JPH08227617A - 水冷式溶接ケーブル - Google Patents

水冷式溶接ケーブル

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JPH08227617A
JPH08227617A JP7057893A JP5789395A JPH08227617A JP H08227617 A JPH08227617 A JP H08227617A JP 7057893 A JP7057893 A JP 7057893A JP 5789395 A JP5789395 A JP 5789395A JP H08227617 A JPH08227617 A JP H08227617A
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JP
Japan
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cooling water
welding
power supply
supply line
cable
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JP7057893A
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Yuji Yoshitomi
祐二 吉富
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被覆ホース内の冷却水用通路における冷却水
の流れを円滑にし、高い冷却効果を長期間にわたって維
持することができる水冷式溶接ケーブルを提供すること
こと。 【構成】 被覆ホース5の内部に多数本の銅線を束ねて
成る銅より線6からなる給電線を収納すると共に、この
給電線の周囲に当該給電線の長手方向に沿って冷却水用
通路7を設け、給電線の一端を電源側接続端子32に接
続すると共に他端を所定の溶接機側接続端子30に接続
して成り、且つこれら各接続端子30,32に冷却水供
給路7aを設けると共に、給電線をその長手方向の全長
にわたって螺線状のバネ状部材8で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水冷式溶接ケーブルに
係り、特に、被覆ホース内の冷却水用通路における冷却
水の円滑な流れを確保する場合に好適な水冷式溶接ケー
ブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばスポット溶接等に使用
される溶接ロボットの溶接ガンの1対の電極と、溶接ケ
ーブルとの接続構造は次のようになっている。即ち、電
源に接続された溶接一次ケーブルの被覆ホース内に収納
した給電線の一端部を、2本の溶接二次ケーブルの被覆
ホース内に各々収納した給電線の一端部に接続端子を介
して接続し、2本の溶接二次ケーブルの各給電線の他端
部を、溶接ガンの両電極に接続端子を介して接続した構
造となっている。
【0003】溶接対象箇所をスポット溶接する場合は、
溶接ガンの両電極で溶接対象箇所を挟むと共に、電源か
ら溶接一次ケーブル及び溶接二次ケーブルを介して両電
極に通電し、溶接対象箇所に加圧力及び電流を集中させ
ることにより、溶接作業を行うようになっている。ま
た、溶接二次ケーブルの被覆ホース内には、給電線の周
囲に給電線長手方向に沿って冷却水用通路が配設されて
おり、当該冷却水用通路に冷却水を流すことにより、溶
接二次ケーブルを冷却する構造となっている。
【0004】ところで、溶接ロボットで溶接作業を行う
場合、溶接ガンはアームを介して種々の溶接作業位置に
移動されるため、溶接二次ケーブルには、溶接ガンの移
動に伴った曲げや引っ張り変形が繰返し生ずることとな
る。そこで、溶接二次ケーブルを曲げや引っ張りに適し
た構造とすべく、溶接二次ケーブルの被覆ホース内に収
納する給電線としては、多数本の細い銅線(素線)を束
ねて成る銅より線を使用する場合が一般的となってい
る。
【0005】図4は従来の溶接ケーブルとしての水冷式
溶接ケーブル50の接続端子53近傍の構造を示す図で
ある。水冷式溶接ケーブル50のゴム製の被覆ホース5
1の内部には、給電線としての銅より線52が配設され
ると共に、銅より線52の端部には、溶接ガン(図示
略)に装着するための接続端子53が例えば圧入により
固定されている。図中符号54はかしめ部、符号53a
は接続端子部材53の端子部、符号53bはボルト取付
穴を示す。
【0006】また、被覆ホース51の内部には、銅より
線52の外周部を取り囲むように冷却水用通路55が形
成されており、冷却水用通路55は、銅より線52のか
しめ部54及び接続端子53の内部を貫通し、管継手5
6を介し冷却水用配管57に連通されている。ここで、
図4中の矢印は冷却水の流れる方向を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、以下のような不都合を生じていた。
【0008】即ち、溶接ロボットの溶接ガンによる溶接
作業時において、水冷式溶接ケーブル50の銅より線5
2に対しては、電源から通電が行われながら曲げや引っ
張り変形が作用するため、銅より線52を構成する多数
の素線の内、特に曲げや引っ張り変形の度合いが多い箇
所の素線に断線が生じ易く、この断線に伴い小さな断片
58が発生する。
【0009】ここで、水冷式溶接ケーブル50の被覆ホ
ース51の内部には銅より線52の外周部を取り囲むよ
うに冷却水用通路55が形成されているだけであるた
め、断線箇所59から銅より線52の断片58が冷却水
用通路55へ流出し、冷却水用通路55や管継手56に
おける屈曲部分等に断片58が詰まる現象が発生する
(図中符号60は断片詰まり箇所を示す)。
【0010】この断片の詰まり現象が発生すると、冷却
水用通路を流れる冷却水量が減少する結果、水冷式溶接
ケーブルの冷却不良を引き起こし、溶接設備全体に悪影
響を及ぼす。また、冷却水をポンプ等で循環させる機構
の水冷式溶接ケーブルでは、断片が冷却水の循環用ポン
プ等に入り込みポンプの故障の原因になる、という不都
合を生じていた。
【0011】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に被覆ホース内の冷却水用通路における冷
却水の流れを円滑にし、高い冷却効果を長期間にわたっ
て維持することができる水冷式溶接ケーブルを提供する
ことを、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、被覆ホースの内部に
多数本の銅線を束ねて成る銅より線等の給電線を収納す
ると共に、この給電線の周囲に当該給電線の長手方向に
沿って冷却水用通路を設け、給電線の一端を電源側接続
端子に接続すると共に他端を所定の溶接機側接続端子に
接続して成り、且つこれら各接続端子に冷却水供給路を
設けると共に、給電線をその長手方向の全長にわたって
螺線状のバネ状部材で覆う、という構成を採っている。
【0013】また、請求項2記載の発明では、被覆ホー
スの内部に多数本の銅線を束ねて成る銅より線等の給電
線を収納すると共に、この給電線の周囲に当該給電線の
長手方向に沿って冷却水用通路を設け、前記給電線の一
端を電源側接続端子に接続すると共に他端を所定の溶接
機側接続端子に接続して成り、且つこれらの各接続端子
に冷却水供給路を設けると共に、給電線をその長手方向
の全長にわたって網状部材で覆う、という構成を採って
いる。
【0014】更に、請求項3記載の発明では、各接続端
子に冷却水供給路を複数個設けるという構成を採り、そ
の他の構成は請求項1または2記載の発明と同様であ
る。これによって前述した目的を達成しようとするもの
である。
【0015】
【作用】電源に水冷式溶接ケーブルを介して接続された
溶接機による溶接作業時には、水冷式溶接ケーブルの冷
却水用通路に、各接続端子に設けられた冷却水供給路内
を冷却水が流れる。この時、溶接作業がなされると、水
冷式溶接ケーブルに、曲げや引っ張り変形等が加わり、
電流を供給線としての銅より線の一部が破断し銅より線
の断片が生じる。
【0016】給電線はその長手方向の全長にわたって螺
線状のバネ状部材または網状部材で覆われている。これ
により、冷却水は銅より線の周囲を円滑に流れる一方
で、破断した断片は上記したバネ状部材または網状部材
に捕捉され、冷却水用通路に流出するのが防止されるこ
ととなる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を、図1乃至図3に基づい
て説明する。
【0018】先ず、本実施例における溶接作業システム
の構成を図3に基づき説明すると、例えばスポット溶接
用の溶接ロボット20を構成する本体部21の上端部に
は、揺動アーム22が装着されている。揺動アーム22
の先端部には、第1操作アーム23が装着されると共
に、第1操作アーム23の先端部には、第2操作アーム
24が装着されている。更に、第2操作アーム24の先
端部には、溶接ガン25が装着されている。溶接ガン2
5は、電極26を備えた第1溶接ガン部材27と、電極
28を備えた第2溶接ガン部材29とから構成されてい
る。
【0019】溶接ガン25を構成する第1溶接ガン部材
27の基端部には、溶接機側接続端子30を介して溶接
二次ケーブル1の一端が固定されると共に、第2溶接ガ
ン部材29の基端部には、接続端子31を介して溶接二
次ケーブル2の一端が固定されている。また、溶接二次
ケーブル1の他端は、電源側接続端子32,33を介し
てキックレスケーブル34の一端に接続されており、溶
接二次ケーブル2の他端は、電源側接続端子35,33
を介してキックレスケーブル34の一端に接続されてい
る。キックレスケーブル34の他端は、電源となるトラ
ンス36の出力側に接続されている。
【0020】溶接ガン25の基端部には、冷却水用配管
37,38の一端が各々接続されており、冷却水用配管
37は水冷式溶接ケーブル1の冷却水供給路7a(図1
参照)の一端に連通接続されると共に、冷却水用配管3
8は水冷式溶接ケーブル2の冷却水供給路(図示略)の
一端に連通接続されている。冷却水用配管37,38の
他端は、図示しない冷却水供給部に連通接続されてい
る。また、水冷式溶接ケーブル1,2の各接続端子3
0,31に形成された冷却水供給路7aは、各ケーブル
1,2内に形成された各冷却水用通路7に連通するよう
に成っている。
【0021】次に、本実施例の溶接二次ケーブル(以下
「水冷式溶接ケーブル」という)1における溶接機側接
続端子30側の構造を図1及び図2に基づいて説明す
る。
【0022】水冷式溶接ケーブル1は、例えばゴム製の
被覆ホース5と、被覆ホース5の内部に配設された給電
線たる銅より線6と、銅より線6の端部に係合された溶
接機側接続端子30と、銅より線6の周囲全体を覆うバ
ネ状部材8と、被覆ホース5の内壁部と銅より線との間
に形成された冷却水用通路7とにより構成される。
【0023】これらを更に詳細に説明すると、被覆ホー
ス5は、溶接機の溶接作業に伴う変形を許容するように
弾性を有するゴム製材からなり、その内部に後述する給
電線としての銅より線6を内包している。また、当該被
覆ホース5の一端部には溶接機側接続端子30が圧入に
より係合され、所定のバンド部材10により互いの相対
的移動が抑制されるように固定されている。
【0024】また、溶接機側接続端子30は、導電性の
高い銅合金よりなり、上記した被覆ホース5が係合され
る円柱状部と溶接ガン(図示略)が接続される板状部3
2aとが一体となって構成されている。この板状部32
aには、板厚方向に貫通孔32bが設けられ、この貫通
孔32bに溶接ガンを固定するためのボルト(図示略)
が挿入されるようになっている。一方、板状部32aの
反対の側には、円筒状の凹部13が形成され、当該凹部
13に銅より線6が圧入されて接続されるようになって
いる。
【0025】溶接機側接続端子30の円柱状部は三つの
異なる直径の部分を有し、この内最大直径の部分の外周
部に上記した被覆ホース5が密着接続されるようになっ
ている。また、この最大直径の部分の外周部には、冷却
水を水冷式溶接ケーブル内に供給する冷却水用配管を係
合するためのホース口9が配設され、このホース口9を
介して冷却水が水冷式溶接ケーブル1内に供給されるよ
うになっている。
【0026】また、上記したホース口9の一端から溶接
機側接続端子30の円形断面の中心に向かっては、冷却
水供給路7aが形成されている。そして更に、当該冷却
水供給路7aは溶接機側接続端子30の円形断面の中心
部で直角に屈曲し、円柱状部の中心軸に沿って銅より線
6側に伸びて、溶接機側接続端子30を貫通している。
更に、この中心軸に沿った冷却水供給路7aは、銅より
線6側へ伸びる途中で上下左右の四方向に分岐し、二番
目の大きさの直径を有する円柱状部の表面に伸び、後述
する冷却水用通路7と連通するようになっている(図2
参照)。ここで、図1中の矢印は冷却水の流れる方向を
示している。
【0027】また、上述した被覆ホース5の内壁面と銅
より線6との間には、図1に示すように所定の空間が形
成され、当該空間が冷却水を循環させる冷却水用通路7
となる。そして、この冷却水用通路7には、銅より線6
の外周部全体を覆うようにバネ状部材8が配設され、且
つ、このバネ状部材8の一端が溶接機側接続端子30の
最小直径部に当接するようになっている。
【0028】従って、このバネ状部材8は、銅より線6
の直径より大きく、かつ被覆ホース5の内径よりも小さ
い直径を有するものである。また、バネ状部材8は、銅
より線6の破断により生じる断片12(後述)を確実に
捕捉できるように、充分小さなピッチのバネで形成され
ている。さらに、水冷式溶接ケーブル1が曲げや引っ張
り変形を受けても、確実に断片12を捕捉できるよう
に、組立時には一定の弾性力を生じさせるべく、水冷式
溶接ケーブル1よりも自然長が長いバネ状部材8が使用
されている。
【0029】ここで、断片12を捕捉する構造として
は、バネ状部材に限られず、網状部材で銅より線6の全
体を覆うようにしても良い。
【0030】次に、上記の如く構成した本実施例の作用
を説明する。
【0031】例えば車両生産工場において、図3に示す
ように、溶接ロボット20の溶接ガン25により自動車
の車体40の溶接対象箇所に対してスポット溶接を行う
場合には、第1溶接ガン部材27の電極26と、第2溶
接ガン部材29の電極28とで車体40の溶接対象箇所
を挟む。次に、トランス36からキックレスケーブル3
4及び水冷式溶接ケーブル1,2を介して電極26,2
8に通電する。そして、溶接対象箇所に加圧力及び電流
を集中させることにより、車体40の溶接対象箇所をス
ポット溶接する。この後、溶接ロボット20の揺動アー
ム22、第1及び第2操作アーム23,24を適宜駆動
することにより、溶接ガン25を他の溶接対象箇所へ移
動させ、上記と同様にスポット溶接を行う。
【0032】他方、溶接ロボット20の溶接ガン25に
よるスポット溶接時には、冷却水供給部(図示略)か
ら、冷却水用配管37を介して水冷式溶接ケーブル1の
冷却水供給路7に冷却水を供給すると共に、冷却水用配
管38を介して水冷式溶接ケーブル2の冷却水用通路
(図示略)に冷却水を供給する。
【0033】水冷式溶接ケーブル1の冷却水供給路7へ
供給された冷却水は、図3に示すように、冷却水用配管
3、キックレスケーブル34内の冷却水用通路(図示
略)を通り、冷却水用配管39を介して前記冷却水供給
部(図示略)へ戻される。同様に、水冷式溶接ケーブル
2の冷却水用通路へ供給された冷却水は、冷却水用配管
4、キックレスケーブル34内の冷却水用通路を通り、
冷却水用配管39を介して前記冷却水供給部へ戻され
る。これにより、水冷式溶接ケーブル1、水冷式溶接ケ
ーブル2、及びキックレスケーブル34が冷却される。
【0034】このとき、上述した如く、溶接ロボット2
0の溶接ガン25は、揺動アーム22、第1及び第2操
作アーム23,24を介して種々の溶接作業位置に移動
されるため、水冷式溶接ケーブル1,2に対しては、溶
接ガン25の移動に伴った曲げや引っ張りが繰返し生ず
る。このような曲げや引っ張りに伴い、例えば水冷式溶
接ケーブル1の被覆ホース5内部の銅より線6が破断
し、断片12が銅より線6から流出する。
【0035】しかし、銅より線6の外周部は、上述のご
とく細かいピッチを有するバネ状部材8により全体が覆
われており、冷却水はバネ状部材8の内側及び外側を流
れて銅より線6を適切に冷却するが、破断した断片12
はバネ状部材8の外側の冷却水用通路7に流れ出すこと
は防止される。このため、冷却水用通路7内や冷却水供
給路7aにおける上記断片12の詰まり現象を抑制で
き、冷却水の流れ及びその量を充分確保できるので、水
冷式溶接ケーブル1の効率的な冷却をすることができ
る。
【0036】また、断片を捕捉する構造としてバネ状部
材8が使用されているので、溶接作業にともなうケーブ
ル1の変形を適切に許容すると共に、断片の流出を充分
防止することができる。
【0037】ここで、銅より線6を覆う部材としては、
バネ状部材や網状部材に限定されるものではなく、通水
性が有りかつ断片12の流出を防止できるものであれば
本発明に適用することは可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、かかるように構成され機能す
るので以下のような効果を生じる。即ち、請求項1記載
の発明によれば、水冷式溶接ケーブルの銅より線全体を
バネ状部材で覆ったので、破断した断片がバネ状部材の
外側の冷却水用通路に流れ出すことは防止される。この
ため、冷却水用通路内や冷却水供給路における上記断片
の詰まり現象を抑制でき、冷却水の流れ及びその量を充
分確保できるので、水冷式溶接ケーブルの効率的な冷却
をすることができる、という優れた効果を生じる。
【0039】また、上述の如く水冷式溶接ケーブルを的
確に冷却できるため、水冷式溶接ケーブルの寿命を伸ば
すことができ、これにより、ケーブル交換に要する手間
やコストの低減を図ることができる。また加えて、冷却
水をポンプ等で循環させる機構の水冷式溶接ケーブルの
場合でも、断片でポンプ等を損傷させることが防止でき
る、という優れた効果を生じる。
【0040】さらには、断片を捕捉する手段としてバネ
状部材を利用するので、水冷式溶接ケーブルの曲げや引
っ張り変形に対して柔軟に対応することができ、効率よ
く断片を捕捉することができる、という優れた効果を生
じる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、銅より線全
体を網状部材で覆ったので、断片が冷却水供給路に流出
することが防止され、請求項1記載の発明と同様の効果
を生じる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、各接続端子
に複数の冷却水供給路を配設したので、請求項1または
2記載の発明により得られる効果に加え、冷却水用通路
内で冷却水の流れが均等化され、より効率的な冷却をす
る事ができる、という優れた効果を生じる。
【0043】また、上記各接続端子は構造が簡易なもの
であり、旋盤,フライス盤,ボール盤等で容易に加工で
きるので、優れた効果を有する水冷式溶接ケーブル用の
接続端子を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部を示す断面図である。
【図2】図1中に開示した接続端子を示す斜視図であ
る。
【図3】本実施例における溶接作業システムの構成を示
す説明図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 水冷式溶接ケーブル 5 被覆ホース 6 銅より線 7 冷却水用通路 7a 冷却水供給路 8 バネ状部材 30 溶接機側接続端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆ホースの内部に多数本の銅線を束ね
    て成る銅より線等の給電線を収納すると共に、この給電
    線の周囲に当該給電線の長手方向に沿って冷却水用通路
    を設け、前記給電線の一端を電源側接続端子に接続する
    と共に他端を所定の溶接機側接続端子に接続して成り、
    前記冷却水用通路に冷却水を流すようにした水冷式溶接
    ケーブルにおいて、 前記各接続端子に冷却水供給路を設けると共に、前記給
    電線をその長手方向の全長にわたって螺線状のバネ状部
    材で覆ったことを特徴とする水冷式溶接ケーブル。
  2. 【請求項2】 被覆ホースの内部に多数本の銅線を束ね
    て成る銅より線等の給電線を収納すると共に、この給電
    線の周囲に当該給電線の長手方向に沿って冷却水用通路
    を設け、前記給電線の一端を電源側接続端子に接続する
    と共に他端を所定の溶接機側接続端子に接続して成り、
    前記冷却水用通路に冷却水を流すようにした水冷式溶接
    ケーブルにおいて、 前記各接続端子に冷却水供給路を設けると共に、前記給
    電線をその長手方向の全長にわたって網状部材で覆った
    ことを特徴とする水冷式溶接ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記冷却水供給路を複数設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載の水冷式溶接ケーブル。
JP7057893A 1995-02-22 1995-02-22 水冷式溶接ケーブル Withdrawn JPH08227617A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000207941A (ja) * 1999-01-12 2000-07-28 Nissin Electric Co Ltd 導体、及び、この導体を使用したガス絶縁開閉装置
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CN107516775A (zh) * 2017-08-25 2017-12-26 深圳市沃尔新能源电气科技股份有限公司 插针、插针与液冷电缆的连接结构及充电枪

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