JPH08227069A - 表示制御装置及び情報処理装置及び制御方法 - Google Patents

表示制御装置及び情報処理装置及び制御方法

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JPH08227069A
JPH08227069A JP7032259A JP3225995A JPH08227069A JP H08227069 A JPH08227069 A JP H08227069A JP 7032259 A JP7032259 A JP 7032259A JP 3225995 A JP3225995 A JP 3225995A JP H08227069 A JPH08227069 A JP H08227069A
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俊行 信谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示器に対応した変換後の画像データを得る
ことができ、チェックを目で確かめることを不要にでき
る。 【構成】 アプリケーション或いはOSの管理下の画像
データが変換され、フレームメモリ306に格納され
る。このとき、表示制御専用のCPU300が、レジス
タ505に転送中のワード位置を示すアドレスをセット
する。フレームメモリ502からFIFOメモリ502
に格納された画像データが表示器109に順次転送され
る最中、レジスタ505に格納された転送ワード位置を
示すアドレスのデータになったら、それがラッチ504
にラッチされる。CPU300はそのラッチ504にラ
ッチされたデータをリードする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示制御装置及び情報処
理装置及び制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報処理システム(或いは装
置)では、情報の視覚的表現機能を実現する手段として
表示装置を使用している。
【0003】一般にパーソナルコンピュータ等の情報処
理装置における表示装置の表示ドット数は640×40
0乃至640×480ドットであり、表示色もせいぜい
16色がほとんどであった。
【0004】ところが、近年では、OS(オペレーティ
ングシステム)及びハードウェアの発達に伴って、既存
の情報処理装置上に表示専用のボードやカードを装着す
ることで、表示ドット数は勿論、発色数も増やすことが
可能になってきた。所謂、グラフィックアクセラレータ
ボード(カード)である(以下、表示制御ボードとい
う)。
【0005】また、最近では、これまでのCRT装置に
変わるべく、その省スペースな特徴から液晶表示器(L
CD)が注目されている。
【0006】しかし、一般に液晶表示器は、その発色数
がCRTよりも少なく、画像データに対してある程度の
加工を行い、その結果を表示する必要がある。
【0007】例えば、出願人は、LCDの中の1つであ
る強誘電性液晶(Ferroelectric Liquid Crystal)の液
晶セルを用いた表示器(以下、FLCDという)を既に
提案してる。FLCDの特徴の1つは、その液晶セルが
電界の印加に対して表示状態の保存性を有する点にあ
る。すなわち、FLCDは、その液晶セルが十分に薄い
ものであり、その中の細長いFLCの素子は、電界を除
いてもそれぞれの配向状態を維持するものである。この
ようなFLC素子は、その双安定性により、それを活用
したFLCDは表示内容を記憶する特性を有する。この
ようなFLC及びFLCDの詳細は、例えば特願昭62
−76357号に記載されている。
【0008】さて、このFLCDはその発色数は今のと
ころ16色である。しかし、誤差拡散処理等の2値化処
理を施すことで、見かけ上の発色数はこれより数段多く
することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】さて、FLCD等の液
晶表示器を出力対象としたグラフィックアクセラレータ
ボードを考えてみると、そのボード内には少なくとも液
晶表示器に表示するためのデータに変換する回路が必要
になる。
【0010】しかして、かかる回路が正しく動作するか
どうかは、FLCD(勿論正常に動作することを確認済
みのもの)をそのボードに接続し、サンプル画像を表示
させ、それを人間の目で見て、欠陥部分があるかどうか
を判断するしかない。これは、検査する人に対し多大な
負担である。
【0011】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明は係る問題点に鑑みなされたものであ
り、表示器に対応した変換後の画像データを得ることが
でき、チェックを目で確かめることを不要にできる表示
制御装置及び情報処理装置及び制御方法を提供しようと
するものである。
【0012】この課題を解決するため、例えば本発明の
表示制御装置は以下の構成を備える。すなわち、表示器
の表示制御を行う表示制御装置であって、表示画像の元
になる画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記表
示器の表示形式のデータを記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶された画像データを、前記表
示器に対応するデータ形式に変換し、前記第2の記憶手
段に出力する変換手段と、上位装置からの所定の指示に
従って、前記第2の記憶手段から前記表示器に転送され
るデータの少なくとも一部を当該上位装置に出力する出
力手段とを備える。
【0013】ここで、本発明の好適な実施態様に従え
ば、前記表示器は、表示内容の記憶保持性を有すること
が望ましく、特に、強誘電性液晶表示器であることが望
ましい。
【0014】これにより、第2の記憶手段から表示器に
転送する画像は、任意の位置でよくなり、その最中の表
示画像が不自然になることもない。
【0015】また、前記上位装置からの指示は、前記表
示器に転送する画像のラインのアドレス及び転送単位に
基づく位置アドレスが含まれることが望ましい。これに
より、所望とする位置の画像データを得ることが可能に
なる。
【0016】また、前記上位装置は、汎用情報処理装置
であって、表示制御装置は当該汎用情報処理装置に設け
られた拡張バスに接続されることがのぞましい。これに
よって、表示制御装置は、専用の情報処理装置に限るも
のではなくなり、一般の情報処理装置に使用できるよう
になる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0018】<情報処理システムの構成>図示におい
て、101は情報処理システム全体を制御するCPU、
102aはアドレスバス、コントロールバス、データバ
スからなる高速転送を可能とするバス(例えばPCIバ
ス)、102bはバス102aほどは早くないが、デー
タ転送を行う中速バスである。103はブートプログラ
ムやBIOS等を記憶しているシステムROMである。
104は、RAMで構成され、OS及び各種アプリケー
ションがロードされてるメインメモリである。105
a、105bは、異なるバス間の調停を行うブリッジで
ある。106はビデオキャプチャコントローラであっ
て、ビデオカメラ107などから出力される映像を本装
置に取り込むための回路である。
【0019】108は、実施例における主要部分である
ディスプレイコントローラであって、FLCD109に
表示するための画像への変換を行う(このディスプレイ
コントローラ108及びFLCD109についての詳細
は後述する)。
【0020】110はオーディオサブシステムであり、
マイクなどからの音源からの信号をサンプリングしてデ
ジタルデータに変換したり、そのデジタルデータをアナ
ログ信号に変換してスピーカーなどから出力する処理を
行う。
【0021】111は水晶発振器などで構成され、計時
する機能をも有するリアルタイムクロック、112はキ
ーンボードコントローラであってキーボードからのキー
入力信号やポインティングデバイスからの入力信号を受
け、CPU101に通知する。
【0022】113はI/Oコントローラであって、図
示の如く、フロッピーディスクドライブ(FDD)、ハ
ードディスクドライブ(HDD)をはじめとし、シリア
ルインターフェース、パラレルインターフェースをも備
えており、汎用装置を接続可能にしている。ここで、H
DDには、実施例のシステムのOS(オペレーティング
システム)や各種アプリケーションが格納されているも
のである。
【0023】尚、上記構成において、ディスプレイコン
トローラ108内部には、表示用のRAM(VRAM)
と、そのVRAMに格納された画像をFLCD109に
表示させるための処理を行う回路群を含んでいる。そし
て、このディスプレイコントローラ108は、システム
に固定的に接続されていても良いし、通常、ワークステ
ーションやパーソナルコンピュータに代表される情報処
理装置に設けられた拡張スロットと呼ばれる部分にカー
ド(もしくはボード)として接続されるものであっても
よい。すなわち、実施例のFLCD109及びそのディ
スプレイコントローラ108は、如何なる形態でシステ
ムに組み込まれても構わないし、外部に独立した装置と
して接続されても構わない。尚、FLCD109が情報
処理装置とは別体になったいる場合には、ディスプレイ
コントローラ109とはケーブルで接続されている。
【0024】いずれにせよ、本システムにおいては、メ
インメモリ104にI/Oコントローラ113を介し
て、OSやアプリケーションをロードしそれを実行す
る。実行中の画面情報はディスプレイコントローラ10
8内に設けられたVRAMに格納することでFLCD1
09に表示させることになる。尚、動作するOSやアプ
リケーションは何でも良く、例えばOSとしては米国マ
イクロソフト社のMS−WINDOWSがあり、同OS
上で動作するアプリケーションなどである。
【0025】また、先に説明したように、本システムが
パーソナルコンピュータ等であって、その汎用スロット
にディスプレイコントローラ108を接続させた場合、
そのコントローラ108内のVRAMに対して像を書き
込む必要があるが、この処理はHDD等に記憶されたF
LCD専用のデバイスドライバ(ソフトの一種)を起動
することで行うことになる。
【0026】<画像データの流れの説明>さて、上記実
施例のシステムにおける画像の表示に関するデータの流
れの概念を図2に示す。
【0027】アプリケーションもしくはOSが、ディス
プレイコントローラ108内のVRAMに対して書き込
みを行うと、それを2値化中間調処理(実施例では誤差
拡散(ED)処理)を行い、それをFLCD109の1
画面分の容量を有するフレームメモリ(各画素4ビット
=R,G,B,I)に書き込む。このフレームメモリの
内容をFLCD109に転送し、表示する。つまり、一
般の表示装置では、VRAMの内容がそのまま表示装置
に転送されていたのに対し、実施例におけるディスプレ
イコントローラ108には、VRAMと、表示器である
FLCD109との間に、フレームメモリを介在させる
ものである。
【0028】<ディスプレイコントローラ及びFLCD
の説明>図3に、実施例におけるディスプレイコントロ
ーラ108の具体的なブロック構成を示す。
【0029】図示において、300はディスプレイコン
トローラ108内に設けられ、当該コントローラ全体の
制御を司るCPUである。このCPU300は、ROM
308に格納されているプログラムにしたがって動作す
ることになる。
【0030】301はVRAMであり、1画素に対して
R,G,Bそれぞれが1バイト(8ビット)が割り当て
られている(計3バイト=24ビット=約1670万
色)。一般に、RGB各色要素に対して8ビットを与え
たとき、それでもって再現されるカラー画像はフルカラ
ー画像と呼ばれる。なお、実施例においては、1280
×1024ドットサイズの画像を記憶可能な容量を有し
ている(1280×1024×3≒4Mバイト)。
【0031】302はVRAM301に対するアクセス
を制御するためのSVGAであり、情報処理システム側
のCPU101からの指令に基づいてVRAM301へ
の描画(書き込み)及び読み出しを行うことが可能にな
っている。また、CPU101からの指令に基づいて図
形等の描画を行う機能も備え、後述する機能をも備え
る。なお、VRAMに対して各種図形の描画を行ったり
するためのLSIは、ディスプレイコントロールチップ
として広く用いられるものであり、それ自身は公知のも
のである。
【0032】303は書き込み検出/フラグ生成回路で
あって、SVGAチップ302がVRAM301に対す
る書き込み(描画処理)を行うとき、そのライトイネー
ブル信号(実際はチップセレクト信号も含む)をトリガ
にして、書き込みアドレスを検出し、何ライン目が更新
されたかを演算し、それを保持する。
【0033】より詳細を説明すると、この回路303
は、SVGAチップ302がVRAM301に対して書
き込みを行うときのライトイネーブル信号を活用し、そ
のとき出力されていたアドレスを不図示のレジスタにラ
ッチする。そして、そのラッチされたアドレスデータか
ら何ライン目に対して書き込みが行われたのかを演算し
(書き込みアドレスを1ラインのバイト数で割る回路で
算出できる)、書換えられたラインに対応する領域フラ
グに“1”をセットする。実施例におけるFLCD10
9の画面全体のライン数は1024(0ライン目〜10
23ライン目)であり、各領域は32ラインを1単位と
しているので、領域フラグは合計32(=1024/3
2)ビットである。すなわち、この32ビットのフラグ
における各ビットは、0〜31ライン目、32〜63ラ
イン目、…、992〜1023目の各領域に対する書き
込みがあったかどうかを保持する。
【0034】1ライン毎に書換えられたかどうかを保持
するのではなく、ある程度のライン数を単位としている
のは、一般に、表示画像を変更する際には1ラインのみ
の書換えはほとんどなく、複数ラインにまたがっている
ためである。なお、1領域に対して割り当てるライン数
は32に限定されるものではなく、これ以外であっても
良い。ただし、あまり少ないと領域フラグのビット数が
多くなる。また、後述する部分書換え処理の指示回数も
その分だけ多くなって、オーバーヘッドが発生する割合
が高くなる。また、割り当てるライン数が大きすぎる
と、部分書換えの処理の不要部分が多くなる可能性が高
くなるという不具合も発生する。この理由で、32ライ
ンとした。
【0035】また、説明は後述するが、FLCD109
の全表示可能は1280×1024であるが、それ以外
のドット数でも表示できるようにするため(例えば10
24×768、640×480など)、書換えラインを
算出するために使用する1ラインの情報量はプログラマ
ブルになっている。表示ドット数の変更は、情報処理装
置側のCPU102(その時に動作しているプログラム
は、本実施例におけるディスプレイコントローラの制御
ドライバ)からの指示に基づく。
【0036】以上説明した書換え検出/フラグ生成回路
303は、VRAM301に対して書き込んだ32ライ
ン単位の領域に対して書換えられたことを検出すると、
その領域フラグの内容をCPU300に通知する。ま
た、後述するように、CPU300からの要求に応じ
て、領域フラグをゼロクリアすることも行う。
【0037】304はラインアドレス生成回路であっ
て、CPU300から指示されたラインの先頭アドレス
及び、そのラインからのオフセットライン数を受け、S
VGAチップに対して、データ転送のためのアドレス及
びその制御信号を出力する。SVGAチップ302は、
このアドレスデータ及び信号を受け、該当するラインか
ら指示されたのライン数の画像データ(RGB各8ビッ
ト/1ピクセル)を以下に説明する2値化中間調処理回
路305に出力する。
【0038】2値化中間調処理回路305は、SVGA
チップ302から転送されてきた画像データ(1画素当
たりRGB各8ビット)を誤差拡散法に基づいてRGB
及び輝度信号I(各1ビットで計4ビット)に量子化す
る。なお、RGB各8ビットからRGBを各1ビットに
2値化するとともに、輝度の高低を示す2値信号Iを生
成する技術が既に本願出願人が提案している(例えば、
特願平4−126148号)。また、この2値化中間調
処理回路305には、その処理を遂行するため、誤差拡
散処理で必要なバッファメモリが内蔵されている。
【0039】なお、この2値化中間調処理回路305
は、CPU300からの指示に基づいて、2値化する場
合のパラメータとなる誤差拡散テーブル(パラメー
タ)、出力するライン位置及びライン数を受け、それに
従って出力する。誤差拡散テーブルを固定とはせず、C
PU300から動的に設定できるようにしたのは、例え
ば、情報処理装置側のCPU101からの指示に基づい
て配色などを変更できるようにするためである。
【0040】306は、FLCD109に表示する画像
(1画素につきRGBI各1ビットのデータ)を記憶す
るフレームメモリである。先に説明したように、実施例
におけるFLCD109は1280×1024ドットで
あり、各ドットは4ビットであるので、1Mバイト(計
算では640Kバイト)の容量を有している。
【0041】307はフレームメモリの書き込み及び読
み出し、そして、FLCD109への転送を制御するフ
レームメモリ制御部である。詳細は後述するが、2値化
中間調処理回路305から出力されたRGBIのデータ
をフレームメモリ306に格納すると共に、CPU30
0により指示された領域をFLCD109に出力する処
理を行う(一旦、FIFOメモリ307aに1ライン分
を格納してから転送する)。また、あるまとまったライ
ン数の画像データをFLCD109に転送処理している
場合を除き(すなわち、CPU300から転送指示され
た画像データの転送が完了して、次の転送指示がない場
合に)、FLCD109からその最後の1ライン分の転
送のためのリクエストを受けた場合、その旨をCPU3
00に割り込み信号として通知する。尚、FLCDに転
送する際のデータフォーマットは、RGBIの計4ビッ
トを一組としており、フレームメモリ306にもこの形
式でデータが格納されている。
【0042】さらに、このフレームメモリ制御回路30
7は、2値化中間調処理回路305からの画像データを
フレームメモリに格納完了した場合にも、その旨の割り
込み信号をCPU300に出力する。そしてまた、CP
U300から指示されたラインの画像データの転送が完
了した場合(複数ラインの転送の指示があれば、指示さ
れたライン数の画像データの転送が完了した場合)に
も、その旨の割り込み信号をCPU300に出力する。
【0043】さて、上述した構成において、今、情報処
理装置本体のCPU101がOS或いはアプリケーショ
ン等のから、文字や図形等の描画要求を受けると、それ
に対するコマンドあるいはイメージデータをCPU10
1がディスプレイコントローラ108内のSVGAチッ
プ302に出力する。SVGAチップ302は、イメー
ジデータを受信した場合にはそのイメージをVRAM3
01の指示された位置に書き込み、図形データ等の描画
コマンドを受けるとVRAM301に対して対応する位
置にその図形イメージを描画する。すなわち、SVGA
チップ302はVRAM301に対して書き込み処理を
行う。
【0044】書換検出/フラグ生成回路303は、先に
説明したように、SVGAチップ302の書き込みを監
視している。この結果、書き込みの行われた領域に対す
るフラグをセットしていくと共に、それをCPU300
に知らせる。
【0045】CPU300は、書換検出/フラグ生成回
路303に格納されている領域フラグをリードすると共
に、書換え検出/フラグ生成回路303に対してその領
域フラグをリセットし、次回の書換えに備える。尚、こ
のリセット動作は、読み出しと同時に行うようハード的
手段を用いても良い。
【0046】さて、CPU300はリードした領域フラ
グから、どのビットがセットされているか、すなわち、
どの領域(複数ある場合もある)に対して書換えが行わ
れたかを判断する。そして書換えが行われたと判断した
領域をVRAM301から2値化中間調処理回路305
に転送すべく、その転送開始ラインの先頭アドレス(通
常は画面左隅のアドレス)と、その位置から何ラインの
画像を転送するかを示すデータを、ラインアドレス生成
回路304に対して出力する。
【0047】ここで注目する点は、VRAM301の例
えば10番目の領域、すなわち、320〜351ライン
の領域に書き込みが行われたことを検出した場合、ライ
ンアドレス生成回路に、320ライン目の先頭画素のア
ドレスとそこから32ライン分の転送を行わせる指示を
行うのではなく、320ライン目より5ライン前のライ
ン(315ライン目)の先頭画素アドレスからの転送を
行なわせる。つまり、315ライン目〜351ラインに
対しての転送指示を行なわせる。理由は以下の通りであ
る。
【0048】一般に誤差拡散処理を行う場合、発生した
誤差を未処理の画素群に拡散するため、重み付け要素値
(配分の比率を示す値)を有する2次元的なマトリック
スを用いる。発生した誤差は、次々と伝播していく。こ
こで、2つの画素A,Bを想定し、画素Aの位置で2値
化処理したときに発生する誤差の画素B(未処理の画
素)の位置に与える影響を考える。この場合、B画素に
与えるA画素で発生した誤差の影響は、AB画素間の距
離が大きいほど小さくなる。換言すれば、その距離があ
る程度あれば、B画素位置に与えるA画素からの誤差の
影響は無視できるほど小さい。上記5ラインは、かかる
理由を根拠にしている。尚、誤差の影響を無視できるた
めの距離は、誤差拡散のマトリックスのサイズ及び重み
付け要素値に依存して決まる。また、実施例における2
値化中間調処理回路305での誤差拡散処理は、画像の
左上隅から右下隅に向かうものとしているのは、上記説
明から理解できよう。
【0049】また、CPU300は、2値化中間調処理
回路305に対しては2値化中間調処理結果のラインデ
ータのどの部分を出力するのかを示す指示を与える。
【0050】すなわち、先に示したように、VRAM3
01の320ライン〜351目の領域に対して書き込み
がなされた場合には、315〜351ライン目のデータ
が2値化中間調処理回路305に転送されるが、CPU
300は2値化中間調処理回路305に対してはライン
320〜351ラインのデータを出力するよう指示す
る。
【0051】以上の結果、2値化中間調処理回路305
からは、319ライン目以前の未変更部分の画像の影響
を受けた、320〜351ラインのデータをフレームメ
モリ制御部307に出力することになる。
【0052】フレーム制御メモリ回路307は、CPU
300からの指示に基づいて、2値化中間調処理回路3
05より出力されてきたライン単位のデータ(1画素に
つき4ビット)を対応するフレームメモリ306に書き
込んでいく。すなわち、CPU300は、2値化中間調
処理回路から出力されるライン数及びその先頭のライン
が画像の何ライン目であるのか知っているわけであるか
ら、フレームメモリ制御回路307に対し、入力するラ
インのアドレス(フレームメモリ306に対する書き込
み先頭アドレス)及び連続して何ライン分のデータを書
き込むのかを示すデータをセットする。
【0053】こうして、フレームメモリ306には、書
換えられた(更新された画像)の部分のみの画像、しか
も書換えられていない画像との接合部分が自然な画像が
書き込まれることになる。尚、フレームメモリ制御回路
307は、CPU300から指示された領域に対する、
2値化中間調処理回路305から転送されたデータのフ
レームメモリ306への格納を完了すると、先に示した
割り込み信号を発生する。
【0054】ところで、実施例における2値化中間調処
理回路305の処理速度は、1画面分にして現時点では
約1/30秒である。これはCRT等の垂直同期信号が
60Hz程度であるのに対して、約半分である。しかし
ながら、画面全体が書換えることは、通常のアプリケー
ションを使用している限りは希である。換言すれば、2
値化中間調処理回路305が処理するライン数は実際は
それほど多くなく、必然、処理量が少ないから画面全体
として見た場合の処理が完了するまでの期間は、CRT
の表示更新期間と比較してさほど変わらないか、半分の
領域以下であればむしろCRTより速い。
【0055】また、フレームメモリ制御回路307は、
CPU300からFLCD109に対する出力指示も受
ける。出力指示は、FLCD109へどのライン(ライ
ンの先頭アドレス)から何ライン分(連続ライン数)を
転送するかを指示する。フレームメモリ制御回路307
はこの指示を受けると、1ラインずつ画像データをフレ
ームメモリよりFIFOメモリ306aに読み込み、そ
れをFLCD109に転送する。こうして一連の転送が
完了した場合、CPU300に対してその旨を通知する
割り込み信号を発生する。これは先に説明した通りであ
る。
【0056】ここで、フレームメモリ制御部307がF
LCD109に転送するデータフォーマットを示すと図
6に示す通りである。図示の如く、実施例におけるデー
タ転送は1ワード16ビット単位とし、先頭に書き込み
ラインアドレスを付加し、その後に4画素分(水平方向
に連続する4画素分のデータ)の画像データを付加しし
て転送する。
【0057】FLCD109はかかるデータを受け、そ
の先頭のアドレスに従って、その直後から続くデータを
FLCD109の駆動のために使用する。
【0058】尚、2値化中間調処理回路305からの書
き込みが複数の不連続の領域の処理結果を出力すること
もあり、且つ、フレームメモリ制御回路307に対する
FLCD109への転送指示は、前回のFLCDへの転
送の完了の通知を受けてからであるので、フレームメモ
リ306に書き込まれた画像データが直ちに、FLCD
109に出力される画像データとなるとは限らない。す
なわち、上記の如く、フレームメモリ306を介して処
理することで、VRAM301への書き込みと、FLC
D109への出力はまったく非同期に処理することにな
る。
【0059】図4に実施例におけるFLCD109のブ
ロック構成図を示す。図示において、400はFLCD
全体の制御を司るコントローラであり、401はFLC
である。402はFLC401の行方向(ライン)の1
つを選択するための回路であり、403は1ライン分の
記憶容量を有するレジスタである。
【0060】コントローラ400は、図6に示した形式
データを、ディスプレイコントローラ108から受信
し、その先頭の書き込みアドレスを調べると共に、それ
以降に受信した画素データRGBIRGBI…のデータ
をレジスタ403に供給する。そして、書き込みアドレ
スで示されるラインを選択するよう行方向選択回路40
2に指示し、FLCの表示更新を行なわせる。また、こ
のコントローラ400は、不図示の温度センサより得た
温度に依存した時間間隔(60〜70μsecの範囲で
変動する)でディスプレイコントローラ108に対して
データ転送要求信号を発生する。
【0061】フレームメモリ制御回路307は、例えば
32ライン分の転送要求をCPU300から指示されて
いる場合、このデータ転送要求を受ける度に、先に示し
たフォーマットに従って1ライン単位に出力する。こう
して、指示された全てのラインの転送が完了し、次の転
送要求指示を受けていない場合であって、尚且つ、FL
CD109からデータ転送要求信号を受けると、その旨
をCPU300に割り込み信号として通知する。
【0062】CPU300はこの通知を受けると、部分
書換えした画像の未転送データがあるか判断し、もしな
ければ、フレームメモリ306内に格納されている全画
面の画像データをインタレース方式で、FLCD109
に転送指示させる。すなわち、この割り込み信号を受信
する度に、1ライン目、3ライン目…1023ライン
目、2ライン目、…1024ライン目という順序で、1
ラインずつ転送を行なわせるべく、フレームメモリ制御
部307に指示を与える。尚、実際には、FLCD10
9からの転送要求信号が来た場合には、次の転送要求信
号が来た場合に転送させるラインの指定を行う。
【0063】上記如く、画像に変動がない場合に、イン
タレース転送する理由は以下の通りである。
【0064】実施例で使用したFLCD109は、先に
説明したように、表示画像を記憶保持する機能を有する
ので、理論上、変更箇所のみの画像の転送を行えば良
い。しかし、全く変更がなくリフレッシュすることがな
い画像と、変更があって新たに駆動表示された(部分書
換えられた)画像との境界での輝度に微小ならが差が発
生することがあるからである。
【0065】すなわち、実施例におけるFLCD109
は、表示画像の部分的な更新があった場合には、その更
新された部分のみでFLCDの表示を更新するが、表示
画像に対する変化がない場合には、フレームメモリ30
6内の全画像をインタレース的にFLCD109に転送
する処理を行う。各ラインを順次転送するのではなく、
インタレース転送する理由は、一般に、液晶表示器はそ
の応答が早くないので、見かけ上の表示画像の更新を早
くするためである。
【0066】<ディスプレイコントローラのチェック法
>さて、上記実施例におけるディスプレイコントローラ
108においては、最終的なFLCD109に転送する
画像データは、VRAM301ではなく、フレームメモ
リ306に格納される。
【0067】本実施例では、FLCD109が正常に動
作することがチェック済みであったら、ディスプレイコ
ントローラ108の動作が正常かどうかをチェックする
のに、わざわざFLCD109を接続することなく(も
しくは接続されたFLCD109の表示画面を監査する
ことなく)、それを実現させようとするものである。
【0068】これを実現する実施例のフレームメモリ制
御回路306のブロック構成を図5に示す。尚、同図に
おいては、このチェックに関する部分のみを示してお
り、その他の部分に関しては示していない。しかしなが
ら、その部分に関しては、先に説明した内容から十分理
解できるであろう。
【0069】さて、図5において、501はラインアド
レス発生回路であり、FLCDに転送するデータの先頭
のアドレス情報(FLCD109のどのラインのデータ
かを示す情報であり、図6における先頭ワードの情報)
を発生するものである。尚、このラインアドレス発生回
路501は、CPU300によって指示されたラインア
ドレスがセットされ、且つ、転送ライン数が複数ある場
合には、1ライン転送するごとにそのアドレスを次ライ
ンのアドレスに更新する。
【0070】502は1アドレス情報+1ライン分の画
像データ(RGBI)のデータを格納可能なFIFOメ
モリである。実施例では1ラインが1280画素であ
り、転送バスは16ビット(=1ワード)であるので、
1280×4(ビット)=640バイトとなり、FIF
Oメモリ502は320ワード+1付加ワードで計32
1ワードのメモリ容量を備える。
【0071】504はラッチ回路であり、505はCP
U300から指示されたアドレスを格納するレジスタで
ある。506はカウンタであり、FIFOメモリ502
からFLCD109へ1アドレス+1ライン分の画像デ
ータを転送しているとき(不図示の転送イネーブル信号
がアクティブの期間)、その区間における不図示の転送
クロックを計時し、レジスタ505に保持されたアドレ
スと合致した場合に、ラッチ504に対してクロック2
回連続してラッチ信号を出力する。
【0072】上記構成において、今、CPU300が、
転送データの任意のアドレスをレジスタ505に格納さ
せ、フレームメモリ制御回路307に対して所望とする
ラインの転送を行なわせるようにすると、結果として、
ラッチ504には、そのラインの任意のアドレス(1ラ
イン中の任意のアドレス位置)のデータとその次のデー
タを保持させることが可能になる。より詳しくは、指定
した転送データ中の任意の2ワード(8画素分のデー
タ)を抽出することが可能になる。
【0073】従って、CPU300は、このときラッチ
504に格納されているデータをリードすることで、F
LCD109に転送されることになっていたデータをチ
ェックすることが可能になる。勿論、レジスタ505に
“0”をセットさせることで、書き込みラインアドレス
の内容を抽出することも可能である。
【0074】さて、上記構成における、実施例のディス
プレイコントローラのチェック処理を図7及び図8のフ
ローチャートに従って説明する。尚、図7のフローチャ
ートにかかるプログラムは、情報処理システムのCPU
101が実行するものであり、HDD等に記憶されてい
るものであり。また、図8のフローチャートに対応する
プログラムはディスプレイコントローラ108内のRO
M308に記憶されているものであり、CPU300に
より実行されるものである。
【0075】まず、図7のフローチャートに従って説明
する。
【0076】ステップS1では、サンプル画像データも
しくはそのサンプル画像を描画するためのデータをHD
Dなどから読み出し、本実施例のディスプレイコントロ
ーラ108(正確にはVRAM301)に転送もしくは
描画を行なわせる。尚、一般に、ポインティングデバイ
スに連動するグラフィックカーソルは表示しないように
する。理由は、カーソルが、チェック期間中に表示さ
れ、それが移動してしまうと、そのためのVRAM30
1の書き込みが行われることになり、変換結果が予測を
越えたものとなるからである。
【0077】ステップS2に処理が進むと、チェックが
終了したかどうかを判断する。未終了であると判断した
場合には、ステップS3に進み、ディスプレイコントロ
ーラ108内のCPU300に対して、何番目のライン
の、何番目のワードアドレスを読み出すかを指示する。
【0078】ステップS4に処理が進むと、ディスプレ
イコントローラ108(CPU300)から、先に指示
した位置の変換後のデータ(実施例では2ワード=8画
素分のデータ)を受信し、HDDなどに予め記憶してお
いたサンプル画像に対する正常な変換後の画像データと
比較する。
【0079】この比較結果、正しいことがわかったら次
の指示を行うべく、処理はステップS2に戻る。
【0080】一方、不整合であると判断したら、処理は
ステップS5に進んで、その不整合のあったデータ及び
その位置をメインメモリ104(或いはHDDなど)に
格納する処理を行ない、ステップS2に戻る。
【0081】こうして、1画面分のチェックが終了する
と、処理はステップS6に進んで、メインメモリ104
にチェック結果のデータが存在しない場合には正常であ
る旨のメッセージ、もしあれば、どの位置のデータが異
常であるか等のメッセージを表示する。尚、メッセージ
の表示にとどまらず、所定のLEDを点灯又は点滅させ
たり、ブザーなどで報知してもよい。
【0082】次にディスプレイコントローラ108内の
CPU300の動作処理手順を図8のフローチャートに
従って説明する。尚、本フローチャートは、CPU10
1から指示を受けた場合の割り込みルーチンを示してい
る。
【0083】まず、ステップS11において、CPU1
01からの指示された指示データを取り込み、ステップ
S12でその指示データで示されたラインアドレス中の
取り出しワードアドレスをフレームメモリ制御回路30
7中のレジスタ505にセットする。そして、同じく指
示されたラインアドレスを設定し、そのラインの画像デ
ータのFLCD109への転送を行なわせる(ステップ
S13)。
【0084】転送が完了すると、フレームメモリ制御部
307はCPU300に対して割り込み信号を発するの
で、それを検出できる(ステップS14)。
【0085】処理がステップS15に進むと、フレーム
メモリ制御回路307のラッチに保持されているデータ
を読み出し、ステップS16で情報処理システム側のC
PUにそれを出力する。
【0086】以上説明したように、本実施例によれば、
ディスプレイコントローラ108内における処理が正常
に行われているのかどうかを診断できる。しかも、FL
CD109の画面を見ながら検査を行う必要もないの
で、検査作業が非常に楽になる。
【0087】尚、上記検査処理は、主として製造段階を
想定して説明したが、実際にユーザに使用されている環
境で行ってもよい。この場合には、情報処理装置の電源
投入時の初期段階で行っても良いし、ユーザが適宜その
指示を行った場合に実行させるようにしても良い。
【0088】<第2の実施例の説明>上記実施例では、
ディスプレイコントローラ109内部の処理が正常に動
作するか否かを検査するものであったが、これだと実際
にFIFOメモリ307とFLCD109間の転送が正
しく行われたのかを知ることはできない。実際は、それ
らの間にはインターフェースケーブルがあって、且つ、
ディスプレイコントローラ108とFLCD109には
それぞれ専用のインターフェース、ラインドライバ、及
びラインレシーバーが設けられている。従って、それら
基板の半田付け、基板のパターン、放射ノイズ低減用フ
ィルタ、コネクタの実装などは、チェック対象外となっ
てしまう。
【0089】そこで、本第2の実施例では、これをもチ
ェックする例を説明する。
【0090】図9は、第2の実施例におけるFLCD1
09のブロック構成図である。図4と異なるのは、シリ
アルインターフェース404とシステムとの同期を取る
ためのバッファとして作用するFIFOを備えた点であ
るので、その他の構成の説明は省略する。
【0091】このシリアルインターフェース404は、
例えばRS232Cのような汎用インターフェースであ
る。汎用インターフェースを用いた理由は、一般に、F
LCDを接続する対象の装置(パーソナルコンピュータ
やワークステーションなど)には、RS232C等のイ
ンターフェースは標準で搭載されているからである。
【0092】図10は、情報処理システム(装置)と、
第2の実施例におけるFLCD109及びディスプレイ
コントローラの接続関係を示している。図示の如く、F
LCD109からのシリアルケーブルは、情報処理シス
テム側のシリアルインターフェース(RS232C)に
接続される。
【0093】さて、図示の構成において、情報処理シス
テム側のCPU101は、自身の装置に備えられたシリ
アルポートを介して、FLCD109に対してテストを
行う旨のコマンドを送出し、サンプル画像をディスプレ
イコントローラ108内のVRAM301に書き込ませ
る。ディスプレイコントローラ108は、通常動作とし
てFLCD109へラインデータを出力する、又は、デ
ィスプレイコントローラ108内のCPU300に転送
するラインアドレスを指定する。
【0094】FLCD109側のコントローラ400
は、ディスプレイコントローラ108から受信したデー
タの先頭から順に、シリアルインターフェース404を
介して情報処理システムに出力する。情報処理システム
側のCPUは、転送指示を行ってから、シリアルポート
を介して受信したデータ(書き込みラインアドレス+1
ライン分のデータ)を受信し、整合性のチェックを行
う。尚、転送する順はインタレースの場合であっても良
い。この場合には、ラインアドレス付きでラインデータ
が送られてくるので、そのアドレスに従って情報処理シ
ステム側で表示データを組み立てることができる。
【0095】尚、チェック期間中、FLCD109に
は、そのチェック用の画像を表示しても良いし、しなく
ても良い。
【0096】また、先の第1の実施例では、検査する情
報量は2ワード、すなわち、8画素単位とし、本第2の
実施例では転送したデータ全体を一度に返送してもらう
ようにした。理由は、シリアル通信は、先の第1の実施
例と比較して、一般にその転送速度が遅く、1バイト単
位に要求して、転送してもらうようにすると、オーバー
ヘッド部分が多くなるためである。ただし、速度的に問
題がない、インターフェースを介してチェック処理を行
うのであれば、この限りではない。例えば、ディスプレ
イコントローラ108とFLCD109とが、相方向通
信できるインターフェースで接続されている場合には、
このように別途インターフェースをFLCDに設けるこ
とは不要である。
【0097】尚、上記実施例では、フレームメモリ制御
回路307は、CPU300から部分書換えによる転送
指示があった場合、その部分書換え画像の転送中では、
FLCD109からのデータ転送要求信号による割り込
み信号をCPU300に出力しないとしたが、その動作
中の状況に拘らず割り込み信号を出力するようにしても
良い。
【0098】この場合には、CPU300は、部分書換
え指示を行った場合に、転送するライン数を知っている
ことになるから、割り込み信号を受ける度に、カウント
ダウンし、その値を検査すれば、その割り込みが転送完
了による割り込みなのか、インタレース転送中の割り込
みなのかを判断できるからである。
【0099】また、上記実施例におけるCPU101や
CPU300の処理手順は、一例であって、これによっ
て本願発明が限定されるものではない。要は、先に説明
したごとく、部分書換え画像をFLCDに転送する際、
フレームメモリ306を介在させ、非同期に行うように
なっていれば良いからである。
【0100】尚、実施例におけるディスプレイコントロ
ーラ108或いはFLCD109は、始めから情報処理
装置と一体になっている構成でも、パーソナルコンピュ
ータで代表される装置が標準で備える拡張スロットに搭
載する場合でも構わない。
【0101】また、ディスプレイコントローラ108内
のCPU300は、ROM308に格納されたプログラ
ムに従って処理を行うとしたが、ROM308の代わり
に例えばRAM或いは書換え可能で記憶保持可能なEE
PROMであっても良い。
【0102】RAMで構成する場合には、情報処理装置
側の電源が投入された場合に、本FLCDインターフェ
ースを駆動するためのドライバソフトの初期段階で、デ
ィスプレイコントローラ108内のCPU300に対し
て該当するプログラムをダウンロードすれば良い。尚、
RAM或いはEEPROMにすることにより利点は、C
PU300の処理プログラムを変更することを容易にす
るためであると共に、プログラムのデバッグを容易にす
るためである。
【0103】従って、本実施例における情報処理装置或
いはFLCDインターフェース装置は、単独の装置であ
っても、複数の装置の組み合わせであっても良く、且
つ、外部からプログラムを供給する場合にも適応可能で
ある。
【0104】よって、本願発明は上記実施例によって限
定されるものではなく、本発明の趣旨をかえない限り
は、如何なる場合にも適応可能である。
【0105】また、実施例ではFLCD、すなわち、強
誘電性液晶表示器を例にして説明した。そして、その表
示色は16色として説明したが、これによっても本発明
が限定されるものではない。要は、VRAMに格納され
た画像データに対して何等かの加工処理を施し、それを
受けて表示する装置に適応可能だからである。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示器に対応した変換後の画像データを得ることができ、
チェックを目で確かめることを不要にできる。
【0107】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における情報処理システムのブロック構
成図である。
【図2】実施例のシステムにおける画像の表示に関する
データの流れの概念を示す図である。
【図3】実施例におけるディスプレイコントローラの具
体的なブロック構成を示す図である。
【図4】実施例におけるFLCDのブロック構成図であ
る。
【図5】実施例におけるフレームメモリ制御回路の一部
ブロック構成図である。
【図6】実施例におけるFLCDへ転送されるデータの
フォーマットを示す図である。
【図7】実施例における情報処理システム側で動作する
チェック処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】実施例におけるチェック処理時におけるディス
プレイコントローラ内のCPUの動作処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】第2の実施例におけるFLCDのブロック構成
図である。
【図10】第2の実施例における情報処理システムとF
LCD及びディスプレイコントローラの接続関係を示す
模式図である。
【符号の説明】
300 CPU 306 フレームメモリ 307 フレームメモリ制御回路 501 ラインアドレス発生回路 502 FIFOメモリ 503 合成器 504 ラッチ 506 カウンタ 505 レジスタ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器の表示制御を行う表示制御装置で
    あって、 表示画像の元になる画像データを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記表示器の表示形式のデータを記憶する第2の記憶手
    段と、 前記第1の記憶手段に記憶された画像データを、前記表
    示器に対応するデータ形式に変換し、前記第2の記憶手
    段に出力する変換手段と、 上位装置からの所定の指示に従って、前記第2の記憶手
    段から前記表示器に転送されるデータの少なくとも一部
    を当該上位装置に出力する出力手段とを備えることを特
    徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示器は、表示内容の記憶保持性を
    有することを特徴とする請求項第1項に記載の表示制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示器は、強誘電性液晶表示器であ
    ることを特徴とする請求項第2項に記載の表示制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記上位装置からの指示は、前記表示器
    に転送する画像のラインのアドレス及び転送単位に基づ
    く位置アドレスが含まれることを特徴とする請求項第1
    項に記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記上位装置は、汎用情報処理装置であ
    って、表示制御装置は当該汎用情報処理装置に設けられ
    た拡張バスに接続されることを特徴とする請求項第1項
    に記載の表示制御装置
  6. 【請求項6】 情報を処理して所定の表示制御回路を介
    して表示器に画像を表示する情報処理装置であって、 前記表示制御回路は、 表示画像の元になる画像データを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記表示器の表示形式のデータを記憶する第2の記憶手
    段と、 前記第1の記憶手段に記憶された画像データを、前記表
    示器に対応するデータ形式に変換し、前記第2の記憶手
    段に出力する変換手段と、 上位回路からの所定の指示に従って、前記第2の記憶手
    段から前記表示器に転送されるデータの少なくとも一部
    を当該上位回路に返送する返送手段とを備えることを特
    徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記表示器は、表示内容の記憶保持性を
    有することを特徴とする請求項第6項に記載の情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記表示器は、強誘電性液晶表示器であ
    ることを特徴とする請求項第7項に記載の情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記上位回路からの指示は、前記表示器
    に転送する画像のラインのアドレス及び転送単位に基づ
    く位置アドレスが含まれることを特徴とする請求項第6
    項に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御回路は、情報処理装置に
    設けられた拡張バスに接続された別個の回路であること
    を特徴とする請求項第6項に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 表示画像の元になる画像データを記憶
    する第1の記憶手段と、表示器の表示形式のデータを記
    憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶さ
    れた画像データを、前記表示器に対応するデータ形式に
    変換し、前記第2の記憶手段に出力する変換手段と、上
    位回路からの所定の指示に従って、前記第2の記憶手段
    から前記表示器に転送されるデータの少なくとも一部を
    当該上位回路に返送する返送手段とを備える表示回路を
    有する情報処理装置の制御方法であって、 前記表示制御回路の第1の記憶手段にサンプル画像を格
    納し、 前記指示を与えることで、前記表示器への転送データを
    前記返送手段を介して読み取り、 読み取った画像データを検査することを特徴とする情報
    処理装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記表示器は、表示内容の記憶保持性
    を有することを特徴とする請求項第11項に記載の情報
    処理装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記表示器は、強誘電性液晶表示器で
    あることを特徴とする請求項第12項に記載の情報処理
    装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記上位回路からの指示は、前記表示
    器に転送する画像のラインのアドレス及び転送単位に基
    づく位置アドレスが含まれることを特徴とする請求項第
    11項に記載の情報処理装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記情報処理装置は汎用情報処理装置
    であって、表示制御回路は当該汎用情報処理装置に設け
    られた拡張バスに接続される別個の回路であることを特
    徴とする請求項第11項に記載の情報処理装置の制御方
    法。
  16. 【請求項16】 表示画像データを転送した場合、当該
    転送した表示データの少なくとも一部を返送する返送手
    段を備える表示器を有する情報処理装置であって、 表示画像の元になる画像データを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記表示器の表示形式のデータを記憶する第2の記憶手
    段と、 前記第1の記憶手段に記憶された画像データを、前記表
    示器に対応するデータ形式に変換し、前記第2の記憶手
    段に出力する変換手段と、 第2の記憶手段に記憶されたデータを前記表示器に転送
    する転送手段と、 前記表示器の返送手段から返送されてきた画像データを
    検査する検査手段とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  17. 【請求項17】 前記表示器は、表示内容の記憶保持性
    を有することを特徴とする請求項第16項に記載の情報
    処理装置。
  18. 【請求項18】 前記表示器は、強誘電性液晶表示器で
    あることを特徴とする請求項第17項に記載の情報処理
    装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記情報処理装置は汎用情報処理装置
    であって、前記第1、第2の記憶手段、前記変換手段及
    び前記転送手段は、当該汎用情報処理装置に設けられた
    拡張バスに接続される別個の回路に設けられていること
    を特徴とする請求項第16項に記載の情報処理装置。
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