JPH08224459A - 分散液 - Google Patents

分散液

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JPH08224459A
JPH08224459A JP7299085A JP29908595A JPH08224459A JP H08224459 A JPH08224459 A JP H08224459A JP 7299085 A JP7299085 A JP 7299085A JP 29908595 A JP29908595 A JP 29908595A JP H08224459 A JPH08224459 A JP H08224459A
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JP
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dispersion
weight
formula
general formula
sugar
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JP7299085A
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Hiroshi Miyake
博 三宅
Kazuhiko Matsuda
一彦 松田
Masahiro Sato
昌裕 佐藤
Haruhiko Toda
晴彦 戸田
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 非イオン性分散剤を用いた微細固体微粒子の
分散液において、微細固体粒子の分散性及び分散安定性
にすぐれた分散液を提供する。 【解決手段】 式(1)又は(2)で表わされるグリコ
シド化合物からなる非イオン性界面活性剤である分散
液。 〔Z(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕−R1 (1) 〔Z(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕x−R2 (2) (式(1),(2)において〔Z(OH)q-1〕は式
〔Z(OH)q〕で表わされる糖化合物に結合するq個の
水酸基のうちのアノメリック位炭素に結合する水酸基を
除いた糖残基を示し、−O〔C35(OH)O〕−はグ
リセリンH−O〔C35(OH)O〕−Hから2個の水
素原子を除いたグリセリン残基を示し、R1は炭素数1
〜12の脂肪族基を示す。−O〔C35(OH)O〕x
−はポリグリセリンH−O〔C35(OH)O〕x−H
(1<x≦7)から2個の水素原子を除いたポリグリセ
リン残基を示し、R2は炭素数13〜22の脂肪族基を
示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細固体粒子の分
散性、分散安定性に優れ、液体洗剤、液体歯磨、研磨
剤、コロイド状乳液、塗料、湿式インキ、湿式顔料分散
液等として有効に使用される分散液に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、界面活性剤は微細な固体
粒子を液体中に分散させるための分散剤として利用され
ているが、特に非イオン性界面活性剤は、安全性、肌マ
イルド性等に優れていることから、液体洗剤、コロイド
状乳液型化粧料等における分散剤として利用されてい
る。従来、非イオン性分散剤としては、高級アルコール
のエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加
物、グリセリン脂肪酸エステルやポリグリセリン脂肪酸
エステル等のグリセリンエステル類、ソルビタン脂肪酸
エステル等の糖アルコールエステル類、ショ糖脂肪酸エ
ステルやマルトース脂肪酸エステル等のオリゴ糖エステ
ル類など、多くのものが知られている。しかしながら、
これらの分散剤は、その微細固体粒子を分散媒に分散さ
せる分散力において未だ十分ではなく、各種添加剤或い
は他の界面活性剤と併用してその分散力を改善している
のが現状である。一方、人体に対する安全性の高い非イ
オン性分散剤として、各種のグリコシドが知られている
(特開昭60−204794号、特開平4−24409
4号、特開平6−145188号等)。しかしながら、
これらのグリコシドも、前記した非イオン性分散剤と同
様に、微細固体粒子の分散性に劣るという欠点を有して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非イオン性
分散剤を用いた微細固体微粒子の分散液において、微細
固体粒子の分散性及び分散安定性にすぐれた分散液を提
供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。
【0005】すなわち、本発明によれば、微細固定粒子
を分散剤の存在下で分散媒中に分散してなる分散液にお
いて、該分散剤が、下記一般式(1)又は(2)で表わ
されるグリコシド化合物からなる非イオン性界面活性剤
であることを特徴とする分散液が提供される。 一般式(1): 〔Z(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕−R1 (1) (前記式中、〔Z(OH)q-1〕は式〔Z(OH)q〕で
表わされる糖化合物に結合するq個の水酸基のうちのア
ノメリック位炭素に結合する水酸基を除いた糖残基を示
し、−O〔C35(OH)O〕−はグリセリンH−O
〔C35(OH)O〕−Hから2個の水素原子を除いた
グリセリン残基を示し、R1は炭素数1〜12の脂肪族
基を示す) 一般式(2): 〔Z(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕x−R2 (2) (前記式中、〔Z(OH)q-1〕は式〔Z(OH)q〕で
表わされる糖化合物に結合するq個の水酸基のうちのア
ノメリック位炭素に結合する水酸基を除いた糖残基を示
し、−O〔C35(OH)O〕x−はポリグリセリンH
−O〔C35(OH)O〕x−H(1<x≦7)から2
個の水素原子を除いたポリグリセリン残基を示し、R2
は炭素数13〜22の脂肪族基を示す)
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で非イオン性界面活性剤の
合成に用いる糖化合物には、単糖、オリゴ糖、糖重合物
が包含される。以下、これらの糖化合物について詳述す
る。 (1)単糖 単糖としては、次の一般式(3)で表わされるものを挙
げることができる。 CnH2nOn (3) 前記式中、nは5又は6の数を示す。このような単糖の
具体例としては、アラビノース、リボース、キシロー
ス、キシルロース、リブロース、グルコース、ガラクト
ース、フルクトース、マンノース、ソルボース、タロー
ス、フコース、グルコヘプトース、セドヘプツロース、
マンノヘプツロース、グルコヘプツロース等を挙げるこ
とができる。 (2)オリゴ糖 オリゴ糖としては、次の式で表わされるものを挙げるこ
とができる。 P(CnH2nOn)−(P−1)H2O (4) 前記式中、nは5又は6の数を示す。Pは1〜10の数
を示す。このようなオリゴ糖としては、マルトース、ラ
クトース、セロビオース、イソマルトース、ゲンチオビ
オース、ラミナリビオース、キシロビオース、マンノビ
オース、マルトトリオース、セロトリオース、マンニノ
トリオース、マルトテトラオースの他、多糖(セルロー
ス、ヘミセルロース、デンプン、イヌリン、デキストリ
ン、デキストラン、キシラン等)を加水分解して低分子
化したもの等を挙げることができる。 (3)糖重合物 糖重合物としては、例えば、マンノース重合物やグルコ
ース重合物等を挙げることができる。
【0007】本発明における前記一般式(1)で表わさ
れるグリコシド化合物は、下記一般式(5) Z(OH)q (5) (式中、Zは糖化合物からそれに含まれる水酸基を除い
た糖骨格を示し、(OH)qはその糖骨格に結合するq個
の水酸基を示す)で表わされる糖化合物と、下記一般式
(6) HO〔C35(OH)O〕−R1 (6) (式中、R1は炭素数1〜12の脂肪族基を示す)で表
わされるグリセリン誘導体とを反応させることによって
製造される。この場合の反応は次式で表わすことができ
る. Z(OH)q+HO〔C35(OH)O〕−R1 (7) → 〔Z(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕−R1 前記一般式(1)で表わされるグリコシド化合物におい
て、そのグリセリン残基は未重合のグリセリンから誘導
されたものである。また脂肪族基R1の炭素数は、この
未重合のグリセリン残基に対応して、1〜12、好まし
くは8〜12である。脂肪族基R1には、直鎖状又は分
岐鎖状の飽和又は不飽和アルキル基が包含される。この
ような脂肪族基としては、例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ウンデ
シル、ドデシル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル
等が挙げられる。
【0008】本発明における前記一般式(2)で表わさ
れるグリコシド化合物は、下記一般式(5) Z(OH)q (5) (式中、Z及びqは前記と同じ意味を有する)で表わさ
れる糖化合物と、下記一般式(8) HO〔C35(OH)O〕x−R2 (8) (式中、R2は炭素数13〜22の脂肪族基を示し、x
は1より大きく7以下の数(1<x≦7)である)で表
わされるグリセリン誘導体とを反応させることによって
製造される。 前記一般式(2)で表わされるグリコシ
ド化合物において、そのグリセリン残基は、平均重合度
xが1より多く7以下(1<x≦7)、好ましくは2〜
4(2≦x≦4)の重合グリセリンから誘導されたもの
である。また、脂肪族基R2の炭素数は、13〜22、
好ましくは13〜18である。脂肪族基R2には、直鎖
状又は分岐鎖状の飽和又は不飽和アルキル基が包含され
る。このような脂肪族基としては、トリデシル、テトラ
デシル、ペンタデシル、ペンタデセニル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイ
コシル、ヘキサデセニル、ノナデセニル等が挙げられ
る。
【0009】前記一般式(6)及び(8)で表わされる
グリセリン誘導体は、グリセリン又はポリグリセリンに
アルキルハライドやアルキルサルフェート金属塩等のア
ルキル化剤を反応させることによって得ることができ
る。
【0010】前記一般式(1)又は(2)で表わされる
グリコシド化合物は、いずれも、グリセリン残基による
親水性と、脂肪族基による疎水性とが適正にバランスさ
れたもので、すぐれた界面活性作用を示す。一般式
(1)で表わされるグリコシド化合物(1)及び一般式
(2)で表わされるグリコシド化合物(2)は、それぞ
れ、単独で用いるのが好ましく、それらのグリコシド化
合物(1)及び(2)を混合すると、界面活性作用の低
下を生じる傾向を示す。
【0011】前記一般式(1)又は(2)で表わされる
グリコシド化合物は、いずれも、アノメリック位に関す
る立体異性体混合物であることが好ましく、そのアノメ
リック位の立体異性体であるα体とβ体の重量比は、8
0/20〜5/95、好ましくは70/30〜10/9
0、より好ましくは60/40〜50/50である。α
体とβ体との重量比α/βが前記範囲を逸脱すると、界
面活性剤の起泡性が悪くなる、水溶性が低くなる、泡感
触が悪くなる等の傾向を示す。
【0012】一般に、界面活性剤を用いて泡安定性にす
ぐれた泡を起泡性よく生じさせるには、油/水界面及び
気/液界面において界面活性剤を規則的に配列させるこ
とが重要となり、この観点から見れば、一般式(1)で
表わされるグリコシドは、そのα体とβ体との混合物よ
りも、α体又はβ体単独で用いる方が、起泡力及び泡安
定性にすぐれた界面活性作用を示すものと考えられた
が、意外にも、α体とβ体との混合物の形態で用いると
きには、相乗効果が得られ、α体及びβ体を各単独で用
いた場合よりもすぐれた界面活性作用を示すことが見出
された。
【0013】前記一般式(1)又は(2)のグリコシド
化合物は、化学的方法や酵素的方法に従って合成するこ
とができる。化学的方法としては、Fischer法
〔BIO INDUSTRY,10,408(199
3)〕が知られている。
【0014】グリコシド化合物のα体とβ体との比率を
調節する方法としては、高純度のα体と高純度のβ体と
を所定比率で混合する方法、α体の含有割合の高いα体
とβ体の混合物に、β体を所定の割合で添加する方法、
α体の含有率の高いα体とβ体との混合物を、α体を選
択的に加水分解する酵素、例えば、α−アミラーゼ、α
−グルコシダーゼ、α−ガラクトシダーゼ、α−マンノ
シダーゼ等のα−グリコシダーゼや、α−トランスグリ
コシダーゼ、α−ガラクトシルトランスフェラーゼ等の
α−トランスグリコシダーゼの存在下でα体の一定量を
加水分解させる方法等が挙げられる。
【0015】本発明の分散液において、分散媒に分散さ
れる微細固体粒子としては、分散液の使用目的等に応じ
て選定され、例えば、カーボンブラック、酸化チタン、
ニ酸化ケイ素、ケイ素、ゼオライト、ダイヤモンド、リ
ン酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等の無機微
細固体粒子、アゾ顔料、フタロシアニン顔料等の有機微
細固体粒子の1種又は2種以上を併用して用いることが
できる。なお、これら微細固体粒子の平均粒径は、通常
0.1〜10μmとすることができる。また、分散媒も
適宜選定され、例えば水、メタノール、エタノール、ブ
タノール等の1価アルコール、プロピレングリコール、
ヘキシレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリ
コール等の多価アルコール、トリクロロエチレン、ジク
ロルエタン等のハロゲン化炭化水素、その他の有機溶媒
などを使用することができる。なお、上記微細固体の分
散量は特に限定されず、通常分散液全体の0.1〜20
重量%、好ましくは0.5〜10重量%の範囲で用いら
れ、また、微細固体粒子を分散媒に分散する場合に使用
する分散剤の量は0.01〜20重量%、特に0.1〜
10重量%とすることができる。
【0016】本発明の分散液の具体例としては、例え
ば、液体洗剤、液体歯磨、研磨剤、コロイド状乳液、塗
料、湿式インキ、湿式顔料分散液等を示すことができる
ものであるが、分散液の調製方法としては公知の方法を
採用できる。また、分散液を製造する場合、使用目的等
に応じて適宜な成分を配合することができる。この場
合、分散剤としては必要に応じて、従来一般に用いられ
ている分散剤、例えば他の非イオン性界面活性剤やアニ
オン界面活性剤などを配合することは差支えない。な
お、これらの補助成分として用いられる分散剤は全分散
剤量の90重量%以下の使用量とすることが好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明の分散液は、それに含まれる微細
固体粒子の分散性、分散安定性にすぐれたものであり、
また、その分散剤が非イオン性のグリコシドからなるも
のであることから、人体に対して高い安全性を有する。
【0018】
【実施例】
実施例 次に本発明を実施例によりさらに詳述する。
【0019】参考例1 糖化合物とグリセリン誘導体を反応原料として用いFi
scher法により表1に示す構造のグルコシド化合物
を合成した。表1においては、グルコシド化合物は、次
の構造式に対応して示されている。 〔mA−(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕x−R (A) この式において、〔mA−(OH)q-1〕は、式〔mA
−(OH)q〕で表わされる糖化合物(平均重合度がm
のグルコース(A)重合物)に結合する水酸基のうちの
アノメリック位炭素に結合する水酸基を除いた糖残基を
示す。また、式 −O〔C35(OH)O〕x−R は、式 HO〔C35(OH)O〕x−R で表わされるグリセリン誘導体から水素原子を除いたグ
リセリン誘導体残基を示す。また、表1にはグルコシド
化合物のα体とβ体との重量比α/βも示されている。
【0020】
【表1】
【0021】実施例1〜4 参考例1で得た製品No.A〜Dのグルコシドについ
て、その分散性能を以下のようにして測定し、その測定
結果を表2に示す。
【0022】比較例1 参考例1で得た製品No.Aのグルコシドと製品No.
Cのグルコシドとを12/8の重量比で混合した混合物
について、その分散性能を以下のようにして測定し、そ
の測定結果を表2に示す。
【0023】比較例2 参考例1で得た製品No.Aのグルコシドと製品No.
Dのグルコシドとを13/7の重量比で混合した混合物
について、その分散性能を以下のようにして測定し、そ
の測定結果を表2に示す。 (分散性能の測定)試料の0.5重量%水溶液30ml
を50mlの栓付試験管に入れ、更に、カーボンブラッ
ク0.3gを加え、30℃で30回激しく振盪した後、
そのまま30℃で30分間静置分離した。次にこの試験
管の中に1mlピペットをその先端が試験管の底から
1.5mlの位置になるように入れ、試験液1mlをサ
ンプリングした。この試験液1mlを蒸留水で50倍に
希釈し、超音波発振器を用いて10分間カーボンブラッ
クを分散させた。分散後、分散液の濁度を日立製作所
(株)製の吸光光度計(スリット幅0.05mm、波長
480nm)で測定し、予め作成した検量線からカーボ
ンブラックの分散量を求めた。
【0024】
【表2】
【0025】参考例2 グルコース(C6126)とデシルグリセリン[C10
21OCH(CH2OH)CH2OH]を原料として用い、
フィッシャー法により前記一般式(A)で表わされるデ
シルグリセリルグルコシド(一般式(A)において、R
=デシル基、m=1.5、x=1)150重量部を、溶
剤としてのメタノールに濃度80重量%で溶解し、この
溶液を陰イオン交換樹脂(商品名:Dowex 1,O
H型、粒度200〜400メッシュ、ダウケミカル社
製)を充填したカラムに吸着させた後、メタノールを溶
離液として吸着カラムに通し、α体とβ体を吸着分離し
た。この吸着分離により、α体91重量部と、β体38
重量部がそれぞれ純度100%で得られた。
【0026】参考例3 参考例2において、デシルグリセリンの代りにオレイル
ペンタグリセリンを用いた以外は同様にしてオレイルペ
ンタグリセリングルコシドのα体とβ体を得る。
【0027】実施例5 参考例2及び3で得られたグリコシドのα体とβ体を表
3及び表4に示す重量比(α/β)で混合して試料を作
った。この試料について、実施例1〜4と同様にしてそ
の分散性能を測定し、その結果を表3に示す。また、比
較のために、既存の非イオン性分散剤を用いた結果を表
3にあわせて示す。なお、表3に示した非イオン性分散
剤A及びBの具体的内容は以下の通りである。 A:ショ糖エステル(リョ−トーシュガーエステル、P
−1670、三菱化成食品社製) B:アルキルポリグルコシド(APG−600、ヘンケ
ル社製)
【0028】
【表3】
【0029】実施例6 表3に示す分散剤No.4:80重量%と炭素数12〜
13の高級アルコールのエチレンオキシド8モル付加
物:20重量%との混合物を作り、この混合物を分散剤
試料として用いた以外は実施例1〜4と同様にしてその
分散性能を測定した。その結果、分散量5(mg/m
g)の成績が得られた。
【0030】実施例7 表3に示す分散剤No.10:80重量%とソルビタン
ラウリン酸モノエステル:20重量%との混合物を作
り、この混合物分散剤試料として用いた以外は実施例1
〜4と同様にしてその分散性能を測定した。その結果、
分散量6(mg/mg)の成績が得られた。
【0031】比較例3 ソルビタンラウリン酸モノエステル:80重量%とラウ
リル硫酸ナトリウム:20重量%との混合物を作り、こ
の混合物を分散剤試料として用いた以外は実施例1〜4
と同様にしてその分散性能を測定した。その結果、分散
量2(mg/mg)の成績が得られた。
【0032】次に、本発明の分散液の組成例を示す。 〔組成例1〕金属の延伸加工用乳化媒体 オレイン酸カリ 20重量部 ヘキサデシルアルコール 25重量部 牛脂 25重量部 硼砂 50重量部 製品No.A 25重量部 水 400重量部
【0033】 〔組成例2〕顔料分散液 酸化チタン(1μm径) 10重量部 アルギン酸ソーダ 5重量部 製品No.B 2重量部 水 残部 ─────────────────────────── 計 100.0重量部
【0034】 〔組成例3〕液体洗剤 製品No.D 13.0重量部 メタケイ酸ナトリウム 6.0重量部 香料 0.5重量部 水 残部 ─────────────────────────── 計 100.0重量部
【0035】 〔組成例4〕研磨剤入り洗浄剤 製品No.A 3.5重量部 P.O.E.ノニルフェニルエーテル 3.0重量部 安息香酸ナトリウム 3.5重量部 尿素 5.0重量部 水酸化ナトリウム 1.0重量部 シリカ粉末(100メッシュパス) 54.0重量部 香料、色素 適量 水 残部 ─────────────────────────── 計 100.0重量部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 晴彦 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細固体粒子を分散剤の存在下で分散媒
    中に分散してなる分散液において、該分散剤が、下記一
    般式(1)又は(2)で表わされるグリコシド化合物か
    らなる非イオン性界面活性剤であることを特徴とする分
    散液。 一般式(1): 〔Z(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕−R1 (前記式中、〔Z(OH)q-1〕は式〔Z(OH)q〕で
    表わされる糖化合物に結合するq個の水酸基のうちのア
    ノメリック位炭素に結合する水酸基を除いた糖残基を示
    し、−O〔C35(OH)O〕−はグリセリンH−O
    〔C35(OH)O〕−Hから2個の水素原子を除いた
    グリセリン残基を示し、R1は炭素数1〜12の脂肪族
    基を示す) 一般式(2): 〔Z(OH)q-1〕−O〔C35(OH)O〕x−R2 (前記式中、〔Z(OH)q-1〕は式〔Z(OH)q〕で
    表わされる糖化合物に結合するq個の水酸基のうちのア
    ノメリック位炭素に結合する水酸基を除いた糖残基を示
    し、−O〔C35(OH)O〕x−はポリグリセリンH
    −O〔C35(OH)O〕x−H(1<x≦7)から2
    個の水素原子を除いたポリグリセリン残基を示し、R2
    は炭素数13〜22の脂肪族基を示す)
  2. 【請求項2】 一般式(1)又は(2)で表わされるグ
    リコシド化合物がα体とβ体のアノメリック位異性体混
    合物からなり、α体とβ体との重量比が80/20〜5
    /95である請求項1の分散液。
JP7299085A 1994-10-25 1995-10-23 分散液 Pending JPH08224459A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005514340A (ja) * 2001-10-25 2005-05-19 ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック 無機フィラーまたは顔料を含む水中油型エマルジョンの調製のための乳化剤としてのアルキルポリグリコシドの使用、およびそのようなアルキルポリグリコシドを含む水中油型エマルジョン

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JP2005514340A (ja) * 2001-10-25 2005-05-19 ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック 無機フィラーまたは顔料を含む水中油型エマルジョンの調製のための乳化剤としてのアルキルポリグリコシドの使用、およびそのようなアルキルポリグリコシドを含む水中油型エマルジョン

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