JPH08226571A - 弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知する方法とこの方法を実施するための装置 - Google Patents
弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知する方法とこの方法を実施するための装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 弁４の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知
するために、圧力測定器４０と、その上流の可変の圧力
調整弁３９、遮断弁３８及び圧力ガス源３５，３６とを
配置した圧力ガス導管３７に、弁がその出口接続部１０
により接続される。弁の入口接続部１が流れ測定器５０
に接続される。遮断弁が流れ位置へ操作された後、圧力
調整弁によりその出口に調整される調整圧が上昇するよ
うに変化させられる。弁が開放されるような値に調整圧
が達すると、流れ測定器が、圧力ガスの流れを特徴付け
る測定信号を発する。この測定信号は、圧力測定器によ
り検知された調整圧の値に対して付加的に制御評価装置
５５に投入される。制御評価装置は検知された調整圧か
ら弁開放時の閉鎖ばねのばね力を算出する。 【効果】 組立完了した弁におけるばね力を、弁の損傷
又は汚れがまったく生じないように検知することができ
る。
するために、圧力測定器４０と、その上流の可変の圧力
調整弁３９、遮断弁３８及び圧力ガス源３５，３６とを
配置した圧力ガス導管３７に、弁がその出口接続部１０
により接続される。弁の入口接続部１が流れ測定器５０
に接続される。遮断弁が流れ位置へ操作された後、圧力
調整弁によりその出口に調整される調整圧が上昇するよ
うに変化させられる。弁が開放されるような値に調整圧
が達すると、流れ測定器が、圧力ガスの流れを特徴付け
る測定信号を発する。この測定信号は、圧力測定器によ
り検知された調整圧の値に対して付加的に制御評価装置
５５に投入される。制御評価装置は検知された調整圧か
ら弁開放時の閉鎖ばねのばね力を算出する。 【効果】 組立完了した弁におけるばね力を、弁の損傷
又は汚れがまったく生じないように検知することができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも１つの入
口接続部と、少なくとも１つの出口接続部と、閉鎖ばね
により弁座へ向かって負荷される弁閉鎖体とを備えた
弁、特に燃料噴射弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知
する方法と、この方法を実施するための装置に関する。
口接続部と、少なくとも１つの出口接続部と、閉鎖ばね
により弁座へ向かって負荷される弁閉鎖体とを備えた
弁、特に燃料噴射弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知
する方法と、この方法を実施するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】特に燃料噴射弁では弁の組立完了後に、
閉鎖ばねにより弁閉鎖体を弁座へ圧着せしめるばね力を
測定することが要求される。ばね力のこの種の測定は、
ばね力測定後に弁が故障なく継続的に運転できるよう
に、弁の組外し及び損傷なしに行われなければならな
い。
閉鎖ばねにより弁閉鎖体を弁座へ圧着せしめるばね力を
測定することが要求される。ばね力のこの種の測定は、
ばね力測定後に弁が故障なく継続的に運転できるよう
に、弁の組外し及び損傷なしに行われなければならな
い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
かつ容易に、無接触式にかつ組立てられた弁の損傷なし
に、閉鎖ばねのばね力を規定することができるようにす
ることにある。
かつ容易に、無接触式にかつ組立てられた弁の損傷なし
に、閉鎖ばねのばね力を規定することができるようにす
ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明方法は、圧力測定器と、これの上流に直列に配置され
た可変の圧力調整弁、遮断弁及び圧力ガス源とを配置し
た圧力ガス導管に、弁の閉鎖状態でその出口接続部を接
続せしめ、かつその入口接続部を流れ測定器に接続せし
め、次いで閉じている遮断弁を開放し、しかる後に圧力
調整弁を操作して、この圧力調整弁の下流の圧力ガス導
管内の調整圧を低い方から上昇せしめ、これにより弁を
開放せしめて圧力ガスを流れ測定器へ流入せしめ、この
流れ測定器により、弁の開放を特徴付ける測定信号を電
気的な制御評価装置へ供給し、次いで、測定信号を特徴
付けた時点で測定した調整圧を制御評価装置により検知
して、弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を特徴付ける値へ
変換して表示することを特徴としている。
明方法は、圧力測定器と、これの上流に直列に配置され
た可変の圧力調整弁、遮断弁及び圧力ガス源とを配置し
た圧力ガス導管に、弁の閉鎖状態でその出口接続部を接
続せしめ、かつその入口接続部を流れ測定器に接続せし
め、次いで閉じている遮断弁を開放し、しかる後に圧力
調整弁を操作して、この圧力調整弁の下流の圧力ガス導
管内の調整圧を低い方から上昇せしめ、これにより弁を
開放せしめて圧力ガスを流れ測定器へ流入せしめ、この
流れ測定器により、弁の開放を特徴付ける測定信号を電
気的な制御評価装置へ供給し、次いで、測定信号を特徴
付けた時点で測定した調整圧を制御評価装置により検知
して、弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を特徴付ける値へ
変換して表示することを特徴としている。
【０００５】本発明方法及び本発明装置においては、弁
閉鎖体に外部からアクセスする必要がなく、換言すれば
弁閉鎖体に作用させる検出手段を必要としない。
閉鎖体に外部からアクセスする必要がなく、換言すれば
弁閉鎖体に作用させる検出手段を必要としない。
【０００６】
【発明の実施の形態】次に図示の実施例につき本発明の
実施の形態を詳しく説明する。
実施の形態を詳しく説明する。
【０００７】図１に例示された、内燃機関の燃料噴射装
置の公知の電磁操作式燃料噴射弁４は燃料のための入口
接続部１を備えており、この入口接続部は部分的にマグ
ネットコイルにより囲まれていて、コアとして役立って
いる。入口接続部１の下方のコア端部３には、弁縦軸線
５に対して同軸的に金属製の環状の中間部分６が溶接に
より密に結合されている。この中間部分６は入口接続部
１とは逆の側の端部で管状の結合部分７をつかんでいて
溶接によりこれに密に結合されている。結合部分７の内
孔９の下流側端部には円筒形の弁座体８が挿入されてい
て溶接により密に取り付けられている。弁座体８には弁
座１１が形成されており、この弁座１１に弁閉鎖体１２
が協働している。弁座１１の下流には弁座体８に少なく
とも１つの噴口１３が形成されており、この噴口を介し
て燃料が弁開放時に内燃機関の吸気管又はシリンダ内に
噴射される。弁座体８を収容する結合部分７の下流側端
部は出口接続部１０を形成しており、この出口接続部は
図示されていな形式で内燃機関の吸気管又はシリンダの
壁内に挿入される。本実施例では球状に形成された弁閉
鎖体１２は溶接又はろう接により、結合管１５の一方の
端部に結合されており、結合管１５の他方の端部には軟
磁性材料から製作された可動子１６が溶接により結合さ
れている。弁閉鎖体１２、結合管１５及び可動子１６は
結合部分７の内孔９内へ突入しいてる。環状の可動子は
中間部分６の案内カラー１７により案内されている。入
口接続部１の流れ孔１９内には調節スリーブ２０が挿入
されており、この調節スリーブ２０に閉鎖ばね２１が当
接しており、この閉鎖ばねは、可動子１６の内部に位置
する結合管１５の端部に支持されており、これにより、
弁閉鎖体１２を弁座１１へ向けて閉弁方向に負荷してい
る。軟磁性材料から製作された入口接続部１は可動子１
６に面した側のコア端部３にコア端面２３を備えてお
り、他面において、可動子はコア端部３に面して可動子
端面２４を備えている。コア端面２３と可動子端面２４
と可動子１６の円筒形の周囲は少なくとも案内カラー１
７の領域内では摩耗保護層を備えており、この摩耗保護
層は可動子１６の周囲２５からの材料の削り、もしくは
コア端面２３及び可動子端面２４の相互の衝撃を阻止す
る。この衝撃の生じる理由は、マグネットコイル２の励
起時に可動子１６が閉鎖２１ばねの力に逆らって入口接
続部１へ向かって運動し、これにより可動子端面２４が
コア端面２３に衝突するからである。可動子１６のこの
吸着運動により、弁閉鎖体１２が弁座１１から持ち上が
り、ひいては燃料噴射弁が開放される。
置の公知の電磁操作式燃料噴射弁４は燃料のための入口
接続部１を備えており、この入口接続部は部分的にマグ
ネットコイルにより囲まれていて、コアとして役立って
いる。入口接続部１の下方のコア端部３には、弁縦軸線
５に対して同軸的に金属製の環状の中間部分６が溶接に
より密に結合されている。この中間部分６は入口接続部
１とは逆の側の端部で管状の結合部分７をつかんでいて
溶接によりこれに密に結合されている。結合部分７の内
孔９の下流側端部には円筒形の弁座体８が挿入されてい
て溶接により密に取り付けられている。弁座体８には弁
座１１が形成されており、この弁座１１に弁閉鎖体１２
が協働している。弁座１１の下流には弁座体８に少なく
とも１つの噴口１３が形成されており、この噴口を介し
て燃料が弁開放時に内燃機関の吸気管又はシリンダ内に
噴射される。弁座体８を収容する結合部分７の下流側端
部は出口接続部１０を形成しており、この出口接続部は
図示されていな形式で内燃機関の吸気管又はシリンダの
壁内に挿入される。本実施例では球状に形成された弁閉
鎖体１２は溶接又はろう接により、結合管１５の一方の
端部に結合されており、結合管１５の他方の端部には軟
磁性材料から製作された可動子１６が溶接により結合さ
れている。弁閉鎖体１２、結合管１５及び可動子１６は
結合部分７の内孔９内へ突入しいてる。環状の可動子は
中間部分６の案内カラー１７により案内されている。入
口接続部１の流れ孔１９内には調節スリーブ２０が挿入
されており、この調節スリーブ２０に閉鎖ばね２１が当
接しており、この閉鎖ばねは、可動子１６の内部に位置
する結合管１５の端部に支持されており、これにより、
弁閉鎖体１２を弁座１１へ向けて閉弁方向に負荷してい
る。軟磁性材料から製作された入口接続部１は可動子１
６に面した側のコア端部３にコア端面２３を備えてお
り、他面において、可動子はコア端部３に面して可動子
端面２４を備えている。コア端面２３と可動子端面２４
と可動子１６の円筒形の周囲は少なくとも案内カラー１
７の領域内では摩耗保護層を備えており、この摩耗保護
層は可動子１６の周囲２５からの材料の削り、もしくは
コア端面２３及び可動子端面２４の相互の衝撃を阻止す
る。この衝撃の生じる理由は、マグネットコイル２の励
起時に可動子１６が閉鎖２１ばねの力に逆らって入口接
続部１へ向かって運動し、これにより可動子端面２４が
コア端面２３に衝突するからである。可動子１６のこの
吸着運動により、弁閉鎖体１２が弁座１１から持ち上が
り、ひいては燃料噴射弁が開放される。
【０００８】マグネットコイル２は本実施例ではヨーク
として形成され強磁性エレメントとして役立つ少なくと
も１つの導体エレメント２７により囲われており、この
導体エレメントは軸方向でマグネットコイルの全長にわ
たり延びていてマグネットコイルを周方向で少なくとも
部分的に囲っている。導体エレメント２７はその一端で
入口接続部１に、かつその他端で結合部分７に接触して
いて、溶接によりこれらに結合されている。弁の一部が
プラスチック外套２８により取囲まれており、このプラ
スチック外套は入口接続部１を起点として軸方向にマグ
ネットコイル２及び少なくとも１つの導体エレメント２
７を越えて結合部分７まで延びている。このプラスチッ
ク外套２８により同時に電気的な接続プラグ２９が形成
されており、この接続プラグは電気的にマグネットコイ
ル２に接触しており、かつ図示されていない形式で電子
的な制御装置に接続可能である。入口接続部１の流れ孔
１９内には公知形式で燃料フィルタ３０が挿入されてい
る。
として形成され強磁性エレメントとして役立つ少なくと
も１つの導体エレメント２７により囲われており、この
導体エレメントは軸方向でマグネットコイルの全長にわ
たり延びていてマグネットコイルを周方向で少なくとも
部分的に囲っている。導体エレメント２７はその一端で
入口接続部１に、かつその他端で結合部分７に接触して
いて、溶接によりこれらに結合されている。弁の一部が
プラスチック外套２８により取囲まれており、このプラ
スチック外套は入口接続部１を起点として軸方向にマグ
ネットコイル２及び少なくとも１つの導体エレメント２
７を越えて結合部分７まで延びている。このプラスチッ
ク外套２８により同時に電気的な接続プラグ２９が形成
されており、この接続プラグは電気的にマグネットコイ
ル２に接触しており、かつ図示されていない形式で電子
的な制御装置に接続可能である。入口接続部１の流れ孔
１９内には公知形式で燃料フィルタ３０が挿入されてい
る。
【０００９】図２には略示的に、弁開放時の閉鎖ばねの
ばね力、特に燃料噴射弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を
検知することのできる装置が示されている。本発明に基
づくこの装置によれば、例えば図１に示されている燃料
噴射弁４の閉鎖ばね２１のばね力を検知することができ
る。この装置は圧力ガス源３５、例えば窒素容器又は類
似物を備えている。圧力ガス源としては、空気又はその
他の気体を圧縮するポンプ３６を役立てることも可能で
ある。圧力ガス源３５又はポンプ３６の出口は圧力ガス
導管３７に接続されている。圧力ガス導管３７内には遮
断弁３８が配置されており、この遮断弁は例えば２ポー
ト２位置弁として形成されており、かつその中立位置で
圧力ガス導管３７を遮断している。遮断弁３８は例えば
電磁操作され、電磁石的な励起時にその中立位置である
遮断位置から流れ位置へ運動させられる。この遮断弁３
８の下流には圧力ガス導管３７内に可変の圧力調整弁３
９が配置されており、この圧力調整弁はこれの下流のガ
ス圧を、設定された調整圧にコンスタントに維持する。
この場合、圧力調整弁３９は減圧弁として機能してい
る。この圧力調整弁には例えば電磁石的に変化する操作
力が作用し、これにより、その下流では圧力ガス導管３
７内に調整されるべき調整圧が規定される。要するにこ
の圧力調整弁３９は、その上流のガス圧を、その下流の
圧力ガス導管内の比較的低い調整圧に減圧する。上述の
電磁操作による代わりに圧力調整弁３９の例えば空気力
的な操作により調整圧を変化させることもできる。圧力
調整弁３９の下流には、これに圧力測定器４０が接続さ
れている。この圧力測定器４０により、圧力ガス導管３
７内の調整圧が検知され、かつ必要ならばこの調整圧を
表示することができる。遮断弁３８、可変の圧力調整弁
３９及び圧力測定器４０は公知構造のユニットを形成し
ている。圧力ガス導管３７は圧力測定器４０の下流で入
口接続体４３内で終わっており、この入口接続体４３
は、圧力ガス導管３７に接続された入口受容開口４４を
備えている。同様に、出口受容開口４６を備えた出口接
続体４５は本発明に基づく装置の構成部分である。出口
接続体４５の出口受容開口４６には出口導管４７が接続
されており、この出口導管内には公知構造の流れ測定器
５０が配置されている。図２には公知流れ測定器５０と
してフロート式流れ測定器が示されており、この流れ測
定器では、フロートの位置が電気的な測定値変換器５２
により光電的に検知され、かつ測定信号として電子的な
制御評価装置５５に供給される。同様に、この電子的な
制御評価装置５５には、圧力測定器４０により測定され
た調整圧の測定値が供給される。さらに、この制御評価
装置５５は、遮断弁３８及び圧力調整弁３９を制御する
のにも役立てられている。
ばね力、特に燃料噴射弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を
検知することのできる装置が示されている。本発明に基
づくこの装置によれば、例えば図１に示されている燃料
噴射弁４の閉鎖ばね２１のばね力を検知することができ
る。この装置は圧力ガス源３５、例えば窒素容器又は類
似物を備えている。圧力ガス源としては、空気又はその
他の気体を圧縮するポンプ３６を役立てることも可能で
ある。圧力ガス源３５又はポンプ３６の出口は圧力ガス
導管３７に接続されている。圧力ガス導管３７内には遮
断弁３８が配置されており、この遮断弁は例えば２ポー
ト２位置弁として形成されており、かつその中立位置で
圧力ガス導管３７を遮断している。遮断弁３８は例えば
電磁操作され、電磁石的な励起時にその中立位置である
遮断位置から流れ位置へ運動させられる。この遮断弁３
８の下流には圧力ガス導管３７内に可変の圧力調整弁３
９が配置されており、この圧力調整弁はこれの下流のガ
ス圧を、設定された調整圧にコンスタントに維持する。
この場合、圧力調整弁３９は減圧弁として機能してい
る。この圧力調整弁には例えば電磁石的に変化する操作
力が作用し、これにより、その下流では圧力ガス導管３
７内に調整されるべき調整圧が規定される。要するにこ
の圧力調整弁３９は、その上流のガス圧を、その下流の
圧力ガス導管内の比較的低い調整圧に減圧する。上述の
電磁操作による代わりに圧力調整弁３９の例えば空気力
的な操作により調整圧を変化させることもできる。圧力
調整弁３９の下流には、これに圧力測定器４０が接続さ
れている。この圧力測定器４０により、圧力ガス導管３
７内の調整圧が検知され、かつ必要ならばこの調整圧を
表示することができる。遮断弁３８、可変の圧力調整弁
３９及び圧力測定器４０は公知構造のユニットを形成し
ている。圧力ガス導管３７は圧力測定器４０の下流で入
口接続体４３内で終わっており、この入口接続体４３
は、圧力ガス導管３７に接続された入口受容開口４４を
備えている。同様に、出口受容開口４６を備えた出口接
続体４５は本発明に基づく装置の構成部分である。出口
接続体４５の出口受容開口４６には出口導管４７が接続
されており、この出口導管内には公知構造の流れ測定器
５０が配置されている。図２には公知流れ測定器５０と
してフロート式流れ測定器が示されており、この流れ測
定器では、フロートの位置が電気的な測定値変換器５２
により光電的に検知され、かつ測定信号として電子的な
制御評価装置５５に供給される。同様に、この電子的な
制御評価装置５５には、圧力測定器４０により測定され
た調整圧の測定値が供給される。さらに、この制御評価
装置５５は、遮断弁３８及び圧力調整弁３９を制御する
のにも役立てられている。
【００１０】弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知する
ための上記方法を実施するために、例えば燃料噴射弁４
が使用される。このことのために、入口接続体４３はそ
の入口受容開口４４により燃料噴射弁４の出口接続部１
０に差し嵌められる。出口接続部１０の周囲に設けられ
たシールリング５７は入口受容開口４４の壁にシール接
触する。出口接続体４５は出口受容開口４６により燃料
噴射弁の入口接続部１に差し嵌められる。その場合、入
口接続部１の周囲に配置されたシールリング５８が出口
受容開口４６の壁にシール接触する。燃料噴射弁４はプ
ロセス実施中には励起されていない状態、換言すれば、
閉鎖ばね２１が弁閉鎖体１２を弁座１１に圧着保持して
いる状態にあり、従って弁は閉じた状態にある。閉鎖ば
ねのばね力を検知するための方法の実施は、例えば制御
評価装置内に設定されたプログラムにより、遮断弁３８
が電磁石的な励起時に流れ位置へ操作されるように行わ
れる。このことにより、圧力ガス源３５もしくはポンプ
３６により規定された圧力の圧力ガスが可変の圧力調整
弁３９の入口に生じる。圧力調整弁３９はその出発状態
では、弁閉鎖体１２を閉鎖ばね２１のばね力に逆らって
弁座１１から持ち上げるのに不充分であるような最小の
調整圧に相応する調整圧をその出口に生じるように設定
される。圧力調整弁３９は例えば制御評価装置５５によ
り、その出口の調整圧が均一にかつ連続的に上昇するよ
うに制御される。連続的に上昇する調整圧は圧力測定器
４０により測定されて、制御評価装置５５により検知さ
れる。圧力調整弁３９の下流の調整圧が、燃料噴射弁４
の弁閉鎖体１２を閉鎖ばね２１のばね力に逆らって弁座
１１から持ち上げるのに充分な大きさに達すると、圧力
ガスが出口導管４７内へ流入し、流れ測定器５０が圧力
ガス流を表示し、その際、出口導管４７内の流れの開始
が、この場合に例として使用されたフロート式の流れ測
定器のフロートの位置の変化により測定値変換器５２を
介して検知されて、測定信号として制御評価装置５５に
投入される。燃料噴射弁４の開放を特徴付ける流れ測定
器５０の測定信号の発生時点に測定された圧力測定器４
０における調整圧は制御評価装置５５により検知され、
燃料噴射弁４の開放時の閉鎖ばね２１のばね力を特徴付
ける値に変換されて、制御評価装置５５内に貯蔵され
る。この値は制御評価装置５５で読み取り又はプリント
アウト可能である。燃料噴射弁４の開放時の閉鎖ばねの
ばね力は、制御評価装置内で、燃料噴射ポンプの開放時
に圧力測定器４０により測定された調整圧と、燃料噴射
弁の閉鎖状態で圧力ガス導管３７の調整圧により負荷さ
れる弁閉鎖体１２の面積との積により算出される。調整
圧により負荷される弁閉鎖体１２のこの面積は燃料噴射
弁の製作の際に知れており、かつ固定的なファクタとし
て制御評価装置５５に投入される。
ための上記方法を実施するために、例えば燃料噴射弁４
が使用される。このことのために、入口接続体４３はそ
の入口受容開口４４により燃料噴射弁４の出口接続部１
０に差し嵌められる。出口接続部１０の周囲に設けられ
たシールリング５７は入口受容開口４４の壁にシール接
触する。出口接続体４５は出口受容開口４６により燃料
噴射弁の入口接続部１に差し嵌められる。その場合、入
口接続部１の周囲に配置されたシールリング５８が出口
受容開口４６の壁にシール接触する。燃料噴射弁４はプ
ロセス実施中には励起されていない状態、換言すれば、
閉鎖ばね２１が弁閉鎖体１２を弁座１１に圧着保持して
いる状態にあり、従って弁は閉じた状態にある。閉鎖ば
ねのばね力を検知するための方法の実施は、例えば制御
評価装置内に設定されたプログラムにより、遮断弁３８
が電磁石的な励起時に流れ位置へ操作されるように行わ
れる。このことにより、圧力ガス源３５もしくはポンプ
３６により規定された圧力の圧力ガスが可変の圧力調整
弁３９の入口に生じる。圧力調整弁３９はその出発状態
では、弁閉鎖体１２を閉鎖ばね２１のばね力に逆らって
弁座１１から持ち上げるのに不充分であるような最小の
調整圧に相応する調整圧をその出口に生じるように設定
される。圧力調整弁３９は例えば制御評価装置５５によ
り、その出口の調整圧が均一にかつ連続的に上昇するよ
うに制御される。連続的に上昇する調整圧は圧力測定器
４０により測定されて、制御評価装置５５により検知さ
れる。圧力調整弁３９の下流の調整圧が、燃料噴射弁４
の弁閉鎖体１２を閉鎖ばね２１のばね力に逆らって弁座
１１から持ち上げるのに充分な大きさに達すると、圧力
ガスが出口導管４７内へ流入し、流れ測定器５０が圧力
ガス流を表示し、その際、出口導管４７内の流れの開始
が、この場合に例として使用されたフロート式の流れ測
定器のフロートの位置の変化により測定値変換器５２を
介して検知されて、測定信号として制御評価装置５５に
投入される。燃料噴射弁４の開放を特徴付ける流れ測定
器５０の測定信号の発生時点に測定された圧力測定器４
０における調整圧は制御評価装置５５により検知され、
燃料噴射弁４の開放時の閉鎖ばね２１のばね力を特徴付
ける値に変換されて、制御評価装置５５内に貯蔵され
る。この値は制御評価装置５５で読み取り又はプリント
アウト可能である。燃料噴射弁４の開放時の閉鎖ばねの
ばね力は、制御評価装置内で、燃料噴射ポンプの開放時
に圧力測定器４０により測定された調整圧と、燃料噴射
弁の閉鎖状態で圧力ガス導管３７の調整圧により負荷さ
れる弁閉鎖体１２の面積との積により算出される。調整
圧により負荷される弁閉鎖体１２のこの面積は燃料噴射
弁の製作の際に知れており、かつ固定的なファクタとし
て制御評価装置５５に投入される。
【００１１】
【発明の効果】本発明方法により得られる利点は、組立
完了した弁におけるばね力を、弁の損傷又は汚れがまっ
たく生じないように検知することができることにある。
さらに、本発明に基づく方法によれば、図１に例示した
燃料噴射弁４におけるように、取付け状態では弁閉鎖体
への外部からのアクセクが極めて困難であるような弁に
おいても、ばね力の測定が可能である。
完了した弁におけるばね力を、弁の損傷又は汚れがまっ
たく生じないように検知することができることにある。
さらに、本発明に基づく方法によれば、図１に例示した
燃料噴射弁４におけるように、取付け状態では弁閉鎖体
への外部からのアクセクが極めて困難であるような弁に
おいても、ばね力の測定が可能である。
【図１】公知構造の燃料噴射弁の縦断面図である。
【図２】例えば燃料噴射弁として形成された弁の開放時
の閉鎖ばねのばね力を検知するための本発明に基づく装
置の略示説明図である。
の閉鎖ばねのばね力を検知するための本発明に基づく装
置の略示説明図である。
１ 入口接続部、 ２ マグネットコイル、 ３ コア
端部、 ４ 燃料噴射弁、 ５ 弁縦軸線、 ６ 中間
部分、 ７ 結合部分、 ８ 弁座体、 ９内孔、 １
０ 出口接続部、 １１ 弁座、 １２ 弁閉鎖体、
１３ 噴口、１５ 結合管、 １６ 可動子、 １７
案内カラー、 １９ 流れ孔、 ２０ 調節スリーブ、
２１ 閉鎖ばね、 ２３ コア端面、 ２４ 可動子
端面、 ２５ 周囲、 ２７ 導体エレメント、 ２８
プラスチック外套、 ２９接続プラグ、 ３０ 燃料
フィルタ、 ３５ 圧力源、 ３６ ポンプ、 ３７
圧力ガス導管、 ３８ 遮断弁、 ３９ 圧力調整弁、
４０ 圧力測定器、 ４３ 入口接続体、 ４４ 入
口受容開口、 ４５ 出口接続体、 ４６出口受容開
口、 ４７ 出口導管、 ５０ 流れ測定器、 ５１
フロート、５２ 測定値変換器、 ５５ 制御評価装
置、 ５７，５８ シールリング
端部、 ４ 燃料噴射弁、 ５ 弁縦軸線、 ６ 中間
部分、 ７ 結合部分、 ８ 弁座体、 ９内孔、 １
０ 出口接続部、 １１ 弁座、 １２ 弁閉鎖体、
１３ 噴口、１５ 結合管、 １６ 可動子、 １７
案内カラー、 １９ 流れ孔、 ２０ 調節スリーブ、
２１ 閉鎖ばね、 ２３ コア端面、 ２４ 可動子
端面、 ２５ 周囲、 ２７ 導体エレメント、 ２８
プラスチック外套、 ２９接続プラグ、 ３０ 燃料
フィルタ、 ３５ 圧力源、 ３６ ポンプ、 ３７
圧力ガス導管、 ３８ 遮断弁、 ３９ 圧力調整弁、
４０ 圧力測定器、 ４３ 入口接続体、 ４４ 入
口受容開口、 ４５ 出口接続体、 ４６出口受容開
口、 ４７ 出口導管、 ５０ 流れ測定器、 ５１
フロート、５２ 測定値変換器、 ５５ 制御評価装
置、 ５７，５８ シールリング
フロントページの続き (72)発明者 ラルフ イトリンガー ドイツ連邦共和国 レオンベルク ゴット ホルト−エーゲ−シュトラーセ 24
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも１つの入口接続部と、少なく
とも１つの出口接続部と、閉鎖ばねにより弁座へ向かっ
て負荷される弁閉鎖体とを備えた弁、特に燃料噴射弁の
開放時の閉鎖ばねのばね力を検知する方法において、圧
力測定器（４０）と、これの上流に直列に配置された可
変の圧力調整弁（３９）、遮断弁（３８）及び圧力ガス
源（３５，３６）とを配置した圧力ガス導管（３７）
に、弁（４）の閉鎖状態でその出口接続部（１０）を接
続せしめ、かつその入口接続部（１）を流れ測定器（５
０）に接続せしめ、次いで閉じている遮断弁（３８）を
開放し、しかる後に圧力調整弁（３９）を操作して、こ
の圧力調整弁（３９）の下流の圧力ガス導管（３７）内
の調整圧を低い方から上昇せしめ、これにより弁（４）
を開放せしめて圧力ガスを流れ測定器（５０）へ流入せ
しめ、この流れ測定器（５０）により、弁（４）の開放
を特徴付ける測定信号を電気的な制御評価装置（５５）
へ供給し、次いで、測定信号を特徴付けた時点で測定し
た調整圧を制御評価装置（５５）により検知して、弁
（４）の開放時の閉鎖ばね（２１）のばね力を特徴付け
る値へ変換して表示することを特徴とする弁の開放時の
閉鎖ばねのばね力を検知する方法。 - 【請求項２】 少なくとも１つの入口接続部と、少なく
とも１つの出口接続部と、閉鎖ばねにより弁座へ向かっ
て負荷される弁閉鎖体とを備えた弁、特に燃料噴射弁の
開放時の閉鎖ばねのばね力を検知する装置において、弁
（４）の出口接続部（１０）に接続するために圧力ガス
導管（３７）に接続された入口接続体（４３）と、弁
（４）の入口接続部（１）に接続するために出口導管
（４７）に接続された出口接続体（４５）と、出口導管
（４７）内に配置された流れ測定器（５０）と、圧力ガ
ス導管（３７）に配置された圧力測定器（４０）と、こ
の圧力測定器（４０）の上流に直列に圧力ガス導管（３
７）内に配置された可変の圧力調整弁（３９）、遮断弁
（３８）及び圧力ガス源（３５，３６）と、流れ測定器
（５０）並びに圧力測定器（４０）に電気的に接続され
た電子的な制御評価装置（５５）とが設けられているこ
とを特徴とする弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知す
る装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4443137.6 | 1994-12-03 | ||
| DE4443137A DE4443137A1 (de) | 1994-12-03 | 1994-12-03 | Verfahren zur Ermittlung der Federkraft einer Schließfeder beim Öffnen eines Ventiles, insbesondere eines Brennstoffeinspritzventiles, und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08226571A true JPH08226571A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=6534884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7314238A Pending JPH08226571A (ja) | 1994-12-03 | 1995-12-01 | 弁の開放時の閉鎖ばねのばね力を検知する方法とこの方法を実施するための装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5650575A (ja) |
| EP (1) | EP0718737B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08226571A (ja) |
| KR (1) | KR960023747A (ja) |
| BR (1) | BR9505615A (ja) |
| DE (2) | DE4443137A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100898942B1 (ko) * | 2003-10-20 | 2009-05-25 | 아이오피 마린 에이/에스 | 디젤 엔진용 연료 분사 밸브의 테스트 방법 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE19648689A1 (de) * | 1996-11-25 | 1998-05-28 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Vorrichtung zur Prüfung und/oder Einstellung von Ventilen |
| JP4070042B2 (ja) * | 1998-01-20 | 2008-04-02 | 三菱電機株式会社 | 筒内噴射用燃料噴射弁の製造方法およびそれに用いられる燃料噴射量調整装置 |
| DE10027181A1 (de) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Siemens Ag | Verfahren zur Bestimmung des Ventilsitzdurchmessers eines Einspritzventils |
| US6959605B2 (en) | 2003-02-27 | 2005-11-01 | Alliant Techsystems Inc. | Incremental pressurization fluctuation counter and methods therefor |
| DE10324465A1 (de) | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Ina-Schaeffler Kg | Kugelgewindetrieb |
| US8701703B2 (en) * | 2010-08-09 | 2014-04-22 | Sensus Usa Inc. | Method and apparatus for controlling gas flow via a gas shut-off valve assembly |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS552827A (en) * | 1978-06-20 | 1980-01-10 | Hitachi Ltd | Solenoid valve |
| FI66078C (fi) * | 1982-11-01 | 1984-08-10 | Erkki Johannes Niskanen | Anordning foer reglering och/eller maetning av floedet av flytande medium |
| US4662564A (en) * | 1984-05-15 | 1987-05-05 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Fuel injection nozzle with timing sensor |
| DE3444451A1 (de) * | 1984-12-06 | 1986-06-19 | Vdo Adolf Schindling Ag, 6000 Frankfurt | Elektromagnetisch betaetigbares kraftstoffeinspritzventil |
| JPH086627B2 (ja) * | 1985-06-04 | 1996-01-29 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法及び制御装置 |
| DE3603282A1 (de) * | 1986-02-04 | 1987-08-06 | Petz Guenter | Munddusche |
| JPS63168272U (ja) * | 1987-04-21 | 1988-11-01 | ||
| DE3808388A1 (de) * | 1988-03-12 | 1989-09-21 | Hella Kg Hueck & Co | Verfahren und vorrichtung zur beeinflussung von eigenschaften elektromagnetischen relais, insbesondere klappankerrelais fuer kraftfahrzeuge |
| DE4018256A1 (de) * | 1990-06-07 | 1991-12-12 | Bosch Gmbh Robert | Elektromagnetisch betaetigbares brennstoffeinspritzventil |
| DE4102537A1 (de) * | 1991-01-29 | 1992-07-30 | Man Nutzfahrzeuge Ag | Auslass-ventilstoessel fuer eine brennkraftmaschine |
| DE4131535A1 (de) * | 1991-09-21 | 1993-03-25 | Bosch Gmbh Robert | Elektromagnetisch betaetigbares einspritzventil |
-
1994
- 1994-12-03 DE DE4443137A patent/DE4443137A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-09-08 DE DE59508313T patent/DE59508313D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-09-08 EP EP95114083A patent/EP0718737B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-29 KR KR1019950046610A patent/KR960023747A/ko not_active Application Discontinuation
- 1995-12-01 JP JP7314238A patent/JPH08226571A/ja active Pending
- 1995-12-01 BR BR9505615A patent/BR9505615A/pt not_active Application Discontinuation
- 1995-12-01 US US08/566,346 patent/US5650575A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100898942B1 (ko) * | 2003-10-20 | 2009-05-25 | 아이오피 마린 에이/에스 | 디젤 엔진용 연료 분사 밸브의 테스트 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4443137A1 (de) | 1996-06-05 |
| EP0718737A2 (de) | 1996-06-26 |
| US5650575A (en) | 1997-07-22 |
| BR9505615A (pt) | 1997-09-16 |
| EP0718737B1 (de) | 2000-05-10 |
| KR960023747A (ko) | 1996-07-20 |
| DE59508313D1 (de) | 2000-06-15 |
| EP0718737A3 (de) | 1998-02-11 |
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