JPH0822939B2 - オルガノケイ素液状組成物 - Google Patents

オルガノケイ素液状組成物

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JPH0822939B2
JPH0822939B2 JP62005171A JP517187A JPH0822939B2 JP H0822939 B2 JPH0822939 B2 JP H0822939B2 JP 62005171 A JP62005171 A JP 62005171A JP 517187 A JP517187 A JP 517187A JP H0822939 B2 JPH0822939 B2 JP H0822939B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/10Block- or graft-copolymers containing polysiloxane sequences
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F283/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シーラントとしての使用に適する液状のオ
ルガノケイ素組成物に係る。
当該分野では、基準条件下においては液状であって、
大気中の水分によって架橋されて興味ある特性を有する
エラストマーを生成する連鎖末端がアルコキシシラン基
により官能化されてなるポリエーテル化合物、特にポリ
酸化プロピレンが知られている。これら化合物は、前述
の興味ある特性のため、特に建築の分野、ガラス工業等
の分野に適するシーラント組成物として有用である。こ
れに関連して、J.Bela,J.P.Kennedy及びV.C.S.Chang
「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス(J.Polyme
r Sci.)」118(A),3177(1980)を参考とする。
米国特許第4,518,766号には、一般式 (式中、POAはポリオキシアルキル基である)で表さ
れ、連鎖末端にアルコキシシラン基を有する相当のオル
ガノケイ素誘導体に容易に変換可能なポリオキシアルキ
レンジオール−α,ω−ビス−アリルポリカーボネート
の製法が開示されている。
これらオルガノケイ素誘導体は、シーラント組成物に
おいて、一般に、体質顔料(炭酸カルシウム)、補強充
填剤(サーマルシリカ)、カバーリング顔料(二酸化チ
タン)、チキソトロピー剤、可塑化剤、安定剤(抗酸化
剤及びU.V.吸収剤)、及び少量の架橋促進触媒の如き1
又はそれ以上の添加剤と組合せて使用される。
上述の米国特許に係るポリオキシアルキレンジオール
−α,ω−ビス−アリルポリカーボネートをシリル化す
ることにより生成されるオリガノケイ素誘導体は、大気
中の水分の作用により架橋して、代表的に、最大引張強
度約4ないし6Kg/cm2、破壊時の伸び率約160ないし200
%の特性(これらのデータは、厚さ2mmのサンプルにつ
いてテストを行なった場合のものである)を有するエラ
ストマーを生成しうる。
同様の挙動は、すでに述べたように、連鎖末端がアル
コキシシラン基で官能化されたポリエーテルの場合にも
見られる。
これらの特性は通常使用のシーラント組成物には適し
ているが、特に高シーラント強度を要求する適用分野の
ためには、改善された組成物が必要である。
本発明の目的は、このような従来技術における要求を
満足させることにある。
さらに詳述すれば、本発明の目的は、大気中の水分に
より硬化して、最大引張強度、破壊時の伸び率及びせん
断応力の如き特性について格別のものを有するエラスト
マーを生成しうる液状のオルガノケイ素組成物にある。
本発明の他の目的は、かかるオルガノケイ素液状組成
物の調製法にある。
本発明のさらに他の目的は、かかるオルガノケイ素液
状組成物をシーラントとして使用することにある。
さらに他の目的については、下記の記載より明らかに
なるであろう。
特に、本発明のオルガノケイ素液状組成物は、液相
と、不溶性でかつ該液相中に分散する固状の重合体相と
で構成され、フリーラジカル開始剤の作用下、スチレ
ン、又はスチレン少なくとも15重量%及び1又はそれ以
上のビニル系又はアクリル系単量体残余を含有する混合
物を重合させることにより得られるものであり、かかる
重合反応は下記一般式(I)で表される液状のポリオキ
シプロピレンジオール−α,ω−ビス−アリルシリレー
トの存在下、又は下記一般式(II)で表されるポリオキ
シプロピレンジオール−α,ω−ビス−アリルシリレー
トの液状ポリカーボネートの存在下で行なわれると共
に、組成物中に固状の分散相5ないし50重量%が生成さ
れるまで実施される。
一般式(I) 一般式(II) 式中; R:C1−C10アルキル基、 X:C1−C10アルコキシ、アミノキシ及びアシロキシ基か
ら選ばれる加水分解可能な基、 y:0、1又は2、 p:約10ないし100の範囲の数、 m及びn:化合物(I)及び(II)に分子量値又は平均分
子量値2000ないし20,000を付与する整数。
上述の如く操作することにより、スチレン又はスチレ
ン含有単量体混合物の大部分が重合化し、固状の分散重
合体を生成し、少量は化合物(I)又は(II)にグラフ
トする。
このように、本発明の組成物では、固状の分散相はス
チレン共重合の生成物又はスチレン含有混合物の共重合
生成物で構成され、液相は、化合物(I)及び(II)の
重量に対し約0.1ないし5重量%の範囲のグラフト率で
化合物(I)又は(II)に単量体がグラフトすることに
より得られる生成物で構成される。
一般に、本発明のオルガノケイ素液状組成物は、温度
25℃における粘度5000ないし100,000cpsを有する。
好適な具体例によれば、化合物(I)及び(II)にお
いて、 R=メチル基、 X=メトキシ基、 y=1、 p=40ないし80、 m及びn=化合物(I)又は(II)に分子量値約4000な
いし20,000を付与するに適する数値、 である。
好適な具体例では、本発明のオルガノケイ素液状組成
物は、常に、温度25℃において粘度10,000ないし50,000
cpsを有する。
本発明の方法によれば、スチレン、又はスチレン少な
くとも15重量%を含有する単量体混合物は、化合物
(I)又は(II)の存在下で操作することによって重合
化される。
かかる目的に使用されるスチレン以外の単量体は、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレ
ン、ジビニルベンゼン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸グリシジル、ジエチレン
グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、γ
−トリメトキシプロピルメタクリレート、ビニルピロリ
ドン、フタル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル及びコハ
ク酸ジアリルである。
好適な具体例によれば、スチレン自体、又はアクリロ
ニトリル、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アク
リル酸ブチル及びフタル酸ジアリルの如き1又はそれ以
上の単量体を含有するスチレン混合物が使用される。
さらに、反応における単量体の量は、化合物(I)又
は(II)100重量部当たり5ないし60重量部、好ましく
は5ないし40重量部である。
本発明の目的に達するフリーラジカル開始剤は、アゾ
化合物又はペルオキシ化合物、特に過酸化ジアシル、ペ
ルオキシエステル、ペルオキシカーボネート、ケトンペ
ルオキシド、ペルオキシケタール及びヒドロペルオキシ
ドである。かかる触媒の格別のものとしては、アゾビス
イソビチロニトリル、アゾビスプロピオニトリル、過酸
化ベンゾイル、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシ
ド、ジ−n−プロピルペルオキシジカーボネート、ジ
(2−フエノキシ)ペルオキシジカーボネート、過酸化
アセチル、過酸化アセチルクロロヘキシルスルホニル、
α−クミルペルオキシドネオデカノエート、第3級アミ
ルペルオキシドネオデカノエート及び第3級ブチルヒド
ロペルオキシドがある。
簡便には、フリーラジカル開始剤は、充填される単量
体に対して0.1ないし5重量%の量で使用される。
好適な具体例では、半減時間が100℃において1時間
以下であるフリーラジカル開始剤を使用し、かかる開始
剤による化合物(I)及び(II)に対する減成作用を最
小のものとする。この目的のため、一般に、周期律表第
IV族の金属又は遷移金属の有機塩でなる少量の助触媒を
添加することが有効であり、かつ開始剤の分解を容易に
するためにも有効であり、これにより、反応時間を短縮
できる。
フリーラジカル開始剤の使用以外にも、単量体の重合
を、放射線(紫外線、電子線、γ線)の作用下で行なう
こともできる。紫外線照射による重合の場合には、光増
感剤を使用することが好ましい。
本発明による方法では、溶媒の使用は通常必要ではな
い。しかしながら、反応塊状物の粘性を低下させるた
め、本発明の組成物の調製操作を簡単にするためには、
溶媒の使用は有利である。このような場合、1又はそれ
以上の不活性溶媒、すなわち化合物(I)及び(II)の
アルコキシ官能基に影響を与えず、フリーラジカル開始
剤の作用を妨害しない溶媒であって、沸点が充分に低
く、反応終了時、反応塊状物から容易に除去されるもの
を少量添加することができる。かかる溶媒は、一般に、
メチルシクロヘキサン及びテトラヒドロフランの如き炭
化水素又はエーテルである。
必要であれば、反応混合物に、1又はそれ以上の連鎖
停止剤又は分子量調節剤を添加することができる。これ
らは、通常、ドデシルチオール、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン及びγ−メルカプトプロピルメチ
ルジメトキシシランの如きメルカプタンから選ばれる。
少量で使用される分子量調節剤は、本発明の方法に従っ
て得られる組成物の粘度を低減させる目的にも有効であ
る。
好適には、化合物(I)のアルコキシシラン基の加水
分解に対する鋭敏性のため、反応は無水条件下で行なわ
れる。しかしながら、微量の水は、約200ppm以下であれ
ば存在していても許容される。
反応温度は40ないし110℃、好ましくは60ないし100℃
の範囲内である。
反応体の添加順序は問題ではないが、好適な具体例で
は、攪拌しながら、化合物(I)又は(II)に、開始剤
を含有する単量体又は単量体混合物を添加する。この単
量体又はこれら単量体の添加は徐々に、たとえば0.5な
いし2時間の範囲の時間で行なわれる。添加終了後、反
応塊状物をさらに1ないし4時間反応条件下に維持し
て、反応を完了、又は実質的に完了させる。
他の方法によれば、単量体を順次添加するようにして
もよい。たとえば、スチレンを初めに添加し、スチレン
の重合が完了した後、他の単量体を添加する。
できるだけ微量の触媒をも分解するためには、温度を
高めること(たとえば反応温度よりも20−30℃高い温
度)が有利であり、最後に、大気圧よりも低い圧力下で
操作することにより、使用した溶媒と共に、未反応の単
量体をできるだけ除去する。
本発明の好適な1具体例によれば、スチレン及びアク
リル系単量体、特にフエノキシエチルアクリレートを順
次重合化せしめ、これにより下記の利点が得られる。
組成物のレオロジー特性がさらに改善されること。
架橋後、組成物のエラストマー特性(最大引張強度及
び伸び率によって表示される)が改善されること。
物質における物理特性の改善、特に低い水分吸収率が
達成されること。
このようにして、本発明によるオルガノケイ素液状組
成物が液状かつ安定な組成物の形で得られ、シーラント
としての使用に際し、普通の液状であってかつ反応性に
富む重合体として使用される。
この組成物は無機性充填剤、可塑化剤及びチキソトロ
ピー剤、粘着性を増大させるため又は接着を促進させる
ための添加剤、光安定剤及び酸化安定剤、及び架橋促進
剤とも配合され、配合する添加剤は用途に応じて選択さ
れる。
いずれの場合にも、本発明のオルガノケイ素液状組成
物は、外界湿度及び室温条件下で架橋し、同じ条件下で
化合物(I)又は(II)を架橋することにより得られる
化合物のものと比べて予想できないほど改善された特性
を有するエラストマー生成物を生ずる。
下記の実施例(本発明を限定することなく、単に説明
するためにのみ例示する)では、本発明によるオルガノ
ケイ素液状組成物を調製し、この組成物に、触媒として
ジブチルジラウリン酸スズ1.5重量%及びシクロヘキシ
ルアミン0.5重量%及び抗酸化剤1重量%を添加してい
る。ついで、得られた組成物を延展した後、架橋を行な
い、厚さ2〜2.5mmのサンプルを調製する。サンプルの
架橋を、室温及び外界湿度(20−23℃、相対湿度約50
%)において30日間で行なう。得られたサンプルについ
て、下記のテストを行なう。このうち、引張試験につい
ては速度50mm/分で行なう。
AR:破壊時の伸び率(%) ST:皮張り時間(時間) CR:最大引張強度(Kg/cm2)ASTM D−412 TR:せん断強度(Kg/cm)ASTM D−624 D:硬さ(ショアA)ASTM D−2240 d:比重(g/ml) gel:+25℃、48時間におけるトルエンによる抽出時の残
渣(重量%) 実施例1 窒素導入システム、滴加ロート及びブレード型攪拌機
を具備する四頚ガラスフラスコにポリオキシプロピレン
ジオール−α,ω−ビス−アリルシリレート(化合物
(II)に相当し、一般式(II)において、R=メチル
基、y=1及びX=OCH3である)140gを添加した。
この化合物は下記の特性を示す。
粘度(25℃)(cps):12,000 数平均分子量Mn:約7500 不飽和(meq/g):0.02より小 さらに、上述の条件下で架橋後では、下記の特性を有
する。
CR:5.4 AR:175 TR:1より小 D:18 gel:85 ついで、82±1℃に維持した油浴にフラスコを浸漬
し、滴加ロートを介して、新たに蒸留したスチレン42.4
g中に過酸化ベンゾイル0.15gを含有する溶液を40分間で
徐々に添加し、その間、反応系を攪拌した。反応を計4
時間続け、ついで、反応系の温度を30分間で100℃に上
昇させた。このようにして、粘度(25℃)30,000cps及
びST24を有するミルク状でかつ粘稠な液体の外観を呈す
る反応生成物が得られた。
上述の如く実施した架橋の後、下記の特性を有する架
橋生成物が得られた。
CR:17.8 AR:160 TR:7.5 D:30 d:1.02 gel:68 この実施例において、ポリスチレンの量は組成物の2
3.4重量%であり、グラフト率は、gelに基いて評価して
全ポリスチレンに対して5重量%以下である。
実施例2 実施例1の化合物(II)100gを原料とし、スチレン42
g及び過酸化ジベンゾイル0.15gを使用して、同様に操作
を行なった。
粘度(25℃)50,000cpsを有し、かつ架橋後では下記
の特性を有する液状のオルガノケイ素組成物が得られ
た。
CR:20.34 AR:200 TR:7.46 D:32 d:1.03 gel:66.7 この実施例において、ポリスチレンの量は組成物の2
9.6重量%であり、グラフト率は、gelに基いて評価し
て、全ポリスチレンに対して5重量%以下である。
実施例3 一般式(II)においてR=メチル、y=1及びX=OC
H3であり、さらに下記の特性を有する化合物(II)100g
を原料として、実施例1と同様にして操作を行なった。
粘度(25℃)(cps):24,000 数平均分子量Mn:約10,500 不飽和(meq/g):0.02%より小 この化物(II)は、架橋後、下記の特性を示す。
CR:5.6 AR:180 D:17 gel:86 スチレン30g、アクリロニトリル10g及び過酸化ジベン
ゾイル80mgを使用して反応を行なったところ、粘度(25
℃)42,000cps及びST48の各特性を有するオルガノケイ
素液状組成物が得られた。
架橋後、下記の各特性が検知された。
CR:14.6 AR:100 TR:7.33 D:45 d:1.02 gel:66 この実施例では、スチレン−アクリロニトリル共重合
体の量は組成物の28重量%であり、グラフト率は、gel
に基いて評価して、該共重合体に対して5重量%以下で
ある。
実施例4 実施例3に記載の化合物(II)を使用し、実施例1の
反応を行なった。なお、アクリル酸ブチル(10g)、ア
クリル酸メチル(7g)、アクリル酸エチル(5g)、スチ
レン(5g)及び過酸化ジベンゾイル(0.150g)を使用し
ている。
架橋後に下記の特性を示すオルガノケイ素液状組成物
が得られた。
CR:4.36 AR:327 TR:1.85 D:測定不能 d:測定不能 gel:測定不能 この実施例では、単量体から得られた共重合体の量は
組成物の21重量%であり、グラフト率はゲルに基いて評
価して、該共重合体に対して5重量%以下である。
実施例5 数平均分子量8500を有しかつ連鎖末端における理論官
能基数の75%を含有する化合物(I)に相当するポリオ
キシプロピレンジオール−α,ω−ビス−アリルシリレ
ート(一般式(I)においてR=CH3、X=OCH3及びy
=1)を使用した。
この化合物は、上述の条件下での架橋後、下記の特性
を示す。
CR:5.3 AR:200 gel:83 この化合物(I)120gを実施例1記載の条件下でスチ
レン(13.4g)とグラフトさせ、粘度(25℃)32,000を
有する組成物を得た。
同様にしても行なわれる架橋後では、下記の各特性が
検知された。
ST:1より小 CR:9.7 AR:190 D:27 gel:77 実施例6ないし12 実施例1に記載の四頚ガラスフラスコに、実施例1で
使用したものと同じ高分子物質、メタノール(0.5ml)
及びn−ブタノール(1ml)を導入した。生成物を加熱
油浴に浸漬し、内部温度80℃に加熱した。滴加ロートか
らスチレン(溶解された過酸化ベンゾイルを含有する)
を30分間で徐々に添加し、その間攪拌を続けた。反応を
80℃で続け、さらに2時間攪拌を行ない、その後20分間
で、溶解された残りの過酸化ベンゾイルを含有するフエ
ノキシアクリレートを添加し、添加完了後、同じ温度及
び攪拌速度をさらに2時間持続した。
液状の重合性キャリヤー懸濁液を室温に冷却し、保存
する。
合成条件、反応体の量及び液状の重合性媒体懸濁液の
粘度を第1表に示す。
この懸濁液に抗酸化剤(Irganox 1076 1重量%及び紫
外線吸収剤1重量%)及び触媒(ジブチルジラウリン酸
スズ及びラウリルアミン)を添加し、厚さ2mmに延展し
た後、室温及び外界湿度において少なくとも30日間架橋
させる。
各特性についてのテスト結果を第2表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 69/00 LPP 71/02 LQE C09K 3/10 G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液相と、不溶性でかつ該液相中に分散する
    固相とで構成され、フリーラジカル開始剤の作用下、ス
    チレン、又はスチレン少なくとも15重量%及び1又はそ
    れ以上のビニル系又はアクリル系単量体残余を含有する
    混合物を重合させることにより得られるものであって、
    温度25℃における粘度5,000ないし100,000cpsを有する
    シーラント用のオルガノケイ素液状組成物において、前
    記重合を、一般式(I) で表される液状のポリオキシプロピレンジオール−α,
    ω−ビス−アリルシリレートの存在下、又は一般式(I
    I) で表されるポリオキシプロピレンジオール−α,ω−ビ
    ス−アリルシリレートの液状ポリカーボネートの存在下
    (これら一般式(I)及び(II)において、RはC1−C
    10アルキル基であり、Xはアルコキシ、アミノキシ及び
    アシロキシ基の中から選ばれる加水分解可能な基であ
    り、yは0、1又は2であり、pは約10ないし約100の
    範囲の数であり、m及びnはこれら化合物(I)及び
    (II)に分子量値、又は平均分子量値2000ないし20,000
    を付与する整数である)、組成物中に固状の分散相5な
    いし50重量%が生成されるまで実施してなることを特徴
    とする、オルガノケイ素液状組成物。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、前記化合物(I)及び(II)が、前記一般式(I)
    及び(II)においてRがメチル基であり、Xがメトキシ
    基であり、yが1であり、pが40ないし80の数であり、
    m及びnが該化合物(I)及び(II)に分子量値約4000
    ないし約20,000を付与する整数であるものである、オル
    ガノケイ素液状組成物。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、スチレン以外のビニル系又はアクリル系単量体がア
    クリロニトリル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
    ル、アクリル酸ブチル及びジアリルフタレートの中から
    選ばれるものである、オルガノケイ素液状組成物。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、前記重合反応を、前記化合物(I)及び(II)の各
    100重量部当たり5ないし60重量部、好ましくは5ない
    し40重量部の量でスチレン又はスチレン含有単量体混合
    物を使用し、スチレン又はスチレン含有単量体混合物に
    対して0.1ないし5重量%の量でフリーラジカル開始剤
    を使用し、温度40ないし110℃、好ましくは60ないし100
    ℃で、組成物中に固状の重合体相5ないし50重量%が生
    成されるまで実施してなる、オルガノケイ素液状組成
    物。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、前記フリーラジカル開始剤が、温度100℃以下にお
    ける半減期が1時間以下であるアゾ化合物、ジアシル過
    酸化物、ペルオキシカーボネート、ペルオキシエステ
    ル、ケトンペルオキシド、ペルオキシケタール及びヒド
    ロペルオキシドの中から選ばれるものである、オルガノ
    ケイ素液状組成物。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、前記重合反応を不活性溶媒の存在下で実施してな
    る、オルガノケイ素液状組成物。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、前記重合反応を分子量調節剤の存在下で実施してな
    る、オルガノケイ素液状組成物。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、前記重合反応を始めにスチレンを導入し、これを重
    合せしめ、ついで他の単量体を重合せしめることにより
    実施してなる、オルガノケイ素液状組成物。
JP62005171A 1986-01-15 1987-01-14 オルガノケイ素液状組成物 Expired - Lifetime JPH0822939B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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IT19080/86A IT1191846B (it) 1986-01-15 1986-01-15 Composizione organosiliconica fluida e procedimento per la sua preparazione
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