JPH0638330Y2 - 溶接機用二次ケーブル装置 - Google Patents

溶接機用二次ケーブル装置

Info

Publication number
JPH0638330Y2
JPH0638330Y2 JP4412288U JP4412288U JPH0638330Y2 JP H0638330 Y2 JPH0638330 Y2 JP H0638330Y2 JP 4412288 U JP4412288 U JP 4412288U JP 4412288 U JP4412288 U JP 4412288U JP H0638330 Y2 JPH0638330 Y2 JP H0638330Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handed
wire
strands
winding
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4412288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01146418U (ja
Inventor
信郎 佐竹
英雄 須田
正美 武士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP4412288U priority Critical patent/JPH0638330Y2/ja
Publication of JPH01146418U publication Critical patent/JPH01146418U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0638330Y2 publication Critical patent/JPH0638330Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶接機用二次ケーブル装置に係り、とくにケ
ーブル素線を組合せて成る溶接機用二次ケーブル装置に
関する。
〔従来の技術〕
第4図に、溶接ロボットのアーム部100と、これに接続
されている溶接機用2次ケーブル(以下、「溶接ケーブ
ル」という)200とを示す。
溶接ケーブル200は、接続端子によってアーム部100に固
定されている。この溶接ケーブル200は、第5図に示す
ようにより線から成る導線部201と、ケーブルジャケッ
ト202とを備えている。ケーブルジャケット202内には、
発熱により生じる導線部201の損傷を防止するため水冷
用の冷却水が流通する構成となっている。この冷却水
は、第5図に示すようにトランスの接続端子側からロボ
ットアーム部100の接続端子側に向けて流動し得るよう
になっている。第4図において符号203は冷却水チュー
ブを示す。
溶接ケーブルの導線部201は、一般には細い裸銅線と数
本より合せたより線によって形成されている。このより
線は、第5図に示すように、右巻きのより線にて形成さ
れた中心部のより線に対して左巻きのより線が周囲をヘ
ルカル状にとり巻いた構成となっている。
この溶接ケーブルにおけるより線のヘリカルな形状は、
導線部全体が曲げを受けたときに、その応力をねじり力
に変えて局部的な屈曲を避けることができる点で有効な
ものである。この場合、導線部201の内側と外側でヘリ
カルな形状の向きが逆となっているのは、そのねじり力
を相殺して接続端子に負担がかかるのを防止するためで
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる従来例にあっては、素線を例えば
中心部のより線にしても、又その外周部のより線にして
も、その適当量の素線を単に束にしてより合せたにすぎ
ないものであることから、各素線にともより線の巻き込
み方向に余裕がない状態となっており、これがため全体
的な屈曲に対して節がてき易く疲労強度を充分に設定し
得ない、という不都合があった。
さらに、導線部201は裸銅線を利用しているため、下記
の如き不都合が生じている。
冷却水による銅線の腐食が起こりやすい。
ロボットアームが動くときに、銅線同士が摩擦し合っ
ているため、商用周波数でも表皮効果が起こりやすくな
り、電流分布が偏って、表面が局部的に焼けこげてしま
う。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善
し、とくに、全体的な屈曲動作に対して損傷を生じるこ
となく、これに充分に対応することができる耐久性良好
な溶接機用二次ケーブル装置を提供することにある。
〔考案の第1実施例〕 以下、本考案の第1実施例を第1図ないし第2図に基づ
いて説明する。
この第1図ないし第2図に示す実施例は、溶接ケーブル
の導線部10が、2本の線材A,Bを右巻きに巻き合せて得
られる右巻き素線1Aと、他の2本の素線を左巻きに巻き
合せて得られる左巻き素線1Bとを基本とし、これら右巻
き素線1Aと左巻き素線1Bの適当量を更に右巻きと左巻き
とに巻き合せた二種類の巻き方の異るブロック線10A、1
0Bを形成するとともに、この二種類のブロック線のほぼ
等量を使用してこれらを一体的に組合わされた構成とな
っている。この場合、素線A,Bは、銅製の細線を素材と
したエナメル線が使用されている。
これをさらに詳述すると、第2図に示す溶接ケーブルの
導線部10は、下記の工程を経て形成されるようになって
いる(第1図参照)。
まず、単線から成る2本線材A,Bを右巻きに巻き合せて
右巻き素線1Aとするとともに、他の2本の線材A,Bを左
巻きに巻き合せて左巻き素線1Bを形成し、これらを2種
類の素線とする(素線2本構成)。
次に、2本の素線1A,1Bを右巻きに巻き合せて右巻き基
本線2Aとするとともに、他の2本の素線1A,1Bを左巻き
に巻き合せて左巻き基本線2Bを形成し、これらを2種類
の基本線材とする(素線4本構成)。
次に、上記基本線材である右巻き基本線2Aと左巻き基本
線2Bとを右巻きに巻き合せて右巻き単位線3Aとするとと
もに、他の右巻き基本線2Aと左巻き基本線2Bとを左巻き
に巻き合せて左巻き単位線3Bを形成し、これらを2種類
の単位線材とする(素線8本構成)。
更に、上記単位線材である右巻き単位線3Aと左巻き単位
線3Bとを右巻きに巻き合せて右巻きブロック線10Aとす
るとともに、他の右巻き単位線と左巻き単位線3Bとを左
巻きに巻き合せて左巻きブロック線10Bを形成し、これ
らを2種類のブロック線材とする(素線16本構成)。
そして、このようにして形成された二種類のブロック線
10A,10Bの複数本のほぼ等量を束にして第2図に示す溶
接ケーブルの導線部10が形成されている。
その他の構成は前述した従来例と同一となっている。
このため、本実施例においては、素線自身をヘリカル
に編むことでケーブル全体が柔軟になり、屈曲に対する
寿命を長くすることができ、互いに逆巻きのコイル状
素線を用いたことから導線部のインダクタンスを小さく
設定することができるという利点がある。
〔第2実施例〕 次に、第2実施例を第3図に基づいて説明する。この第
3図の実施例は、前述した第1図に示す工程によって形
成された右および左巻きブロック線10A,10Bを同数用い
て均等に混ぜ、右ヘリカルと左ヘリカルのブロック線群
を作り、第3図に示す如く一方を他方で包み込む構造と
したものである。第3図では外側の線材を一部切り開い
た状態を示す。
その他の構成は前述した第1実施例と同一となってい
る。
このようにしても、前述した第1実施例と同様の作用効
果を有するほか、右ヘリカルと左ヘリカルの手法によ
り、インダクタンスをさらに小さく抑えることができる
という利点がある。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され機能するので、これによ
ると、素線自身をヘルカルに編むことによりケーブル全
体が柔軟になり、屈曲に対しても充分に耐久性を備えた
ものとなり、互いに逆向きのコイル状素線を用いること
で導線部分のインダクタンスを小さく設定することがで
きるという従来にない優れた溶接機用二次ケーブルを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例における導線部の構造を示す
説明ず、第2図は第1図のようにして構成された導線部
の一部を示す説明図、第3図は第2実施例を示す説明
図、第4図ないし第5図は従来例を示す説明図である。 A,B……素線材、1A……右巻き素線、1B……左巻き素
線、2A……右巻き基本線、2B……左巻き基本線、3A……
右巻き単位線、3B……左巻き単位線、4A……右巻きブロ
ック線、4B……左巻きブロック線、202……ジャケッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−35218(JP,U) 実開 昭60−60823(JP,U) 実開 昭61−167319(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁材により形成されたケーブルジャケッ
    トと、このケーブルジャケット内に配設されたより線構
    造の導線部とを備え、 前記導線部が、 2本の線材を右巻きに巻き合せて得られる右巻き素線
    と、他の2本の素線を左巻きに巻き合せて得られる左巻
    き素線とを基本とし、これら右巻き素線と左巻き素線の
    適当量を更に右巻きと左巻きとに巻き合せた二種類の巻
    き方の異るブロック線を形成するとともに、この二種類
    のブロック線のほぼ等量を使用してこれらを一体的に組
    合わされた構成としたことを特徴とする溶接機用二次ケ
    ーブル装置。
JP4412288U 1988-03-31 1988-03-31 溶接機用二次ケーブル装置 Expired - Lifetime JPH0638330Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4412288U JPH0638330Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 溶接機用二次ケーブル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4412288U JPH0638330Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 溶接機用二次ケーブル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01146418U JPH01146418U (ja) 1989-10-09
JPH0638330Y2 true JPH0638330Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31270497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4412288U Expired - Lifetime JPH0638330Y2 (ja) 1988-03-31 1988-03-31 溶接機用二次ケーブル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638330Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01146418U (ja) 1989-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999023673A1 (en) Electrical cables and methods of making the same
JPH0638330Y2 (ja) 溶接機用二次ケーブル装置
JP2007325441A (ja) 電力用直流同軸ケーブルの帰路導体接続方法
JP3795203B2 (ja) 直流電力同軸ケーブル
JP4716160B2 (ja) 超電導ケーブル
JPH11111071A (ja) 海底電力ケーブル
JPS6346984Y2 (ja)
JP2021061208A (ja) 電線接続構造
JPH082885Y2 (ja) 水冷ケ−ブル
JP2007157447A (ja) 電線支持具
JPH0613579Y2 (ja) プレフォームドアーマーロッド
JP2599592Y2 (ja) 耐屈曲性ケーブル
JPS6344887Y2 (ja)
JP2001110252A (ja) 電力ケーブル用複合導体
JPH04282512A (ja) 超電導導体
JPS6121185Y2 (ja)
KR900008155Y1 (ko) 수냉 케이블
KR200350411Y1 (ko) 중심부의 금속선 다발을 탄소섬유 다발로 감아 둘러싸만든 전선
JPH0620523A (ja) 電力ケーブル用導体
JP2001210153A (ja) 水冷ケーブル
JPH0955128A (ja) 交流用超電導ケーブル
JPH0134818Y2 (ja)
JP2880279B2 (ja) 絶縁ジャンパー装置
JPS623913Y2 (ja)
JPH0137815B2 (ja)