JPH08224378A - 人力走行式ブランコ装置 - Google Patents

人力走行式ブランコ装置

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Publication number
JPH08224378A
JPH08224378A JP33584595A JP33584595A JPH08224378A JP H08224378 A JPH08224378 A JP H08224378A JP 33584595 A JP33584595 A JP 33584595A JP 33584595 A JP33584595 A JP 33584595A JP H08224378 A JPH08224378 A JP H08224378A
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JP
Japan
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rail
movable carriage
swing
erected
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33584595A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Hosho
博文 宝諸
Shigeo Nishifuji
成男 西藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピード,スリル,昂奮及び快感を大きく楽
しむとともに、事故の発生を防止する安全な人力走行式
ブランコ装置を提供する。 【解決手段】 地上に適宜高さに架設された左右1対の
平行レールからなるループ状平行レール1と、同平行レ
ールに沿って移動する転動自在の左右1対の遊動輪5を
有する可動台車2と、同可動台車の下端に吊持され走行
方向及びこれに直角の横方向に揺動自在の竪長長方形の
ブランコ本体と、同可動台車に両端がそれぞれ固着され
た横軸とこれに外挿された上記各遊動輪の中心孔との間
に付設された一方向クラッチとを備えてなる人力走行式
ブランコ装置において、上記ループ状平行レールを平面
的又は3次元的な緩和曲線にて形成し、曲線部では内側
レールを外側レールよりも若干低レベルに配設し、可動
台車2に遠心力による横荷重に対して同可動台車の横方
向移動を防止するための横車輪を具えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人力走行式ブラン
コ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公園,遊園地などに従来から広く設置さ
れているブランコ装置は、ブランコ本体が前後方向に振
子的に揺動するだけのものであるから、動作が単純であ
って、ブランコに乗る者は短時間で飽きてしまう。そこ
で、この点を改善して、図8(A)正面図及び同図
(B)側面図に示すように、ブランコ本体を揺動させた
ときの慣性力を利用してブランコ本体をその上方に架設
されたレールに沿って一方向に移動させるようにした移
動式ブランコが、実開平6−39079号(実願平4−
77090号)として提案されている。この移動式ブラ
ンコにおいては、同図に示すように、01は左右1対の
平行レールであって、直線部分及び曲線部分からなり全
体として同一水平面上で閉曲線を形成しているが、3次
元的な閉曲線レールとしてもよい。02は平行レールに
沿って走行可能に支持された駆動力なしの遊動車輪付き
可動台車であり、可動台車02は正面図的に角型U字状
をなすフレーム03の左右1対の対向的立上がり部の内
側に同軸的に突設された車軸04,04に、図9断面図
に示すように、それぞれ一方向クラッチを介して装着さ
れた遊動車輪05を有するとともに同フレームの両側下
端にはそれぞれ後記する吊り棒の上端を枢支するクレビ
ス06が突設されている。07は上端がそれぞれ横ピン
を介してクレビス06に枢着された等長のブランコ吊り
棒で、各ブランコ吊り棒07,07の下端間には水平の
平角材からなる足掛け材09の両端部が固着されてい
る。010は車軸04と遊動車輪05との間に付設され
た後記する一方向クラッチ(図10)である。ここで、
レールは平行レール,モノレールの閉曲線,開曲線もし
くは直線であってもよく、また、レールには山部や谷部
があってもよい。この種の移動式ブランコにおいては、
例えば、図11斜視図に示すように、水平長円状の1対
の平行レール01を複数の支持柱を介して適宜高さに架
設し、この平行レール01に使用者は、図8に示すよう
に足掛け材09に立つか又はこれに座る形で乗り、上半
身,下半身を周期的に要領よく屈伸して慣用のブランコ
と同一要領で矢印に示すように、吊り棒及び足掛け材を
振子のように前後方向に揺動させるのである。そうする
と、足掛け材の前進ストロークの後半では使用者及びブ
ランコ本体が有する全エネルギーが速度エネルギーとな
り、これにより可動台車は前方へ移動するが、後退スト
ロークのときは一方向クラッチの作用により、可動台車
3は付勢されず、次の前進ストロークで使用者及びブラ
ンコ本体は移動台車とも再び付勢される作用を繰り返
す。その結果、1サイクルの揺動のうち前進ストローク
の都度、可動台車は間欠的に付勢されて、使用者の好み
次第で間欠的に又は継続的に前進することになるのであ
る。この一方向クラッチは、図10に示すように、車軸
04に嵌着された内筒011と、内筒011に外挿され
一方向にのみ回転可能な外筒012を有しており、外筒
012は遊動車輪05の中心孔に固定されている。外筒
012は内筒011に対して矢印に示す走行方向(図8
(B)反時計方向)には回転フリーであるが、後方つま
り時計方向には回転不能となっている。なお、内筒01
1は車軸04を介してブランコ本体03を吊持する可動
台車02に固定されている。したがって、遊動車輪05
は車軸04の周りに反時計方向にのみ回転が許容され、
台車は逆行不能になっている。この種のクラッチによれ
ば、自転車の後輪のスプロケットに慣用されているフリ
ーホイールの一方向クラッチと同様に、遊動車輪は前進
方向の回動は常に自由であるが、その逆方向の回動は自
動的に規制されることとなるので、可動台車はレールと
の間の摩擦力の関係で逆行は不可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の移
動式ブランコは周回レール上を走行する車輪に吊持され
たブランコであり、レール周回部の旋回半径は小さいも
のでは約1m程度である。走行速度は取扱上手な人であ
れば、約5m/secにも及ぶ速度がでる上、この移動
式ブランコは監視人がいない一般公園にも設置され、不
特定の人が利用する関係上、取扱注意の銘板を掲示はす
るが、使用者が乗員数や体重制限を必ずしも守ることは
期待できないので、旋回部での遠心力や曲線入口部で急
激に発生する回転運動により生ずるトルクは相当高いレ
ベルになり得る。一方、移動式ブランコは人力で効果的
に揺動及びそれによる走行を継続するためには、吊り棒
は慣用のブランコにおけるロープやチェーンのような可
撓部材でもよいが、揺動を前進運動に換えるエネルギー
変換効率の点では、一体棒や管のような剛直材が望まし
く、スピード感あふれる遊具とすることができる。それ
故、もし吊り棒,足掛け材,吊り棒上端の揺動用ピボッ
ト軸受が走行方向のみ可動で横方向には剛構造(ラーメ
ン構造等)にすると、上記の力により生ずる曲げや捩じ
り応力は過大となり、折損事故を起こしかねない。しか
し、これらの応力を軽減するために、部材を大きくする
と重量増加を来たし、人力で軽快に走ることが困難とな
る。レールの旋回入口部の一部又は旋回部全体に公知の
緩和曲線を導入し、入口部での急激な回転運動を軽減す
る。また、吊り棒上端の揺動用ピポット軸受を球面軸受
やユニバーサル継手軸受のような多自由度の軸受にする
とともに、吊り棒と足掛け材の接続を回動自在な構造に
する,軽量部材で構成する等で折損事故を防止すること
が事故防止上重要である。周回平行レールの旋回部で
は、作用する遠心力によって生ずる横荷重で走行車輪が
浮上り脱線したり、遊動車輪を支持するフレームの側部
がレール側面をこすって損傷する惧れがある。それ故、
遊動車輪とは別に遠心力を受けるための車輪をレールの
側面に沿うように設けることにより、これを防止する等
が事故防止上重要である。
【0004】このような事情に鑑みて本出願人は、さき
に特願平6−330026号にて、種々の構造を提案し
たのであるが、その後の研究に基づいて種々の多様化さ
れた新しい構造をも含めて、この度、特許出願するもの
で、競技,スポーツ,ゲーム,気分転換等として心身を
鍛練し、スピード,スリル,昂奮及び快感を大きく楽し
むとともに、事故の発生を防止する安全な種々多様の人
力走行式ブランコ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、適宜間隔で地上に立設さ
れた複数の支持柱により適宜高さに架設されたレール
と、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支された
遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持され走行
方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上記可動
台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容
する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブランコ
装置において、その一方向クラッチを順方向,逆方向に
切換可能の切換式方向クラッチとしたことを特徴とす
る。本発明は、図1〜図4に示した第1実施例の構造及
びその記載事項等から抽出された技術思想に基づくもの
である。
【0006】請求項2の発明は、適宜間隔で地上に立設
された複数の支持柱により適宜高さに架設されたレール
と、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支された
遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持され走行
方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上記可動
台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容
する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブランコ
装置において、そのブランコ本体が走行方向のみならず
横方向にも揺動可能としたことを特徴とする。本発明は
図1〜図3,図5〜図7の各構造及びその記載事項等か
ら抽出された技術思想に基づくものである。
【0007】請求項3の発明は、適宜間隔で地上に立設
された複数の支持柱により適宜高さに架設されたレール
と、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支された
遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持され走行
方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上記可動
台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容
する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブランコ
装置において、前記レールの前記遊動輪との当接面に山
谷を設置したことを特徴とする。本発明は、図1の構造
及びその記載事項等から抽出された技術思想に基づくも
のである。
【0008】請求項4の発明は、適宜間隔で地上に立設
された複数の支持柱により適宜高さに架設されたレール
と、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支された
遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持され走行
方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上記可動
台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容
する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブランコ
装置において、前記レールの一部もしくは全部が滑らか
な緩和曲線をなすことを特徴とする。本発明は、図1の
レール構造及びその記載事項等から抽出された技術思想
に基づくものである。
【0009】請求項5の発明は、適宜間隔で地上に立設
された複数の支持柱により適宜高さに架設されたレール
と、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支された
遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持され走行
方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上記可動
台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容
する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブランコ
装置において、上記レールを平行レールとし、同平行レ
ールの曲線部は内側レールを外側レールよりも若干低レ
ベルに配設したことを特徴とする。本発明は、請求項4
と同様に図1のレール構造及びその記載事項等から抽出
された技術思想に基づくものである。
【0010】請求項6の発明は、適宜間隔で地上に立設
された複数の支持柱により適宜高さに架設されたレール
と、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支された
遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持され走行
方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上記可動
台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容
する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブランコ
装置において、その可動台車の両側立上がり部材に軸を
介して枢支され上記レールに当接転動するローラを具
え、上記可動台車の過大な横方向移動及び竪方向移動を
規制するようにしたことを特徴とする。本発明は、図2
(A)〜同図(D)の構造及びその記載事項等から抽出
された技術思想に基づくものである。
【0011】請求項7の発明は、適宜間隔で地上に立設
された複数の支持柱により適宜高さに架設されたレール
と、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支された
遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持され走行
方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上記可動
台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容
する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブランコ
装置において、そのレールに沿ってその全長にわたって
突設されたガイドレールと、その可動台車の両側立上り
部材に突設され上記ガイドレールを囲繞するガイドレー
ル受けとを具え、上記可動台車の過大な横方向移動,竪
方向移動に際して、上記各ガイドレール受けとこれに囲
繞された各ガイドレールとの当接により上記可動台車の
過大な横方向移動,竪方向移動を規制するようにしたこ
とを特徴とする。本発明は、請求項6の発明と同様、図
2(A)〜同図(D)の構造及びその記載事項等から抽
出された技術思想に基づくものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面について説
明すると、図1は緩和曲線からなる平行レールの湾曲部
を走行中のブランコ本体を吊持する可動台車の車輪を示
す第1実施例の平面図、図2は図1の平行レール及び可
動台車ならびにローラ等の脱輪防止手段の種々の構造を
示す正面図、図3は同一平面上のクランク状湾曲レール
を示す斜視図、図4は図3のクランク状レールの走行等
に好適な走行台車のクラッチ切換型遊動車輪を示す縦断
面図、図5は図2のブランコ本体の第1実施例を示す正
面図、図6,図7はそれぞれは図5とは異なるブランコ
本体の第2実施例,第3実施例を示す全体正面図であ
る。
【0013】本発明ブランコ装置が公知の従来型移動式
ブランコと比べて大きく異なる点は図1〜図3に示すよ
うに、可動台車の構造,可動台車1と吊り棒2の連結ブ
ランコ構造,吊り棒2と足掛け材3(図5)の連結構造
及びクランク状平行レールの曲線形状等々である。
【0014】本発明に係るレール移動型人力走行式ブラ
ンコ装置は、まず、図1平面図に示すように、旋回部の
左右1対の平行レール4a,4bの一部又は全部を緩和
曲線として形成する。そして、その内側レール4bを外
側レール4aよりも若干低位レベルに配設してあるか
ら、台車は若干内側へバンクしながら円滑軽快に曲線レ
ール部へ入ることができる。なお、レールは平行レール
のほか、モノレールであってもよく、また同一水平面上
に配設されたものであってもよく、山部,谷部を有する
3次元的であってもよく、さらに、閉曲線,開曲線もし
くは直線であってもよい。この種の緩和曲線レール部に
よれば、直線レール部での曲線半径は∞であるが、曲線
レール部においてはその曲率半径は徐々に小さくなるよ
うに変化する。これにより、直線レール部から曲線レー
ル部へ可動台車1が進入する際のレール4と遊動輪5と
の間に作用する反力は衝撃的に発生することがなくな
り、連続的に変化してゆくので関係部材の摩耗,騒音,
衝撃荷重が軽減され、その結果故障が少なく利用者の乗
り心地がよくなるとともに、保守及び修理が容易にな
る。
【0015】このようなレール4の湾曲部に沿って走行
する可動台車1の脱線防止手段について説明すると、図
2台車正面図に示すように、図11に示した平行レール
01と同様構造、1対のレール4a,4bの上端には、
それぞれ片持ち軸に軸支された左右1対の遊動輪5a,
5bを介して可動台車1の左右端の立上がり部が上架さ
れる形で異形偏平U字型の可動台車1が左右端で前後方
向に走行可能に吊持されている。可動台車1の異型U字
型台車フレーム7の上面の左右端部には左右対称的に配
設されたU字型断面のブラケット、に図示は省略する
が、横ピンで軸支された溝付きローラの上端が若干の上
下方向すきまを存してレール4a,4bの下端に対向す
ることで、曲線レール部通過時等における可動台車1の
浮上がり及びその結果生ずる脱輪を防止すべく機能する
ようになっている。また、可動台車1の両側立上り部内
面に位置してレール4aに若干の左右方向すきまを存し
てサイドローラ、つまり竪軸水平ローラ9を軸支した横
置チャンネル型ブラケット10が配設されている。ここ
で、11は平行レール4a,4bの支持用ブラケットで
あり、下側にレール4a,4bの軸間距離を確保する保
持プレート12を介して1対のレール4a,4bを上方
の図示省略の構造材に吊持している。13は可動台車1
の下面とブランコ本体吊り棒2の間に斜設されたショッ
クアブソーバーで、吊り棒2a,2bの急激な横鉛直面
上での変位(揺動)を緩衝すべく機能させている。な
お、レール4a,4bは平行レールの代わりに1本レー
ルつまりモノレールであっても構わない。ブランコ本体
をレールに直角の横鉛直面上に保つためのガイド装置は
省略している。また、必要に応じて、台車に適宜の走行
抵抗を与えるために、吊り棒をロープやチェーン等の可
撓材にしたり、後記するように、レールを山谷状に上下
に湾曲することもできる。
【0016】また、脱輪防止手段として、図2(A)に
示したローラを使用する構造のほかに、下記のような種
々の変形例を採用することもできる。まず、図2(B)
に示すものは、図2(A)の構造において、その水平ロ
ーラ9,横軸ローラ6の代わりに、左右のレール4a,
4bのそれぞれ左端,右端に対称的に横長長方形断面,
竪長長方形断面の内端をそれぞれ固着してなり、レール
の全長にわたって延びる水平ガイドレール9a,垂直ガ
イドレール6aを突設したものである。このような構造
において、可動台車の左右端をそれぞれ形成する立上が
り部に凹設されたチャンネル型部材のリセス底と水平ガ
イドレール9aの先端部との間の左右方向,上下方向に
はそれぞれ規定のクリアランスCH ,CV が、また、可
動台車の上面であってレール4aの直下に突設されたチ
ャンネル型部材と垂直ガイドレール6aの下端部との間
の左右方向,上下方向には規定のクリアランスC´H
C´V がそれぞれ設けられている。右端側においても同
様である。このような構造において、可動台車の走行時
に、その上下方向変位,左右方向変位がそれぞれ規定値
に達するときは、クリアランスCH ,CV の一部もしく
は全部がゼロとなって、各ガイドレールが対応するチャ
ンネル型部材に当接することで、ローラ5がレール4か
らそれぞれ脱輪することを防止するのである。図2
(C)に示すものは、図2(B)において、その垂直ガ
イドレール6aの代わりに、図2(A)の横軸ローラ6
を採用したものであり、図2(A)の構造と実質的に同
一の作用効果を奏する。このような構造によれば、各チ
ャンネル型部材とこれに内挿されたガイドレールとの間
で、それぞれ上下方向及び左右方向の過大な変位が規定
クリアランスを越えないように2重に規制されるので安
全性は確実となる。図2(D)は、同図(A)の脱輪防
止構造において、その下部ローラの代わりに、下部ガイ
ドレールをレール下端に全長にわたって突設してなる構
造であり、図2(A),図2(B),図2(C)と実質
的に同一の作用効果を奏することができる。
【0017】このような第1実施例によれば、下記の作
用効果が奏せられる。 (1)図1に示すように、走行台車のガイド部は図示し
ていないが走行台車はレールに対し直角に向くようにガ
イド装置を有するので、旋回部に進入したとき車軸はレ
ールの曲率中心に常に向かおうとする。もし、レール旋
回半径が一定で直線レールと接続していると、進入と同
時にv/2πr=nの回転運動をしなければならない。
そうなると、台車,ブランコ,使用者は慣性モーメント
を有しており、一瞬の中に回転数nの回転運動を行わせ
るためには、ガイド部を含めブランコの乗員に対し大き
なトルクが作用する。また、旋回過程でv2 /gr=z
の遠心加速度が作用し、全体が直進運動を持続しようと
する。それ故、その際の加速度は走行速度,旋回半径に
より0〜3×G程度のレベルになるので、通常の吊り棒
と足掛け材が剛接続である場合は、長い吊り棒の故に、
横方向曲げモーメントは過大となり、手で把持できる程
度の太さの部材では容易に変形又は折損する惧れがあ
る。また、走行車輪がレールから脱線する惧れがあるか
ら、レールの損耗が著しく足掛け材の寿命が短くなる。
しかしながら、本発明ではこれらの問題を合理的にクリ
アすることができる。 (2)吊り棒の上下端に走行方向だけでなく横方向の揺
動及び回転を許容する自在継手,球面軸受,ゴムブッシ
ュ等で天秤材,足掛け材を接続することにより台車,吊
り棒,足掛け材に過大な応力が作用することを防止す
る。 (3)レールの曲率半径を緩和曲線の採用により∞から
徐々に小さくすることにより、急激な回転運動を軽減す
る。 (4)遠心力で走行車輪が脱線又は損耗するのを防止す
るために、横荷重を受ける横車輪を設ける。 (5)これらの変形として、図5〜図7に示すように、
傾斜レール,天秤材,傾斜可能な車輪も考えられる。ま
た、過大な変位を制限するためのアブソーバー13を設
けることもできる。 (6)本発明は、図示は省略するが、平行レールの代わ
りにモノレールを使用し、可動台車もモノレールに吊持
されて走行する構造のシングルの遊動輪を有する構造と
することが可能である。このような簡単な構造によれ
ば、コストは大きく低減する。
【0018】また、本発明では、第2実施例として、図
3斜視図に示すようにほぼ同一平面上の前後方向へそれ
ぞれ平行的に延びる2組の平行レールの対の後端,前端
をそれぞれ平行的S字型レールで滑らかに接続してなる
クランク状平行レール対とすることもできる。この種の
クランク状レールを、同図に示すように、左右1対的に
並設することにより、左側平行レールの走者と右側走行
レールの走者とで、競争していずれが速いかを競うこと
でゲームする競争レールとして使用する。
【0019】なお、この競争レールで使用するブランコ
本体は、同一形状のクランク状レールをそれぞれ往路及
び復路として、競争することもできる。このような目的
に使用可能な方向変換クラッチの一例を挙げると、図4
縦断面図に示すようなものが考えられる。これは、図9
に示した従来の一方向クラッチを組込んだ遊動輪におい
て、そのジャーナルと遊動車輪との間にジャーナルの横
中心面を対称面とする左右の対称的構造のハブをそれぞ
れ内側及び外側の1対のボールベアリングを介して嵌装
した構造である。ここで、54は左右方向にシフト可能
に左右1対のハブフランジ51Lf,51Rf及び遊動
車輪リム56に貫設されたシフトピンであり、シフトピ
ン54は、ハッチングを施して示したように、遊動輪リ
ム56の軸長より若干長い長さを有し、左方へシフトし
て遊動輪リム56を左側ハブフランジ51Lfに当接し
た実線位置P1 ,右方へシフトした破線位置P2 の両位
置へそれぞれシフト可能とする。なお、シフトピンは一
方へシフトしたとき、その先端がそのハブフランジから
若干外方へ突出するようにしておくと、他方へシフトす
るときに便利である。
【0020】51L,51Rは左右対称的構造をなす左
側,右側のクラッチハブであるが、図示のとおりフラン
ジ51Lf,51Rf付きでかつ左側クラッチハブ51
Lと右側クラッチハブ51Rは回転方向が逆になるよう
に配置されている。53は左右対称的な通常の1対のニ
ードルベアリングであり、左側ニードルベアリング53
Lは左側クラッチハブ53Lに、右側ニードルベアリン
グ51Rは右側クラッチハブ53Rに外挿され、左右の
複数のニードルベアリング53L,53R上にわたって
同一の遊動輪リム56が同軸的回転自在に取り付けられ
ている。54はシフトピンであり、その左端は遊動輪リ
ム56とクラッチハブフランジ51Lfもしくは51R
fに設けられたピン孔に嵌まるようになっており、図示
実線位置では、左側クラッチハブ51Lのハブフランジ
51Lfがシフトピン54に嵌合することにより、遊動
輪リム56は左側ハブ51と一体的に連結され、図示点
線位置では、遊動輪リム56は右側ハブ51Rと一体的
に連結される。競争の際、各走者は、低位レールの終端
にて一旦停止し、速やかにシフトピン54をリターンに
切換えたのち、往路を走破して相手走者と走行技術を競
うのである。
【0021】このような構造において、図示実線の位置
(ハッチング)にシフトピン54がシフトされると、左
側クラッチハブ51Lの外輪と遊動輪リム56とが一体
となって順方向クラッチ58Lの作用で遊動輪リム56
に対し、一方向の回転のみを許容する。このとき、遊動
輪リム56は右側クラッチハブ51R上で自由に回転す
るから、クラッチ51の作用は何ら受けない。逆に、図
示破線の位置にシフトピン54があると、遊動輪リム5
6とクラッチハブ51Rが結合され、実線位置の場合と
逆方向の逆方向回転がフリーとなる。このようにシフト
ピン54の位置を変えることにより、遊動輪の許容回転
方向を逆転することができる。ピンのシフトは使用者が
手動で行う。シフトピンは、一方へシフトしたとき、そ
の先端がそのハブフランジから若干外方へ突出するよう
にしておくと、他方へシフトするときに、押し込み易い
ので便利である。
【0022】次にブランコ本体の懸吊形式について説明
すると、まず、図5正面図に示すものは、左右1対の吊
り棒2a,2bの上端をそれぞれ自在継手34を介して
台車フレーム7の下面左右端に突設された各クレビス3
5にそれぞれ横ピン36で枢支するとともに、足掛け材
3の両端部の竪孔に左右の吊り棒2a,2bの下端をそ
れぞれ緩く貫通し、各吊り棒2a,2bの下端に固着し
た球面軸受37等を介して足掛け材3の両端を支持して
いる。このようなブランコ本体によれば、遠心力の作用
でブランコ本体の下端が上端に対して横方向に実線位置
〜鎖線位置へ傾動するときでも、両吊り棒2は平行四辺
形的に変形することで足掛け材3は傾斜することなく水
平姿勢に維持される。それ故、吊り棒2は大きな遠心加
速度を受けても、変形したり折損したりすることがな
く、また、搭乗者は大きな横方向加速度を受けるとき、
その両側の吊り棒2a,2bの間隔が狭くなることを感
じて、剛性のブランコ本体の場合とは異なるスリルと快
感を楽しむことができるとともに、駆動力に適宜の抵抗
を感ずる走行しにくさを与えることができる。次に、図
6に示すものでは、ブランコ本体は剛性竪長長方形とな
し、その上端天秤材38の両端ジャーナル部に吊り棒2
a,2bの上端をベアリングを介して嵌着した点,足掛
け材3を異形クランク状として足掛け、腰掛けにそれぞ
れ便利とした点及び天秤材38の中央を台車フレーム7
の下面中央に突設されたアイピース39に走行方向の支
点ピン40を介して枢支した点で、図5のブランコ本体
と異なる。さらに、図7によれば台車フレームを一体型
U字状フレームの代わりに、左右1対の対称的なフレー
ムプレートとして両フレームプレートの内面の下部同士
を水平横方向連結材の両端にて枢着することで天秤材を
兼ね、上記左右の各フレームプレートの内面下端に対向
的に耳軸14をそれぞれ突設し、この各耳軸14にそれ
ぞれ吊り棒2の上端をベアリングを介して吊着してい
る。このようなブランコ本体の構造によれば、旋回時に
ブランコ本体は全体的に平行四辺形的に変形するので、
走行台車の遊動車輪同士も平行的に傾斜する。さらに、
レールの下面と連結材の上面との間のすきまδを適宜の
すきまに設定することで、遊動車輪が傾いてもレールか
ら脱線する惧れはなくなるから安全である。なお、この
平行四辺形的変形可能のブランコ本体は、図5に示した
構造と異なり、横鉛直面上の揺動の際に左右の吊り棒の
間隔が大きく拡縮するので、搭乗者は図5のブランコ本
体以上に走行感覚の違いを楽しむことができる。
【0023】このような剛性構造によれば、横方向の大
きな加速度を受けたとき、ブランコ本体は竪長長方形の
形を保持したまま、全体的に天秤材38の支点ピン40
の周りに傾斜する。それ故、使用者は図5のブランコ本
体の場合とは異なるスリルと快感を楽しむことができ
る。なお、図5,図6の構造のように、ブランコ本体の
横鉛直面内での平行四辺形的変形,全体的横傾斜を行う
ことなく、旋回速度の大小にかかわらず、両吊り棒2
a,2bを常に吊り棒上端支軸に対して直角関係を保ち
ながら前後方向への振子運動のみを行うようにすること
もできる。
【0024】ブランコ本体は、このような簡単な構造に
より、旋回運動中でも使用者が外向半径方向の遠心力を
受けることで、頭脳,筋肉及び内臓に普段経験すること
のない外向き半径方向の適宜の力学的刺激を受けて、そ
の頭脳,筋肉及び内臓の活動を盛んにし、体力を増強す
ることができる。ちなみに、図5〜図7に示したブラン
コ本体では、使用者及びブランコ本体には鉛直下方への
重力及び外向き半径方向の遠心力が同時に作用するの
で、ブランコ本体及び使用者の身体はその合力の方向に
傾斜した形で前後方向に揺動する。また、図示は省略す
るが、吊り材をロープやチェーンにしても良い。なお、
本発明型人力走行式ブランコ装置は前記構成要素(一
部)を互いに組合せ別の構造として形成することもでき
る。これら本発明は上記実施例にのみ限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得るものである。
【0025】
【発明の効果】要するに請求項1の発明によれば、適宜
間隔で地上に立設された複数の支持柱により適宜高さに
架設されたレールと、前記レールに沿って移動する転動
自在に軸支された遊動輪を有する可動台車と、同可動台
車に吊持され走行方向に揺動自在に懸吊されたブランコ
本体と、上記可動台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の
自由な回動を許容する一方向クラッチとを備えてなる人
力走行式ブランコ装置において、その一方向クラッチを
順方向,逆方向に切換可能の切換式方向クラッチとした
ことにより、競技,スポーツ,ゲーム,気分転換等とし
て心身を鍛練し、スピード,スリル,昂奮及び快感を大
きく楽しむとともに、事故の発生を防止する安全で設置
面積が狭小で済み、小規模,構造簡単かつ低コストの経
済的な人力走行式ブランコ装置を得るから、本発明は産
業上極めて有益なものである。
【0026】請求項2の発明によれば、適宜間隔で地上
に立設された複数の支持柱により適宜高さに架設された
レールと、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支
された遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持さ
れ走行方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上
記可動台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動
を許容する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブ
ランコ装置において、そのブランコ本体が走行方向のみ
ならず横方向にも揺動可能としたことにより、請求項1
の発明による効果を一層高めるとともに、競技,スポー
ツ,ゲーム,気分転換等として心身を鍛練し、スピー
ド,スリル,昂奮及び快感を大きく楽しむとともに、事
故の発生を防止する安全な人力走行式ブランコ装置を得
るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【0027】請求項3の発明によれば、適宜間隔で地上
に立設された複数の支持柱により適宜高さに架設された
レールと、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支
された遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持さ
れ走行方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上
記可動台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動
を許容する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブ
ランコ装置において、前記レールの前記遊動輪との当接
面に山谷を設置したことにより、請求項2の発明による
効果、特に、競争相手と並行的に走行しながら、運転技
術を競うことができるので、競技,スポーツ,ゲーム,
気分転換等として心身を鍛練し、スピード,スリル,昂
奮及び快感を大きく楽しむとともに、事故の発生を防止
する安全な人力走行式ブランコ装置を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。
【0028】請求項4の発明によれば、適宜間隔で地上
に立設された複数の支持柱により適宜高さに架設された
レールと、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支
された遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持さ
れ走行方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上
記可動台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動
を許容する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブ
ランコ装置において、前記レールの一部もしくは全部が
滑らかな緩和曲線をなすことにより、往路,復路とも相
手と並行的に競争しながら走行することで、請求項3の
発明と同様に、競技,スポーツ,ゲーム,気分転換等と
して心身を鍛練し、スピード,スリル,昂奮及び快感を
大きく楽しむとともに、事故の発生を防止する安全な人
力走行式ブランコ装置を得るから、本発明は産業上極め
て有益なものである。
【0029】請求項5の発明によれば、適宜間隔で地上
に立設された複数の支持柱により適宜高さに架設された
レールと、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支
された遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持さ
れ走行方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上
記可動台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動
を許容する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブ
ランコ装置において、上記レールを平行レールとし、同
平行レールの曲線部は内側レールを外側レールよりも若
干低レベルに配設したことにより、請求項3の発明と同
様に、事故の発生を防止するとともに、両側吊り棒の間
隔の変化によるスリルと快感を楽しむことができるか
ら、競技,スポーツ,ゲーム,気分転換等として心身を
鍛練し、スピード,スリル,昂奮及び快感を大きく楽し
むとともに、事故の発生を防止する安全な人力走行式ブ
ランコ装置を得るから、本発明は産業上極めて有益なも
のである。
【0030】請求項6の発明によれば、適宜間隔で地上
に立設された複数の支持柱により適宜高さに架設された
レールと、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支
された遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持さ
れ走行方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上
記可動台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動
を許容する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブ
ランコ装置において、その可動台車の両側立上がり部材
に軸を介して枢支され上記レールに当接転動するローラ
を具え、上記可動台車の過大な横方向移動及び竪方向移
動を規制するようにしたことにより、請求項3の発明と
同様に、事故の発生を防止するとともに、両側吊り棒の
間隔の変化によるスリルと快感を楽しむことができるか
ら、競技,スポーツ,ゲーム,気分転換等として心身を
鍛練し、スピード,スリル,昂奮及び快感を大きく楽し
むとともに、事故の発生を防止する安全な人力走行式ブ
ランコ装置を得るから、本発明は産業上極めて有益なも
のである。
【0031】請求項7の発明によれば、適宜間隔で地上
に立設された複数の支持柱により適宜高さに架設された
レールと、前記レールに沿って移動する転動自在に軸支
された遊動輪を有する可動台車と、同可動台車に吊持さ
れ走行方向に揺動自在に懸吊されたブランコ本体と、上
記可動台車の一方向進行時にのみ同遊動輪の自由な回動
を許容する一方向クラッチとを備えてなる人力走行式ブ
ランコ装置において、そのレールに沿ってその全長にわ
たって突設されたガイドレールと、その可動台車の両側
立上り部材に突設され上記ガイドレールを囲繞するガイ
ドレール受けとを具え、上記可動台車の過大な横方向移
動,竪方向移動に際して、上記各ガイドレール受けとこ
れに囲繞された各ガイドレールとの当接により上記可動
台車の過大な横方向移動,竪方向移動を規制するように
したことにより、往路,復路とも相手走者と並行的に競
争しながら走行することで、競争心,スポーツ,ゲー
ム,気分転換等として心身を鍛練し、スピード,スリ
ル,昂奮及び快感を大きく楽しむとともに、事故の発生
を防止する安全な人力走行式ブランコ装置を得るから、
本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】緩和曲線からなる平行レールの湾曲部を走行中
のブランコの可動台車の遊動車輪を示す平面図である。
【図2】図1の平行レールにより支持されて走行する可
動台車を示す全体正面図及びそのローラ等の変形例を示
し、同図(A)は全体正面図,同図(B)はそのローラ
等の種々の変形例を示す略図である。
【図3】同一平面上での左右1対のクランク状湾曲平行
レールを示す斜視図である。
【図4】図3のクランク状レールに好適なブランコ本体
を吊持する可動台車の遊動車輪を示す縦断面図である。
【図5】図2の可動台車及びブランコ本体の第1実施例
を示す部分省略全体正面図である。
【図6】図5とは異なるブランコ本体の第2実施例を示
す全体正面図である。
【図7】図5とは異なる他のブランコ本体の第3実施例
を示す全体正面図である。
【図8】実開平6−39079号(実願平4−7709
0号)所載の移動式ブランコを示し、同図(A),
(B)はそれぞれ正面図,側面図である。
【図9】図6のIX部である遊動車輪を示す縦断面図であ
る。
【図10】図9の一方向クラッチを示す詳細図である。
【図11】従来の平行レールからなる長円形架設レール
を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 可動台車 2,2a,2b 吊り棒 3 足掛け材 4,4a,4b 平行レール 4m モノレール 5,5a,5b 遊動輪 6 横軸ローラ 6a 垂直ガイドレール 7 台車フレーム 8 ガイドレール受け 9 水平ローラ 9a 水平ガイドレール 10 ブラケット 11 支持用ブラケット 12 保持プレート 13 ショックアブソーバー 34 自在継手 35 クレビス 36 横ピン 37 球面軸受 38 天秤材 39 アイピース 40 支点ピン 41 車軸 42 ボールベアリング 43 横ピン 44 一方向クラッチ 51L 左側クラッチハブ 51Lf 左側ハブフランジ 51R 右側クラッチハブ 51Rf 右側ハブフランジ 53L 左側ニードルベアリング 53R 右側ニードルベアリング 54 シフトピン 56 遊動輪リム 57L 左側ボールベアリング 57R 右側ボールベアリング 58L 順方向クラッチ 58R 逆方向クラッチ CH 左右方向クリアランス CV 上下方向クリアランス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜間隔で地上に立設された複数の支持
    柱により適宜高さに架設されたレールと、前記レールに
    沿って移動する転動自在に軸支された遊動輪を有する可
    動台車と、同可動台車に吊持され走行方向に揺動自在に
    懸吊されたブランコ本体と、上記可動台車の一方向進行
    時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容する一方向クラッ
    チとを備えてなる人力走行式ブランコ装置において、そ
    の一方向クラッチを順方向,逆方向に切換可能の切換式
    方向クラッチとしたことを特徴とする人力走行式ブラン
    コ装置。
  2. 【請求項2】 適宜間隔で地上に立設された複数の支持
    柱により適宜高さに架設されたレールと、前記レールに
    沿って移動する転動自在に軸支された遊動輪を有する可
    動台車と、同可動台車に吊持され走行方向に揺動自在に
    懸吊されたブランコ本体と、上記可動台車の一方向進行
    時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容する一方向クラッ
    チとを備えてなる人力走行式ブランコ装置において、そ
    のブランコ本体が走行方向のみならず横方向にも揺動可
    能としたことを特徴とする人力走行式ブランコ装置。
  3. 【請求項3】 適宜間隔で地上に立設された複数の支持
    柱により適宜高さに架設されたレールと、前記レールに
    沿って移動する転動自在に軸支された遊動輪を有する可
    動台車と、同可動台車に吊持され走行方向に揺動自在に
    懸吊されたブランコ本体と、上記可動台車の一方向進行
    時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容する一方向クラッ
    チとを備えてなる人力走行式ブランコ装置において、前
    記レールの前記遊動輪との当接面に山谷を設置したこと
    を特徴とする人力走行式ブランコ装置。
  4. 【請求項4】 適宜間隔で地上に立設された複数の支持
    柱により適宜高さに架設されたレールと、前記レールに
    沿って移動する転動自在に軸支された遊動輪を有する可
    動台車と、同可動台車に吊持され走行方向に揺動自在に
    懸吊されたブランコ本体と、上記可動台車の一方向進行
    時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容する一方向クラッ
    チとを備えてなる人力走行式ブランコ装置において、前
    記レールの一部もしくは全部が滑らかな緩和曲線をなす
    ことを特徴とした人力走行式ブランコ装置。
  5. 【請求項5】 適宜間隔で地上に立設された複数の支持
    柱により適宜高さに架設されたレールと、前記レールに
    沿って移動する転動自在に軸支された遊動輪を有する可
    動台車と、同可動台車に吊持され走行方向に揺動自在に
    懸吊されたブランコ本体と、上記可動台車の一方向進行
    時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容する一方向クラッ
    チとを備えてなる人力走行式ブランコ装置において、上
    記レールを平行レールとし、同平行レールの曲線部は内
    側レールを外側レールよりも若干低レベルに配設したこ
    とを特徴とする人力走行式ブランコ装置。
  6. 【請求項6】 適宜間隔で地上に立設された複数の支持
    柱により適宜高さに架設されたレールと、前記レールに
    沿って移動する転動自在に軸支された遊動輪を有する可
    動台車と、同可動台車に吊持され走行方向に揺動自在に
    懸吊されたブランコ本体と、上記可動台車の一方向進行
    時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容する一方向クラッ
    チとを備えてなる人力走行式ブランコ装置において、そ
    の可動台車の両側立上がり部材に軸を介して枢支され上
    記レールに当接転動するローラを具え、上記可動台車の
    過大な横方向移動及び竪方向移動を規制するようにした
    ことを特徴とする人力走行式ブランコ装置。
  7. 【請求項7】 適宜間隔で地上に立設された複数の支持
    柱により適宜高さに架設されたレールと、前記レールに
    沿って移動する転動自在に軸支された遊動輪を有する可
    動台車と、同可動台車に吊持され走行方向に揺動自在に
    懸吊されたブランコ本体と、上記可動台車の一方向進行
    時にのみ同遊動輪の自由な回動を許容する一方向クラッ
    チとを備えてなる人力走行式ブランコ装置において、そ
    のレールに沿ってその全長にわたって突設されたガイド
    レールと、その可動台車の両側立上り部材に突設され上
    記ガイドレールを囲繞するガイドレール受けとを具え、
    上記可動台車の過大な横方向移動,竪方向移動に際し
    て、上記各ガイドレール受けとこれに囲繞された各ガイ
    ドレールとの当接により上記可動台車の過大な横方向移
    動,竪方向移動を規制するようにしたことを特徴とする
    人力走行式ブランコ装置。
JP33584595A 1994-12-06 1995-11-30 人力走行式ブランコ装置 Withdrawn JPH08224378A (ja)

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JP33002694 1994-12-06
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