JPH08228658A - 収容体の害虫防除方法 - Google Patents

収容体の害虫防除方法

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Publication number
JPH08228658A
JPH08228658A JP6489295A JP6489295A JPH08228658A JP H08228658 A JPH08228658 A JP H08228658A JP 6489295 A JP6489295 A JP 6489295A JP 6489295 A JP6489295 A JP 6489295A JP H08228658 A JPH08228658 A JP H08228658A
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JP
Japan
Prior art keywords
insect pest
synthetic resin
repellent
reservoir
door
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Pending
Application number
JP6489295A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Kuroda
圭介 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収容体の本体あるいは扉の縁部に害虫忌避剤
を混入した合成樹脂成型品を組み合わせることにより害
虫防除をこれまでの物理的に防除する方法に化学的な方
法を加え、長期間安定した害虫忌避効果を有し、且つ人
体に無害であり、経済的な害虫防除方法を提供する。 【構成】 害虫忌避剤を適量混入した合成樹脂成型品を
収容体の本体開口部、および/またはその扉の縁部に設
けたことを特徴とする収容体の害虫防除方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厨房、食堂、食品保存室
などに設置される収納家具、流し台キャビネット、床下
収納庫、あるいは浴室、保管庫などの収容体に防虫機能
を付設する害虫防除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台所の収納家具や流し台において
は、本体とその開口部を開閉する扉との隙間などからゴ
キブリなどの害虫が侵入しがちである。これらからゴキ
ブリ等の害虫の侵入を防ぐために電気バリヤを周囲に設
ける試みなどがなされた。また物理的に内部への侵入を
防ぐために従来の防虫パッキンを収容体などの扉の召し
あわせ部や本体の前面適所に組み込ませていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記電気
バリアを設ける方法は、配線施工などに手間がかかる
上、その効果ばかりでなく経済性についても満足いくも
のではなかった。また防虫パッキンを設ける方法は、特
に熱が加わる箇所などでは、反りを生じたり当接部など
に隙間が生じていることが多く、一方ゴキブリは大きさ
によっては、わずか1mm程度の隙間でも侵入すること
があるため効果の高い防虫手段とは言い難いものであっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
実情に鑑みてなされたものであって、収容体の本体ある
いは扉の縁部に害虫忌避剤を混入した合成樹脂成型品を
組み合わせることにより害虫防除をこれまでの物理的に
防除する方法に化学的な方法を加え、長期間安定した害
虫忌避効果を有し、且つ人体に無害であり、経済的な害
虫防除方法を提供することを目的とする。すなわち本発
明は害虫忌避剤を適量混入した合成樹脂成型品を収容体
の本体開口部、および/またはその扉の縁部に設けたこ
とを特徴とする収容体の害虫防除方法である。本発明を
さらに詳細に説明すると害虫忌避剤としては、ゴキブリ
などの衛生害虫やコクゾウやシバンムシなどの食品害虫
などに忌避効果のある以下のものが使用可能である。例
えば、ジエチルトルアミド、メントール、ヒノキオイ
ル、スギオイル、ヒバオイル、2,3,4,5−ビス
(△2ブチレン)テトラヒドロフルフラール、イソシン
コメロン酸ジノルマルプロピル、ピレトリン、合成ピレ
トリン類(フタルスリン・アレスリン・ペルメトリン・
フェノトリン・エトフェンプロックス・ビフェントリン
など)、効力増強剤、香料などを一般に挙げることがで
きるが、これらに限定されるものではない。またこれら
の2種以上を混合して用いることも妨げない。忌避成分
の使用量は、忌避対象とする害虫の種類や使用する忌避
成分の種類に応じて最も効果および経済性の高いように
設定されるのが通常である。本発明の合成樹脂成型品
は、上記忌避剤を混入したペレットあるいはビーズ状合
成樹脂をホッパーに入れ溶融部内のスクリューで上記ペ
レットあるいはビーズ状合成樹脂を140〜230℃で
加熱しながら押し出していく。次いで溶融部の先端部に
あるダイによって所望の断面を有する連続した合成樹脂
成型品が押し出されるようにして得られる。上記成型用
合成樹脂のペレットあるいはビーズは、忌避剤が樹脂中
から表面に徐々に溶出する性質を持つため長期間にわた
り防虫効果が持続する。また、表面処理にくらべて忌避
剤の使用量を少なくすることができ、材料コストの低兼
化と後処理の手間をはぶくこともできる。上述した害虫
忌避持続性のある合成樹脂成型品は、例えば害虫忌避性
パッキン等は収容体の本体開口部および/またはその扉
の縁部すなわち扉の召し合わせ部の端面あるいは本体の
開口部前面に組み込ませ、化学的に、しかも人体に影響
なく害虫防除を行なうことができる。ここで上述した成
型方法は押出成型についてであったが、その他、注型樹
脂などを成型加工するための射出成型であってもよい。
また諸成型加工の際、予め害虫忌避剤の混練済合成樹脂
ペレットあるいはビーズを用いてもよい。
【0005】
【実施例】害虫忌避剤としてシフェノトリン90%W/
Wとヒノキオイル10%W/Wを配合した薬剤を押出成
型用ホッパーに成型用合成樹脂である軟質塩ビ樹脂のペ
レットの重量に対して約0.1〜5%の配合薬剤を加え
る。次いで押出成型をするため加熱溶融部内において加
熱溶融しながらスクリューで薬剤混入の成型用樹脂を押
し出し、溶融部先端のダイによって具体的に断面形状を
有する害虫忌避性パッキンの合成樹脂製品(パッキン)
を連続的に形成した。得られた害虫忌避持続性のあるパ
ッキンは、食器乾燥機の本体の扉周縁部が当接する開口
部の前面に組み込むことによって、扉とこれに当接する
害虫忌避性パッキンとの隙間にゴキブリが食器乾燥機内
に侵入および潜伏することを防止できた。
【0006】
【発明の効果】本発明の害虫防除方法によれば、害虫忌
避剤を成型用合成樹脂に混入し、次いで所望の形に成型
して得られた合成樹脂製品を収容体などに組み込ませて
いるので徐放性により長時間忌避効果が持続することが
でき、ゴキブリ等の害虫が収容体内に侵入するのを防ぐ
だけでなく、パッキングを設置した部分の隙間では潜伏
も防ぐことができる。したがって従来のような物理的に
害虫の侵入経路を閉鎖する方法だけでなく化学的な忌避
効果を加味し、しかも人体に安全で経済的に防除するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 害虫忌避剤を適量混入した合成樹脂成型
    品を収容体の本体開口部、および/またはその扉の縁部
    に設けたことを特徴とする収容体の害虫防除方法。
JP6489295A 1995-02-27 1995-02-27 収容体の害虫防除方法 Pending JPH08228658A (ja)

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JP6489295A JPH08228658A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 収容体の害虫防除方法

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JPH08228658A true JPH08228658A (ja) 1996-09-10

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