JPS6346984Y2 - - Google Patents

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JPS6346984Y2
JPS6346984Y2 JP1981033238U JP3323881U JPS6346984Y2 JP S6346984 Y2 JPS6346984 Y2 JP S6346984Y2 JP 1981033238 U JP1981033238 U JP 1981033238U JP 3323881 U JP3323881 U JP 3323881U JP S6346984 Y2 JPS6346984 Y2 JP S6346984Y2
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JP
Japan
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cable
twisted
twisting
conductor
cable conductor
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JP1981033238U
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JPS57145212U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可撓性冷却ケーブルの改良に関し、電
気溶接機の二次ケーブルとして特に有用なもので
ある。
電気溶接機におけるアークガンのリードケーブ
ル(以下、二次ケーブルという)として、冷却水
流通用のゴムホース内にケーブル導体を挿通し、
ケーブル導体両端部の各ケーブル端子(冷却水通
路孔を有する)にゴムホースの各端部をバンド等
により水密に緊着したものが公知である。
上記電気溶接機を使用する溶接作用において
は、電気溶接を行うべき対象物が大きく、スポツ
ト溶接すべき箇所が広範囲に分散している場合、
例えば、自動車のような場合、アークガンを次々
にスポツト溶接箇所に移動させていくことが必要
である。この場合、1箇所のスポツト溶接に要す
る時間は数秒であり、従つて、上記二次ケーブル
は数秒間ごとに移動され、特に、スポツト溶接箇
所が複数に分散されているために、その移動は前
後、左右方向が合成された複雑な経路であつて、
ケーブルは数秒ごとに左右方向に捩れを受ける。
しかも、アーク溶接ごとに大電流が通電,遮断さ
れるためにケーブルは電磁力による衝撃に曝さ
れ、従つて、ケーブルは数秒間隔ごとに上記左右
方向の捩れに加え、衝撃を受ける。
しかるに、従来のかゝる冷却ケーブルにおいて
は、ケーブル導体として次のものが用いられてい
る。即ち、第3図に示すように、中心に位置する
撚線導体210のまわりに、この中心の導体21
0と同じ構成の撚線導体210を6本例えば左方
向に撚合せて第1層を形成し、更にその上に上記
撚線導体210を12本上記6本とは逆の右方向に
撚合せて第2層を形成し、ケーブル導体20を構
成される。この導体20が絶縁体ホース10内に
挿通される。しかも上記撚線導体210は、複数
本の素線を集合撚したものを7本撚合せたもの
で、この7本を撚合せる時の撚りピツチは、ピツ
チPと層心径D′の比P/D′で通常は20前後に選
ばれている。また、上述の第1層を左方向に撚合
せる時の撚りピツチは前記比P/D′で、通常約
13〜14程度に選ばれると共に第2層を右方向に撚
合せる時の撚りピツチは前記比P/D′で、通常
9〜10程度に選ばれている。
このようなケーブル導体20が前述のような捩
れや衝撃を受けた時、例えば第2層の撚が戻され
るような方向にケーブル導体20が捩られたとき
には、第2層には撚りにいわゆる笑いを生じ、冷
却効果は一応あるが、第1層の撚りは締まること
になる。逆に第2層の撚りが締まる方向にケーブ
ル導体20が捩られるときには、冷却効率は悪く
しかも第1層が笑いを生じようとして、2層間で
摩擦接触を生じることになり、前述の捩りや衝撃
の作用と相俟つてケーブル導体を損傷することに
なる。
かかる従来ケーブルに対し、本考案はケーブル
導体の笑いを積極的に生じさせ、それをケーブル
の冷却効率の向上とケーブル導体の損傷の防止に
利用しようとするものである。
本考案に係る可撓性冷却ケーブルは、撚線導体
を同方向に数層撚合せ、しかも、その撚合層の撚
合せピツチを層心径の25〜60倍とした、撚線導体
のみからなるケーブル導体を絶縁体ホース内に挿
通したことを特徴とする構成である。
以下、図面により本考案を説明する。
第1図において、1は冷媒流通用の絶縁体ホー
ス例えば冷却水流通ゴムホースである。2はケー
ブル導体であり撚線導体21,21を多層(図に
おいては2層)同方向に撚合せた構成であり、撚
合層の撚合せピツチは層心径25〜60倍としてあ
る。図において、矢印はその撚合方向を示してい
る。冷媒、例えば冷却水は、従来ケーブルと同様
にケーブル端子の冷媒流通孔を介して流通され
る。
前記した通り、溶接機用の二次側ケーブルにお
いては、ケーブルに右方向、左方向の捩れがある
時間ごとに作用する。
而るに、本考案に係るケーブルにおいては、撚
線導体を同方向に多層撚合せ、かつその撚合せピ
ツチを層心径の25〜60倍というように大としてい
るから(従来例は9〜14倍)、ケーブル導体の撚
合せを戻す方向の捩れに対し、ケーブル導体の全
体に笑いを発生させ得、その笑い間隔を冷媒通路
にできるから、捩りの作用時間中ケーブル導体の
冷却面積を増大できる。
この場合、ケーブル導体に笑いが生じる時間を
t1、ケーブル導体の撚りが締めつけられる期間を
t2とすれば、ケーブル導体の温度変化は第2図の
ようになり(説明の便宜上、連続通電の場合を示
している)期間t1,t2がケーブル導体の温度変化
時定数に較べて短かいときは、ケーブル導体の最
高温度Tが従来ケーブルの場合のケーブル導体最
高温度T′に較べて低くなり、それだけケーブル
の冷却効果を増大できる。
而して、前記した溶接機用二次ケーブルの場合
のように、t1,t2が数秒間であるときは、ケーブ
ルの冷却効果を相当に向上できる。
かかるケーブルの冷却効果の向上は、ケーブル
に作用する捩れ力によつて生じるケーブル導体の
笑いを積極的に利用する結果であるが、通常のケ
ーブル導体の撚合せピツチ(層心径の9〜14倍)
では笑いが生じ難く、かかる効果を充分に発揮さ
せ難い。しかし、本考案においては、撚合せピツ
チを層心径の25〜60倍としているので(60倍以下
とした理由は、これ以上ではケーブル製造中、ケ
ーブル導体がばらけて、その取扱いが困難になる
からである)、ケーブルの冷却効果を充分に向上
できるのである。
なお、撚線導体21には、上記左右方向の捩れ
に対しても笑いが生じず、かつ可撓性に秀れたも
のが使用され、その撚りピツチPは層心径Dに対
する比P/Dで10〜15とすることが望ましい。
本考案に係る可撓性冷却ケーブルは上述したよ
うに、ケーブルに作用する捩れ力によつてケーブ
ル導体に積極的に笑いを生じさせるべく、ケーブ
ル導体を同方向撚りとし、かつその撚合せピツチ
を層心径の25〜60倍としており、頻繁に捩れを受
ける溶接用二次ケーブルにおいて、上記笑いによ
りケーブル導体の冷媒接触面積を増大でき、その
ケーブルの冷却効果を飛躍的に向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る可撓性冷却ケーブルを示
す横断面説明図、第2図は本考案ケーブルの冷却
効果を示す説明図、第3図は従来の冷却ケーブル
の横断面説明図である。 図において、1は冷却液流通用の絶縁体ホー
ス、2はケーブル導体、21,21……は撚線導
体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 撚線導体を同方向に数層撚合せ、しかも、その
    撚合層の撚合せピツチを層心径の25〜60倍とした
    撚線導体のみからなるケーブル導体を絶縁体ホー
    ス内に挿通したことを特徴とする可撓性冷却ケー
    ブル。
JP1981033238U 1981-03-09 1981-03-09 Expired JPS6346984Y2 (ja)

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JP1981033238U JPS6346984Y2 (ja) 1981-03-09 1981-03-09

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JP1981033238U JPS6346984Y2 (ja) 1981-03-09 1981-03-09

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JPS57145212U JPS57145212U (ja) 1982-09-11
JPS6346984Y2 true JPS6346984Y2 (ja) 1988-12-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0621127Y2 (ja) * 1990-02-22 1994-06-01 昭和電線電纜株式会社 可撓導体
DE102018007551A1 (de) * 2018-09-25 2020-03-26 Leoni Kabel Gmbh Elektrische Litze

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