JPH08226042A - 耳ホツレ防止部を形成した製紙用織物およびその製造方法 - Google Patents

耳ホツレ防止部を形成した製紙用織物およびその製造方法

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JPH08226042A
JPH08226042A JP7070338A JP7033895A JPH08226042A JP H08226042 A JPH08226042 A JP H08226042A JP 7070338 A JP7070338 A JP 7070338A JP 7033895 A JP7033895 A JP 7033895A JP H08226042 A JPH08226042 A JP H08226042A
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JP
Japan
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fabric
papermaking
thermoplastic resin
ear
resin sheet
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JP7070338A
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Hiroyuki Nagura
宏之 名倉
Hisashi Iwamura
尚志 岩村
Takehito Kuji
健仁 久慈
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Nippon Filcon Co Ltd
Original Assignee
Nippon Filcon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳ホツレを防止した製紙用織物とその製造方
法を提供する。 【構成】 合成繊維製の経糸、緯糸で織成された製紙用
織物巾方向端部の耳部に巾2mm〜25mm、厚さ0.
1〜3mmの熱可塑性樹脂シートを織物上で加熱溶融圧
着させて織物内部に熱可塑性樹脂を空間率にして80%
以上充填して形成した耳ホツレ防止部を形成した、耳ホ
ツレ防止部を形成した製紙用織物とその製造方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は織物の巾方向端部いわゆ
る耳部に織物を構成する糸のほつれの発生を防止した製
紙用織物とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】製紙用織物は使用される製
紙機械の巾に合わせて切断されるが、ハサミ等でただ単
に切断したのでは切断部である織物端部の耳部の経糸と
緯糸にホツレが生じて、耳ホツレが発生した状態とな
る。耳ホツレが発生すると、ホツレた糸が抄造された湿
紙に混入して断紙が発生し、抄紙機を長時間停止しなく
てはならなくなる等、大きな問題が発生することにな
る。よって従来は、織物をハサミで切断した後、経糸、
緯糸をコテで溶着させたり、超音波溶断機等で経糸、緯
糸を溶着させつつ、切断する方法が使用されていた。し
かし、この方法では、例えばポリエステル糸とポリアミ
ド糸を交織するように使用される糸の融点の差により良
好な溶着ができず、耳ホツレを防止できないという問題
があった。例えば、製紙用織物では剛性の点から経糸に
は、融点が260℃前後のポリエステルモノフィラメン
トが使用され、緯糸にはポリエステルモノフィラメント
と、融点が220℃前後の耐摩耗性に優れたポリアミド
モノフィラメントが併用されることが多いのである。ま
た、このような方法では、使用中に織物端部が蛇行防止
用のパームと接触して摩耗されたり、織物に耳カールが
発生して織物端部がロールやフォイル、サクションボッ
クスと接触して摩耗されたりして溶着部が破壊してすぐ
に耳ホツレが発生するのである。また、シャワーによっ
て溶着部が破壊されて耳ホツレが発生するという問題が
あった。
【0003】そこで、織物端部に室温で溶融状態にある
ゴム系接着剤などの接着剤を塗布して乾燥させて、耳ホ
ツレ防止部を形成する方法が試みられている。これによ
って、かなりの改善が得られたが、完全に満足できるも
のではなかった。接着剤の粘度が高いと、織物内部に十
分に充填されず、強度が得られなかったり逆に粘度が低
いと乾燥前に、流出してしまったり、織物の巾方向内側
に浸透したりしてしまって外観が悪くなってしまうとい
う問題があった。また、塗布ムラが発生しやすいという
問題がある。また、使用中に耳ホツレが発生した織物端
部の補修にはこのような方法を使用するのは困難であ
り、コテを使用して補修するしかなかった。最近、製紙
用織物自体の耐摩耗性が向上し、使用寿命が長くなるに
つれ、従来問題がなかった抄紙機でも耳ホツレが発生す
る問題が堆加してきており、解決しなくてはならない最
重要課題の1つになっているのである。
【0004】
【課題を解決した手段】本発明は、 「1. 合成繊維製の経糸、緯糸で織成された製紙用織
物巾方向端部の耳部に巾2mm〜25mm、厚さ0.1
〜3mmの熱可塑性樹脂シートを織物上で加熱溶融圧着
させて織物内部に熱可塑性樹脂を空間率にして80%以
上充填して形成した耳ホツレ防止部を形成した、耳ホツ
レ防止部を形成した製紙用織物。 2. 熱可塑性樹脂シートが軟化点が70〜160℃
で、伸びが製紙用織物より大きい樹脂シートである、1
項に記載された耳ホツレ防止部を形成した製紙用織物。 3. 熱可塑性樹脂シートが軟化点が70〜160℃の
ポリエステル系ホットメルト接着剤のシートである、1
項または2項に記載された耳ホツレ防止部を形成した製
紙用織物。 4. 製紙用織物の巾方向端部の耳部が、少なくとも製
紙機機上で使用したときの製紙用織物の巾方向端部の耳
ホツレ発生部を含む部位である、1項ないし3項のいず
れか1項に記載された耳ホツレ防止部を形成した製紙用
織物。 5. 製紙用織物が単織または多重織の抄紙用織物であ
る、1項ないし4項のいずれか1項に記載された耳ホツ
レ防止部を形成した製紙用織物。 6. 耳ホツレ防止部を形成する製紙用織物の巾方向端
部が経糸に沿って形成されている、1項ないし5項のい
ずれか1項に記載された耳ホツレ防止部を形成した製紙
用織物。 7. 合成繊維製の経糸、緯糸で織成された製紙用織物
の巾方向端部の耳部に巾2mm〜25mm、厚さ0.1
〜3mmの熱可塑性樹脂シートを載置し、加熱、溶融、
圧着させて織物内部に該熱可塑性樹脂を空間率にして8
0%以上充填させて耳ホツレ防止部を形成することを特
徴とする耳ホツレ防止を形成した製紙用織物の製造方
法。 8. 熱可塑性樹脂と接着しない剥離シートを介して7
0〜160℃に加熱させた加熱具で熱可塑性樹脂シート
を加熱、融着、圧着させる、7項に記載された耳ホツレ
防止を形成した製紙用織物の製造方法。 9. 加熱、融着、圧着方法が高周波溶着である、7項
または8項に記載された耳ホツレ防止を形成した製紙用
織物の製造方法。 10. 熱可塑性樹脂シートを片面が製紙用織物に接着
するように予め粘着層を配設し、製紙用織物に仮接着さ
せた後、加熱、溶融、圧着させる、7項ないし9項のい
ずれか1項に記載された耳ホツレ防止を形成した製紙用
織物の製造方法。 11. 製紙用織物を無端状に形成して、2本のロール
に張架して走行させ、走行している製紙用織物の巾方向
端部の耳部に熱可塑性樹脂シートを供給し、それを70
〜160℃に加熱させたホットロールで加熱、溶融、圧
着させて、連続的に耳ホツレ防止を形成する、7項また
は10項に記載された耳ホツレ防止を形成した製紙用織
物の製造方法。」に関する。
【0005】
【作用】本発明者は、熱可塑性樹脂シートを加熱、溶
融、圧着させることにより、耳ホツレ防止部を形成する
ため、織物内部に充分に樹脂が充填されるまで加熱、溶
融、圧着すれば良好な防止部が形成されることを解明し
た。これによれば従来の接着剤の塗布のように織物内部
に樹脂が充填されなかったり、乾燥前に流出してしまっ
たり、巾方向内部に浸透してしまったり、塗布ムラが発
生したりすることがないのである。また乾燥させる必要
が低いため、短時間で作業可能であって生産性も良好で
あり、製紙機機上での補修用にも良好に使用することが
できるのである。
【0006】本発明は織物の巾方向端部の耳部に、巾2
mm〜25mm、厚さ0.1mm〜3mmの熱可塑性樹
脂シートを溶融圧着させるが、シートの巾が2mm以下
では形成される耳ホツレ防止部が小さく効果が乏しい。
一方25mm以上としても耳ホツレ防止効果は向上しな
いので巾は2mm〜25mmが好ましい。また融着させ
る熱可塑性樹脂シートの厚さは織物の厚さにより異なる
が0.1mm〜3mmが好ましい。0.1mm以下では
供給される融着樹脂量が少くなり、2mm以上では加熱
溶融時間が長くなる問題がある。織物内部に熱可塑性樹
脂を空間率で80%以上充填するのは80%以下では融
着部分が少く、耳ホツレ防止効果が小さいからである。
【0007】製紙用織物としては単織の織物でも、多重
織の織物であってもよい。熱可塑性樹脂シートを溶融圧
着するには、該樹脂シートを織物の耳部に載置して加熱
し溶融させて圧着するが、樹脂が織物内に流入し、空間
率80%以上充填するのである。このように充填する
と、織物の使用中に熱可塑性樹脂が剥離脱落することが
ない。融着方法としては、アイロンによる加熱圧着、高
周波融着、ホットロールによる走行中の圧着等が使用さ
れる。
【0008】熱可塑性樹脂シートとしてはポリアミド、
ポリエステル、ポリウレタン、酢酸ビニル樹脂、アクリ
ル系樹脂、酢酸ビニル〜エチレン共重合体等が用いられ
るが、融着性の作用からホットメルト型接着剤シートが
好ましく、軟化点が70〜160℃で、伸びが織物より
大きく、非ブロッキング性であることが好ましく、ポリ
エステル樹脂系のホットメルト接着剤シートやポリアミ
ド系ホットメルト接着剤シートが好適である。これ等の
シートの一面に仮接着用の粘着層を設けると作業性が向
上する。
【0009】尚、本発明では、織物を切断した後、耳ホ
ツレ防止部を形成しても、逆に耳ホツレ防止部を形成し
た後に切断しても良く、特に限定されないが、織物を切
断した後、さらに端部を連続した経糸に沿って形成した
後に耳ホツレ防止部を形成することが望ましい。
【0010】従来、耳ホツレ防止部を形成する場合のよ
うに、超音波溶断機やホットナイフ等で製紙機械の所定
の巾に切断した後、耳部に樹脂を充填させるか、或いは
逆に、樹脂を充填させた後、切断すると、製紙用織物、
特に多重織は通常経糸が密に隙間なく配置されていて、
経糸なりに切断することは不可能であるため、切断され
た端部は経糸が所々で斜めに寸断、切断されているので
ある。そして、使用に応じて織物の巾方向端部が摩耗さ
れてくると、この切断されている経糸端部がホツレてき
たり、時には欠落したりして耳ホツレが発生したという
状態になり、ホツレた経糸端部や欠落した経糸が湿紙に
接触したり、混入して切断の原因となり、製紙機械を長
時間停止させなくてはならない等、大きな問題となって
いたのである。切断した端部を連続した経糸に沿って形
成すると、端部には長さ方向の途中で寸断、切断されて
いる経糸が存在せず、最端部の経糸が摩耗されて切断さ
れるまでは耳ホツレが発生する状態にも達せず、非常に
耳ホツレが発生しにくいのである。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の方法を説明する断面図であ
る。経糸2、緯糸3により織成された製紙用織物1の経
糸2に沿った織物の巾方向端部の耳部4の上に片面に接
着層7を設けた熱可塑性樹脂シート6を接着させる。熱
可塑性樹脂シートに接着層を設けて、織物の巾方向端部
の耳部の上に接着させると、熱可塑性樹脂シートにずれ
が生じず、作業性が良好である。しかし、これに限定さ
れるものではなく、接着させないで、ただ載置するだけ
でも手等でおさえながら作業を行えば良いので特に問題
はない。熱可塑性樹脂シートはポリエステル系ホットメ
ルトをシート状に加工したものを使用した。本実施例で
は、東洋紡績株式会社製、バイロン GM900を原料
としてシート状に加工した、日本マタイ株式会社製 エ
ルファン PH413を使用した。厚さは0.5mmに
加工されており、巾は10mmに切断した。軟化点は1
13℃、粘度は1000ps(200℃)である。熱可
塑性樹脂シートについても上記のものに限定されるもの
ではなく、オレフィン系、EVA系、ナイロン系、ポリ
ウレタン樹脂等が使用できる。強度、耐薬品性、粘度、
柔軟性、伸び特性(織物とある程度対応する柔軟性、伸
び特性を有していないと、織物を張架した時に織物の伸
びに対応できず、樹脂が破断してしまう等、問題が発生
する)、耐摩耗性、ブロッキング(製紙用織物は通常巻
き取って出荷されるため、ブロッキングが起こると展開
不可能となり問題がある。)を総合的に評価して選択す
れば良いのである。本発明者の実験によるとポリエステ
ル系が良好であった。次に、熱可塑性樹脂シートを剥離
シート8を介してアイロン9で加熱、溶融、圧着させ
て、織物内部に熱可塑性樹脂を充填させるのである。本
実施例では、アイロン9は140℃に加熱させた。剥離
シート8は、アイロン9と熱可塑性樹脂が接着するのを
防ぐためのものであって、熱可塑性樹脂とアイロンに接
着せず、かつ溶融しないで熱を織物に伝えられるもので
あれば良く、離型紙、テフロンシート等が好適である。
本実施例では離型紙を使用した。支持台12は、アイロ
ンの加圧力を支えられるものであって、木製の板等、何
であっても構わない。また本実施例では、アイロンを使
用したがこれに限定されるものではなく高周波融着でも
良好に形成できる。本実施例で使用した織物は、経糸一
重緯糸二重構造の抄紙用織物であって、経糸は線径が
0.17mmのポリエステルモノフィラメントで密度が
インチ当たり155本、上緯糸が線径が0.17mmの
ポリエステルモノフィラメントで密度がインチ当たり6
0本、下緯糸が線径が0.22mmのポリエステルモノ
フィラメントとポリアミドモノフィラメントの交互配置
で密度がインチ当たり60本配位置された織物である。
図面では都合上、一重構造で示してある。使用できる製
紙用織物は特に限定されるものではなく、一重織物、経
糸一重緯糸三重織物、上下二層織物等、どのよな織物も
使用できるのである。本実施例の方法は、使用前の製紙
用織物に耳ホツレ防止部を形成するのにも勿論好適に使
用されるが、特に、製紙機械上で使用途中で耳ホツレが
発生してしまった製紙用織物の耳ホツレ防止部を形成す
る。いわゆる補修用に好適に使用される。
【0013】図2は図1に示した本実施例の方法を平面
図で示した図面である。製紙用織物1の巾方向端部の耳
部4に熱可塑性樹脂シート6がアイロン9によって加
熱、溶融、圧着されて耳ホツレ防止部5が形成されてい
ることが良く理解される。
【0014】図3は耳ホツレ防止部を形成した製紙用織
物を示す断面図である。織物に加熱、溶融、圧着された
熱可塑性樹脂シートが織物の組織内に浸透して十分に充
填されて、耳ホツレ防止部5が形成されていることが理
解される。
【0015】図4は、連続的に耳ホツレ防止部を形成す
る方法の実施例を示す説明図である。無端状に形成した
製紙用織物1を2本のロール11に張架して矢印方向に
走行させる。ロール11は、製紙用織物をヒートセット
するための仕上機のロールを利用するのが最適である。
走行させた製紙用織物上にリール等に巻いた熱可塑性樹
脂シート6を供給する。そして供給された熱可塑性樹脂
シートをホットロール10で加熱、溶融、圧着させるの
である。本実施例では、誘導発熱タイプのホットロール
を使用し、ホットロールと熱可塑性樹脂との接着を防ぐ
ために、剥離シート8を巻き付けてある。支持ロール1
3はホットロールの加圧力を支えるためのロールであ
る。本実施例の方法は連続して耳ホツレ防止部を形成す
ることが可能なので、能率的であり、使用前の製紙用織
物の巾方向端部に形成するのに好適である。
【0016】比較試験 次に比較試験を示して本発明の効果を具体的に示す。実
施例1に示した方法で耳ホツレ防止部を形成した織物を
本発明の代表例とし、超音波溶断機で溶断したものを比
較例1、比較例1の巾方向端部にゴム系接着剤、コニシ
株式会社製 ボンド G17を10mm巾で塗布して織
物内部にほぼ100%浸透させた後、乾燥させたものを
比較例2とした。試験は、蛇行調整のパーム表面に研磨
剤を貼り付けた走行試験機で400m/minのスピー
ドで走行させて実施した。試験結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明は試験結果からも明らかなように
耳ホツレが発生せず、長時間の使用に耐え、製紙機械で
断紙を発生させて機械を停止させることがない。また、
耳ホツレの補修としても好適に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を示す説明図である。
【図2】本発明の方法を示す説明図である。
【図3】本発明の耳ホツレ防止部を示す断面図である。
【図4】本発明の他の方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 製紙用織物 2 経糸 3 緯糸 4 製紙用織物の巾方向端部の耳部 5 耳ホツレ防止部 6 熱可塑性樹脂シート 7 接着層 8 剥離シート 9 アイロン 10 ホットロール 11 ロール 12 支持台 13 支持ロール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維製の経糸、緯糸で織成された製
    紙用織物巾方向端部の耳部に巾2mm〜25mm、厚さ
    0.1〜3mmの熱可塑性樹脂シートを織物上で加熱溶
    融圧着させて織物内部に熱可塑性樹脂を空間率にして8
    0%以上充填して形成した耳ホツレ防止部を形成した、
    耳ホツレ防止部を形成した製紙用織物。
  2. 【請求項2】脂シートが軟化点が70〜160℃で、伸
    びが製紙用織物より大きい樹脂シートである、請求項1
    に記載された耳ホツレ防止部を形成した製紙用織物。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂シートが軟化点が70〜1
    60℃のポリエステル系ホットメルト接着剤のシートで
    ある、請求項1または2に記載された耳ホツレ防止部を
    形成した製紙用織物。
  4. 【請求項4】 製紙用織物の巾方向端部の耳部が、少な
    くとも製紙機機上で使用したときの製紙用織物の巾方向
    端部の耳ホツレ発生部を含む部位である、請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載された耳ホツレ防止部を形成
    した製紙用織物。
  5. 【請求項5】 製紙用織物が単織または多重織の抄紙用
    織物である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載さ
    れた耳ホツレ防止部を形成した製紙用織物。
  6. 【請求項6】 耳ホツレ防止部を形成する製紙用織物の
    巾方向端部が経糸に沿って形成されている、請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載された耳ホツレ防止部を形
    成した製紙用織物。
  7. 【請求項7】 合成繊維製の経糸、緯糸で織成された製
    紙用織物の巾方向端部の耳部に巾2mm〜25mm、厚
    さ0.1〜3mmの熱可塑性樹脂シートを載置し、加
    熱、溶融、圧着させて織物内部に該熱可塑性樹脂を空間
    率にして80%以上充填させて耳ホツレ防止部を形成す
    ることを特徴とする耳ホツレ防止を形成した製紙用織物
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂と接着しない剥離シートを
    介して70〜160℃に加熱させた加熱具で熱可塑性樹
    脂シートを加熱、融着、圧着させる、請求項7に記載さ
    れた耳ホツレ防止を形成した製紙用織物の製造方法。
  9. 【請求項9】 方熱、融着、圧着方法が高周波溶着であ
    る、請求項7または8に記載された耳ホツレ防止を形成
    した製紙用織物の製造方法。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂シートを片面が製紙用織
    物に接着するように予め粘着層を配設し、製紙用織物に
    仮接着させた後、加熱、溶融、圧着させる、請求項7な
    いし9のいずれか1項に記載された耳ホツレ防止を形成
    した製紙用織物の製造方法。
  11. 【請求項11】 製紙用織物を無端状に形成して、2本
    のロールに張架して走行させ、走行している製紙用織物
    の巾方向端部の耳部に熱可塑性樹脂シートを供給し、そ
    れを70〜160℃に加熱させたホットロールで加熱、
    溶融、圧着させて、連続的に耳ホツレ防止を形成する、
    請求項7または10に記載された耳ホツレ防止を形成し
    た製紙用織物の製造方法。
JP7070338A 1995-02-22 1995-02-22 耳ホツレ防止部を形成した製紙用織物およびその製造方法 Pending JPH08226042A (ja)

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