JPH08228359A - カラー画像表示装置 - Google Patents

カラー画像表示装置

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Publication number
JPH08228359A
JPH08228359A JP7033831A JP3383195A JPH08228359A JP H08228359 A JPH08228359 A JP H08228359A JP 7033831 A JP7033831 A JP 7033831A JP 3383195 A JP3383195 A JP 3383195A JP H08228359 A JPH08228359 A JP H08228359A
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JP
Japan
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signal
field
image display
horizontal
display device
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Application number
JP7033831A
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English (en)
Inventor
Akira Kanai
章 金井
Masaki Yamakawa
正樹 山川
Junya Takahashi
純也 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH08228359A publication Critical patent/JPH08228359A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/16Picture reproducers using cathode ray tubes
    • H04N9/22Picture reproducers using cathode ray tubes using the same beam for more than one primary colour information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/012Conversion between an interlaced and a progressive signal

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インターレース映像信号を表示しても垂直解
像度の低下や画面の乱れがなく、正常に表示できる面順
次信号によるカラー画像表示装置を得る。 【構成】 インターレースする原色信号を面順次信号に
変換する面順次信号発生器1と、変換された面順次信号
を順次表示する単色の画像表示装置4と、画像表示装置
4表示面に対向して配設され、表示される面順次信号を
対応する色に着色する着色手段5と、これらの動作のタ
イミングを制御する制御回路3とから構成され、制御回
路3はフィールド判別結果に基づいて、インターレース
する信号であっても出力される面順次信号の水平同期信
号が一定の周期で連続するように制御する。 【効果】 インターレース映像信号を表示しても、画面
の乱れや明るさの変動を防止できる高品位なカラー画像
表示装置を安価に提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、飛越走査(インタレ
ース)をする原色信号を面順次信号に変換し、白黒陰極
線管のような単色の画像表示装置の表示面に表示し、色
フィルタのような着色装置を対向配置させて着色し、カ
ラー画像を表示するカラー画像表示装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像表示装置の構成例とそ
の動作について説明する。図18は、従来例1の面順次
信号によるカラー画像表示装置の概略的な構成図であ
る。図において、1は面順次信号発生器、2は面順次信
号発生器1を制御する制御回路35の基準クロックを発
生する基準クロック発生回路、4は面順次信号発生器1
の出力を表示する単色の画像表示装置、5は単色の画像
表示装置4を着色する着色装置である。
【0003】図19は、従来例1の面順次信号発生器1
の構成図である。図において、6は入力されたR,G,
Bのそれぞれれの色信号をデジタルデータに変換するA
/D変換器6R、6G、6BからなるA/D変換手段、
7はA/D変換器6Rのデータを記憶するメモリ7R
と、A/D変換器6Gのデータを記憶するメモリ7G、
7G’と、A/D変換器6Bのデータを記憶するメモリ
7Bとからなる記憶手段、8はメモリ7R,7G,7
G’,7Bから読み出したデータをそれぞれアナログ信
号に変換するD/A変換器8R、8G、8G’、8Bか
らなるD/A変換手段で、10はA/D変換手段6、記
憶手段7およびD/A変換手段8から構成される記憶装
置である。また、9は記憶装置10の出力であるA/D
変換器8R、8G、8G’、8Bからの出力信号をRG
B選択信号Sに基づいて切り換える切換装置である。な
お、記憶手段7の各メモリには、一般的に書き込みと読
み出しが同時に行なうことのできるデュアルポートメモ
リが使用されている。
【0004】図20は、従来例1の基準クロック発生回
路2の構成図である。図において、30は位相比較器2
9の位相比較出力電圧PCより電圧に応じて発振する電
圧制御発振器(以下VCOと称す)、33は基準クロッ
クCKを分周し出力する周波数変換回路である。従来例
1においては、909で分周する。このとき位相比較器
29は、周波数変換回路33の出力PLLHと面順次信
号発生器1に入力される色信号の水平同期信号HDとの
位相を比較しその位相差を電圧に変換して出力する。基
準クロック発生回路2は、電圧制御発振器30と周波数
変換回路33と位相比較器29によって構成され、PL
L(phase locked loop )動作を行ない、水平同期信号
HDに同期した基準クロックCKを発生する。
【0005】図21は、図18に示した従来例1の制御
回路35の構成図である。図において、11は水平同期
信号HDを3倍の周波数に変換する水平周波数変換回
路、12は垂直同期信号VDを3倍の周波数に変換する
垂直周波数変換回路である。36は図18に示した面順
次信号発生器1の書き込みのタイミングを制御するA/
DクロックADCを出力する書き込み制御回路である。
37は面順次信号発生器1の読み出しのタイミングを制
御するD/AクロックDACを出力する読み出し制御回
路である。16はCRTなどの単色の画像表示装置を制
御する表示装置制御回路である。17は着色装置5を制
御し面順次信号を同色の色に着色する着色制御装置であ
る。制御回路35は、水平周波数変換回路11、垂直周
波数変換回路12、書き込み制御回路36、読み出し制
御回路37、表示装置制御回路16、着色装置制御回路
17で構成される。
【0006】図22は、従来例1における単色の画像表
示装置4を白黒陰極線管(CRT)を用いて構成した場
合の図である。図において、面順次RGB信号Mを表示
する単色の画像表示装置4は、偏向制御回路39とCR
T38から構成される。制御回路35からの水平制御信
号HS、垂直制御信号VSより偏向制御回路は水平偏向
パルスHP、垂直偏向パルスVPを発生する。この水平
偏向パルスHP、垂直偏向パルスVPによってCRT3
8の偏向動作が行なわれる。また、通常CRTに用いら
れる偏向制御回路39は、AFC回路を含んでいる。図
23は、従来例1における着色装置5を色フィルタを用
いて構成した場合の図である。図において、42は着色
制御信号CSによりモータを制御するモータ制御信号M
Sを出力するモータ制御回路、41はモータ制御信号M
Sによって複数の原色信号に対応するフィルタで構成さ
れた色フィルタ40を単色の画像表示装置の表示面の前
面で、面順次RGB信号に同期して同色のフィルタを同
期して回転させるモータである。
【0007】図24は、従来例1の面順次信号発生器1
の制御信号のタイミングについての説明図である。図2
4(a)は垂直同期期間に関係する信号のタイミングで
あり、垂直同期信号VDに対しての複数の書き込み制御
信号WのうちWEおよびWE’を、複数の読み出し制御
信号RのうちREおよびRE’を、複数のRGB選択信
号SR、SG、SG’、SBのタイミングを示す。図2
4(b)は水平同期期間に関係する信号のタイミングで
あり、水平同期信号HDと基準クロックCKのタイミン
グを示す。水平同期信号の期間に基準クロックが909
クロック入力される。図24(c)は基準クロックに関
係する信号を示し、基準クロックCKに対するA/Dク
ロックADC、D/AクロックDACのタイミングを示
す。基準クロックCKとDACは、同じ周波数のクロッ
クであり、ADCは、DACの1/3の周波数であるこ
とがわかる。
【0008】図25は、従来例1において、単色の画像
表示装置4の画面にどのように各フィールドが表示され
るかについての説明図である。図25(a)はテレビ映
像を表示した画面例、図25(b)は従来例1での面順
次RGB信号を表示した画面例を表わす。図25では、
(a)の通常のテレビ映像が1フィールド表示されてい
る間に、(b)の従来例1では、3フィールドの映像信
号を表示する。(b)の映像信号は、(a)の映像信号
赤、青、緑の3原色に着色された信号である。この
(b)の映像信号は、(a)の3倍の速度で表示され
る。これはテレビ映像信号を3原色信号に分離した後、
メモリに記憶し、3倍の速度で読み出すことで可能であ
る。
【0009】一般的に映像信号を記憶させるには、デュ
アルポートのメモリが使用される。このメモリは、読み
出しと書き込みが同時に行えるので、書き込みながら読
み出しを行うことが可能である。しかし、従来例のよう
な書き込み時の3倍の速度で読み出すシステムでは、書
き込みが読み出しを追い越してしまう“追い越し”が発
生する。3倍の速度の場合、2フィールド目で読み出さ
れた映像信号は、ちょうどフィールドの真ん中で、現在
書き込まれた映像信号から1つ前の映像信号に変化す
る。このように1つのフィールド内で、映像信号の画面
が変わるのを防ぐために、追い越しが発生する色信号用
のメモリだけ余分に追加し、交互に書き込みと読み出し
を行うことで解決した。例えば、垂直同期信号からR,
G,Bの順番で読み出す時には、Gに追い越しが発生す
るので、図19に示すように追い越し用のメモリ7G’
を追加する。
【0010】図26は、従来例1の記憶手段7の各メモ
リへの書込方式を図で表わしたものである。図におい
て、メモリは垂直同期信号VDに同期した制御信号で書
き込みをリセットする。水平同期信号には関係なく入力
されたクロック数で書き込み、読み出しを行なう。図2
7は、インタレース信号(NTSC信号)のフィールド
位相と、メモリから読み出した面順次信号のフィールド
位相と、垂直走査との関係を説明した説明図である。図
28は、インタレースを表示した時の画面表示例の説明
図である。
【0011】次に、従来例1の動作について説明する。
図18および図19に示すように、各R、G、Bの色信
号は面順次信号発生器1に入力され、制御回路35より
送られる各制御信号により記憶装置10に記憶される。
記憶装置10の内部では、各R、G、Bの色信号はそれ
ぞれの信号に対応する異なったA/D変換器6R,6
G,6BによってA/DクロックADCに同期してディ
ジタルデータに変換される。さらに、A/DクロックA
DCに基づいて、A/D変換器6Rで変換されたデジタ
ルデータはメモリ7Rに、A/D変換器6Gで変換され
たデジタルデータは2つのメモリ7G,7G’に、A/
D変換器6Bで変換されたデジタルデータはメモリ7B
にそれぞれ書き込み記憶する。次に、記憶したデータを
書き込み時の3倍の速度のD/AクロックDACで読み
出し、各D/A変換器8R,8G,8G’,8Bは各メ
モリ出力のデジタルデータをD/AクロックDACでア
ナログ信号に変換する。
【0012】このときメモリ7Gでは、書き込みと読み
出しを同時に行なうので、書き込みと読み出しのアドレ
スの間に追い越しが生じる。3倍の速度で読み出すと
き、メモリGではちょうど真ん中のあたりで追い越しが
おこることになる。このように追い越しがおこると、画
像が正しく表示されない状態になる。実際には、緑の信
号のみでおこり、視感上は画面の真ん中に線が入ったよ
うに見えてしまう問題がある。そこで従来例1では、G
のみに追い越し用のメモリ7G を追加し、追い越しを
しないようにしている。各制御信号を出力する制御回路
35は基準クロック発生回路2が出力する基準クロック
CKによりつくられる。
【0013】制御回路の基準クロックとして使われるク
ロックが乱れるとメモリへの書き込み・読み出しの動作
が乱れ、正常に安定して3倍の速度で読み出すことがで
きなくな。従って、図20に示すように、基準クロック
発生回路2は水平同期信号HD基準としてPLL回路を
構成し、水平同期期間に一定数の安定した基準クロック
を出力するようになっている。水平同期信号HDは、ビ
デオ再生などの映像信号では多少ジッタ(ゆるぎ)を含
んでいるが、PLL回路で構成された基準クロック発生
回路2では、周波数が大きく変動しない。しかし、ノン
インタレース(飛越走査しない)信号では、水平同期信
号の周波数が大きく変るので、基準クロックのPLLが
はずれ、基準クロックが変動し、制御回路が誤動作する
問題がある。
【0014】図19で示すような記憶装置10の構成で
はA/D変換手段6にはA/D変換器が3組、記憶手段
7にはメモリが4組、D/A変換手段8にはD/A変換
器が各4組も必要となる。特に、もともとA/D変換器
とメモリは高価であるので、このカラー画像表示装置の
中での記憶装置10がコストにしめる割合は大きいた
め、システム全体が高価になる問題がある。図19のメ
モリには、図26のように連続で書き込まれ、読み出さ
れる。基準クロックが、前記のとおり水平同期期間のク
ロック数が一定値になるように制御されているので、連
続でメモリ7に書き込み、連続で読み出しても同期がず
れることなく読み出すことができる。記憶装置10の各
出力は、入力時の各R、G、Bの信号が3倍の速度とな
って出力される。この信号を切換装置9でもとのR、
G、Bの信号の垂直同期信号の1/3の期間毎に順番に
切り換る。
【0015】図24に示すように、この動作は制御回路
35からのRGB選択信号S(Sは複数の信号を表す)
によって制御されている。切換装置の出力は面順次RG
B信号Mとなって単色の画像表示装置4に送られる。図
22のように単色の画像表示装置4は、CRT38と偏
向制御回路39によって構成され、垂直および水平の偏
向は、通常のTVの3倍の速度の偏向パルスに対応でき
るものを使用する。CRT38では、通常の表示速度の
3倍の速度で表示するように偏向制御回路39で制御さ
れる。図23のように、CRT38の表示面の前面に対
向するように色フィルタ40を回転させる。色フィルタ
40は、面順次RGB信号Mの原色信号に合せて同色の
フィルタが前面にくるようにモータ制御回路42によっ
てモータ41の回転が制御される。表示面で白黒に光っ
た映像が色フィルタ40で着色され通常の3倍の速度で
表示される。各赤、緑、青の3つの色信号のそれぞれ1
フィールド分を、1フィールドの間に表示する。この色
フィルタ40を通した画面を人間が見ると目の中で3色
が合成され、カラー映像となる。
【0016】図27に示すように、このカラー画像表示
装置にNTSC信号のようなインタレース動作をする原
色信号を使用すると読み出し時にフィールドに関係なく
出力されるので、3倍の水平同期信号が半分の周期で出
力される箇所があり、不連続となる。このため水平制御
信号HSで行う水平偏向動作も連続でなくなる。たとえ
ばCRT38などに表示した時、偏向制御装置39内の
水平偏向用AFC(自動周波数制御)回路によって等間
隔になるように制御されるため実際の水平同期周波数と
異なり歪んだ画像が表示されてしまう問題がある。ま
た、水平制御信号HSはCRT38の高電圧発生用の信
号として使用されるが、不連続であるため、電圧が安定
して出力されないので明るさが変動する問題点がある。
【0017】また、図28に示すように、G(O)の信
号は第2(偶数)フィールドの信号であるのに、実際に
は3倍の水平同期信号と3倍の垂直同期信号が同期する
ので、表示は第1(奇数)フィールドを表示しているの
と同じになる。このように、表示と記憶時のフィールド
が異なるため、本来の上下の関係が狂うことになる。こ
のため、インタレース信号を表示すると、垂直解像度が
低下する問題点が発生する。このように従来例1の構成
によるカラー画像表示装置は、インタレース信号を入力
すると、画面に乱れが生じたり、明るさが変動したり、
あるいは垂直解像度が低下したりするという問題点があ
る。
【0018】次に、従来例2におけるカラー画像装置の
構成例とその動作について説明する。以下、各図におい
て、従来例1の各図において説明したものと同一または
相当する部分には同一の符号を付して、その詳しい説明
は省略する。図29は、従来例2のインタレース信号の
赤(R)、緑(G)、青(B)の各原色信号を入力し水
平同期信号が連続するように構成したカラー画像表示装
置の概略的な構成図である。図において、43は従来例
1において説明したインタレース信号を表示する場合に
発生する、垂直解像度の低下やAFCの誤動作の問題と
追い越しによる問題を解決するように構成された面順次
信号発生器、2は面順次信号発生器43を制御する制御
回路44の基準クロックを発生する基準クロック発生回
路、4は面順次信号発生器43の出力を表示する単色の
画像表示装置、5は単色の画像表示装置4を着色する着
色装置である。
【0019】図30は、従来例2における面順次信号発
生器43の構成図である。図において、60R,60
R’は入力されたR信号をデジタルデータに変換するA
/D変換器、60G,60G’は入力されたG信号をデ
ジタルデータに変換するA/D変換器、60B,60
B’は入力されたB信号をデジタルデータに変換するA
/D変換器であって、A/D変換手段60を構成する。
70R,70R’,70G,70G’,70B,70
B’は、各A/D変換器60R,60R’,60G,6
0G’,60B,60B’からのデジタルデータをそれ
ぞれ記憶するメモリであって、記憶手段70を構成す
る。
【0020】また、80R,80R’,80G,80
G’,80B,80B’は、各メモリ70R,70
R’,70G,70G’,70B,70B’から読み出
したデータをアナログ信号に変換するD/A変換器であ
って、D/A変換手段80を構成している。90は、A
/D変換手段60と記憶手段70とD/A変換手段80
で構成された記憶装置45の各D/A変換器からの出力
信号を切り換える切換装置である。図の中で符号に’で
示された部分は、2組あるメモリの反対側のフィールド
用の信号及び装置で追い越しとインタレースによる問題
を発生させない為に追加された部分を示す。
【0021】図31は、従来例2の制御回路44の構成
図である。46は1フィールド毎に交互にメモリに記憶
された信号を水平同期信号が連続するように読み出す、
読み出し制御回路である。制御回路44は、水平周波数
変換回路11、垂直周波数変換回路12、書き込み制御
回路36、読み出し制御回路46、表示装置制御回路1
6、着色装置制御回路17で構成される。図32は、従
来例2における面順次信号発生器43の各制御信号のタ
イミングについての説明図である。図32(a)は、垂
直同期期間に関係する信号のタイミングであり、垂直同
期信号VDに対しての複数の書き込み制御信号W、W’
よりWEおよびWE’、複数の読み出し制御信号R、
R’よりREおよびRE’、複数のRGB選択信号S、
S’よりSR、SG、SG’、SB、のタイミングを示
す。
【0022】次に、上記構成の従来例2の動作について
説明する。従来例2は、従来例1で発生したインタレー
スによる問題に対応したもので従来例2では、かかる問
題は発生しない。図29に示すように、従来例2は従来
例1と同様の構成であるが、面順次信号発生器43と制
御回路44からの出力は異なっている。すなわち、図3
0に示す従来例2の面順次信号発生器43は、R、G、
Bの各原色信号に対して夫々2組のA/D変換器、メモ
リおよびD/A変換器を設け、交互に書き込みと読み出
しを行なう。この制御は、複数の書き込み制御信号Wお
よびW’、複数の読み出し信号RおよびR’で制御され
る。メモリは、フィールド毎に交互に書き込まれ、常時
書き込み時の3倍の速度で読み出される。読み出された
原色信号を水平同期信号が連続して等間隔に並び、かつ
追い越し現象が起らないように読み出す。この3倍の原
色信号を切換装置90で切り換えることで、水平同期信
号HDの連続した、追い越しのない面順次RGB信号M
を得ることが出来る。この制御は、図32に示すタイミ
ングで行われる。
【0023】図32(a)は、垂直同期信号の期間に変
化する信号の状態を表わす。複数の書き込み制御信号の
ひとつであるWEとWE’は、垂直同期信号VDに同期
して交互に書き込みをメモリに行なわせる信号である。
複数の読み出し制御信号のひとつであるREとRE’は
垂直同期信号VDに同期して各R、G、Bの色信号用毎
にあるメモリを読み出す制御信号である。複数のRGB
選択信号Sは3倍の垂直同期信号VDに同期して各フィ
ールド毎に交互に逆のフィールドをR、G、Bの順に信
号を切り換えるように動作する。図32(b)および
(c)に示すタイミングは、図24(b)および(c)
と同一であり、従来例1と同様に動作する。また、基準
クロック発生回路2、単色の画像表示装置4、および着
色装置5も従来例1と同様に動作する。これにより、イ
ンタレース信号を表示できるカラー画像表示装置を構成
することができる。
【0024】このような構成と制御により水平同期信号
が連続して等間隔で出力されるので、AFCによる画面
の乱れや高電圧の変動がなくなり、安定した表示が可能
となる。また、表示の位置も正確に同じ位置に表示され
るので、インタレース動作が可能である。ただし、表示
画面の合成は従来例1では1フィールド毎に1画面が合
成されるのに対して、従来例2では2フィールドの期間
で2画面の合成となる。このように、従来例2は、イン
タレース信号を表示した時の従来例1の問題点であった
“画像の乱れ”や“明るさの変化”や“垂直解像度の低
下”等の問題点は改善できるが、面順次信号発生器43
は各RGB信号に対して夫々2組のA/D変換器、メモ
リ、D/A変換器を必要とし、高価になるという問題点
が残る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー画像表示
装置は以上のように構成されているので、従来例1にお
いては、インタレース動作する映像信号を表示しようと
すると、水平同期信号の周期が一定でなく短くなったり
長くなったりするため、単色の画像表示装置内の偏向制
御回路に水平同期信号が連続して同じ間隔で送られてこ
ず、このため、AFC回路が誤動作して表示画面が乱れ
る。また、このAFC回路の誤動作により高電圧を発生
するフライバックトランスからの電圧が安定せず画面の
明るさが変動したり、記憶時のフィールドとは異なった
フィールドとして読み出されて表示されるので垂直解像
度が低下するなどの問題点があった。さらに、インタレ
ース動作を行わない画像が入力されると、水平同期信号
の周期が異なるので、基準クロック発生回路が誤動作
し、すべての基準であるクロックが乱れ、画像が乱れる
問題点があった。また、これらの問題を解決するために
従来例2のような記憶装置の構成を採用すると、高価な
メモリやA/D変換器等の使用数が増加するので、装置
が高価になるという問題点があった。
【0026】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、インタレース動作をする映像
信号や、あるいはゲーム機器やコンピュータなどのよう
なノンインタレース信号が入力されても、画像の乱れや
明るさの変動等のない安定した高品位な画像を表示でき
るとともに、安価な構成のカラー画像表示装置を提供す
る事を目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のカ
ラー画像表示装置は、1つのカラー画像信号を構成する
複数の原色信号が入力され、これら複数の原色信号のそ
れぞれを1フィールド分記憶し、これを記憶時のn倍の
速度で読み出すことにより複数の原色信号を面順次の信
号に切り換えて出力する面順次信号発生手段と、この出
力された面順次信号を順次表示する単色の画像表示手段
と、画像表示手段の表示面に対向して設けられ、画像表
示手段にて順次表示される面順次信号に同期して夫々の
原色信号に対応する色に着色する着色手段と、カラー画
像信号の水平同期信号に基づいて、所定周波数の基準ク
ロック信号を発生する基準クロック発生手段と、カラー
画像信号の水平同期信号および垂直同期信号と基準クロ
ック発生手段から出力される基準クロック信号に基づい
て、面順次信号発生手段、画像表示手段および着色手段
の動作を所定のタイミングに制御する制御手段とを備
え、制御手段は、出力される面順次信号の水平同期信号
が一定周期で連続するように面順次信号発生手段を制御
するように構成したものである。
【0028】この発明の請求項2のカラー画像表示装置
においては、その制御手段は、入力される水平同期信号
および垂直同期信号により面順次信号発生手段内の記憶
装置に記憶するカラー画像信号のフィールドが偶数フィ
ールドであるか奇数フィールドであるかを判別するフィ
ールド判別回路を有し、出力される面順次信号の水平同
期信号が一定周期で連続するようにフィールド判別回路
の判別結果に基づいて面順次信号発生手段を制御するよ
うに構成したものである。この発明の請求項3のカラー
画像表示装置においては、その面順次信号発生手段内の
記憶装置に用いられるメモリは、予め水平方向の1ライ
ンに一定アドレスを割り当て、水平同期信号に同期して
一定値までいかない途中のアドレスであっても次の定め
られたアドレス値に移動し、また、垂直同期信号に同期
して記憶アドレスをリセットして、書き込みまたは読み
出しを行えるものである。
【0029】この発明の請求項4のカラー画像装置にお
いては、面順次信号に入力される複数の原色信号は、
赤、緑、青の3原色とし、記憶装置からの読み出し速度
nを3としたものである。この発明の請求項5のカラー
画像装置においては、制御手段は、画像表示手段の水平
走査をn倍の速度の一定周期で走査すると共に、フィー
ルド判別回路の判別結果に基づいて画像表示手段に表示
される面順次信号のフィールドを書き込み時のフィール
ドに合わせるように画像表示手段の垂直走査位置を制御
するように構成したものである。この発明の請求項6の
カラー画像装置においては、制御手段は、フィールド判
別回路の判別結果に基づいて画像表示手段の垂直走査期
間をフィールド毎にn倍の水平同期信号またはn/2倍
の水平同期信号に同期させることにより、画像表示手段
が表示する面順次信号のフィールドを記憶装置への書き
込み時のフィールドに合わせるように構成したものであ
る。
【0030】この発明の請求項7のカラー画像装置にお
いては、制御手段は、フィールド判別回路の判別結果に
基づいて画像表示手段の垂直走査期間をフィールド毎に
n倍の水平同期信号またはn/2倍の水平同期信号に同
期させることにより、画像表示手段が表示する面順次信
号のフィールドを記憶装置への書き込み時のフィールド
に合わせると共に、垂直走査位置も合わせるように構成
したものである。この発明の請求項8のカラー画像装置
においては、制御手段は、1つのカラー画像信号をNT
SC信号からなる原色信号としたとき、画像表示手段の
垂直走査期間を奇数フィールドから偶数フィールドの変
化点を基準とした位置より、n倍水平周期を1とした数
値で263、262.5、263、262、262.
5、262の幅で走査するようにしたものである。
【0031】この発明の請求項9のカラー画像装置にお
いては、制御手段は、面順次信号発生手段に入力される
原色信号がインタレース信号かノンインタレース信号か
を判別するノンインタレース判別回路を更に有し、入力
される原色信号がノンインタレース信号と判別された場
合には、画像表示手段に対して垂直走査のタイミングを
水平同期信号に同期させインタレース動作しないように
構成したものである。この発明の請求項10のカラー画
像装置においては、制御手段は、ノンインタレース判別
回路がノンインタレース信号と判別した場合には、基準
クロック発生手段に対して該ノーインタレース信号に対
応する基準クロック信号に切り換えて出力させるように
構成したものである。この発明の請求項11のカラー画
像装置においては、基準クロック発生手段は、周波数変
換された水平同期位相比較用の水平基準信号をカラー画
像信号の水平同期信号に変えて制御手段に入力するよう
に構成したものである。
【0032】
【作用】この発明の請求項1においては、制御手段は面
順次信号発生手段から出力される面順次信号の水平同期
信号が一定周期で連続するので、画像表示手段内でのA
FC動作が安定し、画像表示手段で表示される画面の乱
れや明るさの変動を防止する。この発明の請求項2にお
いては、制御手段は更ににフィールド判別回路を有し、
記憶時のフィールドを判別することにより、面順次信号
発生手段から読み出される面順次信号の水平同期信号を
フィールドが変わっても常に一定の周期で連続して出力
するよう制御するので、画像表示手段で表示される画面
の乱れや明るさの変動を防止する。
【0033】この発明の請求項3においては、予め水平
方向の1ラインに一定アドレスを割り当て、水平同期信
号に同期して一定値までいかない途中のアドレスであっ
ても次の定められたアドレス値に移動し、また、垂直同
期信号に同期して記憶アドレスをリセットして、書き込
みまたは読み出しを行えるメモリを用いているので、記
憶または読み出し時の水平方向1ラインのクロック数が
増えてもその1ラインだけ1クロツク多く読み出される
だけで画像全体に影響を及ぼさない。この発明の請求項
4においては、面順次信号に入力される複数の原色信号
は、赤、緑、青の3原色とし、記憶装置からの読み出し
速度nをフリッカを発生させないための最小の速度であ
るn=3としたので、一般的な赤、緑、青の3原色から
なるカラー画像信号に対して安価な構成で、かつ実用上
支障のない程度の品位を有したカラー画像を表示するこ
とができる。
【0034】この発明の請求項5においては、画像表示
手段の水平走査をn倍の速度の一定周期で走査すると共
に、フィールド判別回路の判別結果に基づいて画像表示
手段に表示される面順次信号のフィールドを書き込み時
のフィールドに合わせるように画像表示手段の垂直走査
位置を制御するので、インタレース信号を正常に表示す
ることができ、垂直解像度の劣化を少なくする。この発
明の請求項6においては、フィールド判別回路の判別結
果に基づいて画像表示手段の垂直走査期間をフィールド
毎にn倍の水平同期信号またはn/2倍の水平同期信号
に同期させることにより、画像表示手段が表示する面順
次信号のフィールドを記憶装置への書き込み時のフィー
ルドに合わせるようにしたので、インタレース動作する
画像信号を容易に正常に表示することができ、垂直解像
度の劣化を少なくする。
【0035】この発明の請求項7においては、フィール
ド判別回路の判別結果に基づいて画像表示手段の垂直走
査期間をフィールド毎にn倍の水平同期信号またはn/
2倍の水平同期信号に同期させることにより、画像表示
手段が表示する面順次信号のフィールドを記憶装置への
書き込み時のフィールドに合わせると共に、垂直走査位
置も合わせるように構成したので、インタレース動作す
るカラー画像信号の垂直走査位置とフィールド数の両方
を合わせることができ、安価な構成で垂直解像度の劣化
を確実に防止できる。この発明の請求項8においては、
1つのカラー画像信号をNTSC信号からなる原色信号
とした時、画像表示手段の垂直走査期間を奇数フィール
ドから偶数フィールドの変化点を基準とした位置より、
n倍水平周期を1とした数値で263、262.5、2
63、262、262.5、262の幅で走査するの
で、表示画面の表示の開始位置がフィールド毎に合い、
かつライン数も同じものが走査され、インタレース動作
するカラー画像信号の表示を安価な構成で垂直解像度の
劣化を確実に防止して行うことができる。
【0036】この発明の請求項9においては、ノンイン
タレース判別回路を更に有し、入力される原色信号がノ
ンインタレース信号と判別された場合には、画像表示手
段に対して垂直走査のタイミングを水平同期信号に同期
させインタレース動作しないようにしたので、ノンイン
タレース信号に対しても安定した画像を表示することが
できる。この発明の請求項10においては、ノンインタ
レース判別回路がノンインタレース信号と判別した場合
には、基準クロック発生手段に対して該ノーインタレー
ス信号に対応する基準クロック信号に切り換えて出力さ
せるので、基準クロックの外れを防止でき、ノンインタ
レース信号に対して更に安定した画像を表示することが
できる。この発明の請求項11においては、基準クロッ
ク発生手段は周波数変換された水平同期位相比較用の水
平基準信号をカラー画像信号の水平同期信号に変えて制
御手段に入力するようにしたので、ジッタのない安定な
水平基準信号が得られ、ビデオの再生信号やスピードサ
ーチなどの水平同期が乱れやすい信号に対しても、水平
解像度の劣化のない、安定した画像を表示することがで
きる。
【0037】
【実施例】以下に説明する各実施例の図において、従来
例と同一の符号は従来例と同一または相当のものである
ことを表し、詳細な説明は省略する。 実施例1.以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に係るカラー画像表示装置の
概略的な構成図である。図において、1は面順次信号発
生器、2は基準クロック発生回路、3は制御回路、4は
単色の画像表示装置、5は着色装置である。制御回路3
は、従来例と異なり、本実施例の最も特徴的な構成を有
するものである。また、面順次信号発生器1に入力され
る原色信号R(赤)、G(緑)、B(青)は、1つのイ
ンタレース信号(カラー)を3原色に分離した信号であ
る。
【0038】図2は、実施例1における面順次信号発生
器1の構成図である。図において、6は入力された原色
信号R、G、Bのそれぞれの色信号をデジタルデータに
変換するA/D変換器6R、6G、6BからなるA/D
変換手段、7はA/D変換器6Rのデータを記憶するメ
モリ7Rと、A/D変換器6Gのデータを記憶するメモ
リ7Gおよび7G’と、A/D変換器6Bのデータを記
憶するメモリ7Bとからなる記憶手段、8はメモリ7
R、7G、7G’、7Bから読み出したデータをそれぞ
れアナログ信号に変換するD/A変換器8R、8G、8
G’、8BからなるD/A変換手段であり、10はA/
D変換手段6、記憶手段7およびD/A変換手段8から
構成される記憶装置である。また、9は記憶装置10の
出力であるD/A変換器8R、8G、8G’、8Bから
の出力信号をRGB選択信号に基づいて切り換える切換
装置である。
【0039】入力された原色信号R、G、BはA/D変
換器6R、6G、6Bによってそれぞれデジタルデータ
に変換されたのち書込制御信号Wに基づいてメモリ7
R、7G、7G’、7Bに記憶され、従来例と同様に読
み出し制御信号によって記憶時の3倍の速度で読み出さ
れる。メモリより3倍の速度で読み出された3つの原色
信号をRGB選択信号Sに基づいて切換装置9で切り換
えられ、面順次信号発生器1の出力である面順次信号M
となって出力される。なお、メモリ7は、従来例と異な
り水平同期信号により記憶位置を次のあらかじめ定めた
一定値に飛ばして読み出し及び書き込みをすることがで
きるものを使用する。
【0040】図3は、実施例1の制御回路3の構成図で
ある。図において、11は水平同期信号HDを3倍の周
波数に変換する水平周波数変換回路、12は垂直同期信
号VDを3倍の周波数に変換する垂直周波数変換回路で
ある。13は垂直同期信号VDと水平同期信号HDより
インタレース動作する信号が偶数フィールドであるか奇
数フィールドであるかを判別するフィールド判別回路で
ある。14は面順次信号発生器1の書き込みを制御する
書き込み制御回路である。15は面順次信号の水平同期
信号が連続して等間隔で出力するように面順次信号発生
器1の読み出しを制御する読み出し制御回路である。1
6はCRTなどの単色の画像表示装置4を制御する表示
装置制御回路である。17は着色装置5を制御し面順次
信号を同色の色に着色する着色制御装置である。制御回
路3は、水平周波数変換回路11、垂直周波数変換回路
12、フィールド判別回路13、書き込み制御回路1
4、読み出し制御回路15、表示装置制御回路16、着
色装置制御回路17で構成される。図4は、各メモリの
書き込み及び読み出しの動作を説明した説明図である。
【0041】次に、実施例1の動作について説明する。
図1の構成により、3つの原色信号R、G、Bは面順次
信号発生器1の内部で面順次信号Mに変換される。3つ
の原色信号は、本実施例ではR、G、Bの場合を示して
いるが、シアン、イエロー、マゼンタのような信号でも
同じである。この面順次信号は従来例と同様に入力時の
3倍の速度で出力される。そして、単色の画像表示装置
4に入力され着色装置5で着色することで従来例と同様
にカラー画像を得ることが出来る。制御回路3は基準ク
ロックCKと水平同期信号HD、垂直同期信号VDを基
準に面順次信号発生器1と単色の画像表示装置4と着色
装置5を制御する。なお、実施例1では、従来例と同様
に3倍の速度で読み出されるが、それ以外のn倍の速度
でも可能である。3原色信号を用いる場合、コスト等を
考慮するとn=3の速度が妥当である。また、n<3の
速度であるとフリッカ(ちらつき)が発生するので実用
的ではない。
【0042】この時、制御回路3は後述するように、面
順次発生器1内の記憶装置の制御を出力である複数の原
色信号のn倍の原色信号と同期したn倍の水平同期信号
が連続して等間隔で出力されるように制御する。従来例
と同様に、単色の画像表示装置4はCRTなどで構成さ
れており面順次信号Mを表示する。着色装置5も従来例
と同様に、例えば赤、緑、青の3色の色フィルタとモー
タで構成されている。基準クロック発生回路2も従来例
と同様に水平同期信号HDに同期した基準クロックを発
生するように、位相比較器29、電圧制御発振器30、
周波数変換器33で構成されている。次に図2に示した
面順次信号発生器1の内部動作を説明する。原色信号
R、G、Bは、それぞれの信号に対応するA/D変換
器、メモリ、D/A変換器を有したA/D変換手段6と
記憶手段7とD/A変換手段8で構成された記憶装置1
0により、従来例と同様にn=3倍の速度に変換され出
力される。なお、各メモリは書込制御信号W、W’、読
み出し制御信号R、R’によって制御される。
【0043】3倍の速度に変換された各原色信号は、切
換装置9によって読み出し信号の1フィールド毎に面順
次で切り換えて面順次RGB信号Mとして出力される。
この面順次信号Mは水平同期信号が連続して等間隔で並
んでいるので単色の画像表示装置に用いられるCRTな
どに使用しても、AFCが誤動作せず、水平走査が連続
して行える。また、フライバックトランスによって発生
する高電圧も安定して出力する事ができる。これによっ
て、画面の乱れや明るさの変化の無い映像を表示するこ
とができる。
【0044】次に図3に基づいて、制御回路3の内部動
作を説明する。フィールド判別回路13は、現在書き込
んでいる映像信号がどのフィールドにいるかを判別し
て、フィールド判別信号GUKを出力する。なお、偶数
フィールドか奇数フィールドかを判別するには、例え
ば、垂直同期信号と水平同期信号との位相差を判別すれ
ばよい。水平同期信号は、次のフィールドが奇数フィー
ルドであれば垂直同期信号と同期してほぼ同じ位相とな
り、次のフィールドが偶数フィールドであれば、水平同
期信号の1/2位相だけずれた位相となる。このように
書き込み時のフィールドがわかれば、面順次信号発生器
1から読み出している出力が偶数フィールドであるか奇
数フィールドであるかがわかる。読み出しは、前回記憶
した信号が2フィールド(R,B)と記憶している1フ
ィールド(B)が順番に出力される。
【0045】この時、従来例のように単純に読み出すと
同じフィールドが並ぶので、3倍の速度で読み出す時は
1フィールドに2回水平同期期間が短くなったり、長く
なったりする。このようにならないように、読み出し制
御回路15では、面順次信号の水平同期期間が連続して
等間隔に読み出すように複数の読み出し制御信号R、
R’を出力する。R、R’は、水平同期信号HD、垂直
同期信号VDおよびGUKIを基準として作られる。
【0046】次に図4により、面順次信号発生器のメモ
リの動作を説明する。図4のように、メモリは水平同期
信号HDに同期した制御信号にしたがって一定アドレス
毎に水平制御する。また垂直制御は、1フィールド分の
映像信号を記憶すると垂直同期信号VDに同期した制御
信号により 記憶アドレスをリセットする。このような
水平方向の記憶アドレス(記憶位置)をリセットできる
動作を可能とするメモリを使用し、図中の(A)、
(B)、(C)、(D)の位置で水平または垂直のアド
レスをリセットすることにより、水平同期信号が一定の
周期で連続するように制御する。この方式では、一番上
または下のラインでは、画像が途中で切り替わったり、
映像の無いアドレスを読み出したりするが、実際のCR
Tなどでは表示されないので問題ではない。このように
制御することで水平同期信号を連続して出力することが
可能になる。図のようにインタレース映像信号がNTS
C信号の場合、垂直同期期間に262.5本の水平同期
信号が入力されることになるので垂直同期信号でリセッ
トされた位置で半分だけの信号となる。
【0047】図4(a)は偶数フィールドを書き込んだ
メモリ、図4(b)は奇数フィールドを書き込んだメモ
リである。このメモリからの読み出し位置を調整して読
み出すことにより水平同期期間を連続して等間隔で出力
できる。とくに同じフィールドを連続して読み出す時、
水平同期期間の半分の幅の出力がでないように制御装置
から制御される。また、このメモリの利点として、図中
の3ライン目に示すように、記憶または読み出しのクロ
ック(ADC,DAC)の数が増えても、その1ライン
だけが1クロック多く読み出されるだけで全体の動作に
影響しない。従来例の様なメモリを使用すると1クロッ
クのずれが全体に影響する。このようにこのメモリを使
用すると、クロックの増減にも対応できる利点がある。
しかし、書き込み時のフィールドと表示のときのフィー
ルドが合わないので、垂直方向に上下でずれて表示され
るので、垂直解像度が低下する問題がある。
【0048】実施例1では、このように構成されてお
り、面順次信号Mの水平同期信号が同一の周期で連続し
て出力されるので、画面の乱れや、明るさの変化のな
い、面順次信号を使用したカラー画像表示装置が可能と
なる。しかし、垂直走査が単純に1/3のままである
と、記憶したフィールドと表示フィールドが異なるため
表示がずれ、垂直解像度が低下する問題が新たに生じる
ことになる。
【0049】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
面にしたがって説明する。図5は、この発明の実施例2
による面順次信号を用いたカラ−画像表示装置の概略的
な構成図である。図において原色信号R、G、Bは同一
のインタレース信号から分離された映像信号である。図
5に示す通り、実施例2によるカラ−画像表示装置は、
面順次信号発生器1、基準クロック発生回路2、制御回
路18、単色の画像表示装置4、着色装置5で構成され
ている。図6は、実施例2が最も特徴とする制御回路1
8の構成図である。図において、読み出し制御回路19
は面順次発生器1からn倍の水平周期で連続して等間隔
に面順次信号Mを出力するように制御する。
【0050】また、表示装置制御回路20は、n倍の水
平同期信号またはn/2倍の水平同期信号に同期して、
垂直走査を面順次信号Mの書き込み時のフィールドにあ
わせ、かつその垂直走査の幅が各フィールドで変動が最
小になるようし、表示装置4の垂直偏向走査を行う。図
のように制御回路18は、水平周波数変換回路11、垂
直周波数変換回路12、フィールド判別回路13、書き
込み制御回路14、読み出し制御回路19、表示制御回
路20、着色制御回路17で構成されている。実施例2
では、nは3で書かれているが、実施例1と同様に3以
上の場合でも可能である。図7は、インタレース信号
(NTSC信号)のフィールド位相と、メモリから読み
出した面順次信号のフィールド位相と、垂直走査との関
係を説明した説明図である。図8は、インタレース走査
される映像信号を表示した時の画面表示例の説明図であ
る。
【0051】次に、実施例2の動作について説明する。
実施例1で示したように、面順次信号の水平同期信号を
連続させる事により、表示装置4が安定して走査を行う
事ができる。しかし実施例1では、このために書き込み
時のフィールドと異なったフィールドに表示される問題
がある。実施例2では、このフィールドが偶数であるか
奇数であるかの違いを表示装置4の垂直走査位置を制御
することで解決するように構成されている。図6により
制御回路18内の読み出し制御回路19と表示装置制御
回路20の制御について説明する。読み出し制御回路1
9は、実施例1と同様に面順次RGB信号Mの水平同期
信号が連続するように面順次信号発生器を制御する。表
示装置制御回路20は、面順次RGB信号Mの水平同期
信号が連続しているので、書き込み時の約3倍の速度で
単色の画像表示装置へ水平制御信号HSを出力する。
【0052】このように制御することで実施例1と同様
にAFCなどの乱れのない映像を表示できる。また表示
装置制御回路20は、垂直制御信号VSを水平同期信号
の3倍の速度の信号か、または水平同期信号の3倍の速
度の信号の1/2期間位相のずれた信号に同期させて、
その信号の期間を図7のように変えて出力する。垂直制
御信号は一定の周期で行われるが、前述のようにインタ
レースが正常に行われていないので、表示画面では表示
ラインが上下でずれてしまう。そこで垂直制御信号の期
間を長くしたり、短くしたりすることで、水平制御信号
との位相差を設ける。たとえば、奇数フィールドを読み
出す時は、垂直制御信号を水平同期信号に同期させて読
み出す。このように制御信号によりCRTを走査するこ
とにより、表示ラインが同じ位置になり、インタレース
信号を正常に表示することができる。ただし、位相差の
変化は1フィールド毎でなく、3フィールド毎になる。
【0053】また、あまり垂直走査の期間を各読み出し
フィールドとの間での差を大きくすると、垂直帰線期間
内で垂直走査開始位置まで戻る事ができずにせっかくフ
ィールドを合せても表示が合わない場合がある。このた
め垂直同期期間はできるだけ変動が少なくなるようにす
る。変動が少なければ、帰線期間内で垂直走査開始位置
まで充分戻ることが可能である。また実施例2において
面順次信号Mは、記憶時の3倍の速度で読み出されるの
で、水平同期信号の3倍または3/2倍の信号に同期さ
せることでフィールドを容易に合せる事ができる。
【0054】たとえば、図7に示すように3倍の水平同
期信号期間を1とした時、記憶時の1フィールドの期間
を263、262.5、262の期間で走査し、記憶時
の1フィールド期間を繰り返すことでできる。図8に、
この時の表示画面を示す。表示の開始位置が、書き込み
時の位置と読み出し時の位置が合っているのが分かる。
しかし、メモリとのリセットの関係によって、図中のG
(E)の表示のみ1ライン分下がって表示される問題が
ある。ただし、この問題は、CRT側にこのG(E)期
間のみ偏向電圧を制御する補正回路を追加し引き上げる
ことにより解決できる。また、回路が無くても実施例1
よりも解像度の低下が少なくなる。
【0055】このように実施例2では、インタレース映
像信号が入力されても、水平同期信号を連続させ、書き
込み時のフィールドを合せて走査し、かつ垂直走査の変
動を少なくし、3倍の水平同期信号または3/2倍の水
平同期信号に同期させることで画像の乱れや明るさの変
化がなく、垂直解像度の劣化が少ないカラー画像表示装
置を構成することができる。しかし図8のように、メモ
リのリセットのタイミングでフィールドを合わせて表示
されるので一部の走査線が上下にずれる問題がある。
【0056】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
面にしたがって説明する。図9は、この発明の実施例3
による面順次信号を用いたカラ−画像表示装置の概略的
な構成図である。図において、原色信号R、G、Bはイ
ンタレース信号である。図9に示すように、実施例3の
カラ−画像表示装置は、面順次信号発生器1、基準クロ
ック発生回路2、制御回路21、単色の画像表示装置
4、着色装置5で構成されている。
【0057】図10は、実施例3が最も特徴とする制御
回路21の構成図である。図において、読み出し制御回
路22は、面順次発生器1からn倍の水平周期で連続し
て等間隔に面順次信号Mを出力するように制御する。ま
た、表示装置制御回路23は、n倍の水平同期信号また
はn/2倍の水平同期信号に同期して、垂直走査を面順
次信号Mの書き込み時のフィールドにあわせ、かつその
垂直走査の幅が各フィールドで変動が最小になるよう
し、表示装置4の垂直偏向走査を行う。図のように制御
回路21は、水平周波数変換回路11、垂直周波数変換
回路12、フィールド判別回路13、書き込み制御回路
14、読み出し制御回路22、表示制御回路23、着色
制御回路17で構成されている。実施例3では、nは3
で書かれているが、実施例1と同様に3以上の数値で可
能である。図11は、インタレース信号(NTSC信
号)のフィールド位相と、メモリから読み出した面順次
信号のフィールド位相と、垂直走査との関係を説明した
説明図である。図12は、インタレースを表示した時の
画面表示例を説明図である。
【0058】次に、実施例3の動作について説明する。
実施例2で示したように、面順次信号の水平同期信号を
連続させ、書き込み時のフィールドを合せて走査し、か
つ垂直走査の変動を少なくし、3倍の水平同期信号また
は3/2倍の水平同期信号に同期させることで画像の乱
れや明るさの変化の少ないカラー画像表示装置は得られ
るが、メモリのリセットのタイミングとフィールドが合
わずに表示されるので一部の走査線が上下にずれる問題
点がある。これは、読み出しフィールドの6フィールド
で1フィールドだけおこる。実施例3では、このフィー
ルドを垂直走査とメモリのリセットとの相対位置を変え
ることにより解決するように構成されている。図10を
用いて、制御回路21内の読み出し制御回路22と表示
装置制御回路23の制御について説明する。読み出し制
御装置22は、実施例1と同様に面順次RGB信号Mの
水平同期信号が連続するように面順次信号発生器を制御
する。
【0059】表示装置制御回路23は面順次RGB信号
Mの水平同期信号が連続しているので、書き込み時の約
3倍の速度で単色の画像表示装置を水平制御信号HSを
出力する。このように制御することで実施例1と同様に
AFCなどの乱れのない映像を表示できる。また表示装
置制御回路23は垂直制御信号VSを水平同期信号の3
倍の速度の信号か、または水平同期信号の3倍の速度の
信号の1/2期間位相のずれた信号に同期させて、その
信号の期間を図10のように変えて出力する。垂直制御
信号の期間を面順次RGB信号の3フィールド毎に同期
する水平同期信号の位相を変えることで、書き込み時と
読み出し時のフィールドの関係が同じになりインタレー
ス動作を疑似的に行う事できる。
【0060】実施例2のように垂直同期期間はできるだ
け変動が少なくなるようにする。また、実施例2のよう
に変動する周期を記憶時の1フィールドの期間で繰り返
すのではなく、記憶時の2フィールドの期間で総走査線
数が合うように制御する。このように制御することによ
って、フィールドだけでなく走査位置をも合わすことが
できる。たとえば、図11に示すように3倍の水平同期
信号期間を1とした時、書き込み時の偶数フィールドの
変化点から263、262.5、263、262、26
2.5、262の表示時の5フィールドの期間で走査す
ることにより可能である。図12にこの時の表示画面を
示す。表示の開始位置がフィールド毎に合っており、ラ
イン数も同じものが走査されているのが分かる。
【0061】このように実施例3では、インタレース動
作する画像信号を入力しても、走査位置とフィールド数
の両方が合うように制御したので、垂直解像度が増える
と共に、メモリなどの増加のない安価なカラー画像表示
装置を構成することが可能である。しかし、インタレー
スをしない信号が入力されると走査位置の乱れや基準ク
ロック発生回路の誤動作がおこるという問題は従来例と
同じである。
【0062】実施例4.以下、この発明の実施例4を図
面に従って説明する。図13は、この発明の実施例4に
よる面順次信号を用いたカラ−画像表示装置の概略的な
構成図である。図において原色信号RGBは1つの映像
信号からなる映像信号である。図13に示すように、実
施例4におけるカラ−画像表示装置は、面順次信号発生
器1、基準クロック発生回路24、制御回路25、単色
の画像表示装置4、着色装置5より構成されている。
【0063】図14は、実施例4の制御回路25の構成
図である。図において、読み出し制御回路25は、面順
次発生器1からn倍の水平周期で連続して等間隔に面順
次信号Mを出力するように制御する。また、表示装置制
御回路26は、n倍の水平同期信号またはn/2倍の水
平同期信号に同期して、垂直走査を面順次信号Mの書き
込み時のフィールドにあわせ、かつその垂直走査位置が
各フィールドで同一になり、また幅が各フィールドで変
動が最小になるように表示装置4の垂直偏向走査を行
う。またノンインタレース信号が入力された時、図のよ
うに制御装置25は、水平周波数変換回路11、垂直周
波数変換回路12、フィールド判別回路13、書き込み
制御回路14、読み出し制御回路27、表示制御回路2
6、着色制御回路17、ノンインタレース判別回路28
で構成されている。図15は、実施例4の基準クロック
発生回路24の構成図である。図において、基準クロッ
ク発生回路24は、位相比較器29、電圧制御発振器
(VCO)30、ノンインタレース用VCO31、切換
装置32、周波数変換回路33で構成されている。
【0064】次に、実施例4の動作について説明する。
実施例1から3に示したようなインタレース信号に対応
したカラー画像表示装置では、ノンインタレースの信号
が入力されると垂直同期信号の周波数の変化による表示
の乱れや、水平同期信号の周波数の変化による基準クロ
ックの乱れがおこる。図14のように制御装回路25内
にインタレースで無い映像信号を判別することのできる
ノンインタレース判別回路28を設けることにより、読
み出し制御回路27と表示制御回路26を同時に制御
し、インタレース動作を行わないようにする。
【0065】またノンインタレースを判別した出力NI
NTを基準クロック発生回路24に送ることで水平同期
信号の変動に対応する。面順次信号を用いたカラー画像
表示装置内の基準クロック発生回路24は、従来例のよ
うに水平同期信号を基準としてPLLを構成している。
このようなPLLを、3倍の面順次信号を使用するカラ
ー画像表示装置で用いると、書き込み時のクロックのジ
ッタが、読み出し時には3倍のジッタとなって影響す
る。従って、通常のPLLは、ロックレンジを狭くする
ことにより、ジッタを少なくする方式が用いられる。し
かし、ロックレンジを狭くするとノンインタレース信号
の水平同期信号のように、インタレース信号の水平同期
信号と異なる周波数の信号が入力されるとクロックのロ
ックがはずれてしまう問題がおこる。このため、画像の
サンプル位置が異なり水平解像度が低下したり、クロッ
クの変動により各制御が正常に動作しない問題が発生す
る。
【0066】このような問題を解決するため、基準クロ
ック発生回路24は、図15に示すように同じ電圧に対
して発振周波数のことなる電圧制御発振器(VCO)を
2つ設ける。1つは従来と同様の電圧制御発振器30、
もう1つはノンインタレース信号に対する電圧制御発振
器31を設けており、インタレース信号の時は電圧制御
発振器30により基準クロックを発振し、ノンインタレ
ース信号の時は電圧制御発振器31により基準クロック
を発振する。ノンインタレース判別信号NINTに基づ
いて、切換装置32によって切り換えることで基準クロ
ックのロックが外れないように動作する。このように実
施例4では、インタレースでない信号が入力されても、
その信号を判別して読み出し制御や垂直あるいは水平走
査を変更し、またクロックの発振周波数などを切り換え
たりすることにより、安定した画像を表示することので
きるカラー画像表示装置を構成することが可能である。
【0067】実施例5.以下、この発明の実施例5を図
面に従って説明する。図16は、この発明の実施例5に
よる面順次信号を用いたカラ−画像表示装置の概略的な
構成図である。図において、原色信号R、G、Bは1つ
の映像信号から分離されたなる映像信号である。図16
に示すように、実施例5におけるカラ−画像表示装置
は、面順次信号発生器1、基準クロック発生回路34、
制御回路25、単色の画像表示装置4、着色装置5より
構成されている。図17は、実施例5の基準クロック発
生回路34の構成図である。図において、基準クロック
発生器34は、位相比較器29、電圧制御発振器(VC
O)30、ノンインタレース用VCO31、切換装置3
2、周波数変換回路33で構成されている。
【0068】実施例4の基準クロック発生回路24と異
なる点は、周波数変換回路からの出力PLLHを外部に
出力として出している点である。実施例5で示す図で
は、実施例4を例として記述しているが、他の実施例で
も同様である。次に、実施例5の動作について説明す
る。面順次信号を使用したカラー画像表示装置の構成で
は、水平同期信号HDを制御回路内で、基準クロックに
よりサンプリングされメモリなどの制御に使用される。
しかし、この基準クロックは水平同期信号を基準とした
PLLで構成されているので、ある程度のジッタを持っ
ている。また、一般的に水平同期信号は映像信号より同
期分離され得られるのである程度のジッタがある。その
ため水平同期信号をサンプリングすると、その水平同期
信号は、映像信号に対して、信号自体のジッタとサンプ
リングによるジッタの2つのジッタを含む事となる。こ
のため、従来例では水平解像度のジッタによる低下や画
像のみだれが見られた。
【0069】実施例5では、図16、17に示すよう
に、基準クロック発生回路34より周波数変換回路33
の水平同期信号比較出力PLLHを出力し、そのPLL
Hを水平同期信号HDの代りに水平制御の基準信号とし
て利用するものである。水平同期信号は、制御回路内で
メモリなどの制御用の信号として使用される。制御回路
25は、論理回路により構成されており、基準クロック
によってサンプリングされ、水平制御用の基準信号とな
る。このとき、水平同期信号にジッタがあると基準クロ
ックによってサンプリングされる位置が1クロック分前
になったり、後になったりする。基準クロックも水平同
期信号のジッタによってある程度のジッタを有するの
で、相互の作用により、より大きなジッタを有する。ま
た、水平同期信号に大きな変動が生じると、そのまま基
準信号の変動となってしまう。
【0070】そこで、基準クロックを周波数変換回路に
よって水平同期信号の周期と同じ周波数のPLLHを制
御回路の基準クロックとして用いる。あらかじめ周波数
変換回路でサンプリングされているので、制御装置内で
新たにサンプリングする必要がないので、ジッタは基準
クロックの有するジッタ分だけになる。また、水平同期
信号とのPLLによりある程度の時定数を有するので、
水平同期信号が大きく変動しても、緩やかに変動する。
従って、実施例5では、水平同期信号の代りに基準クロ
ックを分周した基準信号により連続してジッタのない安
定な水平基準の信号が得られるので、ビデオの再生信号
やスピードサーチなどの水平同期が乱れやすい信号であ
っても、水平解像度の高い、安定した画像の得られる面
順次信号を使用したカラー画像表示装置を構成すること
ができる。
【0071】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、1つのカ
ラー画像信号を構成する複数の原色信号が入力され、こ
れら複数の原色信号のそれぞれを1フィールド分記憶
し、これを記憶時のn倍の速度で読み出すことにより複
数の原色信号を面順次の信号に切り換えて出力する面順
次信号発生手段と、この出力された面順次信号を順次表
示する単色の画像表示手段と、画像表示手段の表示面に
対向して設けられ、画像表示手段にて順次表示される面
順次信号に同期して夫々の原色信号に対応する色に着色
する着色手段と、カラー画像信号の水平同期信号に基づ
いて、所定周波数の基準クロック信号を発生する基準ク
ロック発生手段と、カラー画像信号の水平同期信号およ
び垂直同期信号と基準クロック発生手段から出力される
基準クロック信号に基づいて、面順次信号発生手段、画
像表示手段および着色手段の動作を所定のタイミングに
制御する制御手段とを備え、制御手段は、出力される面
順次信号の水平同期信号が一定周期で連続するように面
順次信号発生手段を制御するように構成したので、画像
表示手段内でのAFC動作が安定し、画像表示手段で表
示される画面の乱れや明るさの変動を防止できるカラー
画像表示装置を安価に提供できるという効果がある。
【0072】この発明の請求項2によれば、制御手段は
更ににフィールド判別回路を有し、記憶時のフィールド
を判別することにより、面順次信号発生手段から読み出
される面順次信号の水平同期信号をフィールドが変わっ
ても常に一定の周期で連続して出力するよう制御するの
で、フィールドが変わっても画像表示手段で表示される
画面の乱れや明るさの変動を防止できるという効果があ
る。この発明の請求項3によれば、予め水平方向の1ラ
インに一定アドレスを割り当て、水平同期信号に同期し
て一定値までいかない途中のアドレスであっても次の定
められたアドレス値に移動し、また、垂直同期信号に同
期して記憶アドレスをリセットして、書き込みまたは読
み出しを行えるメモリを用いているので、記憶または読
み出し時の水平方向1ラインのクロック数が増えてもそ
の1ラインだけ1クロツク多く読み出されるだけで画像
全体に影響を及ぼさないという効果がある。
【0073】この発明の請求項4によれば、面順次信号
に入力される複数の原色信号は、赤、緑、青の3原色と
し、記憶装置からの読み出し速度nをフリッカを発生さ
せないための最小の速度であるn=3としたので、一般
的な赤、緑、青の3原色からなるカラー画像信号に対し
て安価な構成で、かつ実用上支障のない程度の品位を有
したカラー画像を表示できるという効果がある。この発
明の請求項5によれば、画像表示手段の水平走査をn倍
の速度の一定周期で走査すると共に、フィールド判別回
路の判別結果に基づいて画像表示手段に表示される面順
次信号のフィールドを書き込み時のフィールドに合わせ
るように画像表示手段の垂直走査位置を制御するので、
インタレース信号を正常に表示することができ、垂直解
像度の劣化を少なくできるという効果がある。
【0074】この発明の請求項6によれば、フィールド
判別回路の判別結果に基づいて画像表示手段の垂直走査
期間をフィールド毎にn倍の水平同期信号またはn/2
倍の水平同期信号に同期させることにより、画像表示手
段が表示する面順次信号のフィールドを記憶装置への書
き込み時のフィールドに合わせるようにしたので、イン
タレース動作する画像信号を容易に正常に表示すること
ができ、垂直解像度の劣化を少なくできるという効果が
ある。この発明の請求項7によれば、フィールド判別回
路の判別結果に基づいて画像表示手段の垂直走査期間を
フィールド毎にn倍の水平同期信号またはn/2倍の水
平同期信号に同期させることにより、画像表示手段が表
示する面順次信号のフィールドを記憶装置への書き込み
時のフィールドに合わせると共に、垂直走査位置も合わ
せるように構成したので、インタレース動作するカラー
画像信号の垂直走査位置とフィールド数の両方を合わせ
ることができ、安価な構成で垂直解像度の劣化を確実に
防止できるという効果がある。
【0075】この発明の請求項8によれば、1つのカラ
ー画像信号をNTSC信号からなる原色信号としたと
き、画像表示手段の垂直走査期間を奇数フィールドから
偶数フィールドの変化点を基準とした位置より、n倍水
平周期を1とした数値で263、262.5、263、
262、262.5、262の幅で走査するので、表示
画面の表示の開始位置がフィールド毎に合い、かつライ
ン数も同じものが走査され、インタレース動作するカラ
ー画像信号の表示を安価な構成で垂直解像度の劣化を確
実に防止して行えるという効果がある。
【0076】この発明の請求項9によれば、ノンインタ
レース判別回路を更に有し、入力される原色信号がノン
インタレース信号と判別された場合には、画像表示手段
に対して垂直走査のタイミングを水平同期信号に同期さ
せインタレース動作しないようにしたので、ノンインタ
レース信号に対しても安定した画像を表示することがで
きるという効果がある。この発明の請求項10によれ
ば、ノンインタレース判別回路がノンインタレース信号
と判別した場合には、基準クロック発生手段に対して該
ノーインタレース信号に対応する基準クロック信号に切
り換えて出力させるので、基準クロックの外れを防止で
き、ノンインタレース信号に対して更に安定した画像を
表示することができるという効果がある。この発明の請
求項11によれば、基準クロック発生手段は周波数変換
された水平同期位相比較用の水平基準信号をカラー画像
信号の水平同期信号に変えて制御手段に入力するように
したので、ジッタのない安定な水平基準信号が得られ、
ビデオの再生信号やスピードサーチなどの水平同期が乱
れやすい信号に対しても、水平解像度の劣化のない、安
定した画像を表示することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による面順次信号を用い
たカラー画像表示装置の概略的な構成図である。
【図2】 実施例1による面順次信号発生器の構成図で
ある。
【図3】 実施例1による制御回路の構成図である。
【図4】 この発明の実施例1による水平アドレスを一
定値または水平同期信号でリセットしメモリの書き込み
及び読み出し方式について示した説明図である。
【図5】 この発明の実施例2による面順次信号を用い
たカラー画像表示装置の概略的な構成図である。
【図6】 実施例2による制御回路の構成図である。
【図7】 実施例2によるフィールド数と面順次信号M
と垂直走査幅についての説明図である。
【図8】 実施例2によるメモリからの読み出し映像の
表示位置と垂直走査についての説明図である。
【図9】 この発明の実施例3による面順次信号を用い
たカラー画像表示装置の概略的な構成図である。
【図10】 実施例3による制御回路の構成図である。
【図11】 実施例3によるフィールド数と面順次信号
Mと垂直走査幅についての説明図である。
【図12】 実施例3によるメモリからの読み出し映像
の表示位置と垂直走査についての説明図である。
【図13】 この発明の実施例4による面順次信号を用
いたカラー画像表示装置の概略的な構成図である。
【図14】 実施例4による制御回路の構成図である。
【図15】 実施例4による基準クロック発生回路の構
成図である。
【図16】 この発明の実施例5による面順次信号を用
いたカラー画像表示装置の概略的な構成図である。
【図17】 実施例5による基準クロック発生回路の構
成図である。
【図18】 従来例1による面順次信号を用いたカラー
画像表示装置の概略的な構成図である。
【図19】 従来例1による面順次信号発生器の構成図
である。
【図20】 従来例1による基準クロック発生回路の構
成図である。
【図21】 従来例1による制御回路の構成図である。
【図22】 従来例1による単色の画像表示装置の構成
図である。
【図23】 従来例1による着色装置の構成図である。
【図24】 従来例1による各制御信号の説明図であ
る。
【図25】 従来例1による映像信号とフィールドの関
係を表した説明図である。
【図26】 従来例1によるメモリの書き込み読み出し
方法を示した説明図である。
【図27】 従来例1によるフィールド数と面順次信号
Mと垂直走査幅についての説明図である。
【図28】 従来例1によるメモリからの読み出し映像
の表示位置と垂直走査についての説明図である。
【図29】 従来例2による面順次信号を用いたカラー
画像表示装置の概略的な構成図である。
【図30】 従来例2による面順次信号発生器の構成図
である。
【図31】 従来例2による制御回路の構成図である。
【図32】 従来例2による各制御信号の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 面順次信号発生器 2 基準クロック発生回路
3 制御回路 4 単色の画像表示装置 5 着色装置 6 A/D変換手段 7 記憶手段 8 D
/A変換手段 9 切換装置 10 記憶装置 11 水
平周波数変換回路 12 垂直周波数変換回路 13 フィールド判別
回路 14 書き込み制御回路 15 読み出し制御回
路 16 表示装置制御回路 17 着色装置制御回
路 18 制御回路 19 読み出し制御回路 20
表示装置制御回路 21 制御回路 22 読み出し制御回路 23
表示装置制御回路 24 基準クロック発生回路 25 制御回路 26 表示装置制御回路 27
読み出し制御回路 28 ノンインタレース判別回路 29 位相比較器 30 電圧制御発振器(VCO) 31 電圧制御発
振器(VCO) 32 切換装置 33 周波数変換回路 34 基準クロック発生回路 35 制御回路 36 書き込み制御回路 37
読み出し制御回路 38 陰極線管(CRT) 39 偏向制御回路
40 色フィルタ 41 モータ 42 モータ制御回路 43 面順
次信号発生器 44 制御回路 45 記憶装置 46 読み出し
制御回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのカラー画像信号を構成する複数の
    原色信号が入力され、これら複数の原色信号のそれぞれ
    を1フィールド分記憶し、これを記憶時のn倍の速度で
    読み出すことにより前記複数の原色信号を面順次の信号
    に切り換えて出力する面順次信号発生手段と、 この出力された面順次信号を順次表示する単色の画像表
    示手段と、 前記画像表示手段の表示面に対向して設けられ、前記画
    像表示手段にて順次表示される面順次信号に同期して夫
    々の原色信号に対応する色に着色する着色手段と、 前記カラー画像信号の水平同期信号に基づいて、所定周
    波数の基準クロック信号を発生する基準クロック発生手
    段と、 前記カラー画像信号の水平同期信号および垂直同期信号
    と前記基準クロック発生手段から出力される基準クロッ
    ク信号に基づいて、前記面順次信号発生手段、前記画像
    表示手段および前記着色手段の動作を所定のタイミング
    に制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、出力される面順次信号の水平同期信号
    が一定周期で連続するように前記面順次信号発生手段を
    制御することを特徴とするカラー画像表示装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、入力される水平同期信号お
    よび垂直同期信号により面順次信号発生手段内の記憶装
    置に記憶するカラー画像信号のフィールドが偶数フィー
    ルドであるか奇数フィールドであるかを判別するフィー
    ルド判別回路を有し、出力される面順次信号の水平同期
    信号が一定周期で連続するように前記フィールド判別回
    路の判別結果に基づいて前記面順次信号発生手段を制御
    することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像表示
    装置。
  3. 【請求項3】 面順次信号発生手段内の記憶装置に用い
    られるメモリは、予め水平方向の1ラインに一定アドレ
    スを割り当て、水平同期信号に同期して一定値までいか
    ない途中のアドレスであっても次の定められたアドレス
    値に移動し、また、垂直同期信号に同期して記憶アドレ
    スをリセットして、書き込みまたは読み出しを行えるこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のカ
    ラー画像表示装置。
  4. 【請求項4】 面順次信号発生手段に入力される複数の
    原色信号は、赤、緑、青の3原色信号とし、記憶装置か
    らの読み出し速度nを3としたことを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載のカラー画像表示装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、画像表示手段の水平走査を
    n倍の速度の一定周期で走査すると共に、フィールド判
    別回路の判別結果に基づいて前記画像表示手段に表示さ
    れる面順次信号のフィールドを書き込み時のフィールド
    に合わせるように前記画像表示手段の垂直走査位置を制
    御することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに
    記載のカラー画像表示装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、フィールド判別回路の判別
    結果に基づいて画像表示手段の垂直走査期間をフィール
    ド毎にn倍の水平同期信号またはn/2倍の水平同期信
    号に同期させることにより、前記画像表示手段が表示す
    る面順次信号のフィールドを記憶装置への書き込み時の
    フィールドに合わせることを特徴とする請求項5に記載
    のカラー画像表示装置。
  7. 【請求項7】 制御手段は、フィールド判別回路の判別
    結果に基づいて画像表示手段の垂直走査期間をフィール
    ド毎にn倍の水平同期信号またはn/2倍の水平同期信
    号に同期させることにより、前記画像表示手段が表示す
    る面順次信号のフィールドを記憶装置への書き込み時の
    フィールドに合せるとともに、垂直走査位置も合わせる
    ことを特徴とする請求項6に記載のカラー画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 制御手段は、1つのカラー画像信号をN
    TSC信号からなる原色信号としたとき、画像表示手段
    の垂直走査期間を奇数フィールドから偶数フィールドの
    変化点を基準とした位置より、n倍の水平周期を1とし
    た数値で263、262.5、263、262、26
    2.5、262の幅で走査をすることを特徴とする請求
    項7に記載のカラー画像表示装置。
  9. 【請求項9】 制御手段は、面順次信号発生手段に入力
    される原色信号がインタレース信号かノンインタレース
    信号かを判別するノンインタレース判別回路を更に有
    し、入力される原色信号がノンインタレース信号と判別
    された場合には、画像表示手段に対し垂直走査のタイミ
    ングを水平同期信号に同期させインタレース動作しない
    ように制御することを特徴とする請求項1ないし8のい
    ずれかに記載のカラー画像表示装置。
  10. 【請求項10】 制御手段は、ノーインタレース判別回
    路がノンインタレース信号と判別した場合には、基準ク
    ロック発生手段に対して該ノーインタレース信号に対応
    する基準クロック信号に切り換え出力させることを特徴
    とする請求項1ないし9のいずれかに記載のカラー画像
    表示装置。
  11. 【請求項11】 基準クロック発生手段は、周波数変換
    された水平同期位相比較用の水平基準信号をカラー画像
    信号の水平同期信号に変えて制御手段に入力することを
    特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のカラ
    ー画像表示装置。
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