JPH08225082A - 流量制御装置 - Google Patents

流量制御装置

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Publication number
JPH08225082A
JPH08225082A JP7053743A JP5374395A JPH08225082A JP H08225082 A JPH08225082 A JP H08225082A JP 7053743 A JP7053743 A JP 7053743A JP 5374395 A JP5374395 A JP 5374395A JP H08225082 A JPH08225082 A JP H08225082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool valve
pressure chamber
control device
rate control
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP7053743A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Yamada
由規 山田
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP7053743A priority Critical patent/JPH08225082A/ja
Publication of JPH08225082A publication Critical patent/JPH08225082A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプール弁収容穴内を往復摺動することに伴
うスプール弁の偏摩耗を防止して、耐久性に優れた流量
制御装置を得ることを目的とする。 【構成】 スプール弁収容穴内22に摺動自在に収容さ
れ、該スプール弁収容穴22内を第1圧力室30と第2
圧力室31に画成するスプール弁29と、該スプール弁
29の移動によって開閉制御され、前記第1圧力室30
内の作動油を貯油タンクに戻すドレン通路33と、前記
第2圧力室31内に収装されて前記スプール弁29を第
1圧力室側30に偏倚させるスプリング32とを備え、
前記第1圧力室30に導入されるポンプ吐出油を、前記
スプール弁収容穴22の開口端側からオリフィス26を
介してアクチュエータに導く流量制御装置であって、前
記スプール弁29の第1圧力室側端部を截頭円錐状に形
成し、この円錐面に複数条の螺旋状溝41を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のパワーステア
リング装置等に使用され、パワーソースからこのパワー
ステアリング装置のアクチュエータに供給される圧力作
動流体の流量を、所定流量に制御する流量制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】流体を作動媒体として、手動操舵トルク
を助勢するパワーステアリング装置にあっては、このパ
ワーステアリング装置に作動流体を供給するパワーソー
スとして、車両に搭載した内燃機関によって駆動される
ポンプを施用することが多い。しかし、一般にパワース
テアリング装置は車両の低速走行時または停車時、換言
すれば内燃機関の低回転駆動時に十分な操舵助勢力が獲
得できることが望まれ、低速走行中よりも接地抵抗の小
さい、つまり高回転駆動時には操舵安定性の見地から、
差ほど操舵助勢力を必要としない。したがって、ポンプ
出力が内燃機関の回転速度に比例して増加するパワーソ
ースは、そのままでは適用できない。
【0003】そこで、通常、パワーステアリング装置に
は、このパワーステアリング装置に供給される作動流体
(作動油)の流量を、内燃機関のアイドリング乃至は低
回転域では十分なパワーステアリング操作が可能なよう
にポンプ吐出油の全量とし、内燃機関の回転速度がある
程度高くなった場合にはオリフィスによって限局された
流量に制御し、余剰油を貯油タンクに還流させるように
した流量制御装置が施用される。
【0004】この種の流量制御装置として、例えば図4
に示すようなものが知られている。即ち、ポンプボディ
1と一体に形成されたハウジング2に、一端封止のスプ
ール弁収容穴3を形成し、その開口端を、図外のパワー
ステアリング装置即ちアクチュエータに連通する吐出通
路4を有し、かつこの吐出通路4とスプール収容穴3内
とを連通するオリフィス5を有するコネクタ6によって
閉止すると共に、このスプール弁収容穴3内部には、こ
れを第1圧力室7と第2圧力室8とに画成するスプール
弁9を摺動自在に嵌挿して第2圧力室8内に収装したス
プリング10によって常時第1圧力室7側に偏倚させ、
常態にあってその胴部(ランド部)9aでドレン通路1
1を閉止するようにしてある。
【0005】また、前記オリフィス5の下流側でコネク
タ6に形成された吐出通路4と前記第2圧力室8とは、
コネクタ6に形成した通路12、ハウジング2に形成し
た感圧オリフィス13及び通路14,15によって連通
してある。
【0006】常態にあって、前記スプール弁9は、スプ
リング10によって前記第1圧力室7側に付勢され、そ
の胴部(ランド部)9aでドレン通路11を閉塞してお
り、前記第1圧力室7内に導入通路16を介して導入さ
れたポンプ吐出油はその全量がオリフィス5を介して図
外のアクチュエータに導かれる。一方、ポンプの回転速
度が増加して、第1圧力室7内に導入されるポンプ吐出
油量が増加すると、オリフィス5による制限流動の下に
第1圧力室7内の作動油が吐出通路4に導かれる一方
で、このオリフィス5の前後差圧に基づいてスプール弁
9が図示のごとく右方向に移動してドレン通路11を開
き、このドレン通路11から余剰油を図外の貯油タンク
に還流させる。なお、類似の流量制御装置は例えば特公
平6−89748号公報に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】斯かる従来例にあって
は、第1圧力室7内に導入通路16を介して導入された
ポンプ吐出油がドレン通路11に分流するとき、このド
レン通路11に流れ込む作動油の運動エネルギによって
スプール弁9がドレン通路11側に偏倚される。スプー
ル弁9はオリフィス5の前後差圧に基づいて専ら往復摺
動するだけであるから、この偏倚された状態でスプール
弁9がスプール弁収容穴3内を往復摺動することによっ
て、スプール弁9の特定箇所が偏摩耗する虞がある。
【0008】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、スプール弁収容穴内を往復摺動することに
伴うスプール弁の偏摩耗を防止して、耐久性に優れた流
量制御装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、一端封
止のスプール弁収容穴と、該スプール弁収容穴内に摺動
自在に収容され、該スプール弁収容穴内を第1圧力室と
第2圧力室に画成するスプール弁と、該スプール弁の移
動によって開閉制御され、前記第1圧力室内の作動油を
貯油タンクに戻すドレン通路と、前記第2圧力室内に収
装されて前記スプール弁を第1圧力室側に偏倚させるス
プリングとを備え、前記第1圧力室に導入されるポンプ
吐出油を、前記スプール弁収容穴の開口端側からオリフ
ィスを介してアクチュエータに導く流量制御装置におい
て、前記スプール弁の第1圧力室側端部を截頭円錐状に
形成し、この円錐面に複数条の螺旋状溝を形成した構成
にしてある。
【0010】
【作用】第1圧力室内に導入通路を介して導入されたポ
ンプ吐出油がドレン通路に分流するとき、このドレン通
路に流れ込む作動油の流れがスプール弁端部の截頭円錐
面に形成した螺旋状溝に衝接作用し、スプールに回転力
与える。これによってスプール弁がスプール弁収容穴内
で回転(自転)する。スプール弁が回転することによ
り、スプール弁の特定箇所がスプール弁収容穴に当接す
ることが防止され、スプール弁の特定箇所の偏摩耗が防
止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
述する。
【0012】図1はこの発明の実施例を示す流量制御装
置の断面図である。図において20はポンプボディ21
と一体に形成されたハウジングで、このハウジング20
には一端封止のスプール弁収容穴22が形成され、この
スプール弁収容穴22の開口端はシールリング23によ
る封止の下に捩じ込み固定されるコネクタ24によって
閉止されている。
【0013】前記コネクタ24には、図外のパワーステ
アリング装置即ちアクチュエータに連通する吐出通路2
5を設け、かつこの吐出通路25とスプール弁収容穴2
2内部とを連通するオリフィス26及び通路26aを穿
設し、さらに周溝27と、この周溝27の底部に開口し
て吐出通路25に連通する直径方向の貫通孔28が形成
してある。また、通路26aの開口端側にはこの通路2
6aに連通する直径方向の貫通孔26bが設けてある。
【0014】前記コネクタ24によって開口端が閉止さ
れたスプール弁収容穴22内には、スプール弁29が摺
動自在に嵌挿されており、このスプール弁29は、スプ
ール弁収容穴22内部を第1圧力室30と第2圧力室3
1とに画成すると共に、第2圧力室31内に収装したス
プリング32のばね力をもって常時第1圧力室30側に
偏倚され、常態にあってそのランド部29aで図外の貯
油タンクに連通するドレン通路33を閉止している。ま
た、スプリング32とスプール弁29との間には軸受け
部材32aが設けてある。更に、スプール弁29によっ
て画成された第1圧力室30にはポンプ吐出油を導く導
入通路34が開口している。
【0015】35はハウジング20に形成した通路で、
この通路35は、スプール弁収容穴22と略平行に盲穴
状に穿設され、その開口端は栓36によって閉塞されて
おり、一端が感圧オリフィス37及び斜孔38を介して
コネクタ24の周溝27に連通し、他端が通路39を介
して第2圧力室31に連通している。前記通路39は第
2圧力室31を半径方向に横切って穿設され、開口端を
栓40で閉塞してある。
【0016】前記スプール弁29の第1圧力室側30端
部は、図2に拡大して示すように截頭円錐状に形成さ
れ、この円錐面に複数条、この実施例では図3に示すよ
うに4条の螺旋状溝41を形成してある。
【0017】また、スプール弁29には、図示したとこ
ろから明らかなように、ドレン通路33に面する周溝4
2と、この周溝42の底部に開口する直径方向の貫通孔
43及びこの貫通孔43に連通して第2圧力室31に向
かって開く軸方向の盲穴44を設け、この盲穴44内に
は、球弁45をその押子46と共にチェックスプリング
47で偏倚して盲穴44の開口端に固定した中空尾栓4
8の弁座に適合させたリリーフ弁49が設けられてお
り、感圧オリフィス37を介して第2圧力室31内に導
かれる吐出通路25における圧力超過を、リリーフ弁4
9のリリーフ動作で回避する。なお、50は中空尾栓4
8の第2圧力室31側端部に設けたフィルタである。
【0018】斯かる構成によれば、導入通路34から第
1圧力室30内に導かれたポンプ吐出油が、コネクタ2
4に形成した貫通孔26b、通路26a及びオリフィス
15を介して吐出通路25に導かれる。
【0019】ここで、常態にあっては、前記スプール弁
29は、スプリング32によって前記第1圧力室30側
に付勢され、その胴部(ランド部)29aでドレン通路
33を閉塞しており、第1圧力室30内に導入されたポ
ンプ吐出油はその全量がオリフィス26を介して図外の
アクチュエータに導かれる。一方、ポンプの回転速度が
増加してポンプ吐出油量が増加し、第1圧力室30内に
導入されるポンプ吐出油量が増加すると、オリフィス2
6による制限流動の下に第1圧力室30内の作動油が吐
出通路25に導かれる一方で、このオリフィス26の前
後差圧に基づいてスプール弁20が図示の如く右方向に
移動してドレン通路33を開き、このドレン通路33か
ら余剰油を図外の貯油タンクに還流させる。
【0020】この第1圧力室30内に導入されたポンプ
吐出油がドレン通路33に分流するとき、このドレン通
路33に流れ込む作動油がスプール弁29端部の截頭円
錐面に形成した螺旋状溝41に衝接作用し、スプール弁
29に回転力を与える。これによって、スプール弁29
がスプール弁収容穴22内で回転(自転)する。この回
転はスプール弁29とスプリング32との間に設けた軸
受け部材32aの作用によって円滑に行われる。
【0021】この実施例によれば、第1圧力室30内に
導入されたポンプ吐出油がドレン通路33に分流すると
き、このドレン通路33に流れ込む作動油の運動エネル
ギによってスプール弁29がドレン通路33側に偏倚さ
れるけれども、この流体の流れがスプール弁29先端の
螺旋状溝41に衝接作用することによってスプール弁2
9が回転するから、スプール弁29がスプール弁収容穴
22内を往復摺動しても、スプール弁29の特定箇所が
スプール弁収容穴22に当接することがない。したがっ
て、このスプール弁29の特定箇所が偏摩耗することが
有利に防止され、耐久性に優れた流量制御弁を得ること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、一端封止のスプール弁収容穴と、該スプール弁収容
穴内に摺動自在に収容され、該スプール弁収容穴内を第
1圧力室と第2圧力室に画成するスプール弁と、該スプ
ール弁の移動によって開閉制御され、前記第1圧力室内
の作動油を貯油タンクに戻すドレン通路と、前記第2圧
力室内に収装されて前記スプール弁を第1圧力室側に偏
倚させるスプリングとを備え、前記第1圧力室に導入さ
れるポンプ吐出油を、前記スプール弁収容穴の開口端側
からオリフィスを介してアクチュエータに導く流量制御
装置において、前記スプール弁の第1圧力室側端部を截
頭円錐状に形成し、この円錐面に複数条の螺旋状溝を形
成したことにより、第1圧力室内に導入されたポンプ吐
出油がドレン通路に分流するとき、このドレン通路に流
れ込む作動油の流れがスプール弁端部の截頭円錐面に形
成した螺旋状溝に衝接作用し、スプール弁を回転させる
から、スプール弁の特定箇所の偏摩耗が防止できる。し
たがって、耐久性に優れた流量制御装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す流量制御装置の断面図
である。
【図2】スプール弁の要部拡大断面図である。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】従来の流量制御装置の断面図である。
【符号の説明】
22 スプール弁収容穴 26 オリフィス 29 スプール弁 30 第1圧力室 31 第2圧力室 32 スプリング 33 ドレン通路 41 螺旋状溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端封止のスプール弁収容穴と、該スプ
    ール弁収容穴内に摺動自在に収容され、該スプール弁収
    容穴内を第1圧力室と第2圧力室に画成するスプール弁
    と、該スプール弁の移動によって開閉制御され、前記第
    1圧力室内の作動油を貯油タンクに戻すドレン通路と、
    前記第2圧力室内に収装されて前記スプール弁を第1圧
    力室側に偏倚させるスプリングとを備え、前記第1圧力
    室に導入されるポンプ吐出油を、前記スプール弁収容穴
    の開口端側からオリフィスを介してアクチュエータに導
    く流量制御装置において、前記スプール弁の第1圧力室
    側端部を截頭円錐状に形成し、この円錐面に複数条の螺
    旋状溝を形成したことを特徴とする流量制御装置。
JP7053743A 1995-02-20 1995-02-20 流量制御装置 Pending JPH08225082A (ja)

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JP7053743A JPH08225082A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 流量制御装置

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JP7053743A JPH08225082A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 流量制御装置

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JPH08225082A true JPH08225082A (ja) 1996-09-03

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ID=12951304

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7053743A Pending JPH08225082A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 流量制御装置

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JP (1) JPH08225082A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104653537A (zh) * 2015-01-15 2015-05-27 四川长江液压件有限责任公司 带锁换向阀

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