JPH08224121A - 粘性化粧品用アプリケーター - Google Patents

粘性化粧品用アプリケーター

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JPH08224121A
JPH08224121A JP8002205A JP220596A JPH08224121A JP H08224121 A JPH08224121 A JP H08224121A JP 8002205 A JP8002205 A JP 8002205A JP 220596 A JP220596 A JP 220596A JP H08224121 A JPH08224121 A JP H08224121A
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cosmetics
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーター本体に装着されたアプリケー
ター部材やその周囲に付着した残存化粧品の濃化または
硬化を有効に防止し得る粘性化粧品用アプリケーターを
提供する。 【解決手段】 (i)アプリケーター本体の後部(1)の化
粧品の前部(2)内へ流入がストッパーによって防止さ
れ、(ii)後部(1)と前部(2)が隔壁(17)を介して連結
され、(iii)隔壁(17)が空間(18)内への化粧品の流
入を防止するが、溶剤の空間(18)内への流入を可能と
し、(iv)該溶剤がアプリケーター部材(7)上等に存在す
る残存化粧品の濃化または硬化を防止することを特徴と
する粘性化粧品用アプリケーター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粘性化粧品、特
にマニキュア液のアプリケーターに関する。
【0002】
【従来の技術】粘性化粧品、特にマニキュア液はブラシ
を用いて塗布するのが一般的である。この腫の化粧品用
アプリケーターは通常は、化粧品を収容する容器および
ブラシもしくは他のアプリケーター部材(applicator el
ement)を有するキャップから成っており、該ブラシ等は
アプリケーターの閉鎖状態では該容器内へ貫通して該容
器内の化粧品と接触し、これによって、先の塗布後にブ
ラシに残存する化粧品の濃厚化が防止される。この種の
化粧品は一般的には着色化合物もしくは無色化合物と異
種溶剤、特に水性溶剤を含有しており、該溶剤の蒸発に
よって化粧品は乾燥硬化する。このタイプのアプリケー
ターは極めて簡便なものであるが、次の様な欠点があ
る。即ち、キャップを開くときに容器が倒れて化粧品が
流出し、ユーザーの衣類やその近辺の物を汚損するとい
う無視できない危険性がある。
【0003】このような欠点を改良するために、万年筆
型のアプリケーターが既に提案されている。この種のア
プリケーターは、化粧用組成物を収容する容器を形成す
るアプリケーター本体、該本体に装着されたアプリケー
ター部材(例えば、ブラシ)および該本体を密封するため
のキャップから構成される。この種の他のタイプのアプ
リケーターは、キャップがアプリケーター本体から分離
した位置(離脱位置)とアプリケーター部材がアプリケー
ター本体内に完全に収容された位置(装着位置)との間を
一般的には重力によって移動し得るアプリケーター部材
を具有しており、該キャップはアプリケーター本体を密
封して化粧品の漏出を防止する。
【0004】この第二のタイプのアプリケーターは化粧
品の使用を容易にするが、次の様な難点がある。即ち、
キャップを閉めると、アプリケーター部材は、既に乾燥
し始めた無視できない量の化粧品を含んだ状態でアプリ
ケーター本体内部へ収容され、キャップがアプリケータ
ー本体に装着されている間は、アプリケーター部材の周
囲の閉鎖空間内への溶剤の蒸発に起因して該部材に含ま
れた化粧品の乾燥はさらに進行する。このため、アプリ
ケーター部材または該部材を包囲するアプリケーター本
体の一部に固化もしくは増粘化した化粧品が付着し、該
付着化粧品の使用は増々困難となり、その一部は無駄と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、アプリケ
ーター部材が化粧品を収容するアプリケーター本体に装
着されたタイプのアプリケーターであって、アプリケー
ター部材やその周囲への固化または少なくとも増粘化し
た化粧品の付着を防止するアプリケーターを提供するた
めになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は簡単な構造を有し、効果的で低コストの下記の手段
を用いることによって解決された。即ち本発明は、アプ
リケーター部材を備えたアプリケーター本体およびキャ
ップを有し、該アプリケーター本体が化粧品用容器を構
成し、該アプリケーター部材が、該部材が該本体内に完
全に収容される閉鎖位置と該部材が該本体の外部へ突出
する開放位置との間を移動可能であり、該部材が該本体
内部に存在するときに該キャップによって閉鎖されるタ
イプのマニキュア液等の粘性化粧品用アプリケーターに
おいて、(i)容器を構成してアプリケーター部材を有す
るアプリケーター本体の後部内に含まれる化粧品が、キ
ャップによって密閉されるアプリケーター本体の前部内
へ流入するのが該化粧品の粘性のためにストッパーによ
って防止され、(ii)化粧品を保有してアプリケーター部
材を有するアプリケーター本体の後部が、キャップによ
って密閉されるアプリケーター本体の前部と隔壁を介し
て連結され、(iii)該隔壁が、該閉鎖位置において、ア
プリケーター部材を包囲する空間内への化粧品の流入を
防止するが、該化粧品の溶剤の該空間内への流入を可能
とし、(iv)該溶剤がアプリケーター部材上および/また
は該部材のロッド上および/または該空間の壁部上に存
在する化粧品の硬化または増粘化を防止することを特徴
とする粘性化粧品用アプリケーターに関する。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、アプリケ
ーター部材を収容する空間内への溶剤の浸透を可能にす
る隔壁は一般的には、例えば、焼結(sintering)によっ
て得られる多孔性材料製管状体であり、該隔壁の一部は
アプリケーター部材と共に、化粧品を保有するアプリケ
ーター本体の一部および閉鎖時にアプリケーター部材を
収容する該本体の一部との間にストッパーを形成する。
【0008】その結果、この多孔性隔壁の一方の面は、
アプリケーター本体内部に存在する化粧品または化粧品
の溶剤と接触し、該溶剤は多孔性隔壁を浸透し、アプリ
ケーター部材を包囲するアプリケーター本体の一部に達
する。アプリケーター内に化粧品を満たしたとき、化粧
品の溶剤が多孔性隔壁に含浸されるようにしてもよい。
【0009】別の態様においては、多孔性隔壁の代わり
に、アプリケーター部材を包囲する一般的には円筒状ま
たは円錐台状の隔壁であって、毛細管作用によって化粧
品は通過させないが溶剤を通過させる非常に小さな幅の
スロットまたは非常に小さな直径の孔を有する隔壁を用
いてもよい。この態様の場合、スロットを有する隔壁の
外側の空間は化粧品を保有するアプリケーター本体の一
部に連通する。
【0010】本発明の他の好ましい態様によれば、アプ
リケーター部材の後部に収容される化粧品が、アプリケ
ーター部材を包囲するアプリケーター本体の前部へ流入
するのを防止するストッパーは、アプリケーター部材の
基底部に位置する肉厚部によって形成される。該ストッ
パーは前記の多孔性隔壁または毛細管隔壁との共同作用
によって粘性化粧品がアプリケーター本体の化粧品保有
部からアプリケーター本体のアプリケーター部材包囲部
へ流入するのを防止する。
【0011】本発明のさらに別の好ましい態様によれ
ば、スライド(slide)を形成する凹部を有するロッド(ro
d)によってアプリケーター部材は後方へ伸長される。ア
プリケーターが開放されてアプリケーター部材がその使
用位置まで移動したときに、所定量の化粧品は該凹部を
通ってアプリケーター本体前部の空間内へ輸送され、ア
プリケーター部材に含浸される。
【0012】本発明のさらにまた別の態様によれば、ア
プリケーター部材を保持するロッドは中空である。該中
空ロッドの外部壁は多孔性隔壁表面の一部と共働して化
粧品を保有するアプリケーター本体の一部からアプリケ
ーター部材を収容する空間内への化粧品の流入を防止す
る。一方、調整された量の化粧品は該中空ロッドの内側
を通ってアプリケーター部材に含浸される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の3つの実施例を添付図に基づ
いて説明するが、これらの実施例は本発明を例示的に説
明するものであって、本発明を限定するものではない。
【0014】図1は、本発明の第一態様によるアプリケ
ーターの不使用時の縦断面図である。図2は、図1のア
プリケーターのキャップを取り外した使用時の縦断面図
である。図3は、本発明の第二態様によるアプリケータ
ーの不使用時の縦断面図である。図4は、図1のIV−
IV線に沿った断面図である。図5は、図3のV−V線
に沿った断面図である。図6は、本発明による第三態様
によるアプリケーターの不使用時の断面図である。
【0015】以下の説明において、キャップで封止され
たアプリケーターの端部をアプリケーターの「前部」と
し、他端部を「後部」とする。添付図は水平状態のアプリ
ケーターを示すものであり、使用時には、アプリケータ
ーはいずれの状態にもすることができる。アプリケータ
ー内に収容される化粧品の状態はアプリケーターの状態
と使用前の振盪によって実質的に左右されるので、化粧
品は図示しない。
【0016】図1および図2は本発明によるアプリケー
ターの第一態様を示す。これらの図に示すアプリケータ
ー本体は、化粧品の容器を構成する後部(1)および開口
部を有する前部(2)から成る。化粧品は、アプリケータ
ー本体の後部(1)の内部の空間(3)内に収容される。空
間(3)内には既知のように金属球(4)が入っており、該
金属球はアジテーターとして化粧品を必要に応じて均一
化する。キャップ(5)はねじ山(6)を介してアプリケー
ター本体の前部(2)と嵌合し、後者の開口部を閉鎖す
る。
【0017】アプリケーター部材は、以下に説明するよ
うな作用をするフェルール(8)を基底部に有するブラシ
(7)から成る。ブラシ(7)はロッド(9)によって支持さ
れ、該ロッドは、他端に平衡錘(11)を有する十字形ス
ライド(10)に連結される。他の態様においては、スラ
イドは別の形態、例えば、正方形、長方形または円筒形
を有していてもよい。十字形スライド(10)は、シンブ
ル(thimble)(12)に配設された整合形態を有する開口
部内を摺動する。該シンブルはその基底部(13)におい
てアプリケーター本体の後部(1)と、例えば、接着剤等
によって接合される。シンブル(12)の壁部に配設され
た開口部(14)は、空間(3)とシンブル(12)の内部空
間(15)との間の化粧品の自由な流通を可能にする。ア
プリケーター本体の後部(1)と前部(2)はこれらの接触
面(16)において、例えば、接着剤によって液密状態で
一体的に連結される。
【0018】本発明によれば、多孔性隔壁(17)がアプ
リケーター本体の前部(2)の内部に配設される。該隔壁
はその前面において、ブラシ(7)の前部が位置する空間
(18)を限定する。この多孔性隔壁は、例えば、焼結も
しくは繊維の集塊または発泡体から形成させることがで
きる。空間(18)とシンブル(12)の空間(15)との間
において、多孔性隔壁(17)は、ブラシ(7)の基底部に
配設されたフェルール(8)の直径よりも大きな内径(1
9)を有する。フェルール(8)と多孔性隔壁の内径(1
9)の相対的な大きさはアプリケーターの次の様な機能
が発揮されるように選択される。即ち、化粧品の粘性に
もかかわらず、アプリケーターがその閉鎖位置と解放位
置との間を自由に移動すると共に、化粧品が、アプリケ
ーターが閉鎖位置にあるときに、空間(3)と(15)から
空間(18)内へ実質上流入しないような化粧品に対する
ストッパーが形成されるように選択される。
【0019】図4は、十字状スライド(10)を示す。該
スライドは、シンブル(12)の基底部に形成されて該ス
ライドと適合する形態を有する開口部内を摺動する。図
4はまた、シンブル(12)の円筒状部内の広い開口部
(14)が、化粧品を空間(3)からシンブル(12)内部の
空間(15)内へ自由に流入させることも示す。
【0020】前述のアプリケーターの種々の構成部材を
図2に示すが、この場合は、キャップ(5)が取り外さ
れ、ブラシ(7)によって構成されるアプリケーター部材
は伸長される。この移動は既知の方法によりアプリケー
ターを軸方向に振盪させることによっておこなわれる。
この場合、ブラシ(7)は、該ブラシに連結された平衡錘
(11)の慣性によつて離脱状態または装着状態になる。
図1の場合は、アプリケーターは不使用状態にあり、化
粧品はアプリケーターの後部(1)の内部、即ち、空間
(3)と(15)内に存在する。キャップを取り外し、アプ
リケーターがすみやかに右側へ移動すると、ブラシ(7)
は、図2に示すように、平衡錘(11)の慣性によりアプ
リケーター本体の前部(2)に存在する。
【0021】この移動により、ブラシの基底部に配設さ
れたフェルール(8)の直径および十字形スライド(10)
の直径よりも実質上小さな直径を有するロッド(9)を包
囲する化粧品は空間(18)内へ流入し、該空間から所定
量の化粧品が塗布に供される。アプリケーターが左側へ
すみやかに移動すると、平衡錘(11)の慣性によってブ
ラシ(7)は図1に示す位置へ移動し、上記のようにして
空間(18)内へ流入した化粧品と接触する。十字形スラ
イド(10)の前部端に配設されたストップ(10a)は、
アプリケーター部材の後方への移動を制限する。アプリ
ケーターが右側へ再びすみやかに移動すると、化粧品が
含浸されたブラシ(7)が押出され、該含浸化粧品はユー
ザーによって塗布される。必要に応じた所定量の化粧品
をブラシに含浸させることが可能である。
【0022】本発明の一つの態様によれば、空間(18)
の境界は、後部が空間(15)と境を接して化粧品と接触
する多孔性隔壁(17)によって制限される。化粧品の塗
布が終了した後は、ブラシ(7)を空間(18)内へ収納
し、キャップ(5)を用いてアプリケーターを閉鎖する。
前述のように、塗布時に化粧品中に含まれる溶剤が蒸発
するために粘度が増加した化粧品がブラシ(7)にある程
度含まれる。しかしながら、本発明によれば、隔壁(1
7)が溶剤を透過させるので、空間(3)と(15)内に存
在する化粧品中により多く含有される溶剤は隔壁(17)
を通って拡散して空間(18)内に達し、ブラシ(7)に含
まれる化粧品を溶解する。この溶解作用により、ブラシ
(7)もしくは空間(18)内に残存する化粧品の硬化は防
止される。これは、該残存化粧品に含まれる溶剤が空間
(3)と(15)内に存在する化粧品の場合と同じ状態にな
るからである。空間(18)内においては、化粧品と溶剤
が再び平衡状態に達するので、ブラシ(7)や空間(18)
の壁部上への増粘もしくは固化した化粧品の蓄積は防止
される。本発明によれば、ブラシ(7)の基底部に、多孔
性材料製のフェルール(8)を配設するのが好ましい。該
フェルールは、隔壁(17)のように、空間(3)と(15)
内の化粧品からの溶剤を透過させるので、ブラシ(7)と
空間(18)への溶剤の移動が促進される。
【0023】図3に示す態様においては、多孔性隔壁
(17)は、2つの壁部(21a)と(21b)から成る部材
(20)によって置き換えられる。これらの壁部は環状空
間(21)を形成し、該環状空間は前述の空間(15)と
(3)と連通する。内側の壁部(21b)には細長いスロッ
ト(22)が設けられ、該スロットは毛管作用によって化
粧品自体の通過は防止するが、化粧品に含まれる溶剤を
通過させる。部材(20)は多孔性隔壁(17)と同じ機能
を有する。即ち、残存化粧品の濃化を防止すべき空間
(18)内への空間(15)と(3)からの溶剤の流入を可能
とするが、空間(3)と(15)内に存在する化粧品の空間
(18)内への流入は防止する。
【0024】図5は図3のV−V線に沿った断面図であ
る。この断面図はキャップ(5)、アプリケーターの前部
(2)、環状空間(21)を形成する壁部(21a)と(21
b)、および壁部(21b)に設けられて溶剤は通過させ
るが化粧品自体は通過させない細長いスロット(22)を
示す。
【0025】図6に示す第三の態様によれば、アプリケ
ーター部材は中空ロッド(9a)によって支持されたブラ
シ(7)から成る。該ロッドの内部通路(9b)は拡大部
(23)を介してアプリケーター本体(1)の空間(3)とブ
ラシ(7)の間にリンクを提供する。該拡大部は環状リッ
プ(24)を有しており、該リップに対してはスプリング
(26)によってボール(25)は押圧されてバルブが形成
される。この場合、キャップ(5)を取り外し、アプリケ
ーターの可撓性本体(1)を押圧することによりブラシ
(7)を伸長させ、ボール(25)を押し戻すことによっ
て、ロッド(9)の内部通路(9b)内に流入する化粧品を
ブラシ(7)へ供給することができる。この一つの変形態
様として、アプリケーター本体の空間(3)を相互に可動
性の2つの部材から形成させてもよい。リング状平衡錘
(11a)は慣性によりブラシ(7)を引っ込めるか、また
は押出す。図6に示すように、ロッド(9a)の外部表面
は多孔性隔壁(17)の表面(19)と共働して、空間(3)
と(15)から空間(18)内への化粧品の流入を防止す
る。空間(15)と(3)から空間(18)への溶剤の移動
は、溶剤が液体状態または気体状態を維持して移動する
ことを意味しない。しかしながら、化粧品を比較的速や
かに乾燥させる溶剤の揮発性の観点からは、溶剤は一般
的には蒸気状態で隔壁を透過させることによって、アプ
リケーター本体内部の全空間内の溶剤の蒸気圧を平衡に
させる。
【0026】前記の諸態様は本発明を限定するものでは
なく、これらの態様には、次の実質的な特徴を有する本
発明の技術的思想を逸脱することなく、いずれかの望ま
しい変更を加えてもよい:閉鎖位置にあるアプリケータ
ー部材を収容する空間と化粧品を保有する空間を連絡さ
せ、アプリケーター部材を収容する空間から化粧品は流
出しないが、化粧品の溶剤は化粧品を保有するアプリケ
ーターの一部からアプリケーター部材を収容する部分へ
移動させることによって、アプリケーター部材上に存在
するかもしくは該部材を包囲する化粧品の濃化もしくは
硬化を防止する。特に、アプリケーター部材はブラシ以
外の他のいずれかの形態、例えば、毛管作用によって化
粧品を保有し得る微細な細長溝を有する部材もしくは多
孔性部材であってもよい。この種のアプリケーター部材
は、例えば、発泡材から製造してもよく、あるいはプラ
スチック焼結物もしくはプラスチック屑から製造しても
よい。
【0027】また、アプリケーター本体の後部に保有さ
れる化粧品のアプリケーター部材が収容された前方空間
への流入を防止する閉鎖位置にあるストッパーも別の態
様にしてもよい。さらに、本発明が化粧品以外の製品で
あって、同じような粘性と溶剤特性を有する製品にも適
用できることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、アプリケーター本体に
装着されたアプリケーター部材およびその周囲に付着し
た残存化粧品の濃化もしくは硬化を有効に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一態様によるアプリケーターの不
使用時の縦断面図である。
【図2】 図1のアプリケーターのキャップを取り外し
た使用時の縦断面図である。
【図3】 本発明の第二態様によるアプリケーターの不
使用時の縦断面図である。
【図4】 図1のIV−IV線にに沿った断面図であ
る。
【図5】 図3のV−V線に沿った断面図である。
【図6】 本発明による第三態様によるアプリケーター
の不使用時の縦断面図である。
【符号の説明】
1 アプリケーター本体の後部 2 アプリケーター本体の前部 4 金属球 5 キャップ 6 ねじ山 7 ブラシ 8 フェルール 9 ロッド 9a 中空ロッド 10 十字形スライド 10a ストップ 11 平衡錘 11a リング状平衡錘 12 シンブル 17 多孔性隔壁 22 スロット 24 リップ 25 ボール 26 スプリング

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーター部材を備えたアプリケー
    ター本体およびキャップを有し、該アプリケーター本体
    が化粧品用容器を構成し、該アプリケーター部材が、該
    部材が該本体内に完全に収容される閉鎖位置と該部材が
    該本体の外部へ突出する開放位置との間を移動可能であ
    り、該部材が該本体内部に存在するときに該キャップに
    よって閉鎖されるタイプのマニキュア液等の粘性化粧品
    用アプリケーターにおいて、 (i)容器(3)を構成してアプリケーター部材(7)を有す
    るアプリケーター本体の後部(1)内に含まれる化粧品
    が、キャップ(5)によって密閉されるアプリケーター本
    体の前部(2)内へ流入するのが該化粧品の粘性のために
    ストッパーによって防止され、 (ii)化粧品を保有してアプリケーター部材(7)を有する
    アプリケーター本体の後部(1)が、キャップ(5)によっ
    て密閉されるアプリケーター本体の前部(2)と隔壁(1
    7)を介して連結され、 (iii)該隔壁(17)が、該閉鎖位置において、アプリケ
    ーター部材(7)を包囲する空間(18)内への化粧品の流
    入を防止するが、該化粧品の溶剤の空間(18)内への流
    入を可能とし、 (iv)該溶剤がアプリケーター部材(7)上および/または
    該部材のロッド上および/または該空間(18)の壁部上
    に存在する化粧品の硬化または増粘化を防止することを
    特徴とする粘性化粧品用アプリケーター。
  2. 【請求項2】 隔壁(17)が、装着位置のアプリケータ
    ー部材(7)の周囲に配設される請求項1記載のアプリケ
    ーター。
  3. 【請求項3】 隔壁(17)の後部が、アプリケーター部
    材(7)と一体化したフェルール(8)と共に、化粧品を保
    有するアプリケーター本体の後部(1)および閉鎖位置に
    おいてアプリケーター部材(7)を収容する該本体の前部
    (2)との間にストッパーを形成する請求項2記載のアプ
    リケーター。
  4. 【請求項4】 隔壁(17)の後部が、アプリケーター部
    材(7)と一体化したロッド(9a)の表面と共に、化粧品
    を保有するアプリケーターの後部(1)および閉鎖位置に
    おいてアプリケーター部材(7)を収容する該本体の前部
    (2)との間にストッパーを形成する請求項2記載のアプ
    リケーター。
  5. 【請求項5】 隔壁(17)が、例えば、焼結または繊維
    の集塊によって得られる多孔性隔壁である請求項1から
    4いずれかに記載のアプリケーター。
  6. 【請求項6】 隔壁(17)が、非常に小さな幅の毛細ス
    ロット(22)または非常に小さな直径の孔を有する固体
    状隔壁(21b)から成る請求項1から4いずれかに記載
    のアプリケーター。
  7. 【請求項7】 アプリケーター部材(7)が、スライドを
    形成する凹部を有するロッド(15)によって伸長され、
    アプリケーターが開放されてアプリケーター部材(7)が
    その使用位置まで移動したときに、アプリケーター開口
    部に近接する空間(18)内へ所定量の化粧品が輸送され
    てアプリケーター部材(7)に含浸される請求項1から6
    いずれかに記載のアプリケーター。
  8. 【請求項8】 アプリケーター部材が中空ロッド(9
    a)によって保持され、該中空ロッドがバルブ(24、2
    5、26)を介して、アプリケーター本体の体積(3)を
    例えば該本体の変形により減少させることによって化粧
    品をアプリケーター部材(7)へ供給する請求項1から6
    いずれかに記載のアプリケーター。
  9. 【請求項9】 アプリケーター部材(7)の基底部に配設
    されたフェルール(8)が多孔性材料製である請求項3、
    5、6または7記載のアプリケーター。
  10. 【請求項10】 アプリケーター部材がブラシ(7)であ
    る請求項1から9いずれかに記載のアプリケーター。
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