JPH08225076A - 水中陸走行体 - Google Patents

水中陸走行体

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JPH08225076A
JPH08225076A JP31905895A JP31905895A JPH08225076A JP H08225076 A JPH08225076 A JP H08225076A JP 31905895 A JP31905895 A JP 31905895A JP 31905895 A JP31905895 A JP 31905895A JP H08225076 A JPH08225076 A JP H08225076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天候等にかかわらず、陸上から水中に確実
に、かつ、安全に移動することができ、しかも、容易に
走行レールに沿って走行させること 【解決手段】 上面および下面を有する一対の走行レー
ル33を陸上から水中に至るように敷設し、走行体本体
1の両側部に、前記走行レール33の上面および下面の
間に位置し陸上走行時に前記走行レール33の下面に当
接するメインタイヤ12を回転駆動自在に配設し、この
メインタイヤ12の上部に、水中走行時に前記走行体本
体1の浮力により前記走行レール33の上面に当接する
補助タイヤ13を前記メインタイヤ12に当接するよう
に配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水中陸走行体に係
り、特に、走行レールに沿って陸上と水中との間を走行
することを可能とした水中陸走行体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、人や荷物を乗せて海や湖等の
水上を航行するものとしては、一般に、船舶が利用され
ており、また、水中を観覧できるものとしては、底部が
ガラス張りとされた船舶や水中を航行する潜水船が使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記船舶や潜
水船においては、荒天時に運行することが不可能となっ
てしまうため、不都合が生じることが多く、観光客等を
十分に満足させることができないという問題を有してい
る。また、前記船舶等の乗降を行なう際には、棧橋等に
移動する必要があるため、極めて不便であり、しかも、
乗降の際に危険が伴うという問題点をも有している。
【0004】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、天候等にかかわらず、陸上から水中に確実に、か
つ、安全に移動することができ、しかも、容易に走行レ
ールに沿って走行させることのできる水中陸走行体を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る水中陸走行体は、上面およ
び下面を有する一対の走行レールを陸上から水中に至る
ように敷設し、浸水型の走行体本体を走行レールに沿っ
て移動自在に形成してなる水中陸走行体において、前記
走行体本体の両側部に、前記走行レールの上面および下
面の間に位置し陸上走行時に前記走行レールの下面に当
接するメインタイヤを回転駆動自在に配設し、このメイ
ンタイヤの上部に、水中走行時に前記走行体本体の浮力
により前記走行レールの上面に当接する補助タイヤを前
記メインタイヤに当接するように配設したことを特徴と
するものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、前記走行
体本体に走行体カプセルを設置したことを特徴とするも
のである。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、前記走行
体カプセルの内部に、搭乗者が搭乗する搭乗室を形成し
たことを特徴とするものである。
【0008】さらに、請求項4に記載の発明は、前記走
行体カプセルの内部に、荷物を搭載する荷室を形成した
ことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、前記陸上
に位置する走行レールの端部に、端部が弧状に拡開する
ように形成された案内壁を連続して設けたことを特徴と
するものである。
【0010】本発明に係る水中陸走行体によれば、例え
ば、走行体カプセルの内部に形成された搭乗室または荷
室に搭乗者または荷物を搭載した状態で、メインタイヤ
を回転駆動させることにより、陸上においては、走行体
本体に重力が加わるため、前記メインタイヤが走行レー
ルの下面に当接して、メインタイヤの回転駆動により走
行レールに沿って移動される。
【0011】続いて、前記走行体本体が走行レールに沿
って移動されて水中に没すると、走行体本体の内部に水
が侵入され、前記走行体本体の浮力により走行体本体が
浮き上がり、メインタイヤが走行レールの下面から離隔
し、前記補助タイヤが走行レールの上面に当接すること
になる。この場合に、前記補助タイヤは、メインタイヤ
に接触しているため、メインタイヤに対して逆方向に回
転するものであり、これにより、前記メインタイヤの回
転方向は、そのままで、前記補助タイヤにより、走行レ
ールの上面に沿って走行体本体が水中を移動されるよう
になっている。
【0012】そして、走行レールに沿って走行体本体が
水中から空気中に移動されると、前記浮力がなくなって
重力が加わることから、走行体本体が下降し、メインタ
イヤが走行レールの下面に当接して、メインタイヤの回
転駆動により走行レールに沿って移動されるものであ
る。
【0013】また、陸上に位置する走行レールの端部
に、端部が弧状に拡開するように形成された案内壁を連
続して設けるようにすれば、陸上において路面上を走行
してきた走行体本体が、前記各案内壁の間に移動するこ
とにより、この走行体本体が前記各案内壁の内側面に沿
って案内され、この走行体本体を前記走行レールの間に
確実に位置させることができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図12を参照して説明する。
【0015】図1乃至図6は本発明に係る水中陸走行体
の実施の一形態を示したもので、例えば、FRPやアク
リル樹脂等の材料からなる走行体本体1の上部には、走
行体カプセル2が設置されており、この走行体カプセル
2の内部には、本実施形態においては、搭乗室3が設け
られている。この搭乗室3の後方には、前記搭乗室3の
内部と外部とを気密状態で仕切る内部ハッチ4が開閉自
在に配設されており、前記走行体本体1および前記走行
体カプセル2の後部には、それぞれ外部ハッチ5,6が
一側部を中心として一体的に横方向に開閉自在に配設さ
れている。前記走行体本体1の下方であって前記外部ハ
ッチ5,6の内側と前記走行体カプセル2の内部ハッチ
4との間には、乗降の際に搭乗者が移動するためのステ
ップ7が配設されている。
【0016】また、前記搭乗室3の内部には、例えば、
前後に2列ずつの複数の座席8が配置されており、この
搭乗室3の上部には、耐圧性を有しガラス等の透明な材
料からなるウインドウ9が一体に装着されている。そし
て、このウインドウ9により前記座席8に着席した搭乗
者が搭乗室3の内部から前方、上方および側方を視認す
ることができるようになされている。
【0017】また、前記走行体本体1の両側面上縁部に
は、側方に突出するウイング状のサイドカバー10が一
体に形成されており、前記走行体本体1の前記外部ハッ
チ5,6の下端縁部分には、前記外部ハッチ5,6の表
面に対して所定間隔を有するように横方向に延在するウ
イング11が取付けられている。
【0018】また、前記走行体本体1の両側の前記サイ
ドがカバー10の下側には、前後に4つのメインタイヤ
12,12…が配設されており、本実施形態において
は、前記各メインタイヤ12の上部には、2つの小径の
補助タイヤ13がその周面が前記メインタイヤ12の外
周面に当接するように回転自在に配設されている。これ
ら補助タイヤ13は、その上部高さが一定となるように
設置されている。さらに、前記走行体本体1の両側面で
あって前記前後のメインタイヤ12の間には、それぞれ
ガイドアーム14が側方に突出するように取付けられて
おり、このガイドアーム14の先端部には、先端部が前
記メインタイヤ12の外側面より突出するガイドタイヤ
15が回転自在に取付けられている。
【0019】また、前記走行体本体1の内部には、図6
に示すように、軸受16により回転自在に軸支され、両
端部に前記前部のメインタイヤ12が固着される前部駆
動シャフト17および後部のメインタイヤ12が固着さ
れる後部駆動シャフト18がそれぞれ前後に配設されて
おり、この前部駆動シャフト17の中途部には、前部デ
ィファレンシャルギア19がカップリング20を介して
配置されるとともに、前記後部駆動シャフト18の中途
部には、後部ディファレンシャルギア21がカップリン
グ20を介して配置されている。また、前記各ディファ
レンシャルギア19,21は、ドライブシャフト22に
より連結されており、このドライブシャフト22の中途
部には、センターディファレンシャルギア23がカップ
リング20を介して配置されている。さらに、前記セン
ターディファレンシャルギア23には、伝達シャフト2
4が連結されており、この伝達シャフト24の中途部に
は、ギアボックス25が配置されている。このギアボッ
クス25には、伝達シャフト24の方向を90゜変更す
るベベルギアボックス26が連結されており、このベベ
ルギアボックス26には、駆動用モータ27の出力軸が
連結されている。そして、この駆動用モータ27の回転
駆動により、ベベルギアボックス26、ギアボックス2
5、センターディファレンシャルギア23、前部ディフ
ァレンシャルギア19および後部ディファレンシャルギ
ア21をそれぞれ介して前部駆動シャフト17および後
部駆動シャフト18が回転駆動され、これにより、前記
各メインタイヤ12を回転駆動できるようになされてい
る。さらに、前記走行体本体1の内部の前記走行駆動機
構の隙間部分には、前記駆動用モータ27を駆動するた
めの複数のバッテリ28が配置されるとともに、前記駆
動用モータ27の駆動制御を行なうための駆動制御装置
29が配設されている。また、本実施形態においては、
前記走行体本体1は、無線による遠隔操作により、自動
的に走行駆動制御するものであるため、走行体本体1の
内部には、前記無線を受信する受信機30が配設されて
いる。
【0020】また、本実施形態においては、走行体本体
1の前部および後部には、図示しない注水口および排水
口がそれぞれ設けられており、水中走行時には、走行体
本体1の内部に水が侵入する浸水型の走行体とされてい
る。そのため、前記走行駆動機構および前記バッテリ2
8は、水の侵入に耐えることができるように防水処理が
施されている。
【0021】図7はこのように構成された走行体本体1
を走行させるための走行システムの一実施形態を示した
もので、例えば、陸上31から海等の水中32を通るよ
うに走行レール33を敷設するようになされており、こ
の走行レール33は、図7に示すように、1本の走行レ
ール33によりこの走行レール33上を往復走行させる
ようにしてもよいし、走行レール33を環状に敷設し、
この走行レール33上を周回させるようにしてもよい。
【0022】また、前記走行レール33は、図8に示す
ように、断面形状コ字状を有しており、この走行レール
33は、その開口する面が互いに対向するように平行に
敷設するようになされている。そして、これら各走行レ
ール33の内側に、前記メインタイヤ12および補助タ
イヤ13を位置させることにより、前記走行体本体1を
走行レール33に設置するようになっており、この状態
で、前記ガイドタイヤ15が前記各走行レール33の内
側面に当接するようになっている。
【0023】なお、本実施形態においては、前記走行レ
ール33を断面形状コ字状に形成するようにしている
が、この走行レール33は、例えば、水中32において
は少なくとも上面を有するとともに、陸上31において
は少なくとも下面を有する形状を有していればよい。さ
らに、陸上31においては、走行レール33の代りに路
面上を走行させるようにしてもよい。
【0024】また、本実施形態においては、第9図乃至
第11図に示すように、陸上31には、各走行レール3
3の端部に連続するように案内壁34が立設されてお
り、この案内壁34の端部は、弧状に拡開するように形
成されている。
【0025】このように形成することにより、陸上31
において路面上を走行してきた走行体本体1が、前記各
案内壁34の間に移動することにより、この走行体本体
1の前記ガイドタイヤ15が前記各案内壁34の内側面
に当接し、これにより、走行体本体1が案内壁34の内
側面に沿って案内され、前記走行レール33の間に必ず
位置されるようになっている。
【0026】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0027】本実施形態においては、まず、陸上31に
位置する走行レール33に走行体本体1を位置させた状
態で、前記走行体本体1および走行体カプセル2の外部
ハッチ5,6を開き、搭乗者が搭乗した後、内部ハッチ
4を閉じるとともに、外部ハッチ5,6を閉じる。これ
により、前記走行体カプセル2の搭乗室3の内部は気密
に保持されることになる。この場合、図示していない
が、酸素発生装置により前記搭乗室3の内部には常に適
当な酸素が供給されるようになっているとともに、二酸
化炭素除去装置により、前記搭乗室3の内部に発生する
二酸化炭素を除去するようになっている。
【0028】次に、無線による遠隔操作により走行操作
を行なうことにより、この制御信号が受信機30に受信
され、これにより、駆動制御装置29により駆動用モー
タ27が駆動制御される。そして、この駆動用モータ2
7の回転駆動により、ベベルギアボックス26、ギアボ
ックス25、センターディファレンシャルギア23、前
部ディファレンシャルギア19および後部ディファレン
シャルギア21をそれぞれ介して前部駆動シャフト17
および後部駆動シャフト18が回転駆動され、これによ
り、前記各メインタイヤ12が回転駆動され、前記走行
体本体1が走行されるものである。
【0029】そして、陸上31において路面上を走行し
てきた走行体本体1は、前記各案内壁34の間に移動す
ることにより、この走行体本体1の前記ガイドタイヤ1
5が前記各案内壁34の内側面に当接し、これにより、
走行体本体1が案内壁34の内側面に沿って案内され、
前記走行レール33の間に位置され、前記走行体本体1
は、前記各メインタイヤ12の回転駆動により、前記走
行レール33に沿って走行されるものである。
【0030】この場合に、陸上31においては、走行体
本体1に重力が加わるため、図8(a)に示すように、
前記メインタイヤ12が走行レール33の内側下面に当
接して、メインタイヤ12の回転駆動により走行レール
33に沿って移動されることになる。
【0031】そして、前記走行体本体1が走行レール3
3に沿って移動されて水中32に没すると、前記注水口
および排水口により走行体本体1の内部に水が侵入さ
れ、前記走行体本体1の浮力および搭乗室3の内部空気
の浮力により、走行体本体1が前記走行レール33の内
側部分で浮き上がり、図8(b)に示すように、メイン
タイヤ12が走行レール33の内側下面から離隔し、前
記補助タイヤ13が走行レール33の内側上面に当接す
ることになる。この場合に、前記補助タイヤ13は、メ
インタイヤ12に接触しているため、メインタイヤ12
に対して逆方向に回転するものであり、これにより、前
記メインタイヤ12の回転方向は、そのままで、前記補
助タイヤ13により、走行レール33の内側上面に沿っ
て走行体本体1が水中32を移動されるものである。
【0032】そして、走行レール33に沿って走行体本
体1が水中32から空気中に移動されると、前記浮力が
なくなって重力が加わることから、走行体本体1が下降
し、メインタイヤ12が走行レール33の内側下面に当
接して、メインタイヤ12の回転駆動により走行レール
33に沿って移動されるようになっている。
【0033】したがって、本実施形態においては、前記
走行体本体1のメインタイヤ12の上方に補助タイヤ1
3を当接するように配設し、前記メインタイヤ12を回
転駆動させることにより、陸上31の走行時には、メイ
ンタイヤ12を走行レール33の内側下面に当接させ、
水中32の走行時には、走行体本体1の浮力によりメイ
ンタイヤ12と逆方向に回転する補助タイヤ13を走行
レール33の内側上面に当接させて走行させるようにし
ているので、陸上31および水中32において、メイン
タイヤ12の回転方向を変更することなく、メインタイ
ヤ12を一方向に回転させることにより、走行体本体1
を陸上31および水中32において走行させることがで
きる。
【0034】また、陸上31に位置する走行レールの端
部に、端部が弧状に拡開するように形成された案内壁3
4を連続して設けているので、陸上31において路面上
を走行してきた走行体本体1が前記各案内壁34の内側
面に沿って案内され、この走行体本体1を前記走行レー
ル33の間に確実に位置させることができる。
【0035】また、図12は走行体本体1を走行させる
ための走行システムの他の応用例を示したもので、例え
ば、本島と離島との間にあらかじめ設置されている電
気、電話等の電気配線あるいは石油等のパイプライン等
の海中設置物35に沿って走行レール33を敷設するこ
ともできる。
【0036】そして、この走行レール33に沿って走行
体本体1を走行させることにより、この走行体本体1を
本島と離島との間の交通としても利用することができ
る。
【0037】また、この場合に、前記走行体本体1の搭
乗室の座席を取外し、この搭乗室を荷室として利用する
ことにより、前記走行体本体1を貨物運搬車としても利
用することができる。このとき、前記ウインドウは必要
ないので走行体本体1あるいは走行体カプセル2と同様
の材料により走行体カプセル2の上部を形成するように
すればよい。
【0038】さらに、搭乗車が搭乗する走行体本体1と
前記貨物運搬車として利用された走行体本体1とを複数
連結して走行させることも可能である。
【0039】また、前述のように、電気、電話等の電気
配線あるいは石油等のパイプライン等の海中設置物35
に沿って走行レール33を敷設するようにすれば、走行
体の搭乗者により前記電気配線やパイプライン等の点検
等を確実に視認することができる。さらに、前記走行体
本体1に1つあるいは複数のビデオカメラを搭載すると
ともに、このビデオカメラの位置および方向を任意に調
整することができるようにしておき、このビデオカメラ
による映像を無線により発信して遠隔操作位置で視認す
ることができるようにしておけば、前記走行体本体1を
無人とした状態でも、前記電気配線やパイプライン等の
海中設置物35の点検等を行なうことが可能となる。
【0040】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、例えば、アミューズメントパー
ク、遊園地等の乗り物や、水族館等において水中32を
観覧する場合等に適用したり、さらに、室内の水槽等の
水中を走行したり、室外の池等の水中を走行するおもち
ゃとして適用する等、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る水中陸走
行体は、走行体本体のメインタイヤの上方に補助タイヤ
を当接するように配設し、メインタイヤを回転駆動させ
ることにより、陸上走行時には、メインタイヤを走行レ
ールの下面に当接させ、水中走行時には、走行体本体の
浮力によりメインタイヤと逆方向に回転する補助タイヤ
を走行レールの上面に当接させて走行させるようにした
ので、陸上および水中において、メインタイヤの回転方
向を変更することなく、メインタイヤを一方向に回転さ
せることにより、走行体本体を陸上および水中において
走行させることができ、天候にかかわらず、確実に、か
つ、安全に陸上および水中の走行を行なうことができ
る。また、陸上に位置する走行レールの端部に、端部が
弧状に拡開するように形成された案内壁を連続して設け
てることにより、陸上において路面上を走行してきた走
行体本体が各案内壁の内側面に沿って案内され、この走
行体本体を走行レールの間に確実に位置させることがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中陸走行体の一実施形態を示す
斜視図
【図2】本発明の走行体の側面図
【図3】本発明の走行体の平面図
【図4】本発明の走行体の正面図
【図5】本発明の走行体の後面図
【図6】本発明の走行体の内部を示す概略構成図
【図7】本発明の走行体の走行システムを示す説明図
【図8】図8(a)は陸上走行時の走行体を示す説明
図、図8(b)は水中走行時の走行体を示す説明図
【図9】本発明の水中陸走行体の走行システムにおける
陸上部分の構造を示す側面図
【図10】本発明の水中陸走行体の走行システムにおけ
る陸上部分の構造を示す平面図
【図11】第11図(a)は案内壁の間を走行する走行
体を示す説明図、第11図(b)は走行レールを走行す
る走行体を示す説明図
【図12】本発明の走行体の他の走行システムを示す説
明図
【符号の説明】
1 走行体本体 2 走行体カプセル 3 搭乗室 12 メインタイヤ 13 補助タイヤ 15 ガイドタイヤ 27 駆動モータ 29 駆動制御装置 31 陸上 32 水中 33 走行レール 34 案内壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面および下面を有する一対の走行レー
    ルを陸上から水中に至るように敷設し、浸水型の走行体
    本体を走行レールに沿って移動自在に形成してなる水中
    陸走行体において、前記走行体本体の両側部に、前記走
    行レールの上面および下面の間に位置し陸上走行時に前
    記走行レールの下面に当接するメインタイヤを回転駆動
    自在に配設し、このメインタイヤの上部に、水中走行時
    に前記走行体本体の浮力により前記走行レールの上面に
    当接する補助タイヤを前記メインタイヤに当接するよう
    に配設したことを特徴とする水中陸走行体。
  2. 【請求項2】 前記走行体本体に走行体カプセルを設置
    したことを特徴とする請求項1に記載の水中陸走行体。
  3. 【請求項3】 前記走行体カプセルの内部に搭乗者が搭
    乗する搭乗室を形成したことを特徴とする請求項2に記
    載の水中陸走行体。
  4. 【請求項4】 前記走行体カプセルの内部に荷物を搭載
    する荷室を形成したことを特徴とする請求項2に記載の
    水中陸走行体。
  5. 【請求項5】 前記陸上に位置する走行レールの端部
    に、端部が弧状に拡開するように形成された案内壁を連
    続して設けたことを特徴とする請求項1に記載の水中陸
    走行体。
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