JPH08224882A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH08224882A
JPH08224882A JP5674095A JP5674095A JPH08224882A JP H08224882 A JPH08224882 A JP H08224882A JP 5674095 A JP5674095 A JP 5674095A JP 5674095 A JP5674095 A JP 5674095A JP H08224882 A JPH08224882 A JP H08224882A
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cap
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Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
Hiroyuki Inoue
博行 井上
Hitoshi Nakamura
仁志 中村
Soichi Hiramatsu
壮一 平松
Hideaki Kawakami
英明 川上
Takeshi Iwasaki
武史 岩崎
Takashi Nojima
隆司 野島
Akira Kida
朗 木田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録装置に記録ヘッドが装着されていない場合
でも、キャッピング動作を行うことで、運搬時やキャッ
プを下にして設置した場合における吸引ポンプからのイ
ンク漏れを防止し、記録装置内部のインク汚染を防止す
る。 【構成】キャッピング手段(9) とこれに連通する吸引ポ
ンプとを備え、記録ヘッド(1) が装着されているときあ
るいは装着されていないときに、吐出口面(81)のキャッ
ピング終了時の吸引ポンプの状態がピストン(12)がイン
ク吸引口(11C)を塞ぐ位置に停止している状態であるこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記
録媒体)に画像を記録していくように構成されている。
前記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分
けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材を所定の記
録位置にセットした後、被記録材に沿って移動するキャ
リッジ上に搭載した記録手段)によって画像を記録(主
走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(被記録材搬送)を行い、その後に再び停止した被記録
材に対して、次の行の画像を記録(主走査)するという
動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録が行わ
れる。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録す
るラインタイプの記録装置においては、被記録材を所定
の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った
後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに、次
の行の記録を一括して行うという動作を繰り返すことに
より、被記録材全体の記録が行われる。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少
なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記
録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したフルマルチタイ
プの記録手段を用いるライン型のものは、記録の一層の
高速化が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一
方、被記録材の材質に対する要求も様々なものがあり、
近年では、通常の被記録材である紙や樹脂薄板(OHP
等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のバン
チ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)な
どを使用することが要求されるようになってきた。
【0006】上記インクジェット記録装置には、一般
に、記録ヘッドの吐出口に付着した増粘インクや塵埃な
どを除去して安定したインク吐出機能を維持または回復
するための回復装置が装着されている。この回復装置
は、記録ヘッドの吐出口のインク乾燥を防ぐためのキャ
ップと、インクを吐出口から吸引するためのポンプ手段
とを有しており、このポンプ手段としては主にプランジ
ャタイプのものが使用されている。この種のポンプ手段
は、シール部材としてのピストンのみをシリンダ内で往
復移動させ、ピストンの往行程で発生する負圧によって
記録ヘッドからのインクをシリンダ内へ吸引し、復行程
でシリンダ内のインクを排出系へ排出するように構成さ
れている。
【0007】図11〜図13は前記ポンプ手段(吸引手
段)の構成及び動作を模式的に示す平面断面図である。
図11〜図13において、シリンダ・ピストン方式の吸
引手段は、密閉されたシリンダ101内をピストン10
2が矢印A方向に移動することで、該シリンダ内の初期
体積が密閉状態のまま増加することにより、該シリンダ
内に負圧が発生し、該シリンダ101に設けられたイン
ク吸引口101Aをピストン102が通過した時(図1
2)にシリンダ内に発生した負圧によってインク吸引口
101Aよりインクあるいは空気をピストン102より
上流側(図示右側)の空間103に吸い込むことが可能
となる。
【0008】従って、シリンダ101に設けたインク吸
引口101Aにキャップ104を接続し、このキャップ
により記録ヘッドを密閉した状態で前記ピストン102
を作動させ、ピストン102がインク吸引口101Aを
通過することで、記録ヘッドよりインクを吸引すること
ができる。このインク吸引によって、記録ヘッドの吐出
口に発生するインク吐出不良を解消し、インク吐出の正
常化(回復処理)を行うことができる。
【0009】このような回復系においては、記録データ
等のない時、あるいは記録装置不使用時に、記録ヘッド
のインク吐出口の乾燥防止やインク吐出口へのゴミの付
着を防止するために、該記録ヘッド吐出口面にキャップ
を当接させて吐出口を密封するキャッピング動作が自動
的に実施される。このキャッピング動作だけでは、記録
ヘッドからのインク吸引(吸引回復処理)は行われな
い。
【0010】すなわち、従来のインクジェット記録装置
の回復装置においては、キャッピング終了時のシリンダ
101内でのピストン102の停止位置は、図13に示
すようなインク吸引口101Aより上流側(図示右側)
の位置になる。なお、記録ヘッドから吸引されたインク
は、先ず図12における空間103に導入され、次いで
ピストン102を引き上げる際(図中で右向きに移動す
る時)、ピストン102とピストン軸105に設けられ
たガタ部を通してピストン102の左側空間106へ移
動させられ、そこからシリンダ外へ排出される。その場
合、吸引されたインクが全てシリンダ外へ排出されるわ
けでなく、インクの表面張力等により、図12及び図1
3に示す様に一部のインクは空間103及び106のシ
リンダ内壁等に残インク107として付着することにな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクジェット記録装置においては、装置本体に記
録ヘッドが装着されていない時に記録データがなくて自
動キャッピングされた場合、あるいは、記録装置の不使
用時にキャッピングされた状態で記録装置を傾けたり輸
送を行うような場合、さらには、キャップを下側にして
記録装置を持ち運んだりするような場合に、シリンダ内
の前記残インク107がインク吸引口101Aを通して
キャップ104より流れ出し(図13中の符号108で
示す流出インク)、記録装置内部を汚染するという問題
がある。特に小型のポータブルタイプの記録装置では、
持ち運びが容易な為このようなインク流出により装置内
部を汚染する現象が顕著であった。これに起因して、記
録装置を持ち運んだ後で記録を開始すると被記録材(記
録用紙)がインクで汚れたり、記録装置からインクが漏
れて手や机を汚染するという問題が生じる。
【0012】
【課題解決のための手段および作用】本発明は前述の従
来技術に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、
記録装置に記録手段が装着されていない場合でも、キャ
ッピング動作を行うことで、吸引ポンプからのインク漏
れを防止することができ、それによって記録装置内部の
インク汚染を防止することができるインクジェット記録
装置を提供することである。
【0013】請求項1の発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、記録手段の吐出口面に対し押圧されて該吐出
口面をキャッピングするキャップと、該キャップ内に連
通するインク吸引口を有するシリンダ内でピストンを移
動させることにより該インク吸引口を開閉して負圧吸引
するポンプとを備え、前記吐出口面のキャッピング終了
時の前記ピストンの停止位置が前記インク吸引口を塞ぐ
位置にある構成とすることにより、上記目的を達成する
ものである。
【0014】請求項2の発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、記録手段の吐出口面に対し押圧されて該吐出
口面をキャッピングするキャップと、該キャップ内に連
通するインク吸引口を有するシリンダ内でピストンを移
動させることにより該インク吸引口を開閉して負圧吸引
するポンプとを備え、前記記録手段が記録装置に装着さ
れていないときに、前記吐出口面のキャッピング終了時
の前記ピストンの停止位置が前記インク吸引口を塞ぐ位
置である構成とすることにより、上記目的を達成するも
のである。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の模式的斜視図である。図1において、イン
クジェット記録ヘッド(記録手段)1は、ガイドシャフ
ト3とガイドレール4に摺動自在なキャリッジ2に搭載
され、該キャリッジ2は、キャリッジモータ5の回転に
よりモータプーリ6及びタイミングベルト7を介して往
復駆動可能になっている。このキャリッジ2の移動方向
は、前記キャリッジモータ5の回転方向を変えることで
行われる。
【0016】記録ヘッド1は、インクを吐出する機能を
有するインクジェットヘッドエレメント1Bと該ヘッド
エレメントにインクを供給するためのインクタンク1C
とを一体化した構成を有している。ヘッドエレメント1
Bの前面には複数の吐出口が配列された吐出口面が設け
られている。前記記録ヘッド1としては、カラー記録が
可能なカラー記録ヘッド部と黒色記録専用のモノクロ記
録ヘッドが準備され、ユーザの好みに合わせてキャリッ
ジ2に対して各々着脱可能となっている。また、記録に
よりインクが消費された時には該インクタンク1Cのみ
を記録ヘッド1に対して着脱することもできる。前記記
録ヘッド1のヘッドエレメント1Bは、制御回路からの
信号に基づいて列状に配置された複数個の吐出口からイ
ンクを記録用紙等の被記録材8へ吐出して記録を行うよ
うに構成されている。
【0017】前記記録ヘッド1(ヘッドエレメント1
B)は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するイン
クジェットヘッドであって、熱エネルギーを発生するた
めの電気熱変換体を備えたものである。また、前記記録
ヘッド1は前記電気熱変換体によって印加される熱エネ
ルギーにより生じる膜沸騰により気泡の成長、収縮によ
って生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐
出させ、記録を行うものである。
【0018】図2は、前記記録ヘッド1のインク吐出部
(ヘッドエレメント)1Bの構造を模式的に示す部分斜
視図である。図2において、被記録材8と所定の隙間
(例えば、約0.5 〜2.0 ミリ程度) をおいて対面する吐
出口形成面81には、所定のピッチで複数の吐出口82
が形成され、共通液室83と各吐出口82とを連通する
各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを
発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が
配設されている。本例においては、記録ヘッド1は、前
記吐出口82がキャリッジ2の走査(移動)方向と交叉
する方向に並ぶような位置関係で、該キャリッジ2に搭
載されている。こうして、画像信号または吐出信号に基
づいて対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、
液路84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧
力によって吐出口82からインクを吐出させる記録ヘッ
ド1が構成されている。
【0019】図1において、記録ヘッド1の吐出口82
を密封するための弾性材料で形成されたキャップ9は塩
素化ブチルゴムその他の弾性を有する適宜な材料で形成
される。図3はキャップ9及び吸引ポンプを模式的に示
す平面断面図である。図1及び図3において、前記キャ
ップ9はキャップホルダー10に一体的に保持されてい
る。前記キャップホルダー10はシリンダ11から一体
的に伸びた腕部11Aに回転自在に保持されている。吸
引ポンプのシリンダ11の内部にはゴムなどの弾性体で
作られたピストン12が摺動自在に嵌挿されている。そ
して、ピストン軸13を駆動してピストン12を摺動さ
せることにより、シリンダ11内に負圧を発生する吸引
ポンプが構成されている。ピストン軸13及びピストン
12の動作の詳細は後述する。
【0020】図3において、キャップ9には一体的にジ
ョイント部9Aが形成されており、このジョイント部9
Aをシリンダ11のジョイント部11Bに締め代をもっ
て圧入することにより、シリンダ11とキャップ9はシ
ールされた状態で結合される。また、シリンダ11に設
けたジョイント部11Bの内部にはシリンダ内とキャッ
プ9を連通するインク吸引口11Cが設けられている。
【0021】図4はシリンダ11に対するキャップ9の
取り付け構造を示す模式的側面図であり、図5は図4の
キャップ9の正面図である。次に、図4及び図5を参照
して、記録ヘッド1に対してキャップ9を圧接及び離隔
する動作について説明する。図3〜図5において、キャ
ップホルダー10に一体的に保持されたキャップ9はシ
リンダ11と密閉を持って連結されており、更にキャッ
プホルダー10はシリンダ11に対してシリンダ腕部1
1Aに支点10Aを中心に回転自在に保持されている。
ここで、キャップ9とシリンダ11はジョイント部9
A、11Bで連結(接続)されているものの、ジョイン
ト部9Aは例えば塩素化ブチルゴム等の弾性体でキャッ
プ9と一体に形成されており、また、L型で変形自在に
形成されているので、キャップホルダー10の回転に対
して何ら支障になることはない(図4)。
【0022】図4及び図5に示すようにキャップホルダ
ー10の下部には異径圧縮コイルバネ14がプラテン1
5とキャップホルダー10の間に装着されている。この
圧縮コイルバネ14により、キャップホルダー10は常
に記録ヘッド1側に付勢されている。ここで、シリンダ
11はプラテン15によってシリンダ軸心回りに回転自
在に支持されている。従って、シリンダ11及びキャッ
プ9はシリンダ軸心を中心として異径圧縮コイルバネ1
4により回転力が与えられることになる。
【0023】一方、シリンダ11には図3に示すように
シリンダ制御部11Dが一体的に形成されており、シリ
ンダ制御部11Dの先端はポンプカムギア16のカム部
16Aに当接している。従って、シリンダ11の回転位
置は、ポンプカムギア16のカム部16Aによってシリ
ンダ制御部11Dの回転位置を規制することにより設定
される。すなわち、ポンプカムギア16の回転駆動して
カム部16Aに沿ってシリンダ制御部11Dを揺動させ
ることにより、シリンダ11を介してキャップ9を揺動
させ、それによってキャップ9による記録ヘッド1のキ
ャッピング及びキャッピング解除が可能となる。
【0024】なお、ポンプカムギア16はLF(LIN
E FEED)ギア17と選択的に接続可能になってお
り、不図示の紙送りモータの駆動を不図示のギア列を介
しLFギア17に伝え、キャリッジ2の動きでクラッチ
動作(不図示)を行うことにより、紙送りモータの駆動
をポンプカムギア16にに伝えることが可能となる。な
お、ここで、ポンプカムギア16には一部欠歯部16B
(図1)を設けてあるので、キャリッジ2がクラッチ動
作を行わないと、LFギア17の伝達が切れ、ポンプカ
ムギア16に駆動が伝わらないことになる。
【0025】ここで、ピストン軸13及びピストン12
の動きについて説明する。図3において、ポンプカムギ
ア16はシリンダキャップギア18と連結(噛み合い)
されている。すなわち、キャリッジ2がクラッチ動作を
行うことで、LFギア17の駆動がポンプカムギア16
に伝わりさらにシリンダキャップギア18に伝わること
になる。更に、シリンダキャップギア18の内壁に設け
たボス18Aをピストン軸13に設けたリード溝13A
に嵌合させ、またピストン軸13の先端に設けた溝13
Bにシリンダ11に設けたガイド11Eを係合させてピ
ストン軸13の回転を止めることにより、ポンプカムギ
ア16の回転運動をピストン軸13の直線運動に変換す
ることが可能となる。
【0026】したがって、LFギア17の回転およびキ
ャリッジ2によるクラッチ動作を制御することにより、
シリンダ11の回転動作および回転位置、つまりキャッ
プ9の記録ヘッド1に対する位置(圧接または離隔)お
よび動作タイミングを制御することができる。ピストン
軸13には軸と一体で形成された2つのフランジ部13
C、13Dが設けられている。これらのフランジ部13
C、13Dの間にピストン12がセットされている。こ
のピストン12は中心部に貫通孔のあるいわゆるドーナ
ツ形状をしている。
【0027】ピストン12は弾性部材で作られ、たとえ
はシリコンゴム、NBRゴム等が用いられる。当然、シ
リンダ11及びピストン12は円筒形状をしており、シ
リンダ11の内径に対してピストン12の外径の方が大
きく、ある締め代(おおよそ、0.2mm〜0.5mm
程度)を持っている。従って、ピストン12の移動時で
も、シリンダ内壁とピストン外壁との間にはシール性
(密封性)を保持されている。
【0028】シリンダシール19もドーナツ状をしてお
り、シリンダシール19の外径はシリンダ11の内径と
シール性(密封性)を持っており、かつシリンダシール
19の内径はピストン軸13とシール性(密封性)を保
っている。20はシリンダワッシャであり、シリンダ1
1に設けた段差部で係止されている。
【0029】ピストン12の側面(図示右側の側面)に
はリブ12Aが全周にわたって前記フランジ部13Cに
対向して設けられており、更にピストン12の内径はピ
ストン軸13の外径より大きく、その間にガタ(隙間)
が設けられている。更にピストン軸13に設けられた2
つのフランジ部13C、13Dの間の距離に対してピス
トン12の幅の方が小さくなっている。これらのガタ
(隙間)はインク吸引口11Cから吸引したインクをピ
ストン12の移動を利用して排出するためのものであ
り、その詳細は後述する。
【0030】吸引ポンプのイニシャル状態は図3に示す
とおりであり、この状態では、ピストン軸13が引き上
げられ、ピストン12は左側のフランジ部13Dに押さ
れて図3の位置(図示右側へ移動した位置)にある。次
に吸引信号がMPUから出されると、キャリッジ2がラ
ッチ動作を行い、LFギア17からポンプカムギア16
およびシリンダキャップギア18に駆動が伝わり、シリ
ンダキャップギア18の回転がピストン軸13の直線運
動になる。
【0031】図6〜図10は図3の吸引ポンプのピスト
ン12の動きを説明するための模式的縦断面図である。
図3に示す吸引ポンプのイニシャル状態からピストン軸
13が図中左方向に移動すると、図6に示す様にフラン
ジ部13Cがピストン側面のリブ12Aに圧接し、ピス
トン12より右側の空間11Fが密閉状態になる。更に
ピストン軸13が左に進むことで、空間11Fは密閉状
態のまま体積が増加するため、空間11Fは徐々に大気
圧以下(負圧状態)になる。この負圧はピストン軸13
(ピストン12)の移動とともに徐々に大きくなり、ピ
ストン12の側面の端部がインク吸引口11Cを通過す
る時(図7の時)の吸引力が最大になる。
【0032】そして、空間11Fとインク吸引口11C
が連通することで、最大となった吸引力によってインク
吸引口11C及びキャップ9を介して外部よりインクあ
るいは空気が空間11Fに流入する。こうしてインクあ
るいは空気が空間11Fに流入すると、該空間11F内
の負圧の程度が弱まって解消されることになる。ここ
で、ピストン12がインク吸引口11Cを通過する時に
記録ヘッド1に対してキャップ9が密閉するようにポン
プカムギア16に設けられたカム部16Aを形成するこ
とにより、インク吸引が可能となる。
【0033】次に図8を参照してシリンダ11内のイン
クを排出する動作について説明する。前述の様に記録ヘ
ッド1より吸引したインクはシリンダ内の空間11Fに
(その壁面等に付着して)滞留しているが、次にLFギ
ア17を逆転することによりピストン軸13を引き上げ
方向(図中右向き、すなわち矢印B方向)に移動させる
と、ピストン軸13のフランジ部13C、13D間の距
離に対してピストン12の幅が小さく、さらにピストン
12の内径がピストン軸13の外径より大きいため、ピ
ストン軸13(ピストン12)の引き上げ(右向きの移
動)に伴いピストン12とピストン軸13との間のガタ
(隙間)を通って、空間11Fにあったインクがピスト
ン12の左側の空間11Hに移動することになる(図8
中の矢印Cの流れ)。
【0034】したがって、ピストン軸13(ピストン1
2)の往復動作を繰り返すうちに、徐々にシリンダ11
の端部11Gよりインクが排出されることになる。シリ
ンダ11より排出されたインクはプラテン15内に収め
られた不図示の廃インクシートに吸収されることにな
る。しかしながら、吸引ポンプ内(シリンダ11内)に
吸引されたインクが全て廃インクシートに吸収されるわ
けではなく、図9に示すようにインクの一部はシリンダ
11内に残る。これは、インクの表面張力等でシリンダ
内壁等にインク21が付着するためである。
【0035】したがって、図9に示すようにシリンダ1
1内に残インク21が存在する状態でかつピストン12
が図9の位置にあるままで、記録装置を運搬したり、記
録装置を傾けて設置したりすると、シリンダ11内のイ
ンクがインク吸収口11Cを通ってキャップ9より記録
装置本体内に流出することになる。そこで、本発明によ
るインクジェット記録装置においては、図10に示すよ
うに、キャッピング動作終了時にピストン12をインク
吸引口11Cと整合する位置(インク吸引口11Cを閉
じる位置)に停止させ、それによってシリンダ11内の
残インク21が漏れ出すことが防止されている。こうす
ることにより、記録装置の運搬時や設置時において、シ
リンダ11内の残インク21がキャップ9から洩れるイ
ンク漏れを無くすことができ、残インク21が運搬時や
設置時にキャップから流出することを無くすことがで
き、記録装置内部のインク汚染を防止することが可能と
なる。
【0036】以上図1〜図10で説明した実施例では、
記録ヘッド1が記録装置本体に装着されている場合を説
明したが、本発明は記録ヘッドが装着されていない場合
にも同様に適用できるものである。つまり、記録ヘッド
1が記録装置本体に装着されていない場合において、キ
ャッピング終了時のピストン停止位置をインク吸引口1
1Cを塞ぐ位置にする構成によっても、前述の実施例と
同じ作用効果を達成することができる。
【0037】その理由は、記録ヘッド1が装着された状
態でキャッピング時にインク吸引口11Cをピストン1
2で塞ぐと、キャッピング状態でキャップ9内は完全密
閉状態となり、記録装置の設置環境における温度変化が
激しいような場合、キャップ9内のインク体積が膨張し
記録ヘッド内(吐出口82内)に空気を押し込む可能性
があるという第1の理由、並びに、ピストン12の幅を
大きくとれない場合、部品公差の積み上げによって、イ
ンク吸引口11Cに対するピストンの停止位置精度が悪
くなり、キャッピング終了時にピストンがインク吸引口
を通過してしまうことが生じ、インク吸引を行わないキ
ャッピング状態でもインク吸引を実行してしまうことに
なるという第2の理由に依るものである。
【0038】このような技術課題に対して、記録装置に
記録ヘッドが装着されている場合は、キャッピング終了
時、ピストン12の停止位置はインク吸引口11Cより
上流側で停止させる(図6参照)ように選定させる。そ
の場合、シリンダ11内の残インク19は、記録ヘッド
1がキャップ9でキャッピングされている為、更にシリ
ンダ11のインク排出側が大気解放されている為、記録
ヘッド1への空気押し込みもない。そして、記録装置本
体に記録ヘッド1が装着されていないことを記録装置が
検知した場合には、ピストン12の停止位置をインク吸
引口11Cを塞ぐ位置にすることにより、キャップ9よ
りのインク流出を防ぐことが可能となる(図10参
照)。このようにすることにより、ピストン12の小型
化が図られ、装置全体の小型化が可能とともに、設計の
自由度を大幅に高めることが可能になる。
【0039】以上説明した実施例によれば、記録ヘッド
1の吐出口面81を弾性体のキャップ9でキャッピング
し、キャップ9と連通する吸引ポンプを有し、該吸引ポ
ンプは前記キャップ9と連通するインク吸引口11Cを
有し、ピストン12の移動により負圧を発生させ、前記
インク吸引口11C及び前記キャップ9を介して記録ヘ
ッド1の吐出口82よりインクを吸引することが可能な
構成(吸引回復装置)において、キャッピング終了時の
ピストン停止位置を前記インク吸引口11Cを塞ぐ位置
に設定したので、記録装置本体に記録ヘッド1が装着さ
れていない場合に運搬されたり、キャップを下にして設
置されたような場合でも、シリンダ11内の残インク2
1がキャップ9より流出する(漏れ出す)ことを防ぐこ
とができ、記録装置内部の漏洩インクによる汚染を防止
できるようになった。
【0040】なお、以上の実施例では、記録手段(記録
ヘッド)を主走査方向に移動させるシリアル記録方式の
場合を例に挙げて説明したが、本発明は、被記録材の全
幅または一部をカバーする長さのライン記録手段を用い
て副走査のみで記録するライン記録方式の場合にも、同
様に適用することができ、同様の効果を達成し得るもの
である。また、本発明は、1個の記録手段で記録する単
色の記録装置の他、異なる色で記録する複数の記録手段
を用いるカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃
度で記録する複数の記録手段を用いる階調記録装置、さ
らには、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同
様に適用することができ、同様の効果を達成し得るもの
である。
【0041】さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタ
ンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用い
る場合、あるいは記録ヘッドとインクタンクを別体に
し、その間をインク供給用のチューブ等で接続する場合
など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのよう
な場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得
られるものである。
【0042】なお、本発明は、インクジェット記録装置
の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用でき
るが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
る方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。かかる方式に
よれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからで
ある。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録材へインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、記
録手段の吐出口面に対し押圧されて該吐出口面をキャッ
ピングするキャップと、該キャップ内に連通するインク
吸引口を有するシリンダ内でピストンを移動させること
により該インク吸引口を開閉して負圧吸引するポンプと
を備え、前記吐出口面のキャッピング終了時の前記ピス
トンの停止位置が前記インク吸引口を塞ぐ位置にある構
成としたので、記録装置に記録手段が装着されていない
場合でも、キャッピング動作を行うことで、吸引ポンプ
からのインク漏れを防止することができ、それによって
記録装置内部のインク汚染を防止することができるイン
クジェット記録装置が提供される。
【0044】請求項2の発明によれば、記録手段から被
記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置において、記録手段の吐出口面に対し押圧されて
該吐出口面をキャッピングするキャップと、該キャップ
内に連通するインク吸引口を有するシリンダ内でピスト
ンを移動させることにより該インク吸引口を開閉して負
圧吸引するポンプとを備え、前記記録手段が記録装置に
装着されていないときに、前記吐出口面のキャッピング
終了時の前記ピストンの停止位置が前記インク吸引口を
塞ぐ位置である構成としたので、記録装置に記録手段が
装着されていない場合でも、キャッピング動作を行うこ
とで、吸引ポンプからのインク漏れを防止することがで
き、それによって記録装置内部のインク汚染を防止する
ことができるインクジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】キャップ及び吸引ポンプのイニシアル状態を示
す模式的平面断面図である。
【図4】キャップが吐出口面に圧接された状態を模式的
に示す側面図である。
【図5】図4の模式的平面図である。
【図6】図3の状態からピストン軸が左方向に若干移動
した状態を示す模式的平面断面図である。
【図7】図6の状態からピストンが左方向へ移動してイ
ンク吸引口を開いた瞬間の状態を示す模式的平面断面図
である。
【図8】図7の状態からピストン軸が若干右向きに移動
してシリンダ内のインクを排出する状態を示す模式的平
面断面図である。
【図9】ピストンが右側へ移動してインク排出行程を終
了した状態を示す模式的平面断面図である。
【図10】キャッピング動作が終了しピストンがインク
吸引口を閉塞した状態を示す模式的平面断面図である。
【図11】従来のキャップ及び吸引ポンプのイニシアル
状態を示す模式的平面断面図である。
【図12】図11のポンプの吸引行程の状態を示す模式
的平面断面図である。
【図13】図11のポンプのキャッピング時の状態を示
す模式的平面断面図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド(記録手段) 2 キャリッジ 3 ガイドシャフト 4 ガイドレール 5 キャリッジモータ 7 タイミングベルト 8 被記録材(記録用紙) 9 キャップ 9A ジョイント部 10 キャップホルダー 10A 支点(回転中心) 11 シリンダ 11A シリンダ腕部 11B ジョイント部 11C インク吸引口 11D シリンダ制御部 11F シリンダ空間 11H シリンダ空間 12 ピストン 12A ピストンリブ部 13 ピストン軸 13A リード溝 13C フランジ部 13D フランジ部 14 異径圧縮コイルバネ 15 プラテン 16 ポンプカムギア 16A カム部 17 LFギア 18 シリンダキャップギア 19 シリンダシール 21 残インク 81 吐出口面 82 吐出口 85 電気熱変換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 壮一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川上 英明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 武史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野島 隆司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木田 朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    手段の吐出口面に対し押圧されて該吐出口面をキャッピ
    ングするキャップと、該キャップ内に連通するインク吸
    引口を有するシリンダ内でピストンを移動させることに
    より該インク吸引口を開閉して負圧吸引するポンプとを
    備え、前記吐出口面のキャッピング終了時の前記ピスト
    ンの停止位置が前記インク吸引口を塞ぐ位置にあること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    手段の吐出口面に対し押圧されて該吐出口面をキャッピ
    ングするキャップと、該キャップ内に連通するインク吸
    引口を有するシリンダ内でピストンを移動させることに
    より該インク吸引口を開閉して負圧吸引するポンプとを
    備え、前記記録手段が記録装置に装着されていないとき
    に、前記吐出口面のキャッピング終了時の前記ピストン
    の停止位置が前記インク吸引口を塞ぐ位置であることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段がインクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項1または2のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段が前記電気熱変換体が発
    生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
    して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請
    求項3のインクジェット記録装置。
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