混入している異物の焼却後に生ずる廃棄物を
受けて外部に排出する排出手段27,29とを備えた。 【効果】 食品に混入している毛髪等の比較的軽量の非
金属異物を焼却し、焼却後の廃棄物は篩状搬送部材の振
動により篩状の目を通って下に落下し、排出手段がそれ
を受けて外部に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品中に混入している
毛髪、小さい昆虫の羽根や抜け殻等のような比較的軽量
の非金属異物の焼却,除去を行う装置に関し、必要な場
合には、金属性異物の検出,除去をも一緒に行える食品
の異物除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品中に混入した毛髪等の比較的軽量の
非金属異物を除去する装置としては従来、まず湿式の毛
髪除去装置があり、これは例えば流水中に対象の食品を
流し、その流れる方向と直角方向の軸線を有し、互いに
半径外方先端部が接して回転する多数のブラッシュロー
ラーを並べて配置し、食品中の毛髪等、長物繊維質の異
物がブラッシュと接触する際に、ブラッシュに絡ませて
除去する方法がある。
【0003】また乾式の異物除去装置としては、例えば
焼却除去装置があり(特開平2−268651号に係る
「食品等の混入異物除去装置」)、これは金属網で構成
したネット状のベルトコンベアのネット越しに、下方か
ら加熱炎を食品に当てて毛髪等の混入異物を焼却,除去
する方法等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の湿式の毛髪除去装置においては、湿式のため毛髪除
去処理後に乾燥の手間がかかると共に、毛髪がとれない
場合がある等その除去効率は十分とはいえないという問
題があった。
【0005】また上記従来の乾式の異物除去装置におい
ては、異物焼却後に生じる燃えかす等の廃棄物の除去に
ついて配慮されていないため衛生的でないと共に、長い
無端状のネットコンベアを用いているため装置が大規模
となって、コストが高くつく割には処理効率が低いとい
う問題があった。
【0006】さらに、毛髪等の比較的軽量の非金属異物
のみを除去する装置としては上記のように従来からあっ
たが、そのような機能と共に、食品中の金属性異物の検
出及び除去する機能を同時に兼ね備えた装置は従来はな
く、そのような両方の機能を必要とする場合には各々の
機能を有する2台の装置が必要となり、コスト高になる
と共に工程数が増えて生産性が低下するという問題があ
った。
【0007】そこで本発明は、乾燥の手間が不要で、焼
却後の廃棄物の除去が容易なため衛生的で、コストの割
には処理効率が高い食品の異物除去装置を、さらに必要
な場合には金属性異物の検出及び除去をも同時に行うこ
とができる、食品の異物除去装置を提供することを課題
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による食品の異物除去装置は、次のような構
成としたものである。
【0009】(1) 篩状に多数の目を有すると共に耐
熱性を有し食品を上に載せて下流側に搬送する篩状搬送
部材と、前記篩状搬送部材に連結してこれに小さな振幅
で上下・搬送両方向に振動を加える加振手段と、前記篩
状搬送部材の下方に配置され前記目を通して前記食品を
加熱する加熱手段と、前記篩状搬送部材の下方に配置さ
れ食品に混入している異物の焼却後に生ずる廃棄物を受
けて外部に排出する排出手段とを備えた。
【0010】(2) 上記手段(1)の構成の食品の異
物除去装置において、前記篩状搬送部材の上方に配置さ
れ前記搬送される食品を加熱する第2加熱手段を追加し
て設けた。
【0011】(3) 上記手段(1)または(2)の構
成の食品の異物除去装置において、前記篩状搬送部材よ
り上流側の搬送路の途中に配置され電磁界を発生するサ
ーチコイル空間を通過させて食品内の金属性異物を検出
する金属検出手段と、前記金属検出手段と前記篩状搬送
部材との間に配置され、前記金属検出手段が食品内の金
属性異物を検出したときには回動して搬送路を中断して
食品を落下させ、前記金属検出手段が食品内の金属性異
物を検出しないときは搬送路を保持する食品選別手段と
を追加して設けた。
【0012】
【作用】上記手段(1)の構成の食品の異物除去装置に
よれば、加振手段により篩状搬送部材を上下・搬送両方
向に小さな振幅で振動させ、このことにより篩状搬送部
材の上の食品を搬送させ、この搬送移動中の食品を加熱
手段により篩状搬送部材の下方からその目を通して加熱
すると、食品に混入している毛髪等の比較的軽量の非金
属異物を焼却し、かつ焼却後に生ずる廃棄物を目から落
下させて除去することができる。焼却後の廃棄物は篩状
搬送部材の振動により篩状の目を通って下に落下した
後、排出手段がそれを受けて外部に排出する。
【0013】このように本発明の食品の異物除去装置
は、乾式のため湿式の場合のような乾燥の手間が不要
で、排出手段により焼却後の廃棄物の除去が容易なため
衛生的で、長い無端状のネットコンベアを用いないで振
動する篩状搬送部材を用いることにより小型化でき、さ
らに、低いコストで高い処理効率を発揮することができ
る。
【0014】また上記手段(2)の構成の食品の異物除
去装置によれば、篩状搬送部材の下方から食品を加熱す
るだけでなく、上方からも第2加熱手段により食品を加
熱することができるため、比較的軽量の非金属性異物の
焼却・除去をさらに確実に行うことが可能となる。
【0015】さらに上記手段(3)の構成の食品の異物
除去装置によれば、上記手段(1)又は(2)の構成の
食品の異物除去装置の有する効果の他に、食品中に含ま
れる金属性異物の検出及びそのような金属性異物を中に
含んだ食品の除去をも同時に行うことが可能となるた
め、従来のような2台の装置を用いることによるコスト
高や生産性の低下を防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1ないし図5は、本発明による食品の異
物除去装置の一実施例を説明するための図である。
【0017】図1に示す食品の異物除去装置10におい
て、符号11は異物除去の対象となる食品13を時間当
り定量供給するための定量フィーダーであり、この定量
フィーダー11の排出口11aから定量供給された食品
13は、ベルトコンベア12の上に載せられて搬送され
る。食品13の搬送途中位置にはサーチコイル15(金
属検出手段)が配置されており、このサーチコイル15
は検査用磁界を発生して、搬送される食品13中に含ま
れる金属性異物を検出する。
【0018】ベルトコンベア12の搬送終端部には、食
品選別機17が配置されている。この食品選別機17は
回動シュート19(食品選別手段)を有しており、この
回動シュート19は、図示していない制御装置により制
御される、図示していない空圧、油圧、又は電動等の駆
動装置により駆動されて回動する。この回動シュート1
9は、食品13中に金属性異物が含まれていない場合は
実線で示す位置に保持され、ベルトコンベア12により
搬送されてきた食品13は回動シュート19を通ってさ
らに下流側に搬送される。
【0019】サーチコイル15が食品13中に含まれる
金属性異物を検出したときは、制御装置により制御され
て回動シュート19は駆動装置により点線で示す位置に
回動し、金属性異物が含まれている食品13を選別機1
7の下方にある異物溜り箱20に落下させる。そして回
動シュート19はすぐにまた制御・駆動されて元の実線
で示す位置に戻り、ベルトコンベア12により搬送され
る後続の食品13を下流側に搬送させる。
【0020】食品選別機17の搬送下流側には加振原動
機21(加振手段)が配置されており、この加振原動機
21よりさらに搬送下流側には、図4,図5に示すよう
な、太いワイヤー23aを格子状(篩状)に編んで構成
されたネットフィーダー23(篩状搬送部材)が、図1
に示す程度にわずかに傾斜した状態で設けられている。
このネットフィーダー23には図4に示すように多数の
篩状の目23bが形成されていると共に、図1に示すよ
うにその搬送方向の下流側端部には大きな段差24が設
けられている。
【0021】ネットフィーダー23の篩状の目23bの
大きさは、食品13の大きさにより選択される。段差2
4より下流側にはネットフィーダー23と平行な、ネッ
トフィーダー23と同じ構成のネットフィーダー26
(篩状搬送部材)が配置されており、この一端部が段差
24の下端部に設けられている。ネットフィーダー2
3,26は耐熱性を有する金属により形成されている。
【0022】加振原動機21の搬送台31及びネットフ
ィーダー23,26の幅方向両端側には、食品13が異
物除去装置10の外側にこぼれ落ちないように、搬送面
より高く立ち上がった側壁25が一体的に設けられてい
る。ネットフィーダー23及び側壁25の上流端部は加
振原動機21の搬送台31に一体的に連結され、ネット
フィーダー26及び側壁25の下流端部は片持ち梁状の
自由端となっている。
【0023】ネットフィーダー23,26の下方には、
ネットフィーダー23,26の篩状の目23bから落下
してくる、異物の燃えかす等の廃棄物を受けるホッパー
27が配置されている。
【0024】ホッパー27内に落下してきた廃棄物は、
その底部の勾配によりスクリューフィーダー29がある
最も低い部分に滑り落ちてきて、このスクリューフィー
ダー29の作動により落下廃棄物は食品13の搬送方向
と直角方向に搬送され、排出口29bから異物除去装置
10の外側に排出される。スクリューフィーダー29は
手回し用ハンドル29aを回すことにより作動する。ホ
ッパー27とスクリューフィーダー29は廃棄物の排出
手段を構成する。
【0025】ネットフィーダー23,26の下方でホッ
パー27の内部には、2つのガスバーナー9a,9b
(加熱手段)が設けられている。ガスバーナー9aは段
差部24より上流側にあり、ガスバーナー9bは段差部
24より下流側に配置されている。
【0026】ネットフィーダー23の上方でガスバーナ
ー9aと対向する位置には、赤外線加熱機14a(第2
加熱手段)が配置されており、同じくネットフィーダー
26の上方でガスバーナー9bと対向する位置には、赤
外線加熱機14b(第2加熱手段)が配置されている。
ネットフィーダー26及びホッパー27の下流側には、
異物が除去された食品13を次工程に搬送するベルトコ
ンベア30が配置されている。
【0027】上記加振原動機21は、図2に示すように
最上部に搬送台31が設けられ、この搬送台31の下側
には、被加振体33が一体的に設けられている。被加振
体33の下方には、取付けベース35に一体的に設けら
れた静止体37が配置されている。被加振体33及び静
止体37の両端面は、上下方向に対して斜めに形成され
ており、そのような両端面には板バネ39の両端部がボ
ルト40により固定されている。静止体37の上には、
ブラケット41に支持されて電磁石43が設けられてい
る。被加振体33の下には、電磁石43のコア43aが
磁性を生じたときに吸引される帯磁性部材45が設けら
れている。
【0028】このような加振原動機21は電磁石43の
電源をON,OFFすることにより、帯磁性部材45が
電磁石43のコア43aに吸引されて近づいたり離れた
りして、矢印A方向に往復移動する。このため被加振体
33は板バネ39に連結されたまま、帯磁性部材45と
一体的に図中左右方向に小刻みに往復移動して振動す
る。
【0029】このとき板バネ39は静止体37側の固定
端部を支点にして、被加振体33側の固定端部が矢印B
方向に揺動して小刻みに振動する。このように被加振体
33は斜めに設けられた板バネ39の揺動を介して振動
するため、そのときの振動量は左右方向の成分の他に、
上下方向の成分も有している。
【0030】このため、図1に示すように加振原動機2
1をその搬送台31がわずかに傾斜するように配置して
作動させた場合には、搬送台31の上の食品13は上記
振動により図2に破線の矢印で示すように、搬送台31
の上で飛び跳ねるようにして搬送させることができる。
【0031】そして加振原動機21の搬送台31をネッ
トフィーダー23の上流端部に連結することにより、ネ
ットフィーダー23,26も搬送台31と同じ運動をす
るので、その上の食品13も同様にその上で飛び跳ねる
ようにして搬送させることができるようになっている。
【0032】ガスバーナー9aは、図3に示すように搬
送方向と直角方向にネットフィーダー23のほぼ全幅に
わたり延在し、複数の穴から複数の炎Lが出るようにな
っている。またガスバーナー9aは図示しない駆動装置
により、ネットフィーダー23に近づいたり(+E)、
または離れたり(−E)上下動可能になっている。ガス
バーナー9bもガスバーナー9aと同様に構成されてい
る。
【0033】またネットフィーダー23の上の赤外線加
熱機14aもネットフィーダー23のほぼ全幅にわたり
延在し、図示しない駆動装置によりネットフィーダー2
3に近づいたり(−F)、遠ざかったり(+F)上下動
可能になっている。赤外線加熱機14bも赤外線加熱機
14aと同様に構成されている。
【0034】次に、このような実施例に係る食品の異物
除去装置10の動作について説明する。定量フィーダー
11に入れられた食品13は、その排出口11aからベ
ルトコンベア12の上に定量供給される。ベルトコンベ
ア12により搬送される食品13は、搬送途中において
サーチコイル15により磁気的に検査され、食品13内
部に金属性異物が含まれていない場合には、ベルトコン
ベア12から回動シュート19を経て、加振原動機21
の搬送台31上に供給される。
【0035】食品13の内部に金属性異物が含まれてい
ることがサーチコイル15により検出された場合には、
制御手段及び駆動手段により回動シュート19を回動さ
せて点線で示す位置に配置させる。このため搬送路が中
断され、内部に金属性異物が含まれる食品13はベルト
コンベア12の終端部から落下して、異物溜り箱20の
中に収納される。このようにして、食品13は内部に金
属性異物の有無によって食品選別機17により選別さ
れ、内部に金属性異物が含まれる食品13を搬送路から
除去することができる。
【0036】加振原動機21の搬送台31上に搬送され
た食品13は、加振原動機21が少し傾いて設けられて
いるためその作動により、前述したように上下方向の微
小振動量と左右方向の微小振動量の成分により細かく飛
び跳ねるようにして、下流側に搬送されてネットフィー
ダー23に送られる。
【0037】ネットフィーダー23は加振原動機21の
搬送台31に一体的に連結されているため、その加振原
動機21の作動による振動により、ネットフィーダー2
3上の食品13も同様に飛び跳ねるようにして下流側に
搬送されていく。
【0038】ネットフィーダー23上の食品13は、ネ
ットフィーダー23上を送られる途中でガスバーナー9
の炎Lにより下方からネット越しに炙られ、また赤外線
加熱機14aにより上方から照射加熱される位置に来
る。このため毛髪等の軽量異物が食品13に絡みついて
付着している場合には、上下両方向からの加熱によりそ
れらの軽量異物のみが焼却され、すぐにその位置を通過
するために食品13が加熱により大きく変質することは
防止される。
【0039】このとき食品13は、上記のようにネット
フィーダー23の上を飛び跳ねるようにして進むため、
向きが小刻みに変化して異物が上下方向に露出する機会
が多い。また異物の焼却後は、ネットフィーダー23が
振動することにより、その燃えかす等の廃棄物がネット
フィーダー23の目23bから下方のホッパー27内に
落下する。
【0040】食品13がさらに搬送されると段差24に
到達し、この段差24を上から下に落下することにより
食品13が2転3転して、その姿勢や向きが大きく変化
してから振動により下流側に搬送されていく。するとま
た食品13は、その搬送途中において下方からガスバー
ナー9bの炎Lによりネット越しに炙され、上から赤外
線加熱機14bにより照射加熱される位置に来る。この
ときも食品13に毛髪等の軽量異物が付着していて、先
程のガスバーナー9a及び赤外線加熱機14aによって
は焼却できなくて残ったものの上下方向への露出、なら
びに焼却の機会が多くなり、それらがほぼ完全に焼却さ
れてまた搬送されていく。
【0041】このようにして食品13に付着していた毛
髪等の軽量異物はほぼ完全に焼却・除去され、食品13
はネットフィーダー26の搬送終端から落下して、ベル
トコンベア30によりさらに次工程に搬送されていく。
ホッパー27内に落下した燃えかす等の廃棄物は、最下
部に設けられたスクリューフィーダー29により排出口
29bからホッパー27の外部に排出させることができ
る。
【0042】ガスバーナー9a,9b或は赤外線加熱機
14a,14bの加熱力が弱いと判断された場合には、
前述のように図示しない駆動装置により、それらをネッ
トフィーダー23に少し近付けるよう駆動し、逆にガス
バーナー9a,9b或は赤外線加熱機14a,14bの
加熱力が強過ぎると判断された場合には、それらをネッ
トフィーダー23から少し遠ざけるように移動させるこ
とができる。
【0043】なお前記実施例においては、サーチコイル
15,食品選別機17,回動シュート19および異物溜
り箱20を用いた場合について説明したが、不要の場合
にはそれらは設ける必要はないので、食品の異物除去装
置10をさらに小型かつ安価にすることができる。
【0044】また前記実施例においては、赤外線加熱機
14a,14bを設けた場合について説明したが、それ
らが無くとも充分食品の異物を除去できる場合にはそれ
らは必ずしも設ける必要はないので、食品の異物除去装
置10をさらに小型かつ安価にすることができる。
【0045】また前記実施例においては、ネットフィー
ダー23と26との間に段差24を設けた場合について
説明したが、それらが無くとも充分食品の異物の向きを
変えられる場合にはそれは必ずしも設ける必要はなく、
1つのネットフィーダー23のみにより搬送するように
してもよい。或は逆に段差を複数設けるよう構成しても
よい。また食品13は完成品であると原材料であるとを
問わない。
【0046】また前記実施例においては、加振原動機2
1は板バネ電磁式のものを用いた場合について説明した
が、振動モーター駆動式等他の形式の加振原動機を用い
てもよい。
【0047】また前記実施例においては、加振原動機2
1の搬送台31及びネットフィーダー23,26をわず
かに傾斜して配置した場合について説明したが、それら
は必ずしも傾斜して配置する必要はなく、水平に配置し
ても搬送台31及びネットフィーダー23,26上の食
品13は加振原動機21の振動により搬送することが可
能である。
【0048】また、手回し用ハンドル29aの代わりに
電動式等他の形式の駆動手段を用いることができる。さ
らに、ガスバーナー9a,9bの代わりにニクロム線電
熱器等他の加熱手段を用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乾
式のため湿式の場合のような乾燥の手間が不要で、排出
手段により焼却後の廃棄物の除去が容易なため衛生的
で、長い無端状のネットコンベアを用いないで振動する
篩状搬送部材を用いることにより小型化でき、さらに、
低いコストで高い処理効率を発揮することができる。
【0050】また前記実施例によれば、ネットフィーダ
ー23の下方から食品13を加熱するだけでなく、上方
からも第2加熱手段14a,14bにより食品を加熱す
ることができるため、比較的軽量の非金属異物の焼却・
除去をさらに確実に行うことが可能となる。
【0051】また前記実施例によれば、ネットフィーダ
ー23と26との間に段差24を設けたため、この段差
24を上から下に落下することにより食品13が2転3
転して、その姿勢や向きが大きく変化してから振動によ
り下流側に搬送されていく。このため、上流側のガスバ
ーナー9a及び赤外線加熱機14aによっては焼却でき
なくて残った異物の上下方向への露出、ならびに焼却の
機会が多くなり、異物がほぼ完全に焼却されてまた搬送
されていく。
【0052】また前記実施例によれば、焼却後の廃棄物
は篩い性能を勘案したサイズの目23bのネットフィー
ダー23の採用と相俟って、振動するネットフィーダー
23の目23bにより極め細かく分離されて下方に落下
するため、分離効率が格段に優れている。
【0053】さらに前記実施例によれば、上記の食品の
異物除去装置の有する効果の他に、食品中に含まれる金
属性異物の検出及びそのような金属性異物を中に含んだ
食品の除去をも同時に行うことが可能となるため、従来
のような2台の装置を用いることによるコスト高や生産
性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食品の異物除去装置の一実施例を
示す全体構成図である。
【図2】図1における加振原動機21の構成と作動原理
を示す側面概略図である。
【図3】図1における異物除去装置10のIII−II
I矢視断面図である。
【図4】図1におけるネットフィーダー23の平面図で
ある。
【図5】図4におけるネットフィーダー23のV−V矢
視断面図である。
【符号の説明】
9a,9b ガスバーナー 10 食品の異物除去装置 11 定量フィーダー 11a 排出口 12,30 ベルトコンベア 13 食品 14a,14b 赤外線加熱機 15 サーチコイル 17 食品選別機 19 回動シュート 20 異物溜り箱 21 加振原動機 23,26 ネットフィーダー 23a ワイヤー 23b 篩状の目 24 段差 25 側壁 27 ホッパー 29 スクリューフィーダー 29a 手回し用ハンドル 29b 排出口 31 搬送台 33 被加振体 35 取付けベース 37 静止体 39 板バネ 41 ブラケット 43 電磁石 43a コア 45 帯磁性部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 篩状に多数の目を有すると共に耐熱性を
    有し食品を上に載せて下流側に搬送する篩状搬送部材
    と、 前記篩状搬送部材に連結してこれに小さな振幅で上下・
    搬送両方向に振動を加える加振手段と、 前記篩状搬送部材の下方に配置され前記目を通して前記
    食品を加熱する加熱手段と、 前記篩状搬送部材の下方に配置され食品に混入している
    異物の焼却後に生ずる廃棄物を受けて外部に排出する排
    出手段と、 を備えたことを特徴とする食品の異物除去装置。
  2. 【請求項2】 前記篩状搬送部材の上方に配置され前記
    搬送される食品を加熱する第2加熱手段を追加して設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の食品の異物除去装
    置。
  3. 【請求項3】 前記篩状搬送部材より上流側の搬送路の
    途中に配置され電磁界を発生するサーチコイル空間を通
    過させて食品内の金属性異物を検出する金属検出手段
    と、 前記金属検出手段と前記篩状搬送部材との間に配置さ
    れ、前記金属検出手段が食品内の金属性異物を検出した
    ときには回動して搬送路を中断して食品を落下させ、前
    記金属検出手段が食品内の金属性異物を検出しないとき
    は搬送路を保持する食品選別手段と、 を追加して設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の食品の異物除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112221973A (zh) * 2020-09-21 2021-01-15 常宁市华兴冶化实业有限责任公司 一种用于工业废渣无害化处理的分级筛选储存装置

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